女神を自称するアークプリーストと酒の勢いでヤった 作:百万一回エタった猫
前回の後書きの最後は
「…………………………………………………………ふーん」
とどっちにしようか迷いましたがハイライトが無さそうな方になりました。神様って嫉妬深いと言うしママエアロ(風魔法)
神様って一度掴んだものは死ぬまで離さないし、離すくらいならまずそもそも掴まないし、勝手に離れたらそりゃ殺すしかなくなるよね。でも握力の弱い運だけの後輩が握力の強い先輩に負けるのはしゃーない切り替えていけ。ほらコッチの運だけの主人公君とか良いんじゃない?すぐパンツ盗ってくけど。ダメ?
オリ主の言葉に伸ばし棒が多いのはアホっぽいからです。まあ嫁もアホっぽいしお似合いやな!(暴言)
二人を担いで部屋に到着した。
アクアはもはや勝手知ったると言わんばかりに冷蔵庫からシュワシュワと冷えたグラスを三つ取り出し、ウィズは健やかな笑顔で浄化されかかっていた。
「って浄化されかかっとる!!!??」
「ウィズ!?ウィズー!!?しっかりしなさい!!!??」
「な、何故でしょう。この部屋に入った瞬間、向こうの方にベルディアさんとハンスさんとシルビアさんが手を振って私を呼んでいて……」
ものすごい勢いでウィズが
「ひ、ヒール……はダメだったわね!?ど、どうしましょうダイチ!?」
「致し方無し。【カースドエリア】からの【ダークヒール】!」
俺の部屋の中に黒いモヤが広がり、続いて俺の手から黒い光とでも言うようなオーラが放たれ、ウィズを包んだ。
黒い光がウィズに吸収され、薄くなっていたウィズが元に戻っていく。
「ふー。危ない危ない」
「ダ~イ~チ~?????」
アクアの声に振り向くと、物凄くジトっとした目で俺を睨むアクア。そしてアクアが両手を伸ばして俺の頬を引っ張る。
「なぁ~んで貴方がダークプリーストしか使えないような魔法を使ってんのよ!!!しかもこの黒いモヤ!下級の悪魔が使うようなバッチいスキルじゃないのッ!!!!」
「いだだだだだ!だから致し方無しって言った!!!」
「貴方、私だけの『聖人』って自覚あるのかしら!?んも~ホントにッ!!!このっ!このっ!いつ!何処で覚えたのよ!!!」
「アクアに会う前から覚えてたっての!!!頬引っ張るの止めれ!!!それよりウィズだろウィズ!!!」
「……もう!後でしっかり説明してもらうんだからね!」
ようやく両手を俺の頬から離すアクア。『聖人』になってメチャメチャステータスアップした俺にダメージを与えるとは。アクア、恐ろしい子ッ。
それはともかく、ぐったりと床に両手をついて荒い息を吐くウィズを介抱する。
「大丈夫かウィズ、急にどうしたんだ」
「わ、分かりません……ただ、この部屋に入った瞬間、まるでアクア様が唱えた【ターン・アンデッド】が直撃したみたいな感じで……もしくはエリス様の神像の前に立ったような感じでして……」
「うーん、どういう事かしら?それってつまり聖域にアンデッドが入ったって感じよね?」
「それこそ教会とかなら分かるが、俺の自室だぞ此処。そんな神聖な場所なんてモンじゃ無い―――」
いや、違う。何だったらむしろ世界一神聖な場所かもしれん。
何故なら一見綺麗なこの部屋には、部屋中至る所にアクアの聖水(意味深)がまき散らされているからだ。たった数日とは言え、毎晩毎朝まき散らされている。綺麗にしているとは言え、聖水なのでこれ以上浄化しようもない水が染み付いているのだ。そりゃぁリッチーでも浄化される。むしろ一瞬とは言え耐えたウィズが凄い。
俺が思い至った事と同じことにアクアも思い至ったのか、唇を口の内側に丸めながら頬を膨らますような変顔で黙る。
「【カースド・アビスフィールド】【アンチ・ホーリーフィールド】」
「あ、あの?ダイチさん?アクア様まで黙っちゃってどうしたんですか?」
「ま、まあちょっとしたお部屋の掃除よ掃除。魔法だけじゃなくて窓開けて換気しなきゃねー?」
俺は黙々と部屋の神聖さを中和し、アクアは何食わぬ顔で窓を開けて部屋に日光と新鮮な空気を取り入れた。
まあそのお陰でウィズの顔色はどんどん良くなっていき、荒い呼吸も落ち着いたようであった。
閑話休題
テーブルの上に並ぶキンキンに冷えたシュワシュワ。そして各々がほんの僅かに滴るグラスを持って軽く打ち鳴らす。
軽快な音が真昼間の宿屋に響き、テーブルの上にグラスから滴った結露が小さく飛び散る。
「んっく、んっく、ぷはー!暑い日にはコレに限るわねー!」
「喉を通る苦み、舌に残る炭酸、そして腹から全身に染み渡る冷気。んーさいこー」
「お、お昼から酒盛りなんて良いんですかね……」
「いーのいーの!細かい事は気にしない!」
「俺のシモ話は細かくないんですかね」
「当たり前でしょ!私にとって滅茶苦茶大事な事なんだから!!」
「あ、あの、ほんと、恥ずかしいので聞かないって事にはならないですか?」
「ダメー!ダイチはもう私のモノなんだから!ダイチはどういった事をしたのか私に言う義務があるのよ!」
「ウィズー、もう腹くくれー。俺はもう酒飲んでるからいつでも言う準備は出来てるぞー」
「私ダイチさんのその酒癖の悪さホントどうかと思います!」
「お?良いのか?そんな事言って良いのかー?ウィズの酒癖も相当なモンだぞー?」
そう、アレはウィズが俺と一緒に酒を飲んだ日の―――
「だーかーらー!!!もぅ、隙あらばすぐそういうのホント良くないです!!!」
「ちょっとウィズ!邪魔しないで!どういう事したの!?何回したの!?ナニしたの!!!?」
「ダメです!ダメ!絶対にダメですからね!!!」
「ところで俺の四次元ポケットに昔ウィズが来てた超イケイケの頃の服が入ってるって話聞きたい?」
「な、な、なんでそんなモノ入ってるんですか!!!???それ何処かに行ったと思ってたらダイチさんが持ってたんですか!!????」
「よしとくれよ、そんなまるで俺が盗んだみたいな言い方。ウィズが無くしたと思ってたこの服が偶々バニルが持ってて、偶々俺が買い取ったってだけなのに」
「それ絶対偶々じゃないですよね!??????????」
「どんな服なのよー?見たい見たーい!」
「ぜ、絶対ダメです!それ絶対見せちゃダメですからねダイチさん!!!!」
「……ねえウィズ。なんでそんな絶対に見せられないような服を昔着てたの?」
「しょっ、しょれは……しょの、だって……えっと……そのぉ……と、とっても性能が良くて……」
「性能が良いから、今は見せられないような恰好してたの?」
「そ、そういうこと……なんですけど……」
「昔のウィズはこの服着てふっつーに人通りの多い街中歩いてたんだけどな?」
「それはッ、違ッ!べ、別にそういう趣味だったって訳じゃないんですから!!!ホントですよ!!!!?」
「……一体どういう服装なのよソレ……」
「だいたいダイチさんは昔っからヒドイ人でした!子供にはカッコイイ所ばっかり見せて!大人になったらだらしない所ばかりで!」
「ガキンチョには夢を見せるのも一流冒険者ってモンだからなー。はっはっは」
「ホントそうやって多感な時期の子供を騙してッ!ほんとっ!ほんとにもう!!」
「ウィズも騙されちゃった側なのね」
「そうですよっ!もうほんと!もう!貴方のせいで私の理想の男性像メチャクチャなんですから!!!」
「おっおう」
「私があの時どんな思いで貴方を誘ったか分かってるんですか!?」
「ん!ようやく話しても良い気になったのね!?」
「聞いてくださいよアクア様!私だってリッチーになる前からいっぱいダイチさんにアピールしてたんですよ!なのに全然手を出してくれないし!」
「アピール……?なんかしてたか?」
「ほんとにこの人はっ!!!女性が!夜分遅くに部屋を訪れてッ!何もない事普通無いでしょうが!!!」
「ダイチ!どういう事よ!?説明しなさい!!」
「あー?えー……ウィズが夜遅くに訪ねてきた……?んー???」
「私もうすっごいのを着けて気合十分だったんですよ!!!」
「すっごい……すっごいの……?―――あっ」
「思い出したかしら!?」
「あの全身髑髏で作ったみたいな服装で夜に来た時の話か?もしかして」
「待って全身髑髏で作ったみたいな服装って何かしら?????」
「そうですよ!」
「そうなのね!?」
「男性の視線を釘付けにするって効果のあるすっごい下着だったんですからねアレ!!!!すっごい高かったんですからね!!!!」
「そりゃ釘付けになるわよそんなバケモンみたいな下着」
「季節外れのハロウィンが来たと思ったぞー」
「ふしゅー……ふしゅるるー……」
「も、もしもーし。ねえちょっとダイチ、ウィズはどうしたのかしら?」
「ウィズは飲み過ぎると俺の膝の上で丸くなるんだぞー」
「ふしゃー!」
「猫みたいになっちゃった!」
「うんうん、懐かしいなー。ウィズがまだリッチーじゃなかった頃はこうして、ウィズのパーティメンバーと一緒に飲んでたなー」
「その頃からずっとこうなのね……」
「おー。でもそのくせ飲んだ時の記憶はしっかり残ってるから、次の日から暫くは地獄でな……ウィズの」
「でしょうね。ま、まぁウィズはいつも頑張ってるんだもの、温かい目で見守ってあげましょ?」
「そだなー」
「……この状態でもシュワシュワは意地でも離さないのね」
「おー。……じゃ、ウィズがこんなんなってるけど話しますかー」
「ようやく話してくれるのね?」
「おう。ウィズと初めてした時はウィズに強引にベッドまで連れ込まれてなー―――」
◆ ◆ ◆
ウィズがリッチーになってから暫くの月日が経った。
ウィズの店は長く閑古鳥が鳴き続けており、近所の人は魔道具店じゃなくて実は鳥専門のペットショップだったのかと思ったほどであった。
偶に来る一見さんはウィズの魔道具店で扱われている異様な品にドン引きし、普通の品でも駆け出し冒険者が使うには不相応な程に超高価な物しか無く、結局肩をすくめて店を出ていく始末。
しかし、そんな閑古鳥大合唱の店でも風の噂は届いてくるものであった。
曰く、シミズダイチが誰々を口説いただの、王都でまた刺されただの、女関係を巡って大乱闘が起きただの、誰がシミズダイチの嫁に相応しいか天下一武道会が王都で開かれるだの。荒唐無稽な話も含めれば途轍もない数の風の噂がウィズの店にも届いていた。
本当に天下一武道会が開かれていたら事なのでウィズは王都に一度向かったがただの嘘だった。
ウィズは不機嫌だった。滅茶苦茶むくれていた。ウィズはシミズダイチに懇意を抱いている。シミズダイチも、ウィズに対して憎からず思っているだろう。だと言うのに。
「(私、ダイチさんに一度も口説かれた事が無いんですけどッ!)」
ウィズの不満の全てはそこに尽きた。
確かに自分は地味な方ではあるが(※当人の認識)、容姿は悪くない筈である。少なくとも人間であった頃から声を掛けられる事はない事はなかった。ただし酔っ払いに限るが(素面の男であればウィズの氷のような雰囲気に圧され声を掛けられなかっただけ)。そして無論、当時からダイチに懸想していた為酔っ払いの戯言なんぞに引っかかる訳もないが。
リッチーとなった今でも時折アクセルの街の男性から声を掛けられる事もある。だから容姿は悪くない筈であった。
ウィズが客の居ないお店の中で一人悶々としてると、入口の扉が開く音がした。
「い、いらっしゃいませ〜」
お店を開けてからしばらく経つと言うのに未だに言い慣れていない歓迎の言葉とぎこちない作り笑顔で出迎えるウィズ。
「ふん、相変わらず営業スマイルというものがなっとらんな貧乏店主よ」
しかし入り口から現れたのは仮面を着た黒いタキシード姿の男。見通す悪魔と呼ばれるバニルであった。
「ば、バニルさん!?どうしたんですか?」
「どうしたもこうしたも、任務も無いししばらくの間休暇を取れと魔王に言われてな。貴様の様子を見に来たのだ。開店当初からひどい有様であったが、まかり間違って大人気店に変貌を遂げていないかとほんの僅かに期待していたが……やれやれ。これでは吾輩の野望も夢のまた夢ではないか」
バニルはヤレヤレと肩をグイングインすくめて現状を嘆く。
「そ、それは謝りますけど……で、でも少し前にいくつか魔道具が売れたんですよ!」
「ほう、それは中々やるではないか。それで、その内いくつ返品されたのだ?」
「…………全部ですけど」
「アホか貴様は!!!!そんなモノ売上に計上出来んわ!!!!!」
バニルはウィズに指を突き付け、その柔らかそうな頬をグリグリと突き回す。
ウィズは涙目になりながらも必死に言い訳をした。
「で、でも本当に良い商品だったんですよ!?持ってる仲間同士のピンチにすぐに駆けつけられて、何度でも使えるとても良い商品で」
「そんで女性の仲間がトイレに駆け込んだ後に使って問題起こしたり、女性の仲間が風呂に入ってる時に侵入したりと悪用ばっかされてなー」
「すぐそんな悪用方法が思いつくほうがどうかと思うぞ……ん?」
ウィズとバニルが声の方を見ると、酒臭い黒髪の男が酒瓶を片手に立っていた。
「うえええ!!!?だ、ダイチさん貴方いつの間にお店に居たんですか!!?」
「バニルが入ってきた時にコッソリと一緒になー」
「貴様、悪魔より神出鬼没ではないか……」
「ちょっとしたいたずらごころと言うやつだ。はっはっはー」
ダイチは笑いながら酒瓶をあおる。
その手にはよく見れば酒瓶以外にも小さなネックレスのような魔道具を持っていた。
「貴様、その手に持っているものは何だ?見た所魔道具のようであるが……」
「ウチで扱ってる物とは違いますね」
「コレか?前に此処に来た時に買ったヘンテコ魔道具を改造してみたヤツだー」
「前に買った魔道具を……」
「改造……ですか?」
ダイチはネックレスを自身の首に掛け、魔道具を発動させる。すると全身がフッと消え、店内の別の場所へ瞬時に現れた。
「テレポート!?いや、ただのテレポートにしては周囲に散った魔力が少ないですし、出てきた場所も……もしかして短距離に特化したテレポートの魔道具……ですか?」
「ごめいさつー。ウィズに百点ー」
ダイチは再び瞬間移動を行い、ウィズのすぐ後ろに現れてワシワシとウィズの頭を撫でる。
あぅあぅ、とウィズは口から慌てるような声を上げながら満更でも無さそうにダイチの手を受け入れる。
「なんと!テレポートの効果を魔道具に込めることが出来るとは!?我輩もビックリである!」
「視界内なら右から左まで何処にでも飛べるぞー。ただし格子の向こうとかガラスの向こうとかには飛べないがな。しかも何度でも使用可能」
ダイチはネックレスを外しながら手でもてあそぶ。チャラチャラと手の中でネックレスが鳴る音が店の中に響く。
「ダイチ貴様、その魔道具をどうやって……否、何を材料に作った?」
「コイツはな、今話題に出た仲間のピンチに駆けつける云々の魔道具から作った」
バニルはふぅむ、と顎に手を添え、頭の中で計算機を叩く。件の魔道具の仕入れ価格、廃棄価格、そしてダイチが改造したという魔道具の想定販売価格。
「……ダイチよ」
「おー?」
「貴様の持っているそれ、この店に卸してみる気は無いか?」
「おう。その為に此処に来た」
ダイチは空になった酒瓶をポケットにしまい、酒臭い息を飲み込んで赤ら顔が元の素面に戻った。
「ふはははは!貴様は金儲けが趣味であったな!どうだ、損はさせん。その魔道具、100万エリスで売る気は無いか!?」
「バカ言え。そこの材料が幾らか知らんとでも?500万」
「貴様こそ馬鹿を言うな!その魔道具、使用者の魔力をかなり食う代物であろう!ただの戦士や弓使いには使えん、魔法使いでも上位職の者でなければ即座に魔力が空になろう!だがその効果は有用、そこそこ魔力を持った上位職であれば緊急用に是非欲しい一品とは言え、上位のポーションをお守り代わりにするのとは訳が違うのであるぞ!250万!」
「おいおい、そこの産業廃棄物の安全な処分費用と思えば安いほうじゃねえか。適当に処分して、処分先で誤作動でも起こしてみろ。大惨事からの責任取っての大損害を受けるのは誰だー?450万」
「ぐっ……確かに適切な処分をするのは困難ではあるが……にしても取りすぎである!!280!」
「短距離だとしても、転移魔法を使うのは魔法使いの夢の一つだ。多少高くても、頑張れば手が届く魔道具である事に意味があるモンだぜ……420万エリス。それ以上はまからんな」
「ぐ、くぬぬ……しかしそんな高額なものがアクセルの街で売れる訳がなかろう……!」
「ふむ、まあそれもそうか……じゃあ材料となる魔道具を安くした上で380万エリスだな」
「……もう一声まからんであるか?」
「まからんな」
「なんで店主である私が交渉の場に立ってないんでしょう……?」
ウィズは目の前で唐突に始まった高額交渉に目を回しながらふてくされていた。しかしウィズの交渉能力の無さ、ひいては商才の無さはバニルもダイチも知っている。
仮にウィズが下手な交渉をして高額で買えば、どんなに良いものでもアクセルの街で売れる訳が無いとバニルが口を出し、かといって安すぎると売れるに決まってるモンを安売りする訳がないとダイチが拒否する。早い話、いちいちウィズを通すのは無駄なのだ。
ウィズは人知れず泣いた。
「……ときにであるがダイチよ。貴様王都でも随分と女癖が悪いようではないか。魔王軍でも話題であるぞ?」
「金も酒も女も大好きでね。それがどうした」
「魔王軍によるハニートラップの類も効かんと手を焼いておったな。確か幹部候補であったサキュバスプリンセスを死ぬほど昇天させたとか」
「なっ!?は、初耳ですよバニルさん!!?」
「なんちゃって幹部である貴様に機密作戦を話す訳がなかろう!口を挟むでないわポンコツ店主!」
「サキュバスプリンセスとやらは知らんが、クソ生意気なガキが束になって来たなー。あれか?」
「ふはははは!子供姿がコンプレックスであるサキュバスプリンセスも貴様に掛かればガキ扱いか!」
「こ、子どもに手を出したんですかダイチさん!!?」
「いや普通に殺しにかかってきたから、鞭で死なない程度にぶっ叩いてたらMに目覚めよってな。『分からされちゃう』だの何だの……だから子供は趣味じゃないってのー」
「そうかそうか。所でダイチ……」
そう言うな否や、バニルは自身の姿を女性に変化させる。悪魔は自身の姿形をある程度自在に操作する事が出来る。
変化を終えたバニルは、タキシード姿の男性からメイド服姿の美女に姿を変えた。尚顔の仮面はそのままであった。
「この姿の我輩を一晩好きにする代わりに250万エリスでその魔道具を卸す取引をせんか?」
「バニルさん……」
バニルは仮面の下でニヤニヤと笑う。
ウィズはバニルをドン引きの視線で見ていた。
「……」
そしてダイチは顎に手を当てて考え込んでいた。
そんな姿を見たウィズが慌てたようにダイチに掴み掛かる。
「ちょ、ちょっとまさか本気にしてますかダイチさん!?バニルさんですよ!?見た目変わってもバニルさんですからね!?」
「見た目が良ければ中身はどうでも良いかなーって……」
「ちょっ!?なんですかソレ!?女性は見た目が全てとでも言うつもりですか!??」
「いやー、一晩遊ぶだけなら……まあ?」
「まあ!?まあってどういう事ですか!?肯定したって事ですか!???あんな人の羞恥心を弄んで笑って食べるようなヒトと一晩遊んで後から何言われるか分かったもんじゃないじゃないですか!!?」
「別に俺は気にしないし」
「貴様の場合、最悪我輩の本体を殺せばいいと思っている所が実に上位者仕草であるな……我輩そういうの本当に良くないと思う」
「悪魔だっていつか死ぬんだ。野望を叶えて死ぬか叶えず死ぬかの違い程度大した差じゃないだろ」
「十分大した差であるわ!!!!」
ウィズはダイチに掴み掛かった腕を前後に振るう。高レベルのアークウィザードとは言え、腕力ゴミカスのウィズの腕ではダイチをちょっと揺らす程度にしか効果は無かった。
「と、とにかくダメです!絶対ダメ!そ、そんなに女性とそういう事したいのならバニルさんじゃなくて―――」
「ほう、我輩でなければ良いと?」
「―――あっ、えっと、その」
「ダイチに抱かれる事でこの店に利を与えられる『女性』が、我輩以外で良い者が居ると。そう言うのだなポンコツ店主よ」
「あ、あぅ、えっと、しょれわ……」
「大変興味深いお話ですね」
ニヤニヤと笑う
ウィズは目をグルグルと回しながらワタワタと手を振る。
「ち、違くて!そ、そういう事じゃなくて!?」
「なんだ違うのか。仕方ない、バニルで妥協するか」
「我輩で妥協とはなんだ!!こう見えて貴様と出会う遥か前から様々な経験をしているのである!そんじょそこらの人間では決して味わえない手練手管を貴様に存分に振舞ってやろうではないか!」
「そりゃー楽しみですなー」
「ダメー!!!!」
ウィズはダイチに抱きつき、その代名詞であるポケットの中に腕を突っ込む。
そしてポケットから取り出したのは、一本の酒瓶であった。
「(こうなったらもうお酒の勢いでッ!!)」
「あ、ウィズお前それは」
「うおおおおおおお!!!!ゴクゴクゴクゴクゴク」
ウィズは女性らしい甲高い声で、女性とは思えない雄たけびを上げながら一升瓶の中身を飲み干した。
直後、恥じらいで真っ赤に染まっていた頬の紅潮が全身に巡り、ウィズは全身から煙を上げながら床にぶっ倒れた。
「あーあーあーお前コレ全部飲みよって……リッチーじゃ無ければ死んでたぞ」
「このポンコツ店主は何を飲んだのだ?」
「試作品の酒だよ。いや、酒というか普通に生き物が飲むものじゃないけど」
「ほう、この匂い……スピリタスと言うヤツか?」
「いや、ちょっと魔道具使って色々出来ないか試したヤツでな。アルコール度数150%、ドワーフも即死の火吹き酒だ」
「ちょっとで物理法則を超越するでないわ!!!」
「このままマッチの火だけで全焼しそうだなーはっはっは」
床にぶっ倒れたウィズがむくりと身体を起こし、ダイチに抱きついた。そしてアークウィザードとは考えられない怪力でダイチを持ち上げ、そのまま店の奥の居住スペースへ運んでいった。
「ふむ、では約束通り250万エリスでその魔道具を卸してもらおうではないか!ふはははははは!!!」
バニルは元のタキシードを着た男姿に戻りながら高笑いする。自身の夢へようやく一歩踏み出した事で大変にご機嫌であった。
◆
ウィズのベッドに着くなり、ベッドの上に投げ飛ばされたダイチ。
ダイチをベッドに放り投げたすぐ後、自身の着ているもの全てを脱ぎ棄てる、目の据わったウィズ。そのシミ一つ無い艶やかな肌を惜しげもなく晒し、荒い息を吐いてダイチにのしかかった。
「だいたいですねーダイチさん……あなた、なんで私には口説いたりしないんですかー?」
「(見えている地雷は踏まん主義でなー)」
ダイチは以前抱いたアクシズ教徒から教わった【早脱ぎ】のスキルで既に裸となっている。見えてる地雷は踏まないが、それはそれとして踏んだ地雷を楽しむ精神であった。
白い肌を真っ赤に紅潮させながら、ウィズはダイチの唇を奪う。
「んっ……」
触れ合うだけのキスであった。しかしそれだけでリッチーの身体は更に燃え上がるように体温を上げる。
一方ダイチは唇が触れただけで感じる高濃度のアルコールで眩暈がしそうであった。
ウィズは唇を押し当てながら、サワサワとダイチの身体をフェザータッチで撫でる。
ダイチはダイチで、まあこういうのもありかと思っていた。
そうして、暫くの間ウィズがダイチの上にのしかかったまま、身体をペタペタと触っているだけの時間が過ぎる。
「……ウィズ、お前……」
「し、仕方ないでしょう!!!?私こういう事完全に初めてなんですから!!!こ、この後どうすればいいんですか!?教えてくださいよダイチさん!!!」
「冒険者を卒業したウィズに教えるのはなー」
「な、なんでですか!?別に冒険者じゃなくなっても教えてくれたっていいじゃないですか!」
「知らないのかー?こーいった閨事ってのは、貴族じゃ一子相伝。冒険者も門外不出で教え合うもんなんだぜー?」
「そ、そうだったんですか……!?あれ、でも私そんな事教わった記憶が無いんですけど?」
「そりゃお前、今まで自分からそーいう事教わるチャンスを棒に振ってきただろー?」
「そんな事は無……はッ!?まさかあの時のですか!?」
一から十まで適当な事をほざくダイチに、無いはずの心当たりを強引に探り当てるウィズ。互いに全裸で何をしているのか。
「しょーがねーなー。良い歳こいて未だに未経験なウィズに色々教えてやろうか」
「良い歳は余計ですよ!?」
ダイチは上にのしかかるウィズをベッドの上に倒し、その柔肌に指を滑らす。
「ひゃふッ!?」
「お、可愛い声」
「む、むぅぅ~!!」
頬を膨らませて怒るウィズだが、抵抗を一切許さない指使いでウィズはあっという間にふにゃふにゃになった。
「ウィズは何処触っても柔らかいな」
「そ、それは太ってるって言う意味ですか!?」
「褒めてんだよ、素直に喜べ」
ウィズの言葉をハッキリと否定しないまま、ウィズの敏感な所を探っていく。背中、腕、お腹、脚。
ウィズはダイチの指が肌を這うたびにあうあうと声を漏らし、全身から力が抜けていく。
「あっ、はぁ……くぅん……」
「ほら、もっと気持ちいい所触ってくぞ」
「ふぁ、ひゃぁぁ……」
ウィズの大きな胸に指を沈め、その柔らかさを堪能するダイチ。
その大きな胸の中に乳首が沈んでおり、その乳輪をクリクリと触れる。
「ほら、隠れてないで出ておいでー」
「言い方がおっさん臭いです……」
ウィズを後ろから抱きしめるように、その大きな胸を愛撫しながら熱い身体を全身で味わうダイチ。
じっとりとした汗が表面に浮き出て、ウィズは身体が本当に溶けだしてしまったかのような感覚に陥る。
「う、うぅぅ~」
「どうしたウィズ」
「わ、分からないですけど~、な、何か身体の奥が切なくて……」
ウィズは自身の身体をダイチに委ねながらも、モジモジと自身の股を擦り合わせる。
ダイチはウィズの様子を見て、若干の嫌な予感が脳裏によぎる。
「……なあウィズ。お前子供の作り方って知ってるか?コウノトリとかキャベツ畑とか信じてる訳じゃねえよな?」
「な!?私の事子供だと思ってますか!?結婚した男性と女性が裸で一緒に寝たらその内出来るんですよね!!?」
ダイチは自分がテキトーに言った事があながち間違いじゃなかった可能性に思い至る。
「お前、性教育とか受けた事あるか?」
「え、エッチな事ですか!?だから初めてだって言ったじゃないですか!!そもそも、ダイチさんと一緒に冒険してた時にはそういった事無かったですし、そういう事教えてくれそうな人なんてダイチさん以外居なかったですし、ダイチさんと別れた後もパーティメンバー達はそういう事教えてくれませんし……」
ダイチは内心で頭を抱えた。誰がこんなデカい乳ぶら下げて陰毛生やした女が脳みそガキンチョと予想出来るのか。
なんで子供の作り方と性教育が結ばれてないんだ。俺が女バニルと云々するってどういう風にとらえてたんだ。叶うんなら時間を戻してほしいんですけど。やり直しを要求するんですけど。ダイチはそう思った。
「いいかウィズ。エッチな事はほぼイコールで子供の作り方だ」
「へっ?……えっ、だって、えぅ?えっ、つまり今私ダイチさんと赤ちゃん作ってる……てコト!?」
「そうじゃねえけどそうだよ」
ダイチもウィズも子供が出来ない身体である。片や不生人、片や不死王。性行為は繁殖活動ではなくただの快楽であった。
「あ、あう……!」
150%のアルコールを一升飲み干した時よりも赤く染まる身体。より発汗され、部屋の湿度が高まる。
「いいか、チンコをマンコに合体させてなんやかんやすれば子供が出来る。子供が出来るのは結果で、性教育ってのはその過程を学ぶ勉強だ」
「ひゃ、ひゃい……」
ダイチはウィズの陰毛を掻き分け、秘部に触れる。その秘部は既にトロトロに湿っており、ヒクヒクと震えていた。
「あ、あのっ!?そこはおしっこをする所なんですけど……!?」
「おしっこする所とは別だ。すぐ下におしっこ通る穴とは別の穴が開いてんだよ」
そう言ってダイチはウィズの秘裂の奥へ指をゆっくりと侵入させる。
全く弄った事もなさそうであったにもかかわらず、ウィズの秘裂はダイチの指の侵入をあっさりと許した。
「ひゃわっ!?あぁッ♥」
「どうだ?腹の奥の切ない所とやらに届いてるか?」
「ひぃッ♥も、もっと奥です♥もっとぉっ♥」
ウィズはダイチの指を受け入れながらも、我慢できずに腰をヘコヘコと動かして気持ちいい所を自分で探る。
ダイチはウィズの天才っぷりはこんな所でも披露されるのかと内心で慄いていた。
「お、おねがいしましゅぅ♥こ、この疼きをなんとかしてくだしゃいぃ~♥」
ウィズはダイチに向き合い、涙目でヘコヘコと腰を動かしながらダイチにしがみ付くように懇願する。
えっろ。ダイチはそう思った。
「ほら、コレなら指より長くて深い所に届きそうだろ」
「はわ……」
ダイチはウィズに向き合いながら、自身の剛直をウィズに触らせて見せる。
「お、男の人のってこんな大きいんですね……お、おしっこする穴に入るんですか?」
「だからおしっこする穴じゃねえって。赤ちゃんがお腹から出てくるんだからこれくらい普通に入るんだよ」
「な、なるほど……そう思うとなんか可愛く思えてきました……」
「おいチンコに可愛いって言うのはラインギリギリだからな」
「えっ、あ、すみません……?」
ダイチはウィズの脚を開かせ、結合部が見えるようにその腰を持ち上げる。
「あ、あの、なんかすっごい恥ずかしいんですけど……!」
「恥ずかしくてもよく見ておけ、自分の処女喪失の瞬間なんだから」
「ひゃ、ひゃわぁ……♥」
ウィズは目を指で覆いながらも、指の隙間から結合部をちらちら見ている。
ダイチはウィズの膣口へイチモツをあてがい、そのまま一気に奥まで押し込んだ。
「ひゃぅッ!?ふっ、はぁぁああッ♥♥♥」
「うおっ、すっげ締まる……ウィズ、痛くないか?」
「きゅぅぅッ♥♥♥痛くは無いですけどッ♥♥♥ないですけどぉッ♥♥♥」
ダイチは内心でリッチーの物理攻撃無効が処女膜にも適応されたらどうしようかと考えていた事を振り払い、快楽でトロ顔になっているウィズの頬に手を添えて唇を奪う。
「ん……んふぅッ!?♥♥♥んにゅぅッ!?♥♥♥」
そしてそのまま口内に舌を入れ、ウィズと唾液を絡ませ合う。
舌と舌が絡まり合い、部屋に淫靡な水音を響かせる。
「んふっ♥♥♥んっ♥♥♥くちゅっ……ぷぁッ♥♥♥あ、赤ちゃん出来ちゃう……♥♥♥」
「(キスで出来るかー)ほら、そろそろコッチも動かすぞ」
「こっち……?ふぁっ♥♥♥ああッ♥♥♥はぁぁっ♥♥♥」
ダイチが腰をゆっくり動かす度にウィズは身体全体をビクビクと跳ねさせて快楽を味わう。
「はぁんッ♥♥♥ああッ♥♥♥だめっ♥♥♥これっ、凄く……はひぃッ♥♥♥」
「ほらほら、頑張れウィズー」
「がんばれってッ♥♥♥なにを♥♥♥ひゃぁぁッ♥♥♥」
ダイチは目の前でばるんばるんと揺れる大きな胸を掴み、軽く引っ張る。するとウィズは目を白黒させながら背中を逸らせ、快楽から逃げようと身を捩じらせる。
「ひぃッッッ♥♥♥しょれりゃめっ♥♥♥しょれりゃめりぇひゅっッ♥♥♥」
「おっ、隠れてた乳首が出てきた。弄ってやろう」
「ひゃぁぁぁッ♥♥♥♥♥」
乳首を強く摘ままれ、腰をガクガクと震わせながら軽く絶頂したウィズは荒い息を吐きながらなんとか意識を保とうとする。
「い、いま目がチカッて♥♥♥チカッてぇ♥♥♥」
「ウィズは乳首が弱いんだな。ほら、俺ももう少しだから頑張って意識保てよ」
「もう少しって何が……ああああッ♥♥♥♥♥」
ダイチは腰を振る速度を上げ、パンパンと肉同士がぶつかり合いウィズは汗と愛液をベッドに散らす。
頭の中には絶えず正体不明の何かの波が襲ってきていると言うのに、愛しき男性から送られる物なら例え強制的であろうとも脳が喜んでしまう程にウィズは蕩けていた。
全身が正体不明の何かに支配され、完全に理性の言う事を聞かなくなったと同時。ウィズの視界が
どびゅるるるるっ!!!びゅぶびゅるるるるるッ!!!
「~~~~ッッッッッ♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥」
ウィズは脚をピンと伸ばし、脳天からつま先までを駆け巡る甘い電流に思考を支配される。
ただでさえ高濃度の酒で火照った身体の内側に注ぎ込まれる、マグマのように熱い液体がウィズの身体と記憶に刻み込まれた。
「かっ……はっ……♥♥♥♥♥」
未だに全身を駆け巡り続ける甘い痺れに身を委ね、そのままぎゅっとダイチに全身で抱き着く。
「す、凄かったです……♥♥♥♥♥」
「気持ち良かったみたいだな」
「きもちよかった……?これが……『きもちいい』なんですね……♥♥♥♥♥」
こんな経験を知ってしまったら、そりゃあハマってしまう。ダイチさんがいろんな女の人を口説いたりするのも、まあ理解出来た。
理解出来たが納得は出来ないが。
そしてウィズは、精液の熱が頭までじっくり炙る快楽に身を委ねて眠ってしまった。
「……二回戦は無理そうだな」
ダイチは腕の中でスヤスヤと眠る体力クソ雑魚リッチーの寝顔を見ながら、自分も眠る事にした。
「ふははははは!!!お得意様よ!長く冒険した仲間のウィズの初めてを貪り食ってどんな気分グエー!!!?」
「喧しいボケ」
ダイチは横に寝転びながらポケットから取り出した対悪魔用聖属性特化の鞭でウィズの寝室に侵入してきたバニルの仮面をぶっ叩いた。
音速を超えた鞭の一撃は容赦なくバニルの仮面を叩き落とし、その仮面に罅を入れた上で地獄に居る本体にまで魂に響くような痛みを届けて七転八倒させる一撃だった。
仮面だけが床の上でバッタンバッタン暴れる様を見届けることなくダイチはウィズと共に眠りに落ちた。
◆ ◆ ◆
「―――と、まあこんな感じだったなー」
「……ふーん。へー……ほーん……」
ダイチとアクアはシュワシュワを飲みながらナッツを摘まみ、会話していた。ウィズはダイチの膝の上で器用に全身を丸めて乗っていた。
「なんだよその表情……まるで思ったより普通の初体験でツッコミ所も無いみたいな」
「嫌に具体的ね!?べ、別にそういう訳じゃ無いんだから……ね、ねえ、それよりも……その……」
「ん~?どうした~?」
「ダイチ貴方、ウィズの胸が随分と気に入ってるみたいじゃない……」
アクアは唇を尖らせながらダイチに詰める。
ダイチはそんなアクアの姿を見てニヤニヤと笑いながら答えた。
「んー、まあ何だかんだ言って今まで抱いた中で一番大きくて一番柔らかかったなー」
「……むぅ」
アクアは自身の胸を軽く寄せ、その後ダイチの膝の上で丸まっているウィズの胸を見る。
「……わ、私だってハリなら負けないわよ……」
「じゃ試してみるか?」
「えっ」
ダイチは膝の上で丸まるウィズを抱きかかえ、ベッドの上に座りなおす。そしてウィズの服を手慣れたように脱がして下着姿にした。
ウィズはニャンニャンと鳴いていた。
「ほら、アクアもコッチ来いよ」
「……ふぅーん?」
アクアはニンマリと蕩けた笑顔を浮かべ、服を脱ぎながらダイチの横に座った。
「ほんと、ダイチってえっちなんだからー……ウィズと私を抱き比べするつもりね?」
「にゃぁ……私だって、ダイチさんの事を想ってる時間ならアクア様に負けませんよ……」
ニャンニャン鳴いていたウィズは身体を起こし、残った下着を脱ぎ棄てた。
下着はしっとりと濡れていた。
「いい度胸じゃない。ダイチは私のお婿さんなんだって事、ウィズにも分からせてあげるんだから!」
「アクア様のお婿さんより、私の方がずっと良いって言わせてあげます!」
アクアとウィズは息の合ったコンビネーションでダイチの衣服を上下纏めて脱がし、その剛直を晒した。
「むぅ、本当に多くの女の人を泣かせてきた悪いおちんちんですね……♥」
「ほーらダイチ?ちゃんとどっちが良かったか正直に言うのよ……♥」
「ぜぇ~んぶダイチさんに教え込まれたワザ……ダイチさんだけにしか見せてないワザ……見せてあげますね……♥」
そう言ってアクアとウィズはダイチのイチモツに顔を近づけて舌を出し……
「熱ッッッ!???」
ウィズの舌からジュッと音がして、そのまま床に七転八倒した。
「ちょ、急にどうしたのよウィズ!?」
焦るアクアだが、何故そんな事になったかに心当たりがあり過ぎるダイチは即座に【ダークヒール】をウィズに掛けたのだった。
思ったより長くなってしまった(余計な描写入れ過ぎた)から3Pは次回(予定)(予定は未定)(すなわち書くかどうかは悪魔にも分からないということ)
感想高評価ここすきおなしゃッス。
沢山のここすきは作者のモチベーションにじっくりボディーブローの如く届いて健康に良いとされています。これがダイエット……ってコト!?
・サキュバスプリンセス
LV:?(50~↑)→LV:1
職業:【ウィップマスター】→【マゾ豚】
魔王軍幹部候補の一体。現在は地獄の奥底で放置プレイ中。
外見は小さな女の子だが、その腕から振るわれる鞭の一撃はドラゴンすら屠る事が出来る程に強力。特技は豚の調教。
数多の勇者候補を仕留めた実績を買われ、魔王軍の幹部に推薦された。だが本人はまだ実績が足りないと一旦固辞し、誰もが認める実績と共に魔王軍幹部に昇任すると息巻いていた。
彼女の取り巻きである【SCB48】と共にシミズダイチの性奴隷化に乗り出すも全員あっけなく地獄送りにされ、残った本人もギリギリ死なない程度に甚振られる内にMに目覚める。
『もっとぶって』と鼻息荒くダイチに迫り、キッショと真顔で言い放ったダイチが使った魔道具によって全身をガッチガチに拘束された上にギャグボールと目隠しをされ、【謎に震えるボールが連なった謎のオモチャ】をアナ(意味深)にぶち込まれた状態で地獄の奥底へ転送された。
現在は穴と言う穴から色んなものを垂れ流した上でレベル全てを吐き出し、地獄の住人からも『なんかあそこらへんめっちゃ獣の呻き声するし臭いし近寄らんどこ』と若干ホラースポットみのある扱いで放置されている。
死ねない。
前回後書きの某エリス教盗賊のセリフの一部に違和感を覚えた方はいらっしゃらないですか?
居ない?あ、そう……エリス様の執筆はちょっと考えるか……