僕は最低の男だ。自分の欲望を満たす為ならば、どれほどの非道も躊躇なく行う。
「じゅぶっ、ぢゅぶっ、ぐじゅっ、ぐぶっ、ぢゅるるっ、ぢゅーっ、ぢゅぢゅーっ」
世界中の様々な場所を映し出すモニター。液晶の光に照らされる薄暗い部屋の中で、僕はスーツ姿で革張りの椅子に座ったまま、全裸に首輪だけをつけた少女に肉棒を清掃させている。少女は献身的だった。茶色いショートボブの髪を揺らし、穏やかな笑みの似合う普段の表情から想像できない無表情を浮かべ、頬を窄めた口内で肉棒を抱き締めている。
少女の名前は
まぁ、そうなるように僕が彼女を『支配』したのだけどね。
この世界では、『個性』と呼ばれる超常的な力に世界総人口の八割が目覚めている。手の平から爆発を引き起こしたり炎や氷を作り出したりと、色々な個性が存在する。先に例として挙げたのは個性の中でもかなり上質だ。だけど、『支配』という個性はそれらの遥か上を行く。まさかこれほど便利な個性があるとは思ってもいなかったよ。柄にもなく個性探しに注力した過程で得た副産物だったはずだけど、今では一番重宝している。
「ぢゅーっ、ぢゅーっ、ぐぶぶっ、ぢゅぶっ、ぢゅぷぷっ、ぐぷっ」
相変わらず美味しそうに僕の肉棒を味わうお茶子。これは彼女の本心じゃない。彼女の心は奥底で眠っていて、僕の許可なしでは浮上することもままならない。機会が来れば呼び起こしてあげようと思っている。
自分がしてきたことを記憶として追体験させながら。
「ふふふっ……」
今から楽しみだけど、その前にお茶子にはやってもらいたいことがある。
それは、
何故このようなことをするのか。僕の計画を知る人間がいれば、そう思うかもしれない。だけど、お茶子が雄英に入学するのは必要なことだ。そうしてもらわなければ、僕が今までこつこつと努力を積み重ねてきた意味がない。
「本当に楽しみだよ。『原作』が崩壊する時が……!」
僕は傷一つない顔に笑みを浮かべながら、一つの物語を記憶の奥底から呼び起こした。
それは、『僕のヒーローアカデミア』という名前の物語。個性を悪用して人々の平和を脅かす存在、ヴィラン。個性を善用し、ヴィラン犯罪から人々を守るヒーローと呼ばれる存在。二つが存在するその世界で、ヒーローとして憧れを抱きながらも個性を持たずに生まれてしまった少年を主人公とした漫画だ。
そう、漫画だった。でも今の僕にとってはもう漫画ではない。
作られたはずの二次元の世界は今、僕の周囲を現実として取り囲んでいる。
僕は漫画の世界にいる。その事実を自らの記憶として突然思い出した時には既に僕は長い人生を生きていた。年を取ると新しいことを受け入れにくくなるよね。肉体年齢は個性の影響で若々しさを保っていたけど、心はそうはいかなかった。自分が漫画の世界の住人だと知って、頭がおかしくなってしまったと思ってしまった。嘆き悲しんだ時期もあった。
だけどね、時間を掛けて少しずつ順応していくと、この状況は面白いのではないかと思い始めたんだ。何が起こるかわからない人生を歩むのは誰にでもできるけど、何が起こるかわかっている人生を壊すのはきっと僕にしかできないんじゃないかってね。
だから僕は壊すことにしたんだ。この世界を形作っている原作の漫画『僕のヒーローアカデミア』の世界を。僕ならできると思った。他人の個性を奪い、譲渡する個性『オール・フォー・ワン』を有している僕ならば。
その漫画で黒幕とされている僕だからこそ、壊してもいいのだと思った
そして、行動に移した。お茶子も行動の成果の一つ。
麗日お茶子は、『僕のヒーローアカデミア』のヒロインだ。ヒーローを輩出する名門校である雄英高校の生徒として、主人公の成長を間近で目の当たりにし、やがて恋を抱く。ヒーローとして成長する主人公に追いつこうと努力し、彼女自身も強く成長していく予定だ。
「ぐぢゅぶっ、ぶぢゅぢゅっ、ずぞぞぞっ、ぢゅーっ、ぢゅるるるっ、んんっ!?」
でも今は、僕の部下にして便利な性欲処理道具だ。僕はお茶子の頭を掴み、無理矢理肉棒の根元まで咥え込ませる。お茶子は虚ろな目の端に涙を浮かべ、えづきながらも肉棒の吸引し続けている。
その刺激を受けては、さすがにもう我慢できなかった。
「くっ……!」
僕はお茶子に肉棒を咥えさせたまま、射精を始めた。
どびゅるるるっ、ぶびゅるるるっ、ぶびゅーっ、ぶびゅびゅっ、びゅーっ、びゅる。
「んぐっ!? おえっ!? んっ、ぐ、んんっ!? ごくっ、ごくっ……!」
「ほら、ちゃんと飲んでくれよ。ヒロイン」
僕が命じると、お茶子は自ら肉棒を喉奥に押し込み始めた。僕を見上げながら、スーツのチャックから伸びる肉棒を口内に収納した。口は僕の陰毛に隠れている。いい包容力だ。道具にちょうどいい。
しばらくそうしてお茶子の口内を堪能する。温かく、蕩けそうな射精の快感。それを感じながら息を吐き、椅子の背もたれに体を預ける。射精中にお茶子の頭を撫でると、お茶子が嬉しそうに笑った。
道具として、支配者たる僕に可愛がられて嬉しいようだ。
「これからも僕のために死ぬまで頑張ってもらうよ、お茶子」
僕が言うと、お茶子は肉棒から口を離して口を開いた。
「はぁい、先生……」
ビクビクと震える赤黒い肉棒の横で、口に精液を溜めたヒロインの姿。その姿がどうしようもなく滑稽で、僕の嗜虐心を揺さぶった。
「膣で僕の精液を搾り取れ」
僕の命令に従い、お茶子は行動を始めた。軽く曲げた両膝に手を突いて形のいい尻を僕に向け、フリフリと左右に振る。僕の目を楽しませてから片手の指で陰裂を開き、綺麗なサーモンピンクの陰部を見せつける。
そして、それが終わるとゆっくり腰を下ろし始め、膣口が僕の亀頭を咥えた。
ずぷぷぷっ、ズブンッ……! お茶子は躊躇なく一気に腰を下ろすと、僕の肉棒を中学生の膣で包み込んだ。根元まで一息だ。ズンッとお茶子の尻が僕の股間に乗り、軽い重みを伝えてくる。
「あっ、あはっ、んんっ……!」
パンッ、パンッ、パンッ。お茶子は声を上げながら尻を上下に揺らす。その度に肉棒がお茶子の膣内を出入りし、肉棒全体にとろとろの愛液が行き渡る。フェラをしている時にもう随分と濡らしていたらしい。
「もう少し激しく頼むよ」
「は、はいっ、んっ、あっ、あっ、あんっ、あ、ふっ……!」
パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ。室内に卑猥な音を響かせて、お茶子が僕の肉棒を膣壁で扱いていく。いい感じだ。僕はリラックスしてヒロインの性奉仕を受け入れる。
僕はふと、横にあるそれを目にした。
透明なカプセル。緑色の液体で満たされた中には、酸素吸入用のマスクをつけた一人の全裸の女が収納されていた。
女の名前は
むしろ、若々しく魅力的な裸体の腹は大きく膨らんでいて、新たな生を宿していることが一目でわかる。あの腹にいるのは僕の子だ。もうそろそろ生まれるかな? 名前を考えておかないといけないな。
パンッ! パンッ! パンッ! お茶子が激しく尻をグラインドさせ、肉棒の隅々まで刺激を与えてくれている。健気で可愛い部下だ。この部下のためにも、支配者としてご褒美を与えてあげようと思う。
「たっぷり味わってくれよ?」
僕は湧き上がる射精欲求に従い、お茶子が深々と僕の股間に座ったと同時に射精した。
ぶびゅびゅびゅっ、どびゅるるるっ、ぶびゅるるっ、どびゅっ、どぷっ、ぶびゅびゅ。
「あ、んひっ、あああっ……! んんっ……! ぁ、あはっ……! あははっ!」
お茶子が体を震わせ、歓喜の声を上げる。僕の精液を受けて嬉しいようだ。声を上げながらもぐりぐりと子宮口で僕の亀頭に吸いつき、精液を貪欲に啜っていた。お茶子の子宮が僕の精液で満たされていくのがわかる。ねっとりと、たっぷりと、雄臭い白濁の粘液で染め上げていく。
「いい子だ、お茶子。君にもいつか、僕の子を産ませてあげよう」
「あ、ありがとう、ございます……。先生……」
お茶子は後ろを軽く振り向いてそれだけ言うと、直後に気を失って前に倒れた。
ぶびゅっ、ごぼぼっ。床に倒れ込んだお茶子は、精液を膣口から噴き出しながら痙攣していた。気持ちよくなれるように感度を個性で上げていたのだが、少し効き目が良すぎたらしい。
僕はお茶子の尻に革靴を履いた足を置き、柔らかい感触を楽しみながら部屋にあるモニターの一つを見た。
そこには、金髪をオールバックにした筋骨隆々の男が映っていた。逆立ってVの字になった前髪。太い眉と、彫りの深い顔。見ているだけで暑苦しいと感じる濃い画風。トリコロールのボディスーツに身を包んだその男は、複数のヴィランをその身一つで相手取り、圧倒している。
No.1ヒーロー、オールマイト。『僕のヒーローアカデミア』の登場人物で、平和の象徴とも呼ばれる存在。桁外れの力を発揮し、その功績もあって存在だけでヴィランの犯罪発生を抑止することに成功している。
オールマイトは主人公を立派なヒーローへと導く先導者にして、我が宿敵だ。オールマイトによって倒された部下の数は計り知れない。彼のせいで、悪の支配者となる僕の計画は台無しにされた。もっとも、台無しになったという結果は僕の予想の範疇なわけだけど。
原作では、オールマイトによって僕は重傷を負わせられていたけど、今の僕には傷一つない。負傷するということを知っていたから、事前に治癒の個性を死に物狂いで見つけ出しておいたからね。そこも、原作との大きな乖離点かな。
「近いうちに会いに行くよ、オールマイト。志村菜奈と、その子孫を連れてね」
オールマイトの師匠、志村菜奈。オールマイトは彼女が死んでいると思っているだろう。そんな彼に、若々しさを保ったまま生きて僕の子を孕んだ彼女を会わせ、戦わせたらどれだけの愉悦を得られるだろうか。本当に、色々なことが楽しみだ。
僕は椅子の横にあった棚からワイングラスを手に取り、中身のワインを飲み干した。人の不幸を想像しながら口に含んだワインの味は格別だった。