人間の国の廃人屋さん 作:廃人屋さん
・露骨な食糞関連の会話シーンが登場します。(実際の食糞描写は出ませんが、一般の食べ物を食糞に例える描写が出るため、不快に思われる場合があるかと思います)
・作者自身は食糞趣味はないので、今回以降はあんまり積極的または直接的には登場しないと思います。登場してもゼリーにすると思います。なので、食糞描写を期待している方には申し訳ないのですが、直接的なものは今後も登場しない予定です。
***
ロアと名乗ったダルマ女について、一先ずどれほどの商品価値があるか確かめるため、詳細な検査・試験を行うことにした。
俺は確かに猟奇的と言える趣味嗜好を持つ自覚はあるが、だからと言ってルール違反や不誠実を好むわけではない。
趣味のためにルールの穴を突くのは嫌いじゃないが、それはあくまで誰かを嗜虐するための趣味的行為に限るものであり、その行為を実行するタイミングや質については拘りたいという欲がある。
より正しく言うなら、何でもかんでも無差別に手当たり次第好き放題にするのは、かなり早い段階で飽きている。
何事にもメリハリというものは必要で、こうした一見無駄な手間でしかないことを真面目に取り組むことで、後のカタルシスをきちんと楽しめるのだ。
つまり、仮に相手がタダの商品・モノでしかない存在であるとは言え、希望をチラつかせた以上はそれを出来る限り達成できるようにしてやるというのが、俺の考え方だ。
今回の件で言えば、ダルマ女・ロアの手足…の代用品の用意についてである。
別に、ただのモノでしかない存在の手足などわざわざ用意してやる理由など、本来はない。
ソレを用意することで商品価値が投資額以上に上げられるというならやっても良いかもしれないが、基本的にこんなところまで堕ちてきたやつに手足を与えても価値が上がることはない。
なんならむしろ、マイナスまでありえる。「危険」という意味で。
はっきり言って、こんなやつに手足を用意したところで碌なことにはならないだろう。
碌なことにはならないと言うか、確実に何処かで…暗殺か正面突破かはしらないが、復讐だかを目的とした殺人事件なりを起こすだろう。
そのぐらい、コイツの反骨心と精神力は凄まじい。
そうだとしても、俺はキチンと約束を守って、目標金額を貯めることができたなら、こいつの手足の代用品を用意してやるつもりだ。
理由は単純。俺はコイツが気に入った。
ああ、ただしもちろん、俺の趣味嗜好的な意味で、だ。
コイツの忠誠心や復讐心やらに協力してやるつもりは、微塵もない。心の底から、興味がない。
ともかくだ、コイツの働き次第で、売上金の一部をマージンとしてコイツの貯金に当ててやることにした。
働き次第と言っても、手足がなく魔法も使えない(魔力を練ると、ケツから魔力ゼリーをブリュンブリュンと排泄する)コイツがどう働くのかという話になる。
…が、ソレに関しては問題ない。ここがどんな店なのかを考えれば、手足がない程度で働けない・稼げないはずがなかった。
コイツに色々と稼がせるために、まずは色々と適性を測る。そのための検査と、試験だ。
幸いというべきか、少なくとも魔力ゼリーウンチ…というよりも、排泄物や排泄行為に異常なほどの興味関心を持つ得意の客に心当たりがある。
2つ隣の領地を運営する貴族様で、ベンスキー伯爵家。その領主、および息子・娘たち3兄妹だ。
ちなみに、現在の領主であるブリューゲル・フォン・ベンスキー伯爵と、その妻であるピーデル・ベンスキー伯爵夫人は、二人揃って領民たちから素晴らしい善政を敷く人物としてとても好かれており、特に畜産および農産業に関しては帝国随一の質と量を誇る。そんな、内政的な超実力派である。
表向きは。
その息子・娘たちも同様で、それぞれが運営する領内の各都市・村落でも、凄まじい生産力や販路の拡張・整備・税制の丁寧な微調整により、そうして帝国全体までもを豊かにしてくれている一族らしい。
その3兄妹までそれぞれに領主的・政治的能力が高く、しかし少しだがお互いに得意不得意の差があり、それでも後継者争いなどする影もなく現領主を含めた家族一丸となって領地の発展と民の安寧を守るために尽くしているという。
表向きは。
帝国内の最大の商業都市は、確かにここ「ゴールモア」ではある…が、商圏規模はベンスキー伯爵の運営している商業団体の方が圧倒的にデカくて強い。
何せ、本来は取引どころではないほど不仲であるはずの敵国にすら、ベンスキー伯爵ならば流通網を持っているのである。
帝国内随一の商業都市を運営しているゴールディア伯爵だって凄まじいヒトのはずだが、ベンスキー伯爵はそこから頭ひとつかふたつは抜けて商売が強い。
ゴールディア伯爵が「帝国の財布」…一時の大金が必要になった際の助けになる存在という位置付けとするなら、ベンスキー伯爵は「帝国の血管網」…帝国という巨体を怪我や病気から常に守り続ける治癒能力の基盤だ。
広く金を流し・動かして経済を回し続けているベンスキー伯爵家の働きがあるからこそ、帝国は侵略によって奪い取った土地や国までも健全に運営できてしまっている。
それはそれとして、急な戦争に対応する必要があったときには、比較的よく頼られるのはゴールディア伯爵の方らしい。
まあ、ベンスキー伯爵を下手に頼って、帝国という巨体の血流が滞り病気になったら本末転倒だからとかの理由があるのだろうが、表面的には頼られる頻度の関係から帝国上層部からはゴールディア伯爵のほうが評価が高いらしいというのは、小耳に挟んだ噂の一つだ。
ベンスキー伯爵家とはそんな存在であるため、実のところ、我が帝国のトップにおられるマジキチ皇帝よりも人望があると言って良い。
それほどの人物・家系なのだが、なんと当のベンスキー伯爵家が強烈な現皇帝派閥の一員・シンパであり、帝位簒奪など微塵も考えていないことは間違いないとまで言われているのが、また強烈である。
そんな、この超残虐キチガイ帝国に籍を置いているのが信じられない(実際、ベンスキー伯爵家が家族ぐるみで現皇帝のシンパだと知る人物は少ないらしい)ほどの、完璧超人一族。それがベンスキー伯爵家である。
表向きは。
…いや、実際に政治的に裏がある人物たちではないのだ。
現皇帝の熱烈なシンパだという一点を除けば、政治面は極めて健全なのである。その趣味嗜好が健全かどうかは別として。
さて、最初の商談相手としては、3兄妹の次男坊…末っ子である、ハイン・ベンスキー氏を頼ってみるつもりだ。
あの人は、他の二人と違って、排泄行為に関連するならある程度何でも楽しむという、幅の広さ・懐深さがある。
ウンチかおしっこのどちらかに特化した他二人よりも、広い範囲の商品を提案しやすく、商談を進めやすい。
その反面、次男坊という立場であるために小遣いが他二人より少ないらしいことと、兄と姉のお下がり的なカタチで、高級(?)なウンチ関連やおしっこ関連の商品は楽しめる機会があるため、大きな商談にはならないという難点もある。
ま、そのくらいのデメリットは些細な問題でしか無いのだ。
そもそも、俺はこの仕事で稼ごうと考えていないからな。むしろ、最初から大きく稼いでしまっては、今後の愉しみに差し支えることすら考えられる。
つまりは、今の状況において、最初に声をかけるにはうってつけの相手というわけだ。
***
最初の検査は、実のところすでに実施済みだ。
何をしたのかと言うと、コイツが排泄する魔力ゼリーの品質検査である。
先日、とんでもない量の魔力ゼリーをブリュブリュと排泄しまくってくれているので、そこから品質検査を行うだけで良い。
検査の結果、なかなか高いグレードであることがわかった。
まあ、生まれと育ちの良さはなんとなく想像できるものがあったし、生成する魔力の量はもちろんだが、品質もなかなか良いというのは嬉しい限りだ。
魔力ゼリーの使い道は様々だが、主な需要は「魔力回復ポーションの材料」となる。
排泄された魔力ゼリーは、つまるところ魔力の塊であり、どうにかして吸収できれば保有魔力の回復が行える。
ただし、1度体外に排出された魔力を吸収するというのは、かなり難しい。そんなことが簡単にできてしまったら、攻撃魔法などはゴミ同然でしかなくなるしな。
その点で言うと、魔力ゼリーは吸収できる形に調合や調整など行うのに便利な性質を持っている。
基本的には腐らないし、半固形・半液状なので、集めておいたり混ぜたりするのも簡単だ。
さらに、ベンスキー伯爵家は排泄物の加工や取り扱いについて帝国内の他の貴族と比較すると、抜きん出た知識と技術を持つ。
恐らく、というかほぼ確実に、俺にも教えてくれていない秘密の技術により、とても価値の高い何らかの加工品にできるであろうことは容易に想像できる話である。
さて、コイツから取れる魔力ゼリーの量と質を考えれば、毎日・金タライで満杯~山盛りで3杯以上取れるのなら、出荷の手間や一時加工費などを差し引くと…、日額でおよそ9000ガルドといったところか。
もちろん、今はただの概算・皮算用の段階であり、最初に商談するハイン・ベンスキー氏がその金額で本当に買い取ってくれるかどうかは未定なのだが。
ともかく、想定通りに売れた場合には、そのうち俺の取り分が9割となるので、ダルマ女・ロアの分の稼ぎは、魔力ゼリーの生成・排出だけなら、毎日900ガルドになる計算である。
ざっくりとした価値基準になるが、ヒトが1ヶ月生活するには3000ガルドもあれば、十分どころか上々と言えるほどの金額だ。
900ガルドということは、そのおよそ3分の1の額をたった1日で稼ぐということになる。
なんなら、最近正規雇用したゴンよりも稼ぎが多いことになる。
参考に、ゴンの給金は日割りで言うなら毎日60ガルド、月給では2000ガルド弱ほどになる。
それでも、食事付きの住み込みで働けているという点もふまえれば、帝国内の最底辺職よりはまともに稼いでいる額になるはずだ。
そんなゴンの月給のほぼ半額ほどを、ただの商品でしか無いはずのコイツにたった1日分の働きとして貯金に回してやるというのは、破格も破格な条件である。
…まあ、コイツの目的を考えれば、900ガルドなんてまだまだ端金でしかないがね。
両手両足を揃えたいなら、目標金額は1000万ガルド。900ガルドなど、そのうちの1%どころではない、0.01%未満だ。
本当に毎日900ガルドずつ稼げても、1万日かかってもまだ足りない計算になる。
この世界は、およそ300日で1年という周期なので、単純に考えれば目標金額に到達するために30年以上はかかるという話だ。
さすがのコイツでも、それだけ長く魔力排泄し続けたら、どこかで枯れそうなものだけどな。
一応、ただ毎日生き続けるというだけなら、魔力ゼリーを排泄する日々を送るだけでも問題ないと考えることもできなくはないが、それはいつまでも魔力ゼリーが排泄できて、かつ魔力ゼリーの需要が絶えない場合に限る話となる。
あとは、そもそもそれだけの量を、実際に想定した金額で毎日買い取ってくれる客がつくのか?という問題もある。
一応、もっとも多く・高めに買い取ってくれるであろうベンスキー伯爵家に真っ先に商談を持ちかけるつもりではあるが、あのヒトらは趣味嗜好が尖っているだけで、基本的には政治家として真面目でとても忙しいヒトたちでもある。
つまり、交渉はしてみるが、本当に毎日900ガルド分の売却ができるかは、現時点ではあくまで想定でしかないという話なのだ。
あとは、魔王を退けてしまったがゆえに、回復魔法やポーション類の販売が少し難しくなったという話も、少し前に小耳に挟んだことがある。魔王軍の急襲に怯える必要がなくなったので、帝国民たちが必要以上にポーションのストックを買わなくなったとか、そういう要因があったりするらしい。
帝国全土どころか、国の外にまで流通網を持つベンスキー伯爵家がそのことを知らないはずもなく、強気な値引き交渉をしてくるのは容易に想像できる。
しかしまあ、値引き交渉されたとしても、ベンスキー伯爵家が一番高値をつけてくれそうだという読みは変わらんがね。
なんてったって、あの人たちにとってはポーションの材料になるかどうかより、排泄物であることの方が重要だからな…。
そういう意味では、逆にあのヒトたちに排泄物というカタチ以外で魔力ゼリーのようなものを売ろうとすると、そりゃあもう足下の底の底まで見て買い叩かれることだろうな。
あのヒトたちは、皇帝か自領の民以外には、表向き丁寧かつ親切に見えるだけで、やはり帝国人らしくやることに容赦が微塵もなくてえげつない。
逆を言えば、自領の民にはまさに仏のような人物でしかなく、それこそがベンスキー伯爵家を「自分の守るべきものを見失わない、民に優しいながらも厳格に辣腕を振るう優秀な人物」という像となって広まっている部分はあるだろう。
その証拠に…というわけではないが、ベンスキー伯爵とその子供たちそれぞれから、自分の納める街で店を構えてほしいと何度もアプローチを受けていて、そのための優遇措置をこれでもかと提示してくる。
これまでにも色々と話を聞いて、俺としては「なるほど、こりゃあ確かに」と思うくらい、ベンスキー伯爵領のどこぞで店を構えることの商売的な意味でのメリットを考えたら、もの凄く懐に優しくて生活はしやすいだろうなと思った。
…だが、俺のやりたい仕事・趣味事は、残念ながらベンスキー伯爵領ではあまり満足には行えないだろう。
いや、ベンスキー伯爵家だって、俺の店を構えてほしいというくらいだから、妨害しないどころかめちゃくちゃに優遇してくれることだけは間違いない。
しかし、残念ながらベンスキー伯爵領では、モノの仕入れが絶望的に叶わない。
ベンスキー伯爵家は確かに優秀だが、その優秀さは表向きの健全さに傾きすぎだ。
人身売買は奴隷のやり取りくらいしかできず、人間の半死体や死体の一部なんてものはまず出回ってこない。
その点で言えば、鼻薬さえ嗅がせてやればどんなあくどい商売ですら許容してくれるゴールディア伯爵領の大商業都市・ゴールモアは、俺にとっての需要をほぼ万全に叶えてくれる最高の都市だ。
まあ、一般的な商人なら、懐から出し続けなければならないお金に腹や頭を痛める街でもあるようだが、俺は資金面については全く困っていないので、そのデメリットを全く感じないので、そこも問題ない。
恐らく、というかほぼ間違いなく、今回の商談の中でも店の誘致か暖簾分けの要求が出てくるだろうが…申し訳ないが、こればっかりはベンスキー伯爵領じゃあ難しいんだよなぁ。
閑話休題。
大口の「魔力ゼリーウンチの定期販売契約書」の雛形がまとめられたので、今日のところの作業を終了とした。
作業終了の合図とばかりにペンを置き、背筋を軽くそらし・伸ばしながら、眉間を揉む。
すると、タイミングよくゴンが覚えたての淹れ方で用意してくれたのだろう、適度に冷まされた茶が提供される。
この世界にも、元の世界と同じような「茶の木」が存在していて、帝国では主に紅茶か烏龍茶と言うべきモノが市場に流通している。
俺は煎茶の方が好きなんだが、緑茶の類は流通に乗らない。…っていうか、流通の過程で発酵が進んで緑茶じゃなくなっているのだと思う。
俺が自前の茶畑でも買って・運営すれば、比較的容易に手に入りそうだとは思うが…そんな動きを見せたら、すぐにでもベンスキー伯爵家の誰かが嗅ぎつけて、土地と農家を用意して商談の話でもしてきそうだなと思い、想像の中ですら商魂逞しいその姿に、少し苦笑いが漏れ出た。
俺は、ゴンに感謝の言葉と、覚えたての割には上手く淹れることができていたことを評価し、1ガルドのチップ・小遣いを与える。
ゴンは、ソレを手渡されることに慣れない様子ながらも、頬をリンゴのように赤く染めて嬉しそうに1ガルド硬貨を両手で丁寧に受け取り、手にした輝きをまじまじと見つめている。
…この世界では、特に帝国内では、気前の悪いやつはそれだけで半分くらい悪人扱いされる。
元浮浪児だったゴンは、当然ながらチップを払う文化など知るはずがないし、それができるほどの懐の余裕があるやつが周りにいたはずもないだろうし、そんな暗黙のルールを知る機会もなかっただろう。
だから、誰も助けなかった。一方的な暴力を振るわれる立場だった。
尻尾さえ見つからなければ獣人の血が混ざっていると分かるはずがなかったコイツが、半殺しに近いほどの暴力を振るわれたのは、ただそれだけの理由でしかないのだろう。
実際、俺も相当昔の話になるが、憂さ晴らしに浮浪児のガキをボコボコにしたことがあったが、それについて嫌なモノを見るような目を向けられたりはしたものの、その行為を止めるやつはいなかった。そんな世界なのだ、ここは。
しかし、ゴンはこれからは一人のヒトとして自立できるだけの教養を身につけ、その振る舞いを自然にこなせるようにならねばならない。そうでなければ、俺が面白くない。
今は俺だけを拠り所にしている様子のコイツが、世間からヒトとして受け入れられ、俺と世間の感性や道徳の程度の違いに失望し、俺を裏切る日が来たとき…俺はそのときこそ、コイツで目一杯愉しむのだから。
ダルマ女・ロアの検査については、現在は耐久テストの真っ最中なので、およそ半日後にもう一度様子を確かめることにする。
現在行っている耐久テストは、24時間ブッ続けでマンコにチンポを出し入れし続けられるか?というものである。
耐久テスト用の魔道具と、顧客のチンポの形状にある程度似せた張型を連結して、アイツのマンコをゴシゴシと磨いてやっている最中というわけだ。
あまりの絶倫により、4割くらいの確率で相手を抱き潰して殺してしまうが、その代わりそのような凄まじい性豪であるがゆえに、自分が満足できるほどの性的娯楽のための金は出し惜しみしない…という人物を紹介できる。
そのことをダルマ女・ロアに伝えて、その客に紹介するには耐久テストをクリアしなければならないことも説明したら、歯を食いしばり血涙を流しながら「や、やって、やる…グギギ…」と言って、喜んで受け入れた。
…いや、その答えを聞くちょっと前に「もっとマシな稼ぎ方はないか?」と問われて、「お互いの腹の中にゼリーウンチを限界まで溜め込んで、その状態で二人のケツ穴を特性のパイプで繋ぎ、お互いに腹の中のゼリーウンチを全力で押し付け合うという奇っ怪なバトルを楽しむ、極めて特殊な性癖を持つ女を紹介できるかもしれないが…どうする?ちなみに、そのバトルで負けると腹を逆流してきたゼリーウンチが口と鼻と目の穴という穴から飛び出てくることになるし、そいつは今まで一度もそのバトルに負けたことがない。倍以上の体格がある男を相手にしても、完全勝利を決めた。」と提案・紹介したのだが、そっちは全力で首を横に振って拒否を示したので、それよりはマシだとでも思っただけだろうがな。
俺は別に、一度やると決めたら断らないという約束さえ守ってくれるなら、どっちだっていいんだがね。
ダルマ女・ロアが、やると決めた相手、絶倫野郎について。
そいつのチンポは、セックスのし過ぎや性病などでズタズタのボロボロになったりしては、回復魔法などで復元…完全に元通りにならなかったケースが何度もあり、それでめちゃくちゃに形状が変形してしまっている。
パールでも埋め込んだかのようなボコボコとした不気味な隆起と、ほとんど半円の円弧みたいな反り上がり方をした、もはやギャグなのではないかと思うくらいにマンコを破壊するための凶器みたいな形状をしている、極悪シャチホコチンポの持ち主である。
そんな異常な形状をしたチンポを24時間以上出し入れなんてし続けたら、そりゃあ抱かれた女の4割が死んだと聞いても全く疑問に思わない。
むしろ、自分のチンポがズタズタになっていようが、相手のマンコを引き裂いて内蔵をぐちゃぐちゃに潰しても抱き続けるようなセックス狂いに抱かれていながら、6割も生き残った奴がいるのだというこの世界のヒトたちの肉体の強度の方に恐れを感じるくらいだ。
まあ、そのおかげで、俺の趣味も元の世界以上に楽しめているから、助かっているんだがね。
なにより、元の世界では空想でしか許されていなかった行為が、こっちの世界でなら鼻薬さえ嗅がせてりゃあいくらでもやり続けられる。
いやはや、凄まじく最低で、超最高だよ、この世界は。
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「やあやあ!本当に、会えて嬉しいよ、カネダーっ! それも、君の方から呼んでくれるだなんて!!もしかして、誘致の件を考えてくれたってことでいいのかなあ!?」
「お元気そうでなによりです、ハイン様。 いえ、誘致の件については申し訳ないのですが、やはりこちらの方が色々と融通が利くものでして…ありがたいお話ではあるのですが、やはり難しいと思っていただけますと…」
「まあまあ、まあまあまあ! ほら、分店だって良いんだ!断るなんては言わずに、これからも選択肢の一つとしてしっかり握っておいてほしい、頼むよ!!」
剛毅かつ陽気な口調で、馴れ馴れしくも格上の語り口で喋るこの人物こそ、ハイン・ベンスキー氏。
ベンスキー伯爵家の末っ子で、高身長な金髪碧眼でやや童顔の超絶イケメン。
いわゆるスポーツマン的な快活さと末っ子気質の甘え上手な交渉術により、おじいちゃん・おばあちゃんやマダム層にメチャクチャ人気の、政界・商業界のアイドル的存在である。
親と兄姉の影響…英才教育的なものもあって、他人が排泄する姿に欲情するド変態でもある。
ただ、他のベンスキー家のヒトたちよりも、まだ変態度はマイルドだと言って良い。
性的な面で紳士的でもあり、俺に対してもあまりその方面で迫ってこないので、商談しやすいのもありがたい。
あの兄姉は性的な面では結構強引だし、ベンスキー伯爵本人に至っては、夫人も交えての倒錯的すぎる性行為の誘いすらしてくるからな。
安心して趣味をさらけ出せる同好の士が家族内以外にほとんどいないのはよく分かるし、俺は彼ら・彼女らのその趣味は肯定してやれるが、その行為に交ぜてほしくはない。
俺としては、相手が堕ちる姿が好みなのであって、ベンスキー伯爵夫婦の性行為のカンフル剤にされても全然嬉しくない。だから、実は結構苦手だ、あのヒトたちは。
「ああ、そうだそうだ。せっかく珍しい時期に呼ばれたからね、これを」
そう言ってハイン氏は、高級そうな包み布にくるまれた、50cm四方・高さ20cmほどの木箱を取り出し、差し出してきた。
許可を得て中身を確認すると…見た目は「緑茶の茶葉」で、香りもそうだ。
この世界で一般に生産されている茶葉は、すべて日に照らして育てるものなので、これが緑茶だとするなら、まさに煎茶の茶葉ということになるだろう。
どうやって、そもそもなぜこれを?…そんな疑問が顔にでも現れていたのか、ハイン氏は「リョクチャというのだろう?カネダの好みの品だと聞いてね」と、朗らかに答えてくれる。まだ、何も聞いていないし、求めた覚えもないぞ。
ベンスキー伯爵家の奴らは、どいつもこいつもこのレベルの読心術を当たり前のように使いこなしてくるし、どこでどうやって仕入れてきたのか、とにかく情報通で怖い。
俺は、この世界の生活に馴染んできた頃から、緑茶が飲みたいなんて言葉を口からこぼしたことはない。あるとすれば6年以上前の、まだこの世界に馴染みきれていなかった頃の情報だろう。
そんなことまで調べ上げてきたってことだ、怖すぎるぜ。
「まあまあ、そんなに怖がらなくてもいいじゃないか!この時期なら早馬を用意すれば手に入りそうだと思って、試しにこれだけ仕入れてみたんだ。 …ただ、俺の方でも試しに少しだけ淹れて飲んでみたけど、風味が全部吹き飛んで、渋みのあるお湯みたいになったぞ?これで本当に合ってるか不安だから、淹れ方を知っていると言うなら教えてくれないか?」
「…教えてもよいですが、その代わりに、商談の方は少し易しくしていただけると助かります」
「もちろん!カネダが2号店を構えることができるように、いっぱい勉強させてあげるともさ!!」
…この様子だと、すでに俺の店に厄ネタ(ダルマ女)が入っているのも知っているか、俺が新しく従業員を入れたことを察知したのは間違いないだろうな。
相変わらず平然といやらしい手を使ってくる…。
確かに勉強になるが、やられる身としては身が引き締まる思いだな…。
商売に関する話で、例えば想定外のヤバいものを仕入れたり、従業員を増やしたタイミングは、それが計画的なものではない・不意のタイミングだった場合には、その後の資金繰りが困難になるケースがある。
ハイン氏が見せた、この一見すると優しく見えて資金繰り的に助かりそうという希望…『上手く交渉できている風に見せられる弱みを、わざと作って差し出す』というやり方は、表に出していないはずの事情がすでに知られているという発想に思い至らない限り、懐柔戦術だと気づきにくい。
これが懐柔戦術だと考えれば、俺の店の内部事情を何らかの方法ですでに察知しているはずなのだ。
人懐っこく見えていても、末っ子だとしても、伯爵家の一員というのは名だけでも伊達でもないのであろう。
「うんうん、俺はカネダのそういう勉強熱心なところが気に入っていたりもするのだ!」
…もしくは、俺の顔に、俺の考えがめちゃくちゃわかりやすく出てしまっているだけなのかもしれない。むぅん…。
***
緑茶の淹れ方を、ハイン氏の付き添いで来ていた侍女に教え、せっかくなので特製の芋羊羹も人数分出してやることにする。
この世界では甘藷・サツマイモに当たる芋も存在していて、「モグラ芋」という名で流通している。
確かに、この世界には赤毛のモグラっぽい魔物が存在しており、ソイツに色や大きさが似ている芋だからモグラ芋と名付けられたのだろう。
芋羊羹は、シンプルな材料で作れて…まあまあ力作業が必要にはなるが、それでいて美味しく食べられるので、適度に作り置きしているのだ。
「おお…この食感、まるでお前の絶好調の時の健康なウンチみたいじゃないか、なあポーラ!」
「お、おやめください、坊ちゃま…///」
「やっ…やめろっ!」
やめろ!!
今度から芋羊羹を食べてるときに、ウンチを食べてる感触のことを考えるようになるだろ!!
く、クソ!!
緑茶のお礼だと思って出してやったが、こんなやつにとっておきの芋羊羹なんて出すんじゃなかった…!!
別に食糞趣味についてとやかく言うつもりはないが、今食っているモノをウンチで例えるんじゃねえ!!俺も食ってるんだぞ!?
「いやあ、カネダともそろそろ一緒に趣味を楽しめたら、俺としても嬉しいと思っているんだけどね。 ほら、姉上なんか、カネダなら婿入れさせてもいいと言っているくらいなんだよ!…って、俺からも援護してくれと姉上に言われてきたんだ、実はね。 カネダは、俺達の趣味を理解してくれているものの、実際に口に入れたいわけじゃないというタイプだろう?…姉上の幸せのことも思って、今日はちょっとだけ強引に話を振ってみたんだ、いやあ悪いね。 でも、これで姉上との約束は果たしたんだから、これ以上はもうこんな強引には話を振らないよ!…今日はね!」
ハイン氏の姉とは、ダイナ・ベンスキーという。凄まじいまでの脱糞狂いの女である。
相手の口にウンチを流し込んだり、食糞趣味をハイン氏に教え込んで同好の士にした狂人こそ、ダイナ氏だ。
ちなみに、兄はショウ・ベンスキーと言って、こちらはハイン氏に「おしっこテイスティング」という凶行を教え込んでいる。
家族揃って気が狂った趣味嗜好を持っているなと、改めて思う。
そのダイナ氏が俺を気に入っていると言うが、そんなのは以前から知っている。
きっかけは、俺が開発した「魔力ゼリーウンチ」にある。
それ自体は、もう何年も前から開発していたものなのだ。
ソレに関してダイナ氏は、魔力を練り上げることで実質的に大量脱糞できるということを凄まじく喜び、現実世界ですらニッチ過ぎてヤバい性癖となっている「アナルゼリー相撲」を、俺が教えたわけでもなく勝手に自力で開発して「アナルゼリーバトル」などと称して勝手に研鑽し続けている。そんな、凄まじくヤバい女だ。
そのダイナ氏は、以前から婚約を迫ってきていた凄まじい巨漢の男に対し、アナルゼリーバトルで勝ったら結婚すると約束して自分の趣味を押し付けつつ、圧勝した。
その勝負の場の用意と、勝負の顛末を見届ける役を任されたのは俺なのだから、そりゃあ何もかも知っているに決まっている。
そうしてダイナ氏は、相手のケツ穴からアナルゼリーが迫ってくる事による圧力・圧迫感と、それを押し返すことで生じるアナルの快感などにドハマリし…それからというもの、ダイナ氏は本気なのか冗句なのか、ともかく俺のことを気に入ってしまっているのだ。
あの日は、1秒ごとに最悪の思い出が更新される凄まじい一日だったなと、思い出したくもない記憶を振り返り、少し頭が痛くなった。
余談だが、相対した巨漢の男はその時のショックでアナルによる快楽と疑似妊娠で激しい興奮を覚える変態に覚醒し、オカマ…お嬢様?口調になってしまった。
今ではアナルゼリーバトルのライバルとなって、研鑽し合っている関係なのだそうな。意味がわからなすぎてウケる。
「さて、雑談はこのくらいでいいだろう。 では、程よく疲れた頭で、早速そのまま商談といこうではないか!なあに、俺とカネダの仲だ、それなりに手加減はして…勉強させてやるともさ! 商談とはいつでも万全の思考で望めるわけではないことを、ここで改めて思い知るのもいい勉強になるだろう!さあ、やるぞーぅ!!」
…いやあ、こちらの状態を見抜いて、わざわざ手加減するとまで言ってくれているのは、流石の優しさだと苦笑する限りだ。
これで、まだあの兄姉や伯爵より優しく・易しいのだから、やはり最初に声をかけてわざわざ呼び出してよかった。
どうせ死なないオモチャが手に入ったことを、他のベンスキー伯爵家のヒトらもすでに知っているだろうし、それなら他のヒトらは向こうから勝手に接触を取るために連絡してくるはずである。
なら、最初の商談相手位はこちらで選ばせてもらわなきゃな…。このヒトたちは、確かに良い商売相手なのだが、相手にするにはカロリーが高すぎる…。
その後、俺はゲンナリしながらも、どうにかこうにか魔力ゼリーウンチの商談をまとめ、想定よりやや安いくらいで踏みとどまれた値段で卸すことができることが決まった。
日額換算で6000ガルドの売上になる、か…。
いや、やや安いどころか、結構値切られたが、これでもまだ優しいほうだと思うべきだな。
ハイン氏が本気を出したら、3000ガルドまではいっただろうか。いや、もっと値切られたかも…うーん、俺自身に量を捌けるだけの独自の販路がないので、ウンチであるという点を除けば強気の交渉ができないのが、やはりネックだよな。
まあ、俺にとって商売の方はごっこ遊びのようなものだから、そうは言っても気楽に構えて問題ない。
いい勉強になったし、こういう勉強は嫌いじゃない…むしろ、楽しかったとすら思っているので、いつも通りハイン氏に感謝と共に別れの挨拶を告げた。
***
いやはや、今日は本当に疲れた。
今日は少し早めに寝て、明日多めに事務作業を片付けることにしよう。
今日の夕飯は、ビーフシチューだった。…うぅん…。
俺は少しだけ食べるにとどめて、残りはゴンに食わせてやった。
ゴンは目をキラキラさせながら、美味しそうにたらふく食べて、綺麗に完食してくれた。
まあ、ウンチを食べる姿がエロく見えるというのは、ギリギリわからなくもないが…。
俺自身は食いたいと微塵も思わないし、想像するだけで食欲が失せる。うむ、性欲うんぬん以前の問題なんだよなぁ…。
***
*ベンスキー伯爵家の末っ子・ハイン
・名前:ハイン・ベンスキー
・種族:人間
・性別:男
・年齢:24歳
・体型:均整の取れた高身長・金髪碧眼の超絶イケメン・やや童顔
・体質:悪食(七大悪魔ベルゼブブの加護)、魅了の魔眼・低級(相手に好印象を与えやすい。嫌われないというわけではないので、過信は禁物。)
・特徴:陽気、快活、お調子者、スカトロ趣味、アナル好き
・経験:やや豊富(アナルセックス大好きで、趣味に対して理解ある侍女に限って、それなりに「お手つき」している)
ミューズガルド帝国のアイドル貴族的存在。
老若男女から慕われており、特に高齢者やマダムに大人気。
表向きは、茶や煙草などの嗜好品類の取り扱いに強い、娯楽関連の流通王としても知られる。
とにかく楽しいことが大好きで、何でも興味を持って取り組む姿勢があり、表向きには人好きのするような人懐っこさがあるため、販路の拡大と拡張をバシバシと成功させている。
その好奇心旺盛なところが根っこにあるため、親や兄姉の趣味もガンガン吸収して、ベンスキー伯爵家の中では最も幅広い趣味を持つハイブリッドタイプのスカトロ趣味野郎となった。
カネダの店についてこさせた「ポーラ」という侍従は、他の男と結婚もしている41歳のマダムであり、ハインのセフレでもある。貴族の社交的理屈の上で、相思相愛の関係。(※夫婦仲とは別であり、そちらもキチンと夫婦仲が睦まじい。)
胸の大きさは控えめながら、どっしりとした超安産型のデカケツとゴンブトの太ももを気に入っており、事務的能力も高いので領地の外に出向くときは秘書としても連れ歩くくらい気に入っている。
カネダに対しては、姉の婿になってくれるならそれでも良いが、どちらかといえば今のまま商売人同士の友人のような関係を続けたいとも願っている。
カネダとは18歳の頃からの付き合いであり、もはや悪友をこえて、そろそろ親友と呼べる心境に近いものすら抱えている。
その心境からすると、カネダが食糞趣味に目覚めてくれたら嬉しいが強要はしたくないので、今のままでは姉と結婚しても苦しむだけだろうなぁ…という心配をしていたりもする。
ソレはソレとして、食感や色味が気に入ったので、芋羊羹を自身の定番のおやつにすることに決めた。
カネダには、「魔力ゼリーウンチと同じように、ヒトのお腹の中で芋羊羹を生成して、脱糞と同じカタチで提供できるようにしてくれないか」と頼んでみたが、本気で拒まれた。しゅん…。
でも、いつかウンと頷かせるつもりである。