タイトル通りなのです。もう秋だけど気にしないでちょんまげ。

にしても汗だくとはいっても汗だく感そんなにないというね。あとそろそろ喘ぎ声のバリエーション減ってきてつらいっす。こりゃしばらくスケベなものは書けないでしょうなぁ。でも初体験した時の雷ちゃんのも書きたいなぁ

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雷と汗だくでセックスするだけの話

 

 

 

 耳の中をセミの大合唱が包み込む。目の前に見えるのは植えられた向日葵と何もかかってない物干し竿。縁側から投げ出した足には夏の容赦ない太陽の日差しが直撃している。

 

 提督はぱたぱたとうちわで体を仰ぎ、これでもかと青い空を見上げてふとつぶやいた。

 

「……夏だな」

 

 どす、と体を後ろに倒して寝ころぶ。ちりーんとわずかな風で揺れる風鈴の音は弱々しく、涼しさを感じるにはイマイチ足りなかった。

 

 さて、いまでこそ絵に描いたようなだらけっぷりを見せる提督であるが、本来この男は鎮守府で艦隊の指揮を執り、制海権を奪う深海棲艦から人類を守る艦娘をまとめ上げるべく業務につくすべき男である。

 ではなぜその提督がこんなにもの呑気をすることができるのか。その理由は先日行われたE海域作戦攻略成功の褒美として、大本営が用意した避暑地での休暇を与えられたためであった。その避暑地というのが、日本列島某南方にある離島群のそのまた無人島に作られた特別な場所で、凝ったことに宿泊する建物は落ち着いた日本家屋となっていた。しかも、すぐそこには一般人が立ち入ることがまずないプライべートビーチのおまけつき。具体的なイメージとしては、毎週日曜日夜7時半に放送する、磯野一家の住宅が海辺に飛んできたと思えばわかりやすいだろう。

 

 しかし、こんな場所に提督が一人で来ると料理や洗濯が大変だし、何より退屈である。よってE海域に参加した複数の艦娘に与えられた休暇使い、提督と過ごそうという話が流れた。滅多に行けない鎮守府の遠く離れた避暑地。多くの艦娘がそろって希望を申し出たが、最後は公平に明石お手製のくじ引きを引こうという話になった。

 

 そしてその結果が。

 

「司令官、スイカ切ったわよ。食べる?」

 

 天井をぼんやりと見上げていた提督の視界に入ったのは、愛する秘書艦にして第三期第六駆逐隊旗艦の雷であった。つまるところ、提督と避暑地に来ることができたのは第六駆逐隊なのだ。

 

「ん、いただこう」

 

 提督はゆっくりと上体を起こし、その間に雷がスイカを乗せたお皿を置いて、麦茶を差し出す。提督は一気に半分ほど飲みこんで、スイカを一つ手に取ってかじりついた。

 

「あー、夏だ」

「夏ねぇ」

 

 じーじーと聞こえるセミの声。空を見ると突き上げる拳のように膨らんだ入道雲がいっぱいに広がっていた。じっとりと吹き付ける湿った風。汗で服が張り付いている提督は一層の不快を感じるが、これもまた夏の風物詩。隣にいる秘書艦のキャミソールにホットパンツという肢体を晒す眩しい姿を堪能するのもまた一興であった。

 

「電たちは?」

「表の海で夏堪能中よ」

「お前も行けばいいのに」

「私は昨日たっぷり遊んだからもう十分よ。今日は司令官と一緒にいたいわ」

「嬉しい事言ってくれるじゃないか」

 

 提督は少し照れ気味に麦茶を飲み干し、スイカをかじる。雷もそんな彼の横顔を見てにっこりと笑みを浮かべ、自分のスイカを食べる。少し強めの風が吹いて、ちりーんと今度は心地よい音が二人の鼓膜に届いた。

 

「……お茶、おかわりいる?」

「ああ、頼む」

 

 雷はコップを受け取ると、台所に向かっておかわりのお茶を注ぎ込み、氷を入れる。ついでに自分の分も注ぎ込み、提督のいる縁側に戻る。

 

「はい、どーぞ」

「おう」

 

 ごくりと一口飲み、雷もスイカを一気に頬張り、丁寧に種を取り除く。風の音に交じって、庭のすぐ向こうにある海から波の音が聞こえてくる。夜になると鈴虫の声と波の音しか聞こえなくなるこの場所は、できることなら提督と共に永住したい環境であった。

 

「そういえばよ、雷」

「なーに?」

「お前もう16歳だよな」

「そうだけど?」

「もう結婚できるな、俺たち」

「…………」

 

 雷が目も見開いて提督に顔を向けた。その頬は赤く染まっており、こんなことを言われるとは思っていなかったのだろう。ぱくぱくと餌を食べる鯉のように口を動かすことしかできていなかった。ちょっと面白かったから、提督は下顎に指を置いて、持ち上げて雷の口を閉じてみる。そのまま手を離すと、重力にしたがってまた開いた。少し面白くなってきたので、今度は指を入れようとした瞬間、がちんと雷が歯を閉じて指を引っ込めて回避した。

 

「あっぶね!」

「もう、遊ばないの! いきなりそんなこと言われたら誰だって驚くわよ」

「いやなに、ふと思っただけだ。あまり気にしないでくれ」

 

 と、提督は麦茶をまた口に入れる。だが結婚という単語を聞いた雷は少々落ち着かず、目を泳がせてちらちらと提督の横顔を見る。

 

「本当の、結婚……」

 

 そういえばあまり考えたことはなかった。お互いの絆を強く結んだケッコンカッコカリをしてもう数年経ち、男女の仲になったのはそれ以上に長い。二十代のカップルならそろそろ入籍を考えてもいい時期だ。

 

 だが、雷自身、自分はまだ子供という認識を持っていたため、未だに結婚ということについて考えたことすらなく、あったとしても「まだ先のこと」と考えて終わっていた。

 

 しかし提督に言われて、自分も結婚できる年齢になったということを認識するといろいろ考えさせられた。

 

 まず、結婚するとなると艦娘をやめることになるのだろうか。やめるとしたら、その後何をすればいいのか。家は? とりあえず安アパートでもいいから二人きりの生活の場を作るのがよいだろう。ただし、できるならお互いのプライベートな部屋がある方がいいに違いない。いくら長く交際しても、自分の時間はきっと欲しくなる。

 では次に貯金は? いや、これに関しては自分も提督も相当な額があるから問題ない。少なくとも普通に生活すればたんまりと余る。

 では次に愛する兄弟たちのいる家に戻るべきかを考える。いや、妹弟たちは既に立派に役割分担をして生活している。そのことは以前帰省した際にしっかりと認めることができた。彼らの自立のためにも、下手に手を出すべきではないだろう。

 

 いや、まだまだ問題はある。少なくとも自分は専業主婦になるのだ。家の仕事はきっちり任せられるのは間違いないと思うのだが、しばらく二人で暮らすとなると家事全般の負担は少ないことが予想できる。そうなると家事を終えたらすることがなくて時間を持て余しそうだ。何か趣味を持った方がよいだろうか。

 

 ほかにもいろいろ考えるところはあったが、これ以上考えるとこれだけで一日を費やしそうだったから雷は思考を引き戻し、思い出さないために提督の肩に頭を乗せた。

 

「…………結婚するとしたら、いろいろ考えなきゃ、よね」

「そうだな。結婚しても艦娘を続けるか、やめるか。二人で暮らす家を買うかとか。それに、子供だって作らないとな」

「こ、こども……」

 

 ああそうだ。結婚するということは新しい家族を増やすということだ。兄弟ではない、自分と提督の間に設ける正真正銘自分の子供。雷は無意識のうちに自分のお腹の上に手を置いた。

 

「……私と司令官の子供、か」

 

 提督は雷の横顔を見て、彼女が少し微笑んでいるのに気が付く。まんざらでもないといった様子だ。提督もそっと、雷の肩を抱いてやる。

 

「欲しいか、子供」

「そうね……でも、ちょっと怖いのもあるわ。ちゃんといい子に育つのかとか、そもそも私は母親になってもいいのかとか」

 

 そういう雷の目は空の向こうを見つめていた。十代の半分をようやく超えた彼女は、常人ではまず耐えられないであろう過酷な経験をしてきた。肉体的にも精神的にもズタズタにされて、少なからず誰かから恨みを買ってきた。何度も血反吐を吐き、弱音を上げて涙を流しもした。しかしその度に仲間たちは自分を励ましてきてくれたし、新しくできた後輩、同期の艦娘たちにだって数え切れないほど助けられてきたのだ。

 

 そんな仲間たちが、まだまだ頑張っているのだ。仮に今年結婚することが決まったとして、自分だけ退役して子供を産む権利はあるのだろうか。

 

「なに、子供は今すぐ欲しいってわけじゃないんだ。確かにお前との子供は欲しいと思う。が、無計画に儲けても不幸が起こる。考える時間はまだまだたっぷりあるんだ、じっくり悩め」

「……ありがとう、司令官」

「まぁ、実際のところ」

 

 突如として提督は体を翻し、雷の手首をつかむとそのまま彼女を畳の上に押し倒す。世界がぐるりと回転した雷は一瞬目を回し、自分がどういう状況にいるのか理解するのに時間がかかる。その隙を見逃さず、提督は雷に口付ける。次々と起こる事に雷はついていけず、目を回しそうになる。

 

「子作りの練習は、しっかりしてるけどな」

 

 そういって再び提督は雷の唇を塞ぐ。少し乱暴に舌が押し込まれて、雷は戸惑うことしかできない。

 だが、手首を握っている提督が雷の手を握り、優しく指を絡めあった。緊張と混乱で強張っていた体が一瞬にして安心していく。少し乱暴な愛し方でも、この動作だけでわかる。彼は、とことん自分のことを愛してくれているのだと。

 

 だから雷の力も抜けて、物欲しそうに舌で唇を突く彼を受け入れる。ほう、と吐息を漏らしてしまい、絡み合う舌を心地よく感じてしまう。ちゅ、ちゅと唇が触れ合う感触と、唾液が混ざりあう音。気持ちよくてとろけそうで、空いた手をそっと提督の頬に置く。汗ばんだ彼の顔。ああ、確かに今日は暑くて頭が呆けてしまいそうだ。鼻に届く提督の汗の匂い。それすらも心地よく感じてしまう。

 

 だが、汗ばんだ彼の頬に触れて、汗の匂い感じて少しすると、雷はふと思い出す。彼が汗ばんでいるということは、自分だってそれなりに汗を流していることだ。つまり今の自分は汗臭いことこの上ない。

 

「んぅ、んちゅ……っ、だめ、しれいかん……汗臭いから……」

「俺はかまわない」

「いやぁ……せめて、シャワー……」

 

 身をよじって抵抗しようとする雷。しかし、提督は彼女の足の間に自分の膝を入れて逃げられないようにする。唇を離して解放してほしそうな目を向ける雷に不敵な笑みを浮かべる。

 

「それでいいじゃないか」

 

 それだけを言って、提督は雷の頬に流れ落ちていた汗を舌で舐めとると、間髪入れずに唇を塞ぐ。抵抗は許さないの合図だ。こうなったら雷は受け入れるしかない。見られたくない自分、感じてほしくない自分を彼は覗きこもうとしている。

 

 でも。彼ならいい。最初こそ自分は拒否の意思を見せる。しかしその裏では彼に抱かれ、自分のすべてを覗きにくる彼を受け入れたい一心の本能。そしてどんな自分も受け入れてくれる提督の愛を知ることができるこの瞬間がほしくてたまらないのだ。

 

 だから、最後には獣のように、狂ったように彼の愛を求める。自分が愛されていることを、肌身をもって感じるために。

 

 するり、とキャミソールの中に提督の手が入ってくる。その先にあるのはしっかりと膨らみを帯びた雷の乳房。むにゅ、と指が沈み、優しく沈みこむ。

 

「っ、はぁ……司令官」

 

 口が寂しくなった雷は、提督の顔を寄せて今度は自分から口付ける。くちゅくちゅと自分の舌を入れて自分の愛をできるだけ多く注ぐ。左手は頬に、右手は彼の下腹部にそっと触れて欲望を誘惑していく。男性が喜んでくれるかどうかはここの反応ですぐわかる。触ってみると既にズボンの中できつそうに膨らんだ彼の陰茎は、汗が流れる雷に対して欲情していると正直に語っていた。

 

(ああ……もうこんなに……)

 

 それが嬉しくて、雷はもっと悦んでくれるようにズボンの中に手を入れて優しく刺激する。びくびくと跳ねる欲望の塊。これがのちに自分の中に押し込まれる。そう思うと唇がわずかに吊り上がるのを抑えられなかった。

 

「んぅ……ぷはぁ……」

 

 長いキスが終わり、解放された唇からねっとりと唾液が伸びる。体温が上がって、汗が止まらない。提督の背中に手を回すと、服越しに彼も同じように汗ばんでいるのが分かった。

 

「もう……お洗濯大変になっちゃうわ」

 

 そういう雷の顔に、拒否の色はない。提督は彼女が受け入れたことに満足し、にやりと笑みを浮かべた。

 

 

*

 

 

 布団を敷いてからの二人は留まることを知らなかった。布団の上に押し倒された雷はひたすらに提督の愛撫を受け、しかしそれに負けないようにと舌を絡めあう。夏の暑さと体の火照りが混ざりあって、それが天然の媚薬となって二人の理性を破壊していく。汗でぐっしょりの二人の服は互いの素肌が透けて見えるほどだった。

 

 提督は雷のホットパンツのボタンを開け、汗まみれのショーツ越しに彼女の割れ目に指を走らせる。ぴったりと張り付いた布生地から、汗ではない粘り気を帯びた湿りを感じる。ぐに、と指を押し込む。

 

「んんっ! あっん、ぁ……!」

 

 雷が思わず口を離して甘い声を漏らす。ぎゅう、と提督のシャツを握りしめる。それに答えるかのように、提督の指の動きが激しくなって快楽の波が押し寄せる。呼吸するたびに、提督の汗の匂いが鼻を突く。

 

「ぁ、あぁっ、む、ぐぅ……んっあ!」

 

 ショーツの湿りを確認したのに満足したのか、提督はクロッチをずらして割れ目に指を沈め、上下させる。

 

(ああ……司令官の、汗の匂いが……)

 

 汗の匂いも感じるせいかわからない。だが、いつもよりも提督のことが大きく感じられて、体の火照りがどんどん増していく。それが嬉しくて、もっと触れてほしくて、雷は自らホットパンツを脱ぐために腰を上げる。

 提督も雷の意図を察してするりとホットパンツを脱がす。雷の白い下着が露わになり、その膣に続く割れ目がぐっしょりと濡れているのがよく分かった。

 

「雷、ここがこんなに湿ってるのは汗だけじゃないよな?」

「もぉ……言わないで……」

 

 こうしたのはあなたでしょうに。そう思っていた矢先、提督が足を広げて顔を近づける。ただでさえ匂いが気になる場所に汗の匂いが混じっているのだ。消えかけた拒否反応が再び警報をがなり立てる。

 

「ま、しれいかん、だめ! さすがにそれは!」

「構わん」

「だめだめだめ、だっ……!」

 

 精一杯首を振って拒否しようとして、しかし鍛え上げられた軍人の腕力にかなうはずもなく、雷の下着の上から陰唇にむしゃぶりついた。

 

「~~~~~~っ!!」

 

 幾度となくこの行為自体はされてきたが、今日に関しては状況が違いすぎる。汗まみれの自分の陰唇が舐められて、そしてその匂いも味も彼が味わっている。まるで、初めてここを舐められた時のような恥ずかしさだった。

 

 そんな雷の羞恥を提督は知っている。知っているからこそ、わざとじゅるじゅると音を立てて雷に羞恥を与える。

 

「いやっ、い、ぃ、んあぁ……あぅぅう!!」

 

 もちろん、羞恥を与えられた側の雷はたまったものではない。思わず顔を両手で覆い、腰をくねらせてどうにか逃れようとする。しかし太ももをがっちりと固定された今、彼女になすすべはない。身をよじらせて羞恥に耐える事しか許されてなかった。

 

「ひ、ぐぅっ、汗臭いのに……そんなに、そんなに舐めちゃいやぁあっ……」

「お前のならむしろ大歓迎だがな」

 

 提督は腕を延ばし、雷のキャミソールに手を入れるとそのまま乳首をきゅう、と摘まむ。不意打ちを食らった雷は悲鳴を上げて腰が浮き上がる。

 

「ひぁっ!!?」

 

 びくっ、と膣内が反応する。それを知っているかのように提督が子宮の上にあたるお腹を優しく撫でまわし、きゅんと切なくなる。わずかに雷は足をくねらせ、その仕草で提督は雷が膣への刺激を求めているのだとわかる。

 

 びっしょり濡れたショーツが降ろされ、汗と愛液が混じった糸が伸びる。提督が割れ目に指を置くと、簡単に第二関節まで膣内に沈みこんだ。なら話は早いと提督は中指を奥まで入れる。羞恥で体温が上がったせいか、いつもより膣内が熱くて、締まりも違った。

 

「いつもよりきつきつだな。興奮してるんだろ?」

「だれの、せいっ……!」

 

 と、反抗しようとした瞬間に提督がGスポットをぐいと押し込み、電流が頭の奥を駆け抜ける。雷は改めて感じる。自分のすべてを、この人は知っている。だから逆らおうと思ってもありとあらゆる手段で言葉を塞がれてしまうのだと。

 

「ひぐぅう! んっ……んんあぁあっ!!」

 

 Gスポットを押し込み、雷の抵抗が薄くなった瞬間に提督は二本目の指を入れてゆっくりとかき回す。ぎゅう、と締め付けが強くなって、合わせてすっかり膨らんだクリトリスに親指を擦り付ける。

 

「んあぁああ! はっ……ひっ、だめ、だめだめ! 司令官、んぐぅっ、だめぇ!!」

 

 彼の息が触れる。ぐちゅぐちゅと愛液がかき回される音が部屋に響き渡り、雷の耳の中に淫らな自分がいるのだと思い知らされる。もう、耐えるしかない。

 

 すると、ぴたりと提督の指の動きが止まり、ゆっくりと膣内から引き抜かれる。快楽が押し寄せるのに耐えようとしていた彼女にしてみれば突然それがなくなって一瞬戸惑う。しかし次に自分の愛液でぐっしょり濡れた提督の指が口元に突きつけられ、彼は言った。

 

「雷、舐めて」

 

 さっきまで自分の膣を犯していた指。いやらしい蜜がたっぷりと絡みついたそれを舐めるのは普通なら抵抗がある。けど、雷はそれを口に咥える。いや、咥えなければならない。この人にすべてを握られているのだから。

 

「ん……ちゅぷっ……んぐ、んむぅ、じゅぷ……んっ」

 

 丁寧に、丹念に、彼の指を舐める。汗に交じって愛液の味もして、いかに自分が彼の愛撫に屈服しているかを思い知らされた。そしてその味の中に、提督の汗も混じっていてその匂いと味を確かに彼女は感じた。

 

「ん、はぁ……」

 

 しっかりなめとった雷は、とろんとした目を向ける。完全に屈服した証拠。その姿を見た提督は満足そうに笑みを浮かべて顎に指を置く。口が寂しい雷はわずかに舌を出し、ねだる。提督は指を唇に置くとむしゃぶりつく。流し込まれる唾液、混じり合う粘膜。自分と、愛する彼の汗の匂い。すべてが混じりあって頭の中を溶かしていく。いつの間にか雷は提督の背中に手を入れて、直に彼の背中に触れる。ぬろりとした汗の感触。自分もこうなっているのだろう。でも、不快だった感覚は麻痺し、むしろ快楽すら感じてしまう。

 

 激しいキスが続く。ちゅぷちゅぷ、くちゅくちゅと口の中が混ざりあった蜜で溢れかえっていく。その合間に雷は自分の想いを伝えるために言葉を重ねる。

 

「んむっ、っはぁ……すきっ、むぐっ」

 

 押し込まれる舌。歯の裏をぬろりと舐めまわすそれを、自分の舌先でそっと撫でまわす。呼吸のために唇が開く。

 

「しれいかんっ……すきっ……はぁあっ」

 

 きゅう、と乳首を摘ままれる。しかしそのあとに優しく乳房を揉んでくれる。たくましい手がようやく大人の魅力を持った自分の乳房の形を変えていく。

 

「だいしゅき……だいしゅきぃ……!」

 

 子宮が切なくてたまらない。頭がくらくらする。お互いの体臭が混じり合い、部屋に響く淫らな水音。そこにひっきりなしに鳴くセミの声が調和して、催眠術のように雷の理性を破壊する。彼女が本能でしか動かなくなる雌になるのに、全く時間はいらなかった。

 

「いれてぇ……しれいかんの、おくまでぇ……」

 

 雷はズボンを脱がし、凶悪にいきり立つそれを撫でる。先からは既に濡れていて、彼の欲望を表現していた。本当にこの人はどんな自分でも愛してくれているのだと認識して、雷は淫らな笑みを浮かべる。

 

「ああ。ならお望み通り」

 

 晒しだされるその肉棒。幾度となく自分の中を犯したそれがあてがわれる。くちゅ、と汗と愛液、彼からあふれ出る欲望の蜜が絡み合う音がする。来る。いつもより短めの愛撫にも拘らず、先端は簡単に入った。と、直後に提督は腰の力を入れて雷の膣を押し広げ、子宮口までその肉棒を押し込んだ。

 

「はぅうううううっ!!」

 

 日本人の平均よりも大きい提督のそれは、雷の子宮口を早くから開発し、ポルチオによる快感を彼女に容赦なく与えるようになっていた。ごつんと届いたその肉棒は雷に電撃の快楽を与える。

 

「ひっ、ぐぅ、あァあ、きったぁあ!」

 

 待ち望んだ快感。びくびくと脈打つ提督の陰茎は、雷の膣を容赦なく押し広げ、その度に彼女の頭に快楽の電撃を与える。それに答えるべく、雷の膣内もまた負けまいと膣を締め上げる。お互いの肉と肉がぶつかり合って、互いの快楽が増していく。

 

「あっ、あんっ! きちゃう、すごいっ、あたまがっ……おかし、くぅ!」

「ああ……すごい締まりだっ、犯し甲斐があるぞ」

「きてきて、もっと、しれいかんの、おちんぽが気持ちよくておかしくなりゅうぅうう!!」

 

 心拍数が跳ね上がる。提督が最初のスパートをかけ始める。より激しく、より深く前後に肉棒を出し入れし、その度にGスポットとポルチオが歓喜を上げる。

 

「ああっ、いくっ!! いくいく、壊れちゃっ、あああこわれちゃうぅううう!!!」

 

 絶頂。雷の全身を絶頂が駆け巡り、膣が、全身の筋肉が痙攣をおこして体が跳ね上がる。びくびくと膣が陰茎を握りしめるかのように締め付ける。だが、提督が絶頂することはなかった。まだ彼は余裕を持っており、まだ呼吸を整えるだけで精一杯の雷に不敵な笑みを浮かべる。

 

「じゃ、続き」

「ふえ……っっぁぁああっ!!!?」

 

 ごつん。突如押し込まれた肉棒は余韻を残す雷に再び訪れる快楽の津波に、彼女はパクパクと口を開いて声を上げることもすらも危うくなる。

 

「かっ、ぁ……ひゅ、ぐっ!」

 

 彼女はこの喘ぎを上げたセックスのあと、大抵は後悔する。全くかわいげのない、獣のような声を上げたことが恥ずかしくて仕方ない。だが、後悔はしてもそれを改善することはしなかった。

 理由は簡単だ。こんなにも淫らで品のない声を上げる自分に興奮しているから。そして、終わった後に恥ずかしくて悶える瞬間すらも、快楽になってしまっているからだ。

 

「んんぁ、あぅっ! ぐっ、ひゃあああ、あうぁああぁ!!」

 

 容赦なく叩きつけられる提督の欲望。今の雷にそれを防ぐ手立てはない。快楽を直撃で受けたのだから雷の意識も遠くなりそうになる。だが、提督はそれをさせないために彼女の手を強く握り、そして雷もそれに応えるべく手を握り返す。二人の指が絡みつくと互いの汗が混じり合い、淫らな音に交じって水音を立てて聴覚に快感を与える。押し寄せる快楽で五感が鈍くなっていくのに、その音と二人分の汗の匂いだけは驚くほど大きく感じた

 

「いかづ、ち……一回目行くぞ」

 

 強めのピズトンを一回。雷は目の前が真っ白になりかけて、しかし続いてやってきた突き上げに意識が強制的に引き戻される。それの繰り返し。かろうじて自分を保っていた雷の何かがはじける。

 

「あぁあっ、あんっ! んぅう、あぅ……ひっぐぅう、ひああああ!! だめだめだめ、こわれ、いぐっ、またいくっ! いぐぅううううっっ!!」

 

 二回目の絶頂。それと同時に提督の強い粘り気を持った精液が雷の子宮へと注ぎ込まれ、彼女の聖域を侵食していく。その感触が、刺激が、雷の理性を完全に乗っ取る。

 

「はぁっ……はぁっ……」

 

 息を荒くした雷は虚ろな目をして動けずにいた。額はしずくを作るほどの汗で覆われ、前髪が張り付いていた。敷いた布団は二人が流した汗でぐっしょりとしていて、雷が一枚だけ着ていたキャミソールも中が透けてしまうほど濡れていた。

 

 提督がそっと雷の頬に手を置き、口づけをする。その際提督の熱くなった唇と汗の味がして、雷は艶のこもった笑みを浮かべる。それが何を意味しているのか、提督にはわかった。

 

「まだいけるよな?」

 

 いじわるそうに言う彼の言葉に、雷はたっぷりのキスで答えた。

 

 

*

 

 

 日が傾き、夕日の光が部屋の中に差し込む。夜の訪れを知らせるヒグラシがカナカナと鳴いている。風情のある、日本の夕暮れであった。

 

 しかし、雷と提督の目に、耳にそれらは入ってこない。打ち付けられる肉棒、それを受け入れる膣内がぶつかり合う音。そしてそれを満たす愛液と、流れ落ちる汗。その獣のようなセックスで響く淫らな水音に交じり、二人の世界に入り浸ってしまった雷と提督の喘ぎが聞こえる。

 

「ぁあああっっ!! いくっ、またいぐっ、わたしこわちゃう、ひぎっ、ひぐぅ、あ、あぁあぁぁあーーーーっっ!!」

 

 騎乗位で突き上げられた雷は何度目かわからない絶頂を迎えた。大きくのけ反ってイき狂う雷の手を握りしめ、提督もまた自分の欲望を彼女の中に吐き出す。膣内に溜まった精液がわずかにできた隙間から漏れ出し、雷はそれを指ですくって口に入れる。

 

「れろっ……ちゅぷっ。えへへ……いっぱい、はいってる……」

 

 ちゅぷちゅぷと指を舐めて、雷は提督の上に両手を置く。わずかに縮んだ提督の陰茎が、彼女の中でまた膨らむ。

 

「んっ、またおっきくなった……」

「お前が大概スケベだからな」

「そうさせたのは」

 

 雷は体を倒し、提督にキスする。彼が喜ぶように、連続の絶頂で疲れているはずの彼の肉棒が溜め込んだ欲望を自分の中に吐き出させるために、淫らに舌を入れて彼の唇を、舌をなぶる。

 

「あなたよ……司令官」

「そうだな。じゃあ、責任を取ろう」

 

 ずん、と突き上げられる。雷は歓喜の喘ぎを上げる。目がちかちかして意識がもうろうとしているのに、彼女の顔はしっかり笑みを浮かべていた。獣のようになっても、理性を失っても、雷は提督の愛情を感じていた。だから笑みを浮かべることができるのだ。そして雷も彼が悦ぶように、自分をもっと愛してくれるように、生涯を捧げると誓った自分の愛を知ってもらうために自ら腰を振り、猫のような喘ぎ声を出す。

 

 汗だくになっても気にしない。最初は嫌だったのに、提督が気にせず自分の体を弄んで、自分が気持ちよくなれるように愛してくれていることが嬉しくてたまらない。

 まだ体が貧相なころでも、自分の体を大人と同じように扱い、それでいて傷つけないように扱ってくれた。もうちょっと欲しい自分の胸を好きだと言って、たくさんのキスマークを付けてくれた。ちょっと太り気味だった時のお腹も、からかいながらも優しく撫でまわし、好きだと言ってくれた。

 

 どんな時の自分も、提督は自分のすべて愛してくれた。それが嬉しいから、愛おしいから、雷はそれにもっともっと答えようと激しく愛す。

 

 いくつもの修羅を潜り抜けてきた分、お互いの不安やストレスの蓄積は並の人間の比ではない。だからこの二人が体を重ねるとき、フラストレーションが性欲を加速させる。だからきっと、二人の愛がぶつかり合う様は第三者が見たら驚くだろう。

 

 だからである。雷からその手の話を聞いたり、聞きだしたことがあった第三期第六駆逐隊残りの三名は、ふすまの隙間から想像以上に激しく愛しあう二人のセックスを見て赤面せざるを得なかった。

 

 海で遊んでいた三人が家に戻ってくると、玄関を開けたその瞬間三人は異様な雰囲気を感じた。そしてすぐに雷と提督の喘ぎ声が聞こえて全員が顔を見合わせ、同時に思った。

 

 一体どうするべきだろう。一番は知らない顔をして、できるだけ離れた部屋で終わるのを待つことだ。しかし、思春期を迎えた少女たちはその行為を見てみたいという衝動に刈られた。特に雷の幼馴染である電は、あの二人を見守ってきた身として二人が一体どんな営みをしているのだろうか気になった。

 

 だから一歩目を踏み出したのは電だった。その次に暁、響が続く。忍び足で声のする方に行き、わずかに空いていたふすまをもう少しだけ開けると、汗の匂いに交じって甘酸っぱいようなにおいが鼻腔を突いた。見ると布団の上で汗をびっしょりと流しながらも、腰を振る雷と提督の姿があった。

 

「す、すご……」

 

 暁が思わず声を漏らした。はしたないとは思っていても、気になっていたその男女の営み。その激しさは恐る恐る見た下手なアダルトビデオよりも激しく、しかしそれでいて二人が本気で愛し合っているということがよく分かった。

 

「さすがにここまで激しいのは……見てる方が恥ずかしい、かな」

 

 ごくりと響が唾を飲み込む。何度も提督との夜戦をからかったりしたことはあったが、直に見ると自分の思っていたものとは全く違う世界だと実感させられた。自分まで体が熱くなりそうで、汗が流れ落ちる。

 

「……もう……見境なさすぎなのです」

 

 電は二人の仲が全く問題ないことを間近に見て安心した。が、その一方で幼馴染である自分ですら見たことない表情を浮かべる雷の顔を見て、自分もあんな顔をするのだろうかと思ってしまう。いつだったか秋祭りで淫れていた二人を見たことがあったが、その時は暗くて表情が良く見えていなかった。

 

 だがこうして間近に見ると想像以上だった。もし、雷を愛す提督のように、自分を愛してくれる人ができたら。その人も自分をこんな風に愛してくれるだろうか。性欲で頭を満たされた自分は、腰を打ち付けられて喘ぎ、胸を揺らし、揉みしだかれてその肉棒を口に入れるだろうか。そんなことを思うと下着が湿っていくのを感じる。思わず手が伸びそうになって。はっとしてそれを足の間に入れるだけで収める。

 

 また、雷の絶頂の声が響く。くたり、と雷は力なく提督の胸板に突っ伏す。そんな彼女の頭を、提督は優しく撫でてやると彼女は笑みを浮かべて起き上がり、彼女の膣内を満たした肉棒を口の中に入れる。何のためらいもなく行うその姿は、あまりにも非日常的過ぎた。

 

「……私たちはへとへとで帰ってきて、一番奥の部屋でお昼寝をしていた。そういうことにしましょう」

「……賛成」

「Да」

 

 電の言葉に、二人は同意して部屋から離れる。電は最後にふすまを閉めようと、もう一度隙間を見たとき、ちょうど雷は幸せそうな顔を提督に向けているところだった。

 

「……バカップルもいいところなのです」

 

 あきれたため息。あとでどんな反応をするのだろうかと考えながら電はふすまを閉めた。

 


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