夜の静けさを引き裂くように、外から蝉の鳴き声が聞こえてきた。夜になると蝉は鳴かなくなるのが普通だが、熱帯夜のせいで昼間と勘違いしてしまったのかもしれない。
確かに、エアコンがないと今夜は暑苦しい。全身は既に汗に塗れていて、今もなお汗は身体中から吹き出し続けていた。そう言えば、ここら辺にリモコンがあったはず。少しの間だけエアコンを点けようと、布団で仰向けになったまま畳の上にあるリモコンを手探りで探す。
「だーめ」
優しく窘められ、俺の股間で元気に跳ね始めた女性。背筋を伸ばして俺に股がるその人は一糸纏わぬ魅力的な裸体を晒していた。今年で十三歳になる娘を持っているとは思えない若々しさと清楚さを有する、三十代の美女――
「不倫旅行して、汗だく種付けセックスしたいって言ったのはあなたでしょ?」
俺の唾液で濡れた豊かな胸を上下に揺さぶり、騎乗位ピストンを続ける千代。
「そうだったか?」
そんな千代の言葉に、俺は首を傾げる。確か、求めてきたのは千代だった気がする。一ヶ月前のラブホテルで、女子高生のコスプレをした千代を犯していたときだから記憶に残っていた。しかし、それを言うと相手の機嫌を損ねてしまいそうだから、言わずに頷いておいた。
千代が俺の上で揺れ動き、艶のある嬌声を上げる。遠慮のない声だ。俺たちが旅行で泊っている旅館が貸し切りでなければ、今ごろ苦情が来ていたかもしれない。
「今日こそあなたに孕まされてしまうのかしら」
千代は柔らかい笑みを浮かべ、下腹部を撫でる。おそらく、千代の夫よりも俺の精液を多く受け止めてきた子宮。そこには俺が出した精液が既にたくさん敷き詰められている。千代を確実に孕ませるため、種付けは継続中だ。
「孕んだら、すぐに夫に抱かれろよ?」
「えぇ、あなたに教えてもらったテクニックとドスケベな衣装で迫るから大丈夫。私の夫に自分の子どもとして育てさせるから、安心して孕ませて?」
「酷い女だな」
「あら、私を強姦して都合のいい孕ませ雌奴隷に調教したあなたが言えたことかしら? 今も覚えているわよ。あの夜のことを。無理矢理チンポねじ込まれて、子宮を精液袋にされて、密室で飼われて、数日間にわたって延々とキメセク」
「それまた、酷い男がいたものだな」
「うふふ、しらばっくれるなんて、本当に最低」
言葉とは真逆の甘さを含む声で、千代は淫らに踊る。人妻子持ちの美女が自ら望んで年下の俺を求める様は俺の股間に悪かった。
大して間も置かず、俺は千代の膣内で果てる。千代の娘――
「出てるぅっ、年下の極太チンポに孕まされちゃう……! あ、あぁっ、お、夫と違って、逞しくて絶倫なチンポぉ……! 島田家に、あなたの極悪人遺伝子を紛れ込ませてぇ!」
「誰が極悪人だ」
口の悪い千代に懲らしめようと、俺は腰を浮かせた。射精中の男根は千代の子宮口と密着し、千代は軽く絶頂した様子で身を震わせた。
びくん、びくんっと揺れる千代。膣内がきゅっと締まり、男根を気持ちよくしてくれる。女子大生や女子校生のきつい膣もいいが、人妻の使い慣れた膣の包容力も堪らない。たっぷりと時間をかけて膣内射精を行い、終わった頃には蝉の鳴き声は聞こえなくなっていた。
静かだが茹だるような夜の旅館で、俺は千代との二人きりの時間を楽しむ。もう何発射精したかわからない。千代は終始エロく、まだ俺に反抗的だった頃と比べると別人のようだ。薬、暴力、セックスの三要素を使い分けて調教した甲斐があったというものだ。
「そう言えば、お小遣いは足りているかしら」
千代は金持ちだ。それもそのはずで、千代の家は戦車道と呼ばれる武道の名門とされる、島田流の家元だからだ。門下生も多く、戦車道を嗜む者の中でかなりの知名度を誇っているという。
ちなみに、戦車道とは簡単に言えば戦車を使った模擬戦のことだ。一般的には女がやる少しマイナーな武道という認識で間違いないだろう。確かに、男が戦車に乗るイメージは湧かない。
俺が手懐けた女の中にも、戦車道をやっている奴は多い。どういうわけか、戦車道をやる連中には魅力的な奴が多いのだ。
「あぁ、しばらくは大丈夫だ」
「そう? あ、お洋服はどう? 買ってあげる」
「洋服? なんで」
「だってあなた、いつも似たような服ばかりじゃない。駄目よ、こんなに格好いいのに。もっと着飾れば、女の子がたくさん寄り付くわ」
千代が伸ばした手で俺の頬を撫でる。愛する夫に向けられるはずの愛に満ち溢れた顔は、俺にだけ向けられている。
「服はまぁ、お前よりも若い女たちに選んでもらうとするよ」
「まぁ、また手を出してしまったのね」
「好みの女だったからな。もう俺の奴隷だ」
「このままいけば、愛里寿に手を出してしまわないか心配だわ」
娘を心配する母親にしては、その表情は晴れやかなものだった。むしろ、そうしろと期待されているかのように感じてしまう。
「嬉しそうだな。娘に手を出してほしいのか?」
「母親としては、娘には立派な男性に愛されてほしいと思うものよ」
「俺のこと、極悪人とか言ってたじゃないか」
「肉体的に立派という意味よ。女は男に使われるために存在しているのだという、正しい価値観を思い出させてくれる逞しい男性。あなたみたいな人に、娘のお婿さんになってほしいわ」
千代は冗談めかして言っていたが、すぐにそれは名案だといった表情を浮かべ、腰を上げ下げしながら俺の顔を見下ろしてきた。
「決めたわ。あなたは今日から愛里寿のお婿さん」
「おい」
軽い調子で告げられた千代の決断に、俺は突っ込みを入れつつ亀頭を子宮で突く。千代はまた股間に来る表情を浮かべながら、少し荒い息づかいで俺の目を真っ直ぐ見下ろす。
「なぁに?」
「お前の娘は十三だろ。俺より一回り以上歳が違うじゃねーか」
「今時年の差なんてあってないようなものよ。それに、結婚して年月が経てば相手も年を取るのだし、若妻として愛せばいいと思うわ」
「娘自身や、お前の夫は反対するだろ」
若妻のくだりは悪くない。千代の娘は、千代に似て美形だ。まだ幼いが、成長すれば千代くらいの美女に成長するだろうと思える外見。そんな女を妻にできて嬉しくないわけはないが、そもそも結婚にこぎつけられるとは思えない。
「大丈夫。最悪、愛里寿は体に説得してあげればいいわ。私も手伝うから、二人で愛里寿を堕としてしまいましょう? 監禁して、暴力振るって、お薬注入して、おチンポ攻めすればイチコロでしょう?」
「夫はどうする」
「離婚すればいいのよ」
容易く言ってくれる。千代の中での夫は、もういてもいなくてもどうでもいい存在らしい。初めて俺と繋がった日は夫の名前を叫んで騒がしかったというのに。女はこれだから恐ろしい。
「あ、でも、私が離婚するのだったらあなたと再婚するのもいいかもね。勿論、あなたが私を捨てずに、これからも愛してくれるなら、だけど」
俺へ服従する千代。その忠誠度はもはや疑う余地もない。する予定はないが、俺が命令すれば、千代は他人の男とも交わって金を稼ぐことも厭わないだろう。俺を喜ばせることだけが生き甲斐になる程度には、気が狂っている。すべて俺の調教のせいだが。
「安心しろ。お前はこれからも可愛がってやる」
「あら、嬉しい。もっと頑張るわね、私」
俺の言葉に、千代は喜びを示してダンスを披露した。後頭部に両手をつき、綺麗な両脇を見せつけながら男根に奉仕を続ける。俺は、子宮に精液を貯めて踊る千代に追加の種付けを行い、快楽に酔いしれた。
しばらく千代に任せていたが、途中で俺は自ら千代のことを犯した。千代を押し倒し、抱き締めて種付けプレス。汗に濡れた体を触れ合わせ、熱を交換しつつ、舌を絡ませ合う。千代の甘い声と性器が繋がり合う音を楽しみ、俺はまた千代の中で遠慮なく俺の分身たちを解き放った。
「きっと、今日で孕むわ」
「根拠は?」
「ふふ、乙女の勘」
「乙女ねぇ」
最近の乙女は、男の体に両手と両足を巻きつけたまま拘束し続けるらしい。おかげで種付けプレスが捗る。金玉の精子が空っぽになるまで解放してくれる様子はなく、しばらく眠れない暑い夜が続きそうだった。