※この作品はR-18です。

「『麻帆良学園から来ました烏丸イソラです!』『仲良くしてね!』」   作:おーり

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29話でっす
ようやく“彼女”のターン!


☆「いやぁ、激動の一日でしたね!」

 

 

 銀糸の髪が暗がりに揺れる。

 窓から差し込む月明かりに晒される其れが幻想的な淫靡さを孕むのは、彼女の格好そのものに起因するのであろう。

 胸部の起伏に乏しく、平坦と言っても過言では無いくらい『ふくらみ』が覗えない姿は女児としか言いようが無く、決して色気を醸すはずがないのに、女性としての貌を表立たせてこちらを見下ろす。

 腰の上へと圧し掛かり、こちらへと伸ばされる手は、愛おし気に俺の頬を撫ぜた。

 「……烏丸くん、もう、いいですよね……?」

 待つことなんて初めから思っても居ない癖に、衣服の全てを自ら剥ぎ取った生まれたままの姿の彼女は、同じように遮るものを除けられた俺の胸元へと寄り添いながら、荒い吐息で唇を這わせる。

 舐められた首筋にぞくりと走ったのは、悪寒に近いほどの衝撃だった。

 「ん……っ」

 反り立つことも未だないそれを、彼女は未だ未貫通であったと思しき秘所へと宛がい、ひと息に貫く。

 その証拠に、暗がりから覗える結合部からは、鮮やかな流血が滲むように染み出ていた。

 しかし彼女は感じている筈の苦痛を微塵も覗わせることも無く、肉を割く感触もほんのわずかに、水気を孕んだ粘膜が潤滑油のように滑らせて最奥へと直ぐに届く。

 浅く小さな彼女の膣は、もし俺がその意気であったならば決して挿入(はい)るはずがないくらいに狭窄で、どう考えても男性のそれを受け入れるようには出来ていない。

 そんな未熟極まりない子供が、こうして男性を受け入れることに、一体何の覚悟をしていたのか。

 しかし、そんな俺の懸念を他所に、彼女は実に幸せそうに嗤っていた。

 「ん、はぁ……っ、はいり、ましたぁ……ぁっ」

 暗がりの所為だろうか。

 目に光は覗えること無く、うっすらと微笑むままに、自身の腰を上下へと動かす。

 捩ることも出来ず、されるがままに耐えるしかないこの身だが、堪えたままではいられない本能を蜂起させる獣の雌みたいな荒い息遣いは絶えず正面から襲い来る。

 抱き着いている肢体は幼いながらも、しっかりと女性らしさを兼ねたしなやかさと滑らかさを自身の身へ触れる肌が伝導し、及ぶ感触は次第に雄としての本能を覚醒させていた。

 「から、すま、くん……っ、きもち、いい、です、か……っ?」

 止まらない上下運動は既に男への奉仕ではなく、彼女が満足するための自慰にも似た独り善がりでしかないのに。

 この身が相応に興奮するのは仕方のないことだとでも言いたいのか、俺の本能は僅かに鎌首を擡げる。

 身を起こす蛇のように、膣中で動くそれに小さな悲鳴を上げた彼女は、それでも嬉しそうに自身の胎の下を覗っていた。

 「っん、ぁ……、ふふっ、感じてるん、ですね……、んっ、嬉しい……っ、ぁっ」

 目を閉じ、ぐちゅぐちゅと水音が部屋中へと響くそれを止めようとせず、断続的に喉から洩れる嬌声を隠すこともなくに、彼女は自身の腰を自身のペースで上下させる。

 小さく細やかに動く其れは、彼女の普段のそれを想起させるペースでの『運動』で。

 自己満足を追求したかのような『咬合(セックス)』は幼い身が痛みで制止しようと云う素振りも微塵も見せず、むしろもっと欲しいと仕草は語る。

 首筋へ抱き着き、肌蹴た胸に素肌を寄せて、絹糸が触るかのようだった擽ったさを伴う『子供の肌』は、汗ばみ熱を帯びたことで刺激され、敏感になった小さな突起がふたつ、自己を主張する。

 触れ合うたびに悦ぶような声を漏らし、触れて擦る淫靡な仕草が自らを子供では無いと全身で主張していた。

 其れは差し詰め獣のマーキングのような、実に積極的な求愛行為であった。

 「あっあっあっ、からす、ま、くぅん、いいのぉっ、もっと、ほしいのぉっ」

 もう判っているだろうが、俺の上で腰を振っているのは塔城である。

 ついでに言わせてもらうと此処は俺の部屋で、俺は身動きが出来ないように両手をバンザイの形で麻紐で縛られていたりする。

 魔力云々(とか)で束縛されれば障壁で無効化したり、力技で解くことも出来るのだが、何気に筋力は普通の人間程度しかない俺で、みんな忘れているかもしれないけど実は魔力強化も拙い俺の弱点はこういう物理拘束だったりする。

 要するに、小猫ちゃん大勝利ぃ!の瞬間である。

 ――何がどうしてこうなった……!

 気分が乗って来て腰の上下運動も激しくなってきた塔城を眺めつつ、俺はちょっと現実逃避を始めるのであった。

 

 

 

 ▽ ▽ ▽

 

 

 

 駒王学園で開かれた会談は、基本的に衆目に晒されることは無い極秘裏の会合かつ会議であった。

 神の不在という前提を把握しつつ、実は種としての目標が違えることが無いはずなのに【潰し合い】を歴史的に繰り返してきた『実はとっくの昔に共存共栄出来ていても可笑しくねーんじゃねーのコイツら?』という、これまでに『自分たちだけ』の生存と繁栄だけを求めて来た三つの種族(天使・悪魔・堕天使)が、ようやく共同作業を始めようと一歩を踏み出した議論の場こそがそれであった。

 当然、事前に勢力それぞれでの外交官は顔を合わせておくべきであるだろうし、話を詰め合わせておいて然るべき事前会議があっていても可笑しくは無い。

 ――無いのだが、始まった『それ』では、どうにもそんな空気が微塵も感じなかった。

 あれ? 俺とかグレモリー眷属とかの『政治的な外様』が場に居るのに、専門の詰め合わせを堂々と取り交わしているよこいつら?

 思わず顔馴染みのグレイフィアさんに目を向けて、斜になったような表情で色んなものを諦めた顔をされたのは記憶に新しい。……あっ(察し。

 

 グレモリー眷属の大多数はそんな政治的な話は専門外であるらしく、俺の向けている視線の意味に怪訝そうな顔をしていたが(ついでに兵藤先輩は微塵もこっちの視線に気づいていなかった。むしろ場の空気に呑まれていて別な意味で緊張していたフシもある)、外様中の外様である俺という全く関係するはずの無い人物に政治的な詳細を聴かれているのに一切の配慮が届いていないのは……ホント大丈夫なんだろうか、この『聖書陣営』。

 情報を悪用する気は別にないけど、聞いた限りじゃ同盟上の穴(俺が人知れずに暗躍できる隙)が多分に在る。

 ……使っていいの? 暗躍するよ? 個人的な研究もするし、必要とあらば【聖書同盟】滅ぼす程度の案件も画策できるよ?

 そして、この会議を開くこの段階では、未だに同盟を締結できていなかったという衝撃の事態。

 ――呑気か!

 何もかもが着手が遅ぇ! もっと早めに足並み揃えなくちゃ、他の勢力に削り取られても可笑しくねぇぞ!?

 

 前以てこの世界の神秘事情をようやく最近把握できた俺からしてみても、【常時神秘受肉が前提】という碌でもない世界法則が働いているこの世界線。

 当然、受肉に伴う概念水準の低下というリスクは在れど、だからこそそれぞれの生死が至極当然のように法則に組み込まれることとなる。

 生死が関わるということは、種としての繁栄と衰退も当然盛り込まれるわけで、だからこそ悪魔にもまた【出生率の低下】なんていう社会背景が彼らを襲っていたわけである。

 ……それらの問題点(リスク)は、他にも存在して然るべき神秘存在にも適応される。

 聖書の勢力だけが実体化して、それ以外に適応されないのならば外敵こそいないこの『三竦み』はとっくに人間を喰い尽くしてこの地上の覇者になっていても可笑しくないからだ。天使勢力だけでその総てが賄えるとは、到底想定しきれない。

 そんな他の神秘勢力、つまり『聖書以外の神話存在が別個に存在している』という前提が彼らの中にはあって然るべきなのである。

 そんな勢力が、明らかに身内だけで蠱毒みたいに食い合っている奴らを放っておくか?

 否。

 最低でも、疲弊した頃を見計らって一挙に大挙されるか、中枢からの目が届かない外周からじわじわと嬲り殺しにされるか、そんな策を既に図られていても可笑しくない。

 ………………あれ、聖書勢力(こいつら)、詰んでね?

 

 そんな結論に達しそうになっていた会議中盤、同盟を組んで足並みを揃えるべき、と堕天使総督が遅ればせながら言い出していた時点に、襲撃があった。

 情報漏れてんじゃねーか。

 それとも会議の場に情報遅漏(リーク)役が潜んでいたか?

 

 襲撃して来たのは悪魔陣営の【旧魔王】と呼ばれた三名の男女。

 なんでか堕天使総督が筆頭になり対処をし、自らの汚点を晒したはずの魔王2人は静観。

 大天使長もまた静観を決め込んでいるが、あっちはあっちでどうにもタヌキ臭い。

 事態の背景を覗っている節もあるし、堕天使総督の動きを注視してる?

 どうにも天使側が一番『自分らのみ』の利点を、漁夫の如くに掻っ攫いそうな奸計を働かせている節がある。

 三竦みの足並みが揃わなかった一番の原因って、天使陣営なんじゃね? 潔癖そうだしなぁ……。

 

 事態の収拾は意外と早くに片付いた。

 3対1という異例の事態はさておき、堕天使総督の実力はそれなりにあったらしく、何処かで見たようなオーラを孕んだ【蛇】を呑み込んだ三名の男女がパワーアップしたようなものの、戦闘経験そのものには比例しないのは当然の理屈。

 翻弄する堕天使総督の高機動戦闘は某ライダーの【クロックアップ】を彷彿とし、しっかりと戦線の拮抗を維持していた。

 決め手になったのは、グレモリー眷属のゼノヴィアとイリナ。序でに兵藤先輩。

 先輩の持つ『赤龍帝の籠手』とやらは【能力の倍化】と【倍加するエネルギーの譲渡】という性能を持つらしい。

 時間を負う毎に二倍となるのを繰り返すらしい性能はともかく、それを他人へ譲渡できるって理屈的に可笑しくねぇか、と一瞬思ったモノの、どうにも神器という奴は『斯く在るべし』と存在を定められた概念的な部分が核として性能を保持する傾向にあるらしい。

 ……神秘が受肉した所為で下がった概念水準の補填がそれらで為されているのか? 確かに下がるだけ下がっていては同時に過去に起こっていた筈のパラダイムシフトが破棄される傾向になるだけだから、そこを解消するナニカはあって然るべきだとは思っていたが……、ひょっとして神器に世界法則の主流が働いてる? 因果が其処を中心に流転してるの? 世界線の突破の為には神器総てを破棄する必要性が出て来た。メンドクサイ。ナニこの嫌な懸念。

 話を戻すが、要するに倍加した2人の持つ聖剣がそもそも悪魔には致命的な弱点として働く武器なので、それで斬りつけられたら一撃だったと。

 そこでどうして魔王2人は働かなかったのかを聞いてみたが、グレイフィアさん曰く『何事もクイーン(盤を覆す戦力)は容易く動かざるが定石で、そもそも駒王学園の筆頭主力はグレモリーなので領域不可侵を慮った結果』だとか。

 後は対外的な政治的配慮か? 冥界最大戦力(魔王)の明確な実力を披露して三竦みに対処を図らせるわけには行かなかった、と。

 うーん、こっちもタヌキ。まあ、この腹芸は魔王本人よりはグレイフィアさんの指示っぽいが。

 軍事的思考なら正解かもしれんけど、そもそも自分らの尻拭いを別種族の筆頭に任せるってどうなんだろう。

 この場合はどれが正解なのかねぇ。

 

 さて一撃の下に斬り伏せられた【旧魔王】らは、これで終わりかと全員が安堵した瞬間、碌でもない爆弾を放り投げて来た。

 堕天使陣営に同行していた、終始白銀の鎧を着こんで素顔を晒さなかった【白龍皇】とかいう奴に助けを求めたのである。

 なんでも、旧ルシファーの血を引く人間とのハーフで、強者との戦いを求めるが故に寝返った、とか。

 ……なんだろう、その割には旧魔王3名へ手を貸す素振りが全くなかったのだが。

 しかし、件の鎧の言い分は確かに手を貸しているという本人からの言質で、堕天使総督がアチャーといった顔つきで顔を覆っている以外は他の会頭も鎧のを睨みつけている。

 確かに件の鎧が裏切ったならば会談の場所が特定されたのも納得だが、其処は魔王側から洩れていたとしても可笑しくは無いと睨めるし、どうにも堕天使総督の対応が所々に大仰に見えた。

 こう、オーバーな演技で本筋を隠そうとしてる、感じがひしひしと。

 

 既に死んだ【旧魔王派】を取り込んだテログループ【禍の団(カオス・ブリゲート)】を名乗る彼らの最終目的は不明だが、どうやら聖書同盟どころか他の神話群を相手取っても勝てると踏んだ何某かを『神輿』に担ぎ今回の同盟へと異議を唱えに来ていたらしい。

 そうでなければ、そもそも冥界側の旧体制として隅に追い遣られていたらしき彼ら(旧魔王派)が実力勝負で乗り込んでくる、という自殺行為を図るはずもない。

 実際、この世界全体の思想とは思いたくはないが、聖書陣営の彼らは脳k……実力勝負な部分が多分に在る。

 確かに世相を動かすに実力、明確には実績や実行力と言った部分の意味での実力は必要不可欠だが、最終的に必要とされるはずの【武力】または【軍事力】で初めから事を成そうと云う辺りは確かにテロリストと呼べよう。

 だが、それらを最終的に決定付けるのは『平時を迎えた世代』にどれだけの安定と安全を大多数へ与えられるか、という為政者ならではの実力である。

 要するに、歴史の勝者を決定づけるのは全て後世の手に委ねられ、それは戦争で勝利したからと言って一口に得られる報酬とはイコールでは結びつくことは無い。ということに他ならない。

 まあ、結局彼ら(旧魔王派)のテロは失敗に終わり、彼らがどういう治世を熟そうとしていたのかは結局日の目を見ることも無かったわけだが。

 

 しかしこうして考えると、堕天使陣営踏んだり蹴ったりだな。

 総督が働いて、身内に裏切り者が出て、それを他の勢力にも知られたから自分らが優位に立っていた『神器に関する研究成果』も公開せざるを得なくなっている。

 結局ヴァーリと言った件の鎧は孫悟空の後継者と名乗る青年に連れられて駒王より脱出を図り、聖書陣営はテロに対抗するという名目で正式な同盟を結ぶことが達成できたわけだが、どうにも引っかかる。

 堕天使総督、働きすぎじゃね?

 

 引っかかった疑問は会議終了後、件の総督本人によってグレイフィアさんも連れ立って事情を教えて貰えた。

 事前に【禍の団】の情報を掴んでおり、そのトップも知っていた。そしてそれに対抗するためはもちろん、そもそも積んでいる聖書陣営の首をなんとか繋ぐためには同盟を結ぶ必要性があり、其のためには天使悪魔『どちらから』も信頼が薄い堕天使陣営はどちらにも敵視されるわけにもいかず、蝙蝠でありながらも両陣営の間を取り持つ役割を持つ必要があった。

 そして、ヴァーリさんはテロ組織の活動を密かに連絡し尚且つ活動を内側より阻害する為のスパイとして潜り込む必要があり、旧ルシファーという特殊な血筋を持つが故にその役割は非常に適切で敵の目を集め易くするためにも大々的にデビューする必要があったのだ。と脱出を図ったヴァーリさんご本人を交えて情報開示をしてもらえたわけである。

 なんていうか、お疲れさまとしか言いようがない。

 とんでもない苦労人じゃないのか、この総督。

 それを俺に伝えた理由が『先々どう動くかわからない人物だが、あの場で静観と状況の把握に努めていた姿勢から味方に取り込むべきと判断した』と直に教えられたわけだけど、まあ下手に討伐されるわけには行かないもんね。テロリストは見敵必殺!となる前で良かったよ。

 グレイフィアさんも暗躍向きな立場でそういう資質を備えているから巻き込まれた口だろう、と思いきや、塔城の姉が其処に関わっているから便宜を図って欲しいというお願いが挟まっていた。悪魔陣営は悪魔陣営で色々と問題点を抱えているらしい。

 ちなみに、ヴァーリさんは女性であった。

 胸こそ薄いが、腰つきは確かに女性であった。

 なるほど、ホントに撃ち落とされたら総督(義親父さん)も目も当てられないわけだ。

 

 

 

 ▽ ▽ ▽

 

 

 

 現実逃避の間に、塔城はすっかり蕩け切っており、にゃんにゃんと人の胸板に抱き着いてすりすりして居る。

 日は流れてあの会談から早数日、終業式も終わってこれから夏休みに突入!の深夜へ突貫された結果が此れである。

 鍛えた成果なのだろうか、彼女の侵入に気づくことなく寝こけていた俺に、跨っていた塔城はまさにニンジャみたいに「ドーモ、カラスマ=サン」とアイサツしてきたわけである。アイエエエエ!

 

 

 「……まあ、満足したら帰るよな」

 

 

 ネタに走るくらいには諦めた。

 俺自身は感じていたモノの、全開へと達せぬように我慢を重ねているので、貫通してしまったことはさておき子供相手にこれ以上身を晒す気にはなれないのである。

 何より、エカテリーナにガチで申し訳が立たない。

 ……俺が好き好んで正妻の彼女を抱いていないとお思いで? 子供の身体を痛めつける趣味が無いから大事にしてんだ。察しろコラ。

 

 

 「……そら?」

 

 

 ――と、其処で気づけば部屋の入り口にはオーフィスの姿が……。

 えっ、なんで?

 

 

 「……にゃ?」

 

 

 塔城も気づいたらしく、顔を上げて部屋の入り口を凝視する。

 入室していた変則ゴスロリのオーフィスと目を合わせて、

 

 

 「………………」

 「………………」

 

 

 ――なんだこの沈黙、俺は悪くない筈なのに変な寒気がする。

 浮気相手と正妻が顔を合わせたような、そんな碌でもない空気が2人の間に走っているような錯覚すら覚える。

 ……どっちもどっちでもないけどな!

 

 さて、無言で見つめ合うこと、数十秒ほど。

 音も無く近づいたオーフィスの差し出す手に、塔城もまた手を挙げた。

 すわ交戦開始か、と成り行きを見守っていた俺の目の前で2人は――、

 

 

 「……オーフィス。無限の龍神」

 「……小猫です。仙術が使えます」

 

 

 ――がっしりと、握手を交わした。

 

 

 ……………………こいつら、同盟を組みやがった……っ!

 

 

 「……なるほど。夜這い?」

 「はい。しかし、私が先にイってしまったので烏丸くんはまだ満足できてないはずです」

 「む、それは仕方ない。そらは元々ロリは門外」

 「ええ、それも知っていますけど、とりあえず跨ったら何とかなるかと思ってました。……この結果は予想外です」

 

 

 「お前ら俺の腰の上で談合すんな……!」

 

 

 もうやだこのロリ共。

 状況を正しく把握するオーフィスに、淡々と自分の成果を解説する塔城。

 というか、塔城はいつの間に仙術とか覚えた。

 アレか、ちょっと聞きかじった【姉】とやらが何らかの伏線だったのか。

 叙述トリックにもならないそんな雑な情報開示で、ドクシャに通用すると思うなよ……!?

 

 

 「では、此れを」

 

 

 と、オーフィスが穫出したるは、ぴちぴちと蠢く黒いひも状のナニカで。

 それを銜え、こちらへと顔を寄せるオーフィスの唇は、そのまま俺の唇をズギュウウウウウンと、ちょ、ま、舌をぐいぐい押し込んでっ!?

 

 

 ―――ゴクリ。

 

 

 「――ぷは。これで良し」

 「……! なに、を、呑ませた……!?」

 

 

 口移しで件の黒くてぴちぴちとした何かが押し込まれ、蠢きつつ喉の奥へと流れ込んで往く感触が胃の腑へ走る。

 それには答えず、オーフィスは俺の拘束を早々に解いていた。

 ……え、このタイミングで? 早くね?

 

 

 「解放して大丈夫なのですか?」

 「ん。大丈夫。後押し出来たから」

 「後押し……?」

 

 

 2人の会話が腰の上で交わされるのを呆然と聞くが、しかし解放されたならば好都合。

 なんとか振り切って逃げきれ、れ、ば……。

 …………あ、ダメだ此れ。

 

 

 「――塔城」

 「え、からすm」

 

 

 解放された手を彼女へ伸ばし、無防備なそれを引き寄せて唇へと繋がる。

 無理矢理だが、先程までは彼女は決して自分からしようとしなかった其れを、男からのリードという形で奪って見せる。

 

 

 「っん、む、んんぅ、んむぅーーーっ!?」

 

 

 要するに、恋人のようなキス。

 唇を奪い、口中へと舌を這わせて、蹂躙するように弄って快楽へと追い縋る。

 抱き寄せた後の手は彼女の背中と腰へと回し、片手に収まる小ぶりな尻へと届かせる。

 彼女の中で女性らしい躰というならば唯一であろう、その柔らかい桃のような瑞々しくも他人より薄い肉付きのソレを、俺は優しく弄んでいた。

 

 

 「……ちょっとした指向へのベクトル変更。向くのが難しい情欲への意図も、体内からなら容易い」

 

 

 くちゅくちゅと部屋に響く水音に混じって、オーフィスの声音が愛おし気に耳に馴染む。

 彼女も離れないというなら、小猫(・・)の次に可愛がってやってもいい。

 ひと先ず今は、この幼い肢体を、――思う様に貪りたかった。

 

 

 「~~~~っぷぁ、か、らひゅま、くぅん……!」

 「そら、って呼べよ、小猫」

 「~~っ、ふぁ、ひぃ……っ」

 

 

 耳元へ囁く。

 目元は完全に蕩けた彼女をくるりと抱き締めて、ベッドの上で俺の下へと転がせた。

 無防備に晒された肢体には肉付きなどほとんど無く、胸元は薄く、手足は細く、割れ目には毛も生えていない。

 同い年と云うならば最も相応であろう先に味わせて貰った小尻の柔らかさはともかく、這わせた指に推し負けるくらいに華奢な太腿も、女性というには到底足りない。

 しかし、今はその総てが愛おしかった。

 

 

 「キレイだぞ、小猫……」

 「そ、ら、くん……っ」

 

 

 初めてまじまじと鑑賞させてもらったその未熟で幼い身体を褒めれば、小猫は恥ずかしそうに身を捩る。

 ――ああ、もう我慢が利きそうにない。

 

 

 「ひぅっ!?」

 

 

 小さく可愛らしい乳首へと吸い付き、くびれもない腰を愛撫する。

 自分よりもずっと熱い体温を、舌先と全身で直に味わい、そのたびに小猫の嬌声が部屋中へ響いた。

 口は彼女の全部を舐め回すまで到底止まろうとせず、先程彼女自身の好意(行為)で開いた膣穴も、彼女が身を捩って逃げようとすることも押し遣って、脚を大きく広げさせて全力でケアした。

 それが満足した時には、小猫はベッドの上で痙攣するように息も絶え絶えで、しかし気を失っていなくてホッとした。

 なんせ、本番はこれからだ。

 

 

 「ぁ……ぅ、ぁ……っ」

 「小猫……、俺、お前の中で果てたいんだ……。いいよな……?」

 「ぅ……?」

 

 

 さっきよりもずっと緩くなっている筈の膣穴を、破けないギリギリまで指先で広げて、俺の全開になった自身を宛がう。

 見た感じでは穴よりもずっと太いのだが、先程も呑み込んでくれたのだから大丈夫だろう。

 というか、これでお預けとか絶対我慢が出来る筈がない。

 

 

 「いくぞ……っ」

 「ぁ……? っひ、ぅぎゅぃっ!?」

 

 

 ――未熟で小さな膣穴へと、ひと息に押し入った。

 

 

 

 ▽ ▽ ▽

 

 

 

 「あ゛ーっ! あ゛っ! あ゛ぁ゛ーーーっ!?」

 「っくぁっ、いいぞっ、最高だ小猫っ! もっと! もっとシタいっ!」

 

 「にゃぁっ! にゃぁー! りゃめぇっ! そこりゃめぇっ!」

 「はっ! はっ! はっ! 止まらなっ、とまっ、らないっ!」

 

 「んあーっ! いくっ! いきゅぅっ!」

 「俺もぉっ! いっしょにいくぅ!」

 

 「もっひょぉ……! もっひょひょうりゃいぃ、そりゃくぅんぅ……っ!」

 「あ゛ー……! 搾り、取られる……っ!」

 

 

 「……そら、我もシタい」

 

 

 「そらくんのせいしぃ、もっとぉ、ちょうらぁい……♪」

 

 

 




原作準拠で政治的背景とか神秘的論理とか推論を下地に推考してみたけど、
――全部小猫さんが持ってった

とりま、これで三章終了です
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