「『麻帆良学園から来ました烏丸イソラです!』『仲良くしてね!』」 作:おーり
遅れた理由は前回の活動報告をご覧ください
57話です。…感想ください(真顔
会場を見下ろせるように、と用意されたものの、客を招待するにはやや手狭な部屋。
明かりは会場側に開けた一面のガラス壁からしか差し込まず、部屋の中に用意されているのは貴賓席ではなく豪奢な造りのダブルベッドだった。
そのベッドの上に、色黒で白髪頭の少年・烏丸イソラが肢体を隠そうともせず、ふたりの女性を向き合わせるようにして傅かせていた。
片方は銀髪で普段の仕事着であるメイドのヘッドドレスを乗せたそのまま、しかし身体を隠す肝心のメイド服は胸の辺りを大きく開かれて、豊満な両の乳房を惜し気も無く晒し出している。
名をグレイフィア・ルキフグス。
魔王の奥方でありメイドであり一児の母である彼女は、自らの意志で少年の前にその熟れた肢体を晒していた。
もう片方は亜麻色の髪をした大人しめの美女で、こちらはグレイフィアとは打って変わって何も身に着けていない。
豊満な乳房は細い身体には不釣り合いなほどもっちりとしており、それでも自重に負けず垂れすぎないゆさっとした存在感を顕わとしている。
先に述べたように細い身体で、ウェストは括れて無駄な贅肉など微塵も見られていないのに、尻や腰つきには肉感に溢れていて自然と男の見る目を性的に誘う。
そして曝け出された白い肌にはシミひとつなく張りがあり、十代だと云っても通用しそうな若さを醸し出していた。
これでこの場の誰よりも年を負った大悪魔なのだから恐るべき話だ。
彼女の名をヴェネラナ・グレモリー。
グレイフィアの旦那であるサーゼクス・ルシファーの実の母であり、さらに高校生の娘をもうひとり持つ二児の母。
そして冥界の上級貴族の奥方でもある、爵位こそないが貴族社会に充分影響を及ぼせる立場の女傑でもあった。
一目だととても人間のモノとは思えないそそり立つ逸物を前に、グレイフィアはなるべく意識しないように努めていたのだが、唾をごくりと呑み込む音を喉が自然と鳴らしていた。
そのことに遅れて自覚しながらも、決して下品にはならないよう淑女の様に控えめな手つきで、そそり立つ亀頭へシルクのように滑らかな指先を沿わせ、自らの豊満な乳房を
その彼女の対面では姑に当たるヴェネラナがグレイフィアと同じように、豊満な乳房で一本の逸物を抑えつけるような仕草を見せていた。
特大の果実のような重量感、それなのにマシュマロのような柔らかさを兼ねてふたり分、合わせて四つになった白玉が、ひとつの肉竿の鋳型の様に変形する。
それを受けた少年の口からは、感触を愉しむような喘ぎ声が絞り出すように漏れていた。
一方で、たわみ形を変える乳房を自らの意図で目の当たりにし、グレイフィアはいっそう息が荒くなってゆく。
互いを向き合った形でひとりの男性に奉仕をするなどと、彼女の結婚当初では考えられない行為であったが、すでにこうして事に及んでいるので今更な話だ。
「(それに奥さまはあの通り、これからのことに随分と期待したご様子ですし……)」
社交においても他に中々類を見ない豊満さを備えた自分たちの乳房で、挟んで擦る肉棒に幾度と服従させられたかつてを思い起こし、グレイフィアは再び喉を鳴らした。
今夜はこれからまた彼に抱かれるのだということを期待している自分を、最早今更貞淑であろうなどと思い返したりはしない【魔王の嫁】が此処に居た。
▽ ▽ ▽
ほんとうに酷い話だった。
初めは、そう、リアスと朱乃が子を宿した、という報告を受けたことだった。
朱乃は元々そう命じていたからなるべくしてなったと納得できたが、次代のグレモリーを担うべきリアスが妊娠するとはどういう経緯なのか、と片方に命じておきながら我ながら酷く言い掛かりに近いことを口にしているとは思っていた。
しかし、いざそうなったと宣うリアスを前にすると、その子供を無事に産むためにも色々と計画を立てていると聞かされると、なってしまったものは仕方がない、と納得するほかは無かったのだ。
問題は、元々実験に近いサンプルの回収とほぼ同義の酷い認識で取り扱おうとしていた朱乃に対する申し訳の無さが少しばかり心に残り、それならば、といつの間にか話を聞いていたヴェネラナ奥さまと一緒に、烏丸くんを相手に私たちが『子を求める』という立場を目標として彼を呼ぶ羽目になってしまったのである。
そうなると、その丁度良いタイミングは、近日に迫ったレーティングゲームしかない。
例え魔王と懇意にさせてもらっている者であろうと、実情は人間の少年である彼を冥界へそうそう呼べるわけではない。
しかし、サーゼクスが方々へ観戦招待を送り出したおかげで、それに紛らせるように彼の招待もまたその中へと組み込ませること自体は問題なく行えたのだ。
問題が浮き彫りになったのはその後だった。
▽ ▽ ▽
我慢の利かなかった方はヴェネラナだ。
自分たちの眼前で脈打つそれに視線は釘付けとなっており、グレイフィアが気づいた時には彼女が先に烏丸を押し倒し、そそり立つ肉棒を自らの秘所へと宛がっていた。
グレイフィアは一度彼を発散させて、それからでも遅くはないと考えていたのだが、彼女よりも年を食い独身時代が遠いヴェネラナにとってはその『一番搾り』こそが、熟れた身体が最も欲している
未だ肉体年齢には成熟とは言い難いヴェネラナだが、だからこそ『そういう方面』には同年代の悪魔らよりもずっと貪欲だ。
若い頃にお転婆だったという噂が未だ残り、実際証拠こそ残っていないが『そういう方向で』でも『お転婆』だった彼女の、使い込まれた割にはずっと狭く小さな秘所が少年のそそり立つ肉棒を、鶏卵を呑む蛇のように形を変えて吞みこんだ。
「~~っ、ぁ……っ、っふ、ぅぅぅ~~……っ」
貪欲であったヴェネラナの顔が、破瓜を捧げる
しかしそれも一瞬のことで、すぐに喜色へ変わった彼女は添えていた手をそのまま彼の脚へと降ろし、ゆっくりと根元まで腰を沈み込ませた。
耐えたような身代の震えは、弓の様に反った身体が乳房を小刻みに揺すったことで顕わとなる。
だが、その一瞬の『休憩』も彼女には用意されていなかった。
「っ!? っあ、はぁっ! ぃひぃんっ!?」
ぐっ、と子宮口へ押し付けられる感触があったかと思いきや、そのまま捻じるように入れられて押し広げられる衝撃が彼女を襲った。
気づけば太腿は少年の手が抑えつけており、一層逃げ場のないことを悟る。
「~~っ! あ、あっ! あっ! んぁっ! あひっ、ひぅぃぃっ!?」
覚悟はしていたが、最初からクライマックスだと云わんばかりに、突き上げられる衝撃はそのまま脳髄にまで届くほどに強烈に響いていた。
少年の腰がロデオの様に暴れて、ガクンガクンとヴェネラナの身体が支えを失った振り子のように跳ねまわる。
しかし堕ちたくないのではなく、少年の腰の上から落ちたくないと、そのしがみつく手だけはしっかりと彼の脚を掴んだままなので、むしろ跳ね回るのは彼女の乳房だ。
ばるんばるんと風船が弾むように、桃色の先端が白い果実が捥げそうなくらいに暴れまわる。
ヴェネラナの顔つきもまた悦んでいるのか苦しんでいるのか、判別がつかないくらいにぐしゃぐしゃに歪み白目まで剥き始め、壊れそうになると彼女が自覚し始めるその寸前、まるで狙ったかのように少年の腰つきはぴたりと収まっていた。
「~~っ、~~っ、……っ、っは、はぁぁぁ~~……っ」
息をすることを思い出したように、長く深く吐き出した呼気と共に、しがみ付いていたことで顕わとなっていた緊張が解けて、弛緩した身体がその手を離す。
それを支えるように、彼女の腰を捕まえたのは少年の両の手であった。
「……ぇ? ぁ、ふぁ、ひぁっ!?」
一度、押し込まれたはずの感触が抜けたと感じた彼女に、続けて来るより深い衝撃。
彼女の腰を捕まえた少年は、より一層彼女を好き放題できる捕まえ方をしていたのである。
まるで玩具のように、特大の肉人形を弄ぶように、一度持ち上がったヴェネラナの身体を、寸舜で再度落し込む。
その上下運動は、彼女の膣内に隙間をわずかにだが空けて、同じように隙間を埋める作用を繰り返させた。
「あっ! あっ! あっ! あっ! はひぃっ! あひぃっ! んあっんぁぁっ!」
形の変わる胎が浮き彫りになるほどの衝撃に、一層大きく彼女の身体は少年の上で激しく弾む。
それは最初にヴェネラナが目論んだ自ら欲した肉欲の解放とは全く違う過程なのだが、しかしその激しさは彼女の欲望をむしろ大きく満たし始める。
蕩けていた目線は天井を仰ぎ、しかしその見つめる先は定まらないホワイトアウトした虚空の先。
肉欲で塗れた脳髄は喉から漏れる悲鳴に共鳴し、どんどん歪に壊れて往く。
それを嬉しがる感情は歯止めをかけず、ヴェネラナは少年の子を身体が欲しているのだということを、此処に来てようやく自覚していたのだった。
▽ ▽ ▽
結果として、冥界はテロリストによる攻撃を受けた。
旧魔王派へと寝返っていた、全体で見ればわずかだが見過ごすことが出来ない数の、現体制に叛意を抱えた者たちが特攻を仕掛け、英雄派と名乗る聖なる武器を備えた神器使いたちがレーティングゲームの会場へと攻め入ってきたのだ。
『穴』を作ったのは招待した冥府の役人、即ち死神の幾人かで、彼らが聖書陣営に敵意を抱いていることは必要以上に明らかとなった。
その不備を煽る天界側の少年枢機卿が勝手に命令を下して引き連れてきた聖剣使いを投下しようとしたが、より酷いことになったのはその後だ。
静観を決め込んでいた中華系神話代表も、いざとなれば手を貸すと言質だけはもらっていた北欧の主神も、その登場に全員が息を呑んだ。
――烏丸くんが、【カーリー】を召喚したのだ。
▽ ▽ ▽
抜き取ると溢れるほどに
事がひととおり済んだヴェネラナはぐったりとしてベッドの上へ仰向けになっており、弛緩し切った身体に力が入らないのか意識も曖昧なまま放逐されている。
悲鳴のようだった喘ぎ声すら、今では漏れることも無く静かになっており、汗ばんだ肌は身体が情事を思い起こすかのように時折跳ねるように震わせている。
明からさまに
そして自分も『そうなるのだ』と、グレイフィアは呆然とした頭のまま、自身へ掴みかかってくる少年を受け入れてしまっていた。
貪るようなキスをされた。
口中を舌が蹂躙し、旦那にもされたことのないお互いの粘膜を交わらせる接吻で、舌の裏や喉の奥まで弄られた。
それだけで元より曖昧だった思考は茹だるように裏返り、押し倒された身体は衣服を着ていることすら億劫に思えてくる。
雌であることを思い起こされた火照った身体はしかしそのままに、脱衣で中断することすら惜しむように少年の背中を抱きしめ返した。
片手は乳房と先端を器用に触り、もう片方は濡れ始めた膣穴を優しく愛撫する。
元よりその気だったので、下着は既に穿いていない。
スカートの下より曝け出されたそれを指先で確認した少年は、嬉しそうに彼女の『答え』を受け入れた。
身体を離すことが惜しまれた。
だから密着したそのままに、衣服が皺だらけになることも構わずに交わりは始まった。
乳房は互いの身体で歪に拉げ、胸板で擦れる先端が一層グレイフィアの情欲を掻き立てていた。
それが元から少年のモノであったかのように、彼自身の鋳型になったグレイフィアの膣穴は悦びの声を上げながらきゅうきゅうと締め付ける。
しかしそれとは裏腹に、大きく拡がった
その自覚をしながらも、グレイフィアの心には未だサーゼクスがいた。
それが逆に欲望を燃え上がらせていた。
もしもすべての準備が行き渡らず、この場に誰かが押し入って来でもしたら全てが終わりだ。
その在り得そうな事実を予想しただけで、彼女の身体は氷柱を差し込まれたかのように震え上がる。
そしてその身体を、今温めているのが他でもない少年なのだ。
部屋中へと響き渡る粘膜の交わる粘ついた水音と、肉穴を穿られる泥に沈められたかのような感触。
嬌声となって漏れる自分の声が、声にも悲鳴にもならずに嬉しそうに男の衝動を求め続ける。
その全てが、グレイフィアをただの雌だと証明していた。
▽ ▽ ▽
『黒き者』『血を貪る者』『破壊の女神』。
一説によればインド神話勢最強の主神【シヴァ】の奥方という噂まである隠れた最強十指に通じる女傑を、「きてー、なんか強いのきてー」という詠唱とも思えそうにない科白で呼び出したことで、彼に対する『どうにかなりそう』感はもはや微塵もいいところでした。
彼曰く、「ほんとは戦争遣らかそうって奴らに自分から白兵戦とかわざわざ答えてやる意味なんてないけど、テロリストでなくとも人間てのは要するに自分が納得したい生き物なんだよな。だから、ぐうの音も言わせない実力差ってやつをきちんと露にすることって大事なんだと思う」とのこと。
例えば冥界を襲うのなら、ミサイルか何かのような遠距離から攻撃できる機会があって、それに聖なる力を載せて予告も無しに一度に数百発も放たれていたら国防という点では完全に負けていたそうです。
サーゼクスは確かに無慈悲且つ最強の性能を誇りますが、「個人の才能では数の力には到底及ばない、出来る範囲なんて限られている」とも。
……それをひっくり返す手札を、サラリと出す辺り烏丸くんは相変わらず業腹ですが。
世界最強の十指である、ウロボロスドラゴンを筆頭とした超越者すらも超えた規格外。
その一角でも更に上位に数えられるインド神話の主神であるシヴァの奥方とされるカーリーは、一説によればシヴァより強いとされます。
なんでも神話によれば、悪鬼を討伐するのに夢中で、旦那を踏みつけてからようやく我を取り戻した、とか。
十指最強を下におけるとか、どんな鬼嫁ですか。
実際、数で推してきたカオスブリゲードは、突出しすぎた『個の力』で一掃されました。
その手引きをした死神諸共……。
何故この場に彼女がいたのか、と静観していた面々に問い詰められましたが、インド神話からも招待していた、で押し切りました。
ええ、烏丸くんが召喚したなどと言っても信じないでしょうから。
▽ ▽ ▽
銀髪のメイドが四つん這いになり、獣のように後ろから責められている。
スカートを捲り上げられた彼女の白く熟れた尻肉は突かれるたびに瑞々しく震えて、下着は穿いていないがガーターが残ることで一層の淫靡さを顕わとしている。
両手で腰を掴まれて、パンパンと部屋中へ響くくらいの肌を打つ打音を響かせて、少年の肉棒は彼女の膣穴を執拗に擦り立てた。
これを知る読者なら見知っているであろうが、グレイフィアと云えばもうすっかりお馴染み、
それまでの
確認していないが、先ほどまでの正常位で完全に孕まされたとしか思えないほどの大量の精液を注がれているというのに、少年のそれはより押し込もうというくらいの激しい突き。
子宮がパンパンに膨らむくらい胎へと満たされたことを感覚で知れたなら、グレイフィアは今頃これまでと同じように幾度となく失神を繰り返していたことだろう。
だが今回のこれは感度という点においては酷く稚拙で、その代わりに『命中率』はかなり抑えが利かなくなっていたりする。
しかし、それまでの開発ですっかり少年専用に身体が馴染んでしまっていたグレイフィアにとっては、それも今更感じないわけがないほどの快楽を与えるモノ。
今もなお胎に形が浮き彫りになるほどの抜き差しを繰り返されている銀髪メイドは、思考も禄に働かないほどの享楽を、まるで底なし沼に蕩けてしまっているかのほどまでに感じていた。
――と、そんな折である。
「ふっふっふっ、っん? なんか鳴ってね?」
先に気づいたのは少年で、云われてようやく、部屋に連絡用のベルが着信を告げていることに遅れて気づく。
しかし、それを先に取ったのは、
「――はぁいもしもしぃ? あら、サーゼクス。どうしたの?」
冥界の最高権力者を呼び捨てに出来る者などそうはいない。
魔王の母であるヴェネラナが、音声オンリーのそれを手にして連絡を受けていた。
『何故あなたがそこにいるんですか……? グレイフィアはいますか。今のことで話しておくべきことがあるはずなので』
窓の外では剣を振るったカーリーの一撃で、逃げ惑う
その余波で反対側の貴賓席が両断され、小学生くらいの男の子が痛い痛いと泣き叫ぶ声が声高に響く。
何故こんな場所に子供が、と少年も疑問に思うも、観客としていたのなら相応に何かしらの立場とかがあるのだろうから無視しても平気か、とグレイフィアの身体を堪能する方へと意識を戻す。
音が無線の向こうに届かない程度の配慮を持ちつつ、膣内を舐るように擦っていた。
「~~っ!? っ、っ~~っ!!」
グレイフィアもまた、自分の嬌声が届きでもしたら全てが終わることを思い出し、蛸みたいな顔になって感じながらも必死で顔をベッドへ埋める。
アヘ顔ならぬ、んほぉ顔という奴だった。
「サーゼクス、あなた魔王でしょ? 奥さんに聞かないと事を済ませられないわけでもないんでしょ?」
『それはそうですが、呼んだ覚えのないインド神話の方が何故この場に居るのか、くらいは相談した方がいいと思うのですよ……。一応、貴賓の一角という風には帝釈天様やオーディン様には伝えておりますが……』
「それならそれでいいのではないの? グレイフィアさんは今少々都合が悪そうなのだけど……」
『? そういえば、彼女は今なにを? 確か『彼』を他の神話から隠すために動いていると聞いたはずですが、それほどまでに手が離せないものですか?』
息子の振る舞い方に苦言に似た言い方になってしまうヴェネラナに、疑問の声を重ねるサーゼクス。
彼女もまた嘘を吐くことのリスクを自覚しているのだろう。
流石に家族である相手には、言い難いことを重ねることの不自然さが際立つであろうと漠然と思っている彼女は、サーゼクス相手には誤魔化しは通用しないのだろうと嘘を吐くことを極力避けようとしていた。
そんな絶体絶命とも云えるタイミングで、グレイフィアは受話器を鮮やかに手に取った。
「――はい、私です」
『ああ、グレイフィア。すまないね、急に呼び出したりして』
「いえ、こちらもようやくひと段落ついたところです」
嘘である。
会話を聞いて対応しなければどちらにしろ終わることを把握し対応したものの、彼女の膣穴には少年の肉棒が未だに挟まったままだ。
体位はいつの間にか正常位に組み換え直し、そんな様子を見下ろす少年の顔にはそれでも平然を装うグレイフィアへ何某かの愉悦に似た感情が浮かんでいた。
「それで、何が聞きたいのですか?」
『とりあえずは、あの『彼女』だね。やっぱり『彼』の伝手なのかい?』
「はい、その点につきましては確認も取れています。そちらで無理のないように対応するのが無難かと」
会話の合間にグレイフィアの唇が舐られる。
片手は乳房を揉みしだき、もう片方で太腿を大きく開脚させられて胎を執拗に突き上げられ続ける。
そのまま堕ちて逝こうとする感情を、彼女は必至で抑えつけていた。
『やはりそれが無難か……。それと、『彼』はどうしてる? 本当は私が相手をしたかったのだけど、そんな暇もなくてね』
「~~っぁ、……大丈夫です。奥さまもご一緒に対応していただいていますので、こちらに不備はありません。私たちの対応で充分に満足いただけているご様子ですし、魔王様は熟すべき仕事を優先してください」
真実は、それと気づかれないように采配を施したグレイフィアの思惑通りでしかない。
絶妙なタイミングで受け答えへと解放されている彼女は、何事もなかったようにサーゼクスの言葉に応える。
応えた後は直ぐに、自分から口元を彼の傍へと傾けていた。
『……グレイフィア、いつもすまないね』
「っん、なんですか? 突然」
『いや、キミには今日だけじゃなく、色々な役目を割り振ってしまっていると思ってね。冥界が各神話に交流を持っても大丈夫だと大々的に見せるには、今日のレーティングゲームさえ乗り切ればきっと道は開けるはずだ。その後は少しばかり休みを取って、温泉にでも行かないか? 久しぶりに、ミリキャスも預かってもらってふたりきりでね』
彼なりに、ずっと仕事詰めであったことがそれなりのストレスだったのだろう。
そして、本来ならば魔王の妻などという立場はもっと気楽で、自分の眷属や冥界の政治などに口出しさせずに子供や家族のことにだけ腐心させたい、そんな希望をサーゼクスは抱いていたに違いない。
それは妻を持つ男性ならば誰でも思い描くことで、そうすることが女性の気持ちを満たせることだと、ささやかな願望を抱いて内助の功を押し付ける。
それもまた間違いではないのであろうが、女性とは人とは、いつの世ももっと満たされたいと果ての無い欲望に明け暮れる生き物である。
現に、サーゼクスが男子の願望を晒している通話の向こうでは、グレイフィアは少年の執拗な子宮口への責めにだらしなく恍惚に塗れた表情を晒していた。
「そ、そうで
『……グレイフィア? 呂律が回っていないようだけど、大丈夫かい? やっぱり仕事を頑張り過ぎなんじゃないかな……』
絶頂へ逝きそうで逝けないタイミングでの寸止めに、図らずも本音が漏れていた。
逸る感情をなんとか抑え、改めて声に張りを出させる。
「……すみません、あなたとの休暇に気持ちが先走ってしまったみたいで……。そうですね、今回の全てを乗り切れたら、一度ゆっくりとしましょう。それくらいの余暇は持てるはずですから」
『そっそうかい? よし、それじゃあ私もまた頑張るよ。ちょうど、天界側の貴賓席でも何かあったみたいだしね』
「ご武運を」
そうして通信は途切れて、それを確認したグレイフィアは通信機を即座に床下へと放り出していた。
「……お待たせして申し訳ございません。どうぞ、存分に孕ませてください」
蕩ける様な恍惚とした微笑を浮かべて、自らの両脚を膣穴を改めて拡げて見せる仕草で少年を待つ。
尤も、それはほとんどポーズだけで、彼女の秘所には既に彼の逸物が深々と嵌り込んでいたのだが。
「その後はまた
グレイフィアに覆い被さる少年に、ヴェネラナが圧し掛かるようにして耳元で囁く。
彼の肌にヴェネラナの柔肌がぴたりと貼りつき、図らずも女体でサンドイッチを作るような構図になったことを自然と悟る。
窓の外では未だ暴虐が繰り広げられていることとは対照的に、この部屋には酷く緩慢で幸福な空間が作られつつあるのであった。
▽ ▽ ▽
冥府側の被害はレーティングゲームの会場と、本日開催されるはずだったバアル対シトリーの試合のみ。
余波で多少の怪我を負った天界の使者がいた様子ですが、フェニックスの涙を施すことでことは済みました。
これが色々と交渉事に長けていそうな海千山千の猛者であれば言質だけでこちらの領分を侵してきそうな話ですが、その場に居合わせたのがそれほどでもない子供であったことも幸いしたのでしょう。
彼は泣き叫ぶだけ泣いた後、すっかり恐ろしくなったのか大した要求もせずに天界へと帰って行きました。
御付きの方々が烏丸くんを見て若干引いていたようにも思えましたが、烏丸くんの方はまったく身に覚えがないらしいので恐らく問題はありません。
彼の存在を他の神話に極力隠すようにしようという意見を述べたのは確かに私ですが、その実はお察しの通り彼に関する女性関係を誰にも悟らせないようにするためです。
そのために一緒に呼んだリアスらとは席も離しましたが、少し目を離した隙にまさかテロリストへ立ち向かってゆくとは思いもしませんでした。
それは差乍ら中学生が授業中に妄想するかの如く、自身を強靭な何かと錯覚していたのか、リアスの
命に別状は無さそうですが、何故あんな猪突猛進を誰も止められなかったのかが不可解です。
そうしてそれの回収にと全壊した会場へ赴いた際、『それ』は現れたのです――。
次回へ続く
まあアレです
なんか書いてたらこんな風になったので、いっそのこと読者様が感情移入しやすいようにと烏丸くんの気配を極力地の文から抜いときました
書き方と使用感と整合性と、まあ色々とこれで通用するかどうかが気にはなります
なので、えー…よろしくお願いしまぁぁぁす!(サマーウォーズ感