女退魔師がハ〇エースを支配する妖魔に囚われえっちな目にあわされる話 作:淫ビテーション
オリジナル:現代/ノンジャンル
タグ:R-18 オリ主 残酷な描写 輪姦 拉致 貧乳 凌辱 退魔師
目を覚ましたのは妖魔が支配する車の中
華奢な肢体を男達に貪られる輪姦淫獄に堕ちたキミカの未来は如何に
夜陰に紛れ人々を害する【妖魔】と、人々を護る【退魔師】の戦いが続く現代の日本。煌々と光に照らされる街々は、日付が変わった深夜でもなお人が活動続ける。現にとある都市の幹線道路にも、何台もの車が走り続けていた。
左右の車線を行きかう様々な種類の車、着目するべきはその中の一台である。
黒い大型の車体は、有名自動車メーカーが販売している自動車。
見た目の通りの搭載量で大家族や団体がしばし使用する人気の物で、この国ではよく見かける車種である。
あり触れた道を通るあり触れた自動車。
しかし、その内部を見た者は驚愕に目を見開くはずだ。
車内はあり得ない程に広い。教室程とまではいかないが横も縦もキャンピングカーの内部程。
内装こそキッチンはないが、寝台まで備え付けられていた。
これだけでも驚きではあるが。
「んっう、んぅ……」
寝台の上にあるのは絡み合う肉体。くぐもった声を響かせる者は今、情交の真っ最中であった事だ。
「はぁっふ、んく、はぁ」
まず目を引くのは行為の中心である女。
十代後半と見える、顔の造形は可憐さを残しつつも整っており。やや怜悧な印象の黄色の目は、奥底にある慈悲によって冷たさを抱かせない。
黒灰色の艶髪は長く流れ、顔の両横に一房ずつ編み込まれていた。身長150cm代半ばの肢体は細く胸尻は小ぶりだが、健全に肉付いた女の艶めかしさ。
彼女の名はキミカ、腕利きの退魔師であるが、今は肉体を好きに使われていた。
キミカは今、全ての衣装をはぎ取られ白い裸身を晒している。
否、白い首元に首輪を着けられ、鎖は寝台横の柱へと延びて、飼い犬じみた姿に違わず四つん這いにされていた。
背徳的な艶姿を肉槍で味わうのは三人の男。
彼らの顔は黒い靄が纏わりつき判然とせず。
しかし股間を反らんばかりに隆起させ。
華奢な肢体をむさぼり続ける。
「んっおっ! んぶっ!?」
一人は背後から秘所に挿入し暖かい中をかき混ぜ。もう一人は顔の前に突き出し舌で刺激させ。最後の一人は黒髪に巻き付け、汚しながら感触を味わう。
「はふ、う、やめ……なさい。
洗うのが、大変でしょう」
これまでの声とは違う涼やかな声で咎められても三人は構わずに犯し続ける。
「やめ……いっ!?」
抗議の声を打ち消すように挿入した男が激しく腰を振り、これまでより深く突き入れる。
深い所に突入した熱く、膨張した肉槍。先端からは当然の如く白濁液が吐き出されていった。
ドプ、ドピュルルルと熱い精がキミカの中を蹂躙していく。
「んっやっああああああああ!」
電流を流された様にのけぞり、艶めかしい悲鳴を上げる彼女の姿に刺激を受けたのか残りの二人も腰を突き出す。
片方が髪から引き抜いた物含め、二本の肉槍がキミカの口をこじ開け、堪えきれなかった様に白濁液を吐き出した。
「ん~~~~~~!?」
二方向から白濁液が口内へ流れ込み、入りきならなかった雫がシーツへ零れ落ちる。小さな口から零れ落ちる精液。その量は少なくない。
「うえ、げほ!? ら、乱暴な……!」
えずきながらも、生臭さを堪え息を吸い空気を取り込む。挿入されていた逸物も引き抜かれた。
しばしの小休止。息を整えながらキミカは仰向けに倒れこむ。
小ぶりな乳房の先端が、天井への直線を描いて上下する。
(これで三回目。まだ逃れられ、なそうですね……)
隙を見て逃げるかしたい所だが、残念ながらそうはいかないようだ。
これまでと同じ様に虚ろな表情をした男達は肉槍を勃たせ、キミカににじり寄る。
まだまだ彼女を犯したりない様だ。
「そう、うまくはいきませんか」
キミカの体が引き起こされ、また欲望の為使用される。
今度は一人が仰向けになり彼女に騎乗させた状態で挿入。一人が正面から肉槍を乳房に押し付け、一人が手で扱かせる。またしても三人に犯される形。
「んっ……くぁっ!」
男達の肉体の狭間に見える黒髪に白く華奢な裸身。
彼女への苛みはまだ続きそうだ。
(油断はしていないつもりでしたが……まさかこんな目にあわされるとは)
水音に紛れちゃり、となる縛める鎖の音。嫌に耳に付く音を聞きながら、キミカは後悔と恥辱に顔をゆがめた。
────数時間前
人気の途絶え、静寂に包まれた公園。舗装された歩行路を太く毛深い足が踏みつける。
「ハァッハァッハァッ」
荒い息遣いの主は毛むくじゃらの体に熾火の如き一つ目の妖魔。
全長2m程の逞しい肉体は内に秘める暴力を感じさせる。
されど随所に傷を刻まれ、青い血を流した姿は、それが追い詰められている事を示していた。
「ガアアッ!」
怒号と共に妖魔が、手にした鈍器を敵へとむけて振り下ろす。
並の人間では躱し得ない疾さ。
破壊的な一撃が獲物を捉える事もなし。
妖魔より小さな影は低姿勢で突貫。
するりと、蛇の如く妖魔の体へ纏わりつき。
頭頂近くまで上がり。
「────ふっ!」
僅かな息遣いと共に無防備な首元を短刀にて刺し貫く。
凶悪に歪曲した刃が急所を断ち切る
「ガギァ……!」
断末魔をよそに影が着地。
確実な致命傷。振り返ると妖魔が崩れ落ちる。
骸が瞬く間に崩れ消失していくのを確認し。
影──キミカはふう、と一息つく。
「妖魔の消滅を確認」
弱まった電灯の光の下、刀身を軽く振って血振り。
キミカの姿は常と異なる退魔師としての仕事姿。
華奢な肢体の首から四肢の末端までは防護効果のある黒い薄手のタイツ。その上からハーフパンツを履き、胸部はタンクトップ状の衣装の上から金属の軽鎧で覆い。手袋と頑丈なブーツの他に、灰色のフード付きローブを羽織っている。
何処か暗殺者的な雰囲気があり。
同時に、煽情的な一面もある装い。
生地の薄さ故に汗ばんだ肉体が透け。
男が見れば艶めかしさに生唾を飲み込む事請け合い。
「流石にこのレベルとの連戦は……疲れましたね」
先程の妖魔とは別に、キミカもう一体妖魔を屠っている。
それぞれ一対一なら楽勝とはいかなくても順当に勝てる程度の強さ。
しかし二対一でなおかつ市街地が近い故神経を使い戦う羽目になった。
故に普段以上に仕事後の体が気怠く感じられる。
妖魔の討伐は成功したが、最近は発生件数も増えている。
不穏な兆しは幾つもありつい最近も
多少は休養を取る予定だが、すぐにまたキミカも動く事になるだろう。
現役の腕利き退魔師が遊んでいる余裕はないのだ。
(今日は帰って寝る事としましょう)
臍近くに張り付いたタイツを整え、ローブの裾を翻し歩き出す。
後は帰り羽を休めるだけ。
その前に端末で依頼完了の報告をしておくか。
「……?」
端末を取り出そうとした所でキミカは眉を顰める。
右腕に微かに感じる違和感。
見るとタイツが破れ僅かに血が滲んでいた。
(死に際の反撃を受けていましたか」
恐らく妖魔の首を刺した時、死に物狂いの反撃がかすめていたのだろう。
なまじ小さな傷故に気づかなかったのか、と得心してキミカは丸薬ケースを取り出す。
妖魔との戦闘を生業とする以上、その程度の備えは当然。
誰もいない公園の灯の下。
小口を開き掌に載せた丸薬を飲み込む。
──刹那、キミカの体に無数の手が絡みついた。
「なっ!?」
ルアーを咥えた魚が釣り上げられる様に、長い手に掴まれキミカは引きずられる。
四肢を掴まれ得物を鞘より抜く事も、木々に掴まり耐える事もできない。
一瞬の隙を突かれ、窮地に陥っていた。
「く……このっ、ああ!」
身をよじり拘束を緩めようとしても、拘束する手はぴたりと吸い付き隙間を作らない。
瞬く間にキミカは手の根本、スライドドアを開けた黒い自動車へ放り込まれる。
微かな悲鳴を遮り、スライドドアが閉まる。
そして何事も無かった様に車が走り出した。
◇
「んっ……」
微かな振動を感じキミカは瞼を開ける。
視界に映るのは知らない天井、続いて己が気絶する前を。
「っ!?」
思い出し、咄嗟に跳ね様とするも失敗。
転倒し柔らかい地に頬ずりする事となった。
首輪から伸びる戒めの鎖に、薬でも打たれたのか力の入らない体。
常人以下の能力しか備えていない状態では戦闘等到底無理。
どうにか体を起こしたキミカの頬は紅潮していた。
何せフードロープからインナーのタイツに至るまで全て剝がされていて。
白い裸身を隠す物はことごとくなかったから。
それでも内心の恐怖心と羞恥心を隠し、相手を睨みつける。
寝台の上の自分を眺める顔が見えない男達を。
「くっ……後悔しますよ」
言葉は己を鼓舞するのみならず、この事態の黒幕──
妖魔が魔力を流し込む等して無機物を支配するケースは存在する。特異な能力と異端の思考を以て、文明の力を利用しようとする妖魔はいつの時代も必ずおり。特異な例だが融合した列車を己の領域とし多数の人間を捕食した例もある。よりにもよってそんな存在に奇襲されたのは不運極まりないが、あり得ない事ではないのだ。
気絶する前にみた長く伸びる手をのばした車。
推論ではあるが当たっている可能性は高い。
常人からすれば驚くべき妖魔の歴史よりも今は目前の女肉と言うべきか、三人は同時に逸物を更に屹立させキミカへと手を伸ばし触れる。
秘所の中を掻き回し、新鮮な色合いの乳首をつまみ、腿や髪を厭らしく撫でる。
細かく動く手の動きよりキミカは身をよじっても逃れられない。
「やめ、なさい……! 厭らしい手っでぇ、触るなぁ……」
彼女からすれば嫌で仕方がないが、体は防衛反応を起こす。
秘所からはくちゅ、くちゅと水音が聞こえてきた。
頃合いと感じたか、体を弄っていた二人がキミカの両腕を掴み引き倒す。
背中が寝台へつくと同時に、秘所を掻き混ぜていた男が、仰向けにされたキミカの正面へ。
濡れふやけた筋に宛がわれる逸物が。
嘲笑う様に小刻みに揺れて。
少しずつ押し入った所で。
「っう、くっああ!」
ずぶ、と一気に腰を突き出し繰り入れた。
「あ~っ!? ああ~!」
犯されるキミカは嬌声から離れた悲鳴を上げる。
内部からの蹂躙は、退魔師として味わった事があるとしても。
そう簡単に耐えられる物でなし。
その時がキミカが囚われた淫獄の始まりであった。
東北へと続く高速道路、昼時近い故にそれなりの数の車が、車間を保ち走っている。
その中の一つである青い車も、何の変哲もなく目的地へ進んでいた。
「時間ありそうだし、次のパーキングで休憩しますか?」
「そうだなあ。確か後十分位で着く所にあるし」
青い車に乗るのは会社員らしき二人。
商談か顔合わせか、何らかの仕事の為高速を走っていた。
「ついでに帰り用にお菓子でも……うおっ!?」
窓の外へ目を向けていた助手席の青年が驚愕。
運転席の年長者も心臓を跳ねさせた。
「おいおいどうしたいきなり。事故でもあったのか?」
「あ……いや、何でもないです。見間違いで」
「消火器を蹲る人と間違えた様なもんかあ?」
先輩の言葉を肯定しながら青年は横目でちらりと並走車を見る。
黒い車の後部座席には誰も乗っていない。
何の変哲もないシートがあるだけ。
(やっべ……恥かく所だったよ。
昨日11時位には寝たのになぁ)
内心の動揺を押し殺し青年はペットボトルの茶を口に含む。
最近購入したエロ同人に似たシーンはなかったはず。
(こんな昼真っ盛りの車内で、ヤってる奴なんている訳ないわ)
パーキングへ入る為青い車が車線をそれていく。
だからか彼は知る事なかった。
己が目の当たりにした光景が事実であると。
「ん~~! んん~~っ!」
背面座位でキミカを抱え犯す男は、両の乳首を指の間で刺激し声を上げる口を口でふさぐ。
当然挿入している逸物も含めると4点を同時に責めている格好だ。
身動きも抵抗も許さず、新鮮な女体を堪能していく。
「んっ! んんん~~~!!」
痙攣した男が射精し、その数倍キミカが震撼する。
しばしの余韻の後、逸物が引き抜かれ同時に彼女の口も解放された。
「はー♡はぁっ、ふぅぅはぁ……」
淀んだ空気でも口を強引に塞がれた状態よりは遥かにマシ。
必死に呼吸するキミカの前にずい、と逸物が突き出される。
逸物は
キミカへの凌辱が4回を超えたあたりから、何らかの趣向か中を長く使う為か男達はやり方を変えていた。一度キミカを布で乱雑に拭った、中出し輪姦ではなくゴムをつけた男が一人ずつ犯す。交代で長く楽しむつもりのようだ。
そんな悪意に満ちた事情を鑑みれば。
中出しこそされなかったが直視したい物ではない。
「下品な真似を、してくれますね。
そんなに好きならしてあげます」
頭を掴まれたキミカは苦々し気な顔で舌を出し、コンドームの先端に舌を這わせる。
自身の中に出されるはずの精液を、チロチロとゴム越しに舐める様は淫靡極まりない。
キミカの瞳が上目遣いで奉仕させる男を見上げる。
相変わらず顔はみえないが、動きはぎこちなくなっており。
射精の量も少なくなってきている。
(代わる代わるとはいえ流石に弱ってきましたか?)
彼女とてただ犯されていたわけではない。
簡単に逃れられないと判断するや否や、持久戦の構えを取っていた。
薬で退魔師としての力の大半を封じられたとしても、恒常的に作用する術式は稼働中。増強された並外れた体力に加え、精液から術式用の魔力を取り込む事も出来ている。キミカは素人でもなく、妖魔の手に堕ち犯されるのが初めてでもないのだ。
じきに救援が来るか、あるいは隙を見つけて妖魔を倒すか逃げるか。いずれにせよ耐えていれば勝機はあるはず。
事実一人は精魂尽き果てたか、寝台のそばで倒れ。
もう一人も視界の外で倒れているのか、姿を見せない。
両者とも恐らく回復までは時間がかかるはず。
コンドームを付け替えた男が今度はキミカの片足を上げさせ、側面座位の体勢で犯しだす。
「くあっ! うっ……♡」
馴れる事のない内側からの蹂躙に歯を食いしばり耐える。
前後される肉槍によって、じゅぷじゅぷと奏られる音は耳をふさぎたい位だが。
(来るべき時まで我慢です……!)
耐えて、耐える。心身を貪られる凌辱に耐えたキミカは。
三人目の男が倒れたのを押しのけて、一息ついた数分後に。
四人目の男が来た事に呆然としてしまった。
「は…………?」
単純な話ではある。これまで
「う、嘘でしょう。まだ、いたというの?」
しかもこんなに大きなという言葉は飲み込んだ。
四人目の男は平均的な体格だった他三人と違い、プロレスラーの如き強靭巨大な体躯。少女と女性の境目で細めの体格のキミカとは若木と、育ち切った大木程の差。
当然ながら逸物も大きく、肉の破城槌というべき物。
「ひっ────」
怯え逃れようとするも最初に犯された時と同じ。
薬と減退した身体能力のせいで逃げられず。
怪力でうつぶせの状態で、精液臭い寝台に押し付けられた。
「や、やめて! そんなの流石に、入りませんからっ」
しかし男は当たり前の様に尻肉をかき分け。
精液と愛液を垂れ流す秘所へ逸物をあてがい。
混合液を潤滑剤代わりにねじ込んだ。
「ごっおおおおおおおおおっ!?」
内部から鈍い音が聞こえたと錯覚する程の圧迫感。
そのまあ容赦なく前後左右に腰が稼働。
「ああっ♡いひぎゃっおっ♡あ~!」
暴力的な行為に脳が混乱し、気持ち良さすら感じてしまう。
それでも次の瞬間に感じる圧迫感に押し流される。
頭がおかしくなってしまいそうだ。
幾度なく続くピストン運動が、キミカの躰を寝台へと押し付ける。
むせ返る程に濃い精液の臭いが新たに足される。
「ああああああああああああああっ!!」
体内を蹂躙する精液の洪水。
絶叫に近い悲鳴が零れ落ちていく。
「お゛♡、おおぁ……」
ずるりと引き抜かれた逸物から精液が糸を引き、キミカの太腿へ落ちていくが目立たない。
これまでの行為と大量射精によってもう既に汚れ切っていた。
だが、性欲に溺れる男達は構わないらしい。
倒れていた二人が起き上がるとまた寝台へにじり寄る。
仰向けにしたキミカを上下で挟み、逸物を再び屹立させて。
「もう無理……あうっお゛んごっ!?」
口と秘所を二人で串刺しの如く犯し始めた。
「ん゛~あっひあっ♡」
入れ替わり立ち代わり幾度なく男達がキミカを犯す。
来るはずの助けは来ない。
攫われた地点から走り続けやがて高速道路に入り。
着実に遠ざかっている故に。
凌辱の中、抱いていた希望さえも精液で穢れていくのをキミカは感じた。
◇
日が落ちて、空が暗くなった頃。
黒い車が高速道路上で停止する。
運転席からは赤く点灯するライトが幾つも見えた。
丁度前方にある電光看板には、事故による渋滞を知らせる文字が並ぶ。
赤い光の列は長く続いている。
この分だと当分は動かないだろう。
それこそ寝台に転がるキミカ同様。
「う……あ~……」
十数回に渡って犯されたキミカは、最早意味ある言葉すら吐けず呻く。股の間からはごぽ、と精液が溢れぐちょぐちょの寝台を更に濡らす。寝台に放置された鮮やかな色のゴムが行為の回数を物語っていた。
二人の男も流石に疲弊したのか寝台の下に転がっている。
その男をまたいで別の男が隅にあるクーラーボックスからペットボトルを取り出す。
如何に頑丈な退魔師と言っても、最低限の栄養補給と世話をしなくては死んでしまう。ハイエースとして融合した妖魔はまだまだキミカを使い、楽しみしゃぶりつくす予定だった。
ペットボトルをちゃぽ、と一回転させキミカの元へ運ぼうとする。
片手は未だに勃った逸物へ。水分補給を済ませたら早速遊ぶつもりだ。
鼻歌すら聞こえてきそうな軽薄な動き。
しかし寝台を見て男は硬直。
「…………!?」
寝台の上にキミカはおらず。
「───はあぁっ!」
「イギャアッッ!!?」
背後から刺し貫かれ、
「ガッギァッ! ゴ……!」
続け様に頸を深く断たれ抑えながら倒れ伏す。
竿役の男、否
体中を精液で汚し、秘所からは白い雫が零れている。
だがそれでも震える事なく立ち、獲物の血濡れた短刀を構えていた。
見下ろす目には冷徹な怒りと戦意。
キミカの心は過酷な凌辱でも折れてはいなかった。
精液から回収した魔力で術を使い、短刀を手元に転移させ。
秘かに鎖を切断し機会をうかがっていたのだ。
「ナ、ゼオレ、ガ……?」
「簡単な話ですよ」
それこそ、算数レベルの話。
行方不明の退魔師は三人。それが運転役も含めて四人なら妖魔が紛れてる可能性を考えますとも。
仮に私が知らない事件があったか、後で攫ったにしても、可能性を検討する価値はあります」
呪文をつむごうとした口を踏みつけふさぎ、もがく腕を刺して制圧。
死にゆく妖魔に冷たい目で告げていく。
「よく観察……体験の方が正しいですかね?
してみれば他の三人とは微妙に動きが違う。
そしてなによりも」
とどめと同時に一言、嘲り告げる。
「貴方の精液が一番薄かったので♡」
性欲に支配された妖魔への何よりの復讐。
砕けかけの自尊心を打ち砕いた。
「ア、アア~……」
打ちのめされた表情で妖魔は消滅していった。
後に残るのは何もなし。
ただむせ返る精液の臭いのみ。
「んむぅ、っていけない」
前方を確認すると渋滞は依然動かず。
運転席の男も黒い靄がとれ虚ろな表情だが。
依然としてハンドルを握っている。
「……運転の暗示だけ残っていますか。
ならば調整して、他の2人も命には問題なしと」
事故を起こさない様に運転席の男に「次のパーキングまでつつがなく運転する事」と暗示を術で書き換え、後二人の体調をチェック。問題ない事を確認し一応拘束してから換気スイッチをオン。淀み切った空気を排出。
もう妖魔特有の不穏な空気はない。
どうにか切り抜けられたようだ。
「はあ~まさか仕事終わりに襲われるとは。
ここまで酷い目にあったのは久しぶりですね……」
隅に転がっていたタオルで体をぬぐいつつ嘆息。
以前大型妖魔に丸呑みされ魔力タンクにされた時よりマシだが。
流石に心身共に疲れ切っていた。
とは言っても汚れた寝台に腰掛ける気にはならない。
雑にしまい込まれていた衣装を見つけ身に着けていく。
(あの妖魔が改造したのかハイエースの空間拡張機能はまだ残っている。
研究機関に高く売れるのが不幸中の幸いですけど)
緊張は切れていないが現実逃避をしたくなる。
囚われていた退魔師三人をどうするかとか問題は多い。まず第一に。
「一日近く、それも高速走ってたら、そうなりますよねえ……」
電光看板に表示された地名は、キミカの活動する街から何百キロも離れた地名。
見間違いであって欲しいが三度見ても変わらない。
これからやらねばらない事を考えたら……ああ面倒くさい。
「前途多難なものです……はあ」
嘆息するキミカの災難が完全に終わるまで、まだまだかかりそうだった。