僕は ミユキと手を繋ぎながら
自室に向かった
今 ミユキは 何も言わずに 僕の手を握っているけど
そのミユキの身体は
さっきまで
タケシに密着していたんだ・・・・・
僕は 正直に 気にしているし
多分 ミユキも 気にしている・・・・・・
ほぼ無言で 部屋に近づくと
ドアの前に アキラとヤヨイが待っていた
二人は 僕たちの様子を見て 心配そうにしてくれたが
通路で 声を出さずに
部屋に入ると いつもはアキラとヤヨイが座るソファーに
僕とミユキを並べて座らせてくれた・・・・・・
ヤヨイ「ちょっと・・・・・・・・・なにか・・・・・・あったの?」
ライ「・・・・・・・・・・いや・・・・・その」
ミユキ「・・・もう 隠さなくていいよ・・・・・今日はタケシが来て・・・・・タケシと・・・・エッチな事 しちゃって・・・・・・・・」
その発言に 二人が 言葉を失っていた・・・・・・・・
ミユキ「あ、そんなに 凄いことはしてないよ!ちょっと 裸を見られて・・・・触られて・・・・舐められて・・・・ってだけだよ」
赤面しながら ミユキがそう言っても
アキラもヤヨイも 俯いてしまう
アキラ「い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ヤヨイ「いや じゅうぶん 凄いことしてる って 言ってます」
暫く 部屋の中が 静寂に包まれた・・・・・・・・
ミユキ「て!そっちは 誰が来たの?」
ミユキは 雰囲気を変えようとしたのか
少し明るい声で話し始めた
ヤヨイ「ヒロが来たよ。気になる子は居るみたいだけど 教えてくれないし やっぱり 女子との接し方がわからないっていいながら 私の体見たり 触ろうとはしてきたよ」
ミユキ「はぁ・・・・・やっぱり 場所が『性の間』だから エッチな想像しちゃうんだろうね」
ヤヨイ「根は真面目そうだから ちゃんと 好きな子に告白してくれたら いつか 少しだけエッチなお願い聞いてあげるよ っていったら ご機嫌で勉強してくれて 帰ってくれたよ」
ミユキ「その良い子っぷりの1割だけでも タケシにあげたいわ」
その後は ミユキと僕の様子が 相当疲れてるように見えたのか
アキラが持ってきていたカプセルを分け合って 解散した
そして その晩は ミユキも 久しぶりに自室に帰ってしまった・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌朝 教室に入るのが 少し不安だった
ミユキが 来てるかどうかわからないし
タケシが先に来ていたら どう接して良いかわからないし・・・・
サユリ「・・・・・・・ライ なに突っ立ってるの?」
と いきなり後ろから声を掛けられ
僕は 少し変な声を出したかも知れない・・・・・
ライ「あ・・・・・サユリ おはよ」
サユリ「ん?今日はミユキと別なの?喧嘩でもした?」
ライ「いや 喧嘩なんてしないけどさ」
そこまで通路で話していると
急にサユリが変な顔をした
サユリ「そういえばさ 最近 ライも ミユキも それと アキラとヤヨイも 少し何か企んでる?様子が なにか ちがうんだけど」
ライ「え!? いや・・・・・・・・いつもどおりだし・・・・・・」
サユリ「・・・・・・まぁ いいんだけど 逆に!今の私 何か 変化 かんじない?」
少しニコニコしながら立っているサユリ・・・・・・
髪型は いつもの ツインテール
シャツも スカートも いつも通り・・・・・
背の高さも 胸の 控えめさも・・・・・・いつも通りに見える・・・・
ライ「・・・・・・・・・あ 土の力が 増えたとか?」
サユリ「・・・・・・・・・・・・ライじゃ わからないか」
サユリは溜息をついて教室に入っていく
申し訳なく思いながら 後に続いて教室に入った・・・・・・・
すぐに タケシが居るのを見て ビクッとしてしまった
あいかわらす 机に脚を乗せ いつも通りにしていた・・・・・
シンヤ「おお!ライ!今日は一人か!ミユキと喧嘩か?」
大きな声で シンヤが手招きをしてくる・・・・・・
ライ「いや 喧嘩はしてないよ・・・・・・」
サユリ「シンヤ!今も私 何か 変化 かんじない?」
またニコニコしながら シンヤの方に胸を突き出しているサユリ
シンヤは そんなサユリを 変な顔をしながら ジロジロと見ていく・・・・・
数秒後
シンヤ「わかった!!!!!!!」
サユリ「さすがシンヤ!ライとは大違いね!!」
嬉しそうにしているサユリに
シンヤがその頭をポンポンと撫でていく
シンヤ「1ミリ 胸が大きくなってる!」
あ・・・・・・これは シンヤが殴られるパターンだ
そう思っていたら
サユリ「大正解!!!!!!!!!!!!!」
と 凄い笑顔になっていた・・・・・・・・・・・
そんな中
いきなりミユキが教室に入ってきた
ミユキ「通路まで聞こえてるって!二人とも仲いいんだから!もう付き合っちゃいなさいよ!」
いつものミユキだった
タケシの事を気にする様子も無く
席に着いた
サユリ「う~ん 私は 『風』使いの人にしか 恋しないって決めてるんだ」
ミユキ「だから ここには『風』使いはいないでしょ? このままだと『管理側』に勝手に決められるんだよ?」
たぶん わざと みんなに聞こえるように 話してるんだと思う7
サユリ「・・・・・・・それは それで しかたないかな」
そうつぶやいて サユリが自分の席に着いた
シンヤが何か言おうとしたときに
先生が教室に入ってきて
いつもの授業になっていった・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その日の夜も
僕とミユキは 『性の間』の一室に居た
昨日 ミユキとタケシが 裸でいたベッドに座り
今日は 誰が来るのかと 不安な気持ちのまま待っている
今日は ミユキの 口数が少ない・・・・・・・
やっぱり 昨日のこと・・・・・・・考えてるんだと思う
ドアをノックされる音が聞こえ
僕が立ち上がり 出迎えにドアを開けた
そこには ナナが立っていた
茶色い長い髪から 少し良い香りがした
ナナ「ふ~ん 最近 数人が何かしてるって気はしてたけど こういう事 してたのね」
ナナは 部屋を見回しながら ベッドに向かい ミユキの隣りに座った
ミユキ「・・・・・・・・大変なんだから」
ナナ「先生に ここで性の勉強をしてきてくださいって いわれたけど・・・・なに? ここで エッチな実践するの?」
平然と話すナナ
ミユキの方が赤面していた
ミユキ「違う違う!好きな異性が居るなら 是非告白してもらいたいって話と 居ないなら 異性に興味を持ってもらうための話をするのよ」
ナナ「ふ~ん それで 身体を使って 教えてるんだ」
ミユキ「な・・・・そんなんじゃ」
ナナ「えっと あんまり だらだらした話は嫌だから すすめてもらいましょう ライに 触ってもらったら いいのかな?」
多分 僕は赤面した・・・・・・
ミユキ「違う違う!そうじゃなくて」
ナナ「あ 私が ライを触ったら良いのか・・・・・なるほど」
そう言って ナナが僕のシャツを触り
その手を 下半身に滑らせ始めた・・・・・
ミユキ「あ・・・・・・ナナ・・・・・その・・・・ライと・・・・・・・したいの?」
ミユキは 少し不安そうに 僕とナナを交互に見てきた・・・・・
ナナは ミユキを一度見てから
僕の顔を真顔で見つめ
それから 少し目を細め
僕に顔を近づけてきて・・・・・・・
顔が凄く 近くなっていく・・・・・・
ナナ「・・・・・・・・・していっていったら・・・・・・いいの?しても?」
ミユキ「あ・・・・・・・それは・・・・・・もし ナナが ライを 異性として 少しでも好きって言うなら・・・・・・その・・・・・」
昨日のタケシとの事が 引っかかるんだろう・・・・・・・
ミユキが 以前 タケシと 仲が良かったのは 僕も 知ってるし・・・・・
ナナは ミユキをチラッと横目で見てから
僕の腹部を触り
鼻と鼻が付きそうなくらいまで顔を近づけてきた・・・・
ナナの 息が・・・・・口元に かかってくる
ナナ「・・・・・・・・私 頼りない泣き虫は 嫌いなんだ」
そう言って 僕から離れていくナナ・・・・・・・
泣きそうだ・・・・・・・・・