オデュッセイア海洋高等学校の生徒の盗撮をしていたら、コトネにそのことがバレてしまい脅されてしまう。

 盗撮した写真のことをバラされたくなかったら言う事を聞くのを条件に、先生はコトネに好き勝手されてしまう。

 今日もまた、コトネに『ある場所』へと呼び出される。

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本文

 

 オデュッセイア海洋高等学校の生徒であるコトネからの突然の呼び出し。

 指定された場所へと向かいながら、私の胸の中にはどうしても拭いきれない「嫌な予感」が渦巻いていた。

 

 到着したのは、学校の近隣を流れる巨大な川だった。

 ただの川ではない。助走をつけてジャンプした程度では到底対岸には届かないほどの横幅があり、なにより水が深く淀んでいて、底が全く見えない。地元の人々からも「泳ぐのは危険だからやめておけ」と非推奨の烙印を押されている、薄暗く静まり返った場所だ。

 

 ──もっとも、私にとっては、『いつもの』川だ。

 

 岸辺に立ち、淀んだ水面を訝しげに見つめていたその時だった。

 ザパンッ、と重たい水音が響き、波一つなかった水面が大きく割れる。

 水しぶきの中から現れたのは、特徴的な尾びれ。それが力強く水面を叩き、跳ねたかと思うと、水しぶきの中を滑るように小柄な身体が舞い上がった。

 

 彼女は水上で軽やかに、そして美しく回転し、水の抵抗をまるで感じさせない滑らかな動作で静かに水面へと着水する。

 

「待ってたよ。先生」

 

 濡れた髪から雫を滴らせながら、コトネは静かにこちらを見上げて一礼した。

 その声には変な抑揚や間延びした響きがなく、まるで深い水底のように静まり返っている。

 

 底知れない深さを持つ川の中心で、腰まで水に浸かったまま淡々とこちらを見つめるコトネの姿は、ひんやりとした静謐さと、どこか人間離れした不思議な雰囲気を纏っていた。

 

「……コトネ、要件っていうのは……」

 

 私が岸辺から声をかけると、コトネは表情をほとんど変えずに、尾びれを水面下でゆらりと揺らした。

 

「……先生ならわかり切ってると思うけど」

 

 コトネは静かに瞬きをして、私を真っ直ぐに見つめた。

 

「水の中にいれば、不要な音は何も聞こえなくなるから。先生と私だけで、静かにお話をしたいと思い」

 

 嫌な予感は的中したような、していないような。

 底の見えない川に浮かぶ彼女の姿はあまりにも自然で、私はただ、その静かなペースに引き込まれていくのを感じていた。

 

「はぁ……」

 

 どうしようもない閉塞感に、私は思わず深い溜息をこぼした。

 

「ため息を見せつけちゃうんだ。先生はすでに要求を呑むしかない状況なのにね」

 

 その溜息を聞き咎めたコトネは、静かに目を細めた。「余計な態度を見せて私を苛立たせるな」とでも言わんばかりに、艶やかな唇をゆっくりと舐め上げる。

 声のトーンこそ変わらずおっとりとして静かだが、こちらを見据えるその瞳には、底知れないねっとりとした熱が帯びていた。

 

 冷たい水の中にいながらにして、まるで蛇に睨まれた蛙のような感覚。圧倒的な捕食者の視線に射抜かれ、私の背筋に冷たい汗が伝う。

 

「オデュッセイアの生徒の盗撮写真集、クロノススクールにリークしちゃってもいいならいいんだけど」

 

「それだけは……っ」

 

 想像するだけで血の気が引く最悪のシナリオに、私はたまらず顔を強張らせた。

 しかし、コトネは表情一つ変えることなく、淡々と告げる。

 

「嘘。そんなことしない」

 

「……『言うことを聞くなら』、だよね……」

 

 私の言葉に、コトネは小さく瞬きをしただけだった。否定も肯定もしないその深い水底のような瞳が、何よりも雄弁に『正解』を物語っている。

 

「分かってるなら、私は先に行くね」

 

 そう言い残すと、コトネの身体が滑らかに沈み込んだ。

 音もなく水面が揺れ、特徴的な尾びれが一瞬だけ見えたかと思うと、彼女は淀んだ川の中へと完全に姿を消してしまう。

 

 あとに残されたのは、不気味なほど静まり返った暗い水面だけ。

 地元民から非推奨とされる、底の見えない巨大な川。だが、私に立ち止まるという選択肢は最初から用意されていなかったんだ。

 

 意を決して、『いつものように』私はその薄暗い川へと自らの身体を投げ出した。

 

 全身を打ち据えるような、刺すような水の冷たさ。

 想像以上の深さと水の重さに、服を着たままの身体はあっという間に自由を奪われた。必死にもがいて水面を目指そうとするが、足は全く底につかないどころか、淀んだ水流が容赦なく私を下へ下へと引きずり込んでいく。

 

「(息が……っ!)」

 

 パニックになりかけ、肺の中の空気がゴボッと口から漏れ出たその瞬間。

 

 暗闇の中、何かが私の身体を力強く、そして柔らかくホールドした。

 暴れる隙など微塵も与えない、抗いようのない万力のような力。そのまま私の身体は、水の抵抗など一切存在しないかのような凄まじいスピードで、水中のさらに奥深くへと運ばれていく。

 

 言うまでもない。私を捕らえたのは、この水中の絶対的支配者であるコトネだ。

 

 水底の暗闇へと引きずり込まれる中、水の抵抗を全く感じさせない手つきで、私の身体から衣服が手際よく剥ぎ取られていく。

 

 抵抗する間もなくそのままコトネに服を脱がされてしまい、私は水中で彼女に襲われる形となった。冷たい水の中で、絡みついてくる彼女の滑らかな肌だけが恐ろしいほどの熱を持っている。

 

「ん……くっ……」

 

 そのまま彼女は私の陰茎を手でしごきはじめた。その動きはすでに手慣れたもので、焼けそうなほど熱を持つ手であっという間に私の陰茎は勃起させられてしまった。

 

「(酸素が、もう……っ!)」

 

 息が限界のため、私はたまらずコトネの腕を何度も叩いてタップアウトをするが、彼女は私を水面に持ち上げてはくれない。ゆらゆらと揺れる水中で私を見つめる彼女の瞳は、どこまでも静かで、微塵の焦りもない。

 

 私の苦しげなサインを無視して水底に留め置く理由は明確だ。すでにコトネに、私の肺活量の限界を正確に把握されてしまっているからである。

 

 最初のころこそ酸欠になり意識が飛んでしまうことがあったが、すでに何回も私を水中でレイプしているコトネにとって、私の肺活量など目に見えるものなのだ。

 

「んふ……」

 

 そう、『まだ意識を手放すラインではない』と、彼女には完全に計算され尽くしている。しかし、頭でそれを理解していても、肉体に刻まれた生存本能は正直だ。

 

 酸素を求めて肺が焼け付くような苦しさに耐えきれず、私は水中でもがき始める。なりふり構わず手足をばたつかせ、彼女の万力のような拘束からなんとか逃れようと激しく暴れた。だが、水中の覇者である彼女にとって、陸の生き物の無様な抵抗など、すべて手のひらの上での出来事に過ぎない。

 

 コトネは私が暴れたその動きを力でねじ伏せるのではなく、水流と共に巧みに利用して、そのまま自身の、暖かな膣へと私を招き入れてしまう。

 

「──っ!?」

 

 声にならない絶叫が、細かな泡となって水面へと昇っていく。もがくために無我夢中で捻った私の腰の動きが、そのまま彼女と完全に繋がるための推進力へとすり替えられてしまった。

 

 腕が、脚が、私の身体に絡みついてくる。いつの間にやらコトネも全裸になっており、水中で二人もつれあう。

 

 そのまま川の中で激しく責め立てられる。

 

「んんっ……!! ぼごっ、んぁっ……!」

 

「んちゅ……」

 

 酸素を求めて口を開こうとした瞬間、それを封じるようにコトネの冷たい唇が重なった。もはや私が息ができずに苦しんでいることなど彼女には些末な問題らしく、『水中で呼吸できないから関係ない』と言わんばかりに深く、容赦のないディープキスをされる。

 

 肺に残っていたわずかな空気すらも、侵入してきた彼女のしなやかな舌によって無慈悲に絡め取られ、行き場のない細かな泡となって水面へと消えていった。

 

 まるで、水中をさまよう彼女の動きのように動く舌に。

 

「──っ! ぁ……っ、んんっ!」

 

 さらに彼女は私を深く抱き込んだまま、川の流れを利用して腰の動きも早めてくる。

 私の必死の抵抗も、淀んだ水の重さも、すべてを自身の推進力と快楽に変換してしまうその恐るべきテクニック。水圧と急加速する前後の動きが相まって、下半身の奥底から電流のような暴力的な快感が脳髄へと駆け上がっていく。酸欠で完全に真っ白に霞み始めた視界。

 

 その中で、私を逃がさぬようにじっと見据える彼女の表情が揺らめく。普段の静かな雰囲気は完全に鳴りを潜め、その顔はどこまでも捕食者の顔だ。

 

「(あ……もう、だめ、だ……)」

 

 薄れゆく意識と、肺を焼き尽くすような酸欠の苦しみ。そしてそれを遥かに凌駕して押し寄せる、逃げ場のない暴力的なまでの快感。極限状態の中で完全に理性を吹き飛ばされた私の身体は、ついに抗うことのできない限界を迎えた。私はそのまま水中で、コトネの中に射精する。冷たい水底の暗闇の中で、私から放たれた熱が彼女の奥深くへと注ぎ込まれていく。

 

 すると、それを察知したコトネは、まるでスイッチが入ったように腰を速めてさらに求めてきた。

 

「んんっ……!! じゅぷ……っ、ちゅぁっ……!」

 

 深く塞がれた唇から、彼女の微かな歓喜の吐息が流れ込んでくる。私がすべてを吐き出し、完全に力が抜けきっているというのに、この恐るべき捕食者は満足するどころか、さらに飢えを剥き出しにしてきたのだ。濁流のように押し寄せる彼女の激しい動きと、酸素が完全に底をついた限界の身体。

 

 容赦のない水中の覇者の前で、私はもはやピクリとも動くことができず、ただ意識の深淵へと沈みながら、果てのない快楽の波に翻弄され続けることしかできない。

 

 真っ暗な水底で完全に限界を迎え、意識の糸が切れかけたその瞬間。グンッと強い力で身体が上へと引っ張り上げられた。

 冷たい水から顔を出し、ようやく水面にあげてもらい、酸素を目一杯吸う。

 

「ぷはっ……! はぁっ、はぁっ、はぁっ……!!」

 

 肺が焼けるような痛みに耐えながら、必死に酸素を求めて、口を開ける。

 しかし、命を繋ぐためのその時間はあまりにも短かった。すぐにその口は唇でふさがれる。

 

「んんっ……!?」

 

 せっかく開いた口から酸素を吸い込むことは許されず、酸素の代わりに、コトネの舌、唾液が流し込まれてくる。

 

『それ以外渡さない』。

 

『それ以外許さない』。

 

 言葉ではなく、圧倒的な支配力を持った舌の動きでそう言うようにコトネは水上でも責めを止めない。呼吸を封じられたまま、水面に浮いた状態で再び激しく身体を揺さぶられ、私の頭は限界を超えた快感で真っ白に弾け飛んだ。

 

 やがて、ちゅばっ、と生々しい水音を立てて口が離れて、もう一度酸素を吸わせてもらうと、再びコトネによって水中に連れていかれる。

 

「あ……っ、ごぼっ……!」

 

 暗く冷たい川の底へとまたしても引きずり込まれながら、私は絶望と底なしの快楽が混ざり合った感情の中で悟った。

 

 嗚呼、今日もまた、『意識を飛ばさせてくれない』のだろう。

 

 白目をむいて、酸欠になって。限界の限界まで、徹底的に弄ばれる。 そうして私を搾りに搾ってから解放するのだろう。

 水中の捕食者に完全に捕らえられた私は、もはや抗うことすら忘れ、彼女が与えてくれる冷たくて熱い地獄の底へと、どこまでも堕ちていった。

 





口調がわからん。
おとなしく実装されるのを待てってな(執筆したのは本日の朝2時頃)

ピクシブでも同作品を投稿しております。
何卒。

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