夜、また精巣が限界近くまできてしまった。
精巣の苦しさも酷くて、量を出してもらう作業的な搾精をお願いした。
タオルを猿轡のようにして口に巻き、声を殺しながら直接吸引もして貰った。
手や口では精巣の疼きが治らなかったので無理を押して頼んだ。頼んだというよりは縋りついた。
「はっ、はっ、はっ…もう、無理…。はぁ、はぁ、ごめんね…」
「むぐ…ぷはっ…。はぁ、はぁ、はぁ、ふぐっ…ふぅ〜、は〜‥」
痙攣は治まっているけど、腰が震え続けてて動けそうにない。
クリス姐は昼に1回、夜2回、直接吸ってくれた。手と口でも数回。
2回目はもう元気が無かったのに、僕がチンポを求めて暴走してクリス姐を無理やり勃たせた。
手コキしながらお尻の穴を吸ったり舐めまわしたり、指も入れていた。
本当に申し訳ない。
それでもまだ精巣が疼いている。疼くというか締め付けられる。
また興奮すると良くないのでお互いパジャマを着る。
「こんなに多い事は、前にもあったの?」
「一度ありました」
「うちに来てからは初めてなのよね?」
「はい。明日定期検査に行って、先生に聞いてみます」
「本当に一人で大丈夫?休めるのよ?」
「大丈夫ですよ。司紗さん達もいますから」
笑顔でそう応えてもクリス姐の表情は晴れない。
心配そうな顔でずっと僕の頬を撫で続ける。
「二人とは搾精だけじゃなくて、子作りをしているの?」
「…何で?」
「分かるわよ。母親なんだから」
通常の搾精を一度ずつしてもらった事。月に一度の休日に人工授精を受けに行く代わりに、自分が精子提供したいと申し出たことも素直に白状した。
陽毬さんとの子作りセックスはまだで、今週末辺りにしてあげる予定だ。
「道理で…。司紗さんは特に変わったわね」
「そうですか?」
「ええ、良い方向にね。だから続けても構わないわよ」
僕には違いがわからない。
「でもね、誰にでも優しくしちゃ駄目よ?それだけは本当に気をつけて。良い人ばかりじゃ無いの」
「はい」
クリス姐は暫く僕を見つめて口元を撫でた後、ポロリと涙を溢して慌てて拭った。
搾精中もずっと辛そうだった。
きっと無理やり犯しているような気持ちにさせてしまった。
「…嫌な事させてごめんなさい」
「ぐずっ…よく頑張ったわね。ぐずん」
抱き合いながら、クリス姐とアリス姉には、今後何があっても直接吸引はさせないと心に誓った。
翌日病院に連絡したものの、九条先生が不在で検査は明日の火曜日になった。
御堂さんに体の状態を伝えると、午前9時から午後16時までの長丁場に設定された。
明日朝の搾精はなしで、病院でしてもらう。
合間では
それを聞いたアリス姉が、自分の最終カウンセリングも火曜日にすると言い予約を入れてから、病院には一緒に行くことになってしまった。もう試験がないので学校は休んでも問題ない。
栗華さんと揉めないように立ち回らないと…。
今日直ぐに行けない事に不安は感じたけど、明日はお世話になった三人とも日勤らしい。
皆んなに会えるのが楽しみだ。特に栗華さんにはまたお話して欲しい。
この世界で目覚めた日から、あの狭い個室でずっと側にいてくれた人。
彼女が居なくなった寂しさは消えない。家族がいるとはいえ、今でも寂しい。
留守番している間は精子の生産が少し落ち着いた。
護衛の二人に搾精を頼むかはギリギリまで悩んでいたけど、アリス姉の帰宅までは何とか乗り切った。
だけど、そこから僕の体はまた一気におかしくなり、夜まで持てずにお風呂場で手でしてもらった。
寝る前の搾精も手と口で。排卵が来ていないのでまだセックスは出来ない。
何故か口や指だとイキにくくなっていて、時間が倍以上かかった。
処理できたのは7割位の感覚だったけど、アリス姉に悪いし、連日指で触られ過ぎて僕もマンコが痛くなってしまって終わりにした。
翌日の朝。
昨夜の搾精からまだ半日も経っていないのに、溢れる寸前になっていた。
昨日よりも酷い。かなり苦しいけど、検査があるので朝の搾精は出来ない。
「…にーに、大丈夫?」
「…大丈夫だよ。…ごめんね、髪…セット出来なくて」
「そんなの良いの」
泣きそうな顔しないでよ。みぃには笑ってて欲しい。
「我々もそろそろ出ます」
「本当によろしくね?」
「お任せください」
「…大丈夫だから、みぃちゃんと…クリス姐を見送らないと、行けないよ?」
そんなに酷い顔をしているのか、全員僕を心配そうに見ている。頑張って普段の笑顔を作っているつもりではいるのに。
二人を見送って、僕らも直ぐに護衛車に乗り込む。
「…アリス姉は、前でお願い」
「う、うん」
運転は陽毬さんで、司紗さんと後ろに乗り込んで病院に向かった。
「ふっ…ぐっ…」
車の振動が膣に響く度、体に快感が駆け抜ける。
恐らく漏れてしまうと思い、トイレでタンポンを詰めてみたのが余計に悪かった。
慣れない刺激も重なって膣内を快感が襲い続ける。
「大丈夫ですか?」
「あぁっ…さ、触らないで…い、今、敏感で…」
「す、すみません…」
背中をさすられて少し射精してしまった。
「ふっ…、んん…、くぅ…、ぁん…」
車内は終始無言で、僕の喘ぎ声だけが響き続ける。
まだ寒い時期なのに窓を開けてくれたけど、それでも気休めにもならない。
地獄のような車移動が終わり、ようやく帝都医療大に辿り着いた。
久しぶりの病院なのに、感慨に耽る余裕は全くなかった。
ここからが、また地獄のように遠い。
目が回ったように視界が歪むし、腰が震えて一人でまともに歩けない。
一歩踏み出すたびに股擦れで快感が走る。診察室が何キロも先に思える。
もう精液漏れは諦めて、司紗さんの肩を借りて引き摺られるように診察室に向かう。
甘イキを何十分も繰り返して気が狂いそう。
「久しぶりね光琉君」
「…ぐずっ…先生」
「もう溢れてしまったのね?いつから?」
「…エッチして、ひっく…九条先生。…ぐず…助けて」
「御堂さん、奥の処置室に運んで直ぐに吸引を始めて。ASE-03から順番に、5ml毎よ」
「はい」
「っ、や、やだ、なんで、九条先生エッチして、ぐす…お願いです」
「天内様。行きますよ」
「あんっ…、い、イグ…ぅぅ…ぐすん…」
「ちゃんと捕まって下さい」
「…んんっ…やだ、ぐずっ、お願い、おチンチン入れて、ひっく、エッチして、ひっくひっく、何でもするから」
「直ぐに楽になるから、頑張るのよ」
「本当に、本当に嫌なの!御堂さん、エッチして!ぐずっ、好きにして良いから!ぐずっ…助けて…お願い」
「っ、駄目です。ほら行きますよ」
「~〜っ、私が…」
「近づかないで、下がって下さい」
「アリスさん、駄目です」
「やだ…やめてよ…。ふっ…イグ…。…っ、栗華さん、栗華さんはどこですか!?助けて!ぐずっ、栗華さん助けて!」
「水無月さんは今日は休みよ」
「…な、なんで?…ぐずん…なんでぇ、ひっく…昨日、ぐずっ、お願いしたのに…ぐずっ…何で…そんなの酷い…ひっく」
「光琉…」
ガラララ
カシャン
「光琉君のお姉さん。アリスさんよね?」
「………」
「お話聞かせて下さい。護衛の方も一緒にお願いします。どちらか一名は光琉君の側について、現場ではどう対処するか考えて下さい」
「司紗、ひかるんに付いてあげて。私はきっと無理」
「わかった」
──────
「そうですか。……排卵期。
オーバーフロー、今回のように精液が溢れた事はありますか?」
「ない。ちゃんと毎日朝も夜もしてあげてる」
「ご自宅に移ってから、直接吸引はどの位しましたか?」
「一昨日ママがしたのが初めて。昼と、夜もしてた」
「それまで一度も? 定期的な直接吸引をお願いしたはずですが。…光琉君から直接吸引を求められた事は無かったんですか?」
「セックスし始めてからは何度も」
「…応えてあげなかったのは、何故かしら?」
「しなくても射精出来るから大丈夫。あんなのレイプと変わらない」
「…そう」
「感情面も確認させて頂戴ね。光琉君は貴方を好きだと言ってるのよね?」
「ええ」
「好きだと言うようになったのはいつから?」
「初めから」
「具体的には?」
「二度目の面会の時」
「…二度目までは私も居たけど、その時は言って無かったわよね?」
「口に出してないだけ」
「…初めて口にしたのはいつ?日常生活の中で」
「葵衣ママと面会した日」
「行為中に、遠慮なく声を出すようになったのはいつからですか?」
「初めから」
「行為中に、何をして欲しいか言うようになったのはいつからですか?」
「初めから」
「…光琉君が、家族で最も心を開いているのは誰で「私」」
「お姉さん。客観的な回答をお願いします」
「全部客観的な事実。そんな事よりも光琉の治し方を教えて。搾精器があるんでしょ?それを貸して」
「全て治療に必要な質問です。真剣に答えて頂戴」
「〜っ、真剣に答えてる!栗華って看護師は何で居ないの!?」
「プライベートな事情は言えません」
「〜っ、貴方も、光琉を何度も抱いたの!?」
「…いいえ」
「一度は抱いたのね!!」
「ええ」
「直接吸引もしたの!?」
「ええ」
「~~~っ、もういい!!!光琉は別の病院で診てもらう!」
「ハァ〜。冷静になりなよ」
「あんたは関係ないでしょ!」
「お姉さんさぁ、いや、もうアリスでいっか」
「馴れ馴れしくしないで!」
「ひかるんは助けてって言ってたでしょ」
「だから私が「無理」」
「さっきだって何も出来なかったでしょ。見てるだけ。私も助けてあげられない。
向き合い方はこの先生が一番詳しいの。ひかるんが大切なら黙って従え」
「~~~っ、ギリッ…あんたに何が…」
「何も分からない。ひかるんを守る。それが私の仕事。
アリスの役割は何?この美人の先生に嫉妬すること?可愛い看護師に嫉妬すること?違うでしょ」
「…何で…あんたなんかに」
「誰も言ってくれないからでしょ。家に帰って、困ったらまたママに頼んでピーピー泣くの?」
「………」
「アリスが何をしようと、ひかるんは責めないと思うよ。多分言う通りにするだろうね。
けどね、このまま連れて帰ったら私はアリスを許さない」
「………」
「弟を助けてあげたいんでしょ?なら頭下げて教えてもらいな」
「……ぅぅ……ぐず…」
「妹より泣き虫の癖に強がって」
「……ぐず……うるざい」
「もう一人で頑張らなくても良いんだよ」
「……ぐすっ……あたま、撫でるな゛」
─────────
「今すぐ結論は出せないわね。
知っての通り15歳の極精は光琉君が初めてだから、仮説を立てながらの対策になります」
「対策って何よ」
「アリス」
「…何ですか」
「まず一般的な極精男性の傾向として、3割近い方に直接吸引への依存が見られます」
「寧ろ全員でもおかしくないような?」
「至るまでのトラウマや恐怖が勝る方々が多いのよ」
「あーそっか」
「でも光琉は…」
「そうです、恐怖の記憶が一切ありません。快楽だけが体に刻まれているから、依存性の高さは極精男性の中でも群を抜いているはずです。あの子自身、よく一ヶ月も耐えていたと見るべきね」
「………」
「次に光琉君個人に関して。排卵期の女性が側にいると、搾精を求める間隔が短くなる傾向はあったわ。ただここまで顕著なのは初めてよ」
「あの女の時は…」
「アリス」
「…水無月看護師と、御堂看護師で、違いはあったんですか」
「排卵期の水無月さんが側にいる時が、最も精液の生産速度が早かったわ」
「………」
「今回の状態に関しては、『アリスさんが排卵期だから』『直接吸引が行われていない反動』この二つの仮説を元に搾精の改善を行って下さい」
「具体的には何をさせれば?」
「搾精はローテーションにしたと言う話ですからそのままで。人による違いを良く観察して下さい。本人への聞き取りも忘れずに。できれば護衛のお二人も、排卵期にはなるべく側にいて症状が出るか確認して下さい」
「了解」
「直接吸引は週に一回から三回まで、変化を加えながら経過観察を。回数が多すぎると依存症に陥る恐れがありますから、求められるまま毎回するのは駄目です」
「…あんな事を…毎週…」
「光琉君にとって、適度な直接吸引は治療行為です」
「………出来ない」
「アリス、割り切らないと」
「…違う。…可哀想で、勃たない」
「…そっか」
「では直接吸引はお母様にお願いして下さい」
「…ママも、凄く辛そうだった…泣きそうな顔でしてた」
「そう…困ったわね。器具を凄く怖がるのよ、あの子」
「……あんたが…櫛内さんがしてあげて」
「出来ない」
「何で?あんなに搾精したがってたのに」
「無理だから」
「~っ、私だって我慢して頼んでるのに!」
「無理なものは無理」
「~~~っ、散々偉そうに言った癖に!」
「届かないの」
「………え?」
「チンポが小さいの。司紗に頼む」
「…ご、ごめん」