昔某所で書いて途中でぶんなげたMUGENのエロパロ 作:mobimobi
原作:MUGENクロスオーバー
タグ:R-18 白黒ツンデレッタ MUGEN 白レン K' 中途半端でおしまい
ニコニコMUGENの白黒ツンデレッタ(K'&白レン)。
ワッフルワッフルされても続きはありません。
ほんのちょっとだけ修正してあります。
二個∞でエロパロ保管庫に修正前の奴が収録されているようです。
瞼越しに感じる太陽の光は、眠りに就いている人間にとっては不快な物である。
閉じた瞳にも感じる明るさは紛れもない太陽のそれだ。己を心地良い眠りから無理矢理引き摺り起こそうとする光は、眠気が残った身では怨敵のようにも思える。
それから逃れようと寝返りを打とうとした時、逃亡を遮る異物に気付いて褐色の肌と銀色の髪が印象的な若者――K´は目を開き、眠い目を擦りながらその“何か”に視線を向けた。
目に入ったのは自分と同じ色の髪を戴いた少女の背だった。
肌と服は己と相反するように白い。勝気な赤い瞳は寸前までの自らと同じ様に伏せられ、可憐な唇からは健やかな寝息が漏れている。どうやら自分はこの少女と背中合わせに寝ていたらしいと知って、K´の唇から小さな溜め息が漏れた。
「……何やってんだ、こいつは」
昨日は一人で寝たはずだ。となると、夜の間に潜り込んできたのだろうが、問題なのはその格好である。
この少女――名をレンと言う――は普段猫の姿で過ごしているはずなのだ。同じ家に暮らす人間は数人いるが、その誰もが家で飼っている白猫が人の姿を取れることを知らない。説明が面倒臭いし、知れたら追い出される可能性もあるから家の中では拾われて来た猫で通せと言う言葉にレンが渋々ながらも従っていたからだ。
――普段はベッドに潜り込む時も猫の姿を解かないと言うのに、何故今日に限って。
寝起きで鈍い頭の中に降って沸いてきた疑問に、思考が追いつかない。そうこうしている内に隣が目を覚ましたことに気付いてか、眠そうに目を擦りながらレンもまた身を起こした。
「……おはよう、K´」
「おはようじゃねえだろ……」
朝の挨拶に対しての答えは予想の範疇だったのだろう。むしろ、K´がおはようと挨拶を返した時こそレンは驚くに違いない。
説明しろ、と無言で圧力を掛けてくるK´を気にした風もなく髪を整えて、レンは笑った。
「大丈夫よ、今日は誰もいないから」
「……あ?」
「クーラとセーラは一緒にお出かけ、マキシマはお墓参り。今この家にいるのは私とK´だけ…」
歌うように告げられるレンの言葉。昨夜の記憶を掘り返してみると、成る程、確かにそんな事を言われたような気もする。
だが、知られる心配がないというのと人の姿で潜り込んできていたという説明は別だ。
僅かな時間だけ思索に耽っていた意識を戻したK´が続きを促そうとする。しかし、レンは隙を見逃してはいなかった。
二人を隔てる僅かな距離をゼロにし、K´に頬を摺り寄せる。少女の頬が触れた場所は褐色の肌の上。K´の裸の上半身に触れたレンはいっそ官能的なほどに艶めいた吐息を漏らした。
「……夢を見せると怒るのだもの。邪魔の入らない日くらいは、私にいい思いをさせてくれてもいいんじゃないかしら?」
使い魔としての側面も持っているが、レンは夢魔である。夢を操り、夢に入り込み――魔力を奪って身を繋ぐのが当然の有り様なのだが、主と定めたこの男はそれをすると怒るのだ。今では元に戻ったとは言え、かつて記憶を奪われた身では精神を如何こうされるというのがとことん気に入らないらしい。
無論、契約主として繋がっているから最低限の補給は出来ているが、あくまで最低限度。だからこの絶好の機会、夢ではなく直にと求めるのも当然だった。
「隣で素肌を晒した貴方がいるのに、一晩何もせずに耐えたのよ?少しくらいご褒美を頂戴……」
「寝起きでいきなり盛れとふざけた事を言う奴にか?寝言はもう一度寝てから言えよ」
だが返されるのは無情な言葉。そして、それとは裏腹な手の動き。左の手がレンの線の細い顎に添えられ、くん、と上向かせる。
既に緩み始めていた赤い瞳をK´の灰色の瞳に射抜かれ、ゆったりとした服の下でレンは期待感で細い身体を震わせた。
耳元へ寄せられたK´の唇から吐息が漏れ、レンの耳を擽るのは故意か、それとも否か、分かるはずもない。
「……仕置きだって言うなら、考えてもいいがな……」
お仕置きでもご褒美でも、自分にとっては何も変わらない。囁かれた言葉に一も二もなく頷き、レンはそっと目を閉じた。
目を閉じたレンの唇に、K´の唇が触れる。傍目には粗暴な雰囲気を漂わせるK´の口付けはその印象を裏切るように何時も優しい。但し、最初だけ。
仕置きと言うよりは壊れやすい物を愛でるようなその口付けを受けるようになって初めて、レンはクーラが時折口にする、K´には可愛いところがあるんだよと言う言葉の意味を理解できるようになった。
ただ感情の表現が下手なだけで身内に対しては基本的に優しいのだ、この男は。そう言う目で脇から見るようになると、言葉や仕草の端々に見える不器用な気遣いが透けて見える。そう思って、唇を塞がれたまま小さくレンは笑った。
「……――っ、ん…!」
その笑みの代償として開かれた唇の隙間を押し開くように、K´の舌が入り込む。性急な動きは零れた笑い声に対しての問う代わりなのだろう。
――何が可笑しい?閉じた瞼の裏側の闇に、面白くなさそうにそう問い掛ける彼の顔を映し出すことは容易かった。舌と舌を擦り合わせる甘美な感覚に時折瞼を震わせながら、また少し笑う。
その瞬間、小さな舌を強めに吸い上げられてK´の腕の中でレンは身体を跳ねさせた。蕩けかけていた思考はそのままに閉じられていた瞼は驚きで跳ね上がり、赤い瞳が瞠られる。目に飛び込んできたのはやはり不機嫌そうなK´の顔。
――でも可愛いんだもの。仕方がないじゃない。
自分を責められても困る、原因は貴方なのだから。そう視線で訴えてみるがやはり灰色の瞳は不機嫌なままで、むしろ言い訳をするなとばかり手と舌がレンを責め立てて来た。胸元で結ばれたケープを解き、ボタンを一つ一つ外して――
K´の手が直に触れる時の事を考えてしまい、思わずレンは身震いする。勿論、期待で。
「ぁ……ふ…っ……。お仕置きにしては、優しすぎるわ……何時もの事、だけれど………ん…っ」
胸元を開かれ、白い肌が外気に晒される冷たさですらもう直ぐ触れて貰えるという期待感には勝てない。早く、早く。
そんな事を考えている自分が悔しくて憎まれ口を叩いてみるが、薄い膨らみを大きな手で包まれると堪らず甘い声が溢れて、それも途切れさせられてしまう。
粗暴で暴力的でコミュニケーション力不足で、口を開けば憎まれ口ばかりの男が優しく自分を愛してくれる、その心地良さは麻薬の様だとレンは思った。
「大口は余裕がないのを隠してから言うんだな。……分かり易いんだよ、お前」
「こ、こういう時くらい、雰囲気ってものを……あ、ふ…っ!」
だと言うのに、それが齎す恍惚感をあっさり砕いてくれるこの男と来たら。むっとして言い募ろうとするレンだったが、ささやかな膨らみの先を弾かれて抗議が途切れる。
唇を噛んで耐えることもできないタイミングを狙うだなんて、どこまで卑怯なのだろう。くぅ、と悔しげな声を漏らして俯き耐えるが、痺れるような甘さはそれすらも許してくれず――程なく、艶めいた声が絶え間なく響き始めた。
褐色の指が桜色の蕾を弄ぶ度に声を溢れさせるレンの姿は、K´に爪弾かれる楽器の様だった。K´の指の僅かな動きを敏感に感じ取り、高く――時にはか細く喘ぎ、震える。己が夢魔であると言うことも忘れて、喜びのままに。
「ぁ、ん……ふ、んっ――…ひ、ぁっ!?け、K´……ッ!」
だが、K´の赤いカスタムグローブに包まれた右手が下へと滑り込むとその調律されたが如き音色は突然狂い、声が裏返る。
夢見心地だったレンに不意打ちを掛けた右手が下着越しに密やかな場所へと触れるに至って、少女は雪原の様に白い肌を羞恥で薄く染め、それから逃れようとするように小さく身を捩った。
レンはその存在の原点である一人の夢魔の影の一面であり、確固とした意思を持ち合わせた存在として生れ落ちてから、然程時を得た訳ではない。
故に、淫夢を通して魔力を奪った経験は数えるほどしかなく、その身を愛でられる感覚を自らの経験として得たのもこの主――K´の手によってだった。要するに、知識としては持ち合わせているけれどその身はレンの心象世界である真夏の雪原のように無垢なのである。
つまりつまり、有体に言ってしまえば耳年増なのだ、レンは。だから夢魔でありながらも触れられることに慣れていないし、人並みに羞恥心も感じる。他の誰にも許したことのない秘めた部分に、自らの主が触れるとあれば尚更に。
「いいから大人しくしてろ。……慣らさないままで突っ込まれても辛いだけだろうが」
「――ッ!!ほんっとうに無粋ね、貴方っ!レディを気遣うならもっと言いようがあるんじゃなくて!?」
だが、恥じらいを込めた声は主の手を押し留める事は出来ず、それどころか余計に煽るような言葉まで返ってくる始末。
それにレンは柳眉を逆立て怒ったが、着衣は乱れ、上気した肌にツンと尖った胸の先までもが外気に晒されているとあっては迫力など全くなかった。単に可愛らしいだけだ。
それはK´から見ても同じだったようで、レンを怒らせた張本人は小さく鼻を鳴らしただけで続きに取り掛かっていた。
無機質なグローブに包まれた指が上品に整えられた下着を乱し、擽るようにして愛でていく。
暫くは憤懣やる方ないと言った様子だったレンも宥めるような手付きと、それが生む優しい愉悦に怒りを少しずつ溶かされたのだろう。逆立てられていた眉がゆっくりと下がった頃には再び甘く声を響かせ――K´にその身を預けるように凭れ掛かっていた。