一騎当千の妄想、孫策、孔明、呉栄

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一騎当千の妄想、孫策、孔明、呉栄


一騎当千 妄想 ~覇気と小覇王の誓い~

南陽学院の校舎裏。転校初日から校内の不良闘士たちを一人で壊滅させ、退屈そうに髪をいじる少女――孫策伯符の前に、転校生である俺は立ちはだかった。

 

「おい、転校生。俺と勝負しろ。ルールはシンプルだ。負けた方が、勝った方の『下僕』になる。……どうだ、受けるか?」

 

俺の不敵な提案に、孫策は目を丸くした。「ええ~っ!? 負けたら下僕ぅ!?」と驚きつつも、持ち前の負けず嫌いと天然ボケが災いし、ニカッと笑って拳を構える。「おもしろいじゃん! 私、絶対に負けないもんね!」

 

それが、すべての始まりだった。

 

戦闘が始まった瞬間、孫策は常識外れの怪力で突っ込んできた。だが、俺にはこの世界にない力――『見聞色の覇気』と『武装色の覇気』がある。彼女の放つ大振りな喧嘩殺法は、見聞色の未来予知に近い視界の前には、まるでスローモーションのようだった。俺は紙一重ですべてをひらりと回避する。

 

焦った孫策が渾身のストレートを放った。俺はそれを避けることなく、武装色の覇気で黒く硬化させた腕で真っ向から受け止めた。「ガキィィィン!」と校舎裏に金属音が響き渡る。

 

「いったぁぁァァい!? 何それ、鉄!?」と涙目で飛び退く孫策の隙を見逃さず、俺は武装色を纏わせた強烈な一撃を彼女の腹部に叩き込んだ。衝撃波と共に地面を転がり、完全にダウンした孫策は、赤面しながらも約束を受け入れた。「うう……わかったよ。今日からあんたが、私の『ご主人様』、だもんね……?」

 

俺は最初の下僕命令として、毎朝のパシリではなく『毎朝、俺の部屋に起こしに来ること』を命じた。翌朝から、午前六時半にドアを蹴破って「ご主人様ーーー!!」とダイビング・ボディアタックを仕掛けてくる孫策を、俺はベッドの中で武装色を硬化させて「ふぎゃっ!?」と迎撃する賑やかな日々が始まった。

 

やがて、毎日を共にする中で、ルール上の主従関係は本物の恋情へと変わっていった。ある夜、俺の部屋で二人きりになった際、ナスのように顔を真っ赤にしながら「ルールだからじゃなくて、本当にあんたのことが……」と告白し、俺たちは深く情を交わした。俺の指先が彼女の胸元で輝く琥珀色の勾玉に触れた瞬間、見聞色が彼女の魂の波動を捉えた。暴走するはずの水龍の力が、俺の覇気の精神エネルギーに触れて心地よさそうに静まり、彼女の肉体と完全に共鳴したのだ。

 

さらに俺は、歴史の表舞台に現れていなかった隠者――最強の天才軍師『諸葛亮孔明』をも、覇気による圧倒的な器と見聞色の導きによってスカウトした。孔明もまた、俺の底知れぬ力に惹かれ、やがて夜の部屋で理性を融かして俺のものとなった。

 

俺は二人の首元に、絶対的な所属と愛の証明として、お揃いの『黒いチョーカー』を贈り、その首元に優しく巻きつけた。翌朝、南陽学院にその首輪をつけて現れた二人を見て、従兄の周瑜公瑾は「俺の従姉妹と蜀の天才軍師が、完全に一人の男のペットになってしまったァァァ!!」と白目を剥いて卒倒した。

 

そんなある夜、玄関の鍵をぶち破って、大人の色気と圧倒的な威圧感を放つ美魔女が突入してきた。孫策の母親であり、前南陽の頭――呉栄(ごえい)だった。「ちょっとォ! うちの可愛い伯符に妙な首輪つけて、夜な夜な何連れ込んでるのよ!」

 

呉栄は挨拶代わりに容赦のない正拳突きを放ってきたが、俺は見聞色で先読みし、武装色で「ガキィィィン!」と平然と弾き返した。闘士の常識を超えた俺の覇気と、圧倒的な覇王の器を前に、大の強い男好き・イケメン好きである彼女は一瞬で頬を染めた。

 

「あら……とんでもない極上の男じゃない……! 伯符、合格よ! ……ねえ、ご主人様? 私もその黒いチョーカー、欲しくなっちゃったんだけど……つけてくれる?」

 

「ちょっとお母さん! ご主人様は私のなんだから、横取りしないでよ!」と怒り狂う孫策と、呆れる孔明。最強の武と智、速度、そしてその血脈までをも手中に収めた俺の、波乱に満ちた南陽の覇道は、ここからさらに加速していくのだった。


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