ある昼下がり、提督は鎮守府構内の屋内プールを訪れた。
50メートルプールでは一つの人影が、
バシャバシャと飛沫を上げながら泳いでいた。
人影は提督の姿を認めると、プールから上がって歩み寄って来た。
人影は陸奥だった。
豊満な肉体は、競泳水着をまとっている。
すらりと伸びた肢体が美しい。
濃紺の布地に、白い肌が鮮烈に映えていた。
「あら提督、なにか御用?」
陸奥は額を滴る雫を、指で払いながら尋ねた。
「次の演習のスケジュールが固まったから、
目を通しておいてくれと、それだけ言いに来た。
それにしても、非番なのに水泳訓練をしているとは」
「海と違って、安全が保証されたところで泳ぐのは気分転換になるの。
それにしても、わざわざ提督御自ら来なくても、
誰かに伝言を頼めばいい案件じゃなくって?」
陸奥は小首をかしげた。
「一日中デスクに張り付いていると、気が滅入ってくる性分なんだ。
たまには歩き回った方が健康にもいいし、
ここなら目の保養にもなる」
提督は陸奥の躯を睨め回した。
豊かな胸の膨らみが競泳水着の下に、はち切れんばかりに詰まっている。
腕と首を除いて上半身を覆う上部に対して、
布地は下方へいくにつれて狭くなり、
ハイカットな股布からは陸奥の幅広な腰つきが、
惜しげもなく晒されている。
陸奥は提督の視線に気付くと、
「もう、エッチ」と、胸と股間を手で隠した。
「今更恥じらうような間柄でもないだろう?」
「女の子はいつだって恥じらいの気持ちを忘れないの」
陸奥は顔を赤くした。
「じゃあ、俺は業務に戻るから、気をつけて泳ぐんだぞ」
ばつが悪そうに踵を返した提督の手を、陸奥が掴んだ。
「もう帰っちゃうの?」
上目遣いに陸奥が尋ねる。
「まだ業務が残ってるからなぁ。
それに、恥じらいのある女の子なんだろ?」
提督はとぼけて見せる。
「その女の子を、女にしたのは誰?」
陸奥は提督の手を、自らの胸の膨らみに導いた。
「せっかくのご足労なんだし、一息ついていかない?」
陸奥は妖しく微笑んだ。
「やれやれ、一息つくどころじゃなさそうだ」
そう言いながら提督は、陸奥の胸の丸みを撫で回した。
陸奥はくすぐったげに笑いながら、
水着の肩紐に手をかける。
そして、おもむろに外側へ向けてずらしていく。
肩紐が肩の丸みを過ぎると、
水着は内側からの圧力に抗しきれなくなったのか、
勢いよく下方へずり下がった。
双つの丸い果実がまろび出した。
たわわに揺れる双つの果実の頂きには、
薄紅色の小さな花が揺れている。
その花芯は陸奥の期待を内に秘め、小さく尖り立っていた。
「ちょっと顔を出しただけでこんなに固くして、
陸奥の方がよっぽどエッチじゃないか」
提督はその花芯を、軽く摘んだ。
「あん」と、陸奥がよがって見せる。
「提督が私をこんな躯にしたんでしょ? 責任とってよね」
「責任かぁ。とりたくないなぁ」
そうぼやきながら、提督は陸奥の乳房を鷲掴みにする。
熱意に乏しい口調とは裏腹に、荒々しく柔肉を揉みしだいた。
指の間から白い柔肌が、溢れ出さんばかりに盛り上がる。
指の間に花芯が顔を覗かせる。
荒波に翻弄される落花のように、花芯はいたぶられ、
より生固さを増していた。
提督は手を陸奥の胸から滑らせ、背中に回す。
「ダメよ、制服が濡れるわ」
身を捩る陸奥の耳元で、提督は囁やいた。
「水濡れくらいすぐに乾くさ。
それに、誘ってきたのは陸奥の方だろ?」
提督は陸奥の唇を、自身の唇で塞いだ。
二人は躊躇無く、舌を絡め合った。
塩素の臭いの奥から、甘い芳香が提督の中に流れ込む。
ピチャピチャと音を立てながら、
二人は互いの唇を貪った。
その間にも提督は、陸奥の背中を余す処無く撫で回す。
肩甲骨の隆起や背すじの窪みを、
味わうようにじっとりと撫で回した。
その動きは徐々に下方へ向かい、
細くくびれた腰に手を回すと、
さらに下方へ、丸く豊かな臀部を愛撫する。
提督はハリのある柔肉を掴み、割り拡げ、揉みしだいた。
陸奥が唇を離す。
二人の間に銀糸が橋と架かったが、すぐに断ち切れた。
陸奥の吐息は熱い。
陸奥が躯を小刻みに揺らす。
提督の胸板で、自身の胸の花芯を擦り立てているのだ。
誰が入ってくるともしれない屋内プールのプールサイドで、
胸を曝しながら尻肉を弄翫されているという現実と、
乳頭から湧き上がる疼きのような性感に、
陸奥は酔い痴れ、耽溺していた。
陸奥の背が弓なりに反る。
提督の胸に手を突き、逃れるように身を捩るが、
提督は陸奥の躯を掻き抱いたまま、枷のように離そうとしない。
陸奥の体はビクリビクリと震え、
やがて提督の肩にもたれるように頭を垂れた。
泳いでいた時には乱れていなかった息が、
今は熱病に冒されたかのように荒い。
その股布は、陸奥自身の内奥からの迸りにより、
ジットリと濡れそぼっていた。
ひとしきり、二人は抱き合っていた。
「私ったら、自分だけ気持ち良くなっちゃった……」
陸奥は恥ずかしそうに、提督から顔をそむけた。
提督は、陸奥の濡れた髪に指を通した。
「陸奥は卑しい子だな」と、笑いながら言う
陸奥は頬を膨らませた。
そして提督の腕を振りほどき、その手を取ると、
壁際へといざなった。
壁に手を突くと片脚立ちになり、
もう一方の脚を雄犬が小便するときのように高く掲げた。
「提督、卑しい私に、お仕置きして」
陸奥は提督の眼前に股間を曝しながら、ねだった。
「お仕置きじゃ、しょうがないな」
苦笑しながら提督は、陸奥の躯に手を掛けた。
股布に指をくぐらせると、ゆっくりと引き下ろす。
白い鼠径部と一筋の秘裂。
そこからほとびれた花弁が露わになった。
提督は片手で陸奥の上げられた脚を支えながら、
もう片手を陸奥の秘処へ伸ばす。
柔肌を掻き分け、花弁の奥へと指を潜らせる。
秘められねばならない深淵を、
提督の指は無遠慮に掻き回した。
指が腹側の内壁の敏感な部分をなぞるたび、
陸奥の腰はビクリと跳ねた。
提督はグチュグチュと音を立てながら、指を抜き挿しする。
陸奥の吐息がまた荒くなっていく。
「ちょうだい、提督の、ちょうだい……」
陸奥が切なげな声で哀訴する。
「本当に、陸奥は卑しい子だな」
そう言うと、提督は陸奥から指を抜き去った。
陸奥の秘花は、泡立った蜜にまみれて震えている。
提督は陸奥の脚から一度手を離すと、
ベルトとを解き、ズボンとパンツを一緒にずり下ろした。
提督のものはすでに隆々と反り返り、
先端は涎を滲ませている。
獰猛に猛り立つそれを、提督は陸奥の深淵へと沈めていく。
無数の肉襞が環となって、提督の怒脹にまとわりついてくる。
提督はゆっくりと、陸奥の女たる核心を、刺し穿った。
陸奥の肢体が、一瞬硬直する。
提督は上げられた陸奥の脚を抱え込むと、
腰を中心に抽挿を始めた。
始めは緩やかに長いストロークで、
段々と短く激しく、奥底を責め苛むようになっていく。
内壁を提督の剛直が掻き立てるたび、
陸奥の背すじに電流のような感覚が走り、
脳裏を灼いていく。
たわわな乳房が、提督の律動に合わせて上へ下へと荒れ狂った。
喘ぎ声がとめどなく溢れる。
頬を涙が伝う。
陸奥は官能に灼かれ、官能の火柱となっていた。
提督が、一際強く腰を打ち付けた。
その刹那、蜜壺が収縮する。
陸奥が喉を反らせる。
全身がガクガクとわななく。
提督は陸奥の芯奥に、激情を放った。
煮え湯のような感覚が、提督のものを覆っていく。
二人は永遠にも似た時間、法悦に浸った。
陸奥が脚を下ろす。
提督は後ずさった。
陸奥から剛直が抜け出し、粘液が糸を曳く。
二人はしばらく息を荒らげていた。
やがて、陸奥は体を起こした。
秘処に指をやると、提督から放たれた白濁をすくい取り、
ぺろりと舐め取った。
「もう、シャワー浴びてこなきゃいけないじゃない」
陸奥は悪戯っぽく微笑んだ。
シャワーへと向かう陸奥を、提督は抱きとめる。
陸奥の艶めいた声が、プールいっぱいに反響した。
(了)