---磯崎---
後藤さんに相談をしている。ここは古びたカフェ。警察関係者が情報屋と会うのに使っている秘密厳守の個室スタイルのカフェだ。
「確かに、間野の動きはおかしいな」
後藤さんの元同僚の松井刑事に、マノンの周辺を捜査をしてもらった。その捜査結果を、今見ている。メンバーは私と後藤さん、南雲さんの4名だ。
「人外協会のメンバーしか入れないバーに通い、魔王サタンの経営するホテルに住んでいるのか…後藤さん、マノンは向こう側の人間では?」
「それはない。アイツの憎むべき相手は変わっていない。犯罪を犯すハーフ人外と、治外法権で取り締まれない捜査陣だ」
「そうなると、潜入捜査?捜査が仕事でないのに?」
「あと、財団の方も調べたよ。彼は財団のコマンダーだ。それもチーム持ちの指揮官だ」
松井刑事の口から出た言葉、それって、もしかして…
「総理の息子の件は、彼のチームで急襲、救出をしたようだ」
やはり、そうなのか。
「彼を捜査していて思ったのは、彼は危険だ。いつ、殺されてもおかしくないぞ」
「その割には、あいつ無防備なんだよな」
後藤さんの言う通り、無防備すぎる。人外に狙われているはずなのに、一人で潜入捜査って…無謀だろう。
「あと、情報屋のワンも調べた。ロンというボスの下で動いているようだ」
「松井ちゃん、ロンについては情報ないのかな?」
旧知の後藤さんが尋ねた。
「人外だ。バーやクラブを何軒か経営しているみたいだ。たぶん、そこで情報を集めているのだろう」
「マノンのチームメンバーって、わかる?」
私が質問した。
「財団内でもシークレットで、調べられない。財団の一部のメンバーしか情報を知らないか、彼しか知らない可能性もあるな」
「マノンを逮捕して尋問するか?」
「はぁ?罪状は?」
「秘密漏洩あたりで、どうだろうか?人外と接触しているようだし」
「磯崎さん、それはオススメできない。彼のバックがわからない今は、彼に触らない方がよい」
そして、秘密裏の捜査会議が終わり、それぞれ帰路についた。
「磯崎さん、最近疲れているそうね。医療チームから話を聞いたわよ」
南雲さんが話しかけてきた。
「そうなの…毎晩、マノンに犯される夢をみているのよ。はぁ」
「それは、重症ねぇ。どう、これからストレスを発散しに行かない?」
「いいけど…どこに行くの?」
「着いてからのお楽しみ♪」
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南雲さんに連れて行かれたのは、エステサロンだった。
「ここで心身ともにリフレッシュしましょうよ」
「そうね。いいわよ」
二人でエステサロンに入店した。そこは、会員制の有名なお店だった。南雲さんは会員だったので、二人で会員価格でサービスを受けることができた。
彼女とは別の個室に通された。服を脱ぎ、全裸になり、自動洗浄マシンという装置に横になった。程なくして、装置の入り口が閉じて、機械的な音声が流れた。
「まず身体の汚れを落とすために蒸します。安全の為に頭部には安全ガードを被せます」
頭の上から何かを被せられた。呼吸は苦しくないが、目の前がボンヤリ見える。その後、スチームサウナのような状態になった。
『磯崎さんの乳首立っているよ。エステでも感じるとは。ふふふ』
え?突然、マノンの声がした。なんで?
立った乳首を舐められている感覚がある。なんで?
固くなった乳首を吸われている感覚がある。なんで?
『蒸されたクリ●リスのお味はどうかな?』
クリ●リスを堪能されいてる感覚がある。なんで?
乳房を揉まれている感覚がある。なんで?
のど元を舐められている感覚がある。なんで?
『膣の中も蒸さないと』
割れ目を広げられている感覚がある。なんで?
膣に何かが侵入してくる感覚がある。なんで?
「マノン、やめてぇ~」
つい、声を出してしまった私。
『淫乱な磯崎さん。もっと淫乱になってください。ふふふ』
ここから逃げないと…でも身体が固定されて動けなかった。
『このまま、蒸され続けるとどうなるのか、楽しみです』
ジタバタしている私。動けない…そのうち目の前がクリアになってきた。目の前の光景…マノンが南雲さんを調教していた。マノンのペニスを咥えて、奉仕をしている。
「マノン、やめろ~!」
渾身の力で、叫んだ。
『それなら磯崎さんがしてくれるのかな?ふふふ』
次の瞬間、私は四つん這いになっていた。マノンのペニスを舐めていた。私のアナルを南雲さんが舐めている。気持ちいい…こんなに気持ち良い行為があったのか。私の秘部を南雲さんの指が、奉仕してくれている。と、蕩けるような感覚。淫乱に溺れていく私。
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目が覚めると、知らない場所にいた。ここは、どこだ?
隣から南雲さんの喘ぎ声が聞こえる。見知らぬ人外達に犯されている南雲さん。そして、私も人外に犯され、回されていく…
---後藤----
有名エステ店が人外ハーフの一団が襲撃して、店にいた女性客を喰い漁ったようだった。被害者の中にしのぶさん、磯崎がいた。まさか、仲間が被害者になるとは…犯行をした人外ハーフ達は全員、頭を撃ち抜かれていた。
間野のチームが、またしても急襲、救出をしたようだ。
署に戻ると、署長から呼び出された。
「残念だが、彼女達の現場復帰は無理そうだ。無理やり、無茶なプレイをされて、心が病んでいるようだ」
彼女達と面会した署長の口から、報告がなされた。
「後藤さん、一人になってしまったけど、人員の補填をするから少し時間をください」
「署長、人外犯罪というは減るんですか?」
「減るよ。近いうちにね」
「どうやって?」
「マノンが最終兵器を完成させたようだ。それにより、未登録な人外、人外ハーフは撲滅できる。あと、人外協会が責任をもって、統制してくれることになっている」
「あいつの作る兵器は信用できるんですか?」
「できるよ。マノンは任務を早く終わらせたいだけだ。そんなアイツが中途半端な物を作る訳ないだろう?」
「署長は何を知っているんですか?」
「わたしは何も知らないよ」
---マノン---
「これで良いはずだ。サタン、近いうちに終わらせるよ。後の事、本当に頼むよ」
「お前には躊躇という物がないのか?」
「ないな。僕は早く終わらせたいんだよ。サッキュバスとインキュバスに平穏な時間を返してあげたい。それだけだ」
「そんなことの為にか?」
「大事なことだよ。僕のやりたいことを、遂げさせてくれる彼らには感謝しているんだ。勿論、スポンサー達にもね」
「そうか…いつやるんだ?」
「次のアイツらのパーティーの時にだ。登録者にアレをしておいてくれよ」
「わかった」
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サタンの見つけてきた物、人外の遺伝子を食い尽くすバクテリア。ワクチン投与で発症を防げるが、空気感染をして発症をすれば、100%人外は死ぬ危険な病だ。人間には影響ないのがミソだ。
人外協会に登録している者だけにワクチンを投与をしている。未登録な犯罪予備軍な人外達には最終兵器になるのだ。そして、その病を僕は発症した。死ぬ瞬間まで、普通に生活でき、発症したことにも気が付かない、ステルス性。
「内海、そういうことだ。後は頼むぞ」
「なぁ…」
「もうサイコロは投げた。発症をしている。僕はもう助からない」
「うっうっ…」
僕のために泣いてくれる相棒。
「これは自殺じゃない。未来への投資だよ。わかってくれるよな、相棒」
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「ラリー、もう会えないかもしれないな」
財団にいた時から一緒に、人外犯罪に取り組んできたラリーに会いに、署長室を訪れた。
「…」
退職願いをラリーの目の前に置いた。
「色々、ありがとうな」
「私はマノンに何も返していないぞ」
「それで良い。心穏やかにな、ラリー」
僕はラリーの前から去った。