そしてファ・ユイリィはその攻防戦のさなか、人知れず踏みにじられて散った。
※初出:BBSPINKエロパロ板、ガンダムヒロインズMARKⅩⅥ。pixivにも投稿しています。
「――カミーユ、ウウッ、カミーユぅ……っ、どこよ……、どこにいるのよぉーっ!!」
コロニー内の上空を激しく飛び交うビームと砲弾。地球連邦軍ティターンズの見慣れたMSが、市街に撃墜されては爆散する。
唐突に戦場と化したグリーン・ノアで、ファ・ユイリィはひとり住宅地を走っていた。
彼女がいつも気にかけていた、幼馴染みの不器用な少年――カミーユ・ビダンの自宅は先ほど、グリーン・ノアを襲った謎のMSの下敷きになって全壊している。
空襲警報が鳴り響く中で、ファがカミーユの安否を案じて私室へ入ったときだった。彼女はそこで連邦軍のジムⅡに叩き落とされたMSの墜落に巻き込まれ、かろうじて助かったのだ。
MS同士の格闘戦から逃れ、ひどく混乱しながら当て所もなく廃墟を走る少女の後ろに、オープントップの対MSミサイル車両が付いた。
「ん? あの子。確か、ビダン中尉の息子の女じゃないのか」
「カミーユ・ビダンのか?」
車両を操るティターンズの兵士が二人、彼女の姿を目にして呟く。
ファはその若くみずみずしい少女の素足を、ホットパンツから無防備にさらけ出したまま走っていた。長く艶めいた癖のある黒髪と健康的な肢体が鮮烈に、戦場の空気を浴びて高ぶる男たちの気を惹いたのだ。
「カミーユ・ビダンなら、さっき基地で見た! 奴はガンダムを奪って、MPのマトッシュ中尉をバルカン砲で撃ち殺そうとしやがったんだ。外部スピーカーで笑っていたぞ!」
「何だと? 前からとんでもねぇガキだとは思っていたが――野郎、エゥーゴに通じていやがったのか!」
ティターンズでMS開発に携わっている技術士官ビダン夫妻のどら息子、カミーユ・ビダンの存在は軍の内部でも知られていた。成績は優秀らしいがとにかく素行不良で、MPからは前から目を付けられていたらしい。
そういえば今日も士官相手に暴行事件を起こしたらしい、と噂で聞いた。
「とんでもねえガキだ――待てよ。じゃあ奴がエゥーゴのMSを呼び込んで、これをやらかしたってことなのか」
運転手はグリーン・ノアの惨状を見渡す。そこいらじゅうで上がる火の手、崩れた家屋。一体どれだけの死者が出たのか想像も付かない。助手席の兵士が無線機からの放送を受けて叫んだ。
「――空襲の敵は下がったらしい! 川の穴から宇宙に出て、今は宙域警備のMS隊が追撃してる」
「じゃあ俺らもお役御免か? 次の指示は!」
「何も言ってこない。上も相当混乱してると見える」
「何もないなら――いま出来ることをせんとな」
兵士が意味深な視線を同僚に送り、そして目の前を走る少女を見る。
「カミーユの女なら、エゥーゴの工作員で間違いないな」
「戦闘の混乱で取り残されたか、それともきれいに見捨てられたか。気の毒だが――悪事の報いは受けてもらう。知っていることは、吐いてもらわんとな!」
エレカのアクセルを一気に踏む。少女を追い越し、その前方で急制動をかけて前を塞いだ。兵士が下車し、小銃を構える。
「止まれ、カミーユの女!おまえもエゥーゴの工作員だな! 壁に手を突いて足を広げろ!」
「――え、エゥーゴ? 工作員……!? カミーユが……カミーユが、何だって言うんですか!?」
連邦軍の兵士に幼馴染みの名を呼びながら銃口を突きつけられ、動転しながらファが叫ぶ。だが平和に生きてきた少女の無知な動作は、工作員の隠し武装を警戒する兵士たちを刺激した。
「止まらんか!」
「アウッ!!」
小銃の床尾で強打され、ファは路上に倒れる。ホットパンツの裾がめくれ、太股の奥に白い下着をちらついた。
「あ、あなたたち、何を――ひっ!」
起きあがろうとするファの眼前に、再び銃口が突きつけられる。
「おとなしくエゥーゴの情報を吐け! 他の工作員はどこだ!? お前を見捨てた男をかばい立てしても、ためにはならんぞ!」
「だから! 何も知らない、って言ってるでしょうっ!!」
屈辱に涙を浮かべながら、ファは毅然と反抗した。だが兵士たちは瞳に暗い光を宿して薄笑いを浮かべるばかりだ。
ティターンズは組織の拡大に伴い、多くの将兵を新規に受け入れていた。
建軍当初の理想であった『連邦軍最精鋭のエリート部隊』など、とうの昔にかけ声倒れで終わっていた。ティターンズの組織と権限、予算が急激に拡大する影では、降って沸いた特権につけ込む腐敗と情実人事が横行。エリートとは名ばかり、もはや練度も士気も一般部隊の平均を下回りつつある。
彼らもそんな者たちの一部だった。
若く元気を持て余した地球出身者。なおかつティターンズ構成員に縁故がある、というだけの理由で入隊を許された者たちだ。そして今や、こうした将兵がティターンズの多数派となりつつある。
周囲で流れ弾や墜落したMSがそこかしこに火の手を広げ、視界は悪化しつつある。お誂え向きの物陰もあった。
そんな彼らが、こんな絶好の機会を逃すはずなどないのだった。
「……い、いや……あ、あなたたち、な、なにを……ひっ!?」
明らかに様子がおかしい。そう感じたファが震えながら呟いたときには、兵士が大振りな軍用ナイフを取り出していた。
「まずは身体検査だ」
「や、やめて! 何をするの……いやっ!!」
恐怖に震える少女に兵士が覆い被さり、組み敷く。ナイフを出した一人が正面から両足を開きながら迫り、もう一人が上から両腕を押さえつける。
冷たい刃金の感触がすべやかな腹に触れたと思った瞬間、ファの上体をぴっちりと包む上着は下から上へと一気に切り裂かれた。
「いやーーーっ!!」
乳房を包むブラジャーだけを残して、白い柔肌がさらけ出される。程良い丸みを帯びた乳房がブラジャー越しに鷲掴みにされ、乱暴にぎゅう、と握りつぶされるように揉みしだかれて変形した。
「い、痛い――ああっ!!」
刃を上にしたナイフが胸の谷間へ差し込まれ、乱暴に引き上げられてカップの左右を切断する。裏地が汗で肌に張り付いていたブラジャーのカップが左右に払いのけられると、蕾のように可憐な乳首がぷるんと震える白い乳房の上で露わになった。
「上半身に武器はないな……次は下だ」
「やめてぇ!!」
抵抗するファの両手両足は力ずくで押さえ込まれて、少女に出来ることはただ空しく泣き叫ぶだけだ。
拳銃とナイフの冷たい刃金の感触に怯えるファから、ホットパンツが引きずりおろされる。ブラジャーと揃いの白いショーツがむき出しになると、正面の兵士もズボンを下ろしていた。
ショーツが引きずり下ろされた。強姦される恐怖の中、無意識の自衛措置として濡れた女性器、そして縮れた黒い陰毛が、もわりと独特の臭気を放つ。
「最後はここだな……女工作員にはお誂え向きの隠し場所だ。奥まで確認させてもらうぞ!」
「!!」
兵士ははやるあまり、ファの片足だけからショーツを脱がせて足首に掛けたまま、勃起しきった己の男根を彼女の膣口に押し当てた。
「いやあーっ! カミーユ! カミーユゥーーーッ!!」
「ヘヘッ、奴は来ねえよ! お前は捨て駒だったらしいな!!」
「嘘よ、嘘よーっ!! カミーユ! 助けてカミーユッ!!」
恐怖と絶望のどん底で、それでも少女は力を振り絞って少年の名を呼んだ。
そして、男根がファの膣口へ挿入される。兵士はしっかりと少女の両腿を抱え込み、一気に腰を叩きつけた。
「あああーーーッ!!」
「おおお……ッ!!」
処女膜を一瞬で摩滅させ、膣奥まで貫き通す。子宮口を叩いた男根を伝い、破瓜の鮮血が流れ落ちた。見開かれた瞳から大粒の涙も、同時に。
少女が初めて経験する荒淫は、半端な潤滑液では守りきれない破滅だった。狭い膣内は強引に押し広げられ、草地の上に腰を押しつけたまま男の体重にのし掛かられて何度も、何度も貫かれる。愛撫による快楽のない単純な痛みに、息も絶え絶えにファはあえぐ。
「クウウウウッ! いい、いいぞ……」
「へへへ……いい身体してるじゃないの! カミーユとは何回ヤったんだ? 毎晩かぁ?」
戦場と化した市街の草地で、少女をリズミカルに犯しながら、兵士は抜群の締まりを示すファの秘裂に唸った。少女の背中が草地に擦れるのにも構わず激しい腰遣いを叩き込み、重力に負けて潰れた乳房をたぷたぷと揺らす。その乳房はもう一人の兵士に揉まれ、絞り上げられ、口に含まれて乳首を吸われていた。
――いつか、カミーユと……二人で。
少女が心の奥底でそう夢見ていた初体験は、戦場の悪夢の中で汚された。見も知らぬ兵士のペニスはファを気遣うこともなく、愛撫もなしに激しいピストン運動を繰り返す。少女の胎内を何度も何度もえぐり込み、彼自身のかたちに変えていく。
「オッ! オッ! オッ! オオオ~~~ッ、締まるうううっ、ウウッ――、出、出るゥ!!」
突きまくられる中で泣き叫ぶファが目を見開いた瞬間、男はひとり勝手に少女の中で達する。男のピストン運動のペースが速まり、そして再奥に尖端を止めた瞬間、ファはそれを悟って絶叫した。
「いやああああああっ!! カッ、カミーユゥーーーッ!!」
放たれた濃厚な精液が、ファの膣奥を満たす。子宮口にぶち撒けられた数億の精子が、少女の卵子を目指して荒々しく突き進んでいく。
そして少女は先週、生理を終えたばかり――今日が、彼女の排卵日だった。
「――おおおおおお……。いい、ぞぉ……」
最後の一滴までを彼女の中に注ぎ終えると、兵士はたっぷりの余韻とともに逸物を引き抜いた。
ごぷり、と音を立てて鮮血混じりの白濁液が溢れ出し、腿と尻を伝って草地に落ちていく。
「……かみー、……ゆ、……」
己の胎内に熱い迸りを感じた少女はびくんと震えると、そのまま瞳の光を失い、力尽きたように崩れた。
「へへへ……さすがエゥーゴの工作員だ、訓練がいい。武装は処分したあとだったようだな」
「よし、次は俺が尋問を――」
自身の男根を拭き取りながら一人が退き、もう一人がそこへ入って兵士たちは笑う。だが全裸に剥かれて凌辱されたまま放心状態のファを見下ろしながら、彼らはエレカの接近音を聞いた。誰かが下車してくる。
「何事かっ!? ――この少女はどうした!」
エレカで乗り付けてきたのは、ティターンズMPのマトッシュ中尉だった。服装を直した兵士たちは何事もなかったように敬礼し、報告した。
「エゥーゴの工作員一名を確保しました! 工作員同士の仲間割れで、強姦されていた模様です」
「仲間割れで強姦だと!? この急時にか!?」
異様な情景と報告に食ってかかったマトッシュに、兵士たちは不意に真剣な表情を浮かべて小声で囁いた。
「それが、中尉殿! ……この少女、実は――カミーユ・ビダンの女、らしいのです」
「何っ!?」
「間違いありません。以前にも何度か一緒にいるところを見た者がおります。カミーユ・ビダンはMS奪取計画を実行に移し、そのまま彼女を見捨てていったものと思われます」
「そういえば、確かに……以前の報告にあった。この少女……間違いない!」
犯された少女をまじまじと眺めながら、マトッシュの表情に確信が、そして瞳に暗い光が宿る。
「あの小僧、カミーユ・ビダンの女か……! よし。お前たち、彼女を拘束し、本部へ搬送しろ! 本部も大打撃を受け、混乱している。お前たちは私の指揮下に入り、尋問を支援するのだ。……協力してもらうぞ」
「了解であります、中尉殿!」
敬礼しながら、二人は去りゆくマトッシュの背中に笑みを向ける。気絶したファに手錠をかけると車両の荷台へ搬送し、そしてティターンズ本部へ出発していった。
捜査、尋問と称する凌辱を延々と受け続けたファ・ユイリィが解放され、エゥーゴ旗艦アーガマと合流するのは、それから約二ヶ月後のことである。
一部の記録によれば、グリプス戦役が佳境を迎える88年1月、彼女はアーガマ艦内で男女の双子を出産したとも言われている。