貧乳武闘家娘のNTR闘技場 作:自宅の戦闘員
「ねえねえ、ラトレ。あたしさ、ちょっとセンスに溢れすぎてるみたい」
「どうしたの、いきなり?」
「ミレイネさんの試合で新必殺技『リーファちゃん超突撃』を編み出しちゃった」
「……センス?」
よく分からないけど、あんまりセンスは感じられなかった。
闘技場の外で待っていた僕のところに、リーファちゃんはミレイネさんを引き連れてやってきた。リーファちゃんが試合に勝利したので、契約魔術のルールで従っている状況らしい。
「可愛らしい女の子を従えるのが趣味でしたが、逆の立場も悪くありませんね」
ほふぅ、と息を吐くミレイネさん。
これたぶん契約魔術で縛らなくてもノリノリで従ったと思う。
華奢で可愛いリーファちゃんに絶対服従な豊満美女のミレイネさん。
なにやらそこはとなく、いかがわしい響きである。
「と、ともかく、おめでとうリーファちゃん!」
「ありがとー。タイン爺ちゃんの直伝の風麗拳、それをさらに改良! ふぅ……あたしの才能が怖いわ」
めっちゃドヤってる。
が、一転表情が真剣なものに変わる。
「三戦目の相手、決まったよ。ゴダス・ダウデム、さいてーな変態男」
どくんっ、と心臓が鳴った。
前週でリーファちゃんを穢した男だ。またもゴダスとの戦いが起こる。
彼女も、強敵としてかなり警戒しているようだ。目には少しの恐れが宿っていた。
「まぁ、負けるつもりはないけどね」
にっ、と不敵に笑うけれど、不安は拭えない。
それを見てリーファちゃんは僕に抱き着いてきた。
「もー、心配しないでって。一応、同じランカーのミレイネさんにも買ってるんだから」
「それはそうなんだけど……」
「あ、今晩の夕食、ミレイネさんにご馳走してもらえることになりました。やわらかステーキで有名なお店です。ウォルプ牛です」
残念ながらシリアスが持続しないリーファちゃんです。
というより、僕のために話題を変えてくれたんだろうな。
「えと、僕までいいんですか?」
「ええ。今の私はリーファさんに絶対服従ですから。ラトレくんと三人でおしゃべりしながらの夕食なら、私も楽しいです」
本当、ほんわかお姉さんだな。
この人が闘技場のランカーなんだから驚きだ。きっと試合の時も、優雅に舞うような戦い方なんだろう。
「じゃあ、お言葉に甘えて」
「いこー! あぁ、ウォルプ牛のステーキ……さいってーな大会に呼ばれたけど、食事のレベルだけは村とは比べものにならないのよね。マティアス侯爵には感謝しかないわ」
根本的に迷宮都市の食事はレベルが高い。
食べることが好きな彼女には素晴らしい環境なのだろう。
「いつかさー。お祝いの時は、村の人たちにも振る舞いたいなぁ……なんて」
リーファちゃんの言葉の意味を間違えたりはしない。
いつか夫婦になったら、そのお祝いの席では美味しい料理を出したい。
こっちに来てから好意を表に出してくれることが多くなった気がする。
「そ、そうだね」
「あ、ラトレ顔赤い」
「リーファちゃんだって」
吐息のかかる距離でじゃれ合う。
あたたかい瞬間と、ミレイネさんの冷たい視線。
「あれ、これ私、邪魔でしょうか? お金だけ払って別の席の方がよいのでは……」
「そ、そんなことないわよっ!? ねっ!?」
「もちろんだよ!? ミレイネさん、皆で楽しくご飯しましょう!」
超取り繕った。
※ ※ ※
まだ僕は華燎宴武の観覧料は稼げていない。
30万リム、しかもこれ一日分にしかならない。代筆の仕事をかなり多く入れているけど、なかなか厳しかった。
だけど、リーファちゃんは順調に勝利している。
前回の世界だと、一戦目はヌロデ選手に辛勝、二戦目はゴダス選手に敗北からの絶対服従。
でも今回は、ヌロデ選手に一撃ももらわず快勝、ゴダス選手と同じ上位ランカーであるミレイネさんにもかなりダメージは食らったが勝ったそうだ。
「リーファさんはとても強かったです。独自の技や応用技など、風麗拳に頼りばかりではない戦法はお見事でした」
休養日、敗北したミレイネさんはリーファちゃんに絶対服従。
と言っても特に命令したいこともないそうなので、僕が「話が聞きたいから宿屋に呼んでほしい」と頼んだ。
すると試合の内容は、オリジナル技や天つ墜とし改など、発展形の技で勝利を収めたとのこと。
はっきり言うと、村にいた頃のリーファちゃんはそんな器用な真似は出来なかった。
リーファちゃんが、明確に強くなっている。
しかも、ヌロデ選手との戦いの時点で、既にその片鱗を見せていたとミレイネさんが語る。
「ふふん、あたしも成長してるってわけ」
「私としては、リーファさんは華奢なままいてほしいのですが……」
「え、なんの話?」
じゃれ合う女性陣を余所に僕は考え込む。
もともとタイン爺ちゃんとしか組手をしたことのないリーファちゃんが、試合をすることで対人の駆け引きを学び強くなる。
これはいい。
でも、そうすると、ヌロデ選手との試合が「初戦から成長状態」ということになる。
……つまり、【原初の神秘】の歪みって、積み重なった経験なんだと思う。
記憶を維持できるのは僕だけ。でも、起こったことの影響は確実に出る。
それが今のところ、いい形で出ている。
だから、ちょっと補強しておこうと、僕はミレイネさんに向き直る。
「ミレイネさん、今日お呼びしたのはですね。リーファちゃんに、闘技場のランカーの話をしてほしいんです」
「ランカーのですか?」
「はい。招待選手はともかく、闘技場の上位陣は普段から戦う相手ですよね? 武器とか戦い方とか、できる限り教えてもらえれば、と思って」
今後のことを考えれば、相手の戦法を知っているというのは絶対有利に働く。
それに、もしも経験が蓄積されるなら、ここで聞いた話はリーファちゃんのためになる。
いやな話だけどまたやり直した時にも残るはずだ。
「あー、それは確かにありがたいかも。ゴダスのヤツ、あたしとの対戦カード組んだみたいだし」
「なら、私の知る限りをお教えしますね。ゴダス・ダウデムは、本業は迷宮探索者で、大戦斧を振るうパワーファイターです。ですが、斧は大型の魔物を相手取るためのもので、試合ではリーファさんに合わせて素手でくるでしょう。技術ではなく、身体能力ありきの戦法です」
そうそう、彼は本来斧使いなんだ。
僕も迷宮攻略の際にはお世話になった。
……あれ? そんなこと、ない、よね?
二十一年後の僕は、一人で迷宮を探索していた筈だ。記憶、違いかな? でも、まだ闘技場に入っていない僕は、ちゃんとゴダス選手の容姿を知っている。
なんだろう、この変な感じは。
ミレイネさんの教示をしり目に僕は仕事に向かう。だけど、奇妙なカンカクは拭えなかった。
そうして、三戦目当日。
既に一度戦い、ミレイネさんから情報を得て。
本人の実力も上がった状態で挑んだゴダス・ダウデム選手との闘において。
リーファちゃんは敗北した。
※ ※ ※
『勝者、ゴダス選手ぅっ! 高速の蹴撃を耐え抜き、パワーで制圧! 闘技場のランカー、納得の貫録勝ちです!』
その日は、リーファvsゴダスの試合が行われた。
試合の流れは順当と言えば順当。ある程度距離を取り、風撃によるヒット&アウェイに徹したリーファ。
しかしゴダスのタフネスを越えられず、威力のある一撃をぶち込もうと距離を詰めた額御業に持ち込まれた。
細身のリーファでは一度捕まればもう脱することが出来ず、そのまま敗北を喫する。
敗者であるリーファは契約魔術により、丸一日ゴダスの命令に絶対服従することになる。
それほど大きな怪我は負っていないため、自らの足で闘技場にある彼の待機用の個室に向かう。
「おう、来たか」
ゴダスはソファーにどっかりと座っている。
彼はもともと体臭が濃いタチだ。試合後で汗をかいていることもあり、強い悪臭がベッドまで届いている。
「ふん、仕方ないじゃない。それがルールなんだもの」
嫌なにおいなのに顔が熱くなる。
顔を背けるリーファに、ゴダスはせせら笑う。
「敗者は勝者に絶対服従、契約魔術によってそれを強制される。てめえは、俺が命令すれば股を開くしかなくなるってわけだ」
いやらしい笑み。
最悪だ。ラトレ以外の男に抱かれるなんて。
それでなくともリーファはこの男に好意の類は一切抱いておらず、むしろ嫌悪感すらある。
ラトレのために、自ら顔を傷つけて、この男の興味を削いでやろうか。
一瞬そんな考えがよぎった。しかし、なんとなく“ゴダスは容姿に関係なく女を抱く”ような気がする。
結局は契約魔術に縛られ、この男に肌を晒すしかないのだ。
「さいってー」
「はっ、そうかよ。だが拒否はさせねえ」
「……勝手にすれば?」
睨んでも、余裕の態度を崩さない。
ニヤつきながらズボンを下ろせば、既にゴダスの肉棒は勃起していた。
太く長く逞しい。圧倒的な雄の象徴を前に、リーファは一瞬怯んだ。
「女は、男に奉仕するもんだ。おら、しゃぶれメスガキ」
「ほんと、なんでこんな奴に……」
負けた以上は、ゴダスの命令には従わなければならない。
いや、従うのが当然。リーファはソファーに座るゴダスの前で跪く。
間近で見る彼の肉棒は迫力がある。嫌すぎて、顔が熱くなる胸までドキドキしてきた。
「くっさぁ……っ」
試合後の洗っていない陰部は、雄の匂いが特に強い。
くらくらしそうになるくらいだ。ゴダスは面白いものを見るような目で見下してくる。
悔しさを隠すように、リーファは彼の肉棒に舌を這わせる。
「ん…ちゅ、じゅる……ほんと、臭い……」
しょっぱいし、苦い。女を見下すクソ男にご奉仕なんてひどい屈辱だ。
しかし表情を歪めたままフェラを続ける。
竿を舐め上げて、カリの辺りを舌先で弄る。ぴくん、と肉棒が揺れた。
「おぉ? 上手いじゃねえか、慣れてんのか?」
「そんなわけないでしょっ!? 初めてよ!」
そう、初めてだ。
なのに、ゴダスの気持ちいいポイントはなんとなくわかる。
音をたてながら竿の表面に小刻みなキスをして、時々ちゅぅと吸う。
「いいぞ……」
「ちゅる、はぁ……すごい、匂い。もう、ちゃんと洗いなさいよ……」
臭い、けど、イヤじゃない。
嫌いなはずの男なのに、その体臭はどこが懐かしいというか、馴染んでいる気さえする。
それに、なんだかカラダが熱くなる。
ゆっくりとゴダスの肉棒を咥え、舌先で亀頭を弄る。尿道口から、苦い我慢汁が出てきた。少し強めに吸ってそれを飲む。
美味しいとは思わないが、吐き出すほどマズくもなかった。
「ずいぶん熱心だなぁ、おい」
「ちゅぅ……あ、あんたが命令したん、でしょうが……はむぅ、れる」
「にしては、興奮しすぎだろ」
「へ?」
指摘されて気付く。
いつの間にかリーファの乳首は硬くなり、赤いショートドレス越しに浮かび上がっている。
疼く秘所からは愛液が零れ、切なさから逃げるように、無意識のうちに太腿を擦り合わせていた。
肉棒を舐めているうちに、少しずつカラダが発情していたのだ。
「な、なんで……?」
「いいツラしてんぜ。女の顔だ」
動揺する様を見てゴダスが嘲笑う。
リーファは、今自分がどんな表情をしているか分からなかった。
ラトレの推測は当たっていた。
【原初の神秘】における逆光で記憶を維持できるのはラトレだけだが、他の人間の経験も蓄積される。
ただし、全てが、ではない。あくまでもある程度は影響が出る、といったところだ。
肉体的な変化はない。筋肉を鍛えても、性感を開発されても、逆行すれば結局は処女だった頃に戻る。
記憶も残らない。けれど、心に刻まれた感覚は消えない。
だから、リーファの対人経験の浅さが補われ強くなった。応用技を思い付けるようになった。
だから、自分の顔を傷つけてもゴダスが興味を失わないと知っている。
ゴダスの肉棒をどう舐めればキモチよくなるのかを知っている。
彼の体臭に包まれて何度も絶頂したから、匂いだけで発情してしまう。
そして、リーファは処女なのに、ゴダスとのセックスが気持ちいいとカラダで理解していた。