服装について
生徒は全員前開きのシャツに
男子はスラックス 女子は膝丈のスカート
先生達はスーツが多いけど 医務の男の先生だけ白衣
食について
一日に一度『カプセル』を飲んでおけば生活できる
このカプセルには色んな味のバリエーションはある
住について
生徒も先生も同じ建物内の4階から6階の『寮』というエリアに一人一部屋用意されている
授業時間以外なら各自の部屋に戻っても良い
部屋の住人の許可があれば人を招き入れることも出来るが
カップル以外の人との本番好意は『性の間』以外では禁止
《水の力》
基本では水を生み出すことから始まり
水の力を高めると
その水自体を操り動かしたり
水の温度を変え 凍らせたり沸騰させたり蒸発させることが出来るようになり
さらに細かく操れるようになれば
体内の細胞液や血液なども動かして 身体の治癒や解毒が出来るようになっていける
《土の力》
土を操ると言うより 個体を操る力という方が合っているかも知れない力
もちろん土を硬くしたり 形を変えるなどが基本になるが
植物の成長を操ったり 個体を振動利用して『テレパシー』のような力も使えるようになれる
その活用で『残留思念』を読み取ることも可能で 防犯カメラのように監視や現場で何が起こっていたとかの確認も出来る
今日は『土』の力を高める練習を中心に行う日
この力に関しては 他の力との併用が難しいらしく
『水』に長けているミユキや他の生徒も
上手く発動させられないようだった
その中で 数名『土」を使えている生徒の中で
アキラという男子がいる
背も高く 基本スペックは良いものが揃ってるが
彼は『声がほとんど出せない』
というか ほとんど聞こえない・・・・・・・
そんな彼の声を一人だけ理解できる女子がいる
ヤヨイという女子で ミユキほどでは無いが『水』の力が得意で
よくミユキと水の資料など見ながらお互いに力を高めている
眼鏡をした黒髪ロングのスリムな子で
数十日前からアキラとカップルになった
アキラ「やぁ・ら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ライ「・・・・・・・・・え?」
アキラが話しかけてきてくれたけど
聞き取れない・・・・・・・・・・・・・・・・
ヤヨイ「やぁ ライ!土のことでわからないことがあったら聞いてね と 言ってます」
アキラの隣に来たヤヨイが通訳するかのように話しかけてきた・・・・
わからないのはアキラの言葉だ と言おうとしたが やめた
ミユキ「二人も仲いいわね、アキラの声を理解してる時点から運命よね」
ヤヨイ「私は逆に アキラの声が聞こえないことが無かったからね」
アキラ「ほ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ライ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」
ヤヨイ「ほんと運命だと思うよ と 言ってます」
・・・・・・・・少しめんどくさい気がした
ミユキ「土に水を混ぜても 水しか動かせないのよね」
ヤヨイ「私も何度も試したけど ほんと土は動かないわ」
まぁ 『土の力』さえ皆無の僕には関係ない・・・・・・・
少し溜息をついてしまって窓の外の人工太陽の明かりを見てしまう・・・・・
ヤヨイ「そういえば 昨日 先生に・・・そろそろカップル成立のリミットの日まで30日をきったから 私たちやミユキたちに 協力してほしいって言われたわ」
ミユキ「協力?」
ヤヨイ「うん、できるだけ強制的にカップルを決めるんじゃなくて 各自が異性に興味を持って自発的にカップルに成るほうがいいって・・・」
僕は会話を聞きながらも 他人事のように思っていた
ミユキ「どんな協力をしたらいいっていうのかな?」
アキラ「こん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ミユキ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」
ヤヨイ「こんど先生が私たちにその話をするからね って先生が言ってた と 言ってます」
ミユキ「大変なこと協力させられるとかだったら・・・・・やだな」
少しいやそうな表情をしたミユキ
ヤヨイ「たぶん・・・・・・・・異性に興味を持たせるように・・・・みたいな内容だと思う」
ミユキ「え・・・・なんだろ 少しいやな予感がする」
僕は人工太陽のまぶしさに耐えられなくなり
ヤヨイのほうに顔を向けると
なぜか ヤヨイが赤面しはじめた
ミユキ「!?え?な・・・なんでライと目が合ってから顔赤くしてるのよ!!?」
嫉妬か?ミユキが少し焦った様子で俺とヤヨイを交互に見てくる・・・・
ヤヨイ「あ!違う違う・・・・・その・・・・・・言いにくいんだけど・・・・・・」
赤面したまま声を少し小さくしていく・・・・・・・
アキラ「こ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ヤヨイ「これはライにどうこうじゃなくて と思う と 言ってます」
ミユキ「気になるなぁ・・・・私のライを好きにならないでよ?」
ヤヨイ「うん 私 ライは頼りなくて好みじゃないから」
・・・・・・・・・・・ひどい
その日の夜
僕の部屋に ミユキとアキラとヤヨイが来ていた
この部屋では 今ではミユキと一緒に暮らしていることが多い
少し広めのワンルーム
テーブルに椅子とソファー
それと 二人で寝るのがギリギリくらいのサイズのベッドがある
僕とミユキで椅子に座り
アキラとヤヨイにはソファーに並んで座ってもらった
ヤヨイ「・・・・・・・聞きにくいんだけど、ミユキ達って・・・ほら、もうその・・・」
赤面しながら誰にも視線を合わせずに話し始めたヤヨイ・・・
ミユキ「ん?なによ・・・・何を聞きたがってるのか想像つくけど・・・・・・」
僕はまだ 想像がついていない・・・・・
ヤヨイ「じゃあ聞くけど・・・・・もう・・・・ライ以外の男子と・・・・・・した?」
数分前に飲んだカプセルを吐きそうになってしまった
ミユキ「え?エッチな事よね?しないしない!!!!私が好きなのはライだもん」
そう言って俺の腕にしがみついてくれて 素直に嬉しかった
ヤヨイ「そ・・・・・そうよね、ほら・・・・昨日もシンヤと『性の間』に行ってたから・・・・三人でいろいろしてるのかなって思っちゃって・・・」
ミユキ「してないしてない!!!ホントよ!ただ シンヤが居る前で ライと・・・その・・・・するだけで・・・・・部屋も暗くするし 裸とかも見せないから」
アキラ「あんし・・・・・・・・・・・・・・・・」
ヤヨイ「・・・・・・・アキラも安心したって言ってるわ」
ライ「二人がそんな心配してたなんて思わなかったよ」
そう話した俺にしがみついたまま ミユキが俺を見た
ミユキ「ライは分かってないのね~。あのね、他の生徒達に異性の良さを伝えるという使命みたいなのをこれから先生達に言われるかも知れないのよ私たち。そうなったら 資料や口頭で伝えるより・・・・・実際に見たり体験してもらう方が早いでしょ?」
ライ「え???」
ヤヨイ「それが心配だったのよ。もし 二人がシンヤに異性の良さを教えてるとしたら やっぱりもうミユキとシンヤが・・・・・」
ミユキ「してないしてない!ホントにしてないから」
ヤヨイ「・・・・・・・・なら いいんだけど。私は アキラ以外と愛し合うなんて 考えられない」
ミユキ「私だって ライ以外と したくないから・・・・。先生がその話を私たちに行ってくるまで 考えすぎないように過ごそうよ・・・・・今は 力の成長をしておきましょう」