題名の通り。
某中古品店で艦これアーケードの「響改」のカードが4万で売られているのを見て思い付いた小説です。TSF画像掲示板の方にもアップしました。

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いつの間にか響になって犯される系小説

 水曜日の会社帰り、深夜の街中を鞄片手に足早に進んで向かっているのはゲームセンターだ。社会人になって以来久しく足を運んでいなかったゲームセンター、数ヵ月前に始まったカードゲームのアーケードにハマって以来ずっと毎週通い続けている。

 

 ゲームの内容は一クレジット毎に一枚もらえるキャラクターの絵が描かれたカードを使った戦略シミュレーションだ。その名は「艦隊コレクション」。「艦隊」の名の通り、プレーヤーを「提督」やら「司令官」と呼ぶ、戦う船を擬人化したキャラクターを使ってゲームを進める。キャラの絵が可愛い少女やら綺麗なお姉さんやらと幅広いので見た目に寄せられて始める人もいれば、そのゲーム性の高さに惹かれて始める人もいる。はたまたモデルとなった戦艦自体が好きな人も興味を持ったりして、幅広い層からファンを獲得した、年内では一番人気のゲームだ。そのゲームが稼働して以来、週末はいつも筐体の前に人が座っている。しかし、最近のアーケードゲームらしくカードには所謂レア度が幅広く設定されていて、それに伴ってゲームショップでは多くのカードが売買されている。一番安いものは六十円から高額なものは五万円までと、強気なものもある。しかし、時間が無くお金のある大人は手っ取り早く自分のお目当てのカードを手にいれるため、大金をはたくのだ。

 

 そして今日は週に一度のゲームセンターに行く日。水曜日の夜は流石の人気ゲームもがら空きで、毎週通っていても席が空くのを待ったことはない。今日こそは自分がこのゲームを始めた理由のあの娘のカードが出てくると信じる一方で、早々簡単に出てくるわけがない、何と言っても一枚四万円の値が付く飛びきりのレア物だ、と自分で笑いながらゲームセンターのドアをくぐる。

 

 いつものように千円札を両替してから席に付き、出てくるカードができるだけ良いものであることを願いつつコインを入れる。こなれてしまった行動に内心呆れながら出てくるカードを待つ。いつもであればやっぱり今回もダメだったかと落胆しながら、どこか安心するのがお約束だったが、今回は違った。カードの取り出し口から覗く光るカードは何かしらのレアカードであることを確信させる。数あるレアカードの中でも飛びきりのレア物であることを願いながら傷つけないようにそっと引き出すと、それはやはり、ずっと追い求めていたカードそのものだった。その名は「響」と言った。

 

 カードを引き抜いてから暫くは、そのカードが現実に存在し自分の手の中にあることに目を奪われて、身動きをとることができなかった。ようやく動けるようになったのは、ゲームの筐体から操作を求められてからだった。

 

 数日後、会社帰りにカードショップに寄った。鞄のなかには先日手にいれたあのカードを含め、今まで集めてきたゲームのカードが入っている。今日はそれらを売りに来たのだ。この数日で何があったのかと言えば、単純なことだ、ゲームに飽きたのだ。それは余りにも唐突だった。今まで散々お金をつぎ込んできたゲームだが、その目的は強くなることでもカードをコンプリートすることでもなく、お目当てのカードを手に入れることだった。それを達成してしまった今、わざわざお金を出してまでゲームセンターでゲームをする理由は無かった。苦労して手にいれたカードのゲーム中のグラフィックを見ても思ったほどではなかったのも一因だろう。惚れすぎたがために、無意識に過剰な期待を抱いていたのだ。加えて、カードを売れば今までつぎ込んできたお金を差し引いてもお釣りが帰ってくる。それを使ってまた新しいことでもしようと思い立った。

 

 一度買い取りに出してしまえば、あとは早いものだった。カードと引き換えに4万円弱のお金を手に入れると、カードがショーケースに並べられるのを遠巻きに眺め、若干の満足感を得て店を出た。電車に乗り、閑静な住宅街とシャッター街になった商店街を通り抜けて、家に着く。

 

 冷蔵庫から冷えた飲み物を取り出してソファーに体を沈めると、柔らかい背もたれが体を包んでくれた。目を閉じ深く息を吸い、ゆっくりと吐き出すと、一日の疲れがとれる気がした。今日あった事が頭の中を駆け巡りながら眠気を誘う。着替えも何もすませていないこのままで寝るのは気が引けたが、睡魔には勝てず、そのまま眠りに落ちた。

 

 

 

 

 奇妙な夢を見た。どこかよく分からない倉庫のような建物の中で、今までゲームで使ってきたキャラクターが自分を囲んで立っている。背の高い者、低いもの、幼い者、大人びた者、特徴はてんでばらばらだが、どれも見覚えがある。しかし、その中に一人見当たらないものが居ることに気がついた。ゲームを始める切っ掛けとなり、またやめる切っ掛けともなったあのキャラクターだ。何度か見回すが、やはり見当たらない。不思議に思って、ずっと使い続けてきた愛着のある一人に聞くと、訝しげな顔で返答された。

 

「あんた、自分を探してって……何言ってるの?」

 

 返事を聞くと、突然目が覚めた。まるで今までずっと起きていたみたいに目は開き、眠気は微塵たりとも残っていない。時計を見ると普段ならもう朝食を食べている時間だ。急いで昨日のままのスーツ姿から新しいスーツに着替え、朝食を適当なシリアルですませると家を飛び出した。

 

 

 その日中、夢の事が常に頭の片隅に引っ掛かっていた。まさか昨日売ったカードの霊が、売られたことを呪いに夢に出たのだろうか等と普段では思いもしないようなオカルト話を思い付いては、自分でそれを否定するのが何度も繰り返された。

 

 仕事が終わると、まるで引き寄せられるかのようにゲームセンターに足を運んだ。そして、これも吸い寄せられるかのように、いつものゲームの筐体の前に座った。自分のしていることを不思議に思いながら、せっかくだから、とよくわからない理由でお金を入れた。何度も見たことがある導入のムービーを飛ばすと、カードが出てくる。自分のしていることに呆れながらカードを何とはなしに取り出そうとすると、カードにかけた手が止まった。見覚えのある表面の輝き、カード下部のイラスト、まさかと思いつつ取り出すと、例の、超レアカードが出てきた。

 

 このとき、もはや何か恐ろしいものを感じていた。しかし、どうにも手が止まらないのだ。まるで自分ではない誰かに体を操られているように、ゲームを進める。一クレジット分が終わり、ゲームの続行をするか問われる。不思議なことに、その表示が出たときにはすでに小銭を手に取っていた。導かれるようにお金を入れ、カードを取り出すと、またもや同じカードが出てきた。嫌な予感がしながらゲームを終え、もう一度続けると、やはりあのカードが出てきた。いくらなんでも立て続けに同じカードが、しかも滅多にお目にかかれないカードが三回も出てきたのは異常だと、ゲーム途中のまま、どこか後ろ髪を引かれながら、カードを鞄に入れてゲームセンターを出た。

 

 そのままカードショップに向かい、出てきたのを三枚とも売った。それで六万円ほど得たが、その金を持っているのも薄気味悪く、どうにかしようと考えたあげくにその辺のホームレスに投げ捨てるように渡した。

 

 家に帰ると、突然猛烈な睡魔が襲った。前日の事を反省し、何とかようやく寝巻きに着替えると、ベッドに横になった。

 

 まただ。また、夢を見た。今度はどこかの海の上に、前回と同じくキャラクターに囲まれて立っている。妙に現実味のあるその夢は自分から目を覚まそうと思っても覚めないので、今度は違う質問をしてみた。

 

「俺は、誰なんだ?」

 

「何言ってるの?」

 

「俺の名前を言ってみてくれ。」

 

「からかっているつもり? あんたの名前は――――」

 

 あと少しのところで、目が覚める。昨日と同じ。眠気は微塵たりとも残っていない。時計を見ると、普段ならまだ寝ているはずの時間だ。二度寝する気にはなれず、寝汗がすごかったのでシャワーを浴びてから着替え、朝食をとって会社に向かった。

 

 会社に着いてからはずっと夢の事やらを考えていた。帰宅すると途端に眠気が襲ってくるのはどうしてなのか。どうして夢があんな内容なのか。そもそも、なぜあんなにも同じカードが出てきたのか。考えるほどに疑問が生まれる。考え込むといつの間にか昼休みになり、食事をとって机に戻るといつの間にか退社時刻になっていた。机の上を見ると、いつの間にか長い間行き詰っていた仕事が片付いていた。自分がいつの間にかこなしていたのだろうか。筆跡は自分のものだが、いかんせん記憶が曖昧で確証が持てない。とりあえず上司に提出すると、その出来を褒められた。自分が褒められた気がしなかった。

 

 今日はすべての元凶であるだろう、帰り道の途中にあるゲームセンターを避けるようにして歩く。駅までの徒歩数分の道のりを歩ききり、電車に乗り、家の最寄り駅についた。今日はこれで大丈夫だと安心して電車を降り、改札を抜け、いつも行き来に通っている商店街を歩く。ここまで来たらもう大丈夫と自分に言い聞かせながら歩いていると、突然あたりが騒がしくなった。ふと見渡すと、商店街の右手にあるゲームセンターが扉を開け放しにして営業していた。なんだ、ゲームセンターか、と一瞬安心したのも束の間、根本的なところで驚愕した。

 

 

 

 

 

 いや、まて、そもそも、この商店街に、少なくとも帰り道の途中に、ゲームセンターなど無かったはずだ。ここはシャッター街。営業している店すら見つけるのは難しい。

 

 

 

 

 

 自分の気づかない間に、いつの間にか出来ていたのか?

 

 

 

 

 

 

 

 自問自答を繰り返すが、マトモな考えはことごとく、片っ端から却下された。最後に残ったのは現実的とはとても言えないものだ。

 

 

『突然ゲームセンターが現れた?』

 

 

 それこそどんなファンタジーだよと笑ってしまいそうだが、立て続けに起こる『マトモじゃない』ことを目の当たりにしてきた今、それがどうしようもなく正しいものに感じる。いつの間にか、体はすっかりゲームセンターの方を向いていた。明らかにオカシイ出来事から目を背けて帰ろうとするが、視線がゲームセンターから離れない。まるで金縛りにでもあったかのように。足は前にしか進む気配がなく、声も出せない。

 

 半ば諦めながらゲームセンターに足を踏み入れた。

 

 

 そこは、見たことがある気がした。誰も客がいないのは、時間帯と立地を考えれば不思議ではないかもしれない。しかし、圧倒的な差は、ゲームが、かつて没頭していた例のものしか置いていない事だ。これには吐き気にも近い恐れを感じ、たまらずそこから逃げ出したくなったが、振り返ることができない。視線を辺りに巡らせると、唯一ゲームから遠ざかれそうなところを見つけた。トイレだ。

 

 ゆっくりと歩みを進めると、何事もなく個室に入ることができた。あまりに拍子抜けだったので、思わずため息をついた。客はおろか店員すらいないここでは別に意味もないであろうが、一応鍵をかけると、ズボンを履いたまま便座に腰を下ろした。座面の冷たさが伝わってきた気がした。

 

 

「なにがどうなってるんだ……。」

 

 

 スマホを取り出して警察を呼んでみようかと思ったが、なぜか圏外。このうるさいゲームの筐体に埋め尽くされたゲームセンターの奥にいては、恐らく大声を出しても誰も気づくことは無いだろう。そもそも民家が近くに無い。いよいよ打つ手がなくなったかと思ったその時、ふと思い付く。このまま明日の朝まで過ごせばなんとかなるのではないか、と。

 

 そうなると問題なのは、この建物が明日の朝どうなっているか分からない点だ。今日出勤したときは恐らく無かっただろう。と言うことは、今までの出来事を鑑みると、このゲームセンターが出現したのは、駅前のゲームセンターに行かなかったからだろう。となれば、明日の朝まで有るかどうか不安になってくる。もしも消えてしまったら俺はどうなるのだろうか。まるで死後の世界はどんなものなのか、そんなことを考えている気がしてくる。

 

 こうなれば、何かしら行動を起こすしかないだろう。またあのゲームで遊べばここから出られるかもしれない。ようやく自分から出来ることを見つけ、少し気持ちが軽くなる。なにもする事が無いよりはよほどマシだろう。

 

 ついに決心すると、ひとつ深呼吸をしてからドアの鍵を開ける。

 

 

 

 

――――――――いや、開けようとした。

 

 

 鍵にかかった手が動こうとしない。いや、手は問題なく動く。それならばなぜ? 簡単なことだ。鍵が動かないのだ。両手で動かそうとしても、びくともしない。

 

 なぜだ。

 なにが起こっている?

 

 目の前で起こっていることに問いかけても、誰も答えてくれはしない。

 

 もうこれでおしまいだ。万策つきた。この狭い場所から出られないのか。なんとかドア以外の出方を探すが、自分を囲む壁は天井まで延びている。壊せそうもなく、今度こそどうしようもなくなった。

 

 呆然とし便座に座った途端、猛烈な睡魔が襲う。今この状態では何かできることもなく、自暴自棄になり、それになされるがままにまぶたを閉じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 目を覚ますと、トイレのドアが開いていた。どうやら、少なくとも死んではいないようだ。しかし、今回は今までとは違い、寝起き独特の気だるさがある。とりあえず背伸びでもしよう、と立ち上がろうとするが、できない。尻が便座にはまってしまっている。少なくとも成人男性ならこんなことは起こり得ない。便座に両手をついてなんとか抜け出すと、周りが大きくなっているか自分が小さくなっているのか、とにかく今までより視線が低いのに気づく。しかも、立った途端に履いていたズボンが足元にずり落ちる。着ていたワイシャツは丈が太股の半ばまでのびているところを見ると、どうやら自分の身長が縮んだらしい。下を向くと、視界に銀色のものがうつる。手で探っていくと、自分の髪の毛のようだ。いつの間にか髪が腰の辺りまで伸びただけでなく、髪色も変わってしまったらしい。スマホを手に取ろうとすると、予想外の重さと大きさに取り落としそうになる。日付は眠った日の翌日、つまり眠ったのは一晩のようだ。カメラを起動して自分の顔をうつし出すと、そこには可愛らしい少女の顔が。そこからカメラをからだの方に下げていくと、慎ましい膨らみではあるが、明らかに少女の体つきになっているのが見える。

 

 ここまで見て、ようやく事態が把握できてきた。どうやら、自分は可愛らしい少女の体になってしまったらしい。よくよく考えてみれば、その姿は自分が以前探し回り、最近は苦しめられていた、あのカードのキャラクター、「響」の特徴がすべて当てはまる。小さな体に髪の色、長さ、顔つき……どれをとっても、まるでカードの中から現実に飛び出してきたようだ。いままで長年付き添ってきたムスコも消え去って、一本スジがあるのみだ。あれほど二次創作を漁って散々ヌいた体も、自分のものとなってしまっては欲情することは無い。むしろ喪失感の方が強い。

 

 非現実的な現状に頭が混乱してくる中、うすら寒い直感が頭をよぎり、鞄の中にいれたはずのカードを探して取り出す。そこには見慣れた少女のキャラクターではなく、男の姿が描かれていた。どことなく、男の頃の自分に似ている気がする。つまり、自分とキャラクターが入れ替わってしまった、とでも言うのだろうか。

 

 あり得るはずの無いことがどうにも本当の事に思えてくる。まさか、本当に、カードを売られた恨みに自分の体を入れ換えたと言うのか。

 

 深呼吸をして気持ちをなんとか落ち着ける。ここから出ようかと考えたが、冷静に考えれば、この格好で外に出てはなにが起こるか分からない。かと言って、このままここに留まっていては何も進展がない。便座の蓋を閉じて、腰を下ろし、ゆっくり考えることにした。

 

 暫くああだこうだと考えていると、何人かの男の話し声がトイレの外から聞こえてくる。足音が近づいているようだ。一先ずドアの鍵を閉めてやり過ごそうとドアを閉める、と、そこで異変に気づく。

 

 鍵がない。

 

 昨日は鍵が開かず、今度は鍵をかけられないなんて、一体どうなっているのか。何とかしようとドアに体重をかけて開けられないようにしようとする。男たちに見つかってはならないと直感が叫んでいる。まるでサイズの合わない靴を脱ぎ、ドアに両手をついて、全体重をかける。

 

 しかし、それも出来ずじまいになった。ドアを押すと、そのまま部屋の外側に開いてしまったのだ。体重をかけきってしまっていたので、そのまま外に倒れこんでしまう。両手を床について立ち上がろうとした瞬間、トイレの入口が開く。

 

 入ってきた男たちはどいつもマトモでは無さそうだ。自分が小さくなったせいか、男たちがひどく大きく見える。一番手前の男は目があった途端、歪んだ笑みを浮かべる。まるで、そう、獲物を追い詰めたような。

 

「おうおう、本当にこんなところにいるとはなぁ? おい、さっさと縛れ。」

 

 手前の男が後ろの男に命令すると、五、六人いるうちの二人が、片方は細長いタオルを、もう片方は首輪とリードを手に歩み寄ってくる。

 

「ひっ……く、来るな……」

 

 とっさに出た声は記憶にある通りの、なんとも可愛らしいものだった。見下ろされて背筋が凍りそうなほどの寒気の中、男たちから逃げようと後退りするが、入口に立たれている以上逃げようがない。すぐに壁に行き詰まり、男二人がイヤらしく笑う。

 

「逃げるなんて悪い子だなぁ?」

 

「でももう逃げられないぜ。諦めるんだな。」

 

 片方に肩を掴まれて体を反転させられ、壁に押し付けられると両手を後ろ手に縛られ、猿ぐつわをされる。タオルで縛られていて痛みが無いのが救いか。振り返ろうとすると、手早く首輪をつけられる。脇に手を差し込まれて立たされリードを引っ張られて入口の方を向かされる。タイル張りの床の冷たさが足裏に伝わる。

 

 立っても男との身長差が大きく、顔を見上げると首輪が食い込む。

 

「良い表情だ。抵抗しようなんてバカなことは考えるなよ。」

 

 男たちに囲まれながらトイレを出ると、そこはゲームセンターとはかけ離れていた。昨日の夜ここに入ってきたときにはあったはずのゲームの筐体が一つも無い。男たち越しに回りを見渡しながら進むと、ゲームセンターの入口にワゴン車が横付けされているのが見えた。

 

 この時点で、これから起こることがおおよそ想像できた。きっとこれからこの車でどこかに連れ去られ、犯されるのだろう。それを想像した途端、足から力が抜ける。男がリードを短く持っていたので、首輪が絞まる。

 

「グッ………カハッ………」

 

「おい、何してるんだよ。早く進め。」

 

 リードが引っ張られたままなので息ができない。苦しくなる中何とか足に力を込めて立ち上がると、息を整えながらふらふらと歩みを進める。

 

 車に乗り込むと、アイマスクをつけられる。座ったシートの冷たさが尻に直接伝わる。

 

「出せ。」

 

 男のうちの誰かが言うと、車が動き出した。

 

 車で何処かへと運ばれている途中、どうしてこんなことになったのかずっと考え続けていた。事の発端はやはり、カードを売ったことなのだろうか。しかし、だからといって、なぜ体が変わるだなんて非現実的な事が起こったのか。それに、この男たちはどうやら、自分があのトイレに入ることを知っていたようだった。一体なぜ。どうして。

 

 疑問はつきることがない。

 しかし、答えが出ることはない。

 

 

 

 

 

 

 車が止まった、気がする。ドアの開く音がして、隣にいた男が降りた気がした。

 

「降りるんだ。転ぶなよ。」

 

 首輪が軽く引っ張られると体を少しずつドアの方にずらし、足で車と外の段差を見つけてゆっくりと降りる。両手を縛られている以上、一度バランスを崩せば後は転ぶしかないので細心の注意を払う。

 

 足に伝わる地面の感触は、コンクリートやタイルのような無機質なものだ。少なくとも土では無いだろう。どこかの施設にでも運び込まれているのだろうか。

 

「そのまままっすぐ進め。」

 

 首輪に引かれながら、転ばないように慎重に歩いていく。暫く歩くと、目の前でドアの開く音がした。進み続けると、今度は背後でドアの閉まる音が。施設の中に入ったらしい。

 

 その後も指示されるがままに進んでいくと、何処からか、かすかに音が聞こえ始めた。階段を降り、進むほどに音が大きくなっていく。どうやら音がするところへ連れていかれているようだ。段々と音の内容が鮮明になっていく。それは男の話声と若い女か少女の喘ぎ声のようだ。つまり、犯し部屋、と言うことか。予感が当たり、この後に起こることが連想されると腰の力が抜けそうになる。男であった自分が、男に犯される。そう考えると恐怖で鼓動が早くなり、呼吸が浅く早くなる。突然右肩に手を乗せられて、無様に肩を跳ねあげる。後ろで笑われる。肩に置かれた手は背中から腰へと撫で下ろされる。歩きながらもそれから逃れようと、腰が勝手に前に突き出る。それを見て、また男たちが笑う。

 

「止まれ。」

 

 聞こえてくる音が一段と強くなったところで止まると、後ろから耳元で囁かれる。

 

「ようこそ、天国へ。」

 

 笑い混じりのその言葉は、自分にとっての死刑宣告になった。

 

 ドアが開かれると、部屋からの音が鮮明に聞こえる。

 

 

 

「おら、もっと締めろや!」

 

「あぁっ! ……んっ! やっ……そこっ……」

 

 

 

 

 

「そろそろイクのか? ん?」

 

「イクのぉ! イキますぅ! もっと突いてぇ! あぁっ、クルっ…!」

 

 

 

 

「もっと深く咥えろ。舌も使えよ。」

 

「んぐっ……んっ……」

 

 

 

 

 想像していた以上に、その声は頭を痺れさせ始める。男が攻め、少女が啼く。その声は快楽にあふれ、いやがっている様子は微塵も無い。声に混じって当たりに響く水っぽい音と肉同士がぶつかる音は、行われている行為を頭に描かせる。

 

 これから男たちに汚らしいブツを咥えさせられ、股に突っ込まれるのを想像すると、足が震え、背筋に寒気が走る。

 

 手が耳元にかけられアイマスクを外されると、眩しさに目をつむる。

 

「どうした? どうせもう逃げられないんだ。さっさと諦めて今を楽しもうぜ。」

 

 頭に置かれた手が髪をすく。肩を抱えられ、抱き寄せられる。足が追い付かずもたれ掛かる。男の腹の当たりに頭が当たる。

 

 ああ、もうなされるがままになるしかない。そう自分に言い聞かせて目を開くと、予想以上の光景が広がっていた。とびきり大きなベッドに中学生くらいの女の子が三人、屈強な男に犯されている。黒髪の一人は正常位で、茶髪の一人はうつ伏せで、赤毛の一人は座っている男に後ろから抱えられて犯されている。その三人全員が惚けた顔をして喘いでいる。正常位の娘は口にもチンコを咥えている。よくみると、それぞれの少女には既視感がある。この少女たちも、「艦隊コレクション」のキャラクターにそっくりなのだ。一体何が起こっているのか混乱が加速する。

 

「ほら、気持ち良さそうだろう?」

 

 そう話しかけられても、答えられるはずがない。実際気持ち良さそうだし、自分がされたらどれくらい気持ちいいのかと想像してしまうが、それでもやはり、男に犯されるのは怖いし嫌悪感がある。

 

 そう考えていたところに、思いがけない種明かしがされた。

 

「あいつらな、あの体になる前は男だったんだぜ。」

 

 あまりの衝撃に言葉を失う。どうみても目の前の少女たちは元男になんて見えない。元男ならこんなに犯されて嬉しそうにするはずがない。そうして男の言葉を否定しようとする。しかし、もしもそれが本当であるならば、自分と同じ体験をしたことになる。ゲームのキャラクターと存在を入れ換えられたという説が濃厚になる。

 

 男は嗤いながら次々と暴露していく。

 

「お前が元男ってことも知ってる。なぜかは言えないがな。それにどうしてそうなったかも知らん。だが、そうやってできた女は皆可愛いし妊娠も生理もない。生物的には死んだも同然。」

 

 そこまで言い切ると目の前にしゃがみ、自分と目線を合わせて続ける。

 

「だから、あいつらやお前に出来るのは、ただ快楽を受け入れて今を楽しむことだけだ。戸籍も何もない。この世の中にお前は存在しない人間だ。そうなってはしょうがないだろう?」

 

 両肩に手を置き、まるで赤子をなだめるかのように語る。

 

「お前らは気持ちいい。俺らはそれを撮影して儲け、人にお前を貸して儲ける。全く良い話だと思わないか?」

 

 

 

 目の前で起こる非日常の光景に、思わず男を睨み付けてしまう。そして直ぐにそれを後悔することになった。

 

 途端に男の態度が変わる。優しく問いかけていた今までのものから豹変し、立ち上がると首輪に繋がったリードを思い切り引き上げる。首輪が食い込み、息が詰まる。

 

「カハッ………うっ……」

 

「何か勘違いしているみたいだな。俺らがお前を犯すのは確定事項だ。後はお前自身がそれを楽しむか、無駄に抵抗するかの違いだけだ。それなら楽しんだ方がいいだろ? そう言ってるんだよ。解ったか?」

 

 男の問いかけに必死で頷くとようやくリードから手が放される。割りと短時間だったので、少し咳き込む程度ですむ。体へのダメージは残らなかったものの、無駄に抵抗するのはやめようと心に誓った。

 

「よし、なら良い。」

 

 男は満足げに頷くと、少女たちとそれを犯している男たちに向かって大声で言い始めた。

 

「おいお前ら! 新入りだ。可愛がってやれ。」

 

「こりゃまた良いロリっ子見つけてきましたね。」

 

「なんだ。嫌いか?」

 

「いや、大好物ですよ。」

 

 黒髪の少女を犯しながら話しているベッドの上の男が敬語を使っているところを見ると、自分をつれてきた男はそれなりに偉いらしい。

 

 イヤらしい話が終わると、着ていたブカブカのワイシャツを脱がされる。前で止めていたボタンを外され、袖をナイフか何かで裂かれる。その下に着ていたシャツも、刃物で脱がされる。部屋の空気が胸や腹、股間に足と、肌に直に触れる。男たちの視線が突き刺さる。背中に回した腕が胸を強調している気がしてならない。

 

 腕を縛られたままベッドに仰向けに寝かせられると、男たちに見下ろされて背筋がゾクゾクする。普段ならただ怖いだけのはずなのに、今回はなぜか快感が混じっている。

 

「もしかして、見下ろされて感じたのか?」

 

 肩を震わせたからか、簡単に見破られる。猿ぐつわをされていて返事ができないが睨んではまた苦しいことをされる気がして顔をそらす。辺りを見回すと、自分をつれてきた男と少女を犯している男以外はどこかに行ったようで見当たらない。どうやら今は各少女に一人の男がついているようだ。

 

「ふん、感じたのか。まあ、女の子だししょうがないよな。」

 

 心の中で自分は男だと反論するが、男に肌をいじられ始めるとそれも頭の中から消え去る。それほどにこの体は刺激に弱い。頬から首、肩、鎖骨、腋、胸となぞると、手を離してから少女たちを呼ぶ。

 

「お前らシャワー入ってこい。その後でこいつを躾けてやれ。」

 

 犯されていた少女たちが男たちに連れられていくのを眺めながらベッドに横たわっていると、唐突に眠気が襲ってくる。猿ぐつわをされたままあくびをすると、男が頭を撫でてくる。

 

「眠いか? 寝ても良いぞ?」

 

 そう言うと猿ぐつわを外される。

 

「…勝手にはずして良いんですか?」

 

「俺がここでは一番だからな。後、別に言葉遣いは敬語じゃなくても良いぞ。幼い女の子だからしょうがないしな。ナメた口きいたらそれなりのお仕置きを受けさせるが。」

 

 男の視線が股間に向いたのを感じると、「お仕置き」の内容を想像し、また

 

「わ、わかった。ちなみにその、腕の方は…」

 

「そっちは解かん。うつ伏せに寝ると起きたとき腕が痺れなくて楽だぞ。」

 

 男に言われた通りに、視線を気にしながらうつ伏せになるとそのまま目を閉じた。次々に起こる異常な出来事でよほど疲れていたのか、一瞬で眠りに落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 目を覚まし仰向けになると、三人の少女が足元と両脇に裸で座っていた。

 

「えっと…おはよう?」

 

「うん、おはよう。これからよろしくね!」

 

 足元の黒髪の少女が元気よく返事をしてくれる。全裸で。恥じらいもせず正面を向いて話すので、胸やら乳首やら股間やらが丸見えだ。自分も全裸で寝転がっていて相手にも自分の体は丸見えなので、顔どころか身体中が熱くなってくる。

 

「えっと、それで、何て呼べば良いかな?」

 

「私は暁、赤毛のこの子は電、茶髪のこの子は雷って呼ばれてるよ。…でも、知ってるでしょ?」

 

 予想通りの名前に、自分の説に確信を持つ。どの名前もやはり、あのゲームに出てきたキャラクターの名前だ。容姿とも合致している。自分の中で状況を整理していると、雷が話を引き継ぐ。

 

「たぶん分かったと思うけど、私たちは皆、元々男の子だったの。でもここに来て女の子の気持ちよさを知ってからは、女の子として生きることになったのよ。それで、それぞれ基になったキャラクターの性格とか話し方でロールプレイしてるの。まあ、簡単に言えば成りきりプレイみたいな感じね。私はわりと普通だけど…」

 

 そう言いながら左手の電に視線を送ると、言葉を引き継ぐ。

 

「私は敬語キャラなのです! とりあえず語尾に『なのです』って付けておけばキャラが立つのです!お手軽なのです!」

 

 そう言って胸を張る。しかし、全裸である。三人全員が全裸なのに全く隠そうともしない。その異常さに自分がおかしい気すらしてくる。

 

「暁はお姉ちゃん(笑)キャラよ!いい感じのポンコツお姉ちゃんって感じね。それで、響は?」

 

「響って…あー…」

 

 自分の事をどう呼ぶかで少し悩み、結局他三人と同じく『私』にすることにした。どうせここからは逃げられないだろうから、場に流されるのも良いかもしれない。

 

「響って私のこと…だよね?」

 

 そう聞くと三人が頷く。とりあえず、これからは「響」として生活するしかないようだ。

 

「とりあえず無口クールキャラだよね。」

 

「なるほど、普段は無口なのに下の口に突っ込まれると声を圧し殺しながら体ビクンビクンさせて感じちゃって、最後には枕やら司令官の胸元やらに顔を埋めながらアへ顔さらしてイッちゃうのね!」

 

 頬に両手を当てて笑顔で酷い事を言う暁に驚いていると、電と雷が嬉々として話を広げる。

 

「私がするならやっぱり雷と百合セックスが一番いいと思うのです!見た目的にも一番姉妹っぽく見えるし姉妹百合しながら『おちんちんには勝てなかったよ…』をすると司令官たちもハッスルしてくれるから大好きなのです!」

 

「私は電との百合ックスも嫌いじゃないけど、やっぱり気絶寸前まで連続絶頂プレイが好きよ。止めてって言っても獣みたいに腰を振ってくるのがゾクゾクしてたまらないの!」

 

 あまりに明けっぴろげな会話に面食らっていると、それに気づいた暁が話しかけてくれる。

 

「あー、ごめんね響。驚いた?」

 

「驚いたと言うか、まあ、そうだけど。全裸なのに恥ずかしがらないし、その、シモい話も普通にするし…」

 

 そう呟くと、雷が苦笑しながら答える。

 

「だって、ここに来てからセックスとオナニーしかしてないもん。あと何かしらの方法で責められるか。それに普段は服も着てないしね。」

 

 ある程度予想していたとはいえ、驚きは隠せない。

 

「って、普段は? じゃあ着ることもあるの?」

 

「うんコスプレえっちのときはセーラー服とかスク水とか着ることあるよ。普段は着ないから、服を着ていること自体に興奮しちゃうの。」

 

 男の頃の自分がセーラー服を着ているのを想像して勝手に嫌な気分になっていると、部屋に四人の男たちが入ってくる。

 

「お、起きたか。じゃあ始めよう。よろしく。」

 

 男たちがベッドの横の椅子に座ると、暁や電、雷が

顔を見合わせたあと、嗤いながら顔を近づけてくる。

 

「えっと、何が始まるの…?」

 

 何となく察しながら目の前の雷に聞くと、顔をキスできるほど近づけてから、とびきりの甘い声で右耳で囁く。

 

「響を女の子の快楽に落としてあげる。」

 

 脳の芯から融かすような声に思わず身震いすると、今度は左耳に電が囁く。

 

「今はもう女の子なのです。それに、腕を縛られているんだから抵抗できないのも仕方ないのです。だから、感じちゃっても、しょうがないのですよ?」

 

 両耳に囁かれ肩を震わせる。男の自分がそんな反応をしていると思うと吐き気すらしてきそうだが、今の自分はあの可愛らしい女の子だと言い聞かせる。

 

 反応に気を良くした二人は、私と目を合わせて表情を見ながら、私の体を指先で左右同時になぞっていく。頬から始まって首、肩、鎖骨、胸、腰…そこまではなんとか耐えたが、太ももの付け根を撫でられたところで体が勝手に跳ねた。恥ずかしさに顔をそらそうとするが、それぞれの片手で両側から、優しく、顔を真っ直ぐに固定される。

 

「そ、そんなに見つめないで……」

 

「良いじゃない、感じてる顔、かわいいわよ?」

 

「可愛いのです! だから、我慢しなくても良いのですよ?」

 

 太ももを撫でられたあと、手が胸元に戻ってきて、乳首の回りを円を書くようになぞられる。

 

「んっ! ……ッ!」

 

 予想以上の快感に息が漏れる。後ろ手に縛られた腕では口を押さえることもできず、顔を背けることもできないので、身もだえしながら耐えるしかない。たまに乳首に触れられると、焦らされている分鋭い快感が襲ってくる。

 ただひたすら胸を弄られていると、手持無沙汰にしていた暁が足首を持って足を開かせる。流石の恥ずかしさに抵抗しようとしたが、太ももを撫でられると足元から快感が腰を通り背筋をかけ上がって頭まで到達し、力が抜けてしまい、軽々と広げられる。

 

「なれてる私たちもいいけど、やっぱり女の子に成り立ての娘は良い反応するわね。」

 

 足の間に暁が体を滑り込ませると私の太ももに手をおき、段々と股間の方へ滑らせる。両太ももの付け根をなぞると、快感で足が跳ね上がる。それを見逃さず、膝裏に肘をいれてまるで蛙のように足を折り畳む。暁と私の股間の間に防ぐものがなにもなくなると、暁は片手で私の膝裏を押さえ、もう片方の手で私の割れ目をなぞり始める。暁の顔が蕩けきっているのを見て、幼い少女の見た目とのギャップに興奮してしまう。

 

「ほら、弄られ始めたばっかりなのに、もうこんなにぐちょぐちょにしちゃって…。」

 

 そう言うと、細い中指を膣のなかに滑り込ませる。男の頃は無かった性器の感覚と知らない異物感に戸惑い、思わず体を縮めてしまう。体内を弄られ、自分を支配されている感覚で頭が一杯になる。入り口に近いところを指先で擦られ、少し深く入れられるとお腹側に指を曲げられる。そのまま指を前後させられると、少し奥に入ったところで強い快感が股間から体全身に駆け巡る。

 

「ッ――――!」

 

 

 Gスポット。女の子がとっても感じる場所。そこを弄られ、体全体に力が入り、目は見開き、きつく結んだはずの口は空気を求めて金魚のように無様に開く。幼い膣は淫らに指を締めつけ、額からは汗が流れ落ちる。

 

 

 しばらくの間快感の余韻に浸っていると、膣に突っ込まれた指が根本まで差し込まれ、何度か回転させたあとに引き抜かれる。いつの間にか乳首をいじっていた指とほほを押さえていた手も無くなっていた。

 

 水音をたてて抜かれた指は、てらてら光る液体でべっとりと濡れている。

 

「ほら、こんなに愛液でおまんこグチャ濡れにしちゃって。本当に敏感ね。気持ち良かった?」

 

 私の目の前で、親指とくっつけ離して糸が引くのを見せつけると、口にはこんで指に舌を絡め、見せつけるように舐めた。意外な行動に面食らうが、さらに顔をキスせんとばかりに近づける。

 

「ねえ、気持ち良かったの? 答えて。」

 

 頬に手を当てられ、目を覗き込まれる。目をそらそうとすると手に力が込められ顔が両側から押される。対して痛くはないものの、答えないことには先に進まないらしい。

 

「べ、別にそんなこと無かったよ…」

 

 もちろん、実際は男の頃イッた時よりもずっと気持ち良かった。出したらすぐに冷めてしまう男と違って、長く深く快感が襲う。しかし、そんなことを正直に答えるのはあまりにも恥ずかしく、苦し紛れにそう答えると、まるでそれを待っていたかのように笑みを浮かべる。

 

「そう、ならもう一度イッてみる?」

 

 視線は合わせたまま、肩手が頬から股間に向かう。

 

「ま、まって、気持ち良かったよ、良かったから今はちょっと待って。」

 

 未だ微かに気持ちよさが残っている状態で再びあれほどの快楽を与えられてはどうなるかわからない。しょうがなく、正直に答えると、頭を撫でられた。

 

「そうでしょ? ここで生活するなら、正直に答えるのが大切よ。気持ちいいなら気持ちいいってちゃんと言わないと。」

 

「わ、わかった。でも無口クールキャラだし…」

 

 そう小さく呟くと、目の前の顔がよりいっそう近づく。なに事かと思った瞬間、唇を重ねられる。

 

「んむっ!? んっ…はぁっ…」

 

 最初はついばむようなキス、その後唇を吸われ、舌でなぞられ、快感で薄く開いた口から舌を差し込まれ、口中を犯される。口からの快感と目の前の可愛らしい顔が頭を埋め尽くす。

 

 顔が離れると、ようやく一息つけた。お互いに荒くなった息が顔に当たる。

 

「気持ち良かったでしょ?」

 

「……良かった。」

 

 恥ずかしながらも素直に答えると、満足げに頷かれる。

 

 暫くそのままにされていると、ふと天井になにかを見つけた。よくよく見ると、それはカメラのようだ。嫌な予感がして部屋を見渡すと、あちこちにカメラが設置されている。それらはすべて自分の方を向いている。つまり――――

 

「も、もしかして、ずっと録られていた…?」

 

 呟くと、電が私の頭を撫でながら答える。

 

「あれ、気づいてなかったの? はじめからずーっと録画されていたのよ。乳首を弄られたときも、おまんこを触られたときも、イッちゃったエッチな顔もぜーんぶ。」

 

 そう言われると、今までされたことを一気に思い出し、快感が体によみがえって身震いする。

 

「なんだ、気にしていないのかと思ってたが、まさか気づいていなかったなんてなぁ。こんなにあからさまに置いてやってたのに。」

 

 男の一人が嘲笑う。

 

「それじゃあ本日のメインイベントと行こうか。暁、そこをどけ。」

 

 私をつれてきた男が席を立って近づいてくると、ズボンと下着を脱いで、ベッドに上がる。

 

「電、雷、舐めろ。」

 

 男が胡座をかいて私の足の間に座り、私の足を広げて股間やら胸やらを眺める。その視線が今までになく嫌らしく、まるで目だけで犯されているようだ。両脇に電と雷が座って、男の股間に顔を突っ込むと男は少女の股間に手を突っ込み、指でクリトリスやら膣内やらを弄る。部屋に響く水音が耳から自分を犯す。幼い少女二人がちんこを夢中で舐めるのから視線がはずせない。段々と男のブツが大きくなっていくにつれ、自分が犯されるのも近づいていると思うと背筋が凍る。元男とはいえ可愛い女の子にされるのはまだ良かったが、ついに男に犯されてしまうのか。

 

 男が頭を撫でると、二人は口を離して横からどける。

 

「それじゃあ記念すべき処女貫通といこうか。」

 

 私の両膝裏を片手で押さえると、空いた手の中指と薬指を一緒に私の中へと差し込んだ。今までより余程太いそれによって広げられた膣からは鋭い痛みが伝わる。

 

「いっ……たぃ………」

 

「ん? まあ、痛みを感じるのも今ぐらいだから、記念に覚えておくと良いさ。」

 

 痛みが記念だなんて、こいつは何をいってるんだ。指を前後させたり回したり、中で曲げられたりしながら時が過ぎるのをひたすら待っていると、突然快感がはしる。何事かと弄られている股間を見れば、親指でクリトリスをこねくり回されていた。頭では拒否しているのに、擦られる度に男の指を締め付け、快感を感じていると伝えてしまう。

 

「やっぱり処女は中よりクリの方が感じるか。」

 

「…………。」

 

「どうなんだ? ん?」

 

「……そうだよ。」

 

「何がそうなんだ?」

 

「中よりクリの方が感じてるさ…。」

 

 何とか直接的には言ってやるまいとしたが、何をされるかわからない恐怖の方が恥ずかしさを上回った。隠さずに言うと、男がイヤらしい笑みを深める。それがどうしても悔しくて、恥ずかしくて頭に血がのぼる。

 

「その程度の言葉で顔を赤くするとはまだまだ初心だな。そろそろ入れるぞ。」

 

 そう言うと、指を抜き、入り口に先端をあててゆっくりと押し込んでいく。内蔵同士が接しているような得体の知れない気持ち悪さに思わず顔をしかめるが、男は構わず進めていく。体内が押し広げられる感覚に恐怖しながら終わるのを待っていると、一旦入ってくるのが止まる。

 

「よし、半分入ったぞ。」

 

「こ、これで半分……」

 

 すでに膣はギチギチに広げられ、体を槍で貫かれているような痛みがあると言うのにまだ半分しか入っていない事実に眼前が暗くなる。

 

「安心しろ、最初から全部いれようだなんて思ってはいないさ。まあ、奥まではいれるが。」

 

 そう言うと、勢いよく押し込まれる。

 

「カッ……ハッ………ッ……」

 

「よし、奥まで行ったな。」

 

 腹のそこを突き上げられて吐き気が込み上げてくる。顔を青くしながら耐えていると、暁が横に座り、お腹を撫でてくれる。

 

「大丈夫? 大変よね。でも、これも今だけだから頑張って。」

 

 暁に励まされ、すんでのところで耐えると、男がゆっくりと腰を振り始める。引き抜くときはカリ首で壁を引っ掻くように、押し込むときは腹をえぐるように動かされると、その度に痛みと共にどこか背筋に走るものを感じる。

 

「お、ちょっと感じてきた? きゅんきゅんしてきてるよ。」

 

 男の見下ろす視線から逃れようと顔を背けるが、腰の振るテンポが上がると、体が震え声が漏れる。

 

「くっ……ハーッ……あっ…」

 

「いいね、絞まってきてるよ。」

 

 しばらく突かれていると、一番奥を先端で押されたときの快感が増し始めた。それに気づいた男が奥を中心に浅く突き始める。

 

「なっ、なにを………」

 

「奥が良いんだろ? ほら、グリグリしてやるとさ」

 

 亀口を子宮口に押し当てながらマッサージするかのように腰を左右に動かすと、その度に腹のそこからじわりじわりと温かいものが込み上げ、それに股間が反応して男のブツを締め付ける。

 

「お前のマンコが俺のチンコを旨そうに喰いやがるんだよ。」

 

「そ、そんなこと…………ある、かもしれない。」

 

「だろ? 正直者は好きだぜ。そろそろ遠慮なしでいかせてもらうぞ。」

 

 そう言うと、男はブツを抜ける直前まで引き抜く。次の行動を予想して体を固くしていると、そこに一気に突き込まれる。勢いよく膣壁が擦られ、子宮口が突かれる。

 

「――――ッ!?」

 

 身体中に快楽が走る。

 

「おー、良い反応だ。まだまだいくぞ。」

 

 じわじわ引き抜かれては勢いよく突かれ、突かれては焦らすように引き抜かれる。快感が予想できるだけに、毎回のように浅い絶頂を迎える。波のように次から次へと襲ってくる快感から逃れようと頭を振り背中を反らすが、快感は収まるどころか増していく。そして、頭に快感がたまっていく。

 

「はーっ…あっ…うぁ…あぁっ……」

 

「さっきから絞まりっぱなしだな。そろそろイクぞ。マンコのなかにたっぷり出してやるからしっかり受け止めろよ!」

 

 腰を振るのがさらに早くなり、暁がお腹を撫でていた手を股間に近づけると、クリの回りをなぞる。

 

「ま、まって、今そこ弄られたらッ…!」

 

「一緒にイケよ? イクときはちゃんと言うんだぞ?」

 

「大丈夫よ。とっても気持ちいいから。」

 

 男の顔が笑みを深めると、暁もそれに合わせてクリをこねくり回し始める。一気に快感が体を駆け巡り、頭のなかが気持ちよさで埋め尽くされる。

 

「ああああっ!? やっ…あっ!?」

 

「ほらほらほら! 出すぞ!」

 

「んぁっ! イクッ、イクよッ……!」

 

「俺も…くっ…!」

 

 男が一際強く突き、暁がクリをつまみ上げた瞬間、今まで溜まりに溜まっていた快感が一気に解放される。膣が絞まり、男のブツが震え、奥に温かいものが打ち付けられる。足が突っ張り、視界が暗くなる。

 

「ぐおっ、搾り取られる…」

 

「――――!」

 

 ブツを抜かれると、それだけでまた軽い絶頂を迎える。小さな膣内に収まりきらなかった精液が流れ出て尻の穴を伝い、それだけでも感じてしまう。ながらく持ち上げられていた足が横たえられ、尻がベッドにつく。

 

「ったくはじめての癖にいっちょまえに潮吹きやがって…。おい、自分でマンコ広げろよ。」

 

「え、でも…腕…縛られて……」

 

 自分で言っておいて拘束されていることに興奮したのか、また体を震わせる。

 

「あー、いま解くから。うつ伏せにするぞ。」

 

 体を横に転がそうと男に触れられると、それだけで快感がはしる。体を震わせる私に男は嘆息する。

 

「お前なぁ、どんだけ敏感に成ってるんだよ。」

 

「だって元男だしイッたばかりだし…わぷっ…」

 

 話している途中で転がされ、腕を縛っていたタオルをほどかれる。布団に乳首がこすれ、それでも感じてしまい、顔をベッドに押し付けて声を押し殺す。腕が自由になり仰向けに戻ろうとすると、男に止められる。

 

「そのまま、頭と肩をベッドにつけたまま膝を立てて、後ろ手にマンコを広げろ。顔もこっち向けろよ。」

 

「………本当に良い趣味してるね。」

 

 男に冷たい視線を向けながら両手でぴったり閉じた割れ目を広げると、膣穴が露になり、精液が流れ落ちる。

 

「膣内までばっちり見えてるぞ。」

 

「そ、そう。」

 

 男がカメラを手に、股間に近付いてくる。

 

「まだヒクついてるな。そんなに良かったか?」

 

「………良かったよ。」

 

「どのくらい?」

 

「………今までで一番。」

 

「そうか。なら、また更新できるかもな。喜べよ。」

 

 そう言った男は電にカメラを渡し、ベッドを降りて椅子に座る。

 

「おい電、響だっけか、こいつの顔を録れ。」

 

「わかったわ!」

 

 暁と電が場所を交替し、カメラが私の顔の前に行ったのを確認すると今まで座っていた他の男が服を脱いでベッドにあがり、ブツを私の尻の穴辺りに擦り付け始める。時折マンコにも擦り付けて、溢れる愛液で滑りをよくする。

 

「えっと、もしかして、まだ続く感じ…?」

 

「おう、ひとまず俺ら四人全員を相手してもらうからな。」

 

 尻を揉みながらそう告げると、先端を尻の穴にあてがう。まだまだ快楽から解放されるまで長いとわかると、いっそのこと気絶してしまいたくなるが、そうはさせてくれない。尻の穴を亀頭で弄られると、汚いことをされていると嫌悪感を抱く。知識としては知っているが、それは準備が必要なはずだ。

 

「ちょ、そこはさすがに綺麗にしないと汚ないんじゃ…」

 

「大丈夫。言ってなかったが、お前らは食事をしなくても生きていけるし、トイレも行かないからアナルも綺麗なままだ。もっとも、精液では汚れまくるがな。つまり、お前のケツ穴はセックスするためにあるんだよ。」

 

 アナルにブツを差し入れられると、本来は開発されないと感じるはずの無い快感が圧迫感にまじってやって来る。

 

「ぐっ………」

 

「流石に最初はきついな。」

 

 そう言いつつも、細かく前後させながら進めていくと、とうとう根本まで入った。

 

「うし。お前もしかして、ケツのほうが深くはいるんじゃねえの?」

 

「お前のが小さいんじゃねぇの?」

 

「は? うっせ。」

 

 さっきまで犯していた男に煽られると、腰を振りはじめる。先程は無かった尻に男の股間が当たる感覚が、アナルに視界が届かないのと相まって、自分の中に隠れていたらしいマゾの部分が刺激される。前の穴と勝るとも劣らない快感に、顔を腕のなかに埋める。

 

「こらこら、顔を隠しちゃダメだろ。」

 

 カメラで録られている恥ずかしさに悶えていると、両腕を捕まれ、手綱のように後ろに引かれる。男に腕を引かれてはいるものの、少なからず顔と肩で体を支えているので顔を動かすことができず、易々とカメラに納められてしまう。

 

 今はどんな顔をしているのだろうか。少なくとも無表情では無いだろう。口は開いてしまい、閉めることができない。舌も少し突きだしてしまっている。目尻も下がっているようだ。恐らく、相当不細工に違いない。そう思ったのだが、電の反応はまるで違った。

 

「響ちゃん、すっごく気持ち良さそうでエッチな顔をしているのです!トロ顔ってやつなのです!」

 

「しょんな顔してないぃ……あっ…ふぁ……」

 

 口では否定するが、嘘をついていないのはわかる。自分の顔といえば男の時の顔を思い浮かべてしまうが、今は可愛い女の子。しかも、自分が大好きだったキャラクターの容姿だ。そんな顔で恥ずかしい表情を晒してしまっている事実に、キャラクターに申し訳なさを感じる一方で、ひどく興奮する。

 

 そこまで考えると、電がカメラのディスプレイを回して私に向ける。

 

「ほら、とっても可愛いトロ顔なのですよ!」

 

 そこに写っていたのは、綺麗な銀髪を乱し、目尻を下げて喘ぐ幼い少女だった。よだれを口の端から垂れ流し、顔を赤く染めて快楽に狂う。それが自分であることに倒錯的な快感を覚える。

 

「なんだ、自分の顔を見たら絞まりだしたぞ。……なるほど、犯される自分を見て興奮するとか、とんだド変態だな。」

 

 男の罵りも、今や快感を助長するものに過ぎない。

 

 腰を打ち付けられる音をBGMとして快楽に溺れていると、男が精液を胎内に打ち付ける。それにまた感じ、自分も絶頂を迎える。男がブツを抜くと、精液がマンコ伝いにベッドに落ちる。

 

「良い景色だ。よし、カメラももう良いぞ。電お疲れ。次どうぞー。」

 

 また男が交代する。今度の男は全裸でベッドの上に胡座をかく。すでに男のブツは固くいきり立っている。男が正面に大きな鏡を用意させると、膝を叩いて呼んだ。

 

「鏡を見ながら自分で入れろ。」

 

「………どっちに?」

 

「普通はマンコだろうが。ケツ穴はお前ら以外、普通は使わんぞ。」

 

 常識とのズレてしまったのを感じたことに若干のショックを受けるが、気持ちいいのを強制されているんだししょうがないと結論付ける。

 

 前後両方の穴を犯されて力の入りにくくなった体をむち打ち、男の前に背を向けて立つと、足を広げてゆっくりと腰を下ろしていく。目の前の鏡に写る自分の淫らな姿に興奮し、途中マンコを触られて腰を震わせ、片手で男のブツを押さえて入り口にあてがって入れていく。ズブズブと淫らな音をたてながら咥え込んでいく自分のマンコを見て興奮しながら下ろしていくと、途中で男が腰を掴む。

 

 特になにも思わず腰を下ろしていると、突然男が腰を下に引いた。抵抗する暇もなく男の太ももに尻を打ち付ける。

 

「ガハッ………ふ、深いッ………!」

 

 仰向けで入れられたときとは違って自分の体重も合わさった結果、ブツを根本まで咥え込む。膣内はブツで押し広げられ、まるで子宮の中まで入ってしまったかのような錯覚を覚える。からだの力が抜け、男の胸にもたれ掛かる。足は前に投げ出され、自分の体を支えているのは男にもたれ掛かった背中と、男のが刺さったマンコだけだ。目の前の少女は幼い体でチンコを全部咥え込み、顔は蕩けきっている。

 

「それじゃあ動くぞ。」

 

 男は勢いをつけてベッドに尻を沈めると、ベッドのバネの力も借りて私の腰を浮かせる。そして、宙に浮いた私の体は重力に引かれて落ち、男のブツを膣奥まで打ち付ける。

 

「――――ッ!」

 

 あまりの衝撃に息が詰まる。鏡のなかでは目を見開き、体を駆け巡る快楽に耐えようと自分の腕を抱き締める。

 

「ほら、どんどんいくぞ。」

 

「ま、待ってぇ、これ、これだめぇ………」

 

「どこがどうダメなのかちゃんと説明できたら止めてやるよ。」

 

 快楽に溺れた頭では見え見えの罠にも気づけない。必死に男が納得してくれるような、とびきりイヤらしい台詞を考える。男たちのことをどのように呼ぶか悩み、他三人と同じく「司令官」と呼ぶことにする。

 

「し、しれえかんのおちんちんがおっきくて、わたしのおまんこがおくまでつかれて、えっと、きもちよすぎてだめになっちゃうから、やめてくださいぃ…」

 

「そうか、気持ちいいならもっとしてあげなきゃな。」

 

「な、なんで…」

 

「気持ちいいのは好きだろう?」

 

「すき!すきだからもうやめてぇ…」

 

「好きなら問題ないな。」

 

「やあっ…あっ、だめぇ……ああああっ!」

 

 まるで意味のなさない問答は互いの興奮を高めるだけに終わった。言葉に出したことで心から快楽を受け入れてしまい、快感が膨れ上がる。

 

「ああああっ!イクっ…!イッちゃうっ…!」

 

「さっさとイッちまえよエロガキが!」

 

「イクッ……!ひっ……あっ……あ、ああああっ!?」

 

 体をのけぞらせ、股間からは愛液を吹き出して激しく絶頂する。しかし男は突き上げることを止めない。

 

「ゆ、ゆるしてぇ!イッたぁ、イッたからぁ!」

 

「俺がイクまでやめるわけ無いだろ!」

 

「ごめんなさっ、あっ、またぁ…!またキちゃうっ!」

 

 鏡で自分の姿を見過ぎたからか、言葉づかいも少女のそれになってしまっている。もうここまで来ては元には戻れない。冷めることの無い快楽に狂い続けていると、目の前に暁、電、雷がやって来る。

 

「響もすっかり女の子らしくなったわね。」

 

「顔もオマンコも蕩けちゃって可愛いのです!」

 

「乳首も勃起しちゃってて、すごく感じてるのね。気持ちいいでしょ。」

 

 三人に見られながら犯されるとさらに快感が増し、膣の絞まりも強くなる。

 

「おい、出すぞ!お前もイけよ!」

 

「イッちゃう!みんなのまえでみられながらイッちゃうぅ!」

 

 上り詰める快感をギリギリまで押さえつけ、チンコが痙攣すると同時にそれを解き放つ。膣奥に精液をぶちまけられながら今日一番の絶頂を迎える。もはや声もでない。ただひたすら快楽に溺れる。

 

「ああああっ!あーッ!ああっ!あっ…ああぁ…!」

 

 頭のなかが幸福感で埋め尽くされる。体をヒクつかせていると、最後の男が下半身裸で近付いてくる。また犯されるのかと思ったが、体はもう動かない。

 

「チッ、また俺の番の前で墜ちきったのかよ。おら、口に突っ込むぞ。」

 

 そう言うと、開きっぱなしの口に勃起したチンコを差し込んでくる。

 

「唇をすぼめるんだよ。フェラの仕方くらい分かるだろ。」

 

 言われた通りに何とか咥えると、頭をもって前後に動かされる。口のなかにチンコがある嫌悪感よりも男を感じさせる充足感のほうが上回って、舌でカリ首をなぞったり裏筋を舐めたりする。鼻で呼吸するしかなく、精液の臭いを強制的に嗅がされる。それがとても興奮して、さらに鼻息を荒くする。

 

「あー、子供体温あったけぇ…そろそろ出すぞ。まだ飲むなよ。」

 

 男が頭をチンコに押し付けると、口の中で射精する。喉に精液が絡み付くが、吐き出さないよう耐える。男がチンコを抜き、ほほで精液をぬぐう。電がカメラを顔の前で構えると、男が飲み込むように言う。

 

 精液は飲み込もうとすると舌に絡み付き、中々喉を通らない。唾液でなんとか流し込むと、口を開けて全部飲みきったことを見せつける。

 

「はじめてで全部飲み込んだか。偉いぞ。」

 

 男に頭を撫でられると、心のそこから悦びがこみ上げる。

 

 ああ、もう戻れない。

 体の隅々まで墜ちてしまった。

 

 そう自覚するが不思議と恐怖はなく、むしろ幸福だとさえ感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 マンコからおちんちんを抜かれると、すっかり腰砕けになってしまった体を暁達がが蒸しタオルで拭いてくれた。今日はもう寝て良いらしい。部屋を見渡すと天上近くに窓があった。外はもう暗い。この部屋に来たとき階段を下ったのを考えると、どうやらここは半地下になっているようだ。精液と愛液と自分が吹いた潮でよごれたベッドの数少ない綺麗なところを探して、少女三人と一緒に寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あの日から私は吹っ切れた。三人に確認すると、やはり自分の時と同じような道をたどって今に至ることがわかり、それはつまり、元の体に戻ることはほとんど不可能だと言うことも語った。男たちのことを司令官と呼ぶのは、ここに最初に来た暁が始めたことらしい。あと、司令官達は「艦隊コレクション」を知らなかった。となると、ここは男の頃の自分がいた世界とは違うのだろう。それに気づくと、現状をどうこうしようなんて思わなくなった。

 

 それからというものの、私は三人と一緒に快楽に溢れた日々を過ごした。フェラの上手い仕方を三人に教わったり、司令官達の前で暁と私の百合プレイ中に女の子同士のシックスナインをしておまんこを舐め合ったり、おちんちんを二人で舐めたり、暁とオマンコサンドをしてみたり、おまんことおしりの両方に一本ずつ、二本のおちんちんを一度に咥えてみたり…思い付くことはなんでも試していった。お客さんが来たときには四人でオナニーの見せ合いっこをしたときもあった。暁をペニバンで犯して司令官の気持ちを何となくわかってみたり、逆に暁に犯されてみたり、本当に色々。

 

 そして今日は私がここに来てから一ヶ月記念日。だからいつもとはまた違う事をしてみる。ゲームの格好の服を着て、みんな同時に犯されてみるのだ。目標は司令官を含めた八人が同時にイくこと。

 

「今日は四人一斉にヤるのか、良いね。」

 

 ベッドに四人並んで足を抱え込みながらおまんこを広げて、すっかり濡れた膣を見せつける。

 

「私たちからお好きな娘を選んで良いわよ!」

 

「みんなおまんこのタイプが違うのです!」

 

「いっぱい出してイってね?」

 

「うう、その、もう我慢できないんだ……やっぱりこの格好は恥ずかしいよ……。」

 

 なんど交わっても恥ずかしさは取れないのは、元のキャラクターの性格に引っ張られているのかもしれない。でも、一度始まると歯止めが効かないんだよなぁ…。そう言うところもお客さんからは「ギャップが良い」って好評なんだけど。

 

 あっ、みんな誰にいれるか決まったみたい。それじゃあ、今日もいっぱい気持ちよくなろうかな。

 

 あー、おちんちん来た……幸せ……。


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