硬派に生きようと思ってたのに、俺のことが好きな同僚がTSして子作りを求めてきた 作:品川カタン
飢えた女としての肉が俺の肉棒を締め付けていき、精液を自身の腹へと吸い込もうとしていく。びくん、びくんと脈動する淫肉が与えてくれる快楽に陶酔している中で、俺の心の中に複雑な感情たちがざわざわと湧いてきた。
また、やってしまったと。
何回目だろうか。いや、三回目だ。数えられる範囲だ。だが、数えられるから大丈夫だとか、そういったことではないのだ。そしてここにおける最大の問題というのは──。
「ふうっ、団長♡♡ 好きっ♡♡ 好き♡♡」
ドメインが俺の行いに喜んでいることだった。
存分に発散した支配欲と加害欲、後から湧いてくる罪悪感ですら興奮の材料になるこの現状。
(ドメインが女になってから、獣みたいな自分自身ばかりが見えてくる)
男は加害的だ。そう思っているし、過去の経験からもそれは正しいのではないかと確信している。
だから俺はこのギルドを設立する時、なるべく女性を入れはしなかった。女性というものは、繊細で気難しくて──俺という存在が、遠慮なくコミュニケーションを取ろうものなら、それは全て加害行為になってしまうのではないかと恐れていたからだ。
そのコミュニケーションというのは、別に性が関わることではない。本当に、普通のコミュニケーションだ。ただやはり、男は男、女は女で別の生き物なのだから──何気なくとった行動によって「お前は加害者である」と断罪されることへの忌避感と、面倒くささがあった。
だから俺は、女性が苦手だった。だからといって男も好きな訳では無い……いや寧ろ、男特有の欲求が滲み出ているあの雰囲気が嫌いなのだが。ただ、俺が厳しい言葉をかけたり、過酷な任務や訓練を課したりしても、男たちは無言で離れていくから多少気が楽なだけだった。
俺たちはこの後、軽くシャワーを浴びてそのまま寝た。最初は一人で寝ようかと思ったが、ドメインがしつこく「一緒に寝ようよ」と言ってきたし、こういう行為をするだけしておいて部屋から追い出すというのも気が引けたので、同じベッドを使った。色々と汚れてしまったシーツは一度剥がして、タオルを敷いた。
(……S級になったとしても、俺はまだ
暗い天井を見つめていると、今日、審査員の男に言われたことが頭をよぎった。
(俺の名前を一度も呼ばなかったな。あの審査員は)
俺は、父に対する思いを誰かに語ったことがない。語ったところで、返される言葉など──「あの人は使命を全うして死んだのだから、もう許してやれ」という陳腐な道徳なのだろうから。
……だが、あの時のドメインの対応を見ると、俺が父に対して複雑な思いを抱いていることはおそらくわかっているのだろう。
そう思うとやはり、感謝すると同時に、情けないような、申し訳ないような、そういう気持ちになった。
(……いや、今日のことは置いておいて。ともかく明日は買い物だ。それ以外はしない、俺は堕落した人間なんかにはならん!!)
そして目を瞑った。
また、父の顔が思い浮かんだ。
「……チッ!!」
思わず舌打ちが出てしまい、慌てて横を見たが、ドメインはもうすっかり夢の中にいた。安心し、今度は目を瞑った時に見える黒い景色のみに神経を集中させた。
(あんな奴が勇者だとは認めん、英雄だとは認めん。本当の勇者になるのは俺だ!!)
父と同じ轍を踏まないよう、ここまで多くの努力を重ねてきた。
こんなところで、挫けるようなことは絶対に──。
「団長、どうかな……? ワンピースが一番楽だったから着てみたんだけど」
(可愛い)
次の日。女物の服屋で、少し気恥ずかしそうに試着した服を披露するドメインを見た瞬間、俺の頭には真っ先にその言葉が浮かんだ。そして、自分の頬を殴った。
「団長、それ何発目……? もう顔真っ赤で痛そうだよ……」
「特に問題は無い」
店員がかなり怪訝な視線を向けてきているが、俺には俺の問題があるのだ。
ドメインも流石に元男だからか、女物の服には慣れていないようだ。「スースーするね」と言いながら青いワンピースの裾を軽く掴んでいる。わざわざ生足を出す必要もないんじゃないかと思ったが、最近は日がカンカンと照っているので、タイツを強制することはできない。ドメインは元々暑がりなのだし、本人が体温調節しやすい格好が一番だろう。それに、俺がここでタイツを提案したら、変に意識しているように見られそうで何となく気分が良くない。
「……変じゃなかった?」
──最近の女性用の服の流行りは、シースルーと呼ばれるものらしい。淡い青色のワンピースは薄手の生地で仕立てられている。その下に着たフリル付きのインナーがうっすらと透けて見えていて、ちょうど目線を下げると胸の小さな谷間が見えそうになった。
「変ではない全く変ではない変では無いが上着を推奨するだが今は夏のため無理はしない方が良いそしてそれを着る時はあまり俺を覗き込むな」
「わ、わかったよ団長」
ドメインは試着室近くを通りかかった女性店員に「これ購入します」と言って、まず服は買い終わった。男の頃に使っていたズボンを無理やり裾上げし、ワンサイズ大きいシャツを着ていたドメインはそのまま購入した服を買って店から出てきた。
「ワンピースの方は、もっと私用で出かける時に使おうかな。所謂、オシャレ着ってやつだよ」
今のドメインは、ノースリーブの白いニットを着て、細めの黒いズボンと白いストラップシューズを履いていた。上手くは言えないが、その格好もなんというか、良くない気がした。だが、何が良くないのか具体的には説明できなかったので、そのまま次の買い物へと向かった。
「次はお前の下着…………」
俺は女性用の下着屋の前で立ち止まった。
そして、ドメインからの魔法通信の色を赤に設定し、そのままUターンしようとした。
「団長、一緒に見ないの?」
「見るわけがないだろうが何を考えているんだ」
こんな大男が店にいたら威圧感が凄いに決まっている。常識的に考えて入るわけが無い。
ドメインが「今の時間ならお客さん誰もいないから平気だよー」と喚いていたが、無視して赤の彩度を上げていく。景色の色と間違えないくらい、しっかりと目に焼き付くような鮮やかさになったのを見て「よし」と呟いてさっさと公園の方へと向かった。
「ベンチで待っているから終わったら連絡しろ」
「え〜〜〜〜」
これでよし。俺はそう思った。
芝生広がる公園のベンチに座り、息を吐いた。今日は余計なことをせずしっかりと動けている。
(昨日や一昨日が異常だったんだ。俺も気が動転してあんなことをしてしまったが、流石に同じことは繰り返すまい)
腕時計を見た。計画表と比べて、時間も殆どズレていない。その整然とした動きにある種の爽快感を覚え、次からこの感覚を忘れないようにしようと心に決めた。
「ん……もう終わったか」
目の前に鮮やかな赤で彩られた魔法陣が出てきて、ドメインからの連絡だと気がついた。通信文を確認するために魔法陣に触れ、そこに表示されたものを見た時だった。
《団長、これ気にいるかな?》
文と共に魔法映像も送られてきた。
それも普通の映像ではない。最早下着の役割を果たしていないような、乳首部分が黒い透けたレースで飾られたブラと、紐で結ばれた際どいパンツを身につけて、両手でピースしているドメインの姿が映っていた。
「…………」
拳に力が入った。青筋が立っているのもわかった。
「あんなものを送ってきやがってっ!!!」
「ん゛っ♡♡♡ ごめんなさい゛っ♡♡ 見て貰いたかったからぁ゛っ♡♡」
俺は結局、ドメインを直ぐに休憩宿屋に連れ込んだ。とりあえず長い時間借りられる部屋を選択して、ドメインの腕を引っ張って部屋の中へ入ったあと、そのまま扉を入ってすぐの場所で立ったまま始めてしまった。
「だん、ちょおっ♡♡♡ きっきこえちゃう♡♡ ここでエッチしたら聞こえちゃうよっ♡♡♡」
「だったらお前が下品な声で喘がずに声を抑えればいいだろ!!」
「ふうっっ♡♡ むりっ♡♡ きもちいから無理っ♡♡ 団長のちんちん気持ちいっ♡♡♡」
ドメインの片足を持ち上げてやってそのまま上に向かって突いてやると、良いところに当たり続けているのか、わかりやすく顔を真っ赤にしながら下品な声を上げ続けた。
「買った下着まで着けてきて随分と準備がいいな!! 期待していたんだろ!!」
「しっしてましたっ♡♡♡ この下着でおっぱい触られながら犯されたいなって思ってましたぁっ♡♡♡」
俺は後ろから犯しまくる征服感で少し変になっていた。パンツをズラしたところから覗く濡れた秘部はぐちゃぐちゃの上に丸見えだ。パンツの結び紐は激しさで解けかけている。ブラの透けたレース部分から乳首を摘んでやると、さらに大きめの媚声が響いて、もう完全に外に聞こえてしまっているんじゃないかと思った。
だが、俺にとってはそれがまた興奮材料となってしまい、びくびくと震える痴肉の絨毯を休まずにピストンし続けた。
「お前がそんなに大きな声でよがるから外に聞こえているだろうな? 俺たちだとバレたらどうするんだ?」
「どっどうしようっ♡♡♡ そしたら恥ずかしいっ♡♡♡」
「恥ずかしくて興奮してるんだな、中がもうぐちょぐちょになってるぞ?」
「言゛わないでっ♡♡ だんちょう♡♡♡ あ゛っ!!♡♡♡」
無視して突き上げてやると背中をピンと伸ばしながらさらに中を痙攣させていて、絶頂したことがわかった。優秀な魔術師である
「いっいくっ♡♡♡ だんちょう、いくっ♡♡♡ イッたらもっと大きい声出てきこえちゃうっ♡♡♡」
「我慢しろ。お前ならできるだろ?」
我慢させる気はなかった。ドメインがもう一度イキそうになっているとわかった途端、俺は開かれたドメインの脚の方へと片手を伸ばして、女として最も恥ずかしい丸くて赤い小さな粒を弄ってやった。
「お゛っ!?♡♡ だんちょ、だめっ、そこいじっちゃだめ、いくっ、変なイキかたしちゃうっ♡♡♡ だめっ、だめっ!!♡♡♡」
「黙れ。俺の玩具になって喜んでいる癖に」
「いっいぐっ!!♡♡♡ いくいくいくっ!!♡♡ 団長だめっいくっ!!♡♡ あ゛〜〜〜っ!!!♡♡♡」
ドメインは脚を広げたまま盛大に漏らしてイッてしまい、下着が潮で濡れた。むわっといやらしい雌の匂いが汗の匂いと混ざって鼻を刺激する。
「…………」
ぐちゃぐちゃに乱れてしまった下着を見て、俺は正直まだ興奮していた。ブラのホックははずれかけて、肩を支える紐はもう完全に下がりきって腕に引っかかっている。挿入部分からズレたパンツは既に紐が片方解けてしまい、だらんと一部の布を垂らしていた。
「まだやるぞ」
「ん゛っ!!♡♡♡」
もう一度その場で突くと、ばちゅん!! といやらしい水音を響かせた。ここまで行為を続けていると、ドメインの弱点もわかってくる。奥の方に少しざらざらした肉壁があり、そこを刺激すると獣みたいな雌声を上げながら大喜びするのだと知っていた。執拗にそこを責め続けると顔を真っ赤にして半泣きのドメインが俺の顔を見ながら口をパクパクとさせた。
「ゆっ♡♡ ゆるして団長っ♡♡ もうイッたからっ♡♡ イッたばかりだから気持ちよくておかしくなるう゛っ♡♡♡」
「ならしっかり謝って見せろ。さっき映像を送ってきた時と同じポーズでな」
俺がドメインの脚を支えたまま腰の動きを止めて耳元で囁くと、ドメインはこくりと頷いてから、壁に付いている両手をピースさせ、へこへこと腰を俺の勃起したものに打ち付けながらはしたなく懇願してきた。
「だっ、だんちょうっ♡♡ すみませんでしたっ♡♡ 僕がわるかったですっ♡♡♡」
「何が悪かったんだ? そうやって腰を動かされながら謝られても説得力がないな」
「ぼっぼくがっ♡♡ 団長にいっぱい犯されたくてエッチな映像おくってっ♡♡ だんちょうのこと誘惑しちゃいましたあっ♡♡♡」
「その後は?」
ドメインの情けない腰の振りを見て、手伝ってやろうと思い、一回奥へと打ち付けてやると、またびちょびちょに濡れた肉穴から下品に音が鳴った。
「そのあとはっ!♡♡♡ ん゛っ!!♡♡ 団長のおっきいちんぽがっ!♡♡ きもちよくてっ!♡♡ おまんこからいっぱいお漏らししてイッちゃいましたぁ!♡♡♡」
「そうか」
「んう゛っ!!♡♡ だん、だんちょ、なんでっなんで激しくするの゛っ!!♡♡♡」
別に謝罪されても許す気はさらさら無かったので、そのままもう一回イかせるためにもっと激しく淫乱な肉穴に出し入れしてやるとドメインは不満そうな声を上げているくせに、快楽に逆らうことはできないのか恍惚として蕩けた表情をしていた。
「俺も出そうだからそのままピースしてろ。誰が崩していいって言ったか!!」
「わっ♡♡ わかった♡♡ ピースしながらイクっ♡♡♡ ピースしながらだんちょうの精液もらいましゅっ♡♡♡」
「そうだ、お前が最初にやったことだからな!! このまま出すぞ、漏らさずにちゃんと受け止めろよ!!」
「はっはいっ♡♡ おまんこっ♡♡ おまんこに全部出してくださいっ♡♡♡」
「さっきまでは許してと言っていたのに、恥ずかしいやつめ!!」
俺はめちゃくちゃになったドメインを見て、昂る感情が限界に達してしまい、思わずその白い肩に噛み付いた。ドメインが一瞬痛そうな呻き声をあげたが、それもすぐに下半身から襲ってくる刺激に呑まれてしまったようで、寧ろ痛みすらも快楽を作り上げるための材料となっているように見えた。
細いのに柔らかい女の肉が、甘いように感じる。そんなはずは無いのだが、これがドメインの身体の食感なのだと思うとそれが異常に甘美なものに感じられた。
「いくっ♡♡♡ 団長いくっ♡♡♡ もう一回イクっ!!!♡♡♡」
俺がドメインの中に欲望を注ぎ込むと同時に、ドメインが身体を痙攣させながらまた絶頂した。漏らすな、と言われたことを律儀に守ろうとしているのか、全身を真っ赤にしながら腹に力を入れているように見えたが、結合部分からちょろちょろと潮のようなものを垂らしているのが見えた。その淫らな光景に俺の中の支配欲がとてつもなく満たされていった。
「ふうっ、団長、今日買ったワンピースはしばらく着れないね……♡♡」
「あ、す、すまん…………」
ドメインの肩を見ると、赤い歯型がくっきりと浮かんでいた。確かに、これではあの透け感のあるワンピースを着ることはできない。
「……痛くはないか?」
「ちょっとヒリヒリするけど、大丈夫……♡♡」
心配と同時に、俺は自分の暴力性を抑えきれなくなっているのではないかと恐れた。今まで確かに……行為中にドメインを虐めてやりたいと思うことは少し、いや、まあまああったが、噛むまではいかなかった。赤く腫れた噛み跡見て、俺は流石に危機感を覚えた。
(これは本当に良くないぞ)
汗が垂れた。
このままドメインと性行為を続けていたら、俺は本当に良くない方向へと行くのではないか。
(俺も対策せねば!! 我ながら情けない手ではあるが、仕方ない。今回のようになるよりかはマシだ!!)
本当に無様な方法ではあるが──俺は、今までなるべく少なくしようと努めてきた自慰行為の回数を増やすことにより、今回のようなことを避けていこうと誓った。
…………その対策が逆に、更なる堕落の道へと進むチケットになったとは思いもしなかったが。