※この作品はR-18です。

俺だけを慕ってた唯一の同僚がTSした。押し倒された。子作りしようと言われた。俺はこれからどうなる?   作:品川カタン

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第2話 なんでお前が気まずそうにしているんだ

「あ……お、おはよう、団長」

 

 朝起きてギルドハウスのリビングへ向かうと、俺のシャツを羽織ってモジモジと挨拶をしてくるドメインが居た。

 

 俺は頭を抱えた。

 

 女だ。

 しっかり女だ。

 

「…………」

 

「……団長? 聞こえてる?」

 

「いや……問題ない……聞こえている……」

 

 悪い夢ならばどれだけ良かっただろうか。いや、そもそも、あんな風に大胆に襲ってきた張本人が何故こんなにも恥ずかしそうに挨拶をしているのだろうか。モジモジと気弱そうにするのは勇者になる男として恥だからやらないが、「一番恥ずかしいのは俺の方だ」くらいは思ってしまっていた。

 

 そしてこの状況において、最も厄介なのはドメインが女になっており気まずそうな顔をしていること以外は、何もかもが本当にいつも通りの日常だということだ。昨日あれほど信じられないことがあったというのに、新聞はいつも通り配達されるし、朝飲むコーヒーもしっかりと淹れられて机に置いてあるし、マグカップから立つ湯気も白色で何にも変わりがない。

 

(というか、嫁にして欲しいと言い出されてその場でOKしてしまった!!)

 

 やってしまったことはかなり深刻だ。ならば俺も責任を取って彼……彼女と結婚すべきだろうと思ったが、そもそもの話、向こうから半ば無理やり誘われて婚前交渉……行為に至ってしまったことについては流石に思うところがある。

 

(こう、結婚の約束というのはもっと互いに順序を踏みながら行うものであり、少しずつ関係が進展した結果として交わすものだろう!!)

 

 ドメインが「団長、そんなにウロウロしていないで座ったら?」と声をかけてきた。俺は無意識のうちに部屋の中をグルグルと歩き回っていたらしい。

 

「すまん、その、そうだな。座…………」

 

 ソファに座っているドメインに目を向けた。

 よく見ると俺のシャツ一枚しか着ていない。女となったドメインにはワンサイズかツーサイズほど大きく、袖や裾がブカブカだがおそらく下にはズボンを履いていない。いや、下着すら履いていないかもしれない。

 

「着替えろ!!!」

 

「わっぷ」

 

 思わず俺の上着を投げつけた。目に毒だ。昨日はあんなことをしてしまったが、今日はダメだ。あんな獣みたいなことを連日続けていたら俺は本当に理性のない堕落した人間になってしまう。

 ドメインは、顔に当たった上着を握りつつ、怪訝な顔で俺をじっと見つめてきた。「団長が僕の服を汚したんだよ」と呟いたのが聞こえたが、それに対して返す言葉も上手く思いつかず、合わせる顔もないような気がしてしまい、目を逸らした。

 

「そ、それは悪かったから……上着はせめて着てくれ!!」

 

「わかったって……前まで僕が薄着で居てもこんなに口うるさくなかったのになぁ。団長、冷たいよ」

 

「……お前が今女だからだろうが!!」

 

 ドメインが上着を着たのを確認してから、俺はその隣に座った。少し離れて。

 

 ドメインが予め淹れておいてくれたコーヒーを飲む。これもいつも通り、美味い。

 息をついた。こうして落ち着いてみると、ドメインに対して様々な疑問が湧いてきた。昨日はあまりにも唐突な出来事が多くて何一つまともに質問できなかったが、その問題を放置しておくわけにもいかない。女になってしまった以上、これからは女性として付き合っていかねばならないのだし、礼儀を尽くすためにも聞かねばならない。……いや、そもそもドメインはこれからもずっと女なのだろうか? そこもこれから聞くことではあるのだが。

 

「…………その」

 

 聞きたいことは山ほどあるのだが、一度咳払いをして思考を整理させた。一先ず、俺がきっかけで女性になってしまったのならば、これからの生活に支障はないのか尋ねるべきだろう。

 

「民籍とかは、どうするんだ…… 身分を証明するものが使えなくなってしまったら不便だろう。それに、人体を再構築する魔術など、使用を禁止されているんじゃないのか?」

 

「それについては心配しなくても大丈夫。僕、元々民籍が無いからさ」

 

「えっ」

 

「……? 察しているかと思ったんだけどな。だって、僕がギルドに入る時に団長は身分証を提示しなくても良いって言ったでしょ」

 

「いや、それは……!!」

 

 かなり予想外の答えが返ってきてしまって、さすがに狼狽えた。

 

「てっきり、お前は没落した貴族か、良家から家出してきたか何かだと思っていたんだ……!! まさか、民籍そのものがないとは思わなかったぞ……!!」

 

 近年、〝魔王〟と呼ばれる空間が広がってきたことにより、一度押し退けたはずの魔族は力をつけてきている。その結果、冒険者という仕事は──高額報酬が提示されたとしても、あまりにもリスクが高いために人気が落ちてきた。

 

 戦力の減少を危惧した王権は、冒険者になるための条件を大幅に緩和した。「犯罪紋章がないこと」「命の危険に晒される覚悟ができること」……たったそれだけだ。犯罪紋章の付与対象も殺人と強姦のみに限定され、治安悪化を恐れる声も上がったが、それ以上に魔族の脅威への対処が急務とされ結局はこの方針が採用された。

 

『ごめん、その、僕……身分証を見せられないんです。団長、それでもギルドに入れてくれないでしょうか?』

 

 そのため、冒険者はある意味誰でもなりやすい職業だ。民間の商売と違い、面倒な手続きも身分証の提示も必要ない。この制度に基づき、ギルドメンバーを迎えるにあたって、身分証の提示を求めるか否かも任意となっている。

 

『……わかった、深くは聞かん。お前にも事情があるのだろう』

 

 ……大半のギルドマスターは面倒事を避けるため、身分証を確認することが多いが、俺はそうしなかった。今の時代にわざわざ冒険者になる人間の中には、訳ありの者も混ざっている。俺はそうした事情をいちいち詮索するつもりはなかった。誰しも隠したいことのひとつやふたつくらいはあるだろうと思っていたからだ。

 

「やだなぁ、僕のこと家出息子か何かだと思っていたの? 全くそういう出身じゃないのに」

 

 いつもの調子に戻ってきたドメインが、日常会話をするようにサラリと言う。

 

「いや、まあ……そうだな……」

 

 「顔立ちが端正で振る舞いも上品だったからそうだと思った」と言ってしまうと、人を見た目で判断するような男だと思われそうで少しばつが悪くなり、口には出さなかった。そして、同時に「家族や彼女がいる訳じゃないし」という言葉が、重みのあるものに感じられた。

 

「……だ、だがやはり人体再構築魔術を使っていると知られたらまずいぞ。神殿から月に一回ほど見回りも来るし」

 

「援助金の不正受給をしてないか来るだけでしょ? 僕を一度除名して、僕の妹か何かが入ってきたことにすればいいよ。」

 

「う、嘘を書くのは──」

 

「大丈夫だよ。だって、身分証がなくても冒険者になっても良いって言ったのは王様の方だし。それに、S級でそこそこ活躍している僕が抜けたら大変だから……バレても見逃してくれるだろうね?」

 

 言い返せなくなった。

 ドメインの言う通りだろう。冒険者が少なくなったことがきっかけで、犯罪紋章を付与する条件まで緩和しているこの世の中で──ドメインという優秀な魔術師を、わざわざ罰するようなことをするだろうか?

 

「ぐっ……」

 

「除籍の手続きはちゃんとサインしておくよ。新しい名前も適当に考えておくから、安心して」

 

 いつもはドメインの明晰さに助けられているが、今回に関してはかなり恐ろしい。まさか、民籍が無いことを逆手に取り、躊躇なく女になってくるとは思わなかった。

 

(元々、大胆なところはあると思っていたが、想像していたよりも数倍肝が据わっているな……)

 

 ドメインは基本的に穏やかな良い男だが、驚くほどの気の強さを見せることもあった。俺たちが酒場で談笑している時、絡んできた半グレに冷たく「邪魔」と言い放ったり、それで喧嘩になろうものなら魔術で圧倒してしまったりと、正直そういうところも気に入っていた。まさか、その豪胆さを利用してこんな形で迫られることになるとは思ってもいなかったが。

 

「……とりあえず、そうだな。今はそうするしかないだろう。お前の様子を見ると、男に戻る気も方法も無さそうだからな……」

 

「あはは。ごめんね」

 

「いや……いい……驚きはしたが、俺の責任でもある……」

 

 女だったら惚れていたなどと言わなければこのようなことにはならなかったと思うと、やはり俺のせいかもしれないという気持ちが拭いきれず、ため息が出た。

 

「だが、民籍がないせいで身分証を発行できないのは不便ではないか? 金がないなら、俺が工面をするぞ」

 

「団長……僕がどのくらい報酬を貰っているか、団長が一番知っているでしょ。お金のことなら平気だから、身分証も……うん、発行したいなと思った時にやるよ」

 

 「発行したい時に」という言葉が少し引っかかり、その意図を聞こうとした時──ドメインが俺から目を逸らしながらボソリと呟いた。

 

「お金のお陰で僕が存在していることになるのも、なんか変な感じだし」

 

「…………」

 

 ドメインはすぐにいつも通りの笑顔に戻った。これ以上語ることはないとでも言うように。だから俺もそれ以上、今の発言について深く聞くことはしなかった。

 

 だがやはり、疑問に思うことはあった。

 

(何故ドメインは民籍が無いんだ?)

 

 ドメインと酒の場で昔話をすることはあったが、それはドメインがこのギルドに加入する直前の頃の話ばかりであり、それ以前のことは聞いたことがなかった。

 

 いや、何故とは考えたが、思い当たることはある。20年前から始まった魔族戦争──それがきっかけで戦争孤児となり、民籍を取得できなかった人間など、いくらでもいるだろうからだ。

 だが、国からも救済措置は与えられているはずだ。父や母以外の血縁者が見つかれば後からでも民籍を申し込めるし、それに殆どの戦争孤児は孤児院に入っていた。孤児院にさえ入っていれば、そこから証明書が出て苦労することはないのだが──

 

(……いや、語らないということは言いたくないんだろう。変に探ったり考えるのは無礼だ)

 

 首を振った。俺だって、事情がある側の人間だ。彼ほどの苦労はしていないが、それでも語りたくないことはある。

 

【よお、ただいま〜クソガキ!! お父様が帰ってきたぞ〜〜!!】

 

 忘れかけていたことを思い出した。

 

「…………」

 

「団長、険しい顔してるけど大丈夫?」

 

「いや……すまん、何でもない」

 

 思い出さなくて良いことは、思い出す必要が無いだろう。こんなくだらない思い出のことを考える度に苛ついていては、勇者として相応しくない。思考をリセットするために、頭を掻いてその刺激に神経を集中させた。

 

「……そうだな。うむ。ともかくだ!!」

 

 それよりもこれからやらなければならない身の回りの整理の方が大切だと思い、ドメインに予め書いておいた計画表を渡した。

 

「お前がこれから女性と過ごすことになると確定した以上、今日と明日を使って買い物や手続きを終わらせるぞ!! 今のサイズに合う服も買わなければならんからな!!」

 

「隊長、分単位でやること書いてて相変わらず律儀だね」

 

「当たり前だ! 時間厳守で行くぞ! 運良く二日も休みが取れたんだ、このチャンスを逃すな!!」

 

 そうして一時間後。

 

「ふーっ♡♡ 団長♡♡ キスして♡♡ んーっ♡♡」

 

 俺は何をしているんだ?

 俺は何故、ドメインの部屋にいる?

 そして何故抱きしめているんだ?

 

 吹き飛びかけていた理性を何とか取り戻し、ここまでの経緯を振り返る。そうだ、俺は除名手続きのために彼の部屋にある冒険者証を取りに行った。だいぶ前に貰ったものだからどこへ置いたっけかと言いながら二人で探していたら、初めて共に依頼を達成した時に貰ったドラゴンの爪や、互いに貸し借りしていた本が見つかり、思い出話が始まった。

 

『団長、これ懐かしいね。僕がみんなと馴染めなくて悩んでる頃にさ、色々と気を利かせて話題を見つけてくれたんだよね』

 

『いいや…… 確かに、あの時に話しかけたのは孤立していたお前が気になったからだったが、お前もこの本が好きだとは知らなかったから、俺としても話が盛り上がってかなり嬉しかった』

 

『あはは。団長、あの時はありがとう』

 

 それで、まあ、互いに日頃の礼を伝え合っていたら、気がつけばこのようになっていた。

 

(何をしているんだ俺は!! 今すぐ離れろ!! 除名手続きをした次は買い物に行かなきゃならんのだぞ!!)

 

 頭ではそう思っているのに、磁力でも働いているかのように身体が全くもって言うことを聞かない。俺は気がついたらドメインにキスをしていたし、なんなら舌まで入れていた。

 柔らかい。ドメインの小さな舌が可愛い。口内でいやらしい音が響き、非常に情けないことに俺の身体はすっかり興奮していた。ぎゅっと両手で俺の身体を引き寄せてくるのも、なんというか愛らしい。

 

「団長……♡♡」

 

 唇をそっと離すと、ドメインはあ(・)の(・)夜(・)と同じような瞳で俺を見つめていて、どくんと心臓が跳ねた。頭がクラクラしてきて、まともに物を考えられなくなってくる。

 

(いや、離れろ!! 駄目だろ!! 時間厳守と言ったのは俺で──)

 

「団長、ここじゃ床も硬いしさ、ベッド行こう♡♡」

 

「ん、ああ、うんそうだな」

 

 俺は何をしているんだ。

 腕を優しく引っ張られてそのままベッドへと向かう。足取りがフラフラしていて上手く歩けていないのを見て、ドメインはくすくすと笑っていた。

 

「その、ドメイン、あの、俺は別にいやらしいことをしたい訳では」

 

「団長汗すごいよ、エッチなこと考えたでしょ」

 

「がああああああ!!!」

 

 俺はあまりの居た堪れなさに壁に頭を打ち付けた。ガァン!! と大きな音が響き、デコから血が流れるのを感じる。

 

「団長、エッチなこと考える度にそうやって自傷してたらキリないよ」

 

「考えていない考えていない考え」

 

「僕は大丈夫だよって昨日言ったじゃん♡♡」

 

 ドメインがベッドの上に俺を座らせて抱きついてくる。そして、血の出た額をそっとハンカチでぬぐってきた。

 

「団長、昨日は僕が色んなことしたから今日は団長が触ってくれる……?♡♡」

 

 そのまま頬にもキスをしてくる。髪の毛からほのかに甘い良い匂いがして、それを敏感に感じ取った自分にも嫌気が差した。

 

 ドメインが俺の手を取り、自分の下半身をシャツ越しに触らせてくる。

 

「団長、これから前戯の練習しよ?♡♡ これからエッチなことする時、慣れていないとお互いに大変だと思うから……♡♡」

 

「……っ」

 

 唾を飲んだ。俺は完全に頭が働かなくなっていて、ドメインに導かれるがままに、自分の手を動かしていた。

 布越しに感じられる割れ目を上下にそっと撫で続ける。俺はつい、ドメインの上半身を見た。ブラを付けていないせいでぽつんと乳首の形が浮かんでいる。これを見ているとパンツも履いていないんじゃないのかと思えてきたが、少し厚めの布の感触からするとそんなことはなさそうだ。

 

 ドメインの息が荒くなってきた。顔が火照って、割れ目を触る度に小さく肩を揺らしている。

 

「良いのか?」

 

 俺はドメインにそう尋ねていた。頭の中が性欲で埋め尽くされるような気持ちの悪い気持ち良さを、必死に排出しようとして息を吐くが、呼吸が荒くなるばかりでありドメインも同じリズムで息を吸って、吐いていた。

 

「団長、このまま指挿れて欲しい……♡♡」

 

 ドメインが目に少しの涙を浮かべながら俺に懇願してきた。その瞬間、俺の中で何かのスイッチが入ってしまい、わざと中に指を挿れずそのまま焦らし続けた。上の方を擦ると小さく丸い粒のようなものがあり、そこを軽く押したり円を描くように弄ってやるとドメインは明らかに反応が強くなった。

 

「んっ、団長っ♡♡ なんか、意地悪だよね、意外と♡♡」

 

「知らん」

 

 俺は段々、どうすればドメインが強く反応するのか、何を喜ぶのかがわかってきて熱中するように一本の指で触り続けた。シャツを捲ると、ドメインが履いているボクサーパンツの真ん中に小さく染みができていて、その光景に背中がゾクゾクとした。

 

「団長、恥ずかしいからあんまりじっと見ないで……」

 

「お前が最初に練習しようと言ったんだろ」

 

 散々からかってきたことへの仕返しをしようと思い、俺はドメインにキスをして口を塞いだ。不意を突かれたドメインは少し驚いたようだったが、構わずボクサーパンツの中に手を入れて濡れた淫肉の中に指を挿入してやると急に身体がびくびくと揺れ始めた。ぐちょぐちょに濡れている腟中の上の方を指で押してやると、ドメインが口内で舌を絡める勢いが弱くなり、それが面白くて口の中と濡れた内部を存分に弄んだ。

 

「んうっ♡♡ ふぅっ♡♡ だんちょぉ♡♡」

 

 キスをされているせいで上手く喋れていないドメインを見ると、額の痛みすら忘れて、勝ったような気持ちになってくる。

 

「どんどん濡れてくるな」

 

「だんちょうがっ♡♡ 意地悪するから♡♡」

 

 ぐちゅぐちゅといやらしい音を立ててどんどん愛液が溢れてくる。ドメインのパンツは既に自身が出した興奮の体液で濡れて汚れていて、それがなんとも滑稽で可愛らしかった。

 

「んっうっ!! 団長、だめ、そこ、だめ、変な感じするっ!!♡♡」

 

 ドメインの肉奥の方にザラザラとした感触があり、そこを擦ったり軽く押し続けてやると、思いっきり俺の服を掴んでガクガクと痙攣し出した。ダメだと言われると、さらに虐めたくなってきて俺はドメインの弱点を執拗に触り続けた。

 

「だめっ♡♡ 団長だめ♡♡ イクッ、イきそう♡♡ 団長イッちゃう♡♡♡」

 

「違うな」

 

 唇を離すと二人の間で糸を引いた。俺の指によってすっかり雌の顔になったドメインがとてつもなく淫靡で、俺は思わず口角が上がりそうになった。

 

「こういう時はお願いをするんじゃないのか?」

 

「ん゛っ♡♡ だんちょ、団長♡♡ イきたいです♡♡ イかせてください、団長にイかされたいです♡♡ そこいっぱいいじってください♡♡」

 

 凄まじい高揚感で胸がいっぱいになり、俺はお願いされた通りにしっかりとドメインの中を責め続けてやった。

 

「あ゛〜〜っ♡♡ いくっ♡♡ いくいくいくっ♡♡ イクッ、イキます!!♡♡」

 

 恥も外聞もなく、ドメインはパンツ越しに潮を漏らして中も外もすっかりぐちょぐちょに濡れてしまった。もはや今の彼は良い男友達としての姿を失ってしまい、ただ好きな男のために快楽を享受する〝女〟となっていた。

 

「元は男の癖に、こんな姿を晒していて良くないな」

 

 俺はもう、自制が効かなくなっていた。ドメインが喜ぶところを責めて、俺の言うことを聞かせることで頭がいっぱいになってしまい、そのままベッドの上で自分のズボンのベルトを外してパンツを脱いだ。

 

「舐めろ、ドメイン」

 

 快楽にとろんと蕩けた表情をしていたドメインは俺の勃起した物を見た瞬間に目を丸くして、そして小さな口を精一杯に開けた。

 

「はい、団長……♡♡」

 

 予定のことはもうすっかり忘れていた。俺は、一度味わってしまった性行為の快楽と優越感を再び得ようと、ドメインに命令を続けた。

 

 ……ちなみに、先に言ってしまうと俺が丹精込めて作成した予定表は、その日のうちに一つも達成されることはなかった。

 

 




性行為は次の話に続きます。
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