貧乳武闘家娘のNTR闘技場 作:自宅の戦闘員
ミレイネの術中にハマったリーファは防戦一方だった。
そして、防御しても意味がない。
「はっ、あああっ!」
官能鞭……ダメージを快楽に変換するという鞭の一撃はガードしたところで、そこから甘い痺れが走るだけ。
鞭で叩かれるたびにリーファ未知の快感に喘いでしまう。
「やっば、これ、本気で……!」
「ふふ、リーファさん、かわいいですよ。ちなみに男性と戦う時は普通の鞭を使います。私の鞭で喘いで射精されるとか最悪なので」
あんまり要らない情報だった。
ともかく、全てを回避しなければ、官能鞭の脅威からは逃れられない。
けれど、足が上手く動かない。
「愛液が太ももを伝っていますよ」
「う、うっさい!」
既に十分叩かれてしまった。
乳首もクリトリスも硬くなり、たくさんの愛液が下着からこぼれてしまっている。
本当に、痛くない。ただただ気持ちいい。
『すばらしい戦いです! 強気で生意気そうなリーファ選手が鞭で叩かれてあんあん喘ぎマゾメスになっていく姿……私も滾ってまいりましたぁ!』
叫ぶ実況に風撃をぶちかましたいが、そんな余裕もない。
もうハイキックは打てない。濡れた下着がぴったりと張り付き女性器のカタチが分かるくらいだし、そもそも秘所の疼きがひどくて足を上げることが出来ない。
「まだ、いきますっ」
「く、んぅ……ふぅ……!」
なんとか避けたが、いつまで動けるか。
リーファはもじもじと太腿をすり合わせ、腰も引けてしまっている。
快楽は積み重なっている。しかし直接性感帯を触られたわけではない。
つまり、物足りないのだ。
こんなにもカラダが昂り、敏感になっているのに、直接的な刺激がない。だから焦らされているような感覚に陥ってしまう。
「……違うっ」
物足りない、と考えた自分に活を入れる。
まるで自分が快楽を求めているようじゃないか。確かに、あのクソ貴族の指や舌はすごい快感……そこまで考えてムリヤリ煩悩を頭から追い出す。
「油断はいけませんね」
「しまっ」
鞭が軌道を変える。
見えている。なのに、避けられない。
「ヴァイパー・ホールド……!」
ミレイネの官能鞭がまるで蛇のようにリーファを襲う。
直撃はしなかった……のではない。打撃ではなく、捕縛。官能鞭がほっそりとしたリーファのカラダを拘束する。
「おっ、ひっ、はあっんっ……!?」
それが、とてつもなく気持ちいい。
というか。
「なによ、この恰好……っ!? ちょ、ぐりぐりすんなぁ……ぁあんっ!」
「説明しましょう、ヴァイパー・ホールドとは官能鞭に魔力を通し、私自身の鞭の技術と魔力操作によってその軌道をある程度コントロールし、対象の女の子を緊縛する技! 後ろ手拘束+M字開脚を強制し、更に鞭が股間の割れ目に食い込み、引っ張ることで女性器とクリトリスにじっくりと快楽を味合わせるのです!」
「あっ、ちょ、食い込んじゃう……んぅ。み、ミレイネさんの技そんなんばっかなの!?」
「そんなんばっかです!」
最悪すぎる。
けど、これまで散々昂らされていたところに、このクリトリス押し潰しは危険だ。下着越しに肉芽がくりゅくりゅと弄られている。
しかも、緩急をつけて、リズミカルに。
「ひぁっ、ぁん、ふはっ、ふぅー……!」
このままだと、絶頂する。
そうしたらもう終わりだ。まだ手があるうちに、無茶をする。
「風撃……っ!」
幸いM字開脚の体勢のおかげで、地面に足がぴったりくっついている。
この体勢なら足の裏に風を集中、踏み込みの要領で後ろに倒れると同時に、爆発させる、
「ひあぁぁぁぁんっ!?」
締め付けが強くなって更に快楽は増したが、一気に後ろに下がったことで、ミレイネがたたらを踏んだ。
そして、拘束が多少緩む。動くようになった手で鞭を掴む、はずが空を切る。
ミレイネ自身が言ったことだ。鞭の極意は放つよりも引く。次に繋げるための、戻しの速さこそが連続攻撃を可能とする。
「はっ!」
実際、ほとんど間を置かず放たれる鞭。横凪の一戦がリーファを襲うも、それを仰向けに寝っ転がることで無理矢理回避。
空気を裂くイヤな音がすぐ近くで聞こえた。
「失策ですね」
ミレイネが駆け出す。
寝転がったことで、リーファは即座の行動がとれなくなった。そう判断し、上からの鞭の叩き落とし。
それを転がりながら回避する。
無様でいい。どうせ立っていたって避けられない。
仰向けになったことで、鞭の方向は正面に絞れた。先程みたいに全身をぐるぐる巻きにすることもできなくなった。
これでまだ避けられる。正面の鞭と足を縛られることだけ注意すればいい。
「っ」
けれどミレイネの判断は早かった。
距離を少しだけ詰め、正確な鞭の連打で勝負を決めに来た。
その連打をこそ待っていた。
今、一番怖いのは拘束技の方。鞭の連打なら、我慢できる。最悪、我慢しなくてもいい。
「風麗拳……じゃない、あたしオリジナル技!」
寝っ転がった状態で、両手を石の床にぴったりくっつける。
ヌロデ戦で学んだ風の用法。今度は掌が足の代わり。風を暴発させて、自分のカラダを砲弾矢のように射出する。
「必殺…………り、りり、『リーファちゃん超突撃』!」
荒れ狂う鞭の最中に自ら突っ込む。
両手で生み出した風の塊を暴発させ、その勢いで吹っ飛びながらの超高速のきりもみ回転ドロップキックだ。
不用意に近づいたのが運の尽き。
当たる面積が少なくなったことで、鞭の嵐を掻い潜り、ミレイネをまっすぐ蹴りを穿つ。
「あたら、ないっ」
ギリギリで避けられた。
ミレイネが勝利を確信し、小さく笑みを浮かべる。
同じように、リーファもまた笑った。
「これは、ミレイネさんに学んだ、ことぉ!」
鞭の軌道を魔力で変えたように、手から放つ風によって空中で態勢を変える。
狙うは首。ミレイネの細い首を、太ももで挟む。
「天つ墜とし……変形っ」
これも風麗拳には無い一手。
愛液でぬるぬる、滑りやすくなっている。だから足で首を絞めるような形に持っていき、全力で後ろに倒れ、逆さまの状態でミレイネの腕を手でつかむ。
手と首を拘束し、高速の挙動で頭を揺らす、変形のフランケンシュタイナー。
「天つ墜とし改:リーファスペシャル!」
「くうぅぅぅぅ!?」
彼女にも大概ネーミングセンスがなかった。
手と首の固定に力を割いたことで、威力は本家よりも下がる。
それでいい、もともと頭から落とす危険な技だ。ミレイネなら重傷にはならないだろう。
石の床に叩きつけられるミレイネ。うご、かない。呼吸はしている、ただ急激に頭を揺らされたダメージを受けたため、完全に意識を失っている。
『勝負あったぁぁぁぁ! この美しき戦いを制したのは、リーファ選手だぁぁぁ! 私も彼女の太腿で首をぎゅっとサレたぁぁぁぁぃ!』
最後まで変態だな、この審判。
ともかく、リーファはミレイネ相手に勝利を収めた。
戦闘経験が浅いからこそ学び、虚を突けたのだ。
※ ※ ※
「ふぁ……」
リーファはフラフラになりながら闘技場の廊下を歩く。
勝利したことで、一日ミレイネの絶対服従権を得た。とはいえ、なにかをさせたいということもない。せいぜい、ラトレの仕事手伝ってとか組手の相手をして、くらいだろう。
それより、今は個室に戻って休もう。
なにせ、勝利したはいいが結局絶頂していない。蜜壺が疼き、正直経っているのも辛い。
足を引きずるように歩みを進め、しかしその前に立ち塞がる影がある。
「よう、リーファ」
筋骨隆々とした、強面の男、ゴダス・ダウデムである。
「なによ、邪魔しないでもらえる?」
「試合見てたぜ。いい声で喘ぐじゃねえか」
「なっ……!?」
反論は出来ない。
ミレイネの鞭で叩かれ快感を感じてしまったのは事実。今も下着は愛液でぐちょぐちょに濡れていた。
「いや、俺も興奮してな。つい、受付に申し出ちまったぜ、そうしたら最悪の大男と可憐な美少女は興行的にも美味しい組み合わせだってな。すぐ決定だ」
「……は?」
「だから、三戦目は俺とお前、って話だよ」
ゴダスと、戦う。
その事実に、何故かカラダが震えた。
ニヤリといやらしく笑う彼は、無遠慮に近づいて来る。
「ちょ、近寄んなっ」
今は汗をかいてるし濡れてるし、恥ずかしい。
それに、ゴダスの匂いはヤバい。
至近距離まで詰められ、彼の体臭が届く。濃い、雄の匂いだ。
何故かは分からない。なのに、臭いとしか思えないこの香りに包まれると、きゅんと子宮が疼く。
まるで、“幾度となく彼に抱かれて、その匂いと快感を紐づけて覚えさせられたかのように”。
「はっ、あぁ……」
「へっ、楽しみにしてんぜ、メスガキ」
リーファは三戦目。
一度も絶頂出来なかった欲求不満のカラダで、濃い雄の匂いを纏う男と戦うことになる。