闇影の軌跡 ー夜淫ー 作: 黒兎
上手くできたか微妙ですが、宜しくお願いしますm(__)m
オリ主(ゼダス)×フィー×ラウラのお話です
追記:この話の時系列は、本編の五十九話『戦闘者の意地』の後となっています。
《天帝》初夜戦
「なぁ………早急に回答を求める」
「ん。何?」
「フィー。お前………何やってんの?」
黒髪紫眼の少年、ゼダスは今の現状を全くと言って良いほどにまで、理解出来なかった。まず、情報の精査と行こう。
そんな人らしく無い暮らしを送っていた中、結社の長《
「唐突ですが、エレボニア帝国のトールズ士官学院に行って来て下さい」
と命令を受け、そのまま士官学院に入学。
そのまま、流れで次世代型戦術オーブメントであるARCUSの限界を実験する為に設立された、特科クラスⅦ組の配属されたのは記憶に新しい。
そして、Ⅶ組用の特別カリキュラムである一ヶ月周期で来る《特別実習》で地方に飛ばされ、毎回の如く苦労させられたのは身体に染み付いている。そんな苦労を重ねる事、多分四回。
夏を迎え、エレボニア帝国の首都たる帝都ヘイムダルでの《特別実習》を行う際に事件は起きた。
Ⅶ組でゼダスを抜いた場合の最大の戦力たる青髪の大剣士のラウラ・S・アルゼイドと銀髪の双銃剣士のフィー・クラウゼルの確執だ。互いの生き様を掛けた意地の張り合いは、クラス内でも問題になりそうだったのだ。
だが、そんな問題も色々な要因が功を成し、解決した。そして、その証明として、ゼダスに挑んで来たのだ。結果、ゼダスの惜敗。まぁ、その結果を受けて、正直な所、不貞寝したかったし、疲労困憊だった為、宿である遊撃士協会帝国支部の受付にあるソファーで意識を絶ったのが、最後の記憶。
で、何でこうなった?
ここは………多分、遊撃士協会帝国支部の二階にあったベットの上。そして、何より印象的なのは–––––手首にガッチリと付けられた手錠。ベットの支柱と繋がれていて、抜け出せない。とは言え、手錠単体なら何とでもなる。力技で破るのも一つの手段だ。だが––––それを実行すると、ゼダスの
というか、何でこうなったかの説明が欲しい。故に尋ねている。
「だから、何でフィーは俺の身体を拘束した上、跨って居るんですかね?全く意図が読めないんすけど」
簡潔に状況を纏めると、ゼダスは手錠やらで拘束されている上、フィーはゼダスの胴体の上に跨っている。
室内の灯りは一切と言っていいほどに灯っておらず、月明かりのみが差す中、フィーの表情は艶やかに見えない事もなかった。
「ゼダス、マジ鈍感乙」
「………つーか、他のメンバーは何処よ?ラウラは?マキアスは?」
「煩い。ゼダスは私だけを見てれば良い」
毅然とした態度で言い張るフィーは、驚きの行動に出る。何と、徐にゼダスの唇を奪ったのだ。
ゼダスとして、記憶に残ってる中では二回目である接吻は、最初の時と比べれば驚く事は少なかった。
とは言え、衝撃が薄い訳では無い。何故なら、フィーは確実に舌を絡めて来るのだから。
状況の判断が追い付かぬが故、意識が溶かされる様な感覚に襲われる。だが、そんな変な感じの中に別の感触があった。まるで………口内の中から出る液体とは全く別の物。これは–––––
「(––––––即効性の媚薬ッ⁉︎しかも、規格外レベルに強力とか………何てモンを盛ってるんだよッ⁉︎)」
「フフ………ゼダス、効いてきたみたい」
口を封じられていたから、吐き出す事が出来ずに成り行きで呑み込んでしまった。
身体中の至る所が火照っているのを感じる。
恋慕感情は分からなくても、身体自体は反応してしまう。どれだけ強力な媚薬を盛られようが、《
「ゼダス、苦しそう………」
フィーは身動きがままならなく、ベットに力無く倒れているゼダスに対して取っていた騎乗位の姿勢を解き、スッとしなだれ掛かる。そして、ゼダスのズボンのファスナーをゆっくりと下ろしていく。
事の異常さに流石のゼダスも笑えなくなってきた。
「フィー。今だから言っておくが………本当お前、何しようとしてる訳?」
真意を確かめようとする為の問い。それにフィーは首を傾げながら、至極当然の様に答えを吐く。
「何って………
その言葉が
「うわ………これがゼダスの………………」
と言葉を漏らす。
恍惚そうに眺めるフィーは次の手を打つ。それは–––––
「––––––ッ⁉︎フィー………お前、事の重大性が分かってやってんのかッ⁉︎」
「
–––––俗にフェラと呼ばれる物だった。
亀頭は舌で弄り回され、意識が果てそうになるが何とか食い縛る。ここで折れたら、完全に負ける。恋慕感情が分からないのに、性欲に呑まれる。絶対に駄目だ。そんな………ただの肉体関係で成り立つ“恋”は“恋”じゃない。哀しみが連鎖するだけだ。
だが、そんな決意を嘲笑うかの様にフィーは猛攻を続ける。
その小さな口では、ゼダスの逸物全てを咥える事は出来ないが、その為に露出している部分を手で扱く。時に激しく、時に優しく………まるで体内の各部数値を覗き見られてるかの如くに力加減を変えて来る。
「ちゅ………ちゅる………………れろ………」
「グッ………や、めろ、フィー………………マジで取り返しが………………付かなくなるだろうがッ」
意識と行為の意地の張り合いによる拮抗状態は数分は続いた。しかし、高効果の媚薬が盛られていたのだ。意識が保てたとしても、身体の方が保つ訳が無かった。
––––––びゅるるッ‼︎
「う………中々、独特な味………………」
フィーの顔に精射してしまった。白濁の液は白い肌をツーっと滴り落ち、艶かしい感じがする。だが、それすらも零すつもりが無いのか、あらゆる精液をフィーは一気に呑み込んだ。
その時、ゼダスは頭を抱えたくなった。これは………だいぶ不味いパターンだという事に。
同じクラスの女子と性行為に及んでいるのだ。その事に関しても中々の不味いパターンだと言うのに、今行為に及んでいる場所は実習の宿なのだ。誰が入って来てもおかしくない。そして、それがクラスメイト又は学院関係者なら完全に詰む。現行犯で連行確定のバッドエンドルートしかなくなる。
何とかして、逃げる。そう心に誓っても、身体が言う事を聞かない。最早、己の身体とは思えぬほどに微動だにしない様子にゼダスは歯嚙みする。
「ゼダス、気持ち良かった?」
ゼダスの心の葛藤を断ち切るフィーの声。
これにハッキリと答えるべきか否か。新たな葛藤に襲われる。
ここで包み隠さず「気持ち良かった」と答えるのは容易い。事実、どれだけ耐えようとしても気持ち良かったのだから。だが、それが悪手なのは分かっている。
それで調子に乗り、この様な行為を度々と強要されるかも知れないし、更に先の行為に及んでしまうかも知れない。それは–––––不味い。本当に不味い。甘過ぎるコーヒー並に不味い。
残った数少ない理性を総動員し、嘘を吐く。これが互いの為だと信じて。
「………んな訳……………ねぇだろうが………」
「そっか………それじゃあ、もっと気持ち良くなってもらわないとね」
そう言ったフィーは立ち上がり、スルスルと何かを脱ぐ。
流れ的に何を脱いだかは、予測が付く。多分、秘部を隠している布だろう。
フィーの秘部が露わとなり、ゼダスの理性は少しずつ刈り取られていく。フィーの秘部は、年相応と言っても妥当なまでに毛が生えていなかった。いわゆる白板。それがゼダスの身体を反応させ、逸物が固く戻ってしまう。
フィーは再び、ゼダスに跨る。ゼダスの逸物の先っぽとフィーの秘部の入り口がコツッと当たり、徐にフィーは口を開く。
「ね、ゼダス………これで一緒になれるよ」
「………マジで止めろ。本当に止めろ………こんなの互いの為じゃねぇ。お前には、俺なんかより、もっと合う奴が居る。絶対に現れる。だから………その為に止めろ。そんな軽々しく………“初めて”を捨てていい訳無いだろ」
正論艦隊で何としてでも制動を掛けさせようとするが、フィーは止まらない。それもそうだ。フィーが–––––今までどれだけゼダスを想って来たかを考えれば。
「そんな事無い。こんな事、ゼダスじゃなきゃ絶対にしない」
「は………?お前、何言って………」
「本当、鈍感………だから、私はゼダスが好きなの。少しは気付いてよ」
「………いやいや、俺クズだぞ。恋とか全く分からない馬鹿だぞ」
「それでも私はゼダスを支えたい………ううん。そんなゼダスだからこそ、支えてあげたい」
ゼダスの上に跨るという体勢を取る為に、膝立ち状態のフィーは、最後の行為に及ぶ前に、再びゼダスに
「普段は強くて凛々しくて、何時でも非情になれる。………それでも、心の底では自分の事で何時も悩んでる。それが、どういう内容かはわからない。でも、そんな強くて弱いゼダスを私は支えたい。だから–––––ゼダス、私を貰って下さい。お願いします」
普段のフィーの口調とかけ離れた上に急な告白。これにゼダスの頭の中には、金髪の姫剣士が映っていた。
–––––
そう思わずにはいられないゼダス。
だが、ここまで面を切って言われたら、断れる訳が無い。そして–––––突き放してしまえば、二度と取り返しの付かない事になるのも分かっている。シルフィードの時の様に。
それがどれだけ愚かしく、人の道から外れた物かはわからない。でも、そんな道は今までも通って来た物だ。そして––––これからも通る物だ。一人から二人に。正直、心の支えが出来るのは有り難い。なら………男らしく、肚を括って、責任を取る必要があるだろう。
「………ったく………分かった。責任を取ってやるから、どうぞお好きに。………でもさ、最後まで至るんなら、拘束を解いてくれないか?流石に最後まで女に先導されるのは、男として面目が立たないし」
「………逃げない?」
「正面から告ってくれた奴を振り切って逃げる程にまではクズじゃないと思ってるよ、俺」
「やっぱり、ゼダスだ………うん、解いたげる」
フィーはゼダスの上から降り、ベットの支柱に結び付けた手錠を外していく。僅かながら、痺れた感覚があるが、別に問題無いだろう。
手錠を外したフィーはベットに身を預ける。さっきはゼダスが受けだったが、今回はフィーが受けなのだろうか?まぁ、先導されるのは気が引けると言ったのは、ゼダスだし仕方無い。
客観的に見れば、フィーをベットに押し倒している形となっているゼダスは、心配事を口にする。
「先導されたく無いって言ったのは事実だけどさ………俺、こういう行為に及ぶの初めてなんだけど」
「………?私もだよ」
「これって、挿入するパターン?」
「多分、そう。さっき、ゼダスのブツを奉仕した時から下の方の口がビショビショだから………初めてでも痛くないと思う。だから………本能のまま、犯していいんだよ?」
「お前って奴は………どうして、そんな思考を溶かしそうな台詞を平然と吐くんだろうな」
「そういうゼダスだって、周りには優しくし過ぎて、寧ろ痛いレベル」
「そうかなぁ〜〜。別に自覚は無いんだが」
互いに見つめ合い、そして少しばかり吹き出す。多分、互いが互いの認識において似ているからなのだろう。
「それじゃあ、挿れるぞ」
「うん、来て、ゼダス」
お互いに意思を尊重し合い、最後の行為に及ぶ。
ゼダスは己の逸物をフィーの膣内にゆっくりと挿れる。了承有りきの行為とは言え、無下に痛い思いをさせる訳には行かない。が、
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ‼︎」
フィーは辛そうに表情を歪める。やはり、痛いのだろうか。その証拠に接合部からは、処女膜を破った時の血が流れている。本当に“初めて”を捧げているのだ、と認識すると、尚更責任を持たざるを得ないのを再認識する。
「わ、悪い………大丈夫か?」
「ん……ビショビショ、でも……痛い、けど………好きな人に、“初めて”を、捧げてるから…………満足感の方が大き。だから………気持ち良くなって良いよ」
何とか穏やかな笑みを取り繕うフィー。それに感化されてか、ゼダスの逸物はフィーの膣内でビクビク動いている。流石に耐え切れなくなったゼダスは腰を動かす。ズブズブと音を立てて、逸物が出入りするのを目に、フィーは満足そうな笑みを浮かべる。
「ようやく………一つに、なれた。もっと………………激しく、しても良いよ。寧ろ………壊れるまでヤッて」
「………分かった。でも……不味いと思ったら、言えよ。別に無理して及ぶ行為じゃねぇんだし」
忠告をしたゼダスは、一気にペースを上げた。
動かす腰の速度も速くなり、逸物が出入りする速度も同じ様に速くなる。時折、ゼダスの逸物の先端がフィーの膣内の奥……つまり、子宮の入り口にコツンと当たる。その度にフィーの膣内は、ゼダスの逸物に愛おしそうに絡み、離さない。
「あっ、あっ………これ、が……性行為…………聞いてた……より………気持ち……良い………」
「グッ…………フィーッ、締め付けが半端無い……………コッチが先に折れそうだぞ、おいっ」
言葉通り、正直なところ、長時間は保たなさそうなゼダス。だが、それはフィーも同じだった。
「………正直……私も…キツい………良いよ、今なら……………一緒にイケる」
膣内から漏れる少量の血混じりの愛液。
「い、くぞ……………フィーッ‼︎」
「–––––––あああぁあああぁあぁあああぁあぁぁあぁッ‼︎」
絶頂に至ったフィーは快感混じりの声を上げる。同じく、使い切ったゼダスも果て掛けていた。残る数少ない体力を使い、己の逸物をフィーの膣内から抜く。すると、決して少ないとは言えない量の精液を受け止めたからか、入り口付近は僅かながら痙攣していた。
満足そうにベットに横たわるフィー。その頭をゼダスはソッと撫でた。
「………凄い今更なんだが………お前って、今日は安全日なんだろうな?」
「……………うーん……どうだったかな……………でも、最近は来てない気がする」
「それって、不味いパターンな気がするのは俺だけだろうか?」
問い詰めたいが、フィーが浮かべる表情に、口を紡ぐ。安全日である事を祈ろう。今はこれしか出来ないのだから。まぁ、最悪は退学届を貰って、執行者業を傍らにヒッソリと隠居する。それなら、何の問題も無い。
頭の中で、最悪のパターンを想起し、対策を立てたゼダス。だが、状況はまたしても大きく動く。
「–––––––で、ラウラは何時までそこに居るの?」
そう言い、ベットに身を預けたままのフィーは視線を動かす。そこにあるのは、行為に及んだ部屋の扉。
その行動にゼダスは索敵を一気に掛ける。そして、頭を抱えたくなった。確かに居る。扉の影にラウラが居る。普段なら絶対に気付いただろうが、状況が状況だった為、索敵を掛ける余裕すら無かったから、気付かなかった。
–––––不味い
そう思ったゼダスは悪くないだろう。
何せ、フィーとラウラは数時間前まで仲違いしていたのだ。ようやく、仲直りしたと言うのに、こんな状況の野次馬に遭ったら………また仲違いするだろう。そして、永遠に直らない。
避けるべき、最悪の状況になってしまった。
「そなた達………一体、何をしているのだ?」
若干、失望した感じを含む声を掛けながら、扉の影から現れるラウラ。
どこから見られていたかは分からないし、何と弁解しようか……………と、思案を巡らせるゼダスを余所に、状況を更に狂わせるのはフィーだった。
「何って………男女の営みだけど」
「未成年なのに、そんな事をして良いと思っているのかッ⁉︎」
「ううん、しちゃいけないのは分かってるよ。でも––––––ラウラも興奮してたよね」
「––––––ッ⁉︎」
突如、掛けた声にラウラは表情を引き攣らせる。それを見たフィーは詰めに掛かる。
「だって、私が最初に
言葉を発しながら、フィーはベットから降りる。
「で、その後の行為もずっと見てた。そして………」
フィーはラウラの方に歩み寄る。
「どうしてかは、自分じゃ分かってないと思うけど、気付けば
流石は《
「もう準備万端。キッチリと濡れてる。でも、興奮してないって否定して良いよ」
スルスルと離れ、再びベットに腰掛けているゼダスに近付くフィー。そして、しなだれ掛かり、フィーはゼダスの顔に手を添え、悪戯っぽい笑みを浮かべ、王手を掛ける。
「ま、実際にもう一回、私がゼダスとヤってみれば分かるんだけどね。自慰してたんなら、他人の行為を見て、耐えれる訳無いし」
そう言って、フィーはゼダスの身体に手を掛ける。先程まで着ていた制服のボタンを淡々と外していく。
その行為を呆然と眺めるラウラは、頭の中で色々な感情が渦巻いていた。
こんなのは間違っている、という正論。それに対抗するかの如く、さっきのフィーの様に抱いて欲しい、という様な黒い対抗心。
ここで何方の意見を取っても不味いのは理解している。
正論を取れば、確かに事を荒立てずに済むかもしれない。だが、先程のゼダスとフィーの行為を見てしまい、このやるせない切ない気持ちの処理に困っているのが現状だ。そして、何よりも危惧すべきなのが–––––ゼダスがフィーに依存してしまう可能性だ。
そんな事になれば、己を保っていられる気がしないのだ。何故なら–––––ラウラもゼダスを好いているのだから。
ゼダスの剣技、強さに憧れ、人として頼れて………その想いが延長して、好きになってしまった。その好きな人が、別の女に依存する。それは………余りにも切な過ぎる。
なら、黒い対抗心を取れば良い。これなら、与える衝撃によってはゼダスを取り返す………越えれば、依存させる事も出来る。しかし、それは正しい事なのか?本来、こういう行為は然るべき状況において、及ぶべき物だろう。それに–––––………
そこまで思考が回ったラウラの背後から、黒い影の様な物がヒッソリと纏わり付く。これが己の心の弱さだと言うのは、嫌でも理解出来た。
–––––良いのか?ゼダスが奪われて。
「………そんな訳無いだろう」
–––––それじゃあ、奪い返せよ。フィー以上に快感を覚えさせれば良いだけの話だろ?
「………だが、それでは–––––………」
ラウラは心の弱さに押されてしまう。
確かにフィーは、己の身を捧げる事で愛を証明した。それが、どれだけ強引な方法だったとはいえ、だ。それにゼダスは………多分だが、責任を取る形で応えた。なら––––––私でも大丈夫なのではないか?
そんな心の葛藤をしている中、ゼダスは焦っていた。
フィーが言う通りなら、最初から最後まで見られていたのだ。そんな
「(積みゲーならぬ、詰みゲー………だよなぁ〜〜、これ………)」
天を仰ぎ、そう思ってしまうゼダス。そんな中、しなだれ掛かるフィーが視界に入る。
「(………にしても、何でフィーはラウラに口撃を行ってるんだ?普通は口止め……………あ)」
ゼダスはある事が閃いてしまう。そして、これは多分、フィーが考えている
考えに至ったゼダスは立ち上がる。
「え、えーと………ラウラ。あの………そのさ………」
「………………黙っておいてくれ、と言うのか?」
「………うん。まぁ、そんなとこだ。聞き入れてくれないなら–––––」
心の中で謝罪しながら、ゼダスは近くの壁にラウラを押す。いわゆる壁ドン状態。
「–––––––お前を襲ってでも黙らせる。生憎、そういう手段しか思い付かない馬鹿なんでな」
「–––––––ッ⁉︎」
顔を赤らめ、ソッポを向くラウラ。それにゼダスは内心、顔から火が出る程に恥ずかしかった。
何せ、普段の自分では絶対に言わないセリフだ。だが、見た所、効果覿面。良かったのか、これ………と思い、フィーの方を向くと、親指を立てて、グッジョブと合図していた。何がグッジョブなのかはよく分からない。
「で、どうする訳よ。黙っててくれるんなら、このまま何もせずに解放してやる。でも、バラすつもりなら………同罪って事にする。一緒に濡れ衣でも着てもらうさ」
内心の焦りを全く感じさせないゼダスの声。やはり、執行者としてか、そういう交渉事の心得は少なからずある。例えば–––––こんな風に脅しを含め、誘導する、とか。
その為には、完全に演じ切る必要があるが、そこに関しては問題無い。普段から、己を欺き、偽善者を演じているのだ。今更、この程度の演技は出来て当然。
「分かった………」
漏れたラウラの声に、ゼダスは安堵の息を吐く。これなら大丈夫………と思っていたが、そうは問屋が卸さない。続いたラウラの言葉は予想の九十度以上方向性が飛んでいた。
「………だが、身体の疼きを鎮めてからにしてくれないか……………このまま、終わりたくない……………」
ゼダスの制服の袖を弱々しく掴み、眼を伏せてそう言うラウラ。表情を伺うことは出来ないが、耳の先まで赤くなっているのだから、相当恥ずかしいのだろう。
「身体の疼きって……………まさか」
先程の行為がゼダスの脳裏にフラッシュバックする。まさか、フィーと同じ行為に及べというのか?それって、二股じゃね?と思うゼダスだが、黙ってて貰えるなら仕方ない……………が、本当に良いのだろうか?
浮かんだ疑問にゼダスは思い悩む中、火に油を注ぐかの如く、状況を加速させるのはフィーだった。
「互いの了承を確認……………ふふ」
悪戯っぽい笑みを浮かべるフィー。それにゼダスは–––––
「(こいつ……………まさかと思うが、狙ってたのか?)」
と思ったり、思わなかったり………。
半眼無言で訴えるゼダスにフィーは言葉を連ねる。
「ラウラの了承も有るんだし、ゼダスが身体を鎮めて上げれば?私は別にゼダスとラウラが行為に至っても良いと思ってるから」
「フィー、お前さ………さっきの告白をしといて、浮気オーケーとは………って、思った俺は悪くないと思う」
「ゼダスってさ、本当鈍感だよね。それでどれだけの女の子を堕として来たのやら………」
「何が言いたい?」
「だ・か・ら、私と同じでラウラもゼダスの事が好きってことじゃないの?多分だけど」
サラッと面倒な仮説を立てているフィー。だが、何故か正鵠を射ている様な気がした。一応、真偽を確かめる必要がある。そう考えに至ったゼダスは、ラウラの顔を覗き込む。すると、顔を真っ赤に、そして何としてでも目を合わせまいと目線を涙目で逸らすラウラが居た。何か、答えが出ている様な気もするが、聞こう。
「………本当か?」
「……………………うん」
「また何でお前らはこんな奴を好きになるのかね………戦闘馬鹿の鈍感屑野郎だぞ。婿にするには不釣りあいだろ、どう見ても」
「そんな事はないッ‼︎」
声を張り上げるラウラにゼダスは驚く。
「そなたは–––––ゼダスは、何時も強く在ろうとしたッ‼︎その姿に私は憧れた‼︎最初は尊敬だったが……………ゼダスと過ごしていく度に、自分にとって重要な存在だと気付かされた。それに明確に気付いたのは、そなたが新たな武器を獲に行った時だ」
段々と声に張りが無くなっていくが、ゼダスとフィーは無言で聞き続ける。
「傍らに居ないだけで、まるで心はポッカリと空いた様だった。ここまで寂しいと思ったのは、初めてだったよ。そして、それが恋心だと否が応でも確信したさ。そんな心の揺らめきの影響を受けている中、そなた達の行為を見てしまった」
「………」
「正直、絶望した。それもそうだ。好きとなった殿方が、他人の女性と行為に及んでいるのだからな。だが、何故だろう。ゼダスに襲われそうになった時………期待してしまった。フィーじゃなく、私を選んでくれるのでは無いか、とな」
「………」
「ゼダスはそんな風に人の気持ちを踏み躙る様な奴では無いのは理解していたのにな。所詮は口封じ。でも–––––こんな悲しい恋心と別れる為にも、最後は………せめて、初恋の相手の腕に抱かれたいと思うのは可笑しいか?」
告白を終える頃には、顔の赤みも消えていて、まるで肚を括ったかの如く、清々しい表情を浮かべるラウラにゼダスは、
「………まぁ、そうやって割り切って終わる分には咎めるつもりな無いよ。そこまで覚悟を決めてくれたんだ。俺も誠心誠意を賭けて、
と首を傾げながら言う。それにラウラも首を傾げる。
ゼダスはフィーを受け入れた。なら、ラウラは自ずと辞退せざるを得ない。客観的に見れば、そう言う事になっている現状に、一刀を下すのはゼダスだった。
「確かに俺はフィーを受け入れた。でも–––––まぁ、男子としてとか、普通に考えたら、本当に馬鹿の考えなんだろうが––––俺がフィーを受け入れたみたいにラウラも受け入れれば良い。そうすれば、全員が幸せに終われるんじゃね、と思ったんだが」
その言葉にラウラは驚き、フィーは……計画通りと頷いていた。まさかと思うが……………フィーは最初から、ラウラを巻き込むつもりだったのだろうか?気持ちも察していた様だし。
「そんな暴論が曲がり通る訳が………」
「ああ、暴論だ。人間としても屑だ。それでも、人を想えない俺が出来ることは、想ってくれる奴を全て幸せにすることぐらいだ。だから、ここに誓うよ………この世界を相手にでも回してでも、お前ら二人を幸せにしてやる」
「ゼダス………」
「そなた………」
ゼダスの返答にラウラとフィーは左右から抱き付く。側からみれば、両手に花のリア充爆ぜろ状態。そんな中、口を開いたのはラウラ。
「それでは………私も抱いてくれるか?」
「………分かったよ。お前も責任を取ってやる」
「んっ………フィー、この様な感じで良いのか?」
「うん、大体そんな感じ………」
「………お前らッ‼︎急にレベル上がりすぎだろッ⁉︎」
表情を何とか歪めずにベットに身を預けるゼダス。だが、何時まで平静を保っていられるかは分からない。少なくとも、長時間は保たないだろう。
今されているのは、フェラ。
ゼダスの逸物の先をラウラが咥え、舌で弄び、フィーよりは有る胸で挟み込んで奉仕してくれているのだが、それに追い打ちを掛けるかの如く、ゼダスの精巣部を中心にフィーは舌で舐め回す。どこでこんなことを覚えたのかは分からないが、二人から奉仕はキツい。
「ん………ちゅ………んんっ………フィー、ゼダスの先っぽから………ちゅる………何かが出てきたが……ちゅ……れる………一体何のだ……………?」
「れる………ちゅぱ………それ……多分、先走り液……………ふぁ………ちゅる………興奮してたら、自然に出るらしい………」
「そう………んちゅ………ちゅる………なのか………?なら………ちゅ………ゼダスは………私の奉仕に………興奮しているのか………?」
「う………あ………く、悔しながら、中々気持ち良いよ、うん」
快感の余り、暴れてしまいそうな身体にゼダスは何としてでも抑えつけるのに精一杯だった。そして、感触が一つ減る。だが、素っ頓狂な声が新たに響く。
「れる………んんっ⁉︎フ、フィー………⁉︎い、一体何を………あんっ‼︎」
変わらず奉仕を続けていたラウラは突然、襲った快感に驚く。ゼダスへの奉仕を止めたフィーは指をラウラの膣中に入れたのだ。膣中を満遍なく解し、クチュクチュと厭らしい音を立てているのに、ラウラは顔を赤くする。それにフィーは、
「後でゼダスのを挿れるんだから、今の内に解しとかないと………後々に響く」
「ちゅ………んんっ⁉︎でも………そんなに、激しくっ………されたら………ゼダスに奉仕をして上げれないだろうっ⁉︎ちゅ………れる………‼︎」
フィーの指捌きにより、解されるラウラの膣中からは蜜を垂らし始める。下腹部の快感を必死に耐えながら、ゼダスの逸物をラウラは舐め続けた。
「も、もう耐えれねぇ。出すぞッ………‼︎」
遂に耐え切れなくなったゼダスは一気に射精する。
「んんっ⁉︎………んく………あ、あ、ああああぁぁぁっ⁉︎」
ラウラの口の中に精液が流れ込んできた瞬間、秘部から感じた快楽に耐え切れなくなり、全ての精液を一呑みしてしまった。
「それじゃあ、ラウラ。最後に姦通して貰えば?」
「ああ………準備は良いか、ゼダス?」
「別に何時でも良いよ」
その言葉を聞き、ラウラは最後の防壁を脱ぎ始める。そして、露わになったのは、フィーと同じ白板。年頃の女子なら、少なからず生えているはずの物が一切無く、形がクッキリと見えていた。
「その………変か?」
若干、上目遣いで尋ねるラウラにゼダスは、疑問がてらに答える。
「いや、別に………でも、何で生えてないのか?とは思うよな」
「さっき、エリオットの家の風呂を借りた時にだなぁ………フィーに綺麗に剃られた」
「最初は嫌がってたけど、『ゼダスはそっちの方が好みだよ』って言ったら、反抗しなくなった」
「勝手に性癖を捏造するんじゃねぇっ⁉︎」
猛然と意義を申すゼダス。だが、白板が脳裏に焼きついたのは否定出来ない事実だった。
ベットから身体を起こし、先程とは逆にラウラがベットに身を預けた。それにゼダスは覆い掛かり、逸物と秘部の入り口を擦らせる。そして––––
「フィー、絶対に手を出すなよ」
「流石にそこまで野暮じゃない。私の時だって、見守ってくれたんだし」
フィーに忠告した後、ラウラに向けてゼダスは口を開く。
「ま、一応の最終勧告な。挿れて良いか?」
「………さっきも言ったが、早く抱いてくれ。切なくなってくるだろう」
「………痛いかも知れないぞ」
「そこは耐えて見せるさ。だから………早く、私をゼダス色に染めてくれ」
「何でお前らはこういう場面で、そんなセリフを吐けるんでしょうかねッ⁉︎………まぁ、なら遠慮無く貫くよ」
言葉通り、ゼダスは逸物をラウラの秘部に押し込んだ。
「んぐっ⁉︎………あぁぁぁ、入って………ゼダスのが………痛っ………⁉︎」
膣中に侵入してきたゼダスの逸物によって感じる痛み。先程、フィーに解されたとは言え、やはり初めては痛いのだろう。
「だ、大丈夫か………?」
「ああ………何とか、な………だから………存分に犯せ」
「………っ‼︎仰せのままに………」
ゼダスは自分の逸物を更に奥へと挿れる。すると、薄膜を破ったかの如く感覚に苛まれた。そして––––
「う………ああああぁぁぁぁーーーーーッ⁉︎」
純潔の証である処女膜を破られた痛みに耐えれなくなったラウラは、ゼダスの背中に両手を回し爪を立てて悲鳴を上げる。すると、ゼダスの逸物によって貫かれたラウラの秘部からは血が流れてた。ここで心配すべきなのだろうが………ラウラの意志を尊重する必要がある。なら、全力で犯すまでの話だ。
「………んじゃあ………もうちょっと………ペース上げるから……………潰れんなよ」
ゼダスはラウラの片方の足を抱え上げ、伸し掛る体勢をとる。これでゼダスの逸物は膣中の奥地へと向かえる訳だ。
「んっ、はぁっ、激し過ぎだ………声が………んんっ⁉︎」
喘ぎ声を上げ始めたラウラは、もう止まる事を知らない。
「んあっ、ああ、あぁあんっ⁉︎」
ゼダスが腰を動かす度にラウラの身体は強張り、膣中をぎゅうぎゅうと締め付ける。逸物に掛かる圧迫感は全く痛みを感じさせず、搾り取られる様な感覚に襲われる。フィーとは違った感触に、ゼダスの意識は解かされそうになる中、ラウラは言葉による理性の切り崩しに入る。
「んふっ、はぁあ……そなた………私で凄く感じているのだな……私も感じている……もっと……もっと私を求めて、好きなようにしてくれ……っ‼︎」
「クッ………」
「もっと……もっと沢山動いて……‼︎んふぅっ‼︎」
「ラ、ラウラ……‼︎」
ゼダスの腰の動きに合わせて、淫猥な水音が室内に響き渡った。
「あ、ああっ、ふぁあああっ!」
ラウラは己があられもない姿を晒し、自分の動き一つ一つで喘いでいる–––––それを感じるだけで、体の底から凄まじい射精感を感じたゼダスはラウラに全て注いで種付けをしたいという暴力的な男の欲望に呑まれそうになる。激しく腰を動かして何度もラウラの子宮口に亀頭を勢いよくぶつけていた。
「クッ⁉︎も、もう無理だ……‼︎」
射精感に耐えられなかったゼダスは勢いよく腰を押し付け、その事によってゼダスの逸物は子宮口をこじ開けて子宮の奥にコツンと当たった。
「だ、出してくれ……‼︎私の中にたくさん出して……ゼダスの熱い精液を……‼︎」
「ラウラ……‼︎」
その言葉にゼダスは、逸物から勢いよく射精。精液が飛んで亀頭が押しつけている子宮の奥を何度もたたいた後、子宮内を真っ白に染め上げ、
「はぁぁぁぁぁあああああ―――――ッ⁉︎」
絶頂に到ったラウラは一際大きい喘ぎ声を出した後身体をビクンビクンさせた。
「う……く……射精が止まらねぇ……⁉︎」
身体的な快楽にゼダスは理性的な歯止めが効かなくなり、射精を続けている。ラウラの子宮に入りきらなかった精液は逸物によって貫かれている秘所から滝のように流れ、
「いいぞ……落ち着くまで私の中に好きなだけ出してくれ…………」
ベットの上でラウラはゼダスを抱きしめ、背中を優しくさすりながら自分の子宮に射精され続ける精液を受け止め続けていた。そして、ようやく射精を終えたゼダスがラウラから離れると蓋が取れたかのように処女膜を破られた血と混じった事によって桃色になった精液はラウラの秘部から流れ続けていた。
「………本当に後悔してないんだろうな」
流石に三人で身を預けるには狭過ぎるベットの上でゼダスはそう口を開く。
最後まで行為に及んだゼダス、フィー、ラウラはしっかりと服装を正し、同じベットに身を預けていた。
普通なら、こんな行為は宜しくない。本来ならば、然るべきシチュエーションで行うべき物を成り行きで勢いだけでやってしまった。だからこそ、聞いておく必要がある。
「ん。愛してる人に抱かれて不幸な訳が無い」
「そうだ。後悔する必要が無いだろう。だから………」
「だから?」
「「責任取って(くれ)」」
両サイドから顔を覗かれ、ゼダスは苦笑を浮かべる。そして––––
「–––––分かったよ。お前らは両方、俺が全部責任を負ってやる」
その答えが沈黙の室内に響き渡った。
色々と言いたいですが、後で活動報告に書いてみた感想を書いてみます。一緒に近状報告を致しますので、そちらも一読頂けると有難いです。