※この作品はR-18です。

「『麻帆良学園から来ました烏丸イソラです!』『仲良くしてね!』」   作:おーり

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え、前回の投稿が3月? 3、月…だと…!?

リアルが忙しすぎて執筆の暇すらないってどうよ
週刊や日刊で投稿できる人たちって、どうやって書いてるんでしょうね…

久しぶりの本編です



『ぶっちゃけると、まともな神なんて微塵もいない』

 

「あれ? ロスヴァイセちゃ、じゃなかった先生、どうしたんすか?」

「……兵藤君こそ何言ってるんですか?」

 

 

 何故か保健医のロスヴァイセちゃんがオカ研の部室に居たのでその疑問が口から出たのだが、当の本人からさも居て当然みたいな返答が返ってきた。

 ……はっ! これは、彼女も俺のハーレム候補ってことか!? 学校では明かせない女教師との秘密の関係……イイネ。

 

 

「おいグレモリー妹、ひょっとして教えてないんじゃないか?」

「そうだった、かしら……? イッセー、ロスヴァイセさんは北欧の遣いよ。そしてそちらが主神にあたるオーディン様」

 

 

 アザゼル先生の言葉で思い出したように教えられる驚愕の事実。

 あ、いえ、まあ大体知ってましたけどね。冥界関係かなーってとは、思ってましたよ、ええ。

 ……少しくらい夢見たって良いじゃないっすか。

 

 ついでに見たことある気がする爺さんも紹介されたが、なんとなく俺と同類(スケベ)っぽい爺さんなんて興味もないのでどうでもいいっす。

 

 

「こうして話すのは初めてかのう、赤龍の小僧よ」

「どもっす。えーっと、というか、何故に今になって紹介されたんすか?」

 

 

 ロスヴァイセちゃんの赴任はとっくの昔だ。

 初めからオカ研に関わるのであれば、眷属としてもっと前から教えられていてもおかしくなかったのでは。

 ……信用問題? かもねー……(諦め。

 

 

「うむ。その辺りは少々こちら側の事情によるモノでな、どうにも、うちのロキがお前さんらを狙っておるようなのじゃよ」

「「「なぜに……?」」」

 

 

 接点のない誰かさんを間接的に紹介されている気がするのだが、誰もがその理由に思い至らないので同時に口を突いて出た。

 

 

「何故も何も、お前さんらは駒王協定の組まれた場にも連れ出された『魔王の系譜』じゃろうて。何処の神域でも、それに納得できんものはそれなりに居るモノよ」

 

 

 あ、テロ? テロ系? ひょっとして駒王って対処専門にって思われてたりしましたか?

 いやいや、確かにその場にはいたけども、実績そのものはそんなにないっすよー。

 コカビエルのときも、旧魔王襲撃の時も、英雄派との騒乱も、流されるままに事態が終わってましたからねー……。

 ……マジで、頑張ろう……。

 

 

「いや、それにしたって今更じゃないのか? どうせなら冥界襲撃のときに合わせて来れば片付いただろうに。なに、そいつハブられてるの?」

「ロキは禍の団(カオス・ブリゲード)とは別枠じゃよ。情報が取れんかったのかもしれんし、実際あの時は使者として組み込むことも難儀じゃったしのう」

 

 

 片付いた、というのはあの【巨神召喚】のことを指しているのでしょうか。

 それ、いっしょに討伐されてれば、みたいな意味にしか聴こえないっすよアザゼル先生。

 余波で吹っ飛ばされた俺には耳に痛いっす……!

 

 

「……何かしたのか?」

 

 

 地味に精神ダメージ食らっている俺をさておき、ふぇっふぇっふぇと笑っている好々爺な雰囲気の爺さんは、何かを察したらしいアザゼル先生に睨まれてその空気を崩さないままに言い放った。

 

 

「ちょーっと遊びが過ぎる小僧なのでの、奴の有り金で買い物を少々な。身動きできんくらいに押さえておけば、動ける頃には事態は収束済みってな寸法じゃよ」

 

 

 と、何気にちょっと酷いことをしている気がしないでもない爺さまに応えは返さず、アザゼル先生はロスヴァイセちゃんへと目を向ける。

 考えてみれば、北欧とやらから赴任してきてからこっちに掛かりきりになっていると思しきロスヴァイセちゃんが、今更になってこの爺さまのお付きみたいな立場に戻されたのも納得のいかない話だ。

 しかし説明を求められていることを察した彼女は、何か諦めたような溜息をひとつだけ吐いただけで応える。そんなお人好しなところも男子生徒から人気を誇る理由のひとつだったりする。

 

 

「オーディン様が何かしたかは知りませんが、ロキ様は北欧神話でも有数の悪神です。あの方の狙いは他神話との関わりを鎖すところにあると思われますから、どちらにしろ遅かれ早かれ、介入は避けられなかったかと思われますね」

「チッ、狙いが今一つはっきりしねーな。今ある情報だけじゃ本当に何処まで狙ってくるのかが見えねぇし、目標も絞れねぇんじゃ誘い込むのも難しいか」

「はい。なので、皆さんにはオーディン様の護衛を依頼したいのです」

 

 

 と、アザゼル先生とロスヴァイセちゃんの会話は、実に意外なオカ研への依頼として締めくくられたのであった。

 

 

 

  ▽   ▽   ▽

 

 

 

 主神爺様の秋葉原観光なんかに付き合うため東京にまで行った。

 メイド喫茶に行きたいと駄々を捏ねられたので護衛として付き合ったんだけど、正直男心に色々とクるモノがあったな。

 いや、美少女ばっかりってわけじゃないんだよ。ぶっちゃければ駒王の方が可愛い子は多いさ。

 というか、地元にもメイド喫茶はあるよ。まああっちで一番人気の子は水色髪で中学生くらいの眼帯ロリだから、俺の好みとは違うのだけど。

 そうじゃなくて、パフォーマンスの問題だな。

 俺は残念ながら地元ではガチの迷惑客として認識されてしまっているらしく、根本的に歓迎されないという悲しみ。幾ら支払えばおさわりオッケーですか!? という言葉だって冗句に決まってるじゃねーか。店長にアックスボンバーで叩き出された客なんて俺以外いねーぞたぶん。

 そんな中、初めて目にするだけで首輪が締まらなかった悦びは、俺に女子と触れ合える楽しさを再認識させてくれたわけだ。

 秋葉原サイッコォォォォォ!!!

 

 そんなテンションで付き合っていたら、意気投合した爺様にミョルニルとかいうハンマーを貰った。

 

 

「爺さん、これ、めっさ重くて持ち上がらない」

「なんじゃ、ええ若いもんが情けない。それはの、メギンギョルドという力帯を装備すれば簡単に持ち上げられるのじゃよ。トールに頼めば貸してくれるぞい」

「いや、そっちのほうが無茶振りじゃね?」

 

 

 熱気をひと通り堪能し、賢者モードに似た冷めた感情でマイルドにジッチャンにツッコミを入れる。

 誰だよトオルさん。個人名出されても知らねぇ人だよ。

 

 

「オーディン様、それこそ色々な方面に影響与えそうな神器をぽろっと貸し与えたりしないでください。イッセーくんは今普通に悪目立ちしてるんですから」

 

 

 護衛に付き合い一緒に遠出していた祐奈がジッチャンを諫めていた。

 駒王から離れているけど残念ながら男装したままである。

 護衛デートの雰囲気も味わえない悲しみが、ちょっぴり空しかった。

 

 

「ダイジョーブじゃろー、北欧もそれなりに目を掛けておる、という証左にもなろーし、なんならこっちに鞍替えするのもアリじゃぞ? ヴァルキリーはかわええ子もいっぱいおるでのぉ」

「ダメだよイッセーくん、キミはグレモリーの所有物(モノ)なんだからね」

 

 

 尚も勧誘する爺様に対して、腕を組むように引いて阻止する祐奈。俺に直接言う辺り、信用がねぇなあ、とも思う。

 反面、女子からのそういう諫め方には心を擽られて嬉しいモノもあるのだが、現在の祐奈の見た目は普段の『木場祐斗』のモノ。

 世間での男子らに対しての優越感などは抱けるはずもなく、微かに女子特有のイイニホイが香る以外はサラシで封じ込められた胸部の感触も味わえずに柔らかさが圧倒的に足りない。

 この構図で悦びの声を上げるモノもそこかしこに見受けられる事態が尚、残念さを際立たせている。どうぞ、腐海の森へお還りください。

 ……わーい、俺ってばモッテモテだぁー(現実逃避。

 

 

「爺さん、どうせ勧誘されるんならロスヴァイセちゃんにシて欲しかったんだけど……」

「ム? その様子じゃとロスヴァイセには勧誘されなんだか。ということは、儂からも口出しできんのぅ。なんせ、ヴァルキリーのエインヘリヤル勧誘は総て本人らの意図で行われる、戦乙女としての権能に携わる儀式じゃ。いくら主神でも口出しできんモノもあるのじゃよ」

「見込みねーってことか!? 嘘だと言ってよロスヴァイセちゃん!?」

「あ、この服かわいいですねー」

 

 

 こっちの遣り取りに一切ノータッチのヴァルキリーが、チラシ配り中のメイドさんへと意識を向けていた。

 護衛と言うことでオーディン付きに一時的に復帰させられたとか言っていたが、行動を共にする以上の配慮をする気はないらしい。ガッデム!

 

 

「見つけたぞクソ爺!」

 

 

 と、街中へ響く声。

 俺たちだけではなく、散見するその他大勢(モブ)の人々も声のする方を見上げると、ソ●マップと描かれた看板のあるビルの上にて、どう見ても一般人とは思えない、むしろ先ほどの喫茶店などでならば違和感のないぶっちゃけコスプレ染みた格好でいきり立つ姿が。

 そして視線は確実にこちらを捕えており、気焔立ち上るかの如く怒れるその男性は、見下ろす俺たちを、というかジッチャンを指さして声を上げていた。

 え!? 白昼堂々襲撃しかけてくるの!?

 一般人を巻き込みかねない事態にすわどうすると狼狽える俺たちであったが、それに反して街の人々の反応はやや好奇に彩られている。

 何かのイベントとでも捉えているのだろうか。随分と訓練された街である。

 

 

「おーおー、ロキの坊やではないか。そんなに怒ってどうしたんじゃ?」

「どうした、だと……!? よくもぬけぬけと言えたものだな!」

 

 

 煽るように問いかける爺さんに、ああもう他人の振り出来ねぇ……、と諦め顔の俺たち。

 しかし、……んん? テロを企んでこの場へ来たにしては、随分と狙いが露骨じゃないか?

 実際に煽られて憤慨已む無しなロキと呼ばれた男は、ビシィ!と爺さんを指さして啖呵を切った。

 

 

「俺の財宝をすべて換金してくだらんソーシャルゲームの課金に充てたこと、忘れたとは言わせんぞ! あまりの事態にニヴルヘイムから抜け出してきたわ! 今ここでラグナロクを引き起こしてやろうかクソ爺め!」

 

 

 後半の言葉の意味はよくわからんかったが爺さんが原因じゃねーか!!

 それは怒るわ! 俺でも怒るわ! せめてエロビデオでも買ってやれば良かったのに……!

 

 

「そう喚くでないわい。お前さんのお陰でナル●アちゃんを引けたしのぅ、悪いことでもなかろうて」

「テメェゼッタイコロス……!」

 

 

 ナ●メアって誰だ。そしてロキさんが殺意の波動に呑まれて人語を介せなくなっている。この場の誰もが彼に対しては同情的だ。この爺さん守りたくねぇー……。

 

 

『こちらミッテルト、ロキを確認。でも話の内容も確認。ぶっちゃけ関わりたくねーっす、どうぞ』

「うん、僕も同じ意見だよ、どうぞ」

 

 

 呆れた祐奈も無線向こう外周警護要員のミッテルトと共に、この仕事を放棄したくて堪らなくなっていた。

 アザゼル先生が建てた当初の予定じゃ、囮として街を散策する俺たちに引っ掛かってロキが登場したらミッテルトに狙撃させる、というモノだったのだが、改めて関わりたくない空気にされるとは思ってもみなかった。

 というか、あのゴスロリ狙撃とかできるのかスゲェな。

 

 

『この分だと狙いは完全にオーディン様のようね。となると、猶更私たちが出張る必要性もなくなってくるのだけど……』

『そうですわね……。人目に付くことも避けたいですし、いっそここらの土地神の方にでもお任せしましょうか』

『ちょっとー、無茶振りでもないけど面倒事を持ってこないでほしいなー。働きたくないよー』

 

 

 無線越しに、部長と朱乃さんの会話と知らん女子の声が一緒に聞こえる。

 どちら様っすか。

 

 

『というか他神(ひと)様の領域に何を持ち込んでるのさー、これだから悪魔とは関わりたくないんだよー』

『申し訳ねぇ、この埋め合わせは後に必ずつけるから、手を貸しちゃくれねぇか? せめて認識阻害結界だけでも張ってくれたら助かる』

『もう張れてるよー、この街で起こった事象に関してはー、みんな特に気にすることもないよー』

 

 

 知らぬ声の主恐らく少女とアザゼル先生の会話が流れる。

 ああ、なんか訓練されてるなと思ったら裏事情があったのか。

 ……ひょっとしてこの声の主ってめっちゃ有能?

 

 

『それよりもー、キミたちに言いたいのはそっちのとは別だけどー?』

『なに?』

 

『……っ、アザゼル様ッ! レイナーレを確認したっす!』

 

 

 ――は?

 

 

「はぁい、皆さま。お元気ぃ?」

 

 

 息を呑むミッテルトの声に、重なるように聴こえた知っている声。

 声のするのはロキの居場所とはまた別で、俺たちのすぐ後ろから囁くように聴こえていた。

 振り返るその瞬間、爬虫類を思わせる腕に変化していた『彼女』の腕が、逆薙ぎに祐奈の胸元を引き裂く姿が目に映る。

 

 

「レ、イナーレ……ッ!?」

「ゴルィニシチェって呼んでね?」

 

 

 いつか見た堕天使コスと同じ格好だが、竜の鱗を連想させる質感の赤で彩られたその姿は、以前の印象を一新させる。

 そして背には堕天使の黒翼ではなく、これまた赤い、蝙蝠を思わせる羽根で彼女はその姿を現していた。

 

 そして霞む、某悪神の復讐劇。

 秋葉原で俺たちは、更なる事態へと呑みこまれてゆくことになる――。

 

 

 




~巨神召喚
 イデ●ンではない

~申し訳程度の原作準拠!
 ロキ様激おこの理由をこちらではホント酷く捏造
 ナ●メアさんが人気だって聞きかじった覚えがあるので爺さんのご趣味に合わせましたが作者は原作を知りませんしやってません。でも聞いた記憶だとこんな排出率だってケーネが言ってた

~秋葉原の土地神
 蜘蛛の神様『WWW(スリーダブリュー)
 名前の意味は『ワールドワイドウェブ』。情報を司りアキバのみではなく全世界に手を伸ばせる、現代に置いては意外にも一二を争うくらい手強い神
 但し出不精で基本全裸。地域住人より奉納されたメイド服なんかを着ることもあるらしい。見た目は若干栄養不足の干物女子

~駒王町のメイド喫茶
 ドジッ娘メイドサービスで熱湯をぶっかけられる喫茶店。追加サービスで治療してもらえるけど包帯で視界を塞がれる喫茶店
 店長はメイドではなく執事長として設定されており筋肉でムッキムキ且つ白髭のナイスミドル。多分CVは千葉さん



お待たせしちまったのがマジで申し訳ねぇ
言い訳させてもらえるならちょいと活動報告まで足を延ばしてくれませんか?
以下、リクエストされたので書いたおまけ↓(読まなくても大丈夫です)










 改めて見ても中学生とは思えねぇ。いや、もう高校生に上がるのだから問題は無いのか?
 場所はあやか(雪広)の伝手で用意された某ホテルのスイートルーム。
 政財界なんやかんやのVIPなどが御用達にしているらしく、こういう情事に学生が使うには色々と場違い感が半端ない。
 しかし個人情報に関する守秘義務はしっかりしている場所なので、中にいる限りはお客様の情報を漏らす恐れなんて微塵も抱えさせねーぜ、という豪気なスタンド(姿勢)を構えたホテルだ。一歩でも出たら知らぬ存ぜぬなんですね、外では常時スタんばってるパパラッチなんかが出待ちしてるんですねわかります。


「そこんところどうなんだ、朝倉(本家パパラッチ)
「なんか変なルビ振るわれてるみたいだけど、同級生の艶姿を目の当たりにしてその感想ってどうなの?」
「グラビアアイドルみたいな奴らがそろい踏みで同級生とかって冗句にしても常軌を逸し過ぎだろ……」


 手脚長っ、腰細っ、胸でかっ。
 そんな15歳が4人も眼前に構えているのは、混乱を通り越して諦めの念が浮かぶしかない。
 キングサイズベッドの上でにじり寄るように居並ぶのは、水色レースの高級ランジェリーを惜しげもなく晒すあやか(雪広)、黒い薄手のシルクで豊満な母性が際立つちづ(千鶴)さん、出るところもあるのに快活さを失わないスポーティな雰囲気が何処かの運動部よりも運動部らしいフロントホック朝倉に、そんな3-Aでも怪物級と称される三大巨艦らに轟沈させられ兼ねない庶民派美少女アスナ。
 でも普段のツインテではなく、下ろした髪が無駄に大人っぽさを醸すので意外にも負けてないと幼馴染みながらに思うのですが如何に。あ、下着はピンクです。清純派(メインヒロイン)っぽくて悪くないね!

 色々とキングクリムゾンどころかD4C食らったんじゃないかと思わせられる人選と展開の状況なのは本気で此処が異世界だからだとぶっちゃける。
 アレだ、茅場なんとかというゲーム開発者が作ったVRの世界にヨンドコロノナイメンバーで放り込まれた結果色々なイベントに遭遇してこうなった。
 説明上では時間圧縮とかいうモノを施されているらしいので割と余裕はあるが、基本的に外に出ること(ログアウト)が出来ず、しかし外側には超リンと長谷川さんとキティに茶々丸が居たりするし、麻帆良の科学力と原作でも見せたネットサーフィンの総合無茶でも駆使すれば引きずり出されることもあるはず。
 え? この時点で状況説明に色々矛盾が生じてる?
 ほら、VRとは言ってもRPGだとは言ってないし。
 今はそんな先行きの心配ではなく、覚えのないフラグを建てた結果を享受することをどうにか乗り越えるべきではと。

 俺も今一つ思考が茹だっているのでよくはわからんが、こうなった理由はゲーム上のイベントで、乗り越えるための壁はなんか無駄に分厚くバカ高いのだということだけは把握できる。
 微熱交じりの温い吐息が、覆い被さるように俺の腹を擽る。
 事実、気付けば既に身動きが取れない姿勢でホールドしていたあやかとちづさんが、目の中にハートを浮かばせたヤバい目つきで囁いていた。そのモーション自動的に選択されるの? スゲーな。


「あなたをしっかりと虜にしてみせますわ」
「覚悟していてね、烏丸くん。おねーさんたちにぜーんぶ任せて♪」


 蠱惑的な微笑みを浮かべる3-Aでも大人っぽい、悪く言えば老けている熟女系JC二人組は意識が明確ではないのは明らかだが、その空気に充てられているであろうアスナは敢えての羞恥シャットアウト状態だろうから助けにならない。
 確信犯且つ便乗犯且つ撮影係として自ら参戦した朝倉もまた言わずもがな。こちらを凝視しながら不可視のステータスメニューを駆使しつつ、この状況をスクリーンショットで確保(チェキ)☆しているのであろうガッデム。

 改めて、俺の上に圧し掛かるふたりは煽情的な下着を既に外し、年に似つかわしくない豊満な乳房を惜しげもなく晒すと、吊り下げられた水風船のような双丘をこれまた既に顕わになっている俺の逸物へと両側から宛がう。
 ――ちょっと待てこの世界VRだろ。俺一応未成年だよ? 疑似体験の世界だとしても、いやだからこそ年齢で引っ掛かる制限が何処かにあっても可笑しくないだろ。
 仕事しろよ! 俺が今スゲェ仕事してんだからお前も仕事しろよ! 何なら状況を明確に管理者側へ送るから色々と制止掛けろよ!?
 柔肌の感触とぬるま湯のような体温が敏感なところを刺激して今にも溢れてしまいそうな衝動を抑えるので手一杯! ッ、ユニバァァァァァス!


「きゃっ!」
「ぁんっ」


 ――ぅわぁ……。
 同級生の女子に白くてねばねばとした己の証を顔面より刻み込み、やっちまったことへの罪悪感が半端ない……。
 そしてそれを朝倉の手により証拠として残されている。もう死にたい……。


「はい、どいてどいて。次はわたしと朝倉の番ね」
「えっ!? いや、私は別に、」
「――毒を食らわば皿まで、だよ?」
「アスナさん目怖っ!?」



ハイ此処までね。本番?ねぇよ
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