ドラゴンメイド・ラブコール(R18) 作:雲と誠二
この勢いで全員網羅するかはまだ未定ですが、できればもっと調子に乗りたいですので評価や思ったところ等あればどしどしお待ちしています。
「それでさマスター、もうその時のティルルったらすっごい怒っちゃって!」
―――――それは……まあパルラが悪くない?つまみ食いするなって言われてたんでしょ?
「ガーンっ!マスターまで可愛い可愛いパルラちゃんの味方してくれないのー!?」
ショックを受けたような表情をオーバーに作り、自分の体を抱きしめて私の隣でくねくねと身をくねらせるパルラ。それはいいのだがベッドの上に座り込み、すらりと長い足を伸ばしてそんなミニスカートでパタパタやるとその奥が見え……見え……ああクソ見えない。
そう、ベッドの上である。例によって夜はもう遅く、私の部屋にいるのは私とこの彼女、ドラゴンメイド・パルラのふたりだけ。当然彼女も単にお喋りだけしにここまで来たわけではなく、私への今夜の夜伽担当ではあるのだが……彼女が担当する日は、大体最初はいつもこんな感じである。普段は明るく私に対しても垣根なくぐいぐい来てくれるしボディタッチの類にも積極的な彼女だが時折不意打ち気味に顔を覗かせる乙女の気質、いざ私の側から迫ると一気にショート寸前になるほどの耐性の低さが顔を出すのだ。つまり、こうして彼女がやってきた日はたいてい、こういった並んでベッドに腰かけての他愛のないお喋りから始まる。
ただ、彼女が私と肌を重ねることを嫌がっているのかといえばそうでもない。最初のころはこの空気感がなかなかわからずに良かれと思って、パルラが気が乗らないなら無理にこんなことしなくていいんだよ、と提案してみたりと多少のすれ違いもあったのだが。
『私がマスターのこと嫌いになったり、えっと、その……エ、エッチな、こと……するのが嫌だなんて、そんなことあるわけないじゃないですか!』
と半泣きで抱き着かれて以降、その心配をするのは彼女に対しかえって失礼だと理解した。ちなみにその夜の「仲直り」は彼女が色々と昂ってしまった結果もはやご奉仕というより逆レの域となり、朝を迎えるまで散々に鳴かされた結果全身キスマークだらけになった体を指先ひとつ動かすのにも苦労するほど疲労困憊といった有様で、それはもう物凄くも素晴らしく……というのはここでは関係のないお話。
そもそもパルラだって私の部屋にきてすぐに始められるものならそうしたいのだが、いざというところまできて私の顔を見るとどうしても気後れというか恥じらいが表に出てしまい、いったん関係ないお喋りを挟まないと先に進めない、とのことらしい。ただ彼女も本来はこの部屋に来ている時点ですでにそういうことへの期待も準備も万端なため(私はとっくの昔に万端である。主にこのお喋り中にも揺れ動くスカートとそこから覗くはっとするほど白く眩しい太腿、そして大胆に広げられたメイド服の胸元を盛り上げ惜しげもなく曝されているいかにも柔らかそうな北半球のせいで)、しだいに乙女心と欲望の比率はじわじわと後者が上回り始め、臨界点を越えた段階でさあいよいよ、となるわけだ。
そして当の私はといえば正直このルーティーン、決して嫌いではない。ドラゴンメイドの例に漏れず人間の女性には決して追いつけないほどにとんでもない美少女であるパルラの乙女チックな一面をたっぷりと拝むこともできるし、そもそも彼女とはこうしてお喋りすること自体も楽しく、それはそれとして現在進行形で焦らされている下半身も目の前でのお預けに溜め込んだ分より幸せは大きくなるからだ。あくまでだからこそ私からは催促しないのであって、決して自分から誘うことができないヘタレというわけではない、うん。
「えっ……と……あ、それでねそれでねマスター、そういえば昨日ラドちゃんが……その……」
そして時折顔を赤らめて私から視線を外すようになり、普段よりも空元気で数割増しに勢いのいいマシンガントークが不意に
「その……あの……」
元気いっぱいだった声もどんどん小さくなり、声量と反比例するように赤みが増していく顔でもじもじと俯き、でも我慢できないとばかりに時折こちらをチラチラと上目遣いで見上げてくる。私としてはもうそんな普段とはまるで違う一面を見せてくれるパルラが可愛くて愛おしくて仕方がないのだが、甘酸っぱい空気にはさらにその先があるもので。
互いの視線がかち合い、しかし今度は目を逸らさない。ついに意を決したらしいパルラの、あまりに整った顔がぐいと迫る。水をも弾くような肌や今は閉じられているややつり上がった大きな目の長いまつげ、すらりとした鼻梁といったひとつひとつに見惚れているうちにぐんぐん近づいてきて、やがて唇に触れる柔らかな感触。
「ん……ちゅっ」
どこか柑橘系を連想させる爽やかな甘さの彼女特有な女の子の香りがふわりと私の肺を満たしたと思った時には、既に彼女の唇は離れていた。そのまま至近距離で見つめ合うことわずか、今度はどちらからともなくまた顔を近付けていた。
「ちゅっ……ちゅっ……マスター、ますたぁ……」
―――――ん、パル、ラ……
一線さえ越えてしまえば、パルラの様子はがらりと変わる。隣に座り互いに顔を向け合う状態から、器用にもキスしたまま私の膝の上に。そして対面座位の体勢でべったりとくっつきながら、幾度も更なるキスを繰り返す。時おり砂糖を煮詰めたかのように甘くとろけた、いわばすっかりできあがった声で私のことを呼びはじめると、次第に一回あたりのキスはさらに長く、深くなる。
このキスという行為が、自覚があるのかないのかパルラはやたら好きである。下手なことを言って拗ねた結果もうやってくれなくなったら寂しいなんてものじゃないので私も何も言わないけれど単純に唇だけをそっと合わせ愛を確かめるようなフレンチキスも、私の体にマーキングを施すような首だの胸元だのへのキスも種類は問わない。放っておけば一日中でも続けられるのではないかと疑うほど幸せそうにそのぷるんと瑞々しく柔らかな唇を捧げてくれる彼女だが、中でも一番お気に入りなのはやはり愛情たっぷりのねっとりとした、まさしく交尾のためのディープキスだ。それはこれから奉仕が始まるという合図でもあり、彼女の(そして言うまでもなく私の)発情のサインでもある。
そして今日もついに彼女の口から伸びた、他のドラゴンメイドも含めた常人よりも一際長い舌がゆっくりと私の唇を割ってするりと音もなく入り込み、探り当てた私の舌へと深く絡みつく。たっぷりの唾液に濡れたふたつの舌が混ざり合う音は片時も離れない互いの口内へ消え、ディープキスそのものの快楽はもちろん超が付くほどの至近距離で見つめる、奥にいくつものハートマークが浮かんで見えるような恋する乙女の瞳の綺麗さに翻弄されて早くもすでにいっぱいいっぱいな私は、ようやくエンジンの掛かり始めた彼女にただもうされるがままで。
「ん……ぺろ……じゅぷ……ぷはっ、ねえマスター、痛かったり重かったりしたら、言ってくださいね……?ちゅっ……」
離れたくないと声すら聞こえてきそうなほどにいかにも渋々といった調子で、私のそれを弄んでいた彼女の舌が一度引っ込み息継ぎのために唇を離す。長く激しいキスにすっかり骨抜きになった私に気遣う甘い一声をかけたかと思うとすぐにまた彼女の顔面がどアップで近づき、その舌が今のお預けされたわずかな時間も惜しいとばかりに再び私の口内への優しく甘い蹂躙を再開し、同時に視界が下へと沈む。対面座位の状態から、ディープキスで繋がりながら彼女が私をゆっくりと押し倒したのだ。しなやかな腕が、脚が、私のそれに絡みつき、互いの体が触れ合う表面積を少しでも大きくしようとでもいう風に両手の指までもが寝転がった私の手を捉える。
口はディープキス、体はべったりと私に押し付けて(決して控えめとは言い難い彼女の胸が私の胸板で潰れる感触は大変気持ちよかった)、両手はがっちりと恋人繋ぎの状態で。人間の私はここまでされたらもう全身動かせないのだが、ドラゴンメイドのパルラは違う。私にはない、彼女に残った部位……しゅるりと怪しく伸びた長い尻尾を巧みに使い私の着ているシャツのボタン、そしてズボンのベルトを一瞥すらせず外していく。あれよあれよという間に露にされた私の裸の胸板に、再びキスの拘束を解いたパルラが悪戯っぽい笑顔ですり寄った。
「んふふー。マスターが私のおっぱいも大好きなのはよーーく知ってますけど、たまにはやり返されても文句言えませんよねー?」
あまえんぼうのキス魔からすっかりいつもの調子を取り戻したパルラがそう言いながら愛おしそうに私の胸へと頬ずりし、わざと音を立てて気持ちよさげに私の体臭を吸いながら長い舌を再び伸ばし、そこにあった乳首をぺろりと舐め上げる。ぷるぷるでぴちぴちの頬の感触が腹から胸元をなぞり、少しざらついた彼女の舌に(少なくとも私はまだ)そこだけで絶頂するとまではいかないものの神経が集中していることには変わりない無防備な箇所をいきなりねぶられる、不快ではないが独特なくすぐったさ混じりの感触に背筋がぞわぞわする。
しかし幸か不幸か今夜の彼女の気分は私の性感帯開発ではなかったらしく、また上体を起こして名残惜しげに恋人繋ぎを離すとその両手を自身のメイド服の胸元へとかけた。
「わかってますよ、マスター?そろそろ愛しのパルラちゃんのおっぱい、欲しくなっちゃったんでちゅもんねー?」
なぜか赤ちゃん言葉でからかうように問いかけ(いや日頃の行いを振り返れば、なぜかもなにもないのだが。あえて開き直ると彼女たちのおっぱいを前にした私がでっかい赤ちゃんになるのはもう、この屋敷では公然の秘密のようなものだ)、ただでさえ大胆に開いた胸元をさらにぐいと引き、この屋敷では比較的控えめなだけで人間基準だと下手なグラビアアイドルよりもよほど大きいのに驚くほど形のいい双丘をまろび出るギリギリ、綺麗な薄いピンク色の乳輪の端が見えるか見えないかの位置まで開いてみせる。
―――――……っ!
それだけでいまだに先ほどのディープキスが与えてきた快楽に脳の処理が早くも追いつかず処理落ち寸前で半ばぼーっとしていた私の意識も一気に覚醒し、彼女がからかうように上体を揺らせばそれに合わせて私の視線も左右するとわかりやすくそのむっちり柔らかな谷間へと視線が釘付けになるのだから我ながらなんとも単純というか情けないというか、実に御しやすいものである。でも今はあのパルラの谷間の方がはるかに重要なので気にしない。
そして一通り私の視線を制御して満足したのか、いよいよその膨らみの全貌を……見せてくれることはなく、なぜかひょいと彼女は屈みこんだ。屈みこんだだけではなく私の上に跨るような姿勢のままくるりと向きを変え、フリフリと揺れるミニスカートとキュッと締まったお尻がこちらを向く。
―――――パルラ……
当然視界いっぱいに広がるのは、あの魅惑のスカートの中身。尻尾が私に当たらないよう背中の上に丸めるように伸ばした関係で姿勢以上に捲り上がって日頃の鉄壁っぷりが嘘のように丸見えとなったその中身は、何度見ても私の目を惹き付けてやまない白い太腿と若草色のパンツ。至近距離でよく見るとその中央にはうっすらとだが縦に走る筋の形が浮かび上がり、そこを中心にじわりと色の濃い箇所が広がっている。自分の心臓の音しか聞こえてこない極限の集中と緊張の中で、目的を果たすまで彼女にこちらの動きが気取られないよう恐る恐る震える手を引っ張り出してその縦筋へと指を伸ばす。
―――――くちゅ。
極めて小さい、ともすれば聞こえないような。しかし私の耳にははっきりと、湿った水音が響いた。しかしキスだけでここまで彼女も昂っているのだと感動する暇もなく反射でビクンと彼女の腰が跳ね、次いで顔を見ずともわかる怒りのオーラが湧き上がる。
「ぎにゃんっ!?…………マ~スタ~……?」
よほど今のが予想外の刺激だったのか、気まずい沈黙の後にゆっくりと四つん這いのままのパルラが首だけでこちらを向く。その顔は案の定過去最高潮に真っ赤で、大きな瞳は少しの怒りとたくさんの羞恥の涙に潤んでいて。これはちょっとまずかったか、いやでもあれは我慢できるわけがない、むしろあんなもの誘っているのと同義だしもう触れということじゃないのかとぐるぐる回る思考と欲望と反省の中でぎこちなく彼女と視線を合わせると、すっかり据わった彼女のそれとかち合った。元の顔があまりに良すぎるのでそうやって睨んでいても可愛いが先に来るのだが、ご機嫌斜めなことに違いはない。
―――――あの、パルラ、さん?
「……そういう悪戯するんなら、ちょーっと反省してもらいますからね~?せっかくですから、マスターのだ~いすきな
―――――むぐっ……ふわっ!?
言うが早いがいきなりに、私の視界を占めていたパルラのお尻が急速に大きくなって。次の瞬間には鼻先から顔面全体に、若草色の甘い息苦しさとわずかに湿った幸せな重みがのしかかっていた。本気で全体重をかけられたわけではないが、身をよじるだけで脱出することは不可能な程度の絶妙な重心バランスだ。そして反射的にひと息呼吸を吸い込んで、今度は私の腰が跳ねる。股間の玉が増産された精子で急に重くなったかのような感覚に襲われ、ベルトとチャックが外れ脱げかかったズボンの中の竿が限界まで跳ね上がって早く開放しろと叫ぶ。
これは確か、以前ハスキーさんとのピロートークで当然の権利のごとくその爆乳に顔を埋めてどっぷり甘えながらよしよし撫でてもらいつつもなんで毎回こんなに気持ちいいのかと聞いた際(後から考えればこれも結構情けない質問な気がするが、私にとっては切実な問題だ)に耳にした話なのだが。ドラゴンは上位種であるがゆえに、絶対数が少なく極端に寿命が長い。それゆえに短い繁殖期の間に確実に番となったオスの子を成すために、彼女たちの体は交尾に適した進化を遂げているのだという。尋常でない名器に、オスの発情を一発で促す強烈なフェロモン。しかもそれは、野生に生きて他のドラゴンと番う通常のドラゴンの話だ。ドラゴンメイドとして種族に関係なく認めた「主人」……つまり私に傅く彼女たちの体は、私と暮らすうちにその種族に適した形へと更なる変化を遂げるのだという。
早い話が今のこの屋敷のドラゴンメイドは強大な雄ドラゴン相手であっても確実にその気にさせるフェロモンと、生半可な刺激ではダメージを受けない強靭な体と高い耐性を上からぶち抜き子種を搾り取るほどの快楽を与える繁殖期雌ドラゴンの極上の体。そして他の生物からすればほぼ無尽蔵といってもいい体力に、産めよ増やせよで地球の覇者となり臆面もなく三大欲求のひとつに性欲を定義するような人類の万年発情期っぷりが合わさって。あくまで主人である私相手限定とはいえ、その気になれば無限に盛っていられるようなそれはそれはもうドスケベメイド集団となっているのだという。いやハスキーさんが直接的にそう言ったわけではなく、あくまで彼女の話を私が脳内で噛み砕いた結果そういう結論になっただけなのだが。
……正直、それはそれで大いに惹かれるところはある。今は順番での夜伽という形で、私には明かされていないが存在することは確実ないくつものルールによって彼女たちの性的奉仕も縛られてはいるが。ひとりひとりがたとえ千年かけたってまるで貪りきれないほどの肢体と性技を持った彼女たち主導による、ただひたすらに私を気持ちよくさせることだけを目的として奉仕するだけのタガの外れた爛れに爛れた幸せ性活。想像するだけで生唾を飲み込むが、絶対に私の想像力なんて足元にも及ばないことになるのは目に見えている日々。一度足を踏み入れたが最後今の最高に贅沢とはいえまだ人間らしいちゃんとした暮らしに戻るだけの精神力が私にあるとは思えない、甘美な破滅への一方通行。頼んだら止められるどころか絶対に喜んでやってくれるのは目に見えていて、しかし同時に頼んだら終わりだと本能的に理解しているため遠ざけ、それでも常にどこかで惹き付けられてしまう禁忌の選択肢……。
いや、話が逸れた。パルラの顔面騎乗でここまで私の体が反応したのは、いくらこれが大変に幸せな状態とはいえこの行為そのものだけが原因ではない。そんな強烈な発情フェロモンをよりによって性器越しにパンツ1枚を隔てただけの状態、いやその布も彼女がここまで履いてきたもので、しかもしっかりと彼女の愛液で濡れているのだから壁としての役に立っているとは言い難いのだが、ともかくまともに吸い込んだからだ。日常生活では私の意向もあって抑えてくれてはいるが、夜伽の際には彼女たちを軽く抱きしめて何度か呼吸するだけでまるでひと月もオナ禁した直後かのように煮詰まった性欲を呼び起こすほどに効果覿面な劇薬(一応体に害はないらしいが……)を。
しかも彼女のお仕置きは、それで終わりではないらしい。ぐりぐりとお尻を私の顔に押し付けながらもその上ではなにやらがさごそ音がして、そうかと思えばいきなり体を前に倒しだす。少し呼吸が楽になり視界も天井が半分ほど見えるようになったところで、視界の端に雑に脱ぎ捨てられたメイド服と若草色のブラジャーが映る。しかしそれを認識するかしないかのうちに、それどころではない衝撃に襲われた。
「ほらマスター、気持ちいいですか……って、聞くまでもなさそう?」
全く気が付かなかったが視界を塞がれてお尻の下で感触を楽しみながらむぐむぐ唸っているうちに、彼女の上半身だけでなく私の下半身もすっかり脱がされていたらしい。完全に露出した肉棒全体で感じる、むにゅんと柔らかでしかし張りがある感触。
―――――
尻肉とパンツに防がれてもごもごとした言葉しか出なかったが、パルラにはしっかりと意味が通じたらしい。私が急に喋ったものだからかくすぐったそうにお尻を動かして、見えなくても声の調子でわかるドヤ顔で胸を張ったのが分かった。
「えーえー、マスターのだ~い好きな、パルラちゃんのパ・イ・ズ・リ、ですよーだ。ラドちゃんはともかく私は皆ほどおっきくないからおっぱいに隠れて見えないなんてことはできないけど、おかげで動けなくなったマスターのおちんちんに……ちゅっ」
―――――ひんっ!
本人も口にするように、パルラの膨らみはこの屋敷の中では相対的に小さいほうである。彼女よりも単純なサイズで小さいのは、将来性はあるが少なくとも今はその途上なラドリーとそもそも性別の関係で勝負の土俵にいない私くらいのものだ。
しかしそもそもこのパイズリというプレイ、まずもって谷間に挟めるというだけでそれなり以上の大きさが要求されるということを忘れてはいけない。ここに住んで長いと私も時々感覚が麻痺しそうになってくるが本来スタイル抜群な美巨乳の持ち主であるパルラが小さいほうに位置する、揃いも揃って片手では掴みきれないほどに大きな乳肉で埋没パイズリだろうが縦パイズリだろうが余裕でやってくれる爆乳だらけなこの屋敷の平均バストサイズが(おっぱい星人たる私にとってはいい意味で)おかしいのだ。というかそもそも私は大きいのが格段に大好きなだけで小さいのに興味がないのかと問われると別にそんなことはなくそれはそれで大好きなのだが、今更そこを論じてもあまり意味はないか。
私の性癖はさておくとしてもしかし、そんな中でもちゃっかりしているというか、逆転の発想というか。自分独自の強みを即座に見出したのがパルラのエロ……もとい偉いところである。これはさすがに私も自分で言っていてあまりに贅沢な発言過ぎて何かがおかしいとは思うのだが、先述した通り他の皆は上品で露出も少ないメイド服を内側からなお豪快に盛り上げる埋没パイズリも余裕な爆乳の持ち主であり、言い換えれば他のメンバー相手に胸でがっつり奉仕してもらうとなると確定で埋没パイズリとなる。つまり挟んでもらいながら先端を吸ったり舐めたりしてもらう、このパイズリフェラという行為は彼女たちには逆に難しいのだ。しっかり包んだうえで埋没とまではいかない絶妙な美巨乳の持ち主であるパルラの奉仕だからこそ、水も弾けるようなピチピチの肌の双丘とその口の感触を同時に感じることができる。
ましてパルラはキス魔であり(どうせ私がその奉仕を受けると全員に瞬殺されるのだから大した違いはないとはいえ)、こと舌遣いの巧みさではドラゴンメイド随一まであり得るほどの女性である。
「ん……ぺろり、ちゅぱ……ちゅっ……あ、そろそろですねマスター?じゃあ……はむっ」
信じられないほど柔らかくしかし張りのあるぐにぐにと包む乳圧と、そこから飛び出るも根元が固定されて逃げられない先端に幾度もランダムに襲い掛かる鮮烈な唇や舌の刺激。今回もあっという間に閾値を超えた快楽に絶頂寸前まで上り詰め、それは肉棒を、あるいは指先までぴんと張った足やシーツを握り締めて必死に耐える手からかもしれないが、ともかくそれら私の分かりやすい反応を通じてパルラにもしっかり伝わったらしい。とどめとばかりに先端全体がそれまでとは全く違う暖かな空気に包まれたかと思うと、それまで受けていたのはあくまでほんのお遊び程度の刺激だったのだとわかる強烈な快感が不意打ちで襲い掛かった。
せめてその様子を直接見ていれば、結果は同じでもまだ心構えできたのだろうが。今私が快感に悶えながらもガン見しているのは彼女のお尻と、それを包む先ほどよりも明らかに染みの面積が広がっているパンツだ。
―――――う、わあっ……!
当然その結果は明らかである。我慢も何もあったものじゃない、仰向けのまま体全体を反らせての頭の中が真っ白に爆発するような射精。しかもただこちらの体の都合で出すのではなく、タイミングを合わせていまだ口を離さないパルラの側からも中身をどんどん吸い出してくることでその勢いは余計に加速する。時おり感じる妙な動きと吐精量の割に一向にその口を離さないところからして、私が情けなく解き放ったこってりと濃い欲望は全て外の世界を見ることなく彼女に飲み込まれているのだろう。あんなにも完璧な美少女の口内を私の情欲ひとつ、現在進行形で汚しているのだと思うと暗い興奮がまた白濁の形で迸り、全部まとめてバキュームによって吸い込まれ、単純にその快感が新たな精液となってループが続く。
結果として全てを飲み干した彼女がようやく私の肉棒の先端を開放したのは、たっぷり1分半ほど経ったときだろうか。射精中の体感ではこの時間が無限に続くような気すらしていたので、正確なところはわからないが。
「ふぅー、ご馳走様でした」
―――――お、お粗末様でした……
ただ一方的に気持ちよくなっただけなのに荒い息でそう答えるのがやっとの私に対し、お世辞にも綺麗とは言い難いものをむしろノリノリで飲み干したばかりのパルラの声はいつものように明るく、しかしその顔は相変わらず見えなくて。
だからだろう。続く言葉を、全く予想できなかったのは。
「じゃあ、おかわり貰っちゃいますねマスター?うりうり~」
―――――へっ!?ちょ、うわっ、あ、そこ……!
一時的に硬度を失った肉棒は、くたくたになったままずっとパルラの胸に抱かれていた。彼女の体温や心臓の鼓動を直に感じながら、心地いいふわふわに包まれていたのだ。その乳圧が突然ぐっと増して、くたくたになった肉棒が新たな刺激にわけもわからず、しかし与えられる新たな快楽への生理的反応でみるみる先ほどまでの硬度とサイズを取り戻していく。再びその先端が飛び出たところに待ちわびたようなバードキスを浴びせかけられ、急勾配で跳ね上がる射精感に悶えながらも必死に問いかける。
―――――パルラ、どう、して……っ!
「言いましたよね、お仕置きだって?ああいうオイタする意地悪マスターには、大好きなおっぱいで反省してもらいますからねっ!」
時に左右から、時に円を描くように肉棒を揉みしだきすり潰すような乳肉の動きはしかし痛みではなくただひたすらに人外の快楽を教え込み、先端には時にキスを落とし時に舐め上げさらにはごくごく弱い甘噛みまで、私を気持ちよくするために使えるものは全て使用して。視界が塞がれている分余計に鋭敏に感じられる刺激に、私の体はこの最初から結果の決まっていた勝負への白旗をいともあっさりと上げた。とても連発とは思えないほどに激しい絶頂の快楽を伴った迸りは再び全て彼女の喉を通ってその胃の中へと納まるが、またしても息も絶え絶えな私に対しパルラの方はけろりとしたものである。
「まだまだ濃いし量も十分、マスターもだいぶ精力増えてきているようでパルラちゃんも嬉しいなー……じゃあマスター、せっかくですしもう一回お仕置き、やっておきます?」
そんな言葉と共にまたしても胸の中の肉棒に左右からの圧がゆっくりと加えられ始めて、今度こそシャレにならないと冷や汗が出る。連発を強いられることそのものには、実はまだ余裕がある。パルラの言葉通りこの屋敷に招かれてからというもの、ドラゴンたる彼女たちには依然としてまるで敵わないものの私の身体能力は極めてゆっくりとだが日に日に増しつつある。なんでも人間の世界にはないが精霊世界には存在する魔力などのエネルギーが少しずつ私の体に浸透していき、その影響で身体そのもののスペックが上昇しているのだとか。そのため彼女たちの与えてくれる愛情たっぷりご奉仕の快楽の凄まじさを抜きにしても、まだ打ち止めを起こして射精そのものが無理なわけではない。
では何が問題かというと、いくら体力が追い付いていても私の精神がまだそこまでの域に達していないということだ。ハスキーさんに捧げるという人類最高の童貞喪失体験をした夜のことは今なおはっきりと覚えているが、そこで聞いた夜のご奉仕解禁によるリスク……人間の許容量を超える人外交尾の快楽に、脳が耐え切れず廃人となった悲恋の先人の話もまた記憶に新しい。
幸い私の場合は(もちろんそこに至るまでハスキーさんたちドラゴンメイド全員による慎重に慎重を重ねた議論の結果があったとはいえ)そういうこともなくなんとか理性を保ててはいるが、それでも彼女たちが与えてくれる奉仕のレベルについていけているとは言い難い。現状は夜伽も一度にひとりずつが鉄則、それも手加減に手加減を重ねて。彼女たちと肌を重ねてはひいひい言わされ性も根も尽き果てていくうちに説明されずとも確かにこれ以上は無理だと体で理解した、先述したいくつものルールの例だ。心底情けない話だが、それで後戻りできない所に行きつくよりはよほどマシだろう。
そして、この短期間で3度目のパイズリフェラの刺激は。さすがにそれをきっかけに壊れてしまうことはない……と、思うものの。私にとって未知の領域、初めての経験だ。
―――――ま、待って……!
「えー、どうしようかなー?」
後から考えれば、ここでのパルラは別に本気ではなかったのだろう。乳圧は先程までの搾り取りに来ていた時より弱く、愛おしいものを優しく包む程度に留まっているし、私の制止に思わせぶりな返答をするその声はつまみ食いの対象を見つけた時のように明らかに浮き足立っている。
だが半ばパニックになった私は、そのことに気が付けなかった。
あるいはここで彼女の顔が見えていたら、また違っていたのかもしれない。しかし先程からずっと私の前に広がっているのは私への好き好きオーラ全開で発情スイッチが入っていることも明らかなお尻と、その上で機嫌が最高にいいことを示すかのようにぶんぶん揺れる尻尾だけで。
―――――待ってってば、パルラ!
理性を失うかもしれない可能性への恐怖と、何よりもほんの少し、ほんの少しだけそんな快楽への期待をしてしまっている自分がいることへの恐怖。錯乱した私はとにかく上のパルラをどけようと手を伸ばし、無我夢中で押しのけようとして。しかしそこはやはりドラゴンの力ということか、仮にも成人男性が全力を振り絞っているというのに細身の美少女である彼女の体は見た目に反してまるでびくともしない。
だからそう、それは不幸な事故だった。
「わっ、ちょっ、マスター?もーう、そんなに怖がらせちゃいました?大丈夫でひゃんっ!?」
上からからかってくる言葉をぶった切る突然の、明らかに調子の違う余裕のない声。適当に伸ばしてどこでもいいから彼女を押しのけようとしていた私の手は、偶然にも目の前にあった彼女のお尻を鷲掴みにし……先ほど指で恐る恐るつついた時よりもさらに大きく濃くなった染みの中央から粘度のある液体がじんわり滲み出ている、濡れて張り付いたことでより形がくっきりと浮かび上がった割れ目のど真ん中を親指が上から押していた。瞬間振れていた尻尾が電流でも流されたかのように先端までピンと立ち、腰がビクンと大きく跳ねる。
―――――……あの
「……」
沈黙が、痛い。それでも先ほどの、あまりに色っぽかった不意打ちを食らったパルラの声を脳裏に焼き付けてしまうのは男の悲しき性か。
―――――あ、えっと……今のはね、パルラ
「マ~スタ~……?私、オイタは駄目ですよって言いましたよね~?」
あ、これはもう駄目なやつだ。そして相変わらず、重くは感じないのに彼女の体は私の上からテコでも動かない。つまり、どうあっても逃げられない。この後の運命を色々と察しながらも、せめて言葉を重ねようとして。
「もう謝ったって許しませんからねっ!」
―――――待って待って、本当に今のはふわあっ!?
必死の言い訳が最後まで続かなかったのは、問答無用とばかりにパルラが私の股間へ飛びついたからだ。恐怖のあまり子孫を残そうとする本能か、それともこれから私の身に降りかかることへの純粋な期待か。自分でもわからない予感に震えて勃ちあがる肉棒をしっとり柔らかな双丘が包み、ぱくりと先端を咥えられ。
これまで丁寧に愛情込めて舐めしゃぶってきた唾液が潤滑剤となり、しっとり柔らかなうえに瞬間的に絶頂を迎えたことで体温の上がっているパルラの火照った谷間が水も通さないほどに肉棒へと密着して下から上に、新たな精液を絞り上げるように乳圧を加えていく。そうかと思えば時折竿を撫でるコリコリとした感触、ピンと立った乳首をアクセントとして私の興奮を煽るのも忘れない。一方で彼女の口内へと迎えられた先端はその生温かな空気の中で長い彼女の舌によって最も敏感な先端をくすぐられ、あるいはねっとりと絡みつかれ、時に上下時に左右に、優しくあるいは容赦なく、変幻自在な動きを見せる彼女の舌技によって翻弄されて。
上下で全くタイプの異なる快感を同時に叩きこまれ瞬く間に絶頂まで押し上げられて放ったそれは、彼女の口内を汚すと同時に一滴残らず吸い出されて飲み干され。精巣から直接精子を引っこ抜かれるような貪欲な搾精の尾を引くような快感に呻く間もなく、もはや口すら離してくれない抜かずのもう一発が始まる。
で、気が付けば完全に意識を失っていて。ようやく目が覚めたのは、またも午前も遅い時間。
「お目覚めになりましたか……!」
―――――あー、その……おはよう、ございます
一体あの後どれだけ鳴かされたのか、口から出たのはまたしてもガラガラに枯れた声。痛む喉に顔をしかめ、それでも心配そうにベッドの横で付き添ってくれていたハスキーさんに無理を押して話しかけようとしたものの。彼女はいけませんと首を振り、傍らのポットからこれまた先日も見た覚えのあるナサリー印の喉に効くというお茶をティーカップにそっと注いでくれた。私がゆっくりとそれを飲むのを待って、深々と頭を下げる。
「ナサリーに続いてパルラまで、御主人様の御身体に無理をさせて……申し訳ございません御主人様、私の教育が足りていませんでした。彼女たちには私の方から改めて、きつく言い渡しておきますので」
これは、後に聞いた話だけれど。私がパルラの搾精のあまりの気持ちよさに耐え切れず気を失った時の、彼女の狼狽っぷりはそれは凄かったらしい。付き合いの長いティルルでも見たことがないほどに顔を真っ青にして、あのちゃっかりもので目端の利くパルラがメイド服を着ることすらせずに上半身素っ裸で私の部屋から飛び出してきた……と言えば、どれほど彼女の心をかき乱してしまったかがわかるだろうか。
ただ元はといえば今回は、私が変な悪戯心を出したのも悪かったのだ。彼女の側に悪気があったわけではないし、あまり怒らないであげてほしい。そう伝えようとして、肝心の本人の顔が見えないことに今更ながら気が付いた。
―――――そういえば、パルラは……あっ
そう問おうとして、ようやく気付く。私のベッドのハスキーさんが立っているのとは反対側の端に、上半身だけを乗せて。床に座った状態で先ほどまで散々泣いていたのか、涙の跡が残った顔で眠るパーラーメイドの姿。
「お説教しますと言ってもマスターが目を覚ますまで離れないと言い張ったまま、最後には泣き疲れて眠ってしまい。言うまでもないですがこの子も、御主人様のことは本当に大好きですから……今回は少しばかり行き過ぎてしまったので、目が覚めたらそれなりに覚悟はしてもらいますが」
困ったものだという諦め混じりの、でもそうする気持ち自体はわかるとなんとも複雑な表情なハスキーさん。起こしますか?と聞かれたので、私は少し考えてから首を横に振った。
掛け布団の端を握りしめていたパルラの手に、起こさないよう慎重に私の手を重ねる。とりあえずもう少し寝かせておいて、目が覚めたらハスキーさんのお説教は止められないだろうけど。それが終わったら改めて私からもちゃんと謝ろう、そう思いながら。
ドラゴンメイド・パルラ
攻める分には強いけど攻められると弱い法則はベッドの上でも変わらなかった、限界突破マスターラブ勢。単にイかされたことよりも、奉仕途中に自分が先に不意打ちでイかされてしまったことが本当に恥ずかしい。触りたいなら一声掛けてよ!珍しく殊勝に受け入れたメイド長からの雷よりも、結局お仕置きパイフェラだけで搾り取ってしまったためキスも足りていなければ膣内出しもしてもらっていないことの方がよほど罰になっている。最近のマイブームはサクランボのヘタを舌だけで結ぶこと。練習にかこつけておやつも食べられるので一石二鳥、マスターと一緒に食べてわざとらしく成果を見せてあげると顔を真っ赤にして露骨に意識してくれるので一石三鳥。
主人
パイズリオンリーで気絶するまで絞られたこと自体はあれはあれでひとつあり、としてたまにやってもらう分には文句はないのだが、体勢の関係で揉んだり吸ったりどころかそもそもせっかくの美巨乳を拝めてすらいない、パンツは見れてもその内側まで辿り着けていないのはかなり寂しい。この後でパルラとは無事「仲直り」できたが、お互いこの夜の反動でひたすらイチャイチャラブラブな夜を過ごした。
上述の攻められるとよわよわパルラ概念なんかは全年齢版からそのまま持ってきたオリ設定です。そりゃだって同一人物だし。
しかし今回はイチャラブご奉仕回にしようとしたんだけどなあ……なんでか途中から違う方向に筆が乗った。