※この作品はR-18です。

「『麻帆良学園から来ました烏丸イソラです!』『仲良くしてね!』」   作:おーり

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みんなー37話だよー(ゲス貌


「女性の絶頂時の感度をそのまま男性に与えるとショック死する位なんだってさ」

 

 

 「ごめんくださーい」

 「はーい、って……」

 

 

 冥界から駒王町へ戻ってきて数日後、リアス部長のレポート作成も無事に済み、何時もの日常へと慣れた頃。

 夜中は悪魔としてのお仕事を再開したものの、未だ夏休みは明けないので昼日中が手の空いていることを実感しつつ、そんな状態為ればこそ気付いたとある事実に個人的な時間を割こうと、照り付ける日差しに苦戦しつつ街中へと出かける私。

 その狙いを察して阻止しようと、憑いて来たゼノヴィアさんイリナさんコンビと共に、私たち3人はとある廃教会へと赴いていました。

 ホントは以前にも覗った下宿先へ先に顔を出したのですが、夏の間は一度戻って来て以降姿を見せていないそうです。

 改めて、糸の切れた凧みたいな人だなぁ、とシミジミ思います。

 

 此処まで語ればもう判ることでしょうが、覗った先はそらくんの下で、狙っているのは無論男女のアレです。

 それにしても、彼のような人が教会を根城にするとは……。

 

 

 「なんだ、アーシアじゃん」

 「……ミッテルト、さん……?」

 

 

 何処かで見た場所だなー、と思っていたらまさかの懐かしの方が顔を覗かせました。

 朱乃さん経由で聴いた情報では、此処はそらくんの別宅になっている、と覗っていたのですが……。

 

 

 「まさか、ミッテルトさんもそらくんと……!? は、破廉恥ですっ、このような場所でっ!」

 「ヴェッ!? な、っちょ、ナニ想像してんのアンタ!? そんな娘だったっけ!?」

 

 

 だってそらくん幼い子でも大丈夫ですし修道女ふぇちですしミッテルトさんだって恰好はフリフリのゴシックなロリータファッションですけどこの場なら妙にマッチしてますもん!

 これは絶対食べられてますね……っ!

 

 

 「うわぁ、ちょっと見ない間に酷い思考回路が出来上がってる……。どうしたのさ、何がアンタをそんなにしたわけ……?」

 

 

 がくがく揺すって問い詰めれば何処か唖然とした表情で、ミッテルトさんが胡乱気な視線を私へ向けます。

 釈然としません。元は堕天使である貴女方の方が、ずっと明け透けだったでは無いですか。

 

 

 「釈然としないのはこっちだっつーの……。つーか、他に云う事あんじゃないのかな……」

 「……?」

 「……あー、ま、いいか。アーシアの言ってることも、強ち間違ってるわけじゃ無いしね」

 

 

 やっぱり食べられて……!

 

 

 「い、一応言っとくけど、まだ数回寝た程度で『そういう相手だ』って勘違いしないでよね。アイツとは、別にそんなんじゃねーし。ていうか、好き好んで相手したくないし」

 「ナニ当たり前のことを言ってるんだ彼女は?」

 「そうよね。それだけで射止められるのならもっと話は早く済んでるし」

 

 

 と、ミッテルトさんの弁にゼノヴィアさんとイリナさんの声が重なりました。

 彼女がツンデレしてるうちがチャンスですね、急いでそらくんの元へ向かいましょう。

 

 

 「……え、なに、アンタらまさか、」

 「そんなことよりミッテルトさん、そらくんは御在宅ですか? 朱乃さんからこちらにいらっしゃると覗ったのですが」

 「いや、そんなことよりこっちの質問に、」

 

 

 むしろ貴女の話の方が『そんなこと』ですので、そういう意図を込めて笑顔を向けます。

 笑顔とは、元来攻撃的な代物なのだと、最近本で読みました。

 

 

 「そらさんなら、お出かけしてますよ?」

 

 

 と、会話に混じって来たのは、確かヴァレリーさん。

 ギャスパー君の幼馴染の方でしたっけ。

 ガラガラと鉄製の牛を台車に乗せて、奥から運んできているところでした。

 

 

 「お、おいヴァレリーさん……? それまさか、」

 「お出かけですか?」

 「はい、今日は戻らないと仰ってました」

 

 

 何処か怯んだ様相のゼノヴィアさんを押し退けて、聞くべきことを尋ねる方針です。

 何故だかミッテルトさんまで引き攣った顔をしていますが、あまり気にしてもしょうがない事でしょうから敢えて突っ込むような真似はしません。

 

 

 「何処に行くのか、とかは……」

 「覗っていませんねぇ。何かご相談でもありましたか?」

 

 

 むぅ、と思わず悩みます。

 このまま街へと繰り出して彼を探すのも手ですが、行き当たりばったりで見つけられるほど楽とは思えません。

 変装も兼ねて本日はキャップ帽・タンクトップ・薄手のパーカー・ホットパンツとボーイッシュな様相ですが、そらくんの気分を寄せるためにしている折角の生脚を他の男性へ見せたいなどという趣味は有りませんし……。

 ……そういえば、ヴァレリーさんって吸血鬼の貴族だと伺いましたっけ。

 

 

 「あの、出来ればご相談に乗って貰いたいのですが、宜しいでしょうか?」

 「まあ、私にですか?」

 

 

 頷けば、吸血鬼に神父の真似事が出来るかしら、と談話室を開けようという立ち回りを始めるヴァレリーさん。

 妙にノリノリでした。そこまでしていただかなくとも良いのですが……。

 

 牡牛の置物をミッテルトさんへと預け私と対峙するヴァレリーさんとはまた別に、無駄な懐かしさを匂わせる教会内を「大聖堂のようだ」と呑気に見学を始めるゼノヴィアさんらを放っておいてお話の始まりです。

 ミカエルさんの計らいで私たち3人は『せいなるちから』への忌避感を大幅に削減して貰っていますから呑気になれますが、そらくんの用意する【聖別】とかは【聖書勢力】から受ける力とは別次元な気がします。

 いえ、気分は悪くは無いのですが、こう、圧倒されると言いますか。

 

 

 「それでアーシアさん、私に相談事とは一体何ですか?」

 

 

 思考が逸れる私を他所に、何処かのほほんとした空気を纏ったままヴァレリーさんが尋ねて来ます。

 私は、この夏冥界で得てしまった『余計な悩み』を解決すべく、貴族としての意見を彼女へ問いかけるのでした。

 

 

 「あの、以前に私が助けた貴族のお坊ちゃんが、お礼にと求婚して来たのですが、後腐れの無いお断りの仕方ってご存知ないですか?」

 

 

 え? リアス部長に尋ねればいいのではって?

 ……そらくんのことが芋づる式にバレるのは避けたいです。

 

 

 

 ▽ ▽ ▽

 

 

 

 矢荷成荘に引っ越しの連絡でも入れるべきだろうか。

 夏の間に片を付ける心積もりであったが、本日齎される情報によっては拠点移動も考慮する必要が出てくるのでは、と悪魔の情報収集能力に関する信頼感はやや希薄である。

 それというのも、先日折角復活させたカテレアとかいう旧魔王派の女悪魔を程よく尋問した結果、碌な情報を持っていないと云う事を()()()確認できたお蔭である。

 彼女の『上』が情報の大事さを理解していたのか、はたまた彼女自身が『情報』を重視していないのか、どっちかの理由が前提に在ったのだろうが、とにかく彼女は役に立たなかった。

 中の針先が全部丸いツンデレなアイアンメイデンとか、低温でじっくり蒸すファラリスの牡牛とか、胎の中でくぱぁする洋ナシなクスコとかを色々試し、そのたびに駄目になる肉体を移り変えての新しい複製体で幾度と尋問したのに、得られたのは複製限界に依る劣化促進の可能性の発露に、『どれだけ遣れば壊れないか』という【尋問】の限界把握という無駄知識だけである。

 「もう●さないでください」と裸土下座で懇願するようになるまで苛め尽してしまっても出てくる情報が拙すぎて、ホントコイツ役に立たねぇ、と屠殺場へ繰り出される豚を見るような目を向けてしまった。

 此れで今日の出てくる情報の程度が低いと、ホント悪魔という種族そのものに見切りをつける必要性も出てくるから、グレイフィアさんはマジで頑張ってほしい。

 ちなみにカテレアは、情報も素体としての技能も低スペックであったのだが、だからこその【強化用素体】として選抜(エントリー)

 この弱いが忠誠心だけはMaxに成り上がった魔王女子(笑)を、改造と調整で『俺が』何処まで成長させることが出来るのか、という実験の為の強化用素体である。

 折角復活させたのだし、無駄にはしない。

 

 まあ役立たずから家畜へ無駄ランクアップを果たした喪女はさておき、本日街中へ繰り出したのはグレイフィアさんとの待ち合わせの為だ。

 情報の遣り取りなど誰に見られるかわかったモノでは無く、特に偏執性が高そうな弟さんが見張るならば冥界側が濃厚では?とグレイフィアさんが一計を案じ、このような運びとなった。

 それで人間界の、人が行き交う雑踏の中での秘密の会合、と相成ったわけだが。

 

 

 「……目的が透けて見えるようだ」

 

 

 指定された場所が、数メートル先へ行けば何度かお世話になってるラブホが覗える歓楽街の入り口付近。

 そこらの地主は駒王町でよく見られる魔王名義のモノでは無く、櫻井グループという以前にも見た記憶のある他名義のだという念の入り様からも、サーゼクスさんにバレナイヨウニ、という意図が有り有りと見えるのだ。

 まあ、名義なんてのは直ぐに判るモノではないが、ホラ、前に修道女ガールズと4pしたプール付きホテルが中心地にあるのよ。

 魔王の息のかかった場所でない時点で、魔王にも秘密の会合を画策した時点で、グレイフィアさんェ……、ってなるよね。

 

 

 「あれかなー、朱乃さんと子作りを未だにしてないのがバレたのかなー」

 

 

 彼女は彼女で、無駄に俺に対して好意的になってる部分もあるし、一回でも抱くとずるずると依存してきそうで手を出し難い部分がね。

 ……おい誰だ今俺のこと屑って言った奴。石橋を叩いて渡らない選択、ってのも男女の機微にはあって然るべきでしょうが。

 

 ていうか、旧ルシファーとかいうカテゴリなんだし、ヴァーリちゃんに尋ねれば一発だったのではないかな。

 と、今更過ぎる情報源を思い出していたその時、

 

 

 「――ぇあ? 烏丸……?」

 

 

 ん? と名を呼ぶ声に振り返れば、其処には「やべ」と小声で目を逸らす兵藤先輩の姿が。

 ……足の向きからして、行き先が同じ可能性が大。

 お相手がいるのか、この人? アーシアかな? と、一緒に同行していると思しき、同じように目を逸らした金髪の美少女へと注視する。

 ……アーシアじゃなかった。ていうか、何処かで見たような人を連れてるな。そこはかとなく既視感が……?

 

 

 「デートっすか、兵藤先輩」

 「他人の振りしてんのに声かけんなよ……!」

 

 

 そこは最初に気づいたそちらの責かと。

 まあ改めて声をかけ直した俺も悪いっすけどね。

 

 

 「いやぁ、珍しいモノを見たからつい。ナンパ、とは違いそうですな」

 「ま、まあな。つかよく見抜けるな」

 「いや、先輩がナンパで女子捕まえる姿が想像つかなくて連想できました」

 「酷くね!?」

 

 

 初見で見抜けたのも先輩の日頃の行いのお蔭である。

 この人を筆頭に学園で噂の御三方は、美少女に対するがっつき方が凄くて雰囲気だけでオーラが違うんだよねぇ。

 童貞臭に重ねて非モテ臭が濃厚、って感じで。

 街へナンパに繰り出しても、容易く連敗するのが見て取れそうというか。

 失礼でしたね。スンマセン。

 

 ともあれお相手の女性は清楚という言葉が良く似合う美少女で、まるで男子の理想をそのまま具現化した様な出で立ちの人。

 肩口まで伸ばした金髪に白いワンピースに白い鐔広帽を装備しており、その雰囲気は避暑地へ赴いた良い処のお嬢様のよう。

 しかし、やはり【違和感】が己の観察力に付き纏う。

 初めて会った筈の清楚な雰囲気漂う美少女だというのに、既視感が澱のように自身の思考にこびり付き、彼女に対して若干の不仕付けな視線を向けざるを得なくなってしまう。

 というのも、いつもおっぱい!おっぱい!とグレモリー先輩という特級(爆乳)に常に目を執着を向け屍鬼のように這い寄っておられる割には、連れておられる彼女の胸部装甲はグレードが高くは無い。低くも無いのだが。

 良くて精々がアーシアを一回り膨らませたくらいで、出ることは出ているのだが良くてEかFといったところか。

 ……俺に大小貴賤を問う趣味は無いのだが、喰い出の良い相手なんかが周囲にいると特に意味も無く比較してしまうなぁ……。

 だが、改めて疑問も湧くことは確かなのだ。

 ガラケーで数字キーの4か5を軽くプッシュ(連打)させるグレモリー先輩を差し置いて、休日にこの人が他の美少女と『こんな処』をうろついている。

 当然、その目的は……。

 

 

 「じゃ、じゃあ俺たちそろそろ行くからな!」

 「あ、はい。邪魔してすみませんでした」

 

 

 と、美少女と連れ立って、『ホテル街の方へ』とそそくさと消えてゆく兵藤先輩。

 俺の推察はビンゴだったらしく、その行動の目的はガチでアレだったらしい。

 うーむ、ますます違和感が深まってゆく。

 【謎】とまで言うほどでもないが、何処で出会ったのかと疑問視するよりも、先輩の行動の方にこそ不可解さの比重は際立つ。

 

 

 「お待たせしました、烏丸さん」

 

 

 しかし、違和感を解消することは不可能に終わる。

 兵藤先輩らが去っていった方向へと視線を向け小首を傾げていた俺へ、背後から声を掛けられた為だ。

 待ち合わせであるから元より【それ】を放って場を移動することなど出来はしなかったのだが、後ろ髪を引かれることを意識して振り払いつつ、声に対応すべくその方向へと身体を向けた。

 ……それにしてはかかる声が己の既知のモノとは随分と異なっている。

 アレ? グレイフィアさんと違う?

 と、この振り返る一瞬で思考を巡らせつつも、其処に居たのは、

 

 

 「グレイフィアの代わりに来ました。ヴェネラナ、といいます」

 

 

 栗色の髪をした、にこにこと微笑むほんわかしたお姉さんであった。

 その美女度合いにうっすら漂うフェロモンなんかはグレイフィアさんとはまた違ったベクトルで天元突破していらっしゃるが、普通に初対面のお相手でありこんな処で出会っていて良いのかという、……先程とはまた別種の疑問符が脳裡を占める。

 つか、……『代わり』? え、どういうこと?

 

 

 

 ▽ ▽ ▽

 

 

 

 「さ、さっきはびっくりしたね」

 「だな。まさかあそこで烏丸に遭うとは……」

 

 

 連れ立った美少女と忌憚のない会話を交わす。

 こういうデート染みた真似は生涯これで通算3度目だが、たった3度なのにハプニングしか起こって無くて俺の命運に一抹の懸念を感じざるを得ない。

 だがこれでまだマシな方で、1度目は命を失ったし2度目はアーシアを連れていかれた。

 知り合いに会う、程度のハプニングであるならまだラブコメっぽいしどんと来いだった。

 

 

 「烏丸くん、部長とかに言っちゃうかな……」

 「いや、アイツもこんなところに居たってことを吹聴するような趣味なんてないだろ。待ち合わせっぽかったし、多分平気じゃね? ………………ハッ!? その相手が部長だったら付け入る隙もねぇってことになるのか……!? せ、せめて小猫ちゃん辺りで、いやそれも許せねぇ……! ど、どうすれば……!?」

 「……落ち着いてよイッセーくん」

 

 

 会話の途中で嫌な想像に突き動かされ、道端で懊悩する俺を彼女――祐斗は腕に抱き着いて気を寄せた。

 ぐい、と引っ張ると同時に、ふにっとした柔らかな感触が露出した二の腕から感じる。

 ……リアス部長よりも小ぶりであるはずなのに見た目以上に柔らかくて、突き放せずに思わず身体がギシリと硬直した。

 ああ、やっぱりおっぱいは2つあるのだから、バストというより複数形でバスツと呼ぶのが正解なんだな……。

 

 

 「烏丸くんのことで悩んでも仕方ないと思うよ? 今日は折角とれたお休みなんだし、他人のことは他人のこと、僕たちの時間を大事にしようよ」

 

 

 にこ、っと微笑む姿は完全に美少女で、アザゼル先生の性転換銃で性別だけを変えた元男子高校生とはとても思えない。

 というか、俺の好みにどストライク過ぎる……!

 これからスることを脇に置いて、コイツと今までの関係を果たして続けられるか俺……!?

 

 そもそも、始まりは俺の夏休みの思い出が余りにも酷いと思ったことだ。

 冥界ではドラゴンに1週間追い回されて、その先のレーティングゲームではどうしようもない敗北を喫し、冥界より帰ってからは幼女と雪ゴリラにテニスでボコボコ(物理的)にされた。

 同級生の中でも早い奴は童貞も捨てているというのに、女子が普通の男子高校生よりも多量に周囲に居て俺の夏の思い出これで良いのか!? いいや、良いわけがない!(反語)

 しかし、そんな女子たちに思い出を造らせてください、等と土下座しようものならそのままボコボコにされるのがオチだという、童貞でも容易く想定可能な未来予測。

 そんな俺に祐斗が提示してくれた案は、明後日の方向へ随分ぶっ飛んだ話であった。

 

 『普通の女の子にお願いできないのなら、僕が女の子の代わりになって相手しようか?』

 

 正確には、いつか俺が普通に女子と付き合えるようになった時の為に、自ら練習台として様々な『やり方』を学ぶのはどうか? という提案だ。

 初めは渋っていた俺だが、祐斗がこの姿で自宅へと現れたら躊躇はいつの間にか消えていた。

 ……まあ、今になってまた躊躇いが起き上がってきているわけだが。

 烏丸と遭遇する、という想定外のトラブルが自分を冷静にさせたのかもしれない。

 

 

 「……今更だけど、よくあんな提案が出来たなお前……」

 「まあ、何事も経験だよね。それにさっきも言ったけど、今日は部活もお休みだって部長からも言質は貰っているし、夜もじっくり時間を取れるから丁度いいかなって……」

 「よ、夜も……」

 

 

 ごくり、と喉が鳴る。

 回想時には想像もつかなかった、美少女のやる気な発言に生唾も呑み込まざるを得ないっす……!

 そんな俺の反応に祐斗は、何故か虚を突かれたような顔をしていたが、自分で発したその言葉の意味にようやく気付いたのか慌てたように、

 

 

 「――あ、ち、違う! そんなやる気な発言とかじゃなくって、初めては痛いって言うから身体を休めるような時間を取れるよねっていう意味で!」

 

 

 訂正を掛けたが、それよりも俺はもっと別の言葉に気が向いた。

 

 

 「え、あ、初めて、なんすか」

 「あ、当たり前だよ!? こんなことイッセーくんが相手じゃなきゃシようなんて想像もしてないし!」

 「お、おう……」

 

 

 真っ赤になって言い募るその可愛らしさに加え、俺専用発言とも取れる美少女の宣言に、さっきまでとはまた違った意味合いの動悸が著しい……!

 やべぇ、興奮して来た……!

 お、落ち着け、素数を数えろ、祐斗は男子祐斗は男子祐斗は男子……!

 

 ――しかし、そんな俺の興奮を想定するよりも、祐斗もまた自分の発言の意味を理解したらしく、恥ずかし気に口元をもにょらせ紅顔し俯きながらも更に身体を密着させて、ぼそりと呟いた。

 

 

 「~~~~っ! ………………や、やさしくしてね……?」

 

 

 ――そうだよ、元男とかそんなことは関係ないよね。

 それに密着するおっぱいも気持ちいいし、祐斗自身、練習だって言ってたじゃないか。

 

 いつの間にか到着していたラブホテルの入り口に侵入しつつ、俺は【彼女】を抱き寄せて未だ固まったような声音で応えていた。

 

 

 「よ、よろしくおねがいします……」

 

 

 





~アーシア&ミッテルトの齟齬
 原作で堕天使らがアーシア救出後どうなったのか、をアーシア本人には教えられてないんじゃねぇの?という疑問
 わざわざ云う事では無い、とか誰も彼もが云いそう。というか、自分が助かる為にどれだけの命が失われたのか、を本当に知っていたらアーシア原作であんな笑えてないよね、って言う話
 そんなわけで、ミッテルトの行く末をこのアーシアは知りませんでした、という前提が此処に在ります
 あとアーシアさんの烏丸への評価が酷い。序でに今日の格好が無駄にエロい。例えるならば全盛期の隣人部部長みたいな恰好。髪は纏めて帽子の中です。魔法って凄いね!


~カテレアさんの扱い
 賊軍に下った敗者に人権なんてないです。元々そんなモノ弁えない社会性みたいなので割と今更ですが
 玩具の数々を知らない方の為にキーワードを羅列しました!検索検索ゥ!


~ヴェネラナさんご登場
 ようやく出せてご満悦。某ドクシャ様にまだかまだかと急かされてましたが出したよ!待たせたな!
 無論『そーいうこと』です


~木場君がアップを始めていました
 元々男子なので『男子理想の女子』を自然体で作れる素敵美少女の完成です
 ちなみに現状はお互いに親友レベルの親愛度ですが、それが男女間になると動物的本能で恋愛感情に転換するのがお約束みたいなのが一般的な感性だそうです
 イッセーは何処まで抗えるのか、見モノですね!



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