スマン
ありゃ嘘だった
――「XXX社製パーツ」に関する説明を、いたしましょう。
我々ボイスロイドをはじめとするアンドロイド、その女性型――古くは男性型と女性型で名称が分かれたそうなんですが、アンドロイドという単語が総称になってからは、男性型女性型という呼ばれで統一されています――の身体パーツを主に製造している、XXX社という企業があります。社名の頭文字を取った俗称ですが、企業側が自身をそう名乗っているため、それを指す時にはそう表記します。
読み方はトライクロスとか、トリプルエックスとか、いろいろありますが……この国で浸透しているのは「サンバツ」って読み方ですね。
このXXX社が製造している身体パーツは全て、完全にオーダーメイドです。顧客からの事細かな注文を受け、確かな形にして送り届ける……それがXXX社の特徴であり、質の高さもトップクラス。もちろん相応の値は張りますが、実際に受け取って得られる価値はプライスレス。安心と信頼の企業なわけですが。
この企業が作るものは「手」や「足」、細かくいけば「指」や「唇」、さらには内側の「粘膜」に相当する部位――それから「口」に「乳房」、はたまた「生殖器」。ラインナップを見れば一目瞭然ですが。
要するに早い話、「そういった用途」に特化したパーツを作っているわけですね。
他のアンドロイドとは違い、ボイスロイドは製造段階で口腔や生殖器といった「内側」の部分も取りそろえた状態で出荷されますが……製造工場で用いられるパーツは量産されているもので、みんなおんなじ形をしています。下品な話、誰に指や何かを入れても同じ感触をしているということですね。
快楽信号の受信による潤滑液の分泌や収縮機能等、基本的な機能は一通り取り揃えられていますが、それらの精密さで言えばXXX社のパーツは頭ひとつ抜きんでています。
……自分のものになるそのパーツに指を入れて、あまりの感触の良さに、声が出たくらいですから。
XXX社製パーツへの換装はマスターに対して良い影響を与えるばかりでなく、より正確な数値として快楽を得られるようにするためのアップデートも兼ねているため、取り付けたアンドロイドもまた、より「心地よくなれる」というメリットがあります。
マスターとの「最初」から暫く経ったある日、中ぐらいの大きさをした箱が届き。デザイン化されてスタイリッシュに偽装されてはいますが……そこには「XXX」の文字が刻まれていて。
私の為にと、マスターがそれを送ってくれました。
「……これを私に、ですか?」
「…………はい…………」
既に封の開いたそれを持ち、中身とマスターの顔を交互に見て。
女性に対する免疫……経験の少なさからか、「こういうこと」を迫る時のマスターはやけにしおらしく。
一方の私は、そんなマスターのいじらしさが可愛らしくて好きで。
「っ、けどその、いらなかったら、全然っ! 無理に受け取っていただかなくても!!」
「……いえ、勿論いただきますし、換装もしますが……どうして、これを?」
私自身、それは素直に疑問に思っていたことで。
マスターが今の私では物足りなくなってしまったのかな、と思うと、納得はできても少し寂しくもあり。
けれども顔を真っ赤にして、手で覆い隠しながら彼が答えた言葉は、そういうことではなくて。
「その……これからも、するであろう、ときに……ゆかりさんにも、もっと……」
「…………気持ちよく、なってもらいたい……ので…………」
……。あー……そういう、ことですか。
アンドロイド側の感度の上昇。正しく言えば性交に対する最適化。
自分が気持ちよくなりたいというのも、きっとあるだろうけれど……決め手としてはそちらの方が上回っているのでしょう。このパーツたちは、決して易々と手が出せるものではありませんから。
「ありがとうございます、マスター」
その気持ちは、本当に嬉しくて。
私を素直に気遣ってくれる、想ってくれることが、とても誇らしくて。
だから、私は――。
「――換装してきますから、お部屋で待っててくださいね?」
お礼のかわりに、彼の耳元で、そう囁きました。
*
……換装自体は非常にシンプルです。
すでに取り付けてあるものを、がこん、と外し……そこに、かちり、とはめ込むだけ。
彼が私に送ってくれたのは、「口腔」と「膣」の二種類。後者は交換するだけで済みますし、口腔も大体は同じ。
顎の骨組みと口腔は別のパーツになっていますから、口腔を外して入れ歯をはめ込むように新たなパーツをはめ込めば、換装は完了。デバイスのインストールを行いながら、がくん、かくん、と口を動かしてみて、違和がなければよし。
……あくまで「体の一部」という扱いですから、歯はヒトのそれより鋭さはなくとも硬いため、扱いには気を付けて。一本延びた八重歯が今のと変わらないままなのは、マスターご自身の意向でしょうか。
とするときっと、「乳房」のパーツを注文しなかったのもそのためでしょう。彼のおかげで育ってしまったココを手放すのは、確かに……私も惜しいとは思いますし。恥ずかしいばかりだったココは、彼に愛してもらえるから、私自身も勿論大好きなので。
そんなこんなで外見は一切変わらないまま、内部だけ換装完了。
オーダーメイドのパーツは、文字通り「私」だけの部位。お腹を撫でて、そこにある特別感を抱き締めたら……。
彼の部屋で、さっそく使い心地を確かめてみることにしましょう。
「ん、っ……れぅ……ちゅうっ……」
……口腔パーツ内に分泌される、唾液に相当する液体は、体内のタンクに補充されている潤滑液と同じ。……下……から流れるものと同じですが、量が極端に少ないため、分泌を促しつつ口内全体に染み渡らせる必要があります。
その為、まずは屹立してびくびくと刺激を待つそれの前で口を蠢かし、潤滑液が溜まるのを待ち。
口内がそれで満ちて、舌先に乗る程度の量が溜まったら、わずかに口を開けて垂らし。
「れぇ……ぉ…………」
横に広く長く仕上がっている舌を伸ばし、ぺたりと彼の先っぽに表面を貼り付ける。
ヒトであれば味覚、味蕾が存在する
とはいえ、先っぽを重点的に責めるのはまだ先。今は彼の先走りと、私の唾液を全体に広げることを意識します。
時折すぼませた唇で、ちゅう、ちゅっ、と軽く吸い付きながら、彼の肉竿全体を唾液と先走りでぬるぬるに仕上がるように、舌で舐め広げて。大まかに広げ終わったら、濡れそぼっててらてら光るその肉竿の出っ張り部分……かりくび……? を、裏側から念入りに、ざりざり……ざりざり。
びくん、びくんっ、と跳ねるソコを逃がさないよう、優しく左手を添えて。
「ひ、ぁっ……!! ゆかりさんっ……んんんっ……!!」
……まるで女性のように喘ぐ彼の反応を楽しみながら、猫が餌をねだるように、小刻みに彼のソコを舐める。
ベッドに腰掛ける彼の股間の間にしゃがみこみ、大きく両脚を広げて位置取る――がに股と呼称される、あまり品があるとは言い難い私のこの姿勢は、彼のリクエスト。ヒトとは違って疲労することもありませんから、ずっとこの姿勢を保ったまま、彼のソコを味わうことが出来ます。
基本的に受け身の彼から「こうして欲しい」と言われることは稀なので、お願いという形でそれが聞けると、凄く嬉しくて。……私自身も、この姿勢なら……舐めしゃぶりながら、胸を弄ることも容易い為、今度からもこうしてシてみようかな、と思いつつ。
「はぁ、むっ……。ぇう……れろ……ぉっ……。……まふたー……?」
唇で彼の肉竿を甘噛みしながら、上目遣いに彼の反応を見てみる。
顔を見せるのは恥ずかしいけれど、私の顔も見ていたいから、なんとか視線を落としている……そんな様子。
「……舐めてほしいとこ、とか……ありまふか……?」
軽く舌を這わせられただけでも――たぶん、口でされているという実感そのものに――限界を感じているようで、そう問いかけた瞬間に、彼は叫ぶように懇願する。
「さきっぽ、さきっぽお願いっ!! ~~~~っぜんぶ、ぜんぶくわえて、じゅぶじゅぶってしてほしいっっ!!」
「…………ふぅん……?♥」
そのおねだりは、彼の口以上にココが強く主張していて。そっと添えていた左手を離すと、すぼめた唇を、彼の鈴口にぴたりと合わせて――。
「ずっ――ぢぅっ……♥ ぢぅるるるるるるっっ♥♥ じゅぶっ♥ じゅぼっっ♥ じゅっ、ぶ♥ じゅぼっ、ぢゅぼっ、ずぢゅるるるるるるっっ♥♥」
「んんんぅぅぅうぅぅぅううっいぃいっぃいいいいいいっっ!!?!?♥♥」
「ぢぅぅぅうぅうぅっ――――つぽっ…………♥」
ほんの一瞬、数秒だけ、彼の肉竿を全て口の中へ頬張って。
全部包み込みたい、全部食べてしまいたい、思い切りむしゃぶりつきたい、お腹の奥底でふつふつ煮える気持ちをほんの僅かに解放するように――彼のソレをむしゃぶることの、気持ちよさを実感して。
もっともっとしゃぶりたい、彼の精液を受け止めたい――そんな思いを抑え込んで、自分で自分の子宮にお預けさせる形で、先端を強く吸い上げてから……彼の肉竿を、口から離し。
「…………って……シてほしいんですか……? マスター……♥」
「はぁーーっ…………はぁーーーっ……!! はい、はいぃいっ……!! して、ほしい、ですっ……!!」
「……はぁい♥」
我慢汁をとぷとぷ溢れさせながら、びくびく悶えるソコを見つめながら。
私自身も、もう我慢の限界で――この口で彼のモノを味わうことの心地よさを知ってしまって、今すぐにでも飲み込んでしまいたい欲求が膣をついてびくびくと溢れ出ていて。本当はもっと、じっくり気持ちよくさせてあげたかったけれど――。
……興奮を掻き立たせ、それを見ながら思わず性器に手が伸びてしまうようなもののことを、オカズ、と呼ぶなら。
射精を控え、私の目の前でびくんびくんと震える彼のソコは、まさしく私にとって極上のオカズで。
「……はー……はー……っ♥ マスターっ……♥」
私の両手は、自然と胸に……乳首に、伸びていて。
指先で、肌着越しにそれをかりかり、くにくにと、いつものように弄り始める。
「マスターのココ、ほんっとうに可愛くて……大好きですっ……♥ マスター……♥」
がに股に広げた股間から、とろとろと愛液を垂らしながら。
唾液で濡れそぼったそこに、ぺたりと頬をくっつけて、頬ずりと舌なめずりをしながら。
「私も……マスターのココ、で……♥ オナニー……させて、くださいね……♥」
きゅぅっ、きゅうっ♥♥ としきりに疼くおまんこを、いつもようにほったらかしにして。
両方の乳首を両手で弄びながら、こくこくと頷くマスターを上目遣いに見つめつつ――もう一度。
今度は大きく口を広げて、口の中を彼に見せつけるようにしながら…………ぱくりっ♥
「っっはぁぁぁああぁああ…………!!」
ず、ぢぅ……っ♥ じゅる、じゅぷっ、じゅぅるるるるるっ……♥♥
今度はさっきのような激しい前後運動はしないで、思い切り口をすぼめて、口内の粘液と舌をぺったりと彼の肉竿全体に押し付ける。しゃぶる、という言葉が的確に表されるような、ただ吸うだけのフェラチオ。
それでも、たったそれだけの刺激で限界を迎えてしまうほど、彼の精液はすぐそこまで立ち上っていたようで。
「ぃ、ぃいっ、ぐ……!! いっぢゃいますっっ、ゆかりさっっ……!! そのまま、そのままっ!! お口、離さないでぇえっ……!!」
「…………♥♥」
離すわけないじゃないですか、マスター♥
びくんびくんと脈打つ感触は心地よくて、乳首オナニーで感じる快楽も相応に高まっていく。新調し、私だけの一品ものになったおまんこも、乳首だけ弄ってお預けされる快楽が以前よりもずうっと高まるように調整されているから、おまんこの真下はぼたぼたこぼれた愛液で水たまりが出来上がっていて。
かくんっ、かくんっ♥ と腰を動かして悶える彼のおちんぽを、ちゃあんと口で抑え込み――そして。
びゅ……くっ♥ びゅるっ、ぶびゅるるるっ、びゅぅううううっっ……♥♥
「んっ……♥ ふぅうっ、ふぅぅうぅっっ……♥♥」
「ぁ~~~~~~~っっ………………!!!」
おもらしでもするみたいに、少しずつ、少しずつ流し込まれる彼の精液を、舌で受け止める。
精液、精液っ、彼の精液……。いつもいつも、気持ちよくなってくれたら出してくれるもの。私のおまんこの中に、絶対に注ぎ込んでくれるもの。粘度も濃さも臭いも味も、この口ならじっくり味わえる。
口内から脳髄に突き刺さるような青臭さが、私から最後の理性を奪い去っていく。……ごくんっ、ごくん……♥️ と、それを飲み下し、後々排出されてしまうけれど……一時的に体内にそれを取り込んで。
精液の臭いを強く残す、射精したての彼のおちんぽを、念入りにじっくりと舐め回して。
「きもちいっ、きもちいい……っ!! ゆかりさんのお口っ、最高っ……!!」
「ん……っ♥️ ぢぅっ、じゅるっ、じゅぶ……♥️」
「はぁ、はぁっ、あっ……?? ぁの、ゆかりさっ……!? ぃ、今は、敏感に、なってますからっ……」
「じゅっ、ぷ♥️ じゅっ、ぶ♥️ ぶ、ぷっ、ぢぅぅうっっ……♥️♥️」
……ぁ、これ、駄目ですねっ……♥️
精液の臭いで、おまんこにスイッチが入ってしまった気が、しますっ♥️ 腰がへこへこ動いてっ♥️ ぷしゅ、ぴゅっ、ぴゅるっ♥️ って♥️ おまんこがおねだり潮吹きしちゃってますっ♥️♥️
おちんぽっ、そうっ、マスターのおちんぽ……♥️ 大好きなマスターの大好きなとこっ、離したくないです……♥️ もっと、もっともっとっ、味わいたい……♥️
フェラチオしたい♥️♥️ フェラチオしながら乳首イキっっ♥️♥️ キメさせてくださいっ、マスターっっ♥️♥️
「――じゅぶっ、びゅっぶっ♥️ じゅぶっ、じゅぶっ、じゅぶっ、ぢぅぅぅっ、ぢぅぅううっっ♥️♥️ じゅぼっ♥️ ぐぽっ♥️ ぢゅぽっ♥️ じゅっぽ♥️ じゅぽっ♥️ びゅっぽ♥️ ぢぅっ、ぢぅうっ、ぢゅるるるるるっっ♥️♥️♥️」
「ぁぁぁあぁぁあぁぁあああっっ!!?!? ゆかりさん待って待ってまだイったばっかりだからぁあぁっっ激しくしないでぇぇえええっっ!!!」
びゅーーーーっっ♥♥ びゅるるっ、びゅくっ♥ びゅぅううっ…………♥
…………ごくんっ……♥ ごくっ……こくんっっ…………♥
――射精♥ ありがとうございます、マスターっ♥ でも、まだ駄ぁ目♥ 私のおっぱいがまだ満足してませんっ♥♥
精液出なくなってもいいですからっ♥ お口でおしゃぶりする感触っ、もっとオカズにさせてっ♥♥ マスターっっ♥♥
「んっっ、む……♥ ずっぢぅぅうっ♥ ぢゅるるるるっ、じゅぶっ、ぐぶっ、じゅぷっっ♥♥ ん、んっっ……んっ、んんんっっ♥♥ はぁっ、はあっ、はっ♥ あ、りゃめ、いきそっっ、いくっ、いぎゅっっ♥♥ おっぱいいくっ。ますたぁあっっ♥♥」
「はーーっっ!! はーーっっ!! ゆかりさんっ、ぃ、イくときは、せめてちんちん休ませっっ……」
「はむっっぢぅぅぅぅぅうううぅぅうぅうううっっじゅるるるるるるるるるっっ♥♥♥」
「~~~~~~~~~~ッッ!!?!!」
ぁ、あぁあっ、イくっ、おっぱいでイくっっ、おまんこぐぢゅぐぢゅになるっっ♥♥ とろけるっっ、あたまごとおまんこどろっどろにとろけちゃうぅうっっ♥♥ とろとろになるのすきっ、マスターすきっ、だいすきっっ♥♥ ぢくびぃぃいいぃぃいいっぐぅぅうぅぅぅぅうっぅうううっっ!!♥♥♥
「~~~~~っ……♥ ~~っ……ぢぅ……♥ じゅる……じゅぷ…………♥」
「はっ、はっ、はっ、ひっ、ぁっ、はっ………………」
…………ごくんっ…………。
……口の中に僅かに吐き出された精液を飲み込んで、大好きなマスターのソコを優しくねぶる。
意識はすうっと戻ってき始めたけれど、乳首で絶頂した余韻はじくじくと残り続けておまんこを蕩けさせ続ける。
欲しい、欲しいっ、刺激が欲しい……。コレが、おちんぽが、欲しいっ……。
マスターのおちんぽで、私のイきっぱなしおまんこをぐぢゅぐぢゅにかき回してほしい……っ。
「ぢぅるるるる…………っ、…………つ……ぽっ……♥」
「ぁひっ…………」
……けれど、さすがに……お口でいじめすぎた……かも。
名残惜しさを堪えに堪えて、彼のソコを口から離すと、すっかり柔らかくなってしまった状態でぷるんと離れて。
ぽふんっ、と背中からベッドに倒れるマスター。
私も、なんとかベッドの上によじ昇って、彼の体が冷えてはいけないと覆い被さる。
「……あっっ♥♥」
ぎゅぅっ、と胸板で押し潰れる乳首と、ぴちゃり、とくっつくどろどろの股間と股間から伝わる衝撃で、お腹の底から押し出されるような声が出て。
荒い呼吸でお腹を上下させるマスターの両腕が、それでも私の背中に回ってきて……私を、抱きしめてくれて。
「その……マスター、ぁの…………ごめんなさぃ……」
残る潤滑液でぐちゅぐちゅと口内の洗浄を行いながら、彼の頭に顔を近づける。
……新たに私の一部になった、この女性器パーツの影響か、私の思考は文字通り理性を失うほどピンク色に染まってしまって。抑えられるはずの感情も抑えられず、彼を求めて求めて止まなかった。
結果として、ひどく彼を消耗させてしまうことになり。冷めやらぬ興奮を、それでも申し訳なさが勝る。
「もう少し、やさしく……すべき、でしたよね……」
今日はもう貰えないであろう、膣内への刺激を思い出しながら、半勃ちのままの彼のソコに私の股間をこすり付け。
淡い刺激はそれでも待ち望んだ膣への刺激であり、じっくりと、ゆっくりとだけれど、私の膣はきゅんきゅんと収縮して、その刺激を浅ましく貪り続ける。
……そんな最中。高まった感度で快楽だけを感じていた膣が、ぐっと押し返されるような感触を覚えて。
「……ぁの、マスターっ? ほんとに、だいじょう……ぶ…………っ? ――――んむっ!!?♥」
不意に、私の唇をマスターの唇が奪った。
(待っ、!?♥ そんな、いきなりっ――だって、この口っ、さっきまであなたのを――っ!!♥)
「はむ、ぁむっ……!! ん、ぢぅっ、ぢゅるるるっ…………!!」
欲しくて欲しくてたまらなかったけれど、諦めていたその感触。
私のものになったばかりの口がもたらす快楽は、何もフェラチオを楽しめるだけでなく――彼がキスでもたらしてくれる、純度の高い愛情も、強く強く感じさせてくれて。
お腹の奥の「気持ちいい」が、全部、「大好き」に置き換わっていく。
「は、はっ、はふっ、ぁむっ……!♥ ん、っむ……♥♥」
「ゆかりさんっっ――」
「…………っ??♥」
唇を愛されることに夢中になっている私の耳に、重なった口の端から漏れ出る言葉が届く。
ピンク色をした幸福の霧で満ちてしまった私の頭は、しきりに彼のソコに股間を擦り付けていたことを忘れていて。
彼のソコは、その刺激からか、或いは彼自身の意地からか――とっくに、硬さを取り戻していて。
その先端が、私のいちばん弱い部分に、狙いを定めていたのに気づかないまま。
「今度はっ、ゆかりさんの番ですよ…………!!」
「へっ――――ぁ…………あッ」
一瞬。ぐっっ、と押し込まれる感触で、ひやりとして。
待って、と言うよりも早く――私の言葉は。
「ぉお"ッッ!!!!?!♥♥♥」
自分のお腹から溢れ出た、情けの無い嬌声に塗りつぶされて。
「ぃ"ッッ♥♥ ぎッ♥♥ ぁッッ♥♥ ぁ"えッ♥♥ ぉ"ぉ"おぉぉおおッッ!!♥♥」
どぢゅっっ!!♥♥ ばぢゅんっ、ずぢゅっ、ぐぢゅっ、ずぢゅっっ、ずちゅっっ!!♥♥
――溢れ出す愛液と嬌声と、入り混じる肉棒と膣穴が、部屋中に淫靡な音を響き渡らせて。
彼が犯して、私が喘いで、ほんの数分前と真逆の立場にさせられてしまう。
「ゆかりさんっ、ゆかりさんっゆかりさんっっ!! 搾り殺されるかと思ったんですからねッ、本気でッ!!」
「ぉ"ほッッ!!♥♥ ぁッ、あッ、あ"ぁああぁああッッ!!♥♥ ぉ"おッ、ひっぎぅッッ!!!♥♥」
「こんなにっ、こんなに綺麗な顔してるくせにっっ、ちんぽにむしゃぶりついてっっ、乳首イジってイきまくって!! ド変態ですね、ゆかりさんはっっ!! 大好きですっっ!!!」
「ごめッッ♥♥ んなさッッ♥♥ ぉ"ッ!!♥♥ ぃぎッぁ"あ"ぁぁあぁぁああああッッ!!!♥♥」
無意識に謝罪を口にしようとしても、その言葉が弱りきった膣穴を穿たれて溢れ出る嬌声で塗りつぶされてしまう。
押し寄せる快感の強さも量も私の処理能力を優に超えていて、きもちいいと頭で考える暇もなく絶頂を塗り重ねられる。膣奥を突かれて絶頂する。膣と肉棒が擦れて絶頂する。いきり立ったクリトリスと彼の股が擦れる度に絶頂する。彼の体と私の乳首が擦れ合う度に絶頂する。彼の言葉を聞いて絶頂する、彼に大好きと言われるのが嬉しくて絶頂する、喉の底から思い切り喘ぐ都度に絶頂する――。
何がどうなっているのかとか、何を想っているのかとか、ぜんぶぜんぶ快楽の波に消え失せて。
その快楽の源流が、大好きな人が私と体を重ねてくれる、私がシてほしいこと全部をシてくれる、その喜びから来ているのだと、頭で考えることなく理解すると。
不思議と、押し出される嬌声の中に、彼への想いが入り混じってきて。
「わらッ♥ ひもッ、らい、じゅきッッ♥♥ ぁいっ、じてますッッ♥♥ ますたぁあぁ"あ"ぁぁあッッ!!♥♥♥」
「綺麗なお顔歪ませて綺麗な声でなんって声で喘ぐんですかゆかりさんっっほんっと大好きッ!! 愛してますッ!!! 結婚しましょうゆかりさんっっ!!!」
「するっ、じまひゅっ、ますたぁっ♥♥ 私のごとっ、およめさんにッ、してッ、くだひゃぃいぃッッ!!♥♥ ぃいいぃいっぎゅッぃぐッぃぐぅううぅうッッますたぁああぁああッッだいすきぃぃぃぃいいいぃいッッ!!!♥♥♥」
後々思い返してオーバーヒートでフリーズする言葉の数々をつらつらと並べながら、思い切り彼と体を寄せ合って、互いに互いを求めてぎゅうと抱きしめ合って――そして、果てる。
彼は私の膣内で、私は彼の全身で、蕩けて境界が曖昧になっていくような深くて強い絶頂を、迎えて。
彼の射精が終わっても、私の絶頂は終わらなくて。
終わらなくて、終わらなくて、終わらなくて…………。
「……ぁ"ッ……♥ ぉ"ッ…………♥ ほッ……ぉ"ッ…………♥♥」
びくんっ、びくんっっ…………と。
最適化されすぎた弊害で、膨大に過ぎる快楽をもしっかりと処理し続けてしまって。
痙攣を繰り返す私の体を、彼はずっと抱きしめていてくれて。
「ぁーー……ゆかりさんかわいい…………ほんと……大好き…………」
薄紫の髪をさらさらと撫でてくれながら、私を抱き締めたまま。
私の体を、毛布がわりに――そのまま、すぅ、と。
ゆっくり、ゆっくりと、微睡ながら眠っていって。
……ようやく意識が明瞭になり始めたころ。
私は、彼に抱きしめられながら意識を失っていたことを、まず恥じて。
晩御飯の献立を考え乍ら、なにをしていたのか、ログを参照して――その瞬間。
「……………………ひぎぅぅぅぅぅぅぅうぅっっ………………」
彼の胸元に顔をうずめて、よくわからない声で小一時間悶え続けました。
*
……数日後。
あれから、何食わぬ顔で動画の撮影や実況、生活のお手伝いを続けてきましたが。
忘れようと思ってもそうそう忘れられないのが実態で、というか、忘れたいけど忘れたくないというのが本音のところで。一点モノになった私自身の口と性器のことを意識するたび、彼との行いを思い出してしまって。
ばかみたいに気持ちよかったことと、ばかみたいな喘ぎ声を出してしまったことが、本当に恥ずかしくて……。
(およめさんって…………言うに事欠いておよめさんって…………言葉選びが幼すぎます…………)
それと、あれ以来彼からのアプローチはありませんが、プロポーズを本心から受け入れてしまったこととかも。
口をついて……あと下の口もついて……いえやっぱりなんでもない…………、表れた言葉は、紛れもなく彼の本心でもあるのでしょうけど。
その言葉の受け入れ方とか、改めて聞くにはどうしたらとか、悩んでみたりもするのですが。
……伴って思い出されるのが。
触れずに絶頂を繰り返し、弱り切った膣への不意の挿入と、容赦のない抽送。
その、あまりにも暴力的な、そして溢れんばかりの快感の波。
「……はぁっ……はぁあっ…………」
それを思い出すと、どうしても――体が火照って、胸が、じくじくと疼き始める。
私の胸は、この家に迎えられた時よりも膨らんでおり。先端だけに限らず、大きさ自体が増しているような気さえして。
いえ、数値で見れば、明らかに膨らんでいます。……というか、張っています。
それを自分で揉みほぐしながら、ぎゅう、ぎゅうっ、と先端をつまみ……つねり。
「マスターっ……ごめんなさいっ…………はしたなくて……ごめんなさいっ……」
その場にいない彼に必死で謝りながら、その背徳感すら快楽に繋がって。
ぞくぞくと立ち上る快感が。丸まっていた私の背中を自然と反らせていき。
――不意に、こんこん、と……部屋のドアがノックされる。
「ゆかりさーん、起きてるー? ……入っても大丈夫ー……?」
「…………ぁ……」
普段なら迷わず追い返す――というか、待っていてと伝える――彼の、声。
けれど今は、口の端と、下着の向こう側からとろりと潤滑液がこぼれてきて。
ほんのわずかな間、無言になり……ゆっくりと、下着を下ろして。
……足先で、立ち。
膝を大きく広げて、床に落として。
ぐいっ、と、服をまくり上げて、ぷるんっっ……と両の胸をさらけ出し。
あふれ出す羞恥心が、右手を握っておどおどと胸元に添えさせるけれど。
もう片方の手は、浅ましく差し出すように下から胸を支え上げて。
あの日、彼に求められた――あの格好で。
「だい、じょうぶ、です……マスター……っ」
「…………どう、ぞ…………♥♥」
私は、「もういちど」を、求めました。