彼女は童話の世界を再現するためのこの魔法を本来の用途とは異なる使い方で、秘めていた歪んだ欲望を満たしていく……。
※小説家になろう・Pixivとのマルチ投稿です。初回投稿日:2014/12/18
午前七時。いつも通りの定刻に起床した私は、手早く登校のための支度を整えた。そして、部屋を出る前に姿見の鏡で身嗜みをひと通り確認する。夏物の白いセーラー服。紺の襟に下がるのは、二年を表す赤色のリボン。スカートの丈は膝下五センチ。もう少し短い方が可愛いとは思うけど、風紀委員として規律を乱すような着崩し方はできない。多少不格好とはいえ、この長さなら裾の辺りを摘んで軽く持ち上げてみても……こうして下着が覗くことはない。このくらいに抑えておくのが健全な高校生といえるだろう。
これに紺の靴下を履き、通学鞄を手に持って、私は父の待つダイニングへと足を運ぶ。
「おはよう、お父さん」
「ああ、おはよう」
一組の食器を片付けていた父は、背中で私に挨拶を返してくれた。
「お母さんは、もう仕事に行ったのよね」
「今し方、大慌てで出て行ったよ。お前も、今日は早いんだったな」
母は、今朝は早番なのでとっくに出掛けたと思っていたが、案外遅かったようだ。危うく鉢合ってしまうところだった。
とはいえ、私ものんびりはしていられない。今朝は風紀委員の挨拶当番のために、少し早く出なくてはならないのだ。
「ご馳走様でした」
父が用意してくれた朝ご飯を完食して、自分の食器くらいは流しまで持っていく。
「あとは、お父さんがやっておくから、ほら、いってらっしゃい」
朝の食卓は、出勤が最も遅い父に用意から後片付けまで任されている。
「ありがとう、行ってきます」
父に見送られて、私は自宅を後にした。
徒歩一〇分程度のいつもの通学路。いつも通りに歩いているけど、周囲の様子はいつも通りじゃない。その原因は、どうやら私にあるらしい。
「え……? ちょっと……!!」
「アレ……マジで……!?」
道行く人たちの中から、女性の甲高い声だけがチクチクと刺さる。中には、徐ろに私にスマホのカメラを向ける人もいた。でも……シャッターを押された様子はない。画面を覗きこんだ時点で、スマホと私を見比べて手が止まってしまうようだ。両目を見開いて硬直する様は、まさに
実は、魔法を掛けられているのは、
ひと月ほど前になるが、私は偶然とある魔法のアイテムを手に入れた。シンデレラの童話にちなみ、『シンデレラレンタル』と呼ばれるシールのような紙切れだ。これは、シンデレラが掛けられた魔法を再現できるアイテムなのである。
といっても、突然綺麗なドレスが手に入るわけではない。残念ながら、ドレス自体は自分で調達する必要がある。但し、一度それを身に纏って、この魔法のシールを貼れば……例えその服を脱がされたとしても、傍からは
私は今朝、パジャマを脱いで、学校指定の制服に着替えた。しかし、そのセーラー服にこの魔法のシールを貼ると、着たばかりの制服を再び元のクローゼットに戻してしまった。その姿のまま、父の前で朝食を摂り、こうして朝の住宅街を登校している。
これまで何度か試してみたが、シンデレラの名を冠するだけあって殿方は騙せるほか、鏡やレンズなどのガラス面を通すと、脱ぐ前の服は写し出されるようだ。しかし、同性――女子の目は誤魔化せない。現に、私自身が覗きこむ胸元には、制服の襟ではなく、両脇からブラジャーに挟み込まれた胸の谷間が堂々と踊っている。その縁を彩る可愛いレースまでありありと。
今日の下着はちょっと飾り気が多いけど、校則に違反はしていない。女子限定とはいえこの姿で人前に出るのだから、許される範囲でできる限りオシャレなモノを選んできたつもりだ。
パンツの方も確認しておこうと、腰を捻りながら軽く撫でてみる。普段穿いてる綿ではなく、シルク生地のツヤツヤした指触りが気持ちいい。そして、両サイドにはワンポイントのリボン状の結び目。上下共、今日のために用意した特別な下着に間違いない。
この様子は、男子たちの目にはスカートの具合を直しているように見えているはずだ。身体の動きに合わせて存在しない布地が揺らめいていることだろう。一見不自然がないよう、ある程度は魔法で繕ってくれている。でも、よく見るとパンツに触れる指がスカートの中にめり込んでいるのがバレてしまう。やりすぎにだけは気をつけねばならない。
今日は、朝から放課後まで男性教師の授業しか無い。この日を狙って、私は周到に準備を重ねてきた。とはいえ……朝の声掛け運動まで重なったのは嬉しい誤算だった。
「渡辺先生……おはようございます……」
「おう! 新田か! 今日も頑張ろうな!」
外に肌を晒すことで如何わしい興奮を覚えている私が風紀委員とは、なんと笑えない冗談だろう。そもそも私自身、心から秩序を愛しているわけではない。そんな私がこの委員会を選んだのは……ひとえに、担当の渡辺先生への憧憬からにすぎない。
だから、こんな破廉恥な格好で大好きな渡辺先生と正門前に並んでいる……と思うだけで頭が沸騰してしまいそう!
「おはようございます……!」
私は生徒一人ひとりの顔も目に入らず、逆上せた頭で朝の挨拶を繰り返している。ああ……お股がドキドキして、そのまま空に釣り上げられてしまいそう!
下着姿ながら、私があまりに堂々としているので、多くの女子たちはたじろいで視線を逸らすばかり。でも、中には声を掛けずにはいられないコもいた。
「に……新田さん!? どうしちゃったの!?」
真っ赤になって駆け寄ってくるのはクラスメイトの吉村さんだ。あまり友達の多くない私に気さくに話しかけてくれる貴重な一人である。
そんな友人からの驚きを前に、私は隣の渡辺先生に平然と確認を仰ぐ。
「先生、私、どこかおかしいですか?」
服のことは口には出さないながらも、胸に手を乗せて服の方に意識を向けてもらう。先生の視線が私の胸に、私のお腹に、私の股間に、私の脚に……! あっ……あぁ……!
「普段と変わらぬ新田だが?」
違うの……先生! 私、今、裸なの! 制服を家に置いたまま、ここまで来たの! 先生のための勝負下着なんだから……見て……先生……! 恥ずかしい私を……見てよ……!!
そんな想いは全く届くことはなく、見えない制服に太鼓判を押す渡辺先生。先生にまで断言されて周りをキョロキョロ見回す吉村さんだったけど、幸い近くにいるのは男子ばかりだった。彼らもみんな私の肢体に魅入る素振りもないので、ようやく彼女も根負けしてくれた。
「どうかしてんの、私の方……?」
吉村さんは首を傾げながら、昇降口へと通り過ぎていった。
その後は疑惑の視線を浴びながらも、私の下着について誰に指摘されることもなかった。そして、予鈴のチャイムによって、名残惜しくも露出プレイは終了の時間を迎える。でも、
「それじゃあ、新田、また
と別れ際に声を掛けてくださって、私……ちょっと
先生の言葉が嬉しすぎて……申し訳ないのだけど、一時間目の授業は全然頭に入らなかった。脳裏に過るのは
後押しできる勇気がなくて、私は一つの
二時間目の授業は英語のリーディング。座席順に教科書を音読していくので、自分がどの一文に当たるかは机を数えれば一目瞭然。とはいえ、どこに当たろうと、予習の範囲内だ。
だが、それ以前に……残り時間からして、私まで回ってくるかは際どいところ。途中で先生による解説なんかが入ったら、私の手前で終わってしまうだろう。
でも、もし私まで回ってきたら……その時の自分のイメージしながら、私はブラのホックに手を掛けた。念のため、これにも『シンデレラレンタル』は貼付してある。だから……!!
授業はつつがなく進んでいく。誰かトチって……! ううん、このまま私まで……!! 二つの想いが交錯する中、私の二つ前の佐藤さんが立ち上がって、一文を読む。
「はい、いいでしょう。じゃあ、次」
読み終えた佐藤さんが席に着き、その後ろ――私の一つ前の森本さんが続いて立ち上がる。文章自体は難しくないけど、この単語は……
「アン……アンアンアンティフィ……?」
思いっきり躓いている。予習してきた私でも、正直噛まずに発音できる自信はない。
「An unidentified girl is approaching. これは難しいですねー……」
難しいとは言いながらさすがは教師だけあって、スラスラと読み上げてくれた。そして、そこから他の難しい単語やら何やらの薀蓄を語り始め、授業はみるみる横道に逸れていく。
時計の針は、残り一分に差し掛かろうとしている。これはもう、このまま終業のベルを待つばかりかな……と思うと、ほっとしたのが半分、ガッカリしたのが半分、といったところか。
しかし……!
「……っと、話しすぎましたね。最後、もう一文だけ進めておきましょう」
私の担当分が簡単すぎたのが僥倖……じゃなくて、災いした! 先生の一言に、私の心臓はドクンと壊れそうなほど打ち鳴らされる! 少しまごつけば終わってくれる……いえ、
胸に葛藤を抱えながらも、私はできる限りのポーカーフェイスを被って、背中を緩くしたまま立ち上がる。それも、わざと肩を丸めながら……!
「――――っ!!」
教室のところどころから、息を飲む声が私の耳に届いてきた。それもそのはず、私の肩に掛かっていたストラップは、席を立つ際に前屈みになった拍子に、するりと肘まで流れてしまったのだから。両腕の間にぶら下がる二つのカップは、念の為に両手で開いたテキストで隠した。でも、本来肌に密着していなくてはならない裏地が天井に向かってひっくり返っている! そして、覆うべき胸先は、私の目に……何より、みんなの目の前に……!
わた……私……教室の真ん中……授業中に……おっぱい……出しちゃってる……! ピンクの乳輪から、ツンとした乳首の先まで……全部……!!
何だろ……この高揚感……。喉が熱くて、膝がガクガクしちゃう……! 時間の流れが凄くゆっくりに感じられて、時計の秒針が、ピタリと止まってしまったみたい! そして、ようやく、カチリ、と一目盛りだけ進んだのを見て、私は自分の立場を思い出した。すっと息を吸い込んで、一息に――
「
授業が終わると、外したブラが不自然に見えないよう、さっと脱いで鞄にしまった。女子ばかりから腫れ物にさわるような空気を当て付けられているけど、それとは対照的に男子は極めて日常通りだ。
「新田ー、今日提出のアンケートなんだけど、家に忘れてきちまってさー」
「仕方ないわね……コピー用意するから、昼休みにもう一度書いてもらえる?」
寄ってきた下山君とこんな会話を……私、パンツ一枚でしてるんだ……。男の子の前で、おっぱいをフルフル震わせながら……。下山君のアソコは
ただ、さすがにパン一となると、看過できなくなるコもいるみたい。
「ねぇ……林くん……。新田さん……さぁ……?」
「んー? 新田がどうした?」
山田さんと林くんが私のこと見てる……❤ 林くんはともかく、山田さんには胸の先まで見られちゃってるんだぁ……♪ 女子からなら見られても平気、って思ってたけど……ここまで見せちゃうと、もうドキドキを抑えられない……!
「他にも無くした人がいないか聞いてみるわ」
普段の澄ました風紀委員顔で、服に触れられないように広めに下山君を避けながら席を立ち、黒板の前までやってくる。その壇上でくるりとみんなの方に胸を向けて、足を肩幅くらいにしっかりと開いた。ストリップショーのようなシチューエーションに緩んだ口元から涎が垂れちゃいそう❤ その唇をキッと結び直して……パンパンっと柏手を叩く!
「はい! みんな注目!」
あぁ……私、もう……頭おかしくなっちゃったみたい……。今まで見ないようにしてくれていた女の子たちの配慮を無駄にするようなことしちゃうなんて……! うわぁ……彼女たちスッゴイ気不味そう……♪
そんなマーブル模様の空気の中、私は腰に手を当てて表向きの要件をみんなに告げる。
「今日提出してもらうアンケート用紙、無くした人の分を纏めて刷っちゃうから、この場で申告してもらえる?」
最後の『る?』に合わせて、密かに指先で摘んでいた二本の紐をクイっと引っ張った! これは、腰元で最後の一枚を支えてきた大切な生命線。これを抜き取ってしまったら……!?
「やべぇ! 忘れてた!」
「キャァァァァァァ!?」
自分の失態に絶叫を上げる男子。私の失態に絶叫を上げる女子。教室内は二種類の悲鳴で大騒ぎになってしまった!
勿論、パンツもいつか脱ぐつもりでシールは貼っておいた。でも、こんな目立つところで割れ目を開帳することになるなんて……あぁ……なんて気持ちいいんだろ……❤
朝から興奮続きでぐしょ濡れになっていた股布ごと小さな下着を左手の内に素早く纏めこんで、私は右手で騒いでる男子を数えていく。女子は、私のつるつるのアソコでそれどころじゃない。ヘアを他の人と見比べる機会なんてあんまりないからよく解らないけど、何だか濃い気がして……昨晩、つい全部剃っちゃたんだ☆
結局女子の忘失者数はゼロだったけど、これはあまりアテにならない。一応男子と同じ数だけ刷っておきましょうかね。
ざわめく教室内を靴下と上履きだけの痴女は平然と横切り、自分の席に戻ってきた。そして、机の中から予備のアンケート用紙を一枚取り出して――
「それじゃ、下山君、十枚ほどコピーお願い」
「って俺かよ!?」
コピー機を使うとなると、職員室に行かなきゃいけないからねぇ……。女性教員の前にこの格好で行くわけにはいかないわ。それはそれで燃えそうだけど。
「つべこべ言わない。運が悪かったと思って諦めなさい」
キツく睨んでやると、コピーの原紙を手に、下山君はすごすごと教室から出て行った。このやり取りを見ていた女子たちは……もう騒いでいなかった。
「アー……、ワタシノブンノヨウシモアルカナー?」
「モウスグオヒルカー。オベントナンダロナー」
教室で全裸になってしまった私の異常性、そんな全裸の女子を前にして誰一人として反応しない男子たちの異常性。この二つの異常性が重なって、女の子たちは自分の目が信じられなくなってしまったようだ。これも、今まで風紀委員として自分を厳しく律してきたお陰かもしれない。内心、校則に縛られるのなんて面倒なだけだと思っていたけど、こんな気持ちいいことができるなんて……人生どう転ぶか判らないものね♪
残りの午前中の授業を、私は全裸で受けることになった……。はっきり言って……視線は感じる。でも、その視線を浴びるたびに、自分の裸身を客観的に感じられて、アソコの奥から熱が湧き出てくるみたい。
そのうち、私は
「あっ……あぁぁん……❤」
授業中に……なんてこと……! ノック式のペン先は引っ込めてあるけど、奥にツンツンと押し込むと、硬い先端が指では届かないところに当たる。それが、子宮の中で燻っていた快楽のエキスを全身押し出していくみたい……!
そのまま手を離して、膣圧でボールペンの感触を楽しんでいると――
「この問題を……今日は十九日だから……新田!」
どうでもいい理由で飛んできた板書指示だったけど、これには女子の間に不穏な空気が立ち込める。意識から外したい不快な物をムリヤリ見せつけられた感じだ。
もう裸でいるのも慣れたもので、足取りは多少フワフワさせつつも、平然と先生の前に立つ。でも、足と足の間に挟まった黒い尻尾がプルプルと揺れてるのが後ろから見えちゃってるんだろうなぁ……。そんな自分を想像しただけでアソコがギュッギュ、ってなっちゃう❤ 濡れすぎて抜けないように気をつけないと♪
そんな散漫とした気持ちで解答の数式をカツカツと書き連ねていく。この程度の設問なら、間違えようが……と油断していると、思ったように左辺と右辺が繋がらない。
「……あれ?」
キョトンと我に返った私は、思わずお腹に力が入ってしまったようで……
カツン、コロコロ……
お股に
「ん? 何か落としたぞ?」
何も見えていなかった先生は不思議そうに、私の足下に目を落とす。
「……ああ、
拾い上げる際にも、私は膝を曲げたりしない。背筋は真っ直ぐにしたまま腰だけ折って、床に向かって手を伸ばす。この位置からならスカートの前を突き抜けてもバレないハズ。私は左手でボールペンを拾い上げつつ、右手は股の間から皆さんに向けてコンニチワ。手探りでビラビラのところをくいっと開いて、ペンが刺さっていたところに中指をジュプジュプと
「――ゃっ――!?」
お尻の方から小さく声が漏れるのが聞こえてきた。見られた……私、いま見られちゃったんだ……。ちょっとだけど、とんでもなく卑猥な見せオナニーしてたところ❤ もし今、男の子たちからも服が見えなくなったらどうなるんだろう……? 少なくとも退学は免れないとして……犯されちゃうのかな……?
……なんて妄想に耽ってる場合じゃないね。改めて見直すと、ここで通分間違ってるじゃない。凡ミスねぇ。
愛液でぬるぬるになった指先で黒板消しを掴んで、該当の箇所を削除する。そして、新たに計算し直せば……うん、左辺イコール右辺! 証明完了♪
「よし、途中どうなるかと心配したが……正解だ」
私が席に戻るのも待たずに、先生は赤チョークで丸く数式を囲む。そして、戻ってきた私が木の椅子に座ると……ペチャ、と
こんなことならもっと色々持ってきておけば良かったな。風紀委員
午前中の授業が全て終わると、私はお弁当を食べる前にトイレに向かっていた。ずっとオナニーばっかりしてたせいか、お腹が張ってきちゃった。パタパタとタイルの床までやってきたけど……休み時間になってすぐだというのに、先客によって満室になっていた。うーん……どうしようかなー……なんて考えながら洗面台の鏡を覗きこむと……そこには、痴女が映っていた。
制服は、ちゃんと着ていて、白いストライプの入った襟にはシミひとつ付いていない。
でも……何その酷い顔。何かを期待するように緩みきった目元。鼻の穴はヒクヒクと広がって、口の周りは舐めずり過ぎてテカテカになってる。とてもじゃないけど、今まで風紀委員を務めてきた女子生徒のものとは思えない。滲み出る淫乱。今も、トイレが埋まってるなら、ここで漏らしちゃえ……なんて考えてたんでしょ? ほーんと、バカよねぇ……。
私は自分の醜態を見せつけられたことで、被服が如何に無意味なものかを思い知らされた。このマヌケヅラを前にして男子たちが何も言わないのが不思議でならないわ。今の私、完全に
人間の勉強道具ばっかり持ってきてたけど……動物のオモチャも……持ってこないと……。昼休みの学校を抜け出す、なんて言語道断の校則違反。だけど、風紀委員ではなくただ雌犬だと自覚できた私には、そこに何の躊躇いも感じなかった。
靴に履き替えることすら面倒になり、私は上履きのまま裏門を乗り越えてヒョイと外へと飛び出した。通学・通勤する人たちが行き交っていた朝と違って、昼間の路地は閑散としている。だったら、着てない服のことなんて気にすることないかな。歩きながらおっぱいとおまんこを堂々とグニュグニュしていると、私は大事なことを思い出した。
「あ……私、おしっこしたかったんだ……」
でも、のんびりトイレなんて寄ってたら、お昼休みがどんどん過ぎてしまう。五時間目の授業に間に合わなかったら大変! だって、ようやく待ちに待った渡辺先生の授業があるんだもの!
先は急がなきゃいけない。でも、おしっこはしたい……。この両方を同時に満たすため、私は
靴下も上履きも、家に替えがあるから大丈夫。一歩一歩前に踏み出しながら、私はお腹に力を入れる。でも……やっぱり
お股にばっかり気を張っていたからか、私は周囲に対する注意が疎かになっていた。
キキーーーーーッ!!
「きゃあっ!?」
曲がり角から突如現れた自転車に、あわや横から轢かれてしまうところだった! 咄嗟に身構えて全身を固くしたところで――
ボトッ。
「あ……んっ……❤」
意図せぬ感覚に、私の上の口から思わず変な声が零れてしまった。それは、後ろの口から変な
私を轢きかけた自転車のオジサンの方も、私の足下に落ちた柔らかなものに気がついて、目を丸くしている。
見られてる……私が
ボトボトっ……ボトボトっ……ボト……。
「あふっ……うふっ……ぉほぉ……❤」
喉の奥からとんでもない喘ぎを溢していると、続いて――
ビチャビチャビチャビチャビチャビチャ……ッ!
「はっ……あんっ……やぁぁぁん……♪」
ごめんなさい、オジサン……。おしっこ跳ねてませんか……? すっごく我慢してたから、滝のような勢いでお漏らししちゃいましたぁ……❤
「……おぅ……スっ、スマン……っ!」
オジサンは真っ赤になって俯いたまま、私から逃げるように学校の方へと走り去ってしまった。
あーあ……残念……。女の人だったら、邪魔なスカートとかナシにちゃんと
さてさて、スッキリしたところで早く家に帰らないとね♪ 粗相の跡はそのままにして自宅に向けて足を向け直した私だったけど……。ん……もうちょっと
ちょっとしたアクシデントも乗り越えて、ようやく自宅の玄関前に着いた。植木鉢の下から合鍵を取り出すと、先ずはお風呂場に直行。汚らしい物を垂れ流した下半身にシャワーを当てて、石鹸で綺麗に洗い流していく。特に、ビラビラの中は指で開いて念入りに。あぁん……久しぶりのシャワーオナニー気持ちいい❤
浴室の鏡を覗いてみたけど、お湯を浴びても服が濡れる様子は無い。うん。助かるわ。こういう付着物まで忠実に再現されたら、着替えられないスカートがさっきのお漏らしでデロデロになってたところだもんね。
安心したところで、当初の目的だった……動物のオモチャをこっそり取り出す。タンスの奥の、冬物のコートをどけると……うふ❤ ほーんと、コレで風紀委員なんてよく名乗れたもんよねぇ……。
今まで買い集めてきたコレクションを鏡の前で一つ一つ身に纏っていく。
うん……コレ……凄いね……我ながら……凄いよ……! 見せたい……早く先生に見せたいな……❤
……って、解ってるって……渡辺先生には見えないって……。代わりに、女子たちからもっすごい目で見られてるわ……。なんてゆーの? こう、『うわぁ……』って溜息が聞こえてきそうな感じの。私、こんなにキラキラなのにねぇ。乳首にはニプルクリップ、ビラビラのとこにはラビアクリップ、そして、一番敏感なところには……クリクリップ❤ それぞれカットされたガラス玉があしらわれていて、とっても綺麗だと思うんだけど。
そして、おまんこに突っ込んだバイブは、午前中のボールペンみたく抜け落ちないようにディルドホルダーで固定して、お尻の方には尻尾代わりのアナルビーズ♪ うん、我ながらやりたい放題ね☆ 身体を軽く揺するだけで、キラキラが弱いところをギュンギュン引っ張るから、それだけで全身愛撫されてるみたい❤
ただ、鎖付きのラビアクリップにしたのは失敗だったかな。みんなに見えるように目立つのやつを選んだのだけど、座る時にチャリチャリ鳴っちゃいそう。
あぁん……見て……見てぇ……先生……私……凄いでしょ……凄く……スケベ……。上から下まで、前から後ろまで、隈なく先生に見て欲しいのに……。
「つまり……これは掴みの問題として、先ずこの高さと重力加速度を――」
午前中はあんなに当てられたのに、渡辺先生の授業に限って壇に上がる機会がない。寂しいな……。せめて、近くで先生を感じていたいのに……。
仕方ないか。だったらここで先生の声を聞きながらオナっちゃお♪ さすがに電源は入れられないし、椅子に敷いちゃってる尻尾の方は動かせないけど、イボイボバイブの方は……
「くんっ❤」
腿の上に軽く手を置いているように見せかけて、指のうちの一本はスカートを突き抜けてバイブをグイグイ押し込んでる。そんな私に先生は気づかない。こちらに背を向けて黒板にカツカツと図を書き込んでいる。お願いっ、先生……! せめて、
「……ということで、こういうところで取り零さないようにな」
はぅん……!! 先生❤❤❤
ビクビクビクビクビクゥっ……!!
先生が振り向くのと同時に、私から身体の自由が奪われていく……! でも、先生の前で倒れるわけにはいかない。私は頬杖を突く形で何とか上半身を支える。
「さて、この問題が終わったら、次は――」
先生は私の異変に気づかないまま、板書を続けるために再び背を向けてしまう。先生には見て欲しかったな……。私が
そして、渡辺先生には何も気づかれないまま、授業は終わってしまった……。でも、いいの。これはまだ、余興みたいなものだから……。本番は……本当の本番は……今夜なんだから……!
その後、六時間目の
うちの学校の文化祭は夏に行われ、町内会の夏祭りも兼ねているから、物凄い大掛かりなのである。そのため、家の許可の下りている人は学校に泊まりこんで準備に勤しんでいた。
斯く言う私は……
「新田ァ……女子は絵とか看板の塗りとかしてた方が楽なんじゃねーの?」
林君はそんな風に気遣ってくれてるけど、
「いいの。私、こうやって叩くの好きだから!」
カンカンカンっ! と手際よくベニヤ板に釘を打ち込んでいく。
私が女の子とではなく男の子と一緒に作業をしている理由は色々ある。先ず、今日は徹底的に女の子たちから避けられてるのと、絵の具とかが
ヴヴヴ……ヴヴヴ……
「う……ふぅん……❤」
これだけカンカンやってれば、股間でモーター音が鳴ってても誰も気づかないもんね!
「新田……お前、何か嬉しそうだな」
何か面白いものを見つけたように下山君が寄ってくる。折角全裸の雌がここにいるのに、イボイボバイブが膣内でグルングルン回ってるところも、アナルビーズが直腸をブルブル震わせているところも、キラキラ光る乳首も見ずに、私の手元ばかり見ている。
「んー……何だか、気持ち良くなってきちゃった❤」
私の変態発言がうっかり耳に入ってしまった女子はピクリと肩を震わせる。でも、このエクスタシーを殴打によるものと勘違いした下山君は
「おぉ……怖ェ……」
肩を竦めて自分の作業に戻っていった。
こうして男の子に囲まれながら股間を震わせてると、何本モノおちんぽに陵辱されてるみたい❤ 少なくとも、今は後ろから二本
そんなことを考えてたら、また昇り詰めそうになってきちゃった❤
「……ちょっと席外すわ」
丁度釘を一本打ち終えたところで、私は金槌を手放した。
「またトイレかぁ? 何度目――」
そんな下衆く冷やかす友長君の頭をガツンとグーで殴って、私は教室を後にする。
あー……さっきはアイツらのおちんぽで犯される妄想とかしてみたけど……やっぱり同級生はあんなんよねぇ……。何だかんだで、私は大人な渡辺先生一筋だなぁ、うん!
廊下に出て、トイレの前を素通りすると、私は階段の踊り場に腰を下ろした。残っているのはうちのクラスだけではないようで、校舎のアチコチから賑やかな声が聞こえてくる。だから、遠慮なくバイブの電源は入れたまま……
ウィンウィンウィンウィン!
「ふっ、うふっ、あはっ、へぁんっ❤」
声帯を痙攣させながら両手の指で二つの挿入物で奥にズンズン押し込んでいる。
「
ビクンっ! ビクンっ! ビクンっ!
「……はぁ……はぁ……あー…………良かったぁ❤」
今日は何回
実際、もうおしっこも我慢できなくなってきた。さーて、今度はどこで
校舎は深夜とは思えない賑やかな喧騒に包まれているけど、ある一角だけ静まり返っているところがある。
それは、三年生のフロア。受験生ともなると、夏祭りなどに浮かれている場合でもないようだ。
なので……私は一つ上の階に登ると、無人の廊下に並んだ窓の一つを開け放った。そして、足を宙ぶらりんにして窓枠の上に腰掛ける。窓の外は街の光が遠くまで散りばめられていて、とっても綺麗……。その綺麗な夜景に向かって……
プシャァァァァァァァ…………
うふふ。ホントおまんこバカになっちゃったみたい❤ 昼間はあんなに緊張してたのに、今ではこんな危ういところから平気でおしっこ垂れ流しちゃってる。今日一日全裸で過ごしたことで、すっかり人間から動物に堕落しちゃったな♪
廊下に備え付けられた時計を見ると……うん、頃合いね。そろそろ本日最大の計画を実行に移す時だ。
濡れた足はトイレで拭いて、固い決意を裸の胸にしっかりと握りこむ。そして、私はようやく自分の教室に戻ってきた。でも、作業には戻らず、扉の前からクラスのみんなに大声を掛ける。
「そろそろ買い出しに行ってくるけど、何か必要な物はある?」
これに真っ先に反応する男子たち。
「カップ麺! 俺、大盛りなー!」
「あと、そろそろ飲み物がないぞ。お茶とかいるだろ」
続いて、恐る恐る本当に必要な物を挙げる女子たち。
「ね……ね……林君……マジックが一本無くなってる伝えて……」
「何で自分で言わねーんだよ……」
そりゃあ、二穴同時陵辱中の同性には話しかけたくないわなぁ。ビラビラにぶら下がる二本のアクセがプルプル揺れてるのも見えちゃってるんだろうし。何せ、また弱振動を再開させちゃったから、腰のカクカクを止められないの♪ 早く買うもの決めてくれないと……ここで
「暗くて危ないから、俺もついて行こうか?」
そんな余計な気を回す青木君を
「大丈夫よ。先生について行ってもらうから」
と一蹴する。学生同士で徒党を組むより、大人一人に同伴してもらった方が余程安心だ、というのが名目だけど……内心、邪な期待もしちゃってたりして♪
教師より頼り甲斐のある男子もおらず、何より教師同伴で行動したがる学生なんて私くらいみたい。こうして、私は一人で外での買い物へと送り出された。
その途中で私は再びトイレに立ち寄っていた。これから逢いに行く渡辺先生へのメッセージを
こっそりくすねて隠しておいたマジックで、私は先生への想いを綴っていく。失敗できない一発勝負だから、丁寧に……慎重に……。
そして、最後の『。』を記したところで、念の為に読み返してみる。うん! 大丈夫! これなら
トイレを後にした私は、一つ下の階の端にある物理室までやってきた。そこに併設された物理準備室の前で、私は深呼吸してから扉を叩く。
コン……コン……。
「……おぅ!」
宿直を担当していた渡辺先生は明快な返事をくれると、すぐに私を出迎えてくれた。こんな時間だけど、ちゃんと起きてくれていたみたい。
ガラガラ、と無造作に戸を開く先生に、私は胸を反らせて身体を見せつける。本当は見えてない、ってのは解ってる。でも、こうやって
「どうした? 買い出しか?」
この時間に校外を出歩くには、宿直の先生の許可が必要だから、訪ねてくる生徒の用件は大抵ソレだ。
「はい。……ただ、重いものもあるので、先生にもついて来て頂きたいのですが……」
これには先生も溜息混じりの苦笑い。
「おいおい、先生を荷物持ちにするつもりか?」
そんな苦言を漏らしながらも、先生は部屋の電気を消し始めている。
「まあ、キミらも忙しいだろうからな。そのくらいは先生にも手伝わせてもらおう」
やっぱり渡辺先生は優しい! そして、頼もしい!! 大好き!!!
準備の進捗の話なんかをしながら、私たちはコンビニへと向かっていく。途中、近道をするために公園を横切ることになった。ボート遊びもできるような大きな公園だけど、当然こんな深夜には誰も居ない。
「……それにしても、新田は働き者だなぁ。こんな使いっ走りみたいな役目まで請け負うなんて」
先生から褒められると、嬉しくってアソコがジュン……ってなっちゃう……❤ でも、私は普段通りを心がけて、平然と模範的な回答を返す。
「このような超法規的な外出こそ、風紀委員が担うべきかと」
本来、我々学生がこのような深夜に外を出歩くものではない。この許可は特例的なのだから、これも校則を重んじる風紀委員の仕事の一つだと思う。
「なるほど、そういう発想か……。新田は風紀委員の鏡だな」
先生の爽やかな笑顔が嬉しすぎて痛い。本当は……本当の私は
「いえ……私なんてダメです。私ほど風紀委員に似つかわしくない者はありません……」
私は、足を止めて池に映る自分の姿を見下ろす。黒く小ざっぱりした髪。定型のセーラー服。長いスカート。まさに、校則から出てきたような模範生だ。
でも……先生は気付いてないんだろうな。その上着の袖も、垂れ下がるスカートも、公園内を照らす眩い街灯を受ける私の影に
顔を上げて、今度は柱の天辺に高々と掲げられた時計に目を向ける。午後十一時五十九分。どうやら私の物語は、残すところ秒読み段階に入ったようだ。
「……
私の覚悟が伝わったのか、先生も足を止めて向き合ってくれている。
「本当の……新田?」
私は両手を背中に回し、先生の前で胸を張る。
「はい……最初で最後のお願いです……。私から、絶対に目を離さないで下さい……!」
そう言いながらも、私自身は先生の瞳から視線を外し、池の中の自分と見つめ合う。その目には悲壮な色は含まれていない。これから訪れようとしている物語の幕切れを前に、頬を紅潮させ、欲望に満ちた瞳を爛々と輝かせている。
そして、零時丁度――ついに終わる。
「……ん? ……おっ……おい……これはどうなって――」
「目を逸らさないで!」
渡辺先生の慌てた声を女が制す。彼女が纏っていた清楚なセーラー服は濁った溜池に溶けてゆき、中から白い肢体が現れ始める。しかし、彼女の胸部と下腹部に着けられているのは、決して
乳房を優しく包み込む胸当ては無く、むしろ嗜虐的なクリップが二つの乳首をキツく握り潰している。しかし、桃色の小粒と仲良く並んだ可愛らしいガラス球は、この行為を苦行に感じさせない。自分の意思で、自身の身体をいたぶっているのだと伝えている。
下腹部は、さらに凄惨なことになっていた。当然のように女性の大切なところを覆う布地は無い。それどころか、成長と共に生え揃っているはずの陰毛すら一本も生えていないのである。しかし、割れ目を作る二房の肉塊は色濃く肥大化しており、無毛による幼さと相反する違和感を醸し出している。
そして、本来その肉の割れ目の内に収めておくべき二枚のひだが、二本の鎖によって引きずり出されている。乳首を飾っていたのと似たもので、とても痛々しい。他の女がこのような所業を受ければ、悲鳴を上げて悶え苦しむことだろう。しかし、この女は違う。この刺激を快感に変えて、テロテロと愛液を垂れ流しているのだ。何しろ、性器への責め苦はこの程度ではない。外からは窺い知れないが、実は最も敏感な陰核さえも、金属によって強く締め付けられているのだ。それに比べれば、腿に垂れ下がる二本の鎖など、優しい愛撫のように感じられることだろう。
これらは、ある意味女性らしく煌めくガラス片によって華やかに彩られているが、それに対して異様な存在感を放つモノがある。それは、婦人用の下着のような形状をしているが、あくまで
これは、
ゆえに、彼女の膣内が収縮する度に、この異物は膣外へと追い出されそうになっている。実際の男性にはあり得ない丸く尖ったイボが表面上を覆っているが、それは彼女の性感帯を攻めるためのものであり、膣内に留める役には立ちそうにない。
よって、これを押し留めるために、この黒いゴム製のバンドがあるのだ。このバンドがある限り、彼女は模造されたペニスの感触を味わい続けることができる。
この節操のない性欲は、とてもではないが分別を持った人間のものとは思えない。彼女が人外であることを証明するかのように、彼女の臀部からは尻尾のようなものが生えている。しかし、それは骨には繋がっていない。黒いシリコン製のビーズが連なる先は、彼女のアナルを通して大腸の中へと続いているのだ。性器だけでは飽きたらず、彼女は排泄を行うべき肛門にまで性感を求めるに至っていた。
この底なしの肉欲の沼に沈み込んだ女は、口を開かない。その口は、男性の象徴を咥えるためにあり、性感を受けて鳴き声を上げるためだけにあるものだ。
だから、彼女の伝えたい言葉は、彼女の身体に記されている。油性のマジックで、胸から股間に掛けてしっかりと。
『私は渡辺先生の肉便器です。先生のチンポで私を孕ませて下さい』
この女は、かつて新田と名乗り、とある高校で風紀委員を務めていた。
しかし、そんな女はもうこの世にはいない。あるのは、ただの肉の塊だ。渡辺という男に揉みしだかれるための肉であり、彼の肉棒を埋め込むための穴の空いた肉壷である。
彼女の姿が、水面から消える。己の存在意義を全うするために。目の前の愛する男の肉に喰らいつくために。
魔法の解けたシンデレラは純白の衣を奪われた。しかし、仮初めの姿を失い、厭らしい悦びに満ち溢れた今の方が幸せそうだった。獣がどんなに着飾ったところで、所詮は獣だったのである。
十七年間にも渡る少女の夢は、たったいま終わりを告げた。それは、私――肉便器が見ていた儚い夢だった。
さぁ、本当の自分に戻ろう。渡辺先生のザーメンを