「『麻帆良学園から来ました烏丸イソラです!』『仲良くしてね!』」 作:おーり
凄いわ此れ。何此れ凄い。
擬音にするならばふかたぷもにゅずむ、と肉感たっぷりな音のどれかが効果音に選択されるのか。
ともかく、そんな感じの感触に顔中が包まれた。
全身の力を抜いても支えてもらえる、というのは女子相手では中々無いもので……あ、2人くらい居たな。
「あっ、はんっ、んっ、はぁんっ」
経験上では一応の相手がいた、いわゆる『おっぱいまくら』と呼べるプレイに身を任せて、ぐりぐりずむずむと谷間に挟まって顔の横にてピンと勃つ尖端のぷっくらとしたさくらんぼを両方、指で摘まんで虐める豪華特典。
その分下の方はおざなりになってしまうけど、むしろ『こういう時』は俺が愉しむのが第一な遊びだ。
そっちはそっちで埋もれたままにて放置して、今はしっかりと反発力のある乳肉を思う様に味わせてもらうとしよう。
低反発枕とか水風船とかではこの柔らかさは再現不可だと思われるね。
掴むことで形を変えるのに、しっかりと元へ戻ろうとする弾力性と、手に吸い付くかのような柔肌のしっとり感は複合されて初めて快感を男へと思わせる『モノ』だ。
おっぱいマウスパッドとか抱き枕とかじゃ微塵も足りない、男の欲望と生物としての本能は人の手では未だ追い付くことは無い
え、心理描写とか分析とかマジでどうでもいいって? それより『埋もれた』何かが気になる?
まあ俺ら2人とも全裸だし、正面から身体を重ね合っているんだし、答えは一つしかないでしょ。
「あ、あなたぁっ、おっぱいばかり苛めないではぁんっ! し、したのほうもぉっ」
聞かない。
ずりずりと顔を埋めたまま、変形可能な乳肉を傾けて、おもちゃみたいにぐいっと伸ばして先っぽを口へと含む。
無論、こちらも顔向きくらいは傾けるけども、こんな久々に上質な『お肉』を充分にも味わえずに『下だけ』で済ますのも失礼だと思うんだ(キリッ。
「ひあんっ、ひゃぁっ、ぃやぁんっ、やめぇっ、やめてぇっ、らめぇっ」
おっきいと不感症だとかいう話があった気もするけど、この人は乳首
これで母乳とか出たらどんなんなってんだろーか、なんて、下世話な妄想が一層俺の情欲に拍車を掛けた。
「んっんっんっ」
「――んひぃぃぃっ!? 吸っちゃらめぇぇぇっ!」
仕方ないんや! 俺母親の愛情受けてないから! せやから今日はこんなん止まらへんのや!
なんちて。――ぷはぁ。
「…………あ゛ーーー……っ、……駄目になる……。凄い、溶ける……」
「はぁ、はぁ、はぁ……、ひ、ひとを此処までしておいて、その言い草はなんですか……」
口を離して、しかし谷間に埋もれたままに、両腕で抱え込む様に下から抱き上げた両バストで、流行りとはまた違う乳袋を形成。
その中に納まって眠る。これが一番リラクゼーション効果がすやぁ……。
「……ん、私はまだ満足してませんよ……? ほら、起きてください、きちんと中に出してくれたら、キレイにしてあげますから……」
……うぉぉ、耳まで蕩ける……。
このまま女体布団に埋もれたまま眠ってしまいたかったのも本音だが、女を食うというのはまた別の男としての本能でもある。
微睡む身体をそのままに、顔を上げずに腰の『先』だけを中で動かしてみた。浸透剄の応用である(嘘。
「んひぃんっ!?」
お、すげぇ反応。
「えっ、あっ、ちょっ、だめぇっ、そこだめぇっ!」
言いながらも、彼女は俺を抱くように捕まえて離さない。
お蔭で頭はがっちりホールドされちゃっているし、脚も搦められちゃって受け入れ態勢バッチリだしで、完全に言葉とは裏腹にっていういわゆる『嫌よ嫌よも好きのうち』っていう状態でおっぱい気持ちイイです。
「あっあっあっあっあっあーっ! あ゛ーーッ! ん゛あ゛あ゛ぁ゛ーーーッッッ!!!」
そんな拘束を弾くようにフィニッシュはしっかりと腰を使っての突貫殺法。
手は背中へ回して抱き締め返し、種付けプレスも斯くやという勢いで腰を跳ね上げズンッズン動かす。
子宮の入り口へ
「……ぁーー……っ、……はぁーー……っ、……ぁーー……っ」
勢い良く飛び出た精子が彼女の『赤ちゃんルーム』へどっぷどぷ沈むのを、重なった腹から繋がった膣から己の身から、鎮まってゆく彼女の吐息に掻き消されることなく響くのを感じ取り、弛む体中へと充足感がゆっくり満たされてゆく。
あぁ~、充実してるんじゃぁ~。等と、
……ところでおねショタ言う程の体格の差も無いわけだから、実際は土下座みたいな姿勢なんだけど此れ。結構腰にクるなぁ。
いや、まったくそれにしても、
――凄いリアルな
うん、夢だよ夢。
第一、今の俺の周りに此処まで甘えさせてくれるナイスバディな大人の女性なんていないもん。
アパートの住人は大体呑んだくれだし、同居人は触れられはするけど悪戯好きな浮遊霊だし、俺の事を「あなた」等と呼ぶ女子は1人もいないし。
そもそも俺も嫁さんとはこういうことは一切してないから、そういう希望が夢となって先走ったんだろう。きっとそうだ。
「……ふふ、今日はいつもより気持ち良かったですよ……? まったく、いつの間にあんな攻め方を覚えたのやら……」
夢の奥さんが蕩けるような声音のままに、愛おしそうに谷間に挟まる俺の頭を撫でる。
ぅおおお……っ! あんな自分本位なSEXで随分持ち上げるなぁ……!
男子垂涎過ぎるだろ、むしろサキュバスかなんかに取り憑かれてると云われても納得できる。
ホント凄い、完全に男をダメにする、この夢。
こういうタイプの女性に限って、普段はキチッと締めるとこ締めるキャリアウーマンタイプなんだろうなぁ、なんていう妄想まで飛び出しそう。
むしろこういうリアルブートなんじゃねーの? とかって思いつつ、理想の嫁さんの貌はどうなのかなぁ、とふと気になった。
手に張り付いて離さないきめ細やかなすべすべのお肌とたぷたぷもっちりな美巨乳の
「…………………………か、からす、ま、くん……?」
――……PAD長と目が合った。
あ、いや、PADじゃねーな生乳だな。
ていうか、編み込みも解いているけどその銀髪はもしや………………グレイフィア、さん……?
――やべぇ、やっちまった。
▽ ▽ ▽
「どうぞ、粗茶ですが」
「あ、はい、どうも……」
と、差し出されたのは彼女が持参した紅茶である。
部室で淹れてもらった一杯は中々に鼻腔を擽るモノであったし、味覚音痴なれども期待は出来る。
知覚と情動が直結してない所為なのか、舌で感激する覚え等終ぞ無い己であれども、だ。
まあそれは良いとしても、……なんでこの人が直接俺の部屋へと赴いてくるわけ……?
『
その際、出てきた男が何だったのか、とかは別に気にならなかったのだが、其処を取っ掛かりとしてこちらの正体を交換条件みたいに尋ねたがるグレモリー先輩とかがいらっしゃったので、改めて「別に?」と小首傾げてあざとらしく返してみれば、ありえないモノを見たかのような目で睥睨されてるオレガイタ。なんすか。
こちとら興味も無いことに一々目くじら立てる程の暇も無い。
オカ部はデリヘルやってるけしからん高校生で、出てきた男は客の一種かなんかでしょ。
そう納得していることを改めて説明されても、ねぇ?
まあ、悪意を以て近づいたモノへ問答無用で迎撃する十字架名付けて『
もしもの時にいつでも誰かに助けてもらえる、なんていう能天気じゃ、『お仕事』やるには意識が低すぎるしな。
それにしても俺今日は調子良いなw
厨二マインドフルスロットルじゃねーかw
名付け能力フル活用し過ぎて手痛いしっぺ返しが今から怖いわwww
ところで俺、ロザリオに直接攻撃なんて附加したっけ?
ロザリオから放たれる聖なる光が
おかしいなぁ。
しかし、其処を誰にも言わないという保証が無かったのが彼女らの不安を擽ったのか、はたまた新規の顧客ゲットをちゃぶ台返ししたのが気に食わなかったのか、後日にしっかりと説明をする、と約束されてしまい今に至る。
其処でもう一度、最初の疑問に戻るのだが。
「あーっと、グレイシアさん」
「グレイフィアです」
「失礼」
かみまみた。
最初に名前聞いた時に何処のポケモンか、と思ったのが裏目に出たっぽい。
BW2だとストーリーある程度攻略しないとゲットできねぇんだよなぁ(反省してないっぽい)。
「なんで貴女が来たんです? 塔城はあの日から学校休んでますし、オカ部も全体的に休業中みたいだし」
「お嬢様と眷属の皆様方は一週間後に控えたとある催しの為の下準備に入ってしまったために暇も取れませんので、その代理として
「あ、いや別に責めるつもりはありませんから」
つうか、眷属ってなんぞ?
オカルト部だからそういう言い方ってこと?
役になり切るのも大変じゃないっすかね。
そしてこの人、見た目からしてまさかとは思ったがグレモリー先輩ん家のメイドなんか。
今日は普通の格好というか、OLみたいなスカートスーツで来ているけど。
すげぇ金持ちだとは噂になっていたが、実際部室にシャワールームを用意しても学園から何も言われない若しくは許可も捥ぎ取れるのだから、噂も的を得ていると見ていいのだろうなぁ。
ただ問題は、
「問題は、よりにもよって今日来なくても良かったんじゃないかな、ということで」
「ああ……、其処までは私としても何とも……」
お互いに、部屋の外の喧騒に気を向ける。
アパートへと正面から入って来たからこそ彼女も知っていると思われるが、どんちゃんと酒盛り&バカ騒ぎが一歩入ってすぐに響く魔宴の屋敷と化している。
そしてこの酒盛り、大家さんが趣味で徴収している家賃で酒代が賄われており、その酒代の中には既に払ってしまった俺の家賃まで含まれていたりする。
ぶっちゃけ、早く参加したい。
つうか大家さん、普段の大らかな態度は何処へ逝ったのと云わんばかりに爆走してきたわけだが、よくよく事情を聴いてみると普段の大家さんでは無く、家賃の取り立てを趣味にしているのは“先代の”大家さんとのこと。
親子二代で甲冑着てたら見分けつかんわ。
現在中学生の娘さんも、その内着たりするのだろうか。
「まあ、来てしまったものは仕方ないとして、どうしましょうか?」
「どう、とは?」
「え、いやだって、」
説明と云われても、こちらから問いたいことは特にないので来られても困るというか。
言葉にしようとして悩む。これ、対面のこの人に言っちゃダメな言葉だわ。
▽ ▽ ▽
改めて対面して、正直どういう対処を取ればいいのか、言葉にするならば困惑という感情が近しいのでしょうか。
彼の存在を初めて知ったときは、あの部室へ小猫が連れてきた時が最初でした。
対峙して初めて知るその存在に、圧倒されてしまったのは言うまでもありません。
部屋に入るまでは、いえ、対峙してからも一切の知覚情報を知らせないというのに、その魔力量は上級悪魔を軽く凌駕するほど。
その魔力の一切を、総て己の身の内に封じ込めている、イメージとして見るならば『破裂寸前まで静かに膨れ上がった風船』でしょうか。
それが目前に来るまでは、誰の目にも気づけないほどの爆弾。
そんな恐ろしいとしか言い表せない本能的な恐怖を煽る存在が、平然と紅茶を飲んでいるのです。
恐らくですが、この恐怖をはっきりと知覚できたのはあの部室の中では私のみなのでしょう。
常道的な部分では佑斗もまた得体の知れなさを感じ取ったようですが、それは氷山の一角に過ぎないと、しっかりと注意を促すべきだったのかもしれないと、今更ながらに震え上がります。
お嬢様より話を聞いていた新しい
歴代の
そしてそんな存在が、神器に匹敵するほどの聖具を、軽々とひけらかしていたのです。
下手をすればあの部屋の全員、私を含めて総て塵一つ残さずに消滅させられるであろう程の殺傷力と神秘性を秘めた、かつての“折れる前の聖剣”すらも超えられそうな逸品を、です。
エクソシストとして教会より秘密裏に派遣されてきた暗殺者なのではないかと、あくまで秘密裏に情報を精査したのは仕方がないことだと思われます。
結果は白。
何処の勢力が送り込んだものでもなければ、協会に登録されている魔法使いの一角でもない、つまり、完全にフリーの個人である、と結論が出ました。
だからといって、その危険性が薄れたというわけでは決してないのですが。
問題は、その個人を相手にどういう対処をするのが正解なのかということです。
魔王様に報告するのも考えましたが、お人好しの魔王様の事ですから、あんな得体の知れない存在でも容易く懐へ、下手したら眷属に引き入れようとまで企むやもしれません。
私としては彼の手綱を完全に掌握できるとは、……とてもではありませんが想像が及びません。
その果てにはぐれ悪魔にでもなられた暁には、リゼヴィムに匹敵するほどの大敵を自分たちで作ってしまう羽目になるのかもしれないのです。
よって、報告は慎重に。
不敬? いいえ、これは魔王様をよく知るが故の決断です。
王の為に国があるのではなく、民の為にこそ国がある。だからこその判断、これは間違ったことでは御座いません。
では、放置する?
そうすれば、我々とは別の一派が彼を取り込もうと画策するでしょう。
堕天使や天使では飽き足らず、他の神話群も関わろうとする可能性だってあります。
その時に訪れるパワーバランスの崩壊は、間違いなく真っ先に『一番弱い』悪魔社会から潰すのでしょう。
これも選択から外れますね。
では、ひっそりと処理する?
一番在り得ません。
というか、出来るわけがないのです。
仮に消すとしても、その犠牲として真っ先に義妹が、お嬢様とその眷属が巻き込まれるでしょう。
彼個人が砂漠を悠々と歩いて居るならば別ですが、まず間違いなく、数が多いこちらの被害が一番大きな殲滅戦となります。
1人を殺すのに群を動かす、それは道理的とは到底言えません。
その果てに疲弊しきって、悪魔社会が息絶える等というのであれば、それは最悪の決断となるのでしょう。
要するに、何と於いても距離を置いて、現状一番距離の近しいのであろう小猫に籠絡させる。
それが不可能であっても、お嬢様の一派またはソーナ様の一派との融和を優先させる。
これが一番の選択でしょうね。
存在が強大でも、一応は人間(……人間ですよね?)である彼ならば、友愛の心もきっとあるはず。
心理的に近しい者のサポートか、最低でもこちらの事情を慮ってもらえる友人関係を構築してもらう。
長くなりましたが、本日彼の家にまで赴いた理由は此れです。
――まさかこんな環境下で生活しているとは思っても見ませんでしたが。
落ち着いて対峙するには、少々騒がしすぎる生活環境ですね。
しかし彼は平然としているのだからひょっとして、此れが日常なのでしょうか。
さて、ではどうしましょうか。
こちらの社会を改めて紹介する、にしても、先ずは彼の興味の矛先が向かないことには意味の無い応酬です。
先ほども思い描いた通り、融和と友好を優先させる為には『押し売り』のように主張するのは悪手でもあります。
信頼関係を結ぶには、まずは対等な立場にある、という前提条件を構築しなくては。
さもなくば一決すらもままならぬ、不平等条約を準備していると不興を招く羽目になる恐れも生んでしまうのですから。
個人としては、たとえ得体が知れなくとも彼本人への悪印象などは抱いておりません。
本来ならば先日説明するはずであった『フェニックス家との縁談とそれを賭けたレーティングゲームの開催』をお嬢様とその眷属へ伝達するのみであったはずなのに、其処へと先走って乗り込んできたフェニックス家の3男が悪いのです。
彼本人が神器級聖具を放ってしまったのは見ていましたが事故ですし、早くに逆召喚を済ませて冥界へと還っていればいいものを、無駄に意地を張って何度も死に返った3男の間が悪いとしか言いようがありません。
救助? 触れたら自分に被害が及ぶようなモノに関わる気は御座いません。
何より、3男様は本来あの場に居ない筈の人物ですから、私の公務の対象外でもありましたし。
まあ、私事だとしても手を出すのは御免蒙りましたけれども。
気に入らない上級貴族の3男坊を偶然の事故で人間界恐怖症一歩手前の
お嬢様がゲームに負ければそのまま輿入れする、という不平等なルールを敷かれたフェニックス家との確約は、あの3男坊の思惑次第ではその眷属すらも冥界へと引き連れてゆく可能性まで内包しているのです。
そうなったとしたら彼との融和と籠絡はソーナ様へそのまま鉢を回すこととなるのでしょうが、その結実を私が見届けられないというのは不安を拭うには二手も三手も足りません。妹の行く末をどう変貌させるかも見通せない話を、そのままソーナ様の姉君であるセラフォルー様へは到底回せないことですし。
かと言って、お嬢様が学園へ来なくなったというのに私が顔を出すのも極まりの悪い話ですし。
……いっそ、彼を今回のレーティングゲームに引き入れて、勝利を目指してもらう、というのも考えかけましたが……。
当然、それでは私が秘密裏に動いている意味が無くなります。
ああ、面倒臭くなってきましたね……。
何か全てを吹き飛ばせるような、そんな案でも見つかれば――。
――と、そこまで思考が傾いたその時でした。
一升瓶を片手に持ったアパートの住人らしき集団が、ご機嫌な笑顔で彼の部屋へと赴いて来たのは――。
▽ ▽ ▽
互いに何を話せば良いのか見通せなくなったであろうタイミングで、店子の面々が酒を抱えて宴の
此処の住人は気は良いのだが、酒盛りには素面を許さないという、一種悪癖染みた原則を抱えている。
俺を含めて住人全員呑めることだし(まあ大家の大矢一家は別としてだが)、近隣住民でも近寄らなければ問題ない、と古くからの慣わしみたいな慣習が周辺には回覧板よろしく行き渡っているので、一応の問題は無い。
話が詰まったことで場の緊張感でも解きほぐそうとしたのか、まずは一献、と全員へと盃を巡らせたのも問題では無かった。
グレイフィアさんも場の雰囲気を悪くするのを避けたかったのか、きっちりと其れに参加する流れとなったのも、悪くはないのであろう。
――問題は、彼女の酒への耐性がこの場で誰よりも弱かったことで。
いちばんぐれいふぃあうたいまぁす、と一升瓶片手にPerf●meをたどたどしく歌い出した時には、既に手遅れだと実感できた。
流れるように動くのだが、流石にタイトスカートにスーツは窮屈だったらしく、ダンスに合わせて一枚づつ脱いでゆくのはもう何処のストリップなのかと。
あれーおかしいなー、まだ御猪口に一口程度しか呑んでないよねー?
男女入り乱れた飲み会であるからこそ、下手な色気を醸すのはご法度とするのが住人らの認識なのか。
脱衣シンギングが一幕終わったと同時に、住人らは再び河岸を変えようと部屋を脱出していた。
要するに、置いて行かれたのである。
俺は場を盛り下げない様にと口笛拭いて拍手喝采までやったのにぃ!?
酒に弱いのに呑むのを止めない彼女を留められるはずも無く、というか俺の部屋だし逃げ場がないし、廊下へと移った喧騒を肴に差しで飲み交わす男と女。
酔っぱらった彼女からの本音なのか、俺にもっと塔城とかグレモリー先輩とかと仲良くなって欲しいだの、しかし妹が結婚するのは止められそうにないだの、俺に手を出してもらえるのであればそれが一番簡単だのと、まあちぐはぐながらも先輩と家との確執?みたいなものは理解は出来た。
その際に薄着且つスカート脱いでシャツも肌蹴たグレイフィアさんにしな垂れかかられてドキドキしたり、沫やゲロイン昇格一歩手前で洗面台への誘導とこれ以上の飲酒の阻止、というオプションまで引っ付いて来たのは余計でしかなかったが。
――其処まで思い出して、何故冒頭の情事へと傾いたのかを思い出せない。
俺も呑んでいたけどさ、泥酔とまでは逝ってなかったはずだよね?
なんで一緒のベッドで身体を重ね合って寝ていたわけ?
アルジェント先輩ついこの間喰ったじゃん。
情動は解消されたはずじゃん。
きっとこれは公明な罠、というところまで連想して――、
未だ重なったままの彼女が、恥ずかしそうに身を捩るのを眼前に捉える。
「あ、あの……、とりあえず、まずは離れません、かぁっ!?」
………………スンマセン、一番ありえなかったの俺ですわ。
酒ッ、呑まされたのが運の尽き!
まあ要するに、アルコールで元気になった血の流れがぐんぐんと一部に集まってきているわけで。
現状の様相、つまりはグレイフィアさんの曝け出された恐らくは90オーバーきっと四捨五入すれば100に届くであろう巨乳と呼ぶのも憚られるレベルのふたつの膨らみと、むっちりすべすべな太腿を己の脚で抱えている絡みついた互いの下半身の感触と、うねる内側にきゅうきゅう締め付けられる震えて脈打つ膣壁の狭さ、極めつけは未だ目元が蕩けている薄化粧で隠し切れない火照った貌。
それら総てに集束したのが、今の俺の息子の有様。
きっとこれも世界線の集束が関係しているにちまいない。
運命石の扉の選択は、目の前のイイ女を喰いたいッと絶叫しておりますわ。
「か、からすまくんっ、いまっ、うごいちゃっ、だめぇっ」
艶の乗った嬌声が彼女の口腔から漏れるものの、それが悲鳴になってないのなら問題は無いよね。
そもそも、この人はグレモリー先輩の家のメイドだし、此処で中途半端に逃がしたりしたら先輩経由で塔城にまで情事がもとい事情が届く恐れがあり。
……此処は口封じしかない。丁度、下の口は塞いでいることだし、上も序でに塞いでもらおう。
目指せ快楽堕ちエンドだー! ヒャッハー!
▽ ▽ ▽
次回へ続くと思った?
残念!キングクリムゾンは俺のスタンドじゃないんだっ(浜辺で男子を誘う女子っぽい口調で)。
――と、いうわけで場面転換してのエロシーン突入です。
心の準備は良いかヤロー共。俺は既にギンギンだ。
「んひぃんっ!?」
繋がったままの接合部をぐぃと動かし、角度を変えてしっかりと奥まで行き届くように彼女の体勢を変える。
具体的に言うならば、片脚を開くようにまっすぐに抱き上げて、彼女を横向きに寝かせると同時に繋がった部分をズンッと押し込む。
「んぁっ! ぁっ! ぁっ! ぁあっ!」
魅力的な乳からは手放さなざるを得なくなってしまったが、その分太ももの程よくむっちりとした質感を身体で味わえるのは悪くない。
特に腹へと当たる内腿の柔こさが、突き上げるたびにぴたぴたと響くのが気持ちいい。
肌と肌がぶつかり合う熱気に燃えるのは、人としての本能的な部分を刺激する最上級のコミュニケーションではないかと思うんだ。
「んひぃっ、やぁっ、まっへぇ、とまっへぇっ、らめぇっ」
声音には艶が乗り始めており、言い分とは裏腹に快感に抗えていないのがはっきりとわかる。
というかですね、突くたびにきゅうっきゅうに締め付けて来ておいて、止めても何もなくねぇ?
グレイフィアさんマジ名器。
絞り具合がきっつきつで、こっちとしても休憩挟まなくちゃ責め続けるのも難しいかねぇ。
試しに、突くのを一回止めると、息を荒げたままに顔を赤くしたグレイフィアさんが、やや弱々しげにキッと視線を向けてきた。
「……っ、い、今やめるなら許してあげます。お酒を飲んでいたことで箍が外れた、ということにしておきます。怒らないから、すぐに抜きなさぃひぃんっ!?」
動かすと、反応良すぎて、草不可避(ハイク風。
睨んでいるつもりなのかもしれないが、全裸で、しかもSEXしたままで説教とか説得力の欠片も覗えない。
それでも抵抗しようとするのは、恐らく人妻だからだと思われる。
さっき、“あなた”とかって口走っていたし、彼女自身も誰かと間違えたとか、そういう食い違いが今回の原因なんじゃないかなと密かに分析する。
……このプロポーションで人妻とか、旦那さん勝ち組過ぎるだろ。
「ゃめっ、やめなさいっ、それいじょうっシテもっ、感じないっんっ、ですからぁっ」
「……本当にぃ?」
横に倒れ寝ている彼女へ覆い被さる体勢へと雪崩れ込み、顔を寄せて、囁くように尋ねていた。
――休憩とは何だったのか(呆れ。
必死で身を捩り、彼女の空いている手が逃げ場を探し、ベッドの上のシーツ類を皺くちゃになるまで握り締める。
言葉では否定の意を唱えている彼女だが、目元の蕩け具合からして感じまくっていることは確実。
それを俺が把握していることはグレイフィアさんにも伝わっているようで、俺の視線から逃れるようにぎゅっと目を瞑ったのが妙に可愛らしく思えた。
「ひゃめっ、ゃぁっ、らめぇっ、らめなのぉっ!」
そもそも、さっきいつもより気持ちいいって口走っていたよね?
ログを遡れば逃げ場なんてない。
はっきりわかんだけどね。
「――んぎぃっ! んぁぁっ! いぐぅっ、ぃぐぅっっっ!!」
ほらねー。
っていうか、やっぱ感度イイよねこの人。
旦那さん羨ましいわー、こんな若くて美人で名器な奥さん娶れた旦那さんにマジで嫉妬だわー。
「……ぁ、はっ……はっ……ぁは……」
都合二度目の絶頂に至った彼女の呼吸が整うのを被さったままで待機して、同時に自身のスタミナの回復にも気を回す。
もし今サーモグラフィで覗いたなら、丁度丹田の下の当たりに熱が溜まって真っ赤に見えるだろうぜ。
――腹上死マッタナシっ!
「ひゃぁっ!?」
ていうか無理だ。
回復とか考えられずに、そのまま第3ラウンド突入したくなるくらい奥さんが可愛すぎる。
まさにマッタナシ。
脚を捕まえて再び姿勢を元へと戻す。
開脚する要領で、ぐりぐりぐりっと繋がったままで彼女の身体を90度回す。
逃げられると困るので嵌めたままですけど、正直もう逃げる気力も残ってないんじゃないかなと思うのですよ。
「ぁー……っ、ぁー……っ!」
回したことで刺激が互いに響くのも当然なのだけど、其れが余韻に浸って力の抜けていたグレイフィアさんの目に、別種の色を移している。
喩えるなら、好気。
以前に公園でシタ時、アルジェント先輩の視線に最後の方には宿っていた、もっとして欲しいと訴える情欲を宿したような目。
より判り易く言うなら、おち●ぽ欲しがって已まない雌の顔つき。
……亜子とか、徹頭徹尾こんな顔していたな。そういえば……。
「は……っ、は……っ、は……ん……」
……うわぁ、
呼吸を整えているグレイフィアさんが、目の中にハートでも出来てるの?ってくらい輝かせて、期待した目で正面と相対した俺を見上げてる。
ほんの数秒前まで言葉では嫌がっていたはずなのに、下の口は正直というか、むしろ身体が正直というか。
正面から向き合ったことで向きを変えたことで、改めて彼女の手はシーツから外されており、皺くちゃになったそれらへと放り投げられるようにして大の字になっていた彼女の両腕は、俺を押し退けるどころか『期待』を抱くように胸を持ち上げる形へと組まれている。こう、肉が横へと垂れないように、喩えるならば皿の上に並んだ特大のプリンみたいに。あんなに張りがあったのに、それでもプルプルと震えているのは、もはや凶器としか言いようがない。並の若奥様じゃ中々出来っこない仕草だよ。さすおにならぬ、さすおくっ!てやつかな。
……結局堕ちてんじゃねーかよ。それでいいのかよ奥さぁん。
「……それで、止めて欲しいんでしたっけ?」
「……………………ぇ?」
声に成り切らないが、はっきりと判る困惑を孕んだ音が彼女の口から洩れる。
締め付けている下の口からは力が抜けて、若干緩くなったようにも感じる。
其処をゆっくりと腰を引きながら、囁く口調を止めずに問いかけた。
「充分気持ち良くなったみたいですし、俺は割と満足ですよ? こんな美人の乱れる姿を特等席で眺めさせてもらったんだし、これ以上とか望んだりしたらバチが当たっちゃうかも。つーわけで、今日は此れで仕舞としましょうかね」
駆け引きは大事だ。
一発目は酔いも抜けていなかったし(今も完全に醒めているとは言い難いけど)、現実味を帯びなかったのだからまだ言い訳はできる。
だが、此処でアルジェント先輩のときみたいに率先して堕とそうというものならば、まだ見ぬ旦那さんに申し訳が立たない。
ナニイッテンダコイツ、みたいな目で見ていることだと思うけど、俺だって此処で本気で嫌がられたら止めますよっ!
惜しみつつも辞めて見せますよッ!!
不倫や浮気は犯罪と違うけど、無理矢理犯ったら完全に
無理矢理はダメ、絶対ダメ。胸糞禁止ッ!
……え? 兵藤先輩? ……同居していて手を出さない方がヘタレなんじゃねーの?
「…………す、」
「……はい?」
色々と言い訳みたいな回想を瞬間的にしていると、奥さんの言葉を聞きのがしていた。
もう一回、みたいな意味合いで尋ね返すと、――腰に彼女の脚が絡みつき、引き抜こうという俺の腰を捕まえて離さなくなる。
……えーと、要するに、
「おぅっ」
「…………ま、まだ、ダメ、です……」
………………顔を真っ赤にしつつ、そう宣言する奥様が拠所無く可愛いです。
そして解いた腕を俺の肩に届かせて、そのままぐいっと抱き寄せたグレイフィアさんに圧し掛かり、――圧し掛かるというか、完全に正常位の受け入れ態勢、いやさ、だいしゅきホールド?
あー、これ逃げ場がねーわー、仕方ないわー。
「……んじゃあ、遠慮なく」
「ぁっ、あっ、あんっ、はぁっ、いいっそこっそこぉっ」
彼女の潤滑油でぐしょぐしょの膣穴を、
押し上げるというか、個人的には出したり入れたりと勢いつけたいのだけど、脚で腰を絡まれていたらやっぱりそう出来ないわけで。
ほら、冒頭のエロシーンみたいな感じ?
汁音なんだか肉音なんだか肌音なんだか、むしろギシギシ云うベッドのスプリングも併さっているから複合音?
それが部屋中に響くのに併さって、悦ぶグレイフィアさんの嬌声が叫ぶ程でなくとも大きく響く。
まだ表の酒盛りの方が騒がしいからいいけど此れ、外にも漏れていたら羽衣ちゃんの情操教育にも悪いよなぁ。
近いうちに引っ越しも視野に入れておくべきかもしれない。
「からすまくぅん、んぅーっ」
「ぇ……、んー」
ちゅぷぬちゅぐちゅちゅちゅうちゅちゅうぅ、と逃れられない奥様の舌技が口内へと侵入してくるのでお返しみたいに搦めて蠢く。
吸い合いにもなっていたけど、多分余計なことに気を向けるな、っていう彼女なりの甘え方なのかもしれん。
つーかそこまでやったら収まり付かないんですけど。
いいんですか?
いいんですよね?
……舌を搦めながら上昇するやる気ゲージに促されるように、自身の身を捩って絡まされている彼女の腕を解し取り、正面から恋人繋ぎに絡め直してベッドへと押し付ける。
「~~っぷぁ、じゃ、ちょっと本気出しますね」
「ぁっ! んぁっっ!」
上体をわずかに起こし、押し付け合っていた互いの胸、というかグレイフィアさんの潰れた乳肉の感触を惜しみつつ。
絡まったままの脚を気にせずに、腰を打ち付ける勢いを増す。
「ひっあっあぁっんっひゃぁんっ!」
水音みたいな濁音より、パンパンとした肌がぶつかる音が大きくなり、そのたびに揺さぶられる彼女の身体が振動に合わせて上下する。
そのリズムに合わせて、アルジェント先輩とは比較にならないレベルの彼女の乳肉が、これでもかと縦横無尽に暴れまわっていた!
……うわー、久しぶりに見た、おっぱいダンス。
でもこれあんまりやり過ぎるとクーパー靭帯千切れて無残になるからなー。
視覚的には最高なんだけど、垂れさせるのも忍びねぇし。
……回復手段あったとはいえ、そこで構わんよとか云えるゆーなのあの漢らしさは一体なんだったのか……。
「んひぃっ! ひあっ! あーっ! あーっ! あーっ!」
余計な事へ思考を逸らしている合間に、グレイフィアさんは仰け反るような姿勢へと変わってゆき、大きく口を開けて悲鳴になりかけた嬌声だけが咆哮のように、真っ赤になった貌から解き放たれた。
そろそろ俺も逝きたいし、スパート懸けますかっ!
「何処に欲しいっ? 言ってみてくださいよっ!」
腰を打ち付けながら尋ねるので声音に抑揚と勢いが付くが、そういう間の抜けたリズムにツッコミを入れる余裕は無いらしい。
「あーっ! あーっ! んん゛ぁっ! ~っ~っ! なかぁっ! なかにっ! ほしいのぉっ!」
「りょうーかいっ!」
それでも要求を止める気は無かったのか、身体が今求める快感を必死で声にしようと唸るグレイフィアさんがリズムの合間に言葉へ換えて、それに俺は一際大きく、深く奥へと、突き入れる勢いを留めなかった。
叩きつけるような勢いになってゆく腰の動きに、容赦の二文字は無残に散りばむ。
視覚では乳のダイナミックな動きに血気が迸り、触覚ではぐしょぐしょに濡れた内側が吸い付くように締め付けて。
子宮の入り口に何度もノックが届きとうとう、――俺の中の臨界点を突破した。
「あ、――ぁあ゛っ゛! あ゛ーっ! あ゛っ゛! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっっ!!!」
――ビュルビュルどぷどぷどぷっっ!!
と、本当につい最近解放したばかりとは思えない量の精液が、自分の腹から迸った感触を味わう。
ぅおお……っ! と声にならない射精感が背筋をぞくぞくっと駆け上り、特濃の白濁液を恍惚と受け止めるグレイフィアさんを見下ろして、これ以上ないくらいの快感が同時に鬩ぎ湧き、もう、なんか言葉にならない……っ!
冒頭でも言ったけど、此れホント駄目だ、男をダメにするよグレイフィアさんとのSEXはっ!
「ぁー……っ、出たぁ……」
「ぁー…………っ、はっ、はぁ……はぁ……っ」
まるで男を食うかのような、アルジェント先輩とはまた違う、成熟されたが故の女体の素晴らしさよ……。
それなのに若妻であるというのは色々と矛盾だが、個人的には熟女趣味は無い筈ですのでむしろそれが良かったです。
さて。
初めてSEXしたときみたいに貪って堪能して食い散らかして、言葉に出来ないほどの絶頂を果たした俺は、ようやく彼女から自身を抜き取りそのまま彼女の胸へと柔らかく(二重表現)ダイブ。
実際柔らかくて逃げ場が無くなるおっぱい枕に顔を埋めつつ、この始末をどうつけるかなぁ、と近い未来に頭を悩ませるのであった。
どっとはらい。
~烏丸くんにツッコみたかったり質問したかったり~
~母親の愛情
自虐ネタやめーや
~PAD長への熱い風評被害
いわゆる一つの十六夜咲夜
PADじゃねーです生乳です、が最初に出たのは、もう何年前になるのだろうか
~
ネーミングは『惨劇の十字架事件』共々にその場のノリ
性能そのものは
人間には無害だが悪魔には完全にoverkillな一品
――おかしいなぁ、で済ますな!キッチリ作り直せ!
~亜子とか、ゆーなとか
その辺もう少し詳しく教えてもらえませんかね
エロシーン渇望しているのは読者だけじゃないんだよッ(逆切れ