「『麻帆良学園から来ました烏丸イソラです!』『仲良くしてね!』」 作:おーり
時系列は原作2巻位
「若干のタイトル詐欺に訴訟も辞さない」
「…………アルジェント先輩……?」
「え、ひょ、ひょっとして同じ学校の方ですか……?」
魔力附加系チラシから超目前に召喚されたっぽいのは、同じ高校につい最近転校してきたと噂のアーシア・アルジェント先輩。
綺麗な金髪で外国の方と判るが日本語をとてつもなく流暢に話す、やや幼げなその先輩と最初に口を利いて抱いたイメージは、何故か何処か懐かしさを響かせた。
と、いうか、初邂逅が自室で対面30センチとかって、パーソナルスペースを超過した完全に初対面で突き合せちゃダメな距離だろうが。目測を測ることすら出来ないのかよ、この簡易召喚チラシ。
ロリ系クラスメイトから手渡された、デリバリーでヘルス的なサービスを彷彿とさせる様相のチラシを呆れたように見下ろせば、その上へと
……つーか、
男と同棲している、とかって噂まで聴こえてくるし、天使みたいな見た目して……言っちゃなんだがすげぇビッチだねこの先輩。
「あ、わわ、す、すいませんっ、私、今日が初めてのお仕事なものでして、その、」
――駒王の制服という、いつも見慣れたはずの服装を来たあどけない表情の先輩が、何故か今日はとてつもなく魅力的に見得てくる。……何故かも何もねぇよ、完全に理由が判明してるわ。
普段ならば、赤面し慌てて離れようとする女性の為すがままにさせるところだったのだろうが、本日はガチで日が悪い。
言葉を言い切る前に、逃さないように肩を掴み、
「――こちらこそすいません。抑えられません」
「、え」
相手の了承を得る前に無理矢理に唇を奪いそのまま押し倒して思うがままに――、
要するに――この後無茶苦茶セックスした。
▽ ▽ ▽
――躰が熱い、こんなの初めて……!
と、まあボケている余裕も実はない。
本当に熱い。
何がと言うとナニがとしか言いようがないレベルでの熱さを抱いた我が肢体は、徹底的に貪るべき対象を求めてその渇望を持て余していると言っても過言じゃない。
考えて見れば、今迄は麻帆良と言う人外を封印すると同時に認識を逸らす結界を維持していた場所に居たお蔭かその所為か、自分の魔力は随時『障壁』へとオートで転用されていた。
その軛から解放されたということは、自転車操業的に廻転されていた魔力の行き場が一挙に失せたということで。
行き場が失せて魔力の精製を止めようとしても、生理現象にも似た体内循環というモノは意図して止められるモノでもなく。
……要するに、持て余しているのは渇望と言うよりは魔力そのものであったりして。まいったねこりゃ。
麻帆良でも思ったが、魔力と言うのは持て余しても良いところは無い。
其処は原作の魔法世界来たてのネギ君と同じように、例え
……ちょっと色々ルビを振って遊んでみたが、無駄に厨二心を燻らせてみただけだった。読む人いたら鬱陶しくてスマン。
そして遊んでいてもガチで限界なんだ。
くそ、一ヶ月大魔法も使わずにいた(というか使う用途が無い)弊害がこんなところで……!
これが麻帆良ならば、気の置ける女子らとそこそこに
自分でも良く分かる割かし屑な思考を頭の隅に放置して、一枚のチラシを眺める。
それは、同じクラスの今一番好かれている、と自覚できる少し成長不良っぽい少女から手渡されたモノなのだが……。
『アナタの願い、叶えます』。
そんな風に謳い文句が載せられて、僅か乍ら検出できる
……ヘルス的なデリバリー系出張サービスの勧誘チラシにしか見えない俺が本格的にどクズなのか……。
いや、術式は単純に
問題はコレを手渡したのが、先ほども言ったが成長不良っぽい少女だということで。
例えるならばクールタイプ。6号にほど近い雰囲気を抱いた、身体的にも高校生と言うよりは中学生、酷くて小学生にも見え得る美少女、否美幼女。それがこういうバイトをしている、ということを自己申告して来たという。
うん、もうわかるな。
……
思えば今日は、出会った時から気遣う様な目を向けられていた!
気の巡りが常人と精査比較するとやや違いが見受けられるということは、要するにあの子も小太郎みたいな半妖タイプと観た!
以上の事から推察するに、探知タイプまたは可能な資質を兼ね備えた人外でFA!
……え、もろバレってことか? 使えってことなのか? 呼び出せと?
冷静になって思い返すとそうとしか思えない。
いや、冷静になれる程熱気は収まっていないし、そもそもこうやって思い悩んでいるから尚更悩んじゃって。
いっそ街へ飛び出して苦手なガールハントに繰り出せと……?
いやいや、こんな状態で外出したら完全に“やらかす”自信がある。
広瀬●美も時たま場違いな事を言うよね。ソレあるー。
そしてこういうときばかり、いつもは過剰なまでにコミュニケーション過多な同居人が部屋の中に居ないのは、間違いなく彼女の持つ危機察知能力の賜物だと言えるのだが如何に。
いや、居て貰っても普通に困るけどね? 彼女、大家さんのお気に入りっぽいから、下手に手出しとかして傷物にでもしたらかなり人間的にアウトだし。
話を戻そう。
呼び出せと云われても、ぶっちゃけ小学生ゲフンゲフン中学生みたいな見た目のクラスメイトが、そういうバイトに手を出していたってだけで幻滅モノだしシチュエーション的には悪くないが現実としてはドン引きだ(所々本音がダダ洩れてるが気にするな)。
序でに言うと、俺はロリコンでは無いので彼女はぶっちゃけ性的対象外であったりする。
麻帆良でも思ったが、俺って身体の何処かにロリータホイホイでも実装してるのだろうか……?
無駄に幼女に好かれている気がするのは気の所為ではあるまい。まったく、
何処ぞの薔薇の聖母みたいにヤレヤレと吐き捨ててみても現状は変わらず、熱は熱のまま身体を、特に腹の下を突き上げるように滾らせる。
駄目だ……ッ! やる気満々なコイツを抱えたまま何処かへ繰り出しても、碌でもない未来しか見えない……ッ!
何より絶対一回じゃ済まない。今なら抜かず3発をダースで連射出来る自信がある。
……さっきも似たようなことを思ったような気がする下ネタで思考を逸らそうとも、現状ピンチなのは変わりはない。
糞、自家発電で賄うしかないか……。無駄撃ちみたいで好きじゃないんだけどな……。
折角なのでクラスメイトから用意して貰ったシチュで、と己の妄想力を全力で投入してやろう。
そんな意気込みで、事後には絶対己の舌を噛み千切りたくなるような凌辱シーンを脳内スクリーンへと投影しかけたところで、
件の彼女が召喚された、――冒頭へと戻る。
……ホントすんませんアルジェント先輩。でもこういうバイトはホント止めた方が良いですよ?
ところで、彼女に対して懐かしさを抱いたのって、声がアキラたんに激似だった所為なんだな。
初めは口調が全然違うから判りづらかったけど、途中の悦ぶ嬌声とか艶の乗った啼き声とかマジでそっくりだったわ。
アレかな。ホームシックみたいなものか。うん。
▽ ▽ ▽
別に初体験ってわけじゃないんだよ。
高校に上がってからは、まあ彼女らと疎遠っつうか異世界へと来ちゃった所為で交流が持てなくなっちゃったからご無沙汰だったけど、卒業前にかけて都合7人くらいと性的に色々と。要求されたから、っていうだけでも無いけどさ。
思えばあいつらも性に対して興味の湧く
未成年だからどうのこうの、っていうのは、現代の倫理観で今更語ったところでどうしようもない。
そもそも日本人は歴史的に見てもがっつりロリコンだ。
寿命の関係で早いうちに結納を済ませよう、とかっていう意図もあるにはあるだろうけど、それを受け入れるようになっていたのだから言い訳するにしても些か無理があるし。
というか、同年代なんだから俺だけが追求されるのも可笑しくない?
……いや、まあ、お前転生者だろ。って突っ込まれたら、それでお終いなんだけどね……。
「おはようございます烏丸くん」
言い訳めいた苦悩に悩まされるというダブルミーニングな葛藤中、声をかけてきたのは件のクラスメイトだった。
登校時刻だし、顔見知りと出会えば声をかけるのも判るのは分かるが、一晩明けて相対すればどの面提げて来やがった、という心づもりだ。個人的には。
「……おはよう塔城。何か、俺に言いたいことがあるんじゃないのか……?」
ジト目にも似た感情で背後へと目を遣れば、いつもと変わらぬ無表情系クールな彼女、塔城小猫はむしろ詰め寄ってきていた。え、何事?
「それはこちらの台詞です。使わなかったのですか。昨夜は万全の準備で出待ちしていたというのに」
「朝っぱらから何言ってんのこの娘」
やっぱり確信犯だったことはさて置き、転校してきて一ヶ月、無駄に好感度が高めなこの幼女系美少女にぐいぐい来られてまともな学生生活を送れて居ないと思うのは俺の気の所為なのか。
特に男子が、仲の良い男子生徒が未だに出来ないのは、此処が元女子校だからという背景が関係しているのかもしれない。
ぶっちゃければ、男女の比率が悪い上に、入学してくる男子の大半が下心を抱えてくる良い意味での男子高校生略してYDKだからだ。
そりゃ女子も忌避するわ。下心を抱えているのって、要するに
俺? ほら、転生者だし。麻帆良でそこそこ幼女にモテてた程度にはイケメンだし。外見レベルは最低限女子に好感をもたれる程度だと自負してるよー。見た目は青髪のバヌケDKをパクったような外見だからね、髪色白いけど。
多分塔城が距離詰めているのって、同じ
……あー、因幡に会いたい。癒されたい。白髪繋がりで思い出したらノスタルジックな気分にさせられたわ。
「とりあえず、今日も待ってますからしっかり呼んでくださいね。結局昨日は待ちぼうけのままでしたし」
「何? ノルマとかあんの? いや、まああーいう仕事は歩合制だとは思うけど、客を選り好みしたら駄目だろう」
「よっぽどの酷い客ならばフィルターがカットしますし、個人的にああして紹介しましたから。どちらかというと私のわがままです」
「結婚詐欺師はみんなそう言う」
その果てに何百万もする手術費や払え切れなくなったマンションの家賃を要求してくるようになるんだよな。
そうして貢がせて男を食い物にするモデル志望()とか、この間ドラマで見たわ。
どちらにしろ、こういう仕事には理解があるが学生が、しかもクラスメイトがやるには少々駄目だろうと、何か別口の主人公ならば言いたそうな思考に毒されているオレガイル。
混線と言うよりは賢者モードに近いのかもしれない。実際、結婚詐欺師だろうがデリヘル嬢だろうが、俺に直接被害が無ければ気にすることでもない話だし。
そんな風に言い捨てて教室へと向かおうとしたところ、裾を引っ張られる感触に思わず立ち止まる。
「結婚とか……、まだ早すぎます……」
俯きがちで口を尖らせ、恥じ入るような表情でそんなことを言われてしまった。
あざと可愛いのは認めるが、コイツめげないな。
~出張版・よくわかりやすかったらいいなキャラクター解説講座~
~烏丸イソラ
ネギま系二次創作でデビューした色黒系スタンド使い兼言葉遣い兼魔法使い系主人公
元は黒髪だけど色々あって白くなった。お蔭で最近踏み台系最低オリ主と同列に扱われることが多くて少しだけ辟易中。尚、身体が剣で出来て居たりはしない
但しこの世界でも『そら』と名乗る。高校一年生
ちなみにイケメンと言うのは自己申告でしかなく、少なくとも亜子からはそう認識されたことが無い程度の『普通な容姿』
~アーシア・アルジェント
色々あって死亡の末、悪魔に転生したという人生苦行の連続な薄幸系金髪美少女
悪魔稼業、というチラシを配って召喚した人の願いを叶える、ぶっちゃけ色んな意味で意味深な仕事を始めさせられたのだが、一発目で当たっちゃダメな客に食われたお人
編入生で高校二年生。中の人が大河内のアキラたんと一緒だという事実を最近知った
~塔城小猫
そらのクラスメイト兼デリバリーでヘルス的なサービスを提供するバイトをやっていると思われている中学生みたいなロリ系美少女
元猫又の現悪魔で、そらの予想はニアピン。悪魔的パワーというよりは動物的本能とそら自身の資質的影響で籠絡された。本気でそらにはロリータホイホイが実装されている予感が危ぶまれる
身体を許しても構わないけど、出来るならば清く正しいレベルから交際したい程度の好感度。ノット婚前交渉!
グッドルーザー的な物だと思ったか?残念!いつもの烏丸節だよ!
ハイスクールD×Dの世界へ、とかリクエストあったから書いてみた
赤竜亭に非ず
続けるならばタグにはR18と追加されそうな予感がする
尚、数多あるツッコミどころは感想にて受け付けます。あと一応、活動報告もご覧ください