「『麻帆良学園から来ました烏丸イソラです!』『仲良くしてね!』」 作:おーり
か、勘違いしないでよねっ!アンタたちの為に38話を描いたわけじゃ無いんだからっ!
――1日前、冥界某研究所にて――
昨日、我が弟であるユーグリット・ルキフグスの生存とリゼヴィム・リヴァン・ルシファーとの共謀暗躍が烏丸くんからの報告として挙がった情報を元手に、彼本人から『事態を解決に導くために自分が動くので出来る限りの情報を欲しい』と依頼されて早数日。
リゼヴィムという脅威に値する存在への彼の警戒と嗅覚が鋭いのは実にありがたいことですし、旧魔王派が揃ってテロリストに与していたという事実を鑑みるに、彼らもまた暗躍していれば何かしらの危機の種と成り得るのは予想に容易いことです。
それらを片付けると明言し、其れがまた出来そうだという実力を兼ねた烏丸くんの要求に応えることも吝かではありませんが、……実際、こちらが取れる手段もまた拙いのはどうにかできないものか、と溜め息も洩れます。
……さて、どうしましょうか。
烏丸くんに調査を頼まれたというのに、実際上がって来た情報の拙さに自分たちの陣営の行動力に呆れ返ってしまいます。
とは言っても、烏丸くんが要求して来た情報は『旧ルシファーにルキフグス』という、冥界にとっても触れるに憚られることであるのも事実。
正式な調査機関に依頼するには私事に近しいですし、それを交わすためのこちらからの取引材料も『アレ』である以上はサーゼクスにも公に出来ませんから、この情報捜索にも伸ばせる手は足りないのが現状です。
そんな状態で集まった情報は、先程も言った通り随分と拙い代物。
私個人の過去に連なるモノも羅列しておきましたが、それが『今に』役に立つのかと問われると手不足感は否めません。
……一応は彼個人が『縁を持った』と認識しておられるので彼が自ら前線へと赴いて戴いているようですが、事を明かしてしまえば冥界の事情に巻き込んだ形ですから、彼へ引き渡せる報酬と一切釣り合いがとれていませんね……。
この上で私がまた身を差し出す、と言った処で、果たして納得してくださるでしょうか……。
「――あら、ここに居たのね。グレイフィアさん、ちょっといいかしら?」
「っ? お、奥様? 何故このような場所へ、といいますか、どうやっていらっしゃったのですか……?」
この部屋へと突然顔を出した彼女、ヴェネラナ・グレモリー様の姿に思わず身構えてしまいました。
尚この場所は、表向きは冥界の病院ですが実際は彼の齎した【術式】を解析するために、個人的に用意した研究所に連なります。
元は貴族のお嬢様であるグレモリー家の奥様が、いくらフットワークの軽い方だとしても易々と入って来られる場所ではないのですが……。
「方法は色々とありますけど、そこはやっぱり『どうして?』と尋ねるべきでしょうね。ミリキャスちゃんから、グレイフィアさんは此処のところ休暇を取ると必ず此処へ足を運ぶと聞いていたものだから」
「……? それは、理由になっていないのでは……?」
「あら、理由にはなるわよ。だって此処は【産婦人科】でしょう?」
――あ。
思わぬ盲点に目が点になるのを自覚します。
確かに、自らの恥部を晒すことを前提としているので研究スタッフは女性オンリーで賄わせていますが、それ以上に此処の研究目的は冥界の出生率を上げることです。
術式解析・改良の協力者として、不妊の女性悪魔を雇用していたのが致命的でしたか……。
「やっぱり、サーゼクスとの2人目が出来たって云う事なのかしら? ミリキャスちゃんがお兄ちゃんになるのね?」
「いえ、奥様。そういう話ではありません」
下手に期待を持たせるのも後々大変ですし、今のうちに誤解は解いておかないと。
烏丸くんのことを伏せつつ、大まかな事情を説明すること数分後。
少々気落ちした様子の奥様に、若干心苦しくなりつつも、なんとか誤解を解くことには成功しました。
「――そう……、研究目的だったのね」
「ええ。個人的に出資している案件ですので、冥界の未来こそ案じていますがサーゼクスにはまだ報告していないのです。成果が出ないことには協力を申し出るのも心苦しいですし、元より男性には理解を求め辛いモノですから」
「そうね……、確かに『産むこと』を経験できない男性には、理解し辛いでしょうね」
「彼が動こうとすれば、間違いなく『私情を挟む事だ』などと他の上級悪魔の方々に詰められて、必要のない摩擦を生みかねませんし」
「ああ……」
納得されたのか、奥様は困ったような表情で溜め息を吐きました。
「ごめんなさいね、グレイフィアさん。あの子が力不足なばかりに、貴女に此処まで働かせて……」
「いえ、好きでやっていることですので」
「いいえ。最近こちらへ来ることが多い、とミリキャスちゃんからも聞いているのよ? さっきも悩んでいたでしょう? 他にも請け負っている仕事があるのではないの?」
……どうやら部屋へ入られる前にも様子を覗われていたようです。まだまだ、私も修行が足りませんね。
「いえ、こちらは私事に近いことですので……」
「どちらにしても働き過ぎじゃないの。まったくもう、グレイフィアさん、少しは休むことも覚えないと駄目よ?」
と、奥様は仰られますが、この『私事』を蔑ろにしては冥界の未来が危ういのです。
しかしそれを口にすることも難しいので、私は曖昧に頷いて黙すことに。
それで大概を察していただけたのか、奥様は嘆息と共に手近な椅子へと腰かけました。
……ああ、納得はしておられないのですね。
「それで、どのような仕事があるのかしら? 貴女が暗躍の真似事をするくらいなのだから、サーゼクスにも伝えられない事情があるのでしょうけど……」
「奥様、世には奥様と云えども踏み込むには容易くない領域というモノが在られますので……」
「あら、私に為せない事があると、そう言いたいのかしら?」
自分が片付ける気満々の奥様に、何と言っても無駄だと悟ります。
確かに、グレモリー家では名実共に未だに最強の座に君臨する奥様なれば、魑魅魍魎の跋扈する悪魔社会の裏側すらも解決へ導けるでしょうが……、今回の事はそもそもが烏丸くんに絡む案件ですし。
……下手な魑魅魍魎に関わらせるよりもずっと危うい気がするのは、私だけでしょうか……?
「申し訳ありませんが奥様、この件だけは他に預けるわけには参りません。どうかお控えください」
脳裡に過ぎった一抹の懸念はさておき、実際彼と関わる以上【男女の事】は避けては通れない話です。
それを自らの姑へと寄越すなどという恥知らずな真似までは、流石に私とて出来る筈がありません。
――そう思い頭を下げて口を噤んだというのに、
「――ねえグレイフィアさん、私が何も知らないまま【その話】を指していると、本当に貴女はそう思っているの?」
聴いたことも無い蠱惑的な声音が耳朶へと響き、思わず顔を上げると其処には、
「烏丸くん、っていうのね。私が替わってあげるから、貴女はゆっくりとお休みなさい?」
獣の雌が獲物を狙っているような、そんな貌を覗かせたヴェネラナ奥様が、いつの間にかくすねられていた私の端末を弄びながら優しい声をかけてきていました。
……これが果たしてどのような結果を生むのかは、もう私にはどうしようもない事なのでしょう。
というか奥様? 本当に真面目な話も含められているのですが、奥様の目的は明らかに違いますよね?
▽ ▽ ▽
雲上に乗るかのように肌触りが柔らかなキングサイズのベッドには、真新しいシーツが皺1つ縒らせないほどにピッシリと敷かれていた。
それだけでホテルの品格を充分に語っていた、乱すのも烏滸がましく思わせる降り積もった新雪の原のような其処へと、自然な動作で寝転んだのはヴェネラナ・グレモリーだ。
そんな彼女の恰好は、着ていたキャミソールを胸の下へと摺り下ろされて、スカートも無造作に捲り上がっている。
リアス・グレモリーの母として相応しいくらいの大きさを誇る乳房は、摺り下ろされた衣服の肩口から覗くように顕わとなっており、立ち姿ならば服の上で主張する位置でぷるりと零れるそれは、重力に従って微かに潰れるように小柄な彼女の身体から両側へ食み出す形で雪崩れていた。
それでもまだその柔らかさは失おうとせず、例えるならば焼き立てのメレンゲオムレツのようにふわりとした存在感を、彼女の荒い呼吸と共に震えることで主張する。
その度にビクンビクンと小刻みに揺れるのは、艶やかな桃色を未だ喪わないぷっくらとした先端の乳首からも良く見て取れた。
薄手の、黒レースの下着は太腿の辺りへと摺り落ちていて、その先に在るスカートで隠されるべき恥部は愛液を零している。
薄っすらと生い茂る陰毛に覆われた其処は【盛り】のついた雌の匂いを諸共に溢れさせていて、貞淑であったはずの貴族の妻は男性自身を身体で要求するケダモノへと既に転身を終えている。
頬は紅潮し目元は蕩み、小さく呼吸を刻む唇は蜜を帯びたように甘い言葉で少年を誘った。
「烏丸、くん……、きて、くれる……?」
誘われた少年……と呼ぶには些か薹に立っている彼、烏丸イソラは、そんな彼女の様子が見慣れたものであるかのように今迄の描写を大して視界にも留めず、しかしその間に準備も済ませていたのか、自らの衣服を取っ払っての立ち姿でヴェネラナへと向かい合った。
白い髪に褐色の肌、『鍛えた』というよりは良く引き締まっている、無駄な贅肉など何処にも無い細身の躰。
黒曜のような肢体は腰も細く縊れも覗えて、見る者が見れば何気に垂涎でもある。
ヴェネラナはその一瞥で、一瞬だけごくりと喉を慣らした。
それに気づかない様子の烏丸の、逸物もまた程よく反り立つ。
そこまで把握して、形容された雰囲気を壊さないように、生娘でもない彼女は慌てないようにガッつかないように、自然な動作で自らの秘所を己の指先で小さめに拡げた。
先ほどまで、まるで強姦に遭った女性のような姿でベッドに寝転んでいたというのに、淑女とはとても思えない心内情況であった。
睦言を交わそうとはせずに覆い被さって来た彼を、興奮を隠せない貌でヴェネラナは受け入れる。
己で拡げていた膣穴は子を2人も生み落としたのだが、それでも狭く小さく見えるのは悪魔としての種族故か、はたまた産んだことが十何年も以前の話故か。
ともあれ、見た目通りに狭かった其処へと侵入してくる烏丸のソレに、何よりも敏感に悦んだのは先ずヴェネラナであった。
「ん、ぁ、っはああぁん……っ」
叫ぶ程では無いが、膣壁を摺り摺りと愛液を絡ませつつ
まるで処女の頃に味わった『ハジメテ』のような快感が、ヴェネラナの膣から子宮へそして背筋へ脳へと電流のように走る。
自身の肉襞を押し広げる感触に疼いていた子宮は応えるように震えたことも自覚し、閉経に至ったのではないかとまで匂わせ始めていた己の不安をも完全に払拭していた。
同時に、烏丸もまた、その膣の狭さに顔を顰めた。
ぎゅぎゅうっと攻めつけるように絞る穴が奥へ奥へと咥え込み、
中程まで挿入ってゆく頃には、くぅ、と苦悶の声が知れず喉から洩れる。
当然、互いの吐息が届くほどに近かったヴェネラナにも、それは届いた。
自分で気持ち良くなってもらっていると気づいた快感と雌の悦びがその一瞬で迸り、ヴェネラナを更に若かった頃へと思い出させる。
脚を緩く拡げ、腕を彼へと伸ばし、ヴェネラナは優しく微笑んだ。
「烏丸くん、イイのよ、好きにシても……」
「……っ」
――マッチポンプである。
頬を優しく撫でられたことで、神経を逆撫でされたような快感を背筋へと走らせた烏丸は、初めて性体験をする子供みたいに己の欲望をヴェネラナへと吐き出してしまっていた。
さて、此処で思い出してほしい。
烏丸には『自害せよ精子共』と、どこぞの外道な神父のように命じられる術式が備わっている。
それは避妊にも繋がり、同じように便利な魔法の云々で性病をも封じられるために、烏丸自身は避妊具というモノを必要としていない。
元より、苦学生であった彼はそちらを購入しておくという思考そのものが備わっておらず、むしろこっちの術式を使えば安く片付けられるという事実に寄り添って、チ●コにマジカルな伏線を孕ませて毎回事へと及ぶ。
それは、卵子への着床率を大幅に引き下げる代わりに、伝わる者へ多量に快感を味合わせる性質の悪い【麻薬】のような効果を副作用として備えていた。
――デフォルトで。
「――っぁ、ぁぁぁあああああああああああああああああああッッッ!!!!??」
中程から迸った白濁液は普通とはその性質が全く違う代物で、激しい熱と快楽を伴って鉄砲水のようにビュクビュクとヴェネラナの膣内を疾駆する。
それはまるで劇薬に浸されたかのような衝撃を彼女へと与え、受け止めるつもりだった淑女は初めて絶頂を味わったような快感に悲鳴を上げて仰け反った。
そして烏丸もまた初めてでは無く、中途半端な位置で自分が良くなることを元来良しとしないのは本能的なモノなのか、ヴェネラナを抱くように、彼女の最初の要求に応えるように身体を密着させていた。
そのお蔭でヴェネラナの反動は依り深く、逃げ場も無く、伸ばした腕で抱き返す余裕も無く、密着したことで更に深く抉るような挿入に放射のコンボは繋がり――欲望の吐露の途中からは、子宮へ直接その快感は迸ることになる。
「ーーーーーッ! ーーーーーーッッ!! ーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!?」
声にもならない悲鳴。
最早悦びとか言ってられないくらいの衝撃に、ヴェネラナの身体は烏丸の下で跳ねるようにのた打ち回る。
それを抑えるように抱き締め続ける烏丸にもまた余裕は無く、彼女の必死の叫びは音にもなっていないので、暫く伸ばした腕がもがく様に宙へと痙攣をしていたのだが、――それも次第に収まっていた。
当然、収まっていたのは烏丸の射精も同時であり、烏丸が呼吸を落ち着かせる頃には――、
……焼けるような快感に子宮も脳も犯され捲くって、廃人一歩手前で白目を剥いたヴェネラナが、其処に居た。
▽ ▽ ▽
あっ、あっ、これ凄いっ、ずっとご無沙汰だった『あの人』のよりずっとおっきいっ。
かたくて、ふとくて、子宮の入り口までぐりぐりしてるっ。
だめっ、タマゴ降りてきちゃうっ、こどもつくりたいって、おなかがさけんじゃってるぅっ。
リアスの眷属の小猫ちゃんと同じくらい、って聞いていたのに、グレイフィアさんに代わって会いに来た子は凄い【イイ子】だった。
私の見た目はリアスより若く見えている筈なのに、大人の女性をエスコートするような態度を初見で選択した配慮も良いけれど、何より良かったのは身体の相性。
若い子、というだけで初めから食べる気でグレイフィアさんにも話を持ちかけたのに、繋がって十数分でもう手放したくなくなってしまっていた。
これはグレイフィアさんが私へ廻したがらないのも頷ける。
私の身体は魔力で見た目を調節していると思われがちだけど、実はそこまで便利な身体を得ているわけではない。
歳を負った悪魔は見た目を弄れる、と多くの人は誤解しているけれど、それならばずっと若々しい外見を選ぶ上級悪魔がもっとたくさんいて当たり前。
今の悪魔社会の上役らは、大概が老人の見た目を擁していて不満しかなかった。
威厳がどうのと口にする前に、社会の発展を促すのはいつだって若い力であることを把握しているのだろうから、自らが率先して若くなり働けばずっとより良くなるはずなのに。
正確には、本人の心の持ちように応じて魔力が変質し、肉体の若々しさを保とうとする性質を備えているらしい。
私程度ならこの年代を維持できているけれど、もっと深く生きた悪魔なんかは精神が若くとも老けて見える方もいるので、それなりに老化する肉体であることは間違いが無いのだろうけれど。
私はよくリアスの姉か妹かと間違われる。
そうなるのもこの情欲を持て余している所為でもある。
何せ、あの人は私がリアスを産んでからすっかり老けてしまった。
私がいくら誘っても、娘が出来た時点でその先を求めなくなってしまった。
息子が魔王になったことも相俟っているのかもしれないけど、その割には貴族社会にリアスを放り込もうと下手な親心を勝手に配慮している始末。
それだから碌でもない見合い相手を見つけてしまう。
あの時は本当に呆れた。
娘の生き様を男親が定めようとしても上手く行くはずがないのは、私と結婚した時点で充分理解できたと思っていたのに。
そう言い切れるくらいに、私もまた他人より『お転婆』と揶揄されたモノである。
そんな若さもまた失うことはなく、むしろ結婚してからも肉体年齢相応に男性を求めているのに、あの人は貴族としての立場を重視してばかりで……。
私の事を本当に理解しているのか、まったくもって怪しいモノだった。
グレイフィアさんは彼との逢瀬を恥じている様子だけど、悪魔とは本来己の欲望に忠実なモノだ。
情欲に身を任せてこうして抱かれることをずっと欲している筈なのに、それを敢えて遠ざけようなどとまだまだ未熟。
その上で彼を利用し悪魔社会に生かすのだ、と理由を用意して繋がりを保とうとしている。
この子を落としたいというのなら、先ずは自らが堕ちなくては。
この姑の手管をよく見ておくと云いわ、グレイフィアさん♪
▽ ▽ ▽
身長は明らかに俺よりも低く、下手をすればグレモリー先輩より年下に見える美少女。
無意識に先輩を比較してしまったが、髪色こそ違えど見た目が似ている所為でもあった。
だが、その態度というか雰囲気は、俺たちのような高校生よりもずっと大人びたモノで。
だからこそ大学生くらいかなぁ、と連想してしまった俺は、とりあえず『おねーさん』とエスコートする形で連れ立った。
ヴェネラナと名乗った彼女を連れて、グレイフィアさんの名義で予約してあった妙にお高いホテルの一室は貸し切り。
汗を流す時間すら惜しいのか風呂にも目を向けず、入室早々に俺を誘うヴェネラナさんのキャミソールを後ろから抱くような形で取り外せば、着ている形でも良く分かっていた豊満な乳房が大きく顕わとなって主張した。
衣服を剥ぎ取ったその手を取られ、誘われるままに顕わとなった柔肌を包ませるように触れさせる。
その手つきは完全に雄を誘うケダモノで、だがそれにもまた抵抗感も抱いてない俺は、触れさせられた乳房を抱くように揉みしだいた。
それからはまあ、互いに初めてでもないことが良く覗えたので、流れるように下着を摺り下ろしたり、入り口を指で宥めたりと愛撫を繰り返し、ベッドの上へ。
だが余りにも良い名器のお蔭で、少々恥ずかしい姿を晒してしまった。
尤も、それはお互いにだが。
失神したヴェネラナを介抱してしばらくすれば復活したが、何処か呆然とした様子で俺を見上げていたのが普通に可愛かった。
その介抱の合間にも思っていたのだが、彼女は要するに元々男好きなのだろう。
実に悪魔らしいその素質を紛糾する気は俺には無く、だからこそグレイフィアさんの代わりに来た、というのも頷ける。
そんな彼女はオチていたにも関わらず、起きて直ぐに俺の息子へと手を伸ばしてきた。
行動は完全に痴女なのだが、仕草がそれでも淑女然としたものを喪わせない雰囲気であり、高級なソープ嬢を彷彿とさせたのが結構そそられる。
いや、行ったことないから知らないけど。
そんなスキモノ彼女の感度が高いのは嬉しいし、純粋に男好きであるからヤればヤるほど悦んで応えてくれる。
全身が柔らかくて抱き心地が良くて、更に云わずとも要求したい体位でも自分から幾らでも傅いてくれるのだから不満なんてない。
そんなヴェネラナが上になり、反った俺の【自身】を決して不快にさせない位置でギシギシと、大きな乳房を揺すって跳ねている頃になって、嬌声と共にこんな声を漏らしていた。
「あっ、あっ、これ凄いっ、ずっとご無沙汰だった『あの人』のよりずっとおっきいっ!
かたくて、ふとくて、子宮の入り口までぐりぐりしてるっ!
だめっ、タマゴ降りてきちゃうっ、こどもつくりたいって、おなかがさけんじゃってるぅっ!」
……ふむ、ちょっと推察してみようか。
【ご無沙汰】【あの人】と云うキーワードから、既に『お相手』がいる状態で長らくセックスレス。
というか、そうすると普通に考えれば、ヴェネラナってひょっとして人妻?
そっかー、人妻かー。
てことは、グレモリー先輩に似ているってことは、あの人のお母さんってことか。
グレイフィアさんからしたら姑だろうし、その繋がりでやって来たと。納得したわ。
ま た 人 妻 か よ 。
安心して発散できるセ●レを得られたと思ったらまた地雷って、何なの? 悪魔ってこんな奴しかいないの?
グレイフィアさんと比べるとヴェネラナさんの男好きっぷりのお蔭で罪悪感は随分薄いけど、事後にてやっちまった感はそうそう亡くなりはしない。
つーか、俺わざと選出してるわけじゃないっすからね?
お相手が多種多様だと嬉しいのは男の本能だからね?
己から寝取りに推進するほど自棄な人生選ぶって、普通に破滅主義じゃねーかフザケンナ。
彼女の嬌声に及び腰になってしまったことを態度で察したのか、弾ませていた腰つきを控え目に、ヴェネラナさんは穏やかな声音で身を捩る。
目線を合わせて、渇望するような口調で俺の手を取っていた。
「……んっ、烏丸くん? もっとシテ……?」
圧し掛かりぶるんぶるんと躍動していた自分の胸を抑えさせるようにマッサージ(意味深)を交わしつつ、なんだか自分に嵌って居そうな雰囲気を醸す彼女(人妻)を見上げ乍ら、内心でめっさ引き攣るオレガイタ。
これ、やっぱ俺が悪いのかなァ(自問)……?
※此れまでにも何度かありましたが一部地の文が交じる表現があり、まるで小説家を自負しているみたいな差し出がましい真似をしてしまったことをお詫びします。以下、言い訳です
・書き終わって早々なんですが、前哨戦で文章構成が打ち止めになった感が否めませんね
でも二次創作としての領分を越えることがあっては原作に申し訳が無いので仕方ないですよね
・原作の【年を得た悪魔】の設定を自分に納得のゆく形で解析し改造しました。むしろ調整と言っても過言では無いくらいです
ヴェネラナさんの性格や設定なんかは残念ながら手元に登場巻の原作が無いのでWiki頼りですが、このスレッドでは官能小説の真似事を手掛けている以上妥当な調整であったのではないかなぁ、とドヤ顔
なんだか何処かのオセアニアの大淫婦な魔王様に似通ってしまった感じですけど、リアスさんの上位互換なんだから此れくらいは、ねぇ?