※この作品はR-18です。

「『麻帆良学園から来ました烏丸イソラです!』『仲良くしてね!』」   作:おーり

45 / 67
連続エロ回の45話目
大丈夫、前回シーンが少なかったから!
逆にエロくないから大丈夫じゃねえんじゃねえのかという意見もあるけどry



☆「考えて見れば遠慮なんてする必要なかった」

 

 

 「なんか呼ばれたので、いっかい帰ることになりました」

 

 

 朝食の席で、アーシアが言い出したそんな言葉に一同の時間がやや止まる。

 そうか。

 騒動が無いことは嫌では無いが、静かならば静かで微妙に疑わしい矢荷成荘。様子見も兼ねて、俺も一回帰宅した方が良いかもしれん。

 

 

 「……え、大丈夫なの、アーシアちゃん?」

 「まあ、ひとまずは。お父様やお母様にお願いされてしまいましたし、戻らざるを得ないのが本当の処なのですが」

 

 

 ロッテの疑問に苦笑染みた微笑みで返すアーシア。

 実際の処、兵藤先輩にどうこうされた辛さから逃げた、というより、この娘『犯人の親御さん』と同居することに当っての居辛さから逃れて来た、っていうのが真相だからなぁ。

 内情把握何ぞ容易い。そうでなけりゃバニーに扮してご奉仕とかせんだろうよ。

 

 バニー三昧の休日から明けて二日目の事。

 グレモリー側でも話が着いたのか、直接教会に足を運ぶわけにもいかなかったであろうご本人らの姿は無くも、使い魔かと思われる蝙蝠が運んできた手紙で招集令を降されたようである。

 わざわざ夏の日中に蝙蝠飛ばさずとも、単純に電報でも打てば良いのではと思うのは俺だけだろうか。

 

 

 「イッセーさんのご両親にはリアス部長が魔術で話をつけたそうです、でイッセーさんですが、……なにか、こう、暫くはエッチなことを考えられないような被害?を受けているらしく、大丈夫だとか」

 「ナニがあったのよ」

 「わかりません。部長からの手紙にも、『股間を抑えて死にそうな顔になっている』としか。お医者様に見せるそうなので、本当に未知の事態が起こったみたいです」

 

 

 後から知ったが、未熟な状態で【倍加】とかの神器使用を変なところに行使したらしく、その反動で強化した箇所が激痛と収縮と熱とかを伴ってのたうち回っていたらしい。

 一体何処に使用したんですかねぇ……。

 

 要領を得ないアーシアの返答に同じく小首を捻っているミッテルトだが、こんな平然とした様子のロリ系ギャルが一昨日にはバニーで添い寝までしていたのだから、世の中何が起こるかわかったモノでは無いことは確かである。

 尚、ごわごわして寝難かったらしく、夜中の内に寝惚けて脱ぎ散らかされたバニースーツは計3着。

 全裸少女3名に重ねられて眠ることは我が家の簡易ベッドには荷が重すぎたのか、昨日拉げてご臨終となり遊ばれた。500キロまで大丈夫とかって話だったのに、アウトレットはホント信用ならない(偏見。

 

 

 「とりあえず、ご両親に顔を出してあちらの懸念を解消してこようかと。流石にイッセーさんを勘当させたままというのも、ちょっと心苦しいですし」

 「常識的に考えりゃそうされても仕方ない事やらかしたんだし、ほっときゃいいのよアーシアは」

 「いえ、ご家族が一緒に暮らせないのは、やっぱり寂しいですよ」

 

 

 ミッテルトの言葉にそう返すアーシア。

 こうしていると普通にイイ子なのに、なんで夜はああなんだろうか。

 

 

 「なので、そらくんともこれからも一緒に暮らしたいので、ちゃんとお話してきます。やっぱり家族は一緒が一番ですよね」

 「え、それ俺にも適用されるの?」

 

 

 思わず口にしていたら、ミッテルトに屑を見るような目で見下された。俺の内心も察せられているらしい。

 他の奴は半笑いだが、呆れていると言っても過言では無いかもしれない。

 

 

 「烏丸、アンタもうほんと責任とんなさいよ」

 「金は払ったけど」

 「そうじゃなくて。つーか、ここまでアーシアに好かれててナニが嫌だっての? アタシが云うのもなんだけど、こんなイイ子そうそう居ないわよ?」

 「嫌とかそういう問題じゃなくて、俺根本的にしばらくしたら元の所に帰るしなぁ……」

 「その時はついていきますから大丈夫ですよ」

 

 

 えー……、と口を挟んでくる科白に覇気のない声が思わず漏れる。

 拒否られてもぐいぐい来るアーシアにさらりと亭主関白宣言に似た何かを明言されてしまうのだが、やはり辟易とした気分は晴れそうにもない。

 駒王町以外の土地程度の認識かもしれんが、ぶっちゃけ異世界までついてこれるのかこの娘?という点もさることながら、地元に嫁さんがいる俺にとっては危ういことこの上ない未来予測に本気ダッシュを取らざるを得なくなりそう。

 ……マジでついてこられたら俺の死しか覗えない。特に嫁さんからの目で俺のこころがしぬ。まああの人はそうなるのも仕方ないとは思うけれどさぁ。

 逆に愛人状態の皆様に知られたら包囲網が完成する。今でも充分過剰なのに、これ以上取り囲まれればどんな絶倫でも枯れるんじゃないかと。もう2・3人削れても良いんじゃないかなぁ。

 ……つーかあれ? アーシアに俺、嫁さんいること言ってなかったっけ……?

 

 

 「とりあえず、アーシア。兵藤先輩が疲労だか病気だかで弱ってるって話なんだから、更に気を削るような事を告げるのは止めてやれよ。襲うくらい好かれてるんだし、そんな弱ってるところで衝撃の告白されたら、それこそ今後そこの家族にお世話になれなくなるだろ」

 「アーシアが兵藤家に寄生してるみたいな言い方止めなさいよアンタ」

 

 

 ん? いや、其処のご家族がアーシアの事を実の娘みたいに可愛がってるって聞いたから、嫁入りまでは面倒見せて貰うのが孝行になるんじゃないかな、って思ったんだけど。

 云い方悪かったかな。家族の問題に関してはどうにも予測が正しく立たん。真っ当な付き合いとは無縁だったからなぁ。

 ところで、アーシアの元のご両親って今どこで何してんだろうな。

 

 

 

 ▽ ▽ ▽

 

 

 

 結局、割と重要そうな問題は先送りとなり、久方振りの帰宅で悲しみが止まらない。

 帰ってみたら人気が在らず、主要メンバーが大家さんのご実家に揃って旅行に出た後だと、居残りの長老に話を伺った。盆休みか何かだろうか。

 抱いていた懸念は不発に終わって晴れやかになっても良いはずなのに、いざ立てた予測が外れるとチョイと寂しい気持ちになる。

 ノスタルジックな感傷を抱きつつも、その脚で新しいベッドでも見つけようかと出直そうとしたところで、姫島先輩に出くわした。

 

 その脚で現在ラブホである。

 どうしてそうなった。

 

 

 「似合うかしら……?」

 「似合わないことは無いと思いますけど……」

 

 

 果たしてお似合いですよ、と言って良いものか。

 現在、姫島先輩の恰好は、青いラメのビニール生地でセパレートな上下のミニスカート。スカートから覗く太腿は白く眩しく、小さ目のネクタイを大きく開いた胸襟で寄せられている谷間で挟み、申し訳程度に頭の上には帽子を乗せている。

 所謂、ミニスカポリス、と言って過言では無い恰好であった。

 

 

 「罪状、烏丸くんはアーシアちゃんと付き合っているにも拘らず、リアスにも手を出したことにより【二股】が適用されることになります。逮捕しちゃいますわよ?」

 「罪状適当過ぎぃ……」

 

 

 本当はそれどころじゃないのだけど。軽く見積もっても8股くらいになるんですけど。

 そうか、この人の中ではまだその辺りなのか。

 ……塔城については把握してないのか?

 

 指で拳銃を作り、撃つような仕草をウィンクして見せる姫島先輩。

 意外とノリノリな先輩に、職業貴賤の観点とかちょいと浮かびかけた白ける話題を振ることは無く、それでも聞かなくちゃいけない事を問わなくてはならない。

 

 

 「で、今日は何なんすか? こんなところまで連れ込んで」

 

 

 さてはエロイことをする気ね! 少女漫画みたいに!

 髪の毛に芋けんぴついてるざます、とかやられて一日で本能寺が立っちゃうのかしら。

 

 

 「ですから言った通り、逮捕しちゃいますわ。リアスにも手を出されているのですし、私もいい加減に待ってるだけではいられなくなってきましたの」

 

 

 そう言ってミニスカを捲り上げる先輩。

 着替えのシーンを覗いていないので今知ったのだが、つるり、とした彼女のパイ●ンがやや間抜けに覗えてしまった。

 ……いや、本気なのは判ったけど、なんでそこで無毛なのを自信満々に晒せるわけですか……?

 

 

 

 ▽ ▽ ▽

 

 

 

 冥界産の毛根から死滅させるなどと云う謳い文句の除毛液を使用したらしく、剃ると顕わとなりそうなぶつぶつの鳥肌も覗わせない滑らかな素股が俺の肉棒の上へと跨っている。

 毛の無いことを忌避する人が日本人には割と多いらしいが、衛生面の観点からも個人的に悪い事とは思ってはいない。が、そこを好ましいと思う日本人は、特に幼女嗜好の気を疑われるらしい。甚だ遺憾である。

 さておき。そんな仕様へ変貌を遂げた彼女が、こちらからはチラチラとしか覗えないようにスカートを穿いたままとはいえ、痴女を彷彿とさせるような恰好で腰を上下するのである。

 これは何かありましたねぇ……。

 

 先輩の名誉の為に言っておくが、この人は恰好がアレだったり上司がアレだったり性癖に種族的トラウマを匂わせてアレな形に歪ませていたりと色々アレだが、基本的なところでは男女間の倫理をそれなりに備えたお人である。

 だからこそ、其処へ一歩踏み出すことで起こるであろう事実予測に破滅願望的な被虐趣味が垣間見えてしまい、グレモリー眷属に必須で常備されているのかと疑わしくもある【残念さ】が浮き彫りになるのだ。

 悪い人では無いんだよ、悪い人では。でもそれさえなけりゃとっくの昔に普通にそこらの男子と付き合って、清い交際を作っていても可笑しくないと思うのに。実に残念な方々だ。

 そんな彼女がこうして俺を誘う様な恰好、実際本番が始まるカウントダウンも振り切った状況、に踏み切っているのには、やはり理由があるのだとは思う。

 あれかね、グレイフィアさん辺りに急かされてるのかね。

 俺の子を、というより、『悪魔を孕ませられる術式』を確保するために彼女に下された命令なのだろうが、実際の処グレイフィアさんが其処まであからさまに俺の事を話しているとは思えない。

 その辺りの事情を語るとすれば、芋づる式に情事にまで明かす必要も出てくるだろうし、冥界のトップの恥部になりそうな事情を『いち眷属悪魔』にまで語っているようなポカを、あの人が遣らかすとは思えないのだ。

 

 ……まあ、実際其処まで細かく考える必要は正直俺にはあんまり無いんだけど。

 上着は脱ぎ捨てられ、姫島先輩の豊満な乳房を隠すモノは一切無く、申し訳程度に首に掛けた短めのネクタイが両側に聳える山のようなそれに挟まれてその身を隠すのみである。役処が実質逆だ。

 グレイフィアさん、ヴェネラナさん、グレモリー先輩と『大盛りの方々』のをこれまで拝見させてもらったが、【若さ】と比例すると姫島先輩の『それ』は断トツ足り得る。

 大きさがメーター越えであることもさることながら、形の良さと張り、柔らかさに美麗さと、同じく若いグレモリー先輩のモノにも引けを取らない。

 彼女が腰を上下させるたびに、僅かな振動だというのにたぷったぷっと、皿に盛り立てのプリンのように小さく弾むのである。

 そう動くことが恥ずかしいのか、はたまた激しく動かれることが自重による痛みを伴ってしまうのか、むしろ前者的な理由を匂わせるような表情で、動くたびに身じろいで苦悶を漏らす。

 こんな状況で『お預け』、と自粛できるほど枯れてるつもりはねえっす。

 「……っ、ぁ」

 自負するわけではないが、馬にも後れぬ逸物は長さだけでも7寸強。

 無理に貫けば胎を潰して子宮口までをもこじ開け得る。それも想像に難くなかったのだろう、反り上がっている俺の息子を凝視して、素股から一歩を踏み出せそうにない姫島先輩が其処に……、……あ、これ違うな。期待した目で凝視してるわ。――この変態(ドM)め……っ。

 清楚とは何の話だったのか。

 そんなことを思いもしたが、抑えつけていても鎌首を擡げる大蛇の如く、悪徳と淫蕩の象徴とも替えられる馬並みの極太を、白魚のような指先が恐々と撫でつける仕草は、やはり何処か経験の無さを覗わせる。

 一応彼女が云うには彼女も初物なので、そうして清いモノを穢しているような行動を熾させることに新雪を踏み荒らすような踏破に似た性的興奮も連想してしまうのだが、やはり此処に至るまでに『摘まんだ』事実が尾を引いているのだろう。

 ぶっちゃけ、姫島先輩をこれから犯すという事実には、罪悪感なんて微塵も無かった。

 今でこそあれだが、アーシアと初めて事を起こそうって時には、一応の申し訳なさだって持ってたのよ本当よ?

 「で、どうしたいんです? 俺は抵抗しないから、好きにやって良いですよ」

 「……くっ」

 『殺せ!』とか『72言ってんだ』とか、明後日の方へ思考が逸れるのは俺だけなのだろう。

 口では俺に強いられている風を装っていますけど、肉棒へ添えられた手は離すことは無いご様子。

 自ら腰を浮かせて秘所に宛がい、鈴口とをぴたりと密着させていた。

 「し、仕方ないですわよね、これは上から命じられたことですもの、リアスにもアーシアちゃんにも、決して裏切る行為ではないのですわ」

 「そうですねー。仕方ないですねー」

 「……余裕ぶってるのも今のうちですわよ」

 はいはい、そういうのいいっすから。

 ジト目を向けているつもりかもしれないが、俺と見合ったその目線はこれからの破瓜を待ち望んでいることがよく覗えるくらい口元を特ににまにまとさせて、嗤うことを抑えつけているようにしか見えなかった。

 「ん、く……っ、ふ……っ」

 そうして腰を落とし、ゆっくりと肉襞を分け入って往く。

 予め準備は既に終えていたのか、秘所は粘つく滴で濡れていた。

 それでも、今迄無理に開かれることの無かった膣穴は、剛穀なケダモノに易々と初めての挿入を赦すことをしない。

 それは彼女の性癖とはまた違う、命としての本能なのだろう。痛みを自ら受け入れようとする馬鹿は、思考を備えた生き物にしか成り得ない。

 息遣いも荒くなり、それ以上進ませればもう戻れない、と身体が悲鳴を上げていることを動悸が全力で知らせている。

 しかし、

 「ーーっ、ふっ、……ふっ、ん……ぁはっ♪」

 膜に触れたところで、姫島朱乃は喜色に満ちた貌を晒し、

 「~~~~~~~っっっ!!!」

 ――そのままひと息に腰を落として、ブチブチブチィ! と伝導する肉を割く衝撃に、白目を剥かんばかりの顔つきで悦んだ。

 その実況をするならば、それまで震えていただけの双丘が勢いと同時にフリーフォールを果たし、ぶるぅんという擬音が覗えそうな激しさで歪に弾み、腰を落とした後もたゆったゆっと跳ねていた。ほとんど無重力おっぱい。――悪魔ってすっげぇな!

 「~~~っ、~~~っ、ぁ……っふぅ……っ」

 痛みが快感に変わる被虐趣味の真骨頂なのか、アヘ顔になるにもう僅か、と云わんばかりの目の剥き具合。

 悲鳴を上げないように、ではなく、快感の声を早々に上げないようにという、ある種の抵抗にも思われ。

 ……もう隠す必要も無いんじゃないかなぁ……。

 「……動いてあげましょうか?」

 「ーーっ、い、いいえ、大丈夫ですわ、烏丸くんの手は、煩わせませんもの」

 先輩のやりたいようにさせていたわけだが、正直この人何をどこまで進めたいのかがちょっと良く分からない。

 俺を下に置きたいのか、それとも本能に身を任せて苛めて欲しいのか。

 年上としてのリードでも見せつけたいのかと初めは思ったが、単に妊娠したいだけなら先輩自身が何かする必要ってあんまりないんだよなぁ。

 ……ひょっとして、自分でもやりたいことが整理ついてないんじゃないのか……?

 

 

 

 ▽ ▽ ▽

 

 

 

 「……これは、もう絶望的かもしれませんねぇ」

 「そ、そんな……っ!?」

 

 

 四つん這い且つ尻を突き出した形で、冥界から来た医者に局部と肛門を晒すイッセー。

 玉袋と竿が萎びた芋茎か干し柿かのように縮んでいるそれを暫く触診した後に、スカーフェイスの彼はしみじみと云った。

 同席した祐斗はその答えに絶句するも、今も尚痛みと熱とで苦しんでいるイッセーには受け応える気力が無い。

 現に、触診の為に医療用手袋着用のそれで揉まれるたびに、ひぎぃんほぉなどという気色の悪い悲鳴を上げていただけで、男性にされている事実に抗議の1つも上げることが出来なかった。

 

 

 「なんとか、なんとか助けて貰えないのですか!? イッセーくんのイッセーくんを、もう一度元気に……っ!」

 「へ、へへ、絶望的か……っ」

 「! イッセーくん! 気が付いたの!?」

 「傍で騒がれてちゃ、おちおち寝ても居られねぇぜ……っ」

 

 

 四つん這いの姿勢のままで、声音にだけは力の籠った少年がケツを振る。

 起き上がろうとしているのかもしれないが、正直居た堪れなかった。

 

 

 「センセイ、本当に無理なのか……っ、おれの息子は、もう立てないのか……っ!?」

 「ああ、勘違いしないでください。熱が引けばこの異常な収縮も治まるかと。何らかの術式の反動なのでしょうが、それが収まれば勃起だってすぐに」

 「そ、それじゃあナニが……っ」

 「ただ、一般にも知れていることなのですが、睾丸は正常な精子を作る過程の冷却の為に体外にある内臓です。それが此処まで熱を帯びているとなると、この先子種を作ることが出来るかどうか……」

 

 

 そんな……、と絶望的な答えに声に力も入らない祐斗。

 そこまで同性に想われるとは、良い友人を持った少年だ、とスカーフェイスの医者は内心で良いモノを見たような目で彼らを眺めた。

 それは、羨望にも似た眼差しであったかもしれない。

 

 

 「なんだ、だったら平気じゃねえか……」

 「っ、イッセーくん!? この先子供を作れないって云われてるんだよ!? 何が平気だっていうんだ!?」

 「立つことが出来るなら、負けじゃねぇ……っ!」

 

 

 ぐいーんっ、と膝立ちだった少年が両の脚を真っ直ぐに立ち上がった。

 顔はベッドへ埋めたままなので姿勢的には前屈だ。芋茎みたいな竿がへにょんと揺れる。

 

 

 「熱い魂(性欲)が消えたって言われたわけじゃねえ……っ! 俺の心に燃える情熱が、デカい浪漫(おっぱい)を求める意思があるのなら、俺は何度だって()ち上がれるんだ……っ! それは、決して無意味な戦い(勃起)じゃねぇんだよぉ……っ!!」

 「イッセーくん……っ」

 

 

 なんて熱い心を持った少年なのだろう。

 医者は彼に充てられたのか、忘れかけていた熱いモノへの何かを、この胸にもう一度滾らせられたような錯覚を覚える。

 そんな彼を救ってやれなくて、何が医者だというのか。

 

 

 「……、一つだけ、完全回復への手段があるかもしれません」

 「っ! そ、それはなんですか!? 教えてください、センセイッ!」

 

 

 医者の言葉に掴みかからんばかりに詰め寄るのは付き添っていた少年の方で、患者の彼は医者の言葉をじっと待つ。

 ただの眷属悪魔に教えるには酷く伝手の少ない手段であるから、医者は初め手段として検討していなかった。

 だが、こうして落ち着いているのならば、例え教えても下手に動くようなことにはならない筈だ。

 そう判断し、一つ一つ、必要な手順を指折り伝えようとする。

 

 

 「まず、キャッシュで30,000,000(三千万)。紹介料と購入料として、これが確実に必要になってくる。それをキミに払えるか?」

 「っ」

 「……払います」

 

 

 佑斗は息を呑んだが、イッセーは静かに応えた。

 誰よりも回復を望んでいるのは、間違いなく本人だということを、此処に来てようやく彼はハッキリと口にしたのだ。

 医療行為には、此れが本当に必要なことなのだと、患者自身が先ず望む事こそが必須となる。

 そして、本当に回復することを望むために明確な代償を払えるのか、という事実確認。

 それで終わるわけでは無い、全ては此処からなのだ。

 医者が医者として働くためにも、患者の望みを強く明確に指標として据えなくては、何もかもが始まらない。

 

 

 「どうやってでも払います、何年かかっても払います、だから、俺に、立ち上がる為の力をくれ……っ!」

 「……その言葉が聞きたかった」

 

 

 医者は手を差し伸べる。

 先に口にした『強がり』だけじゃない、本当に『未来』を望んだ声に応えなくて、医者としていられるわけがない。

 その手を掴――めないイッセーは、とりあえず自身のオイナリサンを差し出して握手に応えた。

 此処に、契約は成立した。

 

 

 「では行こうか。――フェニックス家へ」

 

 

 

 ▽ ▽ ▽

 

 

 

 「ひっ、はっ、あっ、んぁっ、ぁひぃっ、んひぃぃっ!」

 跨ってばるんばるんと揺れていた乳房は簡易な下克上に伴って、既に俺の下で上下に揺すられている。

 上になっていた筈の姫島先輩を組み敷いて、腰に絡みついて離さない脚の間に自身を押し入り、俺が動くたびに彼女は悦楽の声を幾度と上げる。

 その貌は苦悶とはまた違う快楽に歪み、その手は犬みたいな降伏を顕わとするかのように彼女の顔の横に諸手共に軽く握った形で甲が地を向いていた。

 その身体が揺すれるたびに、メーター越えのJカップという自己申告魔乳が、搗き立ての餅みたいにたわわに震える。

 それすらも気持ちイイのだと云わんばかりに、姫島朱乃は一切の拒絶の行動を取ろうとしなかった。

 「はっ、ぁっ、ああっ、からすまっ、くぅんんっ、もっとぉ、もっとはげしくぅっ!」

 しっかりと目を合わせて笑いながら紅潮として嬉しそうに、もっともっとと欲しがるそれは、とても初体験とは思えないほどに淫蕩に耽っている。

 しかしてそれは、もっと痛くして欲しいのか、はたまた今の此れが気持ちイイからシテ欲しいのか。

 それを判別する指標は残念ながら無い。

 それでも俺が動くことを止めないのは、偏に彼女の身体が魅力的なことに他ならなかった。

 「んひぃっ、んぉっ、あぁーっあっあっあっ!」

 卑猥な声を上げ乍ら、俺の動きに連動して無防備に晒された乳房がたぷんたぷんと激しく揺れる。

 その動きは激しくて、正直かなり痛いのではと覗えるのだが、それでも彼女は恍惚とした笑みを浮かべることを止めやしない。

 やはり痛みを快感へ変換する何某かの回路でも脳内に形成しているのだろうか。本音を言ってしまえば変態だろうが、美女と云うのは例え変質的な性癖でも大抵の男性に受け入れられるのだから得なモノである。

 こんなに変態だというのに、女性としての肉体の魅力は留まることを知らない。

 膣は初物らしくきゅうきゅうに締め付けて、でこぼこの内襞が反り立った亀頭と擦り合い、神経を擽る様な快感を直に教えてくれる。

 掴む腰は程よく締まり、視覚ですっきりと見せながらも、すべすべの肌と肉付きの良さが相俟った太腿が、擦りつける腰付きを更に誘惑する。

 そして何度も云うようであるが、爆乳を越える魔乳と呼ぶレベルのたわわな乳房だ。

 張りと柔らかさの両立に加え、豊満な乳肉に埋もれないピンと勃った桃色の乳首が、好きにして欲しいとプルプル震えながら主張する。

 別に巨乳フェチというわけでも無いのだが、思わずしゃぶりつきたくなるそれは悪魔らしく蠱惑的な母性の誘惑だ。実際何度か味見させてもらった。

 「はひぃぃっ、もっとすってぇ、みるくでるまでぇ、ちゅぱちゅぱしてぇぇ」

 幾度目かの授乳に、姫島先輩が歓びの声を上げる。

 つまり、そういうことが出来るようになるまで、今回は止めないで欲しいという要求なのだ。

 嬉しそうに身体を捩りながら、両の手は一切の行動を取ろうとしない。

 未だに顔の横へ、諸手を上げる招き猫のような姿勢のまま、姫島朱乃はその身を全て晒していた。

 

 

 

 ▽ ▽ ▽

 

 

 

 結局私は、私自身の事が一番判っていなかったのでしょうね。

 頭の片隅では悦んではいけないと理解している筈の烏丸くんとの情事を、この身体は嬉々として受け入れてしまっている。

 彼の熱い肉棒が私の中を擦りつけるたびに、私の身体は抗えようのない快感に仰け反ってケダモノのような声を上げる。

 その瞬間には理性なんてものは微塵も喪失してしまっているのに、それでも快楽の波に呑まれてはいけないと警鐘を鳴らす残滓が私の全てを掻き乱すのです。

 親友を裏切っている心苦しさに、後輩の想い人を誘惑していたことに対する罪過の意識、そしてそのふたりを平然と騙している彼の裏事情を把握してしまっていながらも、口出しできない事実が、まるで自分の身体そのものに綱引きの綱が雁字搦めになっているかのように、自らの方向性を曖昧とさせます。

 そうして、自身の決定権すらをも掻き乱されている中で、雌として逞しい雄に抱かれていることに対する生物としての本能(悦び)に更に引き裂かれ、遂には自分のやるべきことすらもわからなくなって。

 ――それが本当の私を起こすことに繋がるとは、思ってもみませんでした。

 「んひぃぃっ! もっとぉ、もっとせいしちょうらぁいぃっ!」

 それは血に依るモノなのか、はたまた幼い頃に翻弄された自らの運命に端を発する心情(トラウマ)に附けられた疵の所為なのか、お腹の中を無理矢理に割き入って来られる異物感が、処女膜を貫通する痛みを伴ったことを初めとするこの行為すらも、私は歓びに替えて受け入れてしまっていました。

 先に要求していたとはいえ、彼が勝手に吐き出す熱い精液を子宮に注がれているこの現状すらも、背筋を走る快感が私の貌をどろどろに溶かし、だらしない欲望に泥酔してこのまま溺れてしまいそうになっている。

 初めの時には、世の男性の大多数が求めて已まないであろうこの身体を以てすれば、烏丸くんなんて下級生の男の子は、直ぐに虜に出来ると、そう思っていたのに。

 今では私の方が、彼の差し出してくる【雄】に夢中になってしまっている。

 グレイフィア様に云われて始めた、悪魔社会との架け橋の為の人身御供でしたけど。

 その結果に彼の子を孕む、それも悪くないと思い始めている私が既に居ます。

 無論、着床し難い悪魔としての種族の特性上、この一回で全てが終わる筈もないので、これからも彼とは何度も身体を重ねることになるのでしょう。

 その未来を思い描いて、私の身体はより激しく悲鳴を上げる。

 それが歓びの声であることは、最早疑いようもない事実になりますわね。

 

 

 

 ▽ ▽ ▽

 

 

 

 そうして何度目かの射精も終わる。

 子宮へ叩きつけるように、絶対に孕ませるつもりで出し切ったそれは、上手く行っていれば着床も始まっている頃だろう。

 無論、こんな状態で媚薬効果を引き下げておかなければ、今のアーシア以上の淫乱中毒雌豚になる可能性があったので、結果として命中率がシーソー理論で爆上がりである。

 孕まセックスヨロコンデー!な、某居酒屋をも凌駕する受け入れ態勢にはドン引きだが、いい加減身の回りを整理してとっとと次の話に移りたいので、もうこの人はこれで良いんじゃないかって気にもなってくるし。

 幾度目かの絶叫と一緒に絶頂を迎えた姫島先輩は、白目を剥いた状態でアヘ顔晒して轟沈している。

 こんな様を見せつけられれば百年の恋も冷めるレベルだろうが、まあ俺この人の事なんとも思ってないし。

 とりあえず、やっと黙らせることが出来たので、しばらくは平穏な生活に戻れるかもしれない。

 夏休みもそろそろ中頃、いい加減研究の方にも目を向けないと、時間がもったいないよなぁ。

 

 

 





~バニーどこ行った
 「出来たぞシンイチ、姫島朱乃のエロシーンじゃ!」
 「博士、ヴァレリーは?」
 「くれぐれも悪用するでないぞ」
 「おいヴァレリーはどうした」


~逮捕しちゃうぞ☆
 巫女コスが不評だったので別コスで攻めに来た朱乃さん
 ついでに烏丸ロリコン疑惑を踏まえて下の毛をカット


~スカーフェイス医者
 あの世界観なら居るんじゃないかと思って
 アーイビッリーィマァイラァァーイ


~女子に追い立てられて色々精神的に緩くなってきてる烏丸くん
 みんな逃げろ!妊娠させられるぞ!



尚、今回いちばん書いてて笑えたのはイッセーの下り
お目汚し失礼
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。