C87にて出展した『艦が娘になるとき』の後日談的スピンオフです。この話のあと、『移ろう貴方の行く先に』という別作品に繋がります。
本編を読んでいなくともある程度解るようには書きましたが、どうして菊月がこのようなことになっているかは……ご想像にお任せします。

※Pixivとのマルチ投稿です。初回投稿日:2014/12/30
※コピー本に掲載するためにリライトしました。 更新日:2016/09/06

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No Place No Time

 I really regretted it――ワタシは、とても後悔していマシタ。

  Well(まぁ)...少し優柔不断なところはあったかもしれマセン。ですが、話のわかる提督として、みんなそれなりに彼のことを慕ってマシタ。

 それなのに……

 彼は自ら築き上げてきた信頼を、あの瞬間、その手で惜しげも無く徹底的に壊し尽くしてしまったのデス。

 そう感じたのはワタシだけではなかったデショウ。

 あの場にいた 艦(もの)、

 それを伝え聞いた 艦(もの)

 この鎮守府の全ての艦娘たちが同じ衝撃を受けていたはずデス。

 ――ただ 一隻(ひとり)、菊月サンを除いて。

 

       ***

 

 テートクは、その時の作戦に応じて、適宜秘書艦を入れ替えておられマシタ。この方針は、着任してからずっと続けられてきたものデス。

 それが一年前、突然方針転換されマシタ。今後は、菊月サン 一隻(ひとり)に専任させる、と一方的に通告されてしまったのデス。

 それまで、テートクのHeartを射止めるのは自分だ、と密かに狙いを定めていた艦娘たちの間で、この決定は絶望的なものとして受け止めざるをえないデショウ。

 カく言うワタシも、その時点で90%の諦めがつきマシタ。

 それでも、残りの僅か10%――

 ほのかな期待を手放せずに、未練がましい Jealousy(想い)を燻らせておりマシタ。

 そんな、テートクと菊月サン――話題のふたりが艦娘の宿舎の前で Good vibes(意味深)に見つめ合っているのデス。

 最近調子を崩していた菊月サンは、精密検査のために本国に移送される、という Gossip(うわさ)もありマシタ。

 間違いなく、これから何(・)か(・)が起きる――これは Peeping Tom(目が離せマセン)。 Cafeteria(食堂)の Terrace(テラス)にいたワタシはふたりの様子を見届けることにしたのデス。

 隣の席では龍驤サンや北上サンが興味半分で同じように外を覗きこんでおりマシタ。他の部屋からも、きっと同じようにミナサン眺めていたのデショウ。

 様々な想いが込められた Crowds(艦娘たち)の眼差しの中、菊月サンが懐から取り出したのは――誰もが目を疑いマシタ。ワタシも、最初それが何なのか頭が理解を拒んでおりマシタ、が――それは、肌色の塊―― Dildo(ディルド)だったのデス!

 ふたりの手に握られたモノの正体に気づくと、北上サンは不快感を露わにしマシタ。そして、嫌悪感を溜息に込めて吐き捨てると、即座に見物を打ち切ったようデス。

 ここで離脱できた艦は、ある意味 Saved(幸せ)だったといえマショウ。

 何故なら、そこからのふたりの会話は、それはもう―― Hideous(聞くに堪えない)ものだったのデスカラ!!

「俺のチンポを収めるべきは、お前のマンコだけだ!」

「そうだな! 私こそが司令官のチンポの世話係なのだからな!」

 理解に苦しむItemに続いて飛び出してきたのは、理解に苦しむWordの数々。

 あのテートクは、本当にテートクなのデスカ?

 あの菊月サンは、本当に菊月サンなのデスカ?

 あの生真面目なふたりの会話とは到底信じられマセンデシタが――その後も、彼らの口からは Dick(チンポ)だ Cunt(マンコ)だ Semen(精液)だのと、時間と場所を弁えない Immorality(下品)な単語が連呼されてゆきマス。

 あまりの失望感に、ワタシは膝を折るしかありませんデシタ。

 ワタシとテートクの仲を応援するため、代わりに西方の鎮守府に移籍してくれた霧島には申し訳ないデスケド……まさか、テートクがあんな Pervert(ヘンタイ)趣味だったなんて! 菊月サンの本性なんてどうでもいいデスが、あんなBitchにワタシのテートクは奪われたというのデスカ!

 しばらくして、菊月サンは清々しい笑顔を浮かべて走り去ってゆきマシタ。ふたりの間では納得できるものがあったのデショウ。

 しかし、その直後――

 一人になったテートクの身体が突然崩れ落ちマシタ。それ以上は歩くどころか立ち上がることさえ困難なようデス。どうやら調子を崩しているのは菊月サンだけではなかったのデショウ。

 彼女を憂いなく検査へと送り出すため、顔で笑って背中で泣く――その姿は、まさしくワタシが愛したテートクに違いありマセン。失いかけていた恋心を思い出したワタシは、誰もが近づき難い雰囲気の中、その空気を打ち破るようにテートクの傍に駆け寄っていたのデス!

 ……が、彼の目前でワタシの身体が凍りつきマシタ。テートクの手の内に握られていたものが、この目に入ってしまいマシタカラ。

 恋していた頃に立ち戻れたのはほんの一瞬。憔悴して一人で立ち上がることも敵わないテートクが差し出した手を、ワタシは握ることもできず――

 Backing out of love to admiral was the right decision――貴方を見限っておいて本当に良かった。

 Pervert couple have really turned us off――貴方たちのヘンタイっぷりには、みんなドン引きしてるわ。

 ……こんな汚い暴言を吐いてマシタ。こんな Son of a bitch(クソ野郎)は罵倒して当然――このときは、そう思っていたのデス。

 しかし――

 その夜、ワタシは自(・)分(・)の(・)醜(・)さ(・)に落ち込んでマシタ……。

 

 テートクも、菊月サンも、一方的に欲望を押し付けていたのではありマセン。

 ふたり合意の上で、対等に、それもあんなに幸せそうに、彼らは醜態を晒していたのデス。

 悪ければ、永遠の別れとなったかもしれマセン。そんなあの時間、あの場所で、他者の目を憚る方が、 Nonsense(ナンセンス)デス。

 結局、ワタシは理想の提督像を押し付けていただけデシタ。その理想像が崩れたからといって、こんな簡単に手の平を返すなんて、 Shameless(恥ずかしい)ことこの上ありマセン。ワタシは、自分の恋心に酔っていただけだったのデス。

 きっと、Levelの都合からワタシが菊月サンの後任として秘書艦に選ばれるデショウ。しかし、こんなワタシにテートクの傍に立つ資格など……ありマセン。

 

 そして予想通り、ワタシが秘書艦として選ばれマシタ。

 だけど……ワタシにあの秘書机に座る勇気はありマセン。久々の秘書艦勤務の初日、ワタシは総務から託された提督の承認が必要な書類を手に、執務室の扉をKnockしマシタ。

 しかし、中から開けてくれたテートクの申し訳無さそうな表情は、ワタシの足を竦ませてしまったのデス。一歩も立ち入れないワタシを見かねてか、テートクは仕事だけをワタシに預けてくれマシタ。作業なら別室でしてくれても構わない……と。

 ワタシは目も合わせられず、俯いたままそれを受け取りマシタ。そしてドアが閉じられた後――

「Sorry... Sorry, Admiral(テートク)...」

 扉に縋り付いて 一隻(ひとり)泣き崩れるワタシは……実に無様だったことデショウ。

 

 ワタシはテートクと、それ以上の接点を持つことができませんデシタ。

 来る日も来る日も、Knockふたつと、互いの封書を入れ替える……それだけのやり取り。

 こんなことではいけない……それは解っていたのに、ワタシには何もできマセンデシタ。

 どうにも立ちゆかない日々を送っているうちに、事態は更に悪化してしまったのデス。

 それも、急速に。

 一週間後、菊月サンが検査より帰ってくる、との報は、艦娘たちの間で一気に広まりマシタ。

『ヘンタイが帰ってくるぞー』

 この煽りに、苦笑い以上の異論は許されなかったデショウ。

 デスガ――

 心の内で、ワタシは彼の 恋艦(こいびと)の帰来に 一隻(ひとり)怯え、震えてマシタ。

 彼女が帰ってき次第、ワタシは秘書艦の任を解かれてしまうデショウ。

 テートクに想いを伝えるには、このときしかありマセン。

 これまでの非礼をお詫びして、いまでもお慕いしていると打ち明けマショウ。

 綱渡りのような大勝負――ワタシは、その覚悟を決めマシタ。

 なのに……それも道半ばで躓かされたのデス。

 ワタシに、解任の命は下されマセンデシタ。

 何故なら、菊月サンは今月をもって登録抹消されると決まったから。

 それだけに留まらず、テートク自身も、その責任を取る形で合わせて退役されてしまわれるナンテ……!

 ワタシの頭は Incoherent(メチャクチャ)デス!

 

 何もできないまま、テートクがいなくなってしまう……。

 しかし、司令室の扉の向こうでは、きっと再会したばかりの Melting lovers(愛し合うふたり)がいまも互いの蜜を舐め合っていることデショウ。

 そう思うと……部屋の戸一枚に触れることすら恐ろしいのデス。

 ワタシは前日テートクから頼まれていた書類を手提げの袋ごとドアノブに引っ掛け、何も言えないまま逃げ出してマシタ。

 ほんの僅かだった、ワタシとテートクの接点――

 最後の可能性のカケラすら、

 本当にZeroになってしまいマシタ。

 

       ***

 

 ワタシは、もう誰も愛せそうにありマセン。

 ワタシの愛なんて、ただの独り善がりな妄想なのデスから。

 そんなものを押し付けても相手に迷惑を掛けるだけデス。

 ワタシは……なんて Failure warship(ダメなオンナ)なのデショウ……。

 この際、テートクと菊月サンでなく、ワタシの方を Disposition(除籍)してくれればいいのに……。

 だから、提督の執務室の方からあり得ない叫び声が聞こえてきても、ワタシは足を止めませんデシタ。

「オチンポぉ……あぁんっ❤ もっとだ……もっと激しく突いてくれぇっ!」

 今朝も書類を届ける日課のために、提督の部屋の前に向かっていたワタシデシタが、これには辟易するしかありマセン。

 あのふたり……もう少し声を抑えられないのデショーカ。部屋の外まで丸聞こえデスヨ。

 複雑な気持ちのまま早々に用事を済ませて帰ろうとしてマシタが……彼らの Pervertly(変態性)は常軌を逸していたのデス。

「いいぞっ、愛してるっ! 私のオチンポッ! 大好きだぁ❤」

 ワタシが提出物を掛けようとしていたドアノブをギチギチと揺らしながら菊月サンは、事もあろうに扉を開け放ったまま上半身を廊下側に乗り出していたのデス! それも、二つの恥じらいを堂々と揺らしながら!

 きっと、部屋の中の下半身はテートクと繋がっているのデショウ。

 もう……泣きたい……!

 仕事なんて投げ捨てて逃げてしまいたい……!

 But......

 あれが、テートクなのデスネ。

 あのような行為を好むのが、テートクなのデス。

 ならば、ここで逃げてしまっては、ワタシは何も変わってマセン。

 本当にテートクを想っているのなら……どんな 男(Pervert)でも受け入れられるはずデス!

 ワタシは淫猥な裸体を晒し続ける菊月サンから目を離さず、そのまま彼女の前まで歩み寄りマシタ。彼女らの行為が終わってくれないと、仕事の提出もできマセン。

 部屋まで数フィートのところまで近づいて、菊月サンはようやくワタシの到来に気がついたようデス。

「ふっ……金剛殿……か……っ!」

 ワタシが来たのを承知の上でも、彼らにMake loveを終わらせる気はありマセン。そのままパンパンと身体を打ち付け合う速度は増してゆき……

 

「あぅっ……はぁ……あぁぁぁ……❤」

 

 菊月サンは満足そうに目を閉じて、込み上げてくるものを 性感(カン)じているようデス。

 ワタシもいつか受けられると信じていたテートクからの抱擁。

 それを他の艦娘が独占している様子を間近で見せつけられて……この悔しい想いは、きっとワタシへの罰なのデショウ。

 もう、いまなら何でも言える気がシマス。

 それこそ『ワタシもテートクとMake loveしたいデス!』とさえも。

 しかし、それは彼らの際限のない性欲によって遮られてしまいマシタ。

「もう一回……やるか?」

「うむ! もう一回と言わず、二回でも三回でも!」

 ...R... Really(本当に)容赦がありマセン……。ワタシを前にして新たなFuckを始めてしまうなんて……!

 このふたりの世界に入り込むには……ワタシも同じところまで踏み込まなくてはならないのデショウカ……。最近はこの官舎には誰も近寄りたがりマセンケド、それでも誰が通ってもおかしくない時間帯デス。

 しかし……実際彼らは、こうして想いを曝け出しているではありマセンカ。

 だったら、それに応じてこそ……Love!

 どんな贖罪の言葉を並べるより、態度で示すべき!

 ワタシは意を決して……腰帯に手を付けマシタ。

 それをスルスルと解き終わると、袴と一緒に中に着ていた小袖から手を抜きマス。

 右手と、左手。

 そして、これら二枚をまとめて肩から背中へと襟口を滑らせてしまいマシタ。

 ここから先は……Ladyとして弁えなくてはならないところデス。

 しかし、テートクにとってのLadyは、今あんなところで Flash(おっ広げ)にしている Bitch(彼女)なのデス。

 ならば……!

 迷っている暇はありマセン。

  Skirt(スカート)をストンと床に落とし、着物の合わせをぐいと広げマシタ。

 バラバラとワタシの足下に装甲が崩れ落ちてゆきマス。

 その上に、ポン、と二つのCupが放りマシタ。

 これは、戦闘のためではなく、女としての体裁を保つためのものデス。

 それをかなぐり捨ててしまったワタシは――!

 もう躊躇するものなどありマセン!

  Chastity(貞操)を守る最後の一枚をもズルリと下ろしてしまいマショウ!

 迷って手を止めてしまったら……もう脱げる気がしマセン。

 最後に残されたのは Boots(ブーツ)と Over knee(ニーソックス)。ここまで来たら、それらだけを履いている方が Shameless(恥ずかしい)!

 勢いに任せて二本の素足からモゾモゾと残骸を剥ぎ取ってしまいマシタ。

 そして、指に掛かる一切の布地がなくなったところで……少しだけ Cool down(我に返り)マシタ。

 ...Ah...ワタシ、一体ナニを考えてるんデショーネー……。

 こんな明るい時間の官邸で……なんて格好を……

 何のために……?

 それは当然…… For the love(愛のために)!

 彼がこの姿を望むなら、それに応えてこそ True love(テートクへの愛)!

 だったら、何を恥じることもありマセン!

 堂々としマショウ!

 胸先を覆い隠したい両手をあえて腰に当てて、ワタシは Second fuck(二度目の行為)が終わるのを待つことにしマシタ。

 菊月サンは断固たる決意を全身に纏ったワタシに気付くことなく、テートクからの愛を貪ってマス。

「やぁ……はぁ…… 絶頂(ク)る…… 絶頂(イク)……っ あっはぁぁぁぁぁぁ……❤」

 三度目はありマセンヨ!

 ワタシはふたりの世界に割り込むために、大きく息を吸い込みマシタ。

 しかし……

 図らずとも彼女の方から、ようやくワタシを眼中に入れてくれたようデス。

 一頻り Orgasm(絶頂)を迎えたところで、こちらに先手を打ってきマシタ。

「……ん? ……金剛! 貴様、何のつもりだっ!?」

 喧嘩腰で来てくれるならWelcomeデース!

 こちらが言葉を選ぶ必要もありマセンネ。

「秘書艦のワタシがおシゴトに来たヨー! 昨日頼まれてたDocuments and... Sexネー❤」

 呆気にとられて言葉を失っている菊月サンに代わって、部屋の中から別の声が聞こえてきマシタ。

「金剛!? 本当にそこにいるのか!?」

 中から押し出された菊月サンの後ろに Standing DoggyStyle(立ちバック)のままピッタリとくっついて現れたのは……Wow...全裸のテートク……。

 これは、これまでにない屈辱デス。ワタシの想いを知ってか知らないでかは判らないデスが、悪びれもなく愛し合う姿のままでワタシの前に身を出すなんて……!

 

 もう、完全に吹っ切れマシタ!

 

「テートクゥ! いままでお仕事サボっててSorryデシタ! ワタシ、提督とのFuckが秘書艦の Pleasure(仕事)とは知らなかったのデース! 月末までのOne weekは秘書艦のワタシがお相手するので、存分にワタシに Creampie(膣内射精)してくだサーイ!」

 菊月サンを押しのけてテートクに Glomp(アタック)しようとした腕を、彼女もまた力強く押し返してきマス。

「金剛……どういう風の吹き回しだ? 散々彼のことを避けておいて……!」

 一回り小さい駆逐艦ながらも、やはり艦娘デスネ。そう簡単には排除できそうにありマセン。

「ワタシは愛に目覚めたのデース! 菊月サンこそ、秘書艦でないならGo to home しなサーイ!」

 がっぷりと四つに組んで、ワタシたちは一歩も譲りマセン。ここまで恥を晒したのデス! このままFinish!? ……なワケないデショー!

「このオチンポは私のだ! 私がチンポ係だ! 貴様の腐れマンコになんぞに 挿入(く)われてたまるか!」

「だったらこの Titty(オッパイ)で French fuck(パイズリ)してあげマショー!  Flat(貧乳)な菊月サンには Impossible(絶対にムリ)ですからネー!」

 軽く胸部を揺らしただけでも、その差は歴然。強くなった菊月サンからの握力を、負けじとそのまま握り返してやりマショウ。

「ぐぐ……私のオチンポは渡さん……!」

「Mmm... いまは秘書艦たるワタシの Dick(チンポ)デース!」

 退くに退けないワタシたちの頭を――テートクの両手がクシャリと撫でてくれマシタ……。

「ほら、落ち着くんだ、ふたりとも」

 ……テートク……。こんなときでも怒らないのですね……。

 優しい……テートク……。

 例え Pervert(ヘンタイ)だとしても……やっぱりテートクはテートクデース……。

 その優しいテートクの言葉だから、一つひとつが 轟沈(しず)むほどに突き刺さりマス。

「金剛……申し訳ないが、ワタシの相手は菊月一人に決めているんだ」

 そう言って、テートクは菊月サンの肩を抱きマシタ。

 菊月サンも、テートクの脇に嬉しそうに寄り添ってマス。

 b...boo...hoo... ここまでしても……ダメなのデスか……?

 こうなってはもう……膝をついて蹲り、額を床に擦り付けるしかありマセン……。

「お願いしマース……。一度だけでも、ワタシともMake loveしてくだサーイ……」

 なりふり構わず懇願するも、ふたりにはそれ以上ワタシに掛ける言葉はなかったようデス。哀れなものから目を背けるように、執務室へと引き返してしまいマシタ。

 それでも、ワタシはこの国に古くから伝わる謝意を表すこの姿勢のまま、廊下に座し続けマス。

 誰かに見られたかもしれマセンし、誰にも気付かれなかったかもしれマセン。

 周りのことなど気にせず、ワタシはその場にしおらしく 頭(こうべ)を垂れ続けたのデス。

 そして、ついに……ワタシの信念は、テートクだけでなく、 DickKeeper(菊月サン)をも貫きマシタ!

 ガチャリ、と乱暴に開けられた扉から出てきたのは菊月サンの素足。そして、ワタシの頭上に打ち下ろされるのは、心底不愉快そうな苛立ちデシタ。

「あぁ! もう、鬱陶しいな! そんなところでウジウジされたらこっちの気分も萎えてくる!」

 ですが、まだ顔を上げるわけにはいきマセン。彼の身体を許してもらえるまで、絶対にここを動かないつもりデシタから。

「菊月……このままでは……」

 テートクも折れかかっているようデス。これなら……!

「……分かった」

 Congratulation! 愛の勝利デース!!

「Really!?」

 思わず面を上げてしまいマシタ。

 が……

 菊月サンの言葉はまだ終わってなかったのデス。

「――但し、条件がある」

 ワタシを見下ろすその顔には、厭らしい企みで満ちておりマシタ……。

 

 あ(・)の(・)菊月サンの出す条件デス。絶対にロクなものではない、とは覚悟してマシタ。しかしそれは...Oh...そんなワタシの想像をも遥かに超えていたのデス……。

「今夜、新艦の歓迎会が催されるな」

 新艦といっても新造艦を迎え入れるのではありマセン。去年方々に送り出された艦娘たちが、今回の提督交代を受けて、戦力増強のために帰ってくることになったのデス。慣れないうちは一隻でも多い方がいい――というテートクの計らいで呼び掛けられた計画でありマス。

 テートクの性癖が知られていなかった頃の部下だった艦娘たちからの信頼は今でも厚く、多くの艦がこれに応じてくれたようデスネ。

 勿論……ワタシの妹たちも。

 その妹たちも参加する歓迎会……で――!?

「その壇上で、全裸になれるのなら……今日だけは彼のチンポを貸してもいい」

  OMG(バカな)! そんなことできるハズが――

「OK! All rightデース!」

 と、悩むとでも思いマシタカ?

 ナニを言われてもNo timeデース!

 轟沈しようが解体されようが、ワタシに怖いモノはありマセーン!

 それに比べたら……その程度 Sexual excitement(ヌルすぎ)デース!!

 この即答は菊月サンの想定の範囲外だったようデスネ。自分で言っておきながら驚愕のあまり Deathly afraid(青褪めて)マス。

「莫迦な! 当然、開場してからだぞ!? 舞台から下りることだって許さない! 貴様は妹達の前で……その股を広げられるというのか……!?」

「逆にお尋ねしマスが、それは、菊月サンにはできないことなのデスカ?」

「ぐ……だからと言って……!」

  Well(まぁ)...彼女にもできるデショーネ。睦月型の姉妹艦たちの前で全裸になってテートクの股間を咥え込むことなど、彼女にとって造作も無いことに違いありマセン。

 そして、 本艦(ほんにん)にも Only one(自分だけ)だという Pride(自負)があったようデス。

 それを―― Destroy(ブチ壊し)てやりマシタ!

 But...

 ここは無闇に挑発すべきではなかったかもしれマセン……。

「ならば……少しここで待ってろ!」

 菊月サンが部屋に駆け込むと、一本の極太の Permanent marker(油性マジック)を手に戻ってきマシタ。そのキャップを威勢よく外し、ワタシの胸の上に大きく二つの文字をPainting!?

 

『敗』

『者』

 

 こっちの言葉には不慣れデスが、何を意味するのかは解る気がしマース……。

 これだけに留まらず、菊月サンはワタシのお腹に容赦なく続きを走らせているようデス。ワタシには、その筆跡に無抵抗のまま身を委ねることしかできマセン。

「お……おい……菊月……」

 テートクも心配になるようなことを、ワタシの 艦体(からだ)に書き込まれているのデショウ。デスガ、その内容は何となく想像できマス。きっと、見えない胸の裏側には、ワタシがテートクを巡る恋に敗れたことが明記されているはずデス……。みんなの前でMake loveするのデスから、彼が菊月サンと結ばれていることは知らしめねばならないのデショウ。

 長々と短文を書き終えたところで、Markerの蓋は閉じられマシタ。

「鏡で自分の姿を見てこい。その上で――」

「その必要はありまセーン」

 ワタシは何が書いてあるか判らないお腹を突き出すように胸を張りマス。

「このまま、みんなや妹たちの前に出ればSex OKなのデスネ!? もう他の Requirement(条件)はありマセンカー?」

 これにはむしろ、テートクの方が心配そうに焦りの色を浮かべておられマス。

「菊月……そのくらいで……」

 ワタシは、完全に彼女を飲み込んでやりマシタ!

 思い知ったか、Power of Love!!

「で……では、服はこのまま没収する! その姿のまま一九〇〇、会場の舞台裏に来い! 一分でも遅れたら二度とチンポはやらんからな!!」

 ワタシの足下に脱ぎ散らかされていた装甲をザッザと掻き集めると、菊月サンはテートクの手を引いて部屋の中へと連れ帰っていってしまいマシタ……。

「金剛……くれぐれも無理はするなよ……?」

 テートクからの労いの言葉に、 Thumbs up(サムズアップ)で応えるワタシ。これでテートクと繋がれるなら……ワタシに思い残すことなんて……All nothing!!

 

 時間までは会場近くのPowder roomに身を潜め、約束の10分前に、指定された場所にやってきマシタ。ここにはいつ誰が来るか判りマセン。そんな司令官邸よりもなお Constant traffic(危険)な場所ながら、ワタシはワタシなりに早く来たつもりデシタ。

 しかし、このふたりはそれよりも更に前からワタシを待ち構えていたのデス。彼女らはどれだけ Exhibitionism(恥知らず)なのデショー……。

 それでも、菊月サンにとっては、 Naked(この姿)でワタシがこの場に現れたこと自体が脅威だったようデスネ。

「くっ……本当に来るなんて……貴様、自分の身体は――」

「『菊月様専用のオチンポを今だけ特別にお借りしています』……貴重な Dick(オチンポ)をお貸しいただき、ありがとうございマース」

 Powder roomの鏡で、ワタシはしっかりとその全文を確認させてもらいマシタ。

 しかし正直なところ、これはあまり気になりマセンネ。ワタシが菊月サンとの Triangular love(提督争奪戦)に敗れたのは艦娘の間では周知のことデスし。何よりこれからワタシが行おうとしていることと比べれば……こんなもの Only a drop in the bucket(焼け石に水)デース♪

 菊月サンはプイと顔を背けると、肩を怒らせながら幕の下ろされた舞台の中央に向かっていきマシタ。 緞帳(どんちょう)の向こう側からは集まった艦たちが雑談に興じているのが聞こえてきマス。ここで開幕のLeverを上げても……あまり面白いことにはならないのデショウネー……。

 菊月サンからの手招きを受けて、ワタシとテートクは彼女の前まで歩み寄りマシタ。

「貴方はここで横になってくれ」

 菊月サンに指示されるまま、テートクは垂れ幕の裾に頭頂を付けるように仰向けになりマシタ。

「オチンポの管理人として……他のマンコとの交わりを認めるのは、この壇上だけだからな。以後、絶対に許さないからな!?」

 菊月サンからの必死の念押しに、テートクは優しい瞳で返してマス。

「ああ、今日だけだし、海軍を離れればこのようなこともあるまい」

 目と目で通じ合うものがあったようで、菊月サンの険しい目元もゆるりと溶かされたようデス。

「うむ……信じているぞ……貴方❤」

 テートクの傍に跪き、菊月サンはふたりで熱いKissを……。Muu...ワタシも……Make Loveが始まれば……!

「金剛、秘書艦たる貴様には司会進行の役割もあるな?」

 唇を離して立ち上がった菊月サンは、ずっと手の内に握りこんでいた帯状のものをさっと広げマシタ。それは、 Choker(首輪)のような……?

 ワタシの背後に回り込んだ菊月サンは、それをワタシの首に回して、後ろでパチっと留めマシタ。随分緩いので、絞め殺すつもりはないようデス。

「顎のところにマイクが仕込んである。己の本分も忘れるな。私はこれから音響の電源を入れてくるから、すぐに開会を宣言しろ。そうしたら、私が舞台裏から幕を上げる。あとは、彼のチンポを好きにするがいい」

 言うことは言った、と菊月サンは踵を返してしまいマシタ。

「菊月サンは……どうするのデスカ?」

 足を止めるも、菊月サンは振り返りマセン。

「愛する 男(ひと)が他の女とまぐわうところなど……見たくはない。私は寝室で待ってるから……貴方には今夜は眠れないものと覚悟してもらうぞ。他の 艦娘(オンナ)のことなど全て忘れてもらうからな」

「……ああ。すまない」

 テートクは申し訳無さそうにしながらも、その立派なものはしっかりと天井を向いてマス。彼の本心はどうなんでショウネ?

 菊月サンはそのままトントンと静かな足音を立てて舞台の袖に戻っていきマシタ。そしてすぐに、キーン……とマイクのボリュームが上げられた音がSpeakerから鳴り響きマス。

「Er...お集まりのミナサマ、大変長らくお待たせしマシタ」

 この先、あらゆるワタシの声、ワタシの言葉、ワタシの息遣いは会場にいる全ての艦たちに伝わってしまいマス。胸に手を当てると……とんでもないHeart beatデス。

 そして何より、手の平に確かに感じるのは Bare tits(丸出しの乳首)……。

 But...

 Soon...

 でも、もう……やるっきゃないデショー! ワタシは軽くテートクに跨って、彼のマイクに指を添えマス!

「これより、新艦歓迎会を開会しマース!」

 Wooow! と歓声が上がり、ワタシとみんなを隔てていた幕がゆっくり、ゆっくりと上がっていきマス。脇の方を覗いてみるも、菊月サンの姿は見当たりマセン。もう……いいんデスヨネ?

 ワタシは少しずつ身体を下ろしてゆき……

「Aha……❤」

 会場中に大音量で響き渡るワタシの Moan(只ならぬ声)……。その瞬間、賑やかだった会場は一気に静まり返り、

 And...

「キャアアアアアアアアアア!?」

「なっ、何よコレェ!?」

 和やかな雰囲気は完全に崩れ去り、満たされていくのは悲鳴と驚愕!

 だけど……Don't worry! ワタシは膝に力を入れて、テートクの上でHopping!

「Oh......Ah......yes! yes! yes!!」

 これが……これがテートクの……イイ……凄くイイッ! 今なら菊月サンがあんなになってしまった理由も解りマス。こんなに気持ちいいなら……他の全てを忘れてしまいそうデース!

「お姉様! やめて下さい!!」

 比叡が真っ青になって駆け寄ってきマシタ。でも、ワタシはそれを制止するため手を翳しマス。

「Wait, 比叡! ワタシのHeavenly timeを止めないでヨ!」

 上下に動かしながらも、中を満遍なく掻き混ぜるように腰をグルグルとRolling. ココも……ココも、ココも気持ちイイ!

「姉様! 敗者って……提督と結ばれていないのに、このようなことを!?」

 霧島……あんなに応援してくれたのに……Sorry……でも……

「コレは……テートクとの Awesome memory-making(最高の思い出作り)デース!」

 この Dick(チンポ)を勝ち取れなかったのは残念デスガ……最後の最後で、ワタシはできる限りのことをヤリきりマシタ! 次に恋心が芽生えても、ワタシはその相手のために何だってできマス!

「姉様……とっても嬉しそう……」

 榛名……貴女だけは、解ってくれるのデスネ……。この幸福感がワタシに未来を繋げてくれマス。テートクとのSexのお陰で、ワタシは、前に歩いてゆけるのデス!!

「Yeah! yes...yes...yes...yes...I'm cumiiiiiing!!」

 コレっ! この感覚っ! …Ah…グニグニと 艦体(からだ)が痺れて、何も考えられない……。テートク……Thank you so much...

 ゆっくりと後ろに倒れかけたワタシを……フニ、と何かが支えてくれマシタ。What's...? もしかして、菊月サン……?

「コレは、裸で舞台に上がれば、提督を好きにできる、って企画なのかしら?」

 息を切らせながら首を捻って肩の向こうを覗き見ると……What's...? 愛宕サン? でも、どこか違和感がありマス。いつもの穏やかな笑顔の下に青い襟が見えマセン。どこまでも肌色で……どんなDressを……って、背中に当たっているこの感触は…… No way(まさか)!?

 ワタシのうなじをカチャカチャといじって Microphone Choker(首輪)を奪い取ると、愛宕さんは自分の首にカチリと嵌めてしまいマシタ。

「はーい、二番、愛宕で~す♪ 提督にはぁ……正常位でお願いしたいかな~❤」

 キャァァァァァァァ! と甲高い声が上がりマシタが、これは先程の悲痛めいたものではありマセン。まさに Cheers(黄色い歓声)デス。

「ほらぁ、どいたどいた♪」

 愛宕サンに押されてワタシはヨロリとテートクの上から落っことされてしまいマシタ。

「提督ぅ、ワタシぃ、男の人には攻めてもらうが好きなのぉ❤」

 呆気にとられて寝転がったままの彼に寄り添った愛宕サンは、恥じらうことなく顔を近づけ……口付けを交わしてしまいマシタ! Oh! ワタシもまだシテないのニー!

「あ……いや……これは……」

 テートクも、まさかこんなことになるとは思っていなかったようデスネ。愛宕サンの Chesty melon(巨乳)に擦り寄られて、股間を Erect(おっ立て)ながら戸惑ってマス。

「提督ー! 据え膳食わねば男の恥、ですよー!」

 誰かが送った声援に釣られて……

「据え膳!」「据え膳!」「据え膳!」「据え膳!」

 なんて楽しげな手拍子デショウ。ミナサン、ノリノリデスネ!

 改めて会場全体を眺めてみると…… 隻数(にんずう)は全体の半分くらいになっているようデス。しかし、このMemberはワタシとテートクの行為を最後まで見届けた――つまり……今この場に残っているのは Slut(好き者)ばかり、ということなのデショウネ……。

 その中でも愛宕サンが先陣を切るように、テートクに対して猛烈に擦り寄ってマス。

「提督ぅ~、ワタシ、おっぱいばかりだと思われてますけどぉ、コッチも美味しいんですよ~?」

 胸にテートクの腕を沈み込ませながら、その手を股の間にNavigation......

「あっ❤」

 触れられた愛宕サンから嬉しそうに漏れた小声も、マイクはしっかり拾って、会場中に伝えてマス。

 これには、場のVoltageも急上昇!

「提督ー! 最後なんだから責任持って面倒みなよー!」

「そうだぞー! 去りゆく前に、男の矜持くらい見せてけってー!」

 ワタシのカラダが受け取った悦びを独占する権利は……ワタシにはありマセン。だから、 艦娘(おんなのこ)たちから囃し立てられるテートクに Lame excuse(口実)を吹き込んでヤりマショーかネー?

「テートク…… Covenant(約束)では、S(・)t(・)a(・)g(・)e(・)の(・)上(・)だ(・)け(・)……デシタヨネ?」

 この Lure(甘言)に、テートクはついに……

「くそっ、やってやる!」

「いやぁぁぁん❤」

 テートクは愛宕サンが望む通り、彼女の上に乗り掛かり――!

「「「キャーーーーーーーー♪」」」

 ふたりの情事を見物しようと、艦娘たちは舞台の下に一斉に群がってきマシタ。服を着ているコもいれば、早くも脱いでしまっているコもいマスネ。それでも、彼女らは一様に性的好奇心が旺盛みたいデス。

「あんっ、いいわぁ……凄い……うぅん……❤」

「くっ、はっ……はっ……んっ……!」

 ふたり顔を近づけているからか、テートクの声まで拾ってしまってマス。テートクが興奮してる息遣いが伝わってきマス。ワタシも……もっと Hook up(イチャイチャ)すれば良かったデスカネー……。

「ちゅ……くちゅ……ちゅむ……ちゅはぁ……❤」

 Ah...Kiss...してるんデスネ……。

 それも、舌まで絡めるDeepなヤツを……

 Mmm...

 これはやっぱり後悔デスカネ……?

 つい Dick(チンポ)にばかり夢中になってしまいマシタ。

 ふたりの Frisky(興奮)は舞台の下まで伝搬していったようデス。

「あ……ん……」

「やぁ……凄い……」

 壇上のふたりの痴態に煽られて、自分で弄り始めちゃってるコまで現れマシタ。何やらとんでもないことになっているような気もシマスけど……これで良かったのデショーカ……ネ?

 

 それにしても……テートクはなんて Stallion(絶倫)なんデショウ……。その彼を 一隻(ひとり)で相手していたというのデスから、菊月サンも Legit(ホンモノ)デス。

「あんっ、やぁんっ、姉様っ! 金剛姉様見てますかー!?」

 ワタシと同じ騎乗位を所望した榛名が、テートクの上で跳ねながらこちらに手を振ってマス。ワタシとテートクの姿を見て、嬉しそう、と零してマシタが、彼女もまた、テートクに突き上げられて、実に嬉しそうデス。

 そんな様子を嬉々とした双眸で見入るコ、交わり疲れて横になるコ、とみんなの反応は様々デスガ、 一隻(ひとり)、異様な Aura(雰囲気)を醸し出している艦がいるようデス。

「加賀サン……Ah...もう……ヤ(・)られマシタカ?」

 何と声を掛けたら良いものやら。

 彼女は榛名との掛け合いを見物することなく、 艦(ひと) 混(ご)みから少し離れたところで正座してマシタ。 Nude(全裸)で。

「いえ、結構です。私は、赤城さんに合わせて脱いだだけですので」

 そう言いながらも、ピンと伸ばされた背筋に乗った形の良い Tits(オッパイ)の先で、色よい乳首が Erection(勃起)してマス。何だかんだで、 Feel inclined(ノリノリ)に見えマスケド。

「も~~~。加賀さんてば固いんだから~~~」

 長い黒髪を巻き込みながら肌色の塊が転がってきマシタ。先ほどテートクに愛でてもらったばかりの赤城サンデス。存分に楽しませてもらった疲れからか立ち上がるのも億劫なようで、ゴロゴロと回る勢いのまま、加賀サンの脇腹をつんつんと肘で突いてマス。

「折角だからシてきなよー」

「赤城さんがそう言うなら」

  Early(はやっ)! 結局、彼女もWanna have sex だったみたいデスネ。

「あ、提督はおちんちんだけじゃなくて腕とか胸板も立派だから、正常位がオススメよー」

 スッと立ち上がった加賀サンのお尻に赤城サンからのNice adviceが送られマシタ。

「ありがとう。参考にするわ」

 舞台上では――榛名のLast spurtデスネー!

「すっ、すごっ、凄いですっ❤ 榛名……榛名っ、飛んじゃいますーーーーー❤❤」

 背を仰け反らせてグラリ……と傾くと……ワタシと違って後ろに誰もいなかった榛名は、そのままゴトリと床に倒れてしまいマシタ。

「あ……ありがとう……ございましたぁ……❤」

 Fuufuuと満足そうな吐息を上げる榛名の首に、加賀サンは……Oh...もう少し優しくできないものデスカネー?  Choker(首輪)を取り上げると、ひょいと自分の首に回してしまいマシタ。

「一三番、加賀。『乱れ牡丹』でお願いするわ」

 Wow~……というどよめきが上がりマシタガ…… Amazing(スゴイ)んデスカネー……? ワタシにはよくわかりマセン。

「ふふ。加賀さんらしい体位ですね」

「赤城サンはゴゾンジなのデスカ?」

「ええ。まあ、詳しくは見てのお楽しみ、ってことで♪」

 赤城サンは加賀サンのFuckを鑑賞するために、舞台下に寝たまま転がっていきマス。ワタシが歩いてそれを追うと、あっという間に抜き去ってしまいマシタ。

  MeDollarButton(ミダレボタン)についてはテートクもご存知のようで、戸惑う様子は見られマセン。上半身を起こして膝を開き、そのままの姿勢でPartnerが来るのを待ってマス。

 そこにテートクに顔にお尻を向けた加賀サンが突起を目指して腰を下ろしてゆき……

「う……ん……❤」

 加賀サンの股の間にテートクの硬い支柱が埋め込まれているようで、甘い溜息をMicrophoneがしっかりと拾ってマス。

 ここで、ようやく赤城サンが到着。ワタシの踵にコツンとぶつかると、壇上を見上げるためにシャッキリと立ち上がりマシタ。最初から歩いてくれば良かったのに。

「赤城サン、これが MeDollarButton(ミダレボタン)、ですか?」

 丁度、テートクを椅子にして加賀サンが座っているみたいデスネ。

「テートクの腕と胸を味わいながらも、上を取られたくない、ってところが加賀さんらしいと思いません?」

「Hum... 複雑なんデスネ……」

 この MeDollarButton(ミダレボタン)という体位は、女性の足を大きく広げさせて、その膝を裏から支えて持ち上げてマス。そのため、女性的なところが Spread eagle(丸見え)にデス。ただ、打ち下ろされる時の衝撃は Fantabulous(半端ない)ようで、それまですまし顔でリードしていた加賀サンの表情がみるみるうちに歪んでいってマス。

「くっ、あっ、そっ、そんなっ……❤」

 テートクの腕に揺さぶられて苦しそうに顔をしかめていた加賀サンデシタガ……

「あんっ……ソコ……❤」

 彼女の中で僅かにAngleが Slip(変わった)のかもしれマセン。堪えていたものが一気に崩れるように、目元から指先まで 艦体(からだ)中を弛緩されられてしまいマシタ。

 ブラブラと揺れていた加賀サンの両手が自身の秘所に伸びていきマス。

 が――

「あぅっ、ふぁっ……!」

 上下の動きに合わせられず、股から手が零れてマス。

「お願いっ! クリちゃん……クリちゃんを……!」

 彼女の Dallying(おねだり)に応じるためにテートクの腕の動きが少し止まりマシタ。小休止を得たところで、加賀サンは自分の口調が気になり始めたようデスネ。 Clitoris(性器)を愛称で呼ぶなんて、普段の加賀サンからはなかなか想像できマセン。

「あ……今のは……その……」

 胸も股も開きながら真っ赤になって慌てふためく加賀サンに、赤城サンからの Fatal call(トドメの一撃)。

「加賀さん、可愛いっ❤」

「ぃやぁっ……赤城さん……お願い、見ないでぇーーー!!」

 顔だけ隠して身体隠さず。

 加賀サンは案外CuteなCharacterだったようデス。

 しかし、隠していたその手も、テートクの指の動きによって簡単に剥がされてしまいマシタ。

「これでいいか?」

「あぁんっ❤」

 両膝に回していたテートクの両手は、片方はお尻の下に、もう片方は……彼女が求めるところに持ち替えられてマス。彼女も自分の足で Weight(カラダ)の一部は支えているとはいえ、この体勢で彼女の身体を持ち上げようとは……とんでもなくPowerfulデース!

 加賀サンの甘い鳴き声を聞いて安心したようで、テートクは再び彼女の 艦体(からだ)を揺さぶり始めマシタ。その指先をクルクルと回しながら。

「あぅん❤ にゃぅんっ❤ らっ、らめなのっ❤ らめぇぇぇん❤❤」

 蕩けるような口元からは涎がテロテロと流れ、目は虚ろでどこを見ているか判りマセン。それでも嬉しそうな嬌声だけは絶えず漏れ、彼女が快楽の坩堝で藻掻いていることだけは解りマス。

「ら……らめぇ……れーろくのおにんにん……らいしゅきぃ……❤」

 テートクの膝の上で弄ばれるのは、最早ただのSide Tailの似合うただの Lolita(可愛い幼女)――一航戦の誇りは一片も残さずドロドロに溶けてしまったようデス。

「くりにゃん……はにゃ……あにゃ……にゃぁぁぁぁぁん❤❤❤」

 ビクッ、ビクッ、と加賀サンの両足が跳ね上がり、支えきれなくなったテートクを押し倒してしまいマシタ。ふたり揃って天井を仰いだ拍子に、彼女らの繋がりがスルリと抜けると、大きく開かれた足の間から……!

「キャッ!?」

「ヤダっ! もうっ!」

 観客に向けて透き通ったArchが掛けられマシタ。

 みんな逃げ出していく中――その場から動かなかった赤城サンだけが目を閉じてそれを受け止めてマス。

「うふふ。加賀さんのお小水、いただきました~❤」

 悪戯っぽく口周りについた加賀サンの体液をペロリと舐める赤城サン。

 ここで加賀サンもようやく自分の失態に気がついたようデス。

 慌てて身を起こして、ずぶ濡れの赤城サンを見て――

「あ……赤城さん……ごめんなさい……!」

「いーのいーの。だって、加賀さんのだもん♪」

 この 二隻(ふたり)は……揺るぎない絆で結ばれてるみたいデスネ……。ワタシ、榛名のSquirtを浴びることができマスカネ……? Hum...

 申し訳無さそうにへしょげていた加賀サンデシタガ、どこからか沸々と怒りが込み上げてきたようデス。

「リ……リベンジよ!」

 徐ろに立ち上がると、涙目になったままテートクを見下ろして人差し指を突きつけ……てみたものの、まだ腰がフラついてマス。よろめいたところを、そのテートクに支えられては形なしデスネ。気丈にその手を振り払ってみたものの、やはり立っていることも難しいようで、ペタリと座り込んでしまいマシタ。

「提督……貴方、本当にこのまま鎮守府を去るつもり? 勝ち逃げなんて許さない! 次こそは貴方をヒィヒィ言わせながら 射精(イカ)せてやるわ!」

 今の体たらくを見ると、それは難しそうデスガ……テートクを引き止めたいと願う気持ちは、みんな同じのようデス。見れば、誰 一隻(ひとり)として外装を身に纏ってマセン。 Done(プレイ済)の艦も、 Not yet(未プレイ)の艦も、一様に真っ白な Naturalist(ヌーディスト)デス。

「提督! 私、提督ともっとセックスしたいです!」

「私もです、提督! 行かないで下さい! ……いえ、 射精(イカ)せたいですけど!」

 どっちデスカ。この国の言葉は難しいデス。

 この期に及んで、ようやくワタシたちは大きな過ちを犯していたことに気がつきマシタ。テートクと菊月サンの別れの一幕に突如現れた Dildo(ディルド)と Dirty words(猥語)に翻弄されて、本質を見誤っていたのかもしれマセン。

 あの場では、常識がこの Mother Fucker(下劣な連中)を非難すべきだと主張してマシタ。

 But...

 一皮剥けば、みんな菊月サンと同じだったのデス。Of course, このワタシも含めて。

 たしかに、そのようないかがわしい行いを快く思わない艦もたくさんおりマス。デスガ、それと同じくらい、テートクを下半身まで慕っている艦もこんなにいるのデス。

 ワタシたちは、彼をこのような形で追い出すべきではなかったのデス!

「テートク…… Retire(退役)は Retract(撤回)できないのデスカ……?」

 最後の希望にすがりつくワタシには、もう涙を抑えることができマセン。ワタシに釣られるように、みんなも瞳を潤ませ始めてマス。

 困ったようにはにかんでいたテートクデシタガ……それでも、その意思は固かったようデス。

「撤回はできないし……できたとしても、私は行かなくてはならない」

 テートクは立ち上がりマシタ。もう、股間は立ち上がってマセンデシタ。

「今日、皆の気持ちと触れ合うことができて嬉しかったが……やはり、私は菊月を愛している。これからの人生は、菊月とだけ交わっていきたい」

 こんなに可愛らしい艦娘たちに囲まれて、贅沢なことデスネ。…… Just you wait!(いつか後悔してしまえ)

「みんな……ありがとう。達者でな!」

 全裸で敬礼を送るテートクに、同じくワタシたちも全裸で敬礼を返してマス。新艦の歓迎会から端を発した今夜のPartyは、テートクの送迎会として幕を下ろされたようデス。

 

 テートクが去っていった後、みんな Orgy(狂宴)の余韻に浸ってマシタ。次に来る Dick(提督)に想いを馳せながら……。

 But...

 あまり期待はできマセン。

 何故なら、次期提督に対する要望を訊かれた時、みんな口を揃えてこう言ってしまったのデスカラ。

 こう、言わざるを得ない雰囲気だったのデス。

 

『女性に対して節度を持った品行方正で真面目な方を所望します』

 

 そんなテートクに着任されても……今となっては面白味に欠けマス。できることなら、 Platonic(羊)の皮を被った Molest(狼)であることを願うばかりデス。

 


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