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レズバトル・キャットファイト小説です。
都市郊外、海の近くにある旅館。
宿泊客のうち長く滞在している者は何名かいる。
長期宿泊客の一人は繭実という女。
繭実はとある組織に属していて、そこで一定の地位を築いていた。しかし敵対勢力からの襲撃を受けて組織の体制は崩れてしまった。さらなる追撃を逃れるため、組織の人間は離散して潜伏することになった。
適当な拠点を見つけ、敵対勢力の気配を察知するまでそこに居続ける。今の土地を何回目かの拠点に選んだ繭実はそんな生活に慣れていたのだった。
また別の長期宿泊客に小鳥という女がいた。
小鳥もまた所属している組織の中で自らの地位を確立していた。ところが対立組織の策略により組織は弱体化してしまった。敵に直接叩かれるのは時間の問題と判断し、組織は人員を分散させて逃亡生活を送らせることにした。
小鳥のこの地での逃亡生活には終わりがあることが決まっている。日付こそ未定だが、組織の仲間が迎えをよこす予定があったのだ。
敵の動向が分からないため、四六時中神経を尖らせて過ごす。二人ともほぼ毎日旅館の周辺を自分の足で偵察するのが日課になっていた。
行動範囲が重なると当然お互いを見かけることがある。一切面識はなく、相手の事情など知らない。だが自分に共通するものを共に感じていた。
何も気にしていないような様子を装ってはいるが、辺りを素早く確認する視線、指先まで神経の張り詰めていることが分かる足取り、そしてすれ違う際に感じる密かな気迫から、同じような身の上の人間なのだろうと察する。
女達は相手の存在を全く無視して過ごしてきた。何か害をもたらすのでなければ特に対応する必要はないと考えていたからだ。
しかし、身を潜める生活を送っていると、生存のための営みには困らないが、生存目的の範囲から飛び出る欲求は中々満たせない。
生存意欲と危機感を最優先事項にしたところで性欲はなくならない。時折体を慰めてはいるが、じわじわと溜まってゆく渇望を満たし切ることはできないでいた。
逃亡生活が長引けば長引く程、最後に他人と床を共にした記憶が遠ざかる。今の状況下で褥に誘う相手は見つからない。
そんなことを思ったある日、ふともう一人の女のことが思い浮かぶ。
似たような思いをしているはずの女に肉欲をぶつけることを考え始めたのはその日だった。
その後、旅館の帳場や階段、また旅館周辺の何ヵ所かで会った繭実と小鳥は、どこか一室で同じ時を過ごす約束を交わした。
真意は伏せたが、同じ境遇の女同士互いの魂胆が一致していることを確信している。
約束の当日、小鳥は扉を開いて部屋に入り、そこに泊まっている繭実と顔を合わせる。
さりげなく見た相手の目は普段より据わっていた。
瞳の中に映る自らの姿を追うように接近する二人。
生暖かい吐息を浴びながら目の前の女の容貌を鑑賞する。
繭実と小鳥は顔を寄せて唇を重ねる。柔らかい感触を楽しんでいると唇の間からお互いの涎が湧き出てくる。
相手の口内の隙間へと舌先を突き刺す。舌と舌が絡まって動きが鈍る。その間にもお互いの涎が流れ出て混ざってゆく。口元から液体の存在を物語る音が小さく立ち始める。
繭実は相手の膝の上側へ手を移す。指先を後ろへ滑らせ、太ももの裏をなぞる。尻に達すると、肉の割れ目に指を沿わせ、割れ目に近い肉を揉み出す。
小鳥は相手の首筋へ手を移す。下顎の真下を正面から包み込むように触れ、胸元の方に向かって撫でてゆく。胸元まで下りると、片方の胸を手で覆って持ち上げる。
女達は唇を離す。手の甲で口元を軽く拭う。
両者とも自らの衣服に手をかける。服の上からうっすらと分かる体の輪郭に沿って、身に付けていたものを自分の外側へと滑らせてゆく。
一切の布を足元に落とす。
仄かな熱気を放つ体を余すところなく晒す。相手の放つ熱気も全身に感じられる。
目の前の獲物の全貌が顕になると、体中を活力が巡ってたちまち落ち着かなくなる。
飛びかかるような勢いで抱き付き合う二人。
相手の側頭部を手で覆い、髪に指を絡めて引っ張り始める。双方が腕を大きく動かして右に左に体を揺さぶる。涎に代わって腕力の応酬を始めた両者は部屋の中を不規則な足取りで移動する。
「んんぐっ......、あ......はぁ、んん......」
次第に壁際へと近付く二人だったが、繭実が相手の女を押し退けて追い詰める。小鳥の背中が壁にぶつかると鈍い音と衝撃が起こる。
押さえ付けたばかりの女の首筋に繭実の唇が吸い付く。小鳥を柔らかく締め付ける粘膜の狭間からは涎がこぼれてゆく。
「んはっ...あぁむ......、んんぅっ......!?」
顔面を襲う違和感に思わず怯む繭実。生暖かく濡れた身に覚えのある感触。
首元にあった女の顔を両手で持ち上げ、小鳥は舌を滑らせて舐め返していた。
動きの止まった繭実の肩を掴んで位置を反転させる。相手を壁に押し付けて今度は耳に吸い付く。耳の凹凸に沿って舌を這わせる。
「はぁっ、はぁぁ......んぅぅっ......」
涎で濡れた凹凸に熱い吐息がかかる。涎を浸透させるように舌先を二度三度と行き来させる。
「んむぁぁ......うくっ...!?っ、うぁぁぁっ......」
相手の顔を両手で引き離し、至近距離で涎を放つ繭実。小鳥は反射的に顔を引っ込める。
対峙する女の手首を掴んで布団へと突っ込む。
自分の顔を拭い、その手で小鳥の頬を平手打ちする。手に付いた涎が持ち主の女の顔を汚す。
自分が上を取った状態で繭実は相手の女の片胸を捕らえる。胸元に顔を寄せ、膨らみの先端に口付けをする。
唇を付けたまま、乳首の表面を舌先でなぞり出す。
「むぅっ...んん、ぐぐっ......」
下になった状態のまま、小鳥は相手を胸に埋める。同時に両脚を脇腹に絡ませて胴体を締め付ける。
繭実は責めていた胸を押し退けるが、顔にまとわりつく肉は払い切れない。指先を乳首に移して集中的に圧迫する。
ピクッとした反応を見せつつ、小鳥はお互いの体をひっくり返して上下を逆転する。真上から繭実の顔を見下ろし、自分の手のひらを一舐めしてから平手打ちを浴びせる。これで小鳥の涎が両者の頬を汚すことになる。
繭実の腹の上に尻を下ろしてのしかかる。腹に座り込まれて口元から息を漏らす相手の女の様子を楽しむ。その胸を鷲掴みにし、果実をもぎ取るような手付きで揉みしだく。
「あぁっ...んんん......」
「んぐぅぅ......!?」
小鳥が胸だけでなく股間にも手を伸ばしたその時、繭実は相手の懐に両足をねじ込む。胸をしっかり踏みつけながら脚を伸ばして小鳥の上体を退ける。繭実の真上の位置から剥がされ小鳥は仰向けに倒れる。
繭実は相手の女に覆い被さる。乳首へと歯を立てて甘噛みし始め、秘所へと手をやって割れ目を弄り出す。
「あぁぁん......んくっ、あぁっ...はぁぁん......」
頭上から聞こえる声が大きくなると、繭実は責める度合いを強くする。口元から音を立てて胸の先端を吸う。涎とは異なる濡れ方をした手で秘所を濡らしながら中に指を侵入させる。
「んぁぁっ、ひぁぁぁ......!」
声を震わせると同時に、目の前の女を押し退けられずにいる体も震わせる小鳥。繭実を押さえ込もうとする胸は乳首を捕らえられてしまっている。秘所は自分の出した体液をまとった指で食い付かれてしまっている。
繭実に触れられれば触れられる程、せわしなくよじらせている身が内側から熱くなる。
「ひぃぃぃっ......んはぁぁぁぁぁ......!」
小鳥の体が前後に弾んで痙攣する。熱い噴水が内股を疾走する。繭実の体とのわずかな隙間にコクのある異臭が漂う。
強制的に弛まされた、その体でゆっくりと繭実に抱き付く。相手の背中に腕を回して絡める。両脚で腹部を挟む。濡れた内股が上に被さる女の胴体に食い込んでゆく。
「う、ぐぅっ......がふぅぅ......」
絶頂して力が抜けた分、腿の肉の重みが先程よりも感じられる。体液の匂いのする中、小鳥の体重が繭実の腹を圧迫し、呼吸を次々と搾り取ってゆく。
相手の女の漏らす呼吸を胸元で受け止めつつ、小鳥は上下の方向に体を回転させて再度上を取る。
今度は自分の体の向きを前後の方向に逆転し、繭実の下半身の方を向いて胴体に座り込む。絶頂の証である体液が自然と真下の腹部に垂れる。
自分の口へとやった手を咥え、指の間に膜ができる程涎を多く滴らせる小鳥。口から離した手を次は相手の秘所へと移す。割れ目いっぱいに粘着質な水気を押し広げ、指を動かしては次第に内部への侵食も進めてゆく。
「あぁぁっ、ひ......うぁっ...はぁぁん......」
自分の垂らす愛液に相手の女の涎が混ざる。その両方が火照った肌に張り付く感触に、繭実は両腿を震わせて喘いでしまう。
滑りの良くなった小鳥の手が潤った内壁に繰り返し接触する。縦に割けた唇の狭間からは体液にまみれた内壁と指の戯れる音が漏れている。
「いぃぃぃっ......んぁぁっ、くぁぁぁぁ......!」
相手の真後ろで甲高く柔らかい悲鳴を上げる繭実。指が内壁に当たる軌道を知覚した体はますます緊張してゆく。
器の内側を掘り進める指の動きに合わせて、腰が徐々に持ち上がり胴体が仰向けに反ってゆく。
「んやぁぁぁぁ......ひぁぁぁぁぁぁっ......!」
布団から浮き始めた腰を中心に、繭実の体が小刻みに痙攣する。突っ張った両脚の間から体液のほとばしる音がする。若干厚みのある水溜まりが布団に広がってゆく。
余韻の収まらないうちに繭実の尻へ手を回す小鳥。懐に相手の女の腰を抱えた状態で秘所に口付けをする。それと同時に繭実の胴体へ覆い被さるように体を密着させる。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ...んぁぁぁっ......」
「んむっ、あむぅぅ......んぐ、んん......」
絶頂直後に秘所を責められて繭実は悶えるが、目の前に現れた小鳥の秘所にむしゃぶりつく。まだ乾き切ってはいない蜜に舌を絡めて涎を混ぜる。
直前に体力を消耗させられていることもあり、状況としては小鳥に押されてしまっている。しかし、相手の腰を抱えていない分自由に手を動かせる。真上にのしかかる女の胸へと手を伸ばし、乳首を指で挟んで圧迫する。
「あくっ......うっ...ふぅっ......はぁぁ......」
眼前の腰が震え出す。再び濡らしてやった割れ目から自分の口の中へと垂れてくる愛液の量が増える。繭実は秘所の入り口に唇をぴっとりと付け、音を漏らしながら内部に溜まる粘り気のある汁を吸い取ってゆく。
余計に潤った口を割れ目の少し奥、会陰へと移す。唇を付け、舌を伸ばし、先程とは反対に今度は繭実が自分の涎と相手の愛液を塗り付ける。会陰に分厚い粘液の膜が付いてゆく様子がよく見える。
「あぁぁっ...くぁぁはぁぁぁっ......んぅぅぅ...!」
相手の女の肩から上をふてぶてしく覆う小鳥の内股がわななく。無意識のうちに喘ぎ声を上げる小鳥の口は、まゆみの秘所から離れてしまい責めを中断していた。骨盤の真下にまとわり付く舌の動き一つ一つに下半身を絶えず揺らす。
異なる女の出した異なる体液に染まった会陰を味わう繭実。唇の隙間から歯を覗かせる。その歯を濡れた肌にそっと立てて甘噛みをする。
「ひぃぃぃっ......!?んぅぅっ、はぁぁぁぁぁっっ......!」
小鳥が反射的に秘所を宙に浮かせた次の瞬間、体液に沈んでいた秘所が潮を噴き出す。生暖かい潮が繭実の体に触れて流れ落ちてゆく。
繭実は体を起こして小鳥の下から抜け出す。自分が作らせた水溜まりの方を向き、小鳥を引っ張って小鳥にもその方を向かせる。水溜まりに小鳥を突っ伏させ、うつ伏せのままの小鳥の背中にのしかかる。ひどく濡れた布団を敷いているとはいえ、豊満な尻と床に挟まれて小鳥の胸の形はみるみる崩れてゆく。
繭実は身を乗り出し、小鳥の尻を鷲掴みにし、そのまま勢い良くひっぱたく。二人きりの部屋に鋭い音が響き渡り、柔らかい果肉の片方に仄赤い手形が浮かび上がる。
体液の滴る割れ目を撫でて片手を濡らす。指先を突き立てて割れ目から会陰にかけて相手の女の股をなぞる。指先は後門に達し、肉厚な双丘に隠れた後方の入り口にたっぷりと体液を塗り付ける。まだ温もりのある体液を十分行き渡らせると指先を少しずつ侵入させ始める。
「あぅぅぅっ......くは...んく、んあぁっ......」
嬌声を発せさせられる小鳥。
相手のそんな様子には全く構わず、小鳥を下敷きにしたまま尻と腰の間の辺りに舌を這わせる繭実。空いている手で涎を掬い、手を離していた前門を弄り出す。
同時に前後から追い詰められ、小鳥は涙を流しながら布団を掴む。
鼻先に漂う獣臭い芳香が一層ひどくなるのを感じると、繭実は割れ目から突起部へと手を移す。鳥類が獲物をついばむように相手の女の突起部をつまみ上げる。さらに指先で対象を正確に捕らえたまま一気に捏ね潰してゆく。
「んくぁぁぁぁぁっ...!きひぃぃぃぃ......」
中心部から末端に至るまで小鳥の体が激しく震える。甲高い悲鳴が上がってから少し遅れて続々と潮が噴き出す。深く突き刺さった手をなおかいくぐって布団へと流れ込む。
目の前の女が愛液を垂れ流すのを止められずにいる様子を眺める繭実。だが絶頂の衝撃はあまりに大きいのか、尻の下から伝わる振動で繭実も体を揺さぶられる。
体勢を変えようと繭実は相手の背中から降りる。その足を小鳥が震えの止まらない手でかろうじて掴む。その気になれば簡単に振り払えてしまう程弱々しい手付きであったが、繭実はそれを見て微笑む。
小鳥の体をひっくり返して仰向けにさせる。繭実は水溜まりの方を向いて相手の女の顔に座り込む。相手の腰を抱き締めて持ち上げる。下腹部が布団との間に淫らな糸を引く。
下半身に舌を滑らせ、尻の割れ目や腿の裏側を満遍なく舐め回す。責めているとよく見えないが足の指は継続的な反応を示す。
顔面にのしかかる尻を力なく掴むことしかできない小鳥。目の前にある繭実の秘所に狙いを定め口を開いて吸い付く。散々こぼさせられていた涎が秘所によく絡み付く。
「く、あぁぁっ......はぁっ、はぁ...んむぅぅ......」
腰を揺らして感じる繭実だったが責めは止めない。潮にまみれた秘所へと口を移し、小鳥の中を舌で探索し愛液をかき出す。
そのかき出した愛液をたっぷりと含んだ口で今度は突起部に吸い付く。愛液に浸かった舌で突起部を何十回とぶってゆく。
「あひっ......!んあはぁぁっ......!うくっ...あぁぁぁぁっ......!」
背後から聞こえる声が張り詰めてゆく。突起部を舌でねじ伏せるだけねじ伏せた後、まだ愛液の滴る歯を立てて甘噛みをする。
繭実の歯の形を知覚させられ、糸が切れたように小鳥の責めが止まる。
「んんあぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!」
硬く突っ張った下半身を忙しなく痙攣させる小鳥。秘所の内外を分厚く覆う相手の涎を押し退けるように大量の潮を体内から放出する。絶頂と同時に断末魔の叫びが上がる。
ひどく耳障りで歪んだ悲鳴を繭実は自分の秘所で押し潰す。最も濡れている箇所に唇を密着させたまま小鳥の腰を抱き締める。接吻をしながら痙攣の収まるのを待ち、それから解放してやる。
力の抜けた肉体が浸みだらけの布団にごろりと沈む。
完全に動けなくなった小鳥の顔から離れ、代わりに潮を噴き出したばかりの秘所へと腰を下ろす繭実。相手の女の太ももを掴み、自分の秘所を夢中になって押し付けてゆく。互いの唇の縦方向の裂け目をこすり合わせているうちに嬌声を短く発しながら昂ってゆく。
結局繭実は三回程達したが、その間に小鳥は繭実より多く達してしまい、力尽きた小鳥が意識を失ったところで繭実も交わるのをやめたのだった。
繭実はようやく小鳥から離れて目の前の女の弛み切った体を眺める。下半身は布団にへばりつき、胸は別々の方向を向いて垂れ、脱力した表情の上には涎と体液が何重にも飛び散っている。
繭実はしばらくくつろいでから服を着て部屋の片付けをし始める。そのうちに小鳥が目を覚ます。繭実にとって最早この女に用はない。
「ここは私の部屋よ。伸びてたいなら自分の部屋に戻りなさい」
何も言わないまま表情らしい表情も浮かべなかった小鳥は、ひどく緩慢な動き方をして部屋を出ていったのだった。
部屋には、沼のように深く大きな浸みのできた布団と、そこから漂う陰気で甘ったるい異臭が残っていた。
翌日、二人は顔を合わせたが何も言わない。言葉も交わさず、視線もやらない。まるで始めから何もなかったかのように振る舞う。
それから何度か顔を合わせた後、小鳥の方には迎えが来て旅館を離れてしまい、女達が会うことは二度となかったのだった。