夕日が沈み、段々と吸い込まれるような真っ暗闇に溶け込もうとする空。
レッスンが終わり、各々が帰路に歩いていく。
「バイバイ美嘉姉!」
「じゃーねー!」
未央の声に反応して返事を返したのは城ヶ崎美嘉
ワイシャツの襟を肘まで上げて、上着を腰に巻きつけ、短いスカートからは細いながらも肉がしっかり付いている太ももを大胆にさらけ出している。
髪はピンク色で、サイドでまとめて結んでいる。
今日明日は珍しくオフであり、家に着いて一夜を明ければ思いっきりショッピングに出掛けるつもりだそうで、とても気分が良かった。
(さぁて!明日の為に、早く寝よう!)
ウキウキ気分で街を歩いていたが…
ガシッ ガシッ
??!
突然、暗がりから腕が伸びたかと思ったら、美嘉を掴んで腕の元へと引っ張られた。
(ぁ……誘拐?!)
美嘉は焦った。最近、女性を誘拐して性的なことをされたと言うニュースが流れていたのを思い出していたからだ。
(やだ!絶対に捕まるもんか!)
意気込みは良かったが時すでに遅し…
美嘉の口に睡眠薬を染み込ませたハンカチを当て、匂いを吸わせてきた。
(これ………)
抵抗虚しく、美嘉は深い眠りに着いた…
「…じゃ、運ぶよ」
「うん!」
2人は眠った美嘉を暗闇へと消えていった…
「う…うぅん…」
美嘉が目を覚ました。何していたかはまだ思い出せず、しばらくボーッとしていた。
(そうだ…私、誘拐されたんだ)
起き上がろうとしたが、動かない。何故なら、今、美嘉はXの字の磔台の上に寝かされていた。腕、足共にベルトできつく拘束されている。
だが、美嘉はやけに冷静でいられた。
「…莉嘉~!出て来なさい!それに、みりあちゃんも!」
「…え~!なんでばれたの?!」
「変装はバッチリだったのに!」
「莉嘉はハンカチで分かったわよ!みりあちゃんはフードだから見えたわよ。」
あちゃーっと2人同時にデコに手を叩いた。てか可愛いわ。
癒されたところで本題に入る
「で!なんで私を縛り付けるの?」
「ん!こうする為!」
莉嘉が発言した途端
「んはあああああっ!」
「おおお!良い反応!」
「えーい!」
「いやああっ!」
2人は美嘉の両脇を挟み撃ちするようにくすぐり出した。
「ち、ちょっと!なにするの?!」
「最近お姉ちゃんプロデューサーに色目使ってるでしょ!」
なんとも的外れな推理だった。まあ確かにプロデューサーとはよく喋ってはいるが、莉嘉からはいやらしい雰囲気だったのだろう。
「そんなことないわよ!あんたの思い過ごしでしょ!」
更にみりあが続く
「でもでもっ!プロデューサーはエロい目で見てたよ?」
それはアレがひ弱の童貞だからだ~!
と叫びたい気持ちを一応抑え、更に抵抗する。
「だから!もう疑いは晴れたでしょ?早く離して!」
「それに!最近お姉ちゃんちょっと浮かれすぎてたよ?」
う、痛いところを突かれた。確かに、最近仕事が多くてゲンナリしてたのは事実。そんな姿を見たプロデューサーは一日オフの日を作ってくれた。その為、その日まで頑張ろうって気持ちは裏腹に、一日オフというのに気持ちが軽くなり過ぎていた。
「そ、それは…認めるけどさ…でも、なんでこんな!」
そう、ただくすぐりたいならそれこそ莉嘉の部屋なり使えば良いこと。
「だって今からやるのは本当に近所迷惑じゃ済まされないし、暴れたら物が壊れるし」
「て言うか、そもそもここ何処なのよ!
」
今更気づいたが、電球一個だけ明かりがある部屋。床は綺麗であること以外分かっていない。
「ここ、事務所のレッスン室だって」
「え?!じゃあなんであんたがそれ使えるのよ!」
「それは、ひ・み・つ」
「秘密って…」
「じゃ、はじめるよ~!」
スポン スポン
「ひっ、いつの間に!」
いつの間にか足にいたみりあちゃんにより、靴下を脱がされる。
「じゃ!イくよ~!」
「OK」
「待ちなさいよ!2人共、ちょ!……いははははははははははははははは!」
2人のくすぐり責めがはじまった。莉嘉は美嘉の頭の上で脇の下をくすぐる
「お姉ちゃん腋弱いもんね~こちょこちょ」
「わかってるならやるなぁああははははははははっ」
莉嘉は、美嘉の脇の下をぐにゅぐにゅともむようにくすぐる。
「はぁ、お姉ちゃんの腋のぬくもり…!」
「ばっ!そんなとこかんじるなあ!」
みりあは裸足にした足の裏を高速で指を動かしてくすぐっている。
「美嘉お姉さんの足、ぷにぷにで可愛い!」
「みりあちゃあん!そこ反則!はんそくだからやめてええへへへへへ!」
みりあちゃんは美嘉の足の感触を楽しむため、足の皮をつまんだり土踏まずのしわをなぞっていく。
「やめやめやめぇぇええへへへへ!足いじらないでえええ!」
「ほれほれぇ~。ここか?ここがええんか?」
「くらえ~!ワシャワシャ攻撃ぃ~!」
「いやぁひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!キツイいいいいいい!くすぐるなぁああああああああ!!」
こちょこちょこちょこちょこちょこちょ
「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」
「へえ…へぇ……うぅ…はぁ、ふぅ~…」
2人の小悪魔的くすぐり責めが一旦終わったらしい美嘉から少し離れた。
「あんた達ぃ~後で覚えておきなさい!」
「ふふふ、そんな疲れ切った顔じゃ、説得力はないぜ?」
「それ何処のセリフよ…」
何処ぞで覚えたセリフをカッコよく言い放った莉嘉は、スマホを取り出したかと思ったら、すごい早さで文字を打ち込む。
「な、なにしてるの?」
なにされるか分かったもんじゃない美嘉は恐る恐る質問する。
「んー?お姉ちゃんにとってはいい事!」
絶対にやな予感!
…しばらくして、またもや莉嘉はスマホを取り出し、何かを見ている。
何をしたのか、不安でたまらない。
と、そこへ何人もの足音がぞろぞろと聞こえてくる。
「あ、来た!こっちだよー!」
莉嘉が扉越しに声をかける。
ガチャ
扉が開いた瞬間、美嘉は驚愕した。
「ひっ…」
扉から入ってきたのは中学、高校生くらいの歳の男性が10人、20人、それらを越す人数の男性が入ってきた。
「なんの冗談よ、これ…」
流石の美嘉も、この光景に怯えざるを得なかった。
「り、莉嘉?この子達って…?」
動揺を隠せず、怯えた声で莉嘉に問う。
「この人達は~、私が呼び出した、お姉ちゃんのファンだよ!」
あまりにも予想外の答えが出て、目を丸める。美嘉はとりあえずヤバイ人ではないことは分かった。
が、なぜ、こんなにも?
「いや、だって、お仕置きだし、せっかくだからお姉ちゃんのファンに集まってもらったほうがどちらも喜ぶじゃん?」
「喜ぶって…まさか!?」
「そのまさかなんだね~」
「美嘉お姉ちゃんはぁ、今からこの人達にくすぐられま~す!」
頭の血が引くのを感じた。仮に、全身をくすぐられるにしても最低8人必要。で、ここにいるのが20人超え。
「ひっやだっそんなにいたら!?わ、笑い殺される?!」
美嘉は命の危機を感じたのか、拘束具を外そうとするが、やはり外れる気配はない。
「大丈夫よ!手加減するように言ってるから。」
そう言いながら莉嘉は男子達を位置につかせる。
「位置についたね?」
「莉嘉??!待ちなさいよ!本当に…」
「始め!」
「~~~~~~~~~~~~~!!!」
莉嘉の合図で美嘉に多くの手、数えるのも億劫な指が身体に食らいつく。
「ぎゃははははははははははははっ!いひいいいいひひひひひひひひ!!!強い!つよいいいいい!!」
男子達の指は美嘉と言う憧れの女性に触ってるのもあり、ぐいぐい指を肌に押し込んで、JK特有の柔和な肉体を堪能する。
「いやはははははははははははははははははははははははは!!!ほ、本当にやめてえええ!!!」
美嘉の声は聞かないだろう。
そもそも、この男子達はただ、美嘉の出てる雑誌をライブを、お手伝いしたり、バイトをしたりして稼いだお小遣いで購入、参加して、マジマジと、美嘉の汗が煌めく、際どい衣装を着た身体を見ているだけだった。
そんな日が続いたある日にチャンスが訪れた。莉嘉と言う美嘉の妹が誘ってきた。
勿論、最初は断った。莉嘉と姉は仲が良いと言うのは知っているが、流石にそこまでは…。きっぱり断ろうとした瞬間、チクリと引っかかる。
もし本当に美嘉の身体を触れるのならこれは一生とないチャンスだ。そう考え、莉嘉による美嘉にくすぐりお仕置き同盟は結成した。
「きゃへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!も、もう苦しいから!もう苦しいい!!」
全身をくすぐられたことがない美嘉にとって、未体験の感覚だった。更には男子によって。
「いはははははははははははははははははははははははははははははは!!!」
男たちは一心に美嘉をくすぐる。
建前はそうだが、皆はきっと、美嘉の身体の感触を堪能している。
「ぎひひひいひひひひひひひひひひひひひひひっひひ!!!も、もういやぁああ!」
改めて美嘉は男子たちの表情を見る。
男子の目は美嘉の身体に釘付けになって凝視している。男子たちの脳内は美嘉に歪んだ愛情を抱いている。
それも当然だろう、今、雑誌やテレビ、握手会でしか拝むことが出来ない城ヶ崎美嘉が自分の指で悶えているのを後に控えている男子、くすぐっている男子共に見ているわけだ。さわることはおろか、においですらかげない存在が、今はすぐそこに存在し、その気になればレッスン後の濃厚な香りをかげる。
今の状況はいくらでも美嘉の髪、肌、吐息、汗のにおい…を視覚、嗅覚、触覚で楽しめる。
男子たちは躍起になり、美嘉を集団でもみくちゃにする。
「あはははっ!!?いぎゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!つよい!つよいいいぃぃいいいいい!!!」
「いやぁぁははははあははははあはははあはははあははっははははははは!!おねがい!本当にやめて!!おなかがいたいいいいい!」
「汗かいてるから!不快だからふかせてぇええへへへへへへへへへ!」
責めてる相手が莉嘉かプロデューサーなら暴言を吐いてでも訴えていただろう。
しかし、今くすぐってるのは男子、さらに自分自身のファンにくすぐられているのだ。
下手に言ってしまうと傷つけることになるかもしれない。
「ひははははははっははっははははははははあっはは!くすぐらないでええぇぇええ!!!」
でも言わなければどんどんつけあがり、さらにくすぐったくしてくるのが男子たちだった。
「じゃ、こうた~い!」
「!!!」
みりあによる悪魔の宣告だった。即座にいままで苦しませていた指は離れていき、代わりの手が伸びていき、美嘉のワイシャツ越しの肌に指が食い込む。
また揉まれるのか…と思い、次に来る刺激に備える。
が、来た刺激はちがうものだった。
「ひひひひひひひひひひひひひ!!!ゆびいいいぃぃぃぃい!こしょこしょしないでぇぇええ!」
男子たちは指をめちゃくちゃに動かし、美嘉にあいまいな刺激を与える。
「その動かし方いやあぁあぁあああああ!へへっへへっへへへへへへへへ!」
「………またまたこうたい!」
「いひゃっ!ひっ、ひゃん!ひひっひいぃいぃぃい!」
次は突っついてきた。腋が突っつかれたかと思ったら太ももに突っつく。
「ぃひっ!ひっ!ひぃいん!きゃっ!!やぁ…」
ランダムに突くため、常に意表を突かれることになる。
「さあ、これからローテーションで行くよ」
ここから、押しこみ、わしゃわしゃ、突っつきのローテーション地獄を味わい…
「はぁぁあはははははははははははははっ!きゃはははははははははは!ぎひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」
「イヤ~~~~~~~~~~~!!!」
じょろろろろろろろろろ…
遂に、くすぐりお仕置きに屈したようにファンの前でお小水を漏らしたまま気絶してしまった……
「ありゃりゃ…気絶しちゃった…」
「で、莉嘉ちゃん、どうするの?」
「…まだまだ…!」
莉嘉の顔がどんどん悪い顔になっていく。
「ぎゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!もおやだあああああああああああ!!!」
その後、美嘉はワイシャツを脱がされ、ピンクの下着姿にひん剥かれた状態で、バツの字に再び拘束された。
起きた後、男子の1人が便箋を持っていた。美嘉はそれを読むと。
お姉ちゃん!ファンの前でお漏らしはダメだよ!追加の罰として、今から1人10分ずつ、男子達にくすぐられてきて!
と書かれていた。
美嘉はお漏らしをしてしまった羞恥心で顔が真っ赤になるが、すぐに真っ青になる。
今から、男子1人ずつくすぐってくる恐怖が訪れた。
「あ……や……」
「いやあああああああああああ!!!」
その後、数時間におよぶくすぐりお仕置きラウンド2は夜12時に閉幕となったそうな。
その後…
「お、お姉ちゃん…?本当にこのかっこでやるの?」
「やー、身体がスースーするよ…」
「あ・た・り・ま・え、でしょ!!!」
あの後美嘉は最後に残った男子によって解放され、プロデューサーに問い詰めた。あれだけの物、あいつだけが知ってそうだったからだ。
プロデューサーは素直に負けを認めた。まだ使わなくなって浅いレッスンルーム、何用で使うのか磔台。準備は全てやったが、莉嘉、みりあの2人に事情を聞こうとしたが、逃げるようにしてその場を後にしたらしい。
次の日に2人を捕まえ、昨日のレッスンルームで立てておいたバツの字の磔台に2人にマイクロビキニを着せて、拘束した。周りには美嘉のファンの子達がいる。
「さぁて、はじめましょうか♡」
間も無く、2人の可愛らしくも悲鳴に似た笑い声を発し続けた。
終わり。