ピクシブに載せていましたが故あってこちらに移動。宜しくお願いいたします。
考えたんですが、やはり馬鹿エロの方が苛マコには似合うなあ、と。
別に書いてる奴が重すぎたので逃げました。
さて蟇郡苛。性というタガの外れた女子高生が如何ほどのものか、とくと味わえ。
ブクマ、評価有難うございます。加筆修正済み
学生にとっての放課後、というのは実に複雑な意味を持つ。
ある者からすればそれは自分の持てる能力を遺憾なく、部活や余暇にて発揮する時間であろうし、またある者からすればそれは憂鬱な学校生活からの開放でもありうる。そしてまたある者にとっては、青春というこの世代のありとあらゆる悲哀と歓喜を詰め込んだ、恋愛という感情、そして経験を深める大切な時間なのだ。
蟇郡苛の自室にて、彼は下着のみを身につけて腕を組んだまま、目の前の小さな生き物に対峙している。
自分の胸板ほどしかないその小さな生き物は薄いタオルのみを身に纏っている。名前は満艦飾マコ、と言った。ズレが大きくなればそれは正論になりうる、という誤謬を体現したような人間であったが、それ故に問題だ。何をどう間違ったか、生真面目と無骨で出来ていた蟇郡苛の、恋愛という障壁を打ち破ったのはほかでもない満艦飾マコなのである。
どうしたものか、と蟇郡苛は息をつく。
なんやかんやあって、そこにはこの場所に記すには少々長すぎる様々なエピソードがあり、マコが正論を暴発させたり蟇郡が照れたり怒ったり照れたり怒ったりしながらも、何故かいつの間にか肌を合わせ男女の仲になっていた。初夜のことはもはや言うまい。初めての童貞の流す涙の美しさ足るやなんとも、果たして処女は早々に想い人の腕の中で眠りについていたという浅ましさ。しかしてマコは女子高生、世間一般ならば、イチゴ、一万五千円ホテル代抜きでも売れる花の時代、その花を散らした蟇郡苛(20)の罪深さは、もはやキリストをして全速力で石をぶつけるレベルである。
お互いに相対して物言わぬ時間が少しあった。そして少しの逡巡のあと、蟇郡は徐に口を開いた。
「満艦飾」
はいッ!とマコが返事をする。が目の色は生きたまま。
「少し、お前と会う時間を、減らそうと思う」
重苦しい声と雰囲気でそう告げたはずであるが、やはりマコは動じない。「何故ですか!」と返ってきた。
組んでいた腕を解いて膝に当てた。震える指先には苦悩が見える。
流石に、と呟いて右手で頭を抱えた。搾り出すように蟇郡が答える。
「・・・流石に一日九回は辛い・・・」
震えながらも告げる蟇郡を他所にマコが、えええ!と声を上げる。そしてその声量のまくしたてる。
「何故ですか!蟇郡先輩!マコ、先輩の事が大好きなのに!大好きなのに!学校じゃ話しかけるなって言われているから我慢してずっと話しかけてないのに!本当は学校でも一緒に居たいんです!ちゅーして欲しいんです!ぎゅってしてほしいんです!でも先輩がそれだけは駄目だっていうからマコ、我慢してたんです!だから放課後ぐらいいっぱい!いっぱい!先輩とちゅうしたいんです!これも駄目っていうんですか!」
そこまで言って、何かを悟ったように顔を強張らせた満艦飾マコ、もしかして、と呟いた声は余りにも頼りない。
「先輩・・・マコの身体が目当てだったんですか・・・!やっぱそうなんですか?!そうなんですね?!」
女優の様にしなを作って泣き伏せようとするマコに慌てた蟇郡が声をかける。
「いやッ!それは違うぞ!満艦飾!」
一度大きく息をついて蟇郡が弁明をする。
「俺もお前が好きだ。お前と少しでも長く共に居たい、と思うのは俺も同じだ。だが・・・」
アレは疲れるのだ・・・とか細く音を上げた彼の声は満艦飾にとどいているか、いないのか。
届いていないだろうと判断した蟇郡が、再び腕を組んで彼女を見下げる。そして幾分か拗ねた様に彼女に告げた。
「お前は、その、下にいるから疲れんだろうが」と。
満艦飾が息を吸った気配を蟇郡は感じ取る。さあ、極論と正論の暴発である。
「そんなことないです!私だって疲れます!先輩の大きいから入れるだけでも一杯一杯です!でも、入れられて動かされてたら、頭ふわふわになって力入らなくなって体ふにゃふにゃになって、息出来なくなるんです!すっごく気持イイんです!それに終わった後は一杯汗かいて息がしにくいんです!でもお腹も体も心もあったかくてすごく気持イイんです!」
聞いている間に思わず反応しかけた愚息を腹の下で叱り付けて蟇郡はそうか、と呟いた。
そしてふと、不安に駆られる。もしかして自分は彼女を満足させれてはいないのではなかろうか。
「満艦飾、もしかして、その、俺の方法が悪いのか?」
とその不安を口に出す。自分もこの時まで体の純潔は守ってきた。29歳まで童貞で居られるのは幸福である、と説いたのは三島由紀夫であるが彼にもその理想はあった。世界の半分を隣に置き、珈琲と文学の中でまどろむのである。
しかし童貞故に、女というものを彼はよくしらない。儚く柔らかくか細い、それでいて堪らなく美しい女性性というものを扱うに、自分は酷く無知なのではなかろうか。力の恐ろしさは自身の膂力からよくわかる。しかし、力を恐れるほどに、彼女の悦楽を引き出せないとは男女という性は兎角皮肉で出来ている。
「もし、こうしてほしい、という事があれば遠慮はいらん。言ってくれ。俺も努力する」
と告げた蟇郡に、再び自信に満ちたマコの言葉が襲い掛かる。
「そんなことないです!先輩はとっても上手です!一杯ちゅうしてくれるし、私、先輩とちゅうしてる間に何回か軽くイってます!それにすごく優しく触ってくれるじゃないですか!おっぱいも!あそこも!こないだ、耳元で『たった一日も我慢できんのか、この破廉恥娘がッ』って言われて、指でいっぱいぐちゅぐちゅされたときも気持ちよくて、ふわふわになって、もう足が立たなくなりました!でも本当は蟇郡先輩のをいれてほしかったんです!ちょっとだけ意地悪してくる先輩も大好きです!」
だけど痛いのは嫌です!と手のひらを前面に突き出して笑顔のまま拒否をする彼女に、二の句も告げず押し黙る蟇郡、苦し紛れの一言は「・・・そんな事言ったか・・・?」である。汗顔の至りとはこの事だ。
さて、と蟇郡は頭を捻る。どうにかして回数を、減らしていきたい。満艦飾を想う気持に嘘はないがこのままでは実生活に影響が出る。そういえば、と彼は思いつく。満艦飾はいつも、二度目をはじめるとき、必ず口での奉仕をはさんで来る。初めて自分のいきり立った逸物が彼女の口内へと飲み込まれていった時には実に焦った。再三やめろ、と声をかけたが彼女の覚悟も並々ならぬようで、小さな口一杯に陰茎を頬張り、柔らかな舌を使い裏筋から亀頭周辺を刺激してくる。それでも蟇郡の平均以上の逸物を全て飲み込むには満艦飾の口内は小さすぎた。故に彼女が使ったのが、その見事な乳房である。恐らく彼女は意識してないだろうが、学園男子生徒の8割がすれ違う際、ちらりと横目で盗み見るほど、豊かに育った彼女の乳房。その双丘を使い、蟇郡の鋼の入った陰茎を包み込んだのである。視覚と聴覚、そして感触から受ける刺激に耐え切れず、彼は大量の精液を彼女の口内に噴出させた。
しかしそれからがいけない。どこで仕込んできたか解らないが(大方蛇崩辺りの情報だろう)、精飲を行おうとしている。吐け、吐きだせ、と何度も言ったが、膨らんだ頬のまま首を振るばかり。しかし処女には精液独特の苦味とエグ味を飲み下す経験地がなかった。涙目になって数秒、彼女はその小さな手のひらに溢れんばかりの精液を吐き出した。涙に塗れた目で蟇郡を見上げ、口の端から精液を零しながら「ごめんなひゃい・・・」と呟いたのである。
その状況にムラっときて、三度目を始めてしまったのは蟇郡苛の不覚。あれがなければここまではなかったか、と想うが、物事は先に立たぬ。
それでも自分の間違いを正すのは人の行いの美徳である。故に彼は言う。
「では、口での奉仕を控えてくれ。俺はお前を近くに感じたい」
映画か何かの文句を盛り込んだ。安っぽい落とし文句だがすでに彼の背にあるは水。正しく背水。
背水を前にして武将というものは、その機微を鑑みる。だが背水に目もくれぬ生き物が、世の中の半分を占めている。それが、女であった。
「なんでですか!どうしてですか!先輩だって、私の舐めるじゃないですか!あれ凄く恥ずかしいんですよ!恥ずかしいから足閉じたいけど、先輩の顔があって足閉じれないし!先輩、吸いながら舐めるでしょ!あれですごい気持よくなって変な声出しちゃうんです!でも先輩止めないじゃないですか!ずっと舐めてるじゃないですか!で、私イっちゃうけどやめてくれないじゃないですか!足とかおっぱいとかそのまま触ってくるじゃないですか!」
満艦飾マコは止まらない。眼前の者が既に死に体である事も考えない。
「それに!先輩いつも私の声聞いて楽しんでるでしょ!少しだけ笑ってるの知ってるんです!そんなのずるいです!私も先輩の声聞きたい!先輩のエッチな声聞きたいです!先輩がえっちな声あげてるとき、すっごく可愛いんです!だからどんどん先輩のこと好きになるんです!心臓がきゅうって痛くなって、先輩が大好きになるんです!それに!イく時の先輩、すごいかっこいいんです!先輩がかっこいいのが全部悪いんです!だから!」
私は先輩が、大好きなんですーーーーーーーーーーーーー!
と叫んでその一人芝居は幕を閉じた。照れはない。恥じらいもない。ただ、ただ、そこにあるのは、ある意味美しい感情の発露である。
目を閉じたまま蟇郡苛は天を仰ぐ。何もない。何をどうしても満艦飾は止まらないのだ。諦観の果てにあるのが涅槃であるなら、確かに今蟇郡苛はニルヴァーナに居た。
「でも」
とマコが声をかける。彼女の腕は既に蟇郡の肩に回されていて、彼の胸の下から満艦飾色の笑顔をくれる。
「蟇郡先輩が嫌なら、私も我慢します。だって大好きなんだもん。先輩に、嫌われたくないもん」
己の腕の中に体を滑り込ませたその小さな生き物の、最終結論に思わず蟇郡苛は息をついた。満艦飾色、とまではいかないが笑顔を彼女に返す。
「ああ、俺もお前が好きだ。満艦飾」
じゃ!しましょう!先輩!と宣言して、彼女は蟇郡の下腹部をまさぐりだす。慌てた彼が言う。
「既に九回終わっている!これから三日はお預けだ!」
目を見開いた満艦飾が再びえええ、と声を上げた。「今から三回じゃないですか!三日もしないとか、マコ寂しくて死んじゃうよう!」
さて、後日である。
蛇崩の毒は鋭い。蛇というのはいつも獲物を狙っている。彼女の中に渦巻く毒の鋭さといったら、おおよそ普通の高校生では太刀打ちできまい。バタイユ、ボードレール、澁澤龍彦に寺山修二に攪拌された麗しい毒なのだ。
その毒が獲物を見つけた。牙の代わりのタクトを丸っこい頭にこつりと当てて、その少女を呼び止める。
「なぁ~にしてんの?劣等生。最近ガマ君とはどうぉ?」
あ!蛇崩先輩、おはようございます!と声高らかに挨拶をする。声の高さとトーンの五月蝿さにズレと不協和音を感じ取った蛇崩が顔を顰めて、はい、おはよう、と正しい音律で彼女に告げた。そして繰り返す。「ガマ君はどう?優しい?」
「はい!でも、蟇郡先輩に一日三回までって決められちゃいました・・・」
言葉を聴いて蛇崩の中の蛇が腹を見せてのた打ち回る。「何を?」
えっちな事です!と悪びれもせずに宣言する満艦飾マコ、蛇崩の中の蛇は舌を出して腹を打ちつけながら笑っている。
「ばっかねぇ~劣等生。それはアレでしょ?『家では』って事でしょ?」
蛇崩の言葉を受けて満艦飾マコは暫くきょとん、としていたのであるが、そのうち見事な笑顔になった。日輪が世にあまねく全てをてらしているような、まさに満艦飾の笑顔である。
数日後、学園内には蛇崩を呼ぶ蟇郡の怒号が響いたとか響かないとか。