突然だが俺は転生者である。前世はどこにでもいるような男子高校生で、死因は覚えてない。多分、ありきたりなトラックにでもぶつかられたんだろう。生まれ変わりを自覚した瞬間、勝ったなって思ったさ。これから俺は沢山読んだラノベの主人公達みたいにチート能力を駆使して世界を救って可愛い女の子達でハーレムを作るんだって。だというのに……。
「奥様とても可愛らしい女の子ですよ」
生まれ変わった俺の性別は女で、ハーレム計画は誕生した日にあっさりと崩れさった。いや、まだだ! まだチートで無双する展開はあるはず!
……なんて思っていたのに剣を持てば自分の手を切りかけ、魔法に関しても攻撃力のある魔法は何も使えない。状態異常魔法には秀でてるものの、別にトップクラスと言うわけではない。自分より魔力の高い相手だと身構えられてたらほとんどレジストされる。これでどうやって無双すればいいっていうのか。
おまけに家も貴族などではなく、ちょっと商売が上手くいっているだけの商家だ。ありきたりな転生特典は何一つなく、相手こそ決まってないがそう遠くないうちに政略結婚をさせられるだろう。幸か不幸か、見た目はかなり良いから家にとって都合の良い男が釣れるだろう。まぁ見た目が良いって言っても王女様なんかと比べたら霞む程度のレベルだが。
まぁけどまだ猶予はある、そう思っていたのにある日父親から結婚することが決まったと伝えられた。相手は子爵の長男らしく俺を街で見かけて一目ぼれしたのだとか。既に家に迎える準備はできているとか。いつかこうなる事くらい分かって居たのに、俺は受け入れることができずに家を飛び出した。
「ははっ……なんでこんなことになっちまたんだろうな……」
男の俺が男相手に股を開かなくちゃいけない、子供を産まなくちゃいけない、そう考えると気が遠くなりそうになる。12歳になった今年の春、初めて生理が来た時は情けなく泣き叫んだ。
なんで俺は転生なんかしたんだろう、こんななら死んだままの方がマシだった。そんな風に人生を悲観しながら歩いてたのが悪かったのだろうか。いつの間にか大通りから外れて治安の悪い地域に迷い込んでしまっていた。
「おいおい、こんな場所に似合わない可愛らしいお嬢ちゃんがいるじゃねぇか」
「げへへ、お嬢ちゃんこんなとこにいるとわーるい大人に酷いことをされちゃうぜ?」
「ガハハハッ、そういうお前もその悪い大人の一人だろうが」
「くはっ、違いねぇ!」
慌てて大通りに戻ろうとした時には既に遅かった。ガラの悪い3人組の男に囲まれ逃げ道は無かった。
「安らぎの闇にしず――」
「あっ? 何魔法を唱えようとしてんだよ!」
「うあっ……!」
眠らせて逃げようとしたのだが、詠唱が終わるよりも先に男の一人が俺の腹を膝蹴りし、痛みで詠唱どころじゃ無くなる。痛みなんて気にせず唱え切らなきゃいけないと頭では分かっていても、体は痛みに支配されていう事を聞かない。所詮俺はちょっと魔法が使えるだけの無力な少女なんだと思い知らせる。誰かを救う存在なんかじゃなくて、救いを求めないといけない立場なんだと。
「へへっ、俺最近溜まってたんだよな丁度良いぜ」
「おいおい、こいつまだ10かそこらだぞ? そんな相手に興奮すんのかよ」
「ははっ、そういいつつベルトに手をかけてんのは誰だよ」
「俺はちっちゃい子大歓迎だぜ? 最初は俺にくれよ、何も知らない少女の初めてを散らすのが趣味なんだ」
「くっそ最低な趣味だな。まぁ俺は初めてなんて面倒だから後でいいぜ」
止めろ、その一言さえ口に出せない。全身が恐怖で震えて力が入らないのだ。そんな俺に男たちの汚い手が伸びてきて、ドレスを破り捨てられる。
「おいっ! 高く売れそうだったのに何してんだ!」
「おっと、わりぃわりぃ。興奮してそこまで頭が回らなかったぜ」
「ったく、こりゃ楽しんだ後奴隷商人にでもうっぱらうしかないな」
「さてお嬢ちゃん、俺のこれを咥えてもらおうか。分かってると思うが噛んだらただじゃ済まさねぇぞ?」
「ひっ……」
ズボンから取り出された男の汚らしい性器を目にして息をのむ。かつて俺にもあったそれが、これからどう使われるのかは嫌でも分かってしまう。目を逸らすという俺の最後の抵抗も男の一人に顎を掴まれて敢え無く失敗する。そしてそのまま汚物と俺の顔が少しずつ近づけられていく。
(助けて……誰か助けてくれよ……! 神様……!)
心の中で何度も助けを求める。けれどそう都合よく助けなんて来るはずがない。ここでこいつらの好きにされて奴隷として生きるぐらいなら死んだほうがましだ。だから俺は舌を嚙み切ろうとして――。
「ぐはっ!?」
急に目の前にいた男の一人が後方に倒れこむ。空いたスペースから現れたのは今や遠い昔に俺も袖を通した学ランに身を包んだ青年だった。
「なんか女神が助けてやれって言ってきたから来てみたら……ったくこんな幼い子に性欲をぶつけようなんて同じ男して恥ずかしいぜ」
俺が唖然としている内に青年は残りの二人も殴り倒すと、俺に手を指し伸ばした。
「安心しろ、もう大丈夫だから」
にかっと笑う男の手を取るも今度は安心しきったせいで立ち上がることができない。彼はあー、と唸りながら頭を掻いた後学ランを脱いで俺の肩に掛けた。
「そんなもんでも無いよりはマシだろ。とりあえずこいつらは動けないように魔法をかけてと、後は仲間に連絡入れて……よしっ後は任せちまおう。ははっ怖かったよな。けど悪い奴らはもう俺がやっつけたから。家まで送ってやるから案内してくれるか?」
男は害意はないとアピールをする為か一度両手を高く上げてから、座り込んだ俺の体に手を回して抱き上げた。
「……たすけてくれて……その……ありがとう……」
「良いって良いって! 困ってる人を助けるのも勇者の仕事だからな!」
「はっ……? 勇者……?」
「げっ通じてねぇ……うわっなんかこれこっぱずかしいな。えっとだな、魔王が倒されてるのは知ってるだろ?」
ああ、知っている。俺とは違って異世界から転移して、魔王を倒した勇者。国中が彼の事を噂しているのだ、知らないはずが無い。特に俺は。色んな人から話を聞いて彼の事はよく知っているのだ。
「まぁその魔王を倒したのが俺で、それもあって勇者って呼ばれてんだ」
曰く、その男は輝く黄金の剣を用いて千の魔物を屠った。
曰く、その男は計り知れない程の魔力を有し、古代魔法すら操った。
曰く、その男は各国の姫から恋慕されていると。
「あぁそうか……あんただったのか……」
学ランを着ている時点で気づくべきだった。こいつが俺と同じ世界から来た人間で――俺とは違って全てを手に入れた憎き人間だと。神様からチート能力を与えられて、異世界で無双して、色んな女の子に好意を持たれているのにそれに気づいてない鈍感主人公。俺がなりたかった存在そのものだ。ははっ、俺はそのハーレムのロリ枠ってか。神様の奴馬鹿にしやがって!!
「……さない……」
「ん、どうした?」
「……なんでもない」
絶対に許せない。俺が手に入れるべき全てを手に入れたこいつを。八つ当たりだって分かってる、助けてくれた恩人に抱く感情ではないことだって分かってる! 分かってるんだ!!! けど、こいつを目にしているとどうしても暗い感情が湧き上がってしまうのだ。
「えっとこっちでいいのか?」
「うん、ありがとうおにいちゃん」
街ゆく人達の好奇の視線に晒されながら俺は家に向かってもらった。ああ、これで俺は傷物だって
思われてしまうだろう。来ていた結婚の申し込みも白紙になるだろうし、今後家の為になるような結婚は出来ないに違いない。両親はきっと怒るだろう。下手したら家から追い出されてしまうかもしれない。凄い力なんて何も手にできなくて、そして人並みに得ていた物も全てを失う。だから――お前も俺の苦しみを少しは味わえよ勇者様。
家にたどり着いた俺は、遠慮する勇者を説き伏せて家に上がってもらった。お礼をしたいとか適当に口にして。両親は仕事に出たのか都合が良い事に家におらず、二人しかいない使用人達は俺の姿を見て慌てるだけで何もできずにいた。俺は二人に勇者様と二人っきりで話したいから呼ぶまで近寄るなと伝えて勇者を自分の部屋に案内する。
「話したいことってなんだ?」
不思議そうな顔で俺を見つめる勇者に対して俺は答えの代わりに呪文を口にする。先程は完成させれなかった魔法だ。
「安らぎの闇に沈め!」
「っ!? ……くっ……なん……で……」
あっさりと勇者は床に倒れ伏してくれた。正直効いてくれるかは半々だったのだがどうやら賭けに勝てたらしい。まぁいくら勇者といっても助けた幼女相手に警戒心なんて微塵もなかっただろうからな。油断してくれてたお陰で俺でも眠らせることができた。
「さてと、それじゃあ準備しようか」
俺は勇者を蹴とばして仰向けにさせると服をはぎ取り、手足をロープで縛り付けた。別に殺しはしない。そんな事しても何の意味もないのだから。俺はまた別の魔法を勇者にかけ、最後の準備が完了したので勇者にかけていた眠りの魔法を解く。起きててくれないと意味がないからな。
「んっ……俺は……」
「あっ、おきたお兄ちゃん?」
わざとらしいくらい幼く聞こえるように意識して喋る。俺が少女なのだということを嫌というほど自覚させるために。
「……ああ君か……ってなんだこれ!? なんで俺裸で縛られてんだ!?」
「ははっ、それはね、こうするためだよ?」
俺は靴下の上から勇者の性器に触れる。勇者は急な刺激にびくりと体を揺らしていた。
「あれれ~? どうしたのお兄ちゃん。こんな小さいこに足でふまれてよろこんじゃったの?」
「なっ……!? そんなわけないだろうが!」
「そうだよね~。わたしみたいな小さな子にせいよくをぶつけるのなんてはずかしいことだもんね~? そうさっきいってたよね?」
「ああ、そりゃそうだろう」
「へーじゃあなんでお兄ちゃんのおちんちんはこんなびくびくしてるのかな~?」
「えっ……?」
俺に言われて自分の物を目にして彼は驚いていた。あれだけ言ってたくせにがっちがちに勃たせてたらそりゃそうだ。まぁそうなるように感度等もろもろを増強する魔法を掛けておいたんだけど。そんな事を知らない彼は戸惑っている。まぁ普通少女に踏まれてガチ勃起なんてしないからな。そんなのは異常者だ。
「こんなおっきくしてお兄ちゃんなにかんがえてるの~? 私にいやらしいことしたいの?」
「ち、ちがっ……!」
「ちがわないじゃん。ほらみてみて~私のくつしたがお兄ちゃんのさきばしりでヌルヌルしてきちゃったよ? ふふっ、いっぱいあふれてきてるね」
俺に絡んでた男への発言から彼が幼女を性的な目で見ることに忌避感があることは分かって居る。だというのに幼女に触れられて体が反応してしまっている。罪悪感によるものなのか男の顔が歪む。ああ、それだよ、その顔が見たかったんだ。なぁもっと苦しめよ。何も得られなかった俺の手によって!
「もっとごしごししてあげるねー」
「そんな事しなくていいんだ!」
「うそついちゃめっ、だよ? だってお兄ちゃんのだしたい、だしたい! ってびくびくふるえてるよ? ふふっ、いいんだよ? だしちゃっていいんだよ? ほらほら、ようじょにしごかれてイっちゃいなよ」
「や、やめっ……くっ……ううっ!」
踏んでたものがびくびくと震えたかと思うと温かい白濁液が俺の靴下を汚した。あーあイっちゃたな。勇者様が守るべき幼女に性欲をぶつけちゃったな。
「あれ~もうイッちゃったの? はやくない? お兄ちゃん勇者のくせにざっこ。ざっこおちんぽじゃん。こんな小さい子のあしでちょっとふみふみされただけでがまんできずにイって恥ずかしくないの?」
「ちがっ……そんなはずっ……うっ……」
必死に否定しているけど、またガチガチにしてんじゃん。さっさと認めたら楽になれるのにな。まぁそんなの許さないけど。別にこいつを喜ばせたいわけじゃないんだから。もっともっと倫理観と快楽で板挟みになって苦しんでもらわないと。
「えーちがわないでしょー? ほらみてみて? 私のくつしたにどろっとしたのついてるのわかるでしょ? あっ、たれてきた。お兄ちゃんざこおちんぽにどんだけためこんでたの? めちゃめちゃどろっとしてるじゃん」
「それは! その……忙しくて抜いてる暇なんてなかったんだよ!」
「えーお兄ちゃんモテモテなんでしょー? おなかまさんにでもぬいてもらえばよかったのに~」
「なっ! 俺はあいつらをそんな目で見てない!」
「へー。お姉さんたちのことはえっちな目でみてなかったの? 私のことはこんなにもえっちな目でみてるのに」
「違う違う違う!! 俺はそんな……!」
勇者は今にも泣き出しそうだ。ははっ、ざまぁみろ。
「ちがわないでしょへんたい。勇者のくせに幼女あいてにばっきばきにしてるどへんたいじゃん。ちがうっていうなら今すぐこれちぢめてみてよ。ねっ、はやくはやく」
「くっ……」
「お兄ちゃん私のはなしきいてたー? ちいさくさせなきゃだよー? もっとおおきくさせちゃダメじゃん」
ただでさえ大きかったそれははち切れんばかりに膨らんでいる。いやデカすぎるだろ、こんなところまでチートかよ。
「あーあけっきょくお兄ちゃんは私のことをエッチな目でみてたってことだよね。勇者のくせに。私まだ12歳なのに~」
「じゅう……にさい……」
「そうだよ~、春に12歳になったばかりのおんなのこだよ~。そんな子をえっちな目でみてたお兄ちゃんにはばつをあたえちゃいます~」
「くっ……罰……?」
「まぁばつっていっても何もしないよ? 何もしてあげないっていった方がただしいかな~?」
「……っ……!」
お、俺が何をしようとしてるのか理解したのかな。そう放置だ。何もせずただ眺めてるだけ。けど俺が何もしなくても猛りは収まらないだろうな。勇者にかけた魔法は時間が経てば経つ程効力が増していくんだから。
「はぁ……はぁ……くっ……」
「あれ~、私なんもしてないのになんでそんなびくびくしてるの~? おちんぽのさきっぽからまたなんかこぼれてきちゃったね~。まだ私のくつしたよごしたりなかった? へんたーい。きもちわるっ」
「うっ……!」
「えっなに? ののしられてこうふんしたの……? うわぁ……」
「やめろ……! 頼むからそんな目でみないでくれ……!」
「だってそれもうかんぜんにへんたいじゃん。へんたい。へんたーい。へんたい勇者~」
「……ううっ……ちがっ……俺は変態じゃ……」
「へんたいじゃないなら私このままずっと何もしなくていいよね? ずっと、ずーとこのままでいいんだよね?」
「…………」
勇者は黙ったままだが縋るような視線を俺に向けてきた。なんだもう限界なのか。まぁ十分苦しませることはできたし、そろそろ終わらせてやるか。まぁ最後に盛大に苦しんでもらってからだけど。
「いきたいの? お兄ちゃんおちんぽからぴゅっぴゅっと出したいの? ふふっ、じゃあわたしは幼女にこうふんするへんたいですっていえたら手でさわってあげる。りょうてでそのおおきなおちんぽをつつみこんでごしごしってしてあげちゃう。ねぇお兄ちゃん。どうする~?」
「なっ……そんなこと言えるはず……!」
「じゃあさわってあげない~。なんだかのどかわいちゃったしお茶でものんでこようかな~。1じかんくらいゆっくりしながら」
「っっ!?」
「ふふっ、いかないで欲しい? でもだーめ。ちゃんとみとめないへんたいさんの言うことはきいてあげなーい。まぁでもかわいそうだからもっかいだけチャンスあげるね。5秒かぞえるあいだにいえたらでていかずにぴゅっぴゅっさせてあげる。5~」
指で数字を数えながらわざとらしいくらいゆっくりと数字を数えていく。イきたいけど、変態だなんて認めたくない。その葛藤で勇者の顔が歪む。ははっ、まぁ結果は分かってる。
「4~~~~~3~~~~~2~~~~~1~~~~~ぜ――」
「…………です……」
「えーなにきこえないー。もっとおおきなこえではっきりいってよ。ほら、はやくはやく」
「俺は……俺はっ! 幼女に興奮する変態です!!」
「ふふっいえたねー。いっちゃったね? あーあ勇者がこんなへんたいだったなんてがっかり。でもまぁやくそくはやくそくだもんね。ほら手でにぎってるよ。ごしごし、ごしごしっ。どんどんあふれちゃうね。もうがまんしなくていいよ。ほらっ私の小さな手をそのきたないよくぼうでよごしちゃいなよ。はいびゅー、びゅー」
「あっあっ……だす……だすぞ……! イクっっっっ!! うっ……!」
耳元でそう囁いてあげると勇者はあっけなく達した。あーあきったね。俺はベッドのシーツをハンカチ代わりにして手についたものを拭う。ついでに適当にシーツに皺をつけて事後っぽくしておく。もう一度勇者を眠らせてベッドに寝かせて俺もその隣で裸になってから使用人を呼べばまぁ後は推して知るべし。勇者にはこれから幼女に手を出した変態という不名誉な渾名が付きまとうだろうし、俺も勇者のお手付きってことなら両親も価値を見出すだろう。全部計画通りだ。
「はぁ……はぁ……はっ……はっ……」
勇者もまだまだ興奮してるいるようだし、眠りの魔法も簡単に掛かってくれるだろう。
――ぶちっ――
ははっ、これでハーレムメンバー達からも嫌われたら最高なんだけどな。軽蔑の眼差しで見られてくれねぇかな。あっ、変態勇者はそんな風に見られたら喜んじゃうか。ははっ、今後が楽しみだなぁ……・んっなんで足音が聞こえてくるんだ?
「はっはっはっはっ」
おかしいな、なんでか耳元で荒い吐息が聞こえてくるんだが。なんか生暖かい息が耳に触れてるんだが。えっ……?
「これだけのことして……はぁ……はぁ……ただで済むなんて思ってねぇよな?」
「えっと……」
えっこいつ魔法で強化されてるロープ千切ったの? 素手で? えっ……?
俺が目を白黒させている間に、勇者は容赦なく俺をベッドに押し倒した。
「えっ、あっ……えっと……! 安らぎの闇に沈め!」
「あぁ? んなもん分かってたら効かねぇよ」
「ははっ……ですよね……」
あ、ダメだ。もう絶対こいつに魔法効かねぇ。魔法が効かないとなるとつまり俺には打つ手が無いわけで……。
「えっと……こんな幼いこになにするきかな……?」
「ナニ」
いや単語だけで返事するのやめろよ。なんかこえぇよ!! っていうか本気で俺を犯す気だこいつ。
「いや私12歳だよ!? そんなこに手を出したらだめだよね?」
「ははっ、俺は幼女に興奮する変態だからな。仕方ねぇだろ」
「いやいや仕方なくないんじゃないかな!?」
「もう今更引き返せねぇんだよ」
あーもうこいつ目が据わってますね。勇者を苦しめるために認めさせたのが、逆に俺を追いつめてるってなんの皮肉だ!? なにかこいつの興奮を抑える方法――そうだ!
「あ、あのなぁ。今でこそこんな姿をしているが俺は実は前世はお前と同じ男子高校生なんだ」
「それがどうした」
「えっ? いやいや男だったんだぞ? 気持ち悪いだろ?」
「どうでもいい」
「よくねぇだろ!!!」
俺の必死の叫びはけれど勇者の心を揺らすことはなく、あっけなくボロボロになっていた服をはぎ取られた。いやいやこんな発達してない胸見たって面白くもないし興奮しないでしょ? そう思いこみたいけれどガチガチに勃起してるブツが視界に入って否定してくる。
「可愛いな」
「ひっ……」
俺とは違う骨ばった手が俺の成長しきってない胸に触れてきた。嫌悪感で体がびくりと震える。気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪いはずなのに。
「んっ」
甘い声が零れる。ははっ、なんだこれ? 誰の声だよ……。俺じゃない。俺じゃない! そう否定したいのに彼が触れる度に声が漏れていく。
「ははっ、こんな体に興奮する訳ないって思ってたのに……悪くねぇな」
「やっ……やだっ!? 吸わないでっ……! んあッ!!」
胸を吸われた瞬間、体がびくびくと震えた。何が起きたか理解したくなかった。けれどそれを勇者は許してくれなかった。
「ははっ、吸われただけでイッちまったのか。くそっエロいじゃねぇか……!」
「ちがっ……! イッてなっ……」
「へぇー。じゃあなんでこここんなに濡れてるんだ? なぁ、教えてくれよ? そんな幼いなりしてるくせに俺を受け入れようと健気じゃねぇか。ほら指一本あっさり呑み込んでくぞ……あーくそっ……っ……やべーな」
「っっ!? やっあっ……うそっうそ!? やだいれないで……だめっ……」
指を入れられただけで体が歓ぶ。おかしい、いくら何でもこんな感じるはずが無い。さっきから勇者に触られるだけで体が変になっていく。まさかセックスまでチート能力を有してるとかいうつもりかよ。
「はぁ……はぁ……なぁ……? 挿れていいか……?」
「だ、駄目に決まってるだろ!! この体にお前のそのデカいのが入るわけないだろうが!」
「そうか……」
「分かってくれたか?」
「まぁこれはお仕置きだからお前の意見なんて聞く気ないんだけど――なっ!」
「ひぎっ!?」
油断した瞬間勢いよく勇者のチンポが俺の中に入ってきた。あんなデカいのが入ったら絶対裂けると思ったのにそんなに痛みは無くむしろ快楽が次から次へと押し寄せてくる。もっと、もっとこの熱いので奥をついて欲しい、なんて思ってしま――あれ……俺何を……?
「くっ……きっついが……っっ……お前の中気持ちいな……!」
「あっあっおちんぽ、おちんぽ気持ちい♡ おちんぽもっとがんがんついて♡」
あり得ないことを口走ってからようやく気づく。あっ、これハメぽじゃん……。神の奴こいつのおちんぽにも加護掛けてやがる! 好意が0でも入れられただけで墜ちちゃうようなやべーやつ掛かってる!
「なぁ何喜んでんだよ。これお仕置きだって……分かってんのか! おらっ!」
「んんっ♡ わかっ、わかってりゅ♡ わかってりゅからもっと奥まできてっ♡」
「分かってねぇじゃねぇか!! こんな吸いついてきやがって……くっ……ほんとエロい体だなくそっ……!」
勇者の奴はガンガンと遠慮くなく腰を振りやがるが、俺はそれが嬉しいとしか感じられなくなっていた。脳がバグっている。俺が俺じゃなくなっていってる。おちんぽを欲しがるなんてあり得ないはずなのに……俺は男なのに……男だったのに――。
「んんっ――!! おちんぽきもちぃっ♡ 私お兄ちゃんのおちんぽ大好きぃ♡ アッ好き……好きっ……♡」
「好きなのは……っ……! ちんこだけかよ……!」
「へっ? んっお兄ちゃんのことも好き……あっ硬くなった♡ お兄ちゃん嬉しいの?♡」
「……龍だ。名前でよべ」
「龍お兄ちゃん好き♡ だからもっと頂戴? ね? はやくはやく♡」
「はぁ……こんなはずじゃなかったんだけどな……もうお手上げだ」
「んんっ!?」
突然の口づけに頭が沸騰しそうになる。嬉しくて幸せで、あー今私はお兄ちゃんの雌になってるんだって実感できる。お兄ちゃんも私のことを大事に思ってくれてるんだって分かる。
「くっ……中に出すからな! 俺の子を孕めよ!」
「うん! お兄ちゃんの赤ちゃんほしいからっ……だして……! 私の中で熱いのぴゅっぴゅっし――えっあ……? ちがっ! やだっやめろ!! 俺は男なんだ! 孕みたくなんてなっ――」
「うっせー! もうおせぇよ! 出すぞ――!」
「や、やだ! っ……!? あっ、あっ来てる! あついの……きてる♡ あっ雌になっちゃう♡ 俺もう龍の雌になっちゃう♡」
「はぁはぁ……くっ……そうだよ、お前はもう俺の雌だよ。だから俺の子を産むためにももっと中に出してやらないとな」
「うそっ!? 龍のまたおっきくなってりゅ♡ あっあっ♡ ごりごりされてりゅ♡ だめっそこだめっ……あんっやっ……♡」
その後めちゃくちゃ中出しされた。そして当然と言わんばかりに妊娠した。ああ、俺もこいつのハーレムの一人になるのかって思ったけど、何故か勇者――龍は俺のことを溺愛して、俺が成人するのを待って俺とのみ結婚してくれた。なんでこうなったんだと思わずにいられないけれど、まぁ今が幸せだからいいとすることにしよう。
メスガキが分からされる話を書きたかったんだけどどうしてこうなった?