R18 オーバーロード 現地人に転生した弱体鈴木悟さん 作:モモンガ・アインズ
原作:オーバーロード
タグ:R-18 R-15 残酷な描写 アンチ・ヘイト 転生 ラナー アブノーマル
モモンがそもそもエリアスに頼ったのは、『八本指』に自分の故郷を襲撃されたからだ。親しかった者がほぼ全員殺されるというのは、アインズ・ウール・ゴウンに、ナザリックに見向きをせずにリアルに戻って行った友人達との別離のような寂しさと怒りがあった。
二度もそんな別離を経験して。今回は元凶がはっきりしていて。このままでは自分と同じ怒りを、悲しみを背負う人間がたくさん出るとモモンでも簡単にわかってしまうほど王国が腐っていて。どうにかする力も立場も権力も味方もいた。
だから改革という目標に向かって邁進できた。エリアスが善良な人物だったこともあり、そして自分が動かなければかなりの数の悲劇があると知り、リアルでもこの世界でも親を失った鈴木悟の魂が、同じように親や子を失うような悲劇を見逃すことなんてできず。
結果として本人の意思で『八本指』へ介入して悲劇を止めて。憧れのたっち・みーのような正義の人になれた気がして。でも結局は、両親を理不尽に奪われた復讐者でしかなくて。悪逆を尽くして人間ではなくなっていく貴族が信じられなくなり。悪いことを悪いと理解していないのか、それとも悪いとわかっていても利益を求めた結果獣に成り下がったのか。堕落していく人間を多数見て。
復讐対象である姉二人の、『八本指』からの嘘の報告に満足してモモン達を殺したことについては罪悪感を覚えることもないまま麻薬に溺れて。前世は一人っ子だったこともあって、姉弟とはぶくぶく茶釜とペロロンチーノのような仲の良い関係だと思っていた幻想も砕け散って。
それでも国を良くしようと頑張る人達の光によって心を持ち直し。自分よりも幼い弟と妹が国を変えようと牙を隠していたことに感動し。ならば支えようとそれまで以上に国のために陰から奉仕を続け。
そして決着の大粛清で。
何も反省していない犯罪を起こした貴族達。この扱いは不当だと憤慨するバカ達。そして自分達が国を悪くした害虫だと理解していない喚きに絶望し。
兄姉もそんな貴族達と変わらなかったということを知って、処刑台での刑の執行を見届けて。
復讐が終わってしまった後は心の熱が伽藍堂になってしまったかのように、ただザナックとエリアスの言う通りに振られた仕事をこなすだけの機械になっていた。
森の賢王をハムスケと名付けたことと実質的な眷属化を無断でやったことはギルメンがハムスターを飼っていたと自慢していたことを思い出したからであり、逆に言えばモモンとして自我を出したのはそこだけ。それ以外は粛々淡々と業務をこなすだけ。
否も言わず、最低限の確認だけして任務を実行するだけ。竜王国と手を取って騎士団と『
竜王国を救って英雄になることもできたのに、名誉はほとんど騎士団に与えた。その時も支援をしただけと、竜王国のパレードにも参加しないまま王都の警備が不安だからと蜻蛉返り。
国としては使いやすいが、人間として壊れてしまうのではないかと頭脳三人衆が心配をしていたほどだ。
「レエブン侯もあなたが『八本指』を倒すために張り切っていた理由については話してくれませんでした。あなたのプライベートに関わることだからと。わたしは、あの四歳の時のパーティーであなたに救われました。悪巧みをしている大人達を、誰も咎めなかったあの頃の王国が嫌いでした。でも誰もわたしの話を聞いてくれなくて……。レエブン侯の思惑もあったのでしょうけど、わたしは同年代でようやく話が通じる人と出会えたのです。それがどれだけわたしに取って頼りになったか、モモンには分かりますか?今度は……わたしが、あなたの力になりたいのです」
「…………俺の両親が、『八本指』に殺されたんだ。命令したのは、俺と両親を邪魔だと思った、貴族。その命令で俺は生き残ったけど、身近な人はほとんど殺された」
モモンはポツリポツリと、自分が王族の血を継いでいて命令したのが元王女であったことを除いて、事実を話し始める。
エリアスに引き取られたこと。丁稚として働き始めたこと。アンデッド作成や魔法の才能があったために、それらを活かしつつ、暗殺から身を守るために護身術の延長で剣術を習い始めたこと。実戦を経験するために冒険者にもなったこと。
ゴウン家という貴族が没落状態になったことを誰も知らないという情報を誰かに溢してしまったというのは本来問題だが、その当時の貴族の没落情報まで確認するような人間もおらず、そして自分に有利にならないからと握り潰すつもり満々なラナーしか聞いていなかったため、問題になりえなかった。
後はラナーも知っての通り。冒険者として、貴族の丁稚として暗躍し、『八本指』の活動を徹底的に妨害。改革ができる状態になってザナックを自陣営に迎え入れて革命を実施して。
命令を出した姉達が処刑になったため、復讐も終わり。家族を大事にしようと思っていた頃のアインズには戻れず、冒険者になって世界を巡って回るというには立場もやることも山積みで。
王国に縛られたモモンでは、抜け殻のように業務をこなすしかなかった。
休みを与えられてもやることは特になく。王国では趣味のマジックアイテムや珍しい巻物を見付けるのも難しく。マジックアイテムの作成をしたくてもまともな素材もないことと、ちょっとした休みでは時間が全く足りないために手が出せず。
幻術を使って顔と背丈を変えて適当に食べ歩きをしたら休みも終わってしまう。復讐の炎が心で燃え上がっていた頃のように熱を持って仕事もできず、強くなるための強敵もおらず、そもそもモモンが本気で暴れたら白金の竜王が粛清に来る。レベル100にもなっていないモモンが、推定カンストプレイヤーと思われる八欲王を滅ぼしたこの世界最強の種族と戦って勝てるとも思えない。
250年前の十三英雄の英雄譚にも参加していたようなので、まさしくこの世界の守護者なのだろう。その竜王におそらく実力を見抜かれた上で殺害宣言をされているために、レベル差は歴然なのだろう。そもそも竜王単体で国家を簡単に滅ぼせる存在だ。一部を除いて第十位階も使えないモモンではそんな大火力の魔法も使えない。
そもそもユグドラシル時代とは違って、装備とアイテムが貧弱すぎる。魔法以外の攻撃が有効打にならなそうで、攻撃を防げるような防具もない。冷静な判断として、竜王と戦ったら死ぬとモモンは理解していた。
モモンからしたら大したことのない効果が付与されたマジックアイテムや武具が国宝扱い。ポーションなどの回復量も大したことなく、ユグドラシルの頃より格段に弱体化した状態でプレイヤーが負けた存在に戦いを挑んでどうなるか。せめてユグドラシル時代のモモンガのフル装備だったら、と考えるがこの世界では無理だ。
そうなるとあるかもわからない優良なアイテムや武具を探しに行く旅をしても無駄足になる可能性が高くて。レベリングをしても竜王に勝てる保証もなければ、強くなろうとしたら余計に目を付けられるかもしれなくて。そうすると強くなろうという気概も湧かず。
今の実力でほとんどのことがこなせてしまうモモンは、肉体年齢は十代後半だというのに惰性で生きているかのような人生を送ることになってしまった。
ラナーには白金の竜王にも目を付けられていることまで伝えた後、様々な理由でモモンが生きづらいということを理解した。流石に竜王による制限については知らなかったため、この辺りで聖王国とも同盟を組んで亜人討伐に赴いてもらい英雄になってもらおうという計画には修正が必要だと頭の中で計算した。
そして、ならば彼を縛ってしまおうとラナーは全てを騙すように言の葉を紡ぐ。
「モモン。マジックアイテムや珍しいアイテムを見付けることが趣味なのですよね?では帝国に忍び込んで買いに行きませんか?あちらの国は王国よりも魔法関連の技術は進んでいますし」
「帝国のアイテムは、城の宝物庫を除いてほとんど鑑定済みなんだ。アンデッドに調査をさせていたからほとんどのアイテムのことを知ってる。法国はアンデッドが嫌いだから調査させてないけど、あの国は宗教が過激すぎる。実力も周辺国家じゃ群を抜いている。買いに行けないかな」
「法国は、そうですね。竜王国や聖王国は帝国と変わらないくらいのアイテムしかないでしょうし……。評議国はそもそも竜王のお膝元。となると望み薄ですか。趣味がダメで、強くなるのもダメで、他に生きる理由ですか……。お金を稼ぐとか、散財とかも、モモンはしなさそうですし」
「給金はしっかりしているし、お金は外食くらいでしか使わないかな」
ユグドラシルの頃の課金ガチャが引けるのならまだしも、それ以外にお金の使い道なんて食事くらいしか見出せなかった。リアルが酷かったからこそこの世界の食事を楽しんでいるのだが、エリアスに引き取られてからは元六大貴族として相応しい食事をしてきたために、中々に舌が肥えていた。王家の血筋ということもあって食事をちゃんと与えられたために、そして今もちゃんとした食事が出てくるために、外食で当たりを引くことも少なくなって、お金の使い道である外食も減ってきている。
お金を稼ぐのは、冒険者に復帰しないといけないという面倒さとか、そもそも稼ぐほど困っているわけでもないなど理由としてはかなり薄い。
後は、アインズ・ウール・ゴウンの仲間を探すということもやりたいことではあったが、割と有名になって関連するような名前を名乗っているのに接触してくる人間もいなかった。そのためこちらも望み薄。そもそもモモンがこの世界に転生した状況や、プレイヤーがこの世界に来るようになった理由も定かではないので、この世界に転生してくるかどうかさえわからない。
結果が出ない可能性の方が高い、目印になりそうなものもなさそうな博打のような行動にしかならないだろう。それならば自分の名前を市井に広めた方が確実に思えた。
となると、現状やりたいことなどは思いつかなかった。
「困りましたわね……。あと人間でやりたいことといえば、恋愛くらいでしょうか?モモン、好きな人とかいますか?」
「す、好きな人ぉ?いや、思い当たらないかな……」
「でもモモンも貴族として、家の復興のために結婚をしないといけませんよね?レエブン侯からその辺りの話は?」
「そこまで急ぐことでもないって、今のところは話が来ても止めてもらってる。そもそもエリアス様も貴族としては結婚が遅かったし。俺の場合は事情が特殊なこともあって、ほぼ無名な家だからたとえ『
(ここまではレエブン侯の話通り。最後の詰めだけね)
自分の思い描くところまで話を持っていけたところで、ラナーは顔を少しだけ下げてモモンの左手を両手で包む。ベッドに腰をかけていたためにすぐに手が届く位置にお互いがいて、この距離感が当たり前になるように四歳の時から仕込んでいたのだ。
この絶好の機会を、見逃すはずがない。
「ラナー?」
「なら、ちょうど良いですね。特定の相手がいなくて、邪魔もされなさそうですから」
「え?──んぅっ⁉︎」
ラナーはモモンの首に腕を回して、そのまま唇を奪う。突然のことにモモンは咄嗟の反応ができず、それにラナーがか弱いことも知っているためにレベル差から力を入れたらラナーがどうなるかわからないという理性が働いて押し返すことができなかった。
前世を合わせても初めてのキスに、唇で感じるとても小さくてとても柔らかい感覚に。そして鼻腔で感じるラナーの甘くてふわりとした香りに、脳が侵食されていく。目の前の少女と自分がどういう関係かという考えが行き着く前に、吸われるような初体験が全てを上書きしていった。
いつの間にかモモンの膝の上に乗っていたラナーはゆっくりと唇を離した。そして至近距離でモモンの瞳を微笑みながら見つめる。
「キス、しちゃいましたね?」
「え、あ……?」
「モモンったら酷いんだから。王族の女の子が深夜の寝室に男の人が入ることを、普通許しませんからね?いくら秘密裏に連絡をし合うためとはいえ、それだけならあのマジックアイテムで十分ですから。だというのに平然とわたしの部屋にやってきて……」
「そ、それはエリアス様に頼まれて……。ラナーに協力して欲しいから……」
「レエブン侯も酷い方。──わたし、あの誕生日パーティーでモモンに一目惚れしたって言って、信じてくれますか?」
「ええっ⁉︎」
モモンとしては改革に向けた準備としてラナーと接触しようとしていたが、作戦を完遂することばかり考えてその可能性を排除していた。ラナーに気に入られるように話題を選びながら不快にしないように気を付けて、王宮に気付かれないように多数のアンデッドを配置させ、そして会って初日で連絡手段を渡すというアドリブまでやったのだ。
その後も基本は復讐のことと王国の正常化ばかり考えていたために、ラナーと恋愛云々なんて考えたこともなかった。
ラナーとしては裏の事情もあって、モモンからの感情としてはそんなものだろうと予測していた。だからこそ甘い言葉を、唇を、そして体を使ってモモンを堕とすのだ。思考が正常化する前に、戦闘や政策では役に立つが純情な青年を、人間としての欲に溺れさせる。
そのままモモンの体に体重をかけて枝垂れかかり、左手でモモンの心臓付近を触れる。ラナーは美形の多いこの世界でもトップクラスの美貌を誇っている。そんな美少女が密着し、先程キスをしたという事実がモモンの心臓の鼓動を加速させていた。
きちんと欲が残っていると、心までは壊れていないことを把握したラナーはそのままモモンへ頬を合わせて耳元で囁いた。
「モモン、好きです。この世界の誰よりも」
「っ‼︎」
モモンは愛に飢えた人間と言ってもいい。前世でも今世でも家族を失って、前世の現実世界では親しい友人はゲームで知り合った人ばかりで、その人達もゲームから足を遠のけて。今世で愛そうとした家族は血の繋がりのある姉達の策謀で殺され、レエブン家に引き取られたのも、あくまで王家の血を継ぐからこそ。扱いに困る爆弾のようなもので、エリアスもどちらかというと家族と言うよりは改革の駒として扱った。
エリアスのその態度を、モモンは良しとした。これ以上愛した人を失うのは彼の心が受け止められなかっただろう。だからこそ線引きをし、家族とか恋とか、そういう線引きを全て取っ払って、復讐と王国の安寧に全てを注ぎ込んだ。
結果として残ったのが、ただの仕事人間だ。
その仕事人間に、再び愛が注ぎ込まれたら。
ゲームから去った人へ怒りを向けてしまうほど愛の深い人間性が戻ったら。
彼はとてつもなく、欲深くなってしまう。
モモンの心情を示すような心臓の跳ね方を見逃さず、ラナーはリップ音が聞こえるように耳たぶへ口付けをする。ちゅ、という音が何度も鼓膜の近くで響く。音と湿った感触がモモンを襲う。そのままラナーの唇は頬に移り、また唇に戻ってきた。
先程の吸い付くようなキスではなく、まずはくっつけるだけのバードキスを。その後は舌を侵入させる。全ての感覚が初めてのことで、モモンの頭は沸騰しかけていた。止めることもできず快楽を与えられて口内を蹂躙されていく。体がビクつき、その反応をラナーも楽しむ。
膝の上にいるからこそ、モモンの反応は直に感じ取れるそのこともあってラナーは食虫植物のようにモモンと密着して両腕で頭を抱えるようにしてキスを続ける。呼吸を欲して離れようとしたモモンを逃がさないように腕でロックをして、舌と一緒に呼吸も与えるように優しいキスへと移行していく。そうしてお互いの唾液と呼吸を交換することでラナーという存在をモモンが段々受け入れていき、体は素直に反応してしまう。
だがモモンは脳が蕩けているのか、自分の下半身がどうなっているのか理解できていない。ラナーの下腹部を叩くようにビクビクと反応し、ズボンから飛び出ようとしている上に、密着したラナーのおへそを何度も先端で擦っていることにも気付いていない。彼は今、呼吸と快感を求めるだけの状態になっていた。ラナー自身はモモンが感じていることがうれしくなり、もっと激しくキスと密着を続ける。
もうモモンの方から離れることはなさそうだと理解したラナーは、左手だけで器用にモモンのベルトを外していく。緩くなったズボンはそのまま床に落ちていき、パンツからも飛び出した逸物へ手を伸ばした。
「んっ⁉︎」
「うぅん……♡」
じっくりと優しく、モモンの先端を弄っていく。その上でキスをやめない。上と下に迫る快楽にモモンの呼吸は段々と荒れてきた。ラナーはその反応を見ながら先端をクルクルと弄ったり、人差し指だけでツーっとなぞったり、強く握ったりしてみる。
口の方ではモモンの口から溢れる唾液を舐め取り、それが水音を更に立てる。下でも先端から透明な液体が出ていたのでグチュグチュと卑猥な音が出ていた。更にはモモンの太ももにも濡れた暖かさが伝わってきて、様々な温度が肌を伝導してくる。
されるがままのモモンは迎える快楽の頂点から逃げるように腰を引いたり頭を離そうとしたが、ラナーが一切離さない。モモン自身も肉体強度が違うことを理解していたために本気で逃げられない。
そうして竿を握りながらゆっくり手を上下にして、親指で優しく鈴口の部分を押さえつけられたことが最後の一撃だった。
「ンンンン〜〜〜〜〜〜ッッッ!」
「ん〜〜〜♡」
ビュルルルッ、ビュ、ビュルルルルルッ!
そんな音が聞こえてくるかのような白濁液の噴水が起こった。ラナーの小さい手で受け止められるはずもなく、モモンの上着や太もも、そしてラナーの左手を容赦なく汚していった。何度も何度もモモンの息子は脈動を続け、数回に分けて射精を繰り返す。その度に何かを汚し、モモンのチンポの周りは真っ白になっていた。
射精が止まったのを確認してラナーはキスをやめて、その惨状を見る。モモンは息絶え絶えでまだラナーに震える肉棒を握られたまま。ラナーはそのまま顔をモモンの下半身に近付けると、精液がついた箇所を舐め始める。服も太ももも、魔羅も。何もかもを丁寧に舐めることでその度にモモンは体を震わせて、その反応を楽しみながらラナーは不思議な味のする精液を舐め続けた。
特にチンポを舐める時は、音を鳴らしながら執拗に舐めとる。
「ンチュ、れろぉ……。んふ、ぁん……。んっ、ちゅ♡」
「あっ、ラナー……!そこ、汚い……!」
「ふふ、そのままお掃除させてください………。降嫁した時のために、教わった内容ですから……。ずずっ、んあっ♡まだ透明なお汁が出てきます……♡」
「ああっ……!」
我慢汁までも舐め取られた後に、左手についた精液を最後に舐め取って、ゴクンと飲み込むラナーの喉の動きを見てモモンも生唾を飲み込んだ。
まだ十三歳のはずなのに、その少女はあまりにも妖艶だった。蕩けた表情、少し荒れた吐息。乱れた着衣に、濡れた赤い唇。
国が認めた絶世の美少女を汚したという事実に、モモンは価値観が狂い始めていた。
精通したことは年齢的にわかっていても、彼は改革のために忙殺されていた。性欲処理などするよりも報告書を書いたり、現地に赴いたりとやることばかりで自身を蔑ろにし続けた。それがリアルの頃の鈴木悟の当たり前であり、その意識が高いからこそ、目の前の誰もが羨む、可愛らしい女の子が自分と性的なことで乱れていると言う事実に脳の処理が追いつかなかった。
呆然としたまま、モモンの上着も脱がされてしまう。生まれたままの姿になったモモンはそのまま軽くベッドに押し倒されて、ラナーは馬乗りになる。王女がするような格好ではなく、はしたないと思われるような格好ですらあるのに、それこそが彼女に相応しいような格好に見えた。
彼女も一枚ずつ服を脱いでいく。徐々に顕になる彼女の透き通るような、少しだけ熱を持った赤みもある白い肌。下着姿になっただけでも美しいのに、更に彼女はブラジャーを外した。小ぶりではあるものの均整の取れた胸、そしてぐしょぐしょになったパンツも床に落とされて、彼女も何も身に付けていない状態になった。
それはまるで美術品のように綺麗だった。前世で裸婦像などがあった理由を理解できなかったモモンだが、今のラナーの姿を見たら芸術家が想像して作るのも納得ではあった。
その姿に魅了されたままのモモンはそのまま落とされたラナーの腰から与えられる快感に、脳が明滅する。何かを破った感覚と一緒に自分のものではない熱をお互いに感じて、その暖かさで呼吸が一瞬止まる。
ラナーは腰が抜けた勢いのまま、逸物が奥まで突き刺さる。その衝撃で意識を取り戻し、ここから先は勉強では学ぶことができなかった未知の領域だ。ここまで既成事実を作ったのだから、後は最後までやり切るだけ。
だというのにラナーの体は動かない。彼女は王族であり、肉体労働よりも知能が優れた人間だ。運動も最低限しかできずに体を鍛えるなんてもってのほか。そんな価値観の元で生活をしているため、彼女の体力は同年代の女子と比較しても人一倍ない。
それに彼女の中はとても濡れているとしても、処女膜を失った痛みがある。その痛みが聞いていた以上であったことも重なり、動こうという意思に反して体が動かない。
どうしようと彼女史上一番悩んでいるところに、腰へモモンの手が伸びてきて、そのまま腰を固定化された。その大きな手で腰を掴まれると思っていなかったラナーは改めて大きいと感じたところで、下から一気に腰を突き上げられた。
「ひうっ♡」
情けない声が漏れるのは仕方がない。モモンの大きな逸物に突如貫かれたのだ。我慢汁と愛液で彼女の膣はとても湿っているものの、モモンのモノが想定よりも大きくて彼女の膣を押し広げていた。
男性の象徴はどうやらレベルが上がるとそれだけ立派な物になる傾向があるのか、モモンのそれは一般男性の物よりも長くて太かった。それがラナーの全てを味わいたいと意思表示し、一番大きく硬くなっているところで未経験のラナーが突き上げられてしまったら変な声も漏れてしまう。
モモンはフーフーと息を吐きながら、歯を食いしばりながら与えられた快楽を貪るように腰を突き上げる。そのグラインドによって小さく揺れる胸に目線が行き、上半身を上げて彼女のことを両腕で支えながら胸へとしゃぶりついた。ザラザラとした舌の感触が乳首を責め立てる快感と、モモンが自分の意思でラナーを求めたことに彼女は歓喜し、段々と膣の痛みが減ってきた。
先程のモモンとは逆で、今度はラナーの上半身と下半身から激しい水音が響く。胸からする音はモモンの唾液が主だが、下はお互いから液体を溢しており、ラナーはその両責めに耐えることになる。
「あっ、んんっ♡モモン、そこっ!内側抉られて、気持ち、イイっ♡あぁ、はぁん♡奥ぅ、いっぱ、い!突かれて、るぅ♡胸、もっとぉ……♡」
「ラナー、ラナーっ!んっ!」
「だめ、はしたない、音っ、出ちゃって、る……♡恥ず、かしぃ……♡うぅっ、ん!やあっ、ま、まだ大きくなるの……?大きすぎて、入らないよぉ♡」
「ラナーの中、キツくて狭くて、気持ちいい……!もっと、もっと深くまで……!」
「あ、ああっ♡だめ、モモンっ!苦しい……かも……!ちゅー、して?モモンの唇で、わたしのこと、融かして♡んんっ、んちゅ、れむ、んはぁ♡あ、んんっ!すごい、わたしが、わたしじゃ、ない、みたいっ♡舌も、中も、熱いっ……♡」
「だ、ダメ……!もう、射精ちゃいそうだ……!」
「このまま、射精してぇ!初めては、ちゃんとっ、中がイイっ♡」
モモンの腰を振る速度が上がり、表情からしても必死に抑えているような有様だった。その我慢をする表情が可愛いと感じたラナーは膣を締めてしまい、その圧迫感からモモンの肉棒へ我慢のための蛇口へ刺激が走った。
この行為がどんな結果を生み出すか寸前で気付いたモモンは竿を抜こうとするが、ラナーが両腕を背中に回したことで離れられなかった。彼女は体力的にも腰が抜けていたこともあって腰を動かせずになすがままにされていたこともあって、腰は密着したままだった。
そしてここで狙えると理解したラナーは自然にモモンの右耳へ顔を寄せて、胸同士を擦り合わせながらそっと囁く。
「モモン、好きぃ♡」
「あ、ああーーーーーーー……………………っ!」
「んんんんんんんんんっ♡♡♡」
ビュルルルッ、ビュ、ビュルルルルルッ!ビュ、ビュルルルッ、ビュルルルルルッ!
直接脳に語りかけるような甘い囁きに、モモンの限界も突破された。そのまま打ち付けるように随分と長い吐精が行われて、直に精液の熱を受けたラナーもモモンのように声が我慢できなかった。
何度も脈打つモモンのチンポ。先から放たれる生命の素はラナーの狭い膣を埋め尽くして、入りきらない分は濁流のように溢れ出し、二人の体の間で池を作り始める。全然勢いの止まらない射精に、新しく出るたびにラナーが甲高い声を上げて、それが耳元で聞こえるがためにモモンを刺激して。それが下半身に伝わってもう一度脈動して。
そんなループを何回か繰り返した後、二人とも息が上がって呼吸を求めながらお互いを支え合った。
二人の愛の証が、白い液体としてそこに現れている。最上の結果だとラナーは内心でほくそ笑み、体力の限界もあってそのまま倒れて寝てしまおうかと考えていたところに。
まだ硬さを残したモモンの肉棒が、もう一度ラナーの最奥を突く。
「かヒュっ♡お、あっ♡モモ、ン……?ま、待って?わたし、流石に限界……♡」
「フーっ!フーっ!」
(あっ♡まるで肉食獣みたいな目をしてる♡わたしきっと、朝まで貪られちゃうのね……♡)
その考えの通り、一度性を覚えたモモンは止まらなかった。今度は正常位で一回、後背位で一回。そこでラナー的には本当に体力の限界だったのだがまだモモンのソレはイキリ立っており、鎮めるためにフェラチオを一回、そして小さな胸で頑張ってパイズリをして一回射精させて、ようやくモモンにも限界が来た。
途中から日常的にかけている幻術も解けてしまったようで本来の髪と瞳の色である黒が現れていた。最近は誰にもバレなかったことから、母から受け継いだままの色で居たいと考えてモモンは髪も染めずに地毛である黒色に戻っていた。そちらの姿も珍しくて好きと思ったラナーがフェラチオとパイズリを頑張り、最後の射精の後に気絶するように眠り込む。
朝日が昇った頃、疲れと日差しから逆に目が覚めたラナーはこの日のために用意しておいた《清浄》の巻物を使って性行為の証拠を綺麗にしていく。それが終わったらそのままモモンの腕を枕に、顔を覗き込みながら笑みを浮かべた。
(この黒髪も素敵♡護衛の上級死霊に頼んで侍女達は謎の勤務ミスを起こして誰もわたしの世話に来ない。だから起きられなかった。そういう言い訳も効くようにお願いしておいた。昨日の行為だって本当だったら護衛に止められてたかもしれないけど、そのまま終われたってことはシモベも了承済みってこと。ふふ、もう障害はないわ♡ずっとずーっと、あなたはわたしだけのモノよ、お兄様♡)
この倒錯的な愛の成就。何もかもが上手くいった彼女はモモンにおやすみのキスをして、微睡へ落ちていった。