ドラゴンメイド・ラブコール(R18) 作:雲と誠二
あんま変わんない?まあまあまあ。
「今日は私なんですよ、ご主人様?」
そう控えめに、しかし機嫌よさげに胸を張る(そしてぶるんと揺れる。眼福である)のは、今夜の夜伽担当であるドラゴンメイド・チェイム。知らない人には意外かもしれないがそのいかにも儚げな見た目や恥ずかしがり屋な性格にも関わらず、彼女はこの夜伽の時間に対してあまり臆することはない。あくまでも本人比の話、だが。
とはいえそれは今だからであって、夜伽解禁となった最初のうちはなかなかに大変だった。その美貌といい控えめで心優しい性格といい豊満な身体といい、ドラゴンメイドの例に漏れずまさに極上の女性である彼女なのだが、私がここに来るまではこの屋敷も女所帯、メイド入りする前も恥ずかしがり屋が災いして引きこもり気味だった(本人談)こともあってかなかなかその自覚がなく、彼女自身が自分の魅力について今一つピンと来ていなかったのだ。
そんな私とチェイムの夜の付き合い方の転機となったのは、私は幸せですけどご主人様はもっと美人の皆さんの方が、と美醜の感覚が逆転した世界から来たのかと問いかけたくなるようなことを口にしながらぎこちなく尻込みする彼女を私が拝み倒す形で何度か身体を重ねたある夜のピロートーク。いくら全員公認のメイドさんハーレムとはいえベッドの上であまり他の女の話題をするのはどうかと私は思ったのだが、当の彼女が是非にというので請われるがまま皆が夜伽に来る度に全く勝てず一方的にひいひい鳴かされている、それがまた死ぬほど気持ちいいけれどという話を(聞かせてくれるならおっぱい吸っていいですから、という私にとっては絶対逃げられない餌をぶら下げられて)あっさり暴露させられた時のことだった。
『……あっ!でしたらご主人様、こういう趣向はいかがでしょう』
で、それがまたドはまりの大当たり。お互いに最も悦ぶ形を探り当てたことで、ようやく幸せ性生活が送れるようになったのだ。そして今では先述の通り、チェイムもすっかり乗り気な本音を出してくれるようになってくれるほどになったわけで。
「では本日はどうしましょう?やっぱり私の胸が見たい、ですか?うぅ……わかりました、脱ぎますからぁ!その代わり、ご主人様からですよ!」
それでもやはり、肌を晒すのは恥ずかしいらしい。しかし私も着衣で
それにしても彼女の裸体に値千金の価値があるのは疑う余地もないのだが、私のストリップのどこにそんな御大層な需要があるのだろうか?釈然としないままに交換条件として言い渡された私が先に脱げとの言葉に従ってまずシャツから脱ぎ捨てると、真横から凄まじく強い視線を感じた。
―――――えっと、チェイム?
「お、お気になさらず……」
私も普段こんな感じなのだろうか、というのはまあ、考えるまでもなくそうなのだろう。ベッドの上の至近距離で女の子座りするチェイムは申し訳程度に顔を手で覆い、しかしその指の隙間からばっちりと両目を出して瞬きひとつせずに私の裸になった上半身に熱い視線を送っている。さすがにこんなガン見されながらの状態で下まで脱ぎ、目に映るだけで視界を汚すようなものを極上の美女にお見せするのはいくら私でも躊躇うものがあるのだが、正直ここまで反応が分かりやすいとちょっと楽しくなってくるのもまた事実。うん、やっぱり普段の私も皆にとってはこんな感じなのだろう。人のふり見てなんとやら、だ。そもそも逆の立場なら絶対に止めないことを、彼女にだけ止めてくれというのは筋が通らないだろう。あとこれはこれでちょっと興奮するのも否めないし。
結局そのままベルトを緩めてズボンを脱ぐと、既に期待感から半勃ち程度に下着を盛り上げている膨らみを見た瞬間にチェイムの目はより一層熱を帯びて鋭くなった。やっぱり脱ぎにくいなんてものじゃないのでちらっとそちらを見やるも、普段は長時間目を合わせるのも恥ずかしがるような彼女がこんな時ばかり頑固に視線を一切外そうとしない。諦めて勢い任せに下も脱ぎ捨てて全裸となり、やはり表に出た肉棒をガン見されその視線の熱さに少し大きくなるのを感じながらもその場に座り込んで彼女の方へと向き直る。さあ、今度はこっちの番だ。
―――――チェ~イム~?
「はい、私の番ですね、うぅ……」
諦めたように黒のメイド服を開き、そのはっとするほどに白い雪のような肌と極上の裸体を恥じらいながら露にしていく彼女の一挙手一投足をお返しとばかりに目に焼き付ける。大人びた黒のブラは私の顔などすっぽり包めるほどの特大サイズで、その中に無理くり収められた乳肉がみっちりと詰まって今にも弾け飛びそうなほどだ。メイド服、素肌、下着と続く黒と白のコントラストはどうしようもないほど煽情的で普段の私ならばこの時点ですでに我慢できずに飛び掛かっていただろうが、今夜に関してはさっきやられた分だけやり返さないと片手落ちというものだろう。この時点ですでにいつでもいけると主張している一物を宥め、自分の太腿を強く掴んでどうにか欲望を律する。
「全部、ですよね?下着だけでも付けたままというのは……はい」
この期に及んで往生際の悪いことを言い出したので、多分血走っているであろう目できっぱりと首を横に振る。まだ最初から提案してくれたならそういう趣向もなしではないが、今の私はもう完全になまちちの気分に振り切っている。固い意思を前に今度こそ観念してくれた彼女が立ち上がってまずブラを外すとその瞬間に開放された乳肉がどんとせり出してぶるりと揺れ、その双丘はしかしすぐさま空いた片腕で押さえつけるように隠される。のだが彼女の腕が細いのと柔らか爆乳が大きすぎ、しかもかなり強めに押さえつけているため、結果としてまるで隠れ切れていない乳肉が上下からむんにゅり食い込み非常に眼福、かえって私の興奮を煽り立てる結果にしかなっていないことは……無論私の視線の熱さからも気付いてはいるだろうけれど、かといってどうしようもない、といったところだろうか。元々の肌が白いだけに、羞恥のあまりの紅潮もよく目立つ。そして無論、ここで私に視線を逸らすという選択肢はない。
結局その左腕はそのままにやはり黒の(気のせいか紐とまではいわないものの、妙に面積が小さい気がする)パンツにも手を掛けて、器用に尻尾と長い足でバランスを取りながら右手ひとつでそれも脱いでいく。その秘所を薄布が離れる際ねとりとした糸を引いていたように見えたのは、絶対に見間違えではないはずだ。なぜならばその場所、全ての男が求めてやまない女体の神秘の最奥が露になってから手で隠されるまでの一瞬、既にその場所は内側からの愛液で濡れ、怪しく光を反射しているのを確かに私は見たからだ。
「お、お待たせしました!」
そしてついに一糸纏わぬ裸体となったチェイムが、胸と股間だけは辛うじて両手で隠したままその場にあおむけに寝転がる。全てを捧げるような彼女の向ける潤んだ視線は羞恥はもちろんだがそれ以上に期待めいたところも含まれており、私としてもこのストリップが終わるまで必死に我慢していた分、その期待に応え今すぐ飛び掛かる……前にぐっと堪え、改めてそのあまりに清楚さと淫靡さが入り混じった極上の女体をしげしげと眺める。見惚れていた、と言ってもいい。
ドラゴンメイド・チェイム。その肢体の最大の特徴は、なんといっても抱き心地の良さだろうと私は思う。ただしそういう意図では断じてないので先に明言しておくが、別に彼女が太っているだとかそういうわけではない。同じドラゴンメイドでも例えばティルルやパルラは、いわゆる乳!尻!太腿!(それと尻尾)の出るところはしっかりと出てへこむところはへこんでいるボンキュッボン、非常に両者のメリハリがよくそれがまた男好きのするその完璧な肢体を作り上げているタイプである。それに対しチェイムの体は同じグラマラスでも、インドア派な気質もあってか全体的にひと回り肉付きが良い。爆乳、巨尻、むっちり太腿に立派な尻尾は別として手足にもお腹周りにも無駄な脂肪などは一切ついていないのに同時にどこを触っても沈み込む女体の柔らかさを堪能することができる、どちらがいいというわけではなくどちらも別ベクトルに最高であまりにも夜伽に都合のよすぎる身体。
そしてそれはこうやって、眺めているだけでも格別だった。一切の穢れを知らないかのような雪のように白い肌、半泣きの美貌の奥からこちらを誘い恋心と同時に情欲とわずかながらの嗜虐心を掻き立てる潤んだ瞳、ベッドの上に広がった艶のある長い髪、隠そうとしてもまるで隠しきれていないほどの膨らみふたつにその下のくびれた中にも柔らかそうなお腹、辛うじて秘所だけはその手で隠されているものの鼠径部も太腿もほぼ全てが丸見えとなった腰回り、指が沈みそうなほどにむっちりしているにもかかわらず長い脚……。
ああ、もう駄目だこれは。こんなものを見せられてしまっては、どんな男でも馬鹿になるしかない。他の男にこの光景を見せてやるつもりは、無論全くないけれど。
―――――……チェイムー!
「はいっ……あっ!」
気が付いた時には横たえられたその身体にのしかかり、恥も外聞もなく全力で抱き着いていた。さすがに一瞬は驚いた様子の彼女も、すぐに適応して大事なところを隠していた両手でぎゅっと抱きしめ返してくれる。となると当然、ついに解放された目の前の爆乳にむしゃぶりつかない道理はないわけで。どちらから頂こうか迷った末に両手で両乳を外側からぎゅっと寄せ、その乳肉のあまりの分量からいとも簡単にくっついたふたつの先端を贅沢にも同時に口に含む。
「あん……もう……んっ、おいしいですか、ご主人様?」
―――――おいしい……チェイム、好きぃ……!
無論味などしない、のだが、それとチェイムのおっぱいがおいしいことは両立するため何の矛盾もない。次第に固くなっていくふたつの感触を口の中でチュパチュパと舐め回してしゃぶりながら、それを押さえつける両手は手の平いっぱいでおっぱいの感触をたっぷりと味わいつつも、さらにそのどうしようもなく柔らかな双丘へと顔を押し付けて。そんな欲望たっぷり、本能に支配されたような浅ましい私を、どこまでも柔らかで胸板までまるで辿り着かないほどたっぷりの爆乳と、さらに後頭部を優しく撫でて前後から受け止めてくれるチェイム。あるかなきかのなけなしの理性はあっという間に溶かされなんだかだいぶ恥ずかしいことを口走った気もするが、まろやかでたぷたぷの乳肉の中で熟成されたフェロモンたっぷりの甘い空気だけを吸って呼吸する今の私に、当然自分の行いを振り返る余裕などあるはずもない。しかし「好き」と口にした瞬間、私の頭を胸元に押し付けてくれる彼女の腕の力が強まったのは確かに感じた。
そしてそれとは別に、下半身も動かしていた。へこへこと腰を押し付けて足と足を密着させ、その秘所に……ではなく、まずは太腿の間にぐちゃぐちゃになった肉棒を挿入する。いきなり挿れたところで即暴発するのがオチだ、などと考えられるほどの頭が残っていたわけではなく、単にたまたまその位置にあったのが彼女の太腿だったからそこで刺激を得ようとしただけだ。もっともどのみちその時には既に肉棒を濡らしていた私の我慢汁だけでなく、彼女の秘所が分泌する愛液という潤滑剤ふたつによって抵抗なく入り込んだ太腿の間でむっちり挟まれる刺激は、限界寸前の肉棒にとって少しばかり強すぎたことには変わりなく。何度か腰を上下させ擦りつけるうちにあっというまに昇り詰めてきた精液に、放出の気配を感じ取った彼女がぎゅっと私を抱きしめてより一層互いの体を密着させる。それが、最後の引き金だった。
―――――んーー……っ!
乳肉で口が塞がっているために意味ある体をなさなかった声なき叫びの中で、相も変わらず信じられない程に濃く多い白濁が彼女の太腿を汚す。早くも意識が飛びそうになるほどの快感に酸欠の気配すら感じたことでやむなくおっぱいから一度口を離して顔を上げ、新鮮な空気をしっかりと吸って息を整える。すると、柔らかな微笑みで胸に抱いた私をずっと見ていたらしいチェイムと目が合った。
「お疲れ様です、次はどうしましょうかご主人様?」
無論いくら今ので派手にぶっこ抜かれたとはいえ、これでおしまいなんて言うつもりは私にもさらさらない。しかし次、次か。
つまりこれが、チェイムの言う「趣向」である。他の皆の夜伽は私が何かやって欲しいことを頼めば喜んで受け入れてくれるとはいえ基本が彼女たちのお任せで私はもっぱらされるがままに愛され、搾られ、鳴かされ、滅茶苦茶に気持ちよくされる一方なのだが、彼女と過ごす夜は一味違う。あくまで私が主体として、好きなプレイを心行くまでさせてくれる。
私はどちらかと言えば女の子とのベッドの上での過ごし方に関してはおいしく頂くよりもむしろおいしく頂かれたい派閥なのだが、それでも夜伽の度にやられてばかりというのは大満足の中にもどこかもやもやしたものが残ってしまう。彼女たちと肌を重ねるうちに(つまり搾られ続けるうちに)それは次第に私自身も気付かぬうちにゆっくりと積もって大きくなっていく。
いや、だいぶ面倒臭いことを言っている自覚はある。でも私にだって、自分からがつがつと抱きにいきたい気分の時がないわけではないのだ。そしてそんな時こそ決して必要以上の自己主張はせずにちょっと困ったような、でもそれ以上に愛おし気な微笑みで私の下手な欲望の発散を受け止めてくれる彼女の存在がまた効くのだ。一方彼女からしてもこれは、私に対しイチャイチャ奉仕はしたいが私を気持ちよくするにあたっての自分の持つ強みに対しいまひとつ自信が持てないという矛盾を解消する格好の答えとなる。こんなことでそんなに悦んでくれるのならばもっともっと、というわけだ。まず私の欲望をなんでも受け入れてくれたうえで(といってもそもそもハードなものは趣味じゃないのだが。私は純愛イチャラブ派なので)、それに合わせてドラゴンメイドとしての、そして女性としての有り余るスペック……私ではたとえ千年かかっても貪り尽くすどころかまだ知らない魅力があとからあとから出てくるようなそれをフル活用して、私の求めた快楽を想定の百倍にも千倍にもして返してくれる。私が上位に立つのはあくまで形だけ、というのがミソだ。
……まあ、なんというか。こういう愛の形も割れ鍋に綴じ蓋、というのだろうか?それならそれで私には何の不満もないが。
「お疲れでしたら、少しお水でも飲んでから考えますか?」
いつの間にか逸れた思考で少し考えこんでいたら、その沈黙を次のプレイに悩んでいるのだと判断して気を利かせたチェイムが別の提案をしてくれた。柔らかな笑顔で上体を起こして身を捻り(揺れた。凄かった)、四つん這いの格好となってベッドの小脇に置いてある水差しを取ろうとする。
すると必然的に、私の目にも先ほどまでは見えなかった色々なところが見えてくるわけで。銀髪がかかって脇へと垂れる煽情的な白い背中、悩ましい腰のくびれより少し上あたりから体にぴったり張り付けるように伸びる一対の翼と太い尾……しかし私の目線が一番強烈に吸い寄せられたのは自然とこちらに突き出される形となっているたっぷりと脂肪の乗った形よく逞しい彼女のお尻とその中央でひくひくとする尻穴、そして今なおこんこんと湧き出ているのであろう愛液が光を反射しぬらぬらと怪しく誘う秘所だった。体質なのか手入れの賜物かうっすらとその全体を覆うように生えた陰毛は髪色と同じ銀色で、いかにも柔らかそうなそれらも全て濡れている。
「よい、しょ……」
そんな体勢のまま、ガン見されているとも知らないチェイムが水差しへと手を伸ばす。でっかいお尻がぶるりと揺れると同時にその奥に広がる世界中の男の誰もが夢見てならない最奥の神秘への入り口、サーモン色の裂け目がわずかに開き。
「きゃあっ!?ちょっと、ご主人様!?」
チェイムらしからぬ大声と同時に、彼女の豊満な身体がビクンと跳ねる。いきなり背後からお尻に顔を埋められた挙句、敏感な秘所に舌まで挿れられているのだからさもありなん、だ。むしろ反射的に蹴り飛ばされたり尻尾で引っ叩かれていないだけ、穏便な反応だといえるかもしれない。もしそれをやられていたら、私なんぞ一発で死体となって転がっていただろうからシャレにならないが。
しかし、である。たとえ命の危険があったとしても、こんな私を誘っているとしか思えない光景を前に我慢など効くはずがない。痙攣して上体を倒す彼女のお尻に死んでも離すものかとがっちり抱き着いて、舐めても舐めてもなおその奥底から湧き上がってくる愛液と秘所をこそげ取るように舌を這わせ続ける。
―――――ぴちゃ、ぴちゃ、ぺろ、じゅぷり……
「ご主人様、そ、そこは、汚い、ですか、ら……ね?はぅんっ!」
いやまあ別に、私だって感じる味が美味しいだとかは思わない。ただ顔全体で感じるおっぱいよりも幾分張りのある尻たぶの感触が、舌を振るうたびに感じる生々しいしょっぱさが、舐めるたびに息をする度に私の体内に爆速で取り込まれていくのを感じるムッとするほどのフェロモンが、どうしようもなく私の血と本能、原初的な性欲を滾らせるのだ。
―――――汚くないよ。というかチェイムだって、じゅる、いつも私のは、べろり、いっぱい舐めてくれるのにそれ言うの……?
「私は、あっ、いいんです……やんっ、ご主人様のことはずっとお慕いしています、あんっ、ので、好きでやっています、あっ、から……っ!」
しかしさすがにいくら自分のこととはいえ彼女自身に対しそういう言い方をされると、私としては少しばかり言い返したくもなる。これはさすがに、仮にも主人であり彼女を愛する男である私のやるべきことだろう。合間合間で目の前の桃源郷に舌を這わせながらきっぱり否定すると、わななきながらも現状の自分の姿がよほど恥ずかしいのか珍しく言い返してきた。合間合間に喘ぎ声が挟まるためにあまり説得力はなく、むしろ私の股間を昂らせる結果にしかならなかったのだが。
というかよくよく考えれば、ただ今日は口でしてくださいお願いしますと土下座するたびにそんなことなさらなくても喜んで、と奥まで咥えたり幸せそうにそのまま飲み干したり、ハッスルした後には愛情たっぷりお掃除フェラで綺麗にしたりまた元気にしたり、場合によってはそのまま口だけで搾り取ったりと実にいろいろやってくれる理由が全部「好き」の一言でまかり通るのなら、なおさら私がここで止める理由はないだろう。
―――――チェイム!
「は、はいっ……?」
―――――好き、です。ずっとずっと、愛してる……
お尻にしがみついてクンニしながらの急な告白は、いざ口に出すと急速に恥ずかしくなってどんどん声が小さくなっていき、なぜか途中から敬語になってしまった。そして何より今の私たちの絵面と、歯の浮くようなセリフの噛み合いは致命的に悪い。
しかしそんな何もかもが頭を抱えたくなるような愛の言葉でも(これは完っ全に余談だが、後になってこの時のことを思い返した私は案の定しばらく部屋に閉じこもって布団を頭まで被り悶えることになりしばらくチェイムの顔はまともに見れなかった。いくらなんでもまだ少しはましなシチュエーションなんていくらでもあったろうに、なんでよりによってあのタイミングで……)、彼女の琴線にはしっかりと触れていたらしい。
「ご主……~~~っ!!」
感極まったように私を呼びかけて、先ほどの不意打ちよりもさらに大きくチェイムの身体が跳ねる。同時に恥ずかしくなったのを誤魔化す意味も込めて秘所へと挿し込んでいた舌が四方の秘肉から強烈に締めつけられ、そこにあったのが私の肉棒だったならば間違いなくその動きだけで精どころか魂まで特大の快楽と共に強制的に搾り取られていたであろう激しいうねりと溢れる愛液を感じた。急な変化に驚き慌てて顔を上げるとそこには尻だけ持ち上げるような姿勢のまま力なく上体を倒してベッドにその爆乳が潰れ……違う、熱く荒い息を吐くチェイムのほんのりピンクに染まった背中と、一度絶頂を迎えたことで舌よりもっと太くて奥まで届く、隙間を埋めてくれるものを求めて物欲しそうにひくひくとこちらを誘うとろとろの裂け目。
当然、私に嫌も否やもない。無言のままに膝立ちになり、熱に浮かされたような手つきで反り立った肉棒をダウンした彼女のお尻の位置に構え、その腰を両手で抱きかかえてそのままひと息に……。
「駄目……です……!」
しかしそこに待ったをかけたのが、どうにか喋れるほどに持ち直したチェイム本人だった。ふらふらの手で秘所への入り口を隠し、さらにその上から尻尾を下ろして壁を作る。
―――――な、なんで……!?
そしてそれは彼女の目的からすれば、実際に正解だった。愛液とフェロモンにまみれてこれ以上ないほどに昂った状態から急に目の前でお預けされた私の理性はとうの昔に崩壊しており、恐らく手で抑えただけでは無理にでも腰を突き出していただろう。
しかしどう見ても彼女だってそれを求めているのに、そこまでして私を止める意味は何なのか。あと少しで手に入るはずだった本番交尾、脳の血管が焼き切れるほどの快楽と射精を求めて情けない声しか出ない私に、爆乳を震わせながら体を半回転させ仰向けの姿勢になったチェイムが目を合わせる。
「申し訳ありません、ご主人様……ですが今の私は、ご主人様をお慕いする心が自分でも制御できないほどに膨れ上がっています。ご主人様は確かにドラゴンメイドとの交尾も可能なほどに心も体も強くなりましたが、それでもあのまま続けてしまうと、そのキャパシティ以上の快楽で恐らくは……」
皆まで言わず、沈痛な面持ちで首を横に振るチェイム。要するに、今の状態で本番までやってしまうと
正直これまでも、薄々そんな気はしていた。彼女たちが毎度私をひいひい鳴かせて魂が抜ける程に搾り取りもたらしてくれる快楽にはまだ先がある、どころかまだほんの入口でしかないというのは。誰が直接口にしたわけではないが、息も絶え絶えとなった私の顔を幸せそうに見つめて裸の胸を押し付けたり足を絡めたりキスを落としたりしながら朝まで添い寝してくれる、種族としての体力差だけでは説明がつかないほどにまだまだ余裕たっぷりな彼女たちの姿を見ていれば察しはつく。
……こんなにも私を愛して良くしてくれる彼女たちにまだ我慢、不便を強いている自分の弱さが、心底情けなくて腹が立つ。しかしその一方で、今夜改めてこれまで見ないふりをしていた事実に言及されたことで全身の毛が逆立つほどの、恐怖と紙一重の期待と興奮を覚えている自分がいるのもまた事実だった。今受けている間違いなく人類史上一番の奉仕と快楽でさえ、彼女たち本来の性技からは抑えに抑えられた性欲処理レベルの代物でしかないのならば……その本気の性奉仕とは、一体どれほどのものなのだろうか?
様々な感情に生唾を呑んで固まる私に、いつもの少し困ったような柔らかな微笑みでチェイムが笑いかける。
「なので今日は私が落ち着くまで、こちらは使用させてあげられませんが。よろしければ、ご主人様のお好きなこちらをお使いください」
そう言って、先ほど私がやっていたようにその両胸を横からぎゅっと挟むように押し付ける。それによって中央に生じたどこまでも深い、私の頭がすっぽり入るほどの渓谷にふらふらと誘われ、気が付けば私は寝転がった彼女の上に跨るような姿勢になっていた。その下乳に肉棒の先端を合わせ、先ほど太腿の間に放った精液の残りと我慢汁を塗り付けるように亀頭でその弾力と柔らかさを楽しむ。
馬乗りパイズリ。私の側が腰を振って刺激を得るという点では縦パイズリと似たところもあるが、
実際今も下乳の感触だけで既に限界を迎えてしまいそうな私の余裕のなさとは対照的に、チェイムが浮かべているのは本番を断った私への申し訳なさと彼女自身もお預けされていることで満たされていないままの情欲、しかし私を大事にしたいという深い愛情や現在進行形で私が絶頂に近付いていることへのまるで自分のことのような悦びなど、様々なものがないまぜとなった淫らな慈愛の微笑みだ。
―――――じゃあ……いくからね
「はい。私の胸でよろしければ、いくらでもお好きにして下さい」
その言葉に背中を押されるように腰を突き出し、チェイム自身の両手で横から押さえられて常時よりもみっちり詰まった肉の谷間へ肉棒がゆっくりと埋まっていく。わずかに汗ばんだ乳肉の中は先程散々に舐めしゃぶった時の私の唾液も含め十分な潤滑油となっており、真から伝わる彼女の体温がそのもちもちでふわふわとした、しかし隙間なく締め付けてもくる感触をより際立たせる。
―――――く……はぁ……っ!
そしてついに、私の腰が下乳をたぽんと打つ。歯を食いしばりながら下を見ると、確かに感覚はある肉棒はしかし視界からはすっかり消えていた。上にも前にも逃げ場はなく、完全に乳肉の中に閉じ込められる埋没パイズリ状態だ。普段他のドラゴンメイドたちから受けるパイズリ奉仕とは異なり完全に自分のペースだけで腰を動かせるためナメクジよりも遅い速度と引き換えではあるもののなんとか挿乳だけでの暴発は防げたが、この分ではそれも時間の問題だろう。その前に少しでも腰が降りたいとめいっぱい指を広げてもなお掴みきれない両乳に手を落とし、彼女に体重をかけ過ぎないよう気を付けながら(当然これも自己満足だ、平均成人男性程度の私の体重なんて彼女たちの膂力からすれば煩わしいどころか荷にもならないだろう)突き出した腰をこれまたゆっくりとしたペースで今度は後ろに引き戻す。それにより四方八方から感じる乳肉の刺激に幾度も腰を止めて射精感を落ち着かせながら、どうにか亀頭だけが乳肉の中に埋もれた状態まで戻し……深呼吸して、一気に腰を突き 入 れ て
―――――わっあっあっ、あああああ~ーー……っ!
何度も何度も腰を止めて辛うじて保っていた拮抗状態は、急な刺激で総崩れとなった。突き入れた腰は視界が一瞬白くなるほどの大量射精によっていともあっさりと腰砕け状態となり、力を入れていられなくなった両手がチェイムのおっぱいから滑り落ちる。パイズリの分にお預けされていた分も合わさっていつもよりも激しく長い射精が続くがそれでも彼女が押さえ続ける谷間から精液が溢れてくることはなく、それを可能とする彼女の爆乳が持つ圧巻のサイズにまた興奮が煽られる。
ようやく射精が落ち着いたタイミングで、馬乗り状態から降りる気力も湧かないままにぼうっとしている私の肉棒を彼女が解放した。瞬間べとべとになった胸元から広がる性臭と甘く清らかな彼女の香りが入り混じった名状しがたい匂いが広がり、その中央ですっかり萎えている私の肉棒が私の視界にようやく現れる。
「お疲れ様ですご主人様、少しは満足できましたでしょうか?」
上目遣いにそう問いかけられて、倦怠感に包まれながらもはい、と首を縦に振る。それを見たチェイムも満足気な様子で自身の胸元へと視線を落とし、肉棒と自身の体にべったりとこびりついた半分ゼリー状の精液を嫌悪感もなく見ると右手を伸ばし細い指でその一部をすくい取り……なんと、そのままその手を口元に持っていって飴か何かのようにそのままぱくりと咥えてみせたのだ。
ちゅぱちゅぱと味わうわずかな口の動きから否応なしにその中の舌遣いとそれに肉棒を蹂躙された時の記憶を想起させられ、今しがた欲望は全て吐き出したはずの肉棒が再びゆっくりと持ち上がりはじめる。
―――――ええと、これは……
「次はお口で、ですね?かしこまりました、それでは……」
あーん、と開いた口の中には彼女の唾液と粘膜、それに肉厚の舌。絶対に気持ちいいに決まっているその場所めがけていそいそと馬乗り状態のまま位置を移動しながら、私はとことんまで付き合う覚悟を固めていた。
ドラゴンメイド・チェイム。彼女の性奉仕はどこまでも私を立ててくれるが、その本質は誘い受けである。そのどこをとってもあまりに魅力的な身体から繰り出される提案は、私の体力が続く限り……いや、たとえ力尽きたとしても、断るなんてありえないのだから。
「……で、その結果がこのザマですか?チェイム」
「はい……本当に、本当に申し訳ありませんでした、ご主人様っ!」
――――――いやその、こっちこそごめんねチェイム?こんなになっちゃうまで止めなかったのは私の方だから頭上げて、それとハスキーさんにも本当に、このところ毎回心配ばっかりかけて……
つい、うっかり。彼女自身もあのお預けで溜まっていたせいもあって、止めどころを誤って。もっとしてくれないんですか?と言わんばかりの誘い受けにふらふらと誘われてはへこへこ腰を振りたくり、気が付けばまたしても気を失うまでがっつり搾られていた私が次に見たものはベッドの前で土下座するチェイムと、その横で静かに怒りのオーラを放ち、両腕なんかもうシュトラール状態になっているハスキーさんの普段より数割増しで怜悧な美貌で、見惚れながらもその恐ろしさに直視できずひたすら頭を下げることになるのだった。
ドラゴンメイド・チェイム
やることは散々やっていても本当に好きだからこそ逆に自分からの一歩が踏み出せない、恋する乙女の心は忘れない限界突破ラブ勢。なんか急に告白されたときには乙女とは程遠いそのシチュエーションは一切気にならず、むしろ世界が薔薇色に染まったような気がしたし今なら何でもできるとの万能感すら湧き上がってきたが、このまま最後まで繋がってしまうと抑えが効かなくなりこれは本当に主人にはまだ早いしまずいやつだとなけなしの理性が全力で叫んだおかげで間一髪危機を免れた。言葉巧みに主人の欲求を誘導し続けた結果その後もどうにか挿入は免れたが、反動でちょっと欲求不満が続いたのは内緒。最近のマイブームは執筆。以前ラティスに宛てた手紙(全年齢版『ラティスの帰った日』参照)を書いた際にちょっと癖になったらしく、あれからも絶対人には見せられない濃厚純愛主従もの奉仕系官能小説を妄想しては書き連ねている。その経験が実際の誘い受けの言動や夜のご奉仕内容に活かされているのはもっと内緒。
主人
言葉巧みに誘導され、時には身体で誘惑され、馬鹿正直にもその全てにホイホイ引っかかって気絶するまで抱き潰したというか抱き潰されたというか。後日談として一通り悶えた後は普段から夜伽であまりの快楽に脳の神経が焼き切れて意識が朦朧としているときには好きだのなんだのよく叫んでいる覚えがぼんやりとあるが、逆に素面の時には照れ臭さもあって愛の言葉とかはあまり囁いていなかったなあと思い至りそこは自分の悪いところだったと心改めた。確かに口に出さなくても伝わりはしているけれど、やっぱり直接声に出すのは大事……と反省した結果出会ったドラゴンメイドひとりひとりに改めて日頃の感謝と愛の言葉を精一杯伝えたところ、全員から無言で寝室まで引っ張り込まれそうになった。
そろそろ一巡も見えてきました、が…ラドリー、どうしようかな。
書き手の私がそもそも彼女をそういう目で見れるかというと、まあ正直そういう目で見れる対象なのですが。
私のところのラドリーは裏表のない純真系なのでいかんせん絵面が、描写が、犯罪臭がえらいことに…。
彼女の(R18)での扱いはまだちょっと本気で決めかねてます。