ウィスパーレインが鉱石病患者の筆下ろしをしながらこれまでの男性経験を語って聞かせる話 作:オリスケ
原作:アークナイツ
タグ:R-18 アークナイツ ウィスパーレイン 中出し フェラ パイズリ イチャラブ 乱交 ハートフル
えっちなウィスパーレインに色んなシチュエーションでたくさん射精させてもらう話。
それは私が、医療機関ロドスに流れ着く、ほんの少し前のお話です。
私は、絨毯の敷かれた外廊下を歩いていました。
日差しの温かな、初夏の事です。吹き抜ける風は心地よく、まだ若い緑色の草木がそよそよと揺れています。日差しは日向ぼっこをすればうとうと微睡んでしまいそうな柔らかさで、遠くで鳥達が楽しげに囁く声も聞こえました。
そこは小さな町でした。天災の被害は少なく、幸福な事に豊かな土壌もありました。外廊下を歩きながら辺りを見回せば、屋敷の敷地の向こうに広がる畑で、たっぷりと実った麦穂が若草色の絨毯を作っているのが見えます。
貿易するほどの資源はなく、大国の開拓の手が届くような重要な場所でもないが、日々の食べものに困ることはない。そういう、健やかで穏やかな場所でした。
旅医者として各地を放浪していた私は、ふらりとこの町に辿り着き、宿泊費の代わりとしてささやかな治療を授けていました。ありがたい事に、私の医療の腕は町の皆様にありがたがられ、宿泊宿はあっというまに簡易的な診療所のようになっていました。
町の領主様が私の下に訪れたのは、診療所を開いて一週間ほどの事でした。腕の立つ医者がいるとの噂を聞きつけた領主様によって、私は彼のお屋敷に招待されたのでした。
そうして今、私は領主様のお屋敷の、離れに繋がる廊下を歩いています。
屋根付きの木組みの回廊は長く、領主様のお屋敷から、五〇メートルも離れた離れの小屋までまっすぐ続いています。
土地が余っている故なのでしょうが、今はその長い距離は、廊下で繋がる離れの小屋と少しでも離れたいという、精神的な隔絶を感じさせます。
お屋敷のお庭では、さんさんと輝く太陽の下、子供達が犬と戯れて遊んでいました。しかし、親にきつく言い聞かされているのでしょう。離れには近づこうとせず、視線を向けようともしていません。
穏やかな初夏の空気であるのに、離れと離れに繋がる廊下だけ、息を詰めて押し黙るような緊張を感じました。
私は銀色のトレーを手に持ち、木床をきし、きしと鳴らして廊下を歩き、辿り着いた離れのドアをノックします。
すぐにドアの向こうから、声がかけられました。
「……何だ」
「昼食のお時間です。食事をお持ちしました」
「……、…………いいよ、入ってくれ」
しばしの沈黙を含んだ後に促され、私はドアを開けます。
小さな部屋でした。十メートル四方の一室に、簡素な化粧棚。物の少ない机。必要最低限のものを有り体に用意した様子は、かつて都市に停泊した時のビジネスホテルの一室を彷彿とさせます。
唯一、部屋のほとんどを埋める大きなベッドは上等なものでした。大人が大の字に寝転べるほどの、大きく柔らかなベッドです。
その上に、満身創痍のヒトがひとり、寝かされていました。シーツの上に身を擲っていた彼は、入室してきた私を見て、ほんの少し目を丸くしました。
「確かに、知らない声だと、思ったけど……君は、誰だ」
一語ごとに深く呼吸をし、彼は尋ねます。
私はトレーを棚に置くと、スカートをついと摘まみ上げて一礼しました。
「旅医者の、ウィスパーレインと申します。領主様よりお願いを受け、貴方の治療と看護に参りました」
「ああ。話には聞いてる。いま、思い出した……陰鬱な声だから、死神かと思った。はぁ……ひゅう゛、っげほ、げほ」
そう皮肉った彼は、息をざらつかせ、苦しげに咳を繰り返します。
確かに、エーギルである私の肌は白く、会話も上手ではありません。片目を眼帯で覆い、青みがかった髪をほうぼうに流す私は、人によっては恐怖を抱く外見かもしれません。
しかし、私を死神のようと形容したのが冗談にならないほどに、ベッドに横たわる彼は死にかけの状態でした。
顔は生気がなくやつれ、目には感情が擦り切れてしまったように光がありません。頭にぴんと立ったループスの耳も、尻尾も、目も当てられないほどに毛並みが荒れていました。
シーツの上に投げだされた足は枯れ枝のように痩せ細り、機能不全である事がひと目で分かります。
そして何より――全身にびっしりと露出した、黒い光沢を放つ源石結晶。
何度も咳き込んだ彼は、苦しげにベッドに横たわり、深く身を沈ませました。
「治療。治療だって? 不治の病に犯され、自由な動きさえできなくなった僕が、どうやれば治るというんだ」
「……領主様からは、どうか苦しみを和らげてほしいと頼まれています」
「ハッ……本気で、そう思っているなら……少しは顔を見せてくれてもいいものを」
嘲るようにそう呟いて、彼は深く呼吸します。鉱石病の症状はいよいよ末期に迫っており、体のあちこちに露出した源石の痛みで、肺を膨らませる事さえ痛みを伴う事でしょう。
「ウィスパーレインさん、でしたか……あなたも感じたでしょう。屋敷中に広がる、僕への排斥の気配を……長い廊下で離れた離れに僕を押し込み、父も屋敷の皆も、誰も様子を見に来ない。視線を逸らし、意識からも僕を締め出そうとしている」
「……」
「奴らはただ待ってるんだ。忌まわしい伝染病が過渡期を越えて塵のようになくなり、元通りに平穏な日々が戻ってくるのを。時限爆弾が爆発して、余命が潰えて……僕がいないだけの平和な日常が戻ってくるのを」
彼は自分の腕、指よりも大きな源石結晶が大量に露出した肉体を持ち上げ、忌まわしげに顔を歪めます。
「この病気が何もかも壊してしまった。誰もが触れるのを嫌がり、話題にする事すら避ける。メイドすら近づかずに、食事のトレーをベッドの端に置いてそそくさと帰っていく……そうして誰もいなくなった後、僕は動かなくなって痛みしか伝えない役立たずな足を引きずって、這いずりながら食事を取るんです。誰もに疎まれながら、生きるための食事をせっせと……っげほ、げほ……!」
こうして誰かに声を聞いて貰う事すら、何ヶ月もなかったのでしょう。彼は膿のように溜まった気持ちを独白し、その罰を受けるように、激しく咳き込みます。
ベッドに沈み込み、痛みでこみ上げてきた涙で頬を濡らし、彼は静かに「惨めだ」と呟きました。
「ああ、惨めだ……僕にはもう、生きる喜びも、価値もない」
「……」
「ウィスパーレインさん。もし父があなたに『処分』を依頼したのなら、躊躇わずにやってください。安楽死だと嬉しいけれど……このまま生きる事以上の苦しみなんて、あるはずがないから」
語ることは全て語ったとでも言うように、彼は身を投げだし、ただその時が来るのを待っています。ループスの黒い毛並みの尻尾が、ぴくりともせずにベッドに流れています。
本当に、苦しい時間を過ごしてきたのでしょう。精神の擦り切れた様子が、見ただけで分かるようでした。
だから私は、棚に置いていた食事のトレーを手にし、彼のすぐ傍まで寄りました。
ベッドに乗り上げ、驚きに目を丸くする彼の背中に手を回します。
「何を……うぐっ」
「最初に申し上げた通り、食事のお時間ですよ。仰向けに寝たままでは、食べづらいでしょう」
枕を並べて作った即席の背もたれに彼を座らせ、その隣に私も座ります。
食事は白パンと、野菜を煮込んだポタージュでした。私は匙を使って、ポタージュを彼の口元まで運びます。彼はその匙を、信じられないものを見るような目で見つめています。
「……お腹は、空いていませんか?」
「い、いや。食べるけれど……僕が、怖くないのか?」
恐る恐る、彼は問います。示すのはもちろん、源石に脅かされた自身の身体。
私は質問には答えませんでした。
解答の代わりに、持ち上げている匙に、自分の唇を近づけます。
「少し、ポタージュが熱いかもしれませんから……ふぅー」
「っ……」
「はい、どうぞ。ちょうどいい温度になっているはずです」
私は、できる限り柔らかな笑みを浮かべて、匙を差しだします。
彼は病弱な肌でも分かるほどに頬を朱に染めて、恐る恐る匙を咥えました。ごくり、と音が聞こえるくらい大仰に飲み込みます。
「おいしいですか?」
「う、ん……」
「では、このまま食べさせて差し上げますね。火傷しないように……ふぅ、ふぅ」
私はポタージュに吐息を吹きかけ、彼の口へ運んでいきます。気勢を削がれた彼はすっかり大人しく、私が差しだす匙を咥えることを繰り返します。
その食事の合間に、私はぽつぽつと語ります。
「私は、感受性が人よりもずっと鋭いのです。映画や、音楽、人の心の機微に触れると、私の心は水に触れたオブラートのように溶けて、感情の波へと没頭していきます」
「……」
「私はあなたの、痛いほどの悲哀を感じました。苦しみを和らげるために尽力するのは、全ての医者の使命です……苦しみの特効薬が『優しさ』であるのなら、私はそれを捧げる事を惜しみません……あまり、感情を出すのは得意ではないのですけれどね」
最後のは、半分本気の冗談でした。私はくすりと微笑んで、白パンを一口ぶん千切って、指で摘まんで彼に差しだします。
「それに私は……皆様とは、命の定義が違いますから」
「命の、定義?」
「いえ。関係のない話です。今は、まだ」
目の前に差しだされた白パンを、彼はおずおずと食べました。拍子に、私の指が彼の唇に触れます。
また更に赤くなった彼に向けて、私は静かに目を伏せ、一礼するのでした。
「私は行き着く宛てのない放浪医師です……流れ着いたのも、きっと何かの縁でしょう……このウィスパーレイン。時間の許す限り、あなたの苦しみを取り除いて差し上げます。どうぞよろしくお願い致します、旦那様」
こうして私の、旦那様の専属看護師としての日々が始まりました。
彼自身が把握している通り、旦那様の鉱石病は、とっくの昔に手遅れになっていました。伝え聞く鉱石病の抑制作用のある新薬は、ここまで侵攻した病状には効果を見せません。
きちんとした医療設備のない辺境の町で、放浪の旅医者ができる事は、痛み止めを処方し、体表の源石で傷ついた身体に包帯を巻くことぐらい。後は食事を食べさせ、部屋を綺麗に整え、旦那様のお召し物を取り替えます。医者というより、家政婦のような仕事でした。
旦那様の様子を伝えると、父親である領主様はほっと胸を撫で下ろします。忌まわしき病に犯されていようと、息子であることに違いはなく、ヒトとしての人情が痛んでいたのでしょう。私は仕事内容からすれば破格と呼べる報酬を提示され、しばらくお屋敷に滞在する事になりました。
「おはようございます、旦那様」
「あぁ……おはよう、ウィスパーレイン」
「本日は、涼しくて心地の良い朝です。窓を開けて、外の空気を入れましょう」
何日目かの朝。旦那様は相変わらずの沈んだ目ながらも、私の挨拶に返事をしてくださるようになりました。
窓を開ければ、吹き込んだ風にカーテンがふわりと舞い上がります。空気には柔らかな日だまりと、若い麦穂の香りを感じます。
私は旦那様の脈を測り、血圧を測り、顔色を見て、その日の容態を調べていきます。
「本日は、容態も安定しているようですね。動くと、痛みそうですか?」
「ぐ……痛い、けど、普段よりマシだ。耐えられる」
「でしたら、先にお召し物を取り替えて、今日は身体も拭きましょう……清潔は、全ての治療において大切なことですから」
私は旦那様の服を脱がせ、用意していた湯を張った桶にタオルを沈ませ、絞ります。
旦那様は、上半身裸の格好で、頬を朱に染めていました。源石の露出し、すっかり痩せて少年のようになった身体を、いつも以上にきゅっと縮めています。ループスの黒い尻尾が、気ぜわしげにパタパタと揺れていました。
「さ、まずはお背中から」
「いいよ、自分でやる。身体の源石で、ウィスパーレインが傷つくかもしれない」
「でしたら、動かずじっとして頂ければ。旦那様の身の回りのお世話は、私の役目ですから」
そう言って、旦那様の背中に温かいタオルを押し当てます。一度始まれば、旦那様は抵抗を諦め、項垂れるような格好でじっとしています。
「っ、く……」
「痛かったり、苦しかったりしたら、すぐに仰ってくださいね」
旦那様の背中は、体表に浮いた源石によって黒い斑模様を描いていました。飛び出た源石の周辺は化膿し赤く腫れています。私はそこにタオルを押し当て、優しく、水分を含ませるように拭いていきます。
俯いた旦那様は、自分の身体を眺めていました。源石の浮き、すっかりやつれて変わり果てた身体を、ただじっと見下ろしています。
「……下らない事故だったんだ」
ぽつりと漏れ出るように、旦那様は呟きました。
「車で三時間くらいの平野に、移動都市が接近するというニュースを聞いて……僕は恋人を連れて、それを見に行った。身分違いの関係だって前から反対されていて、移動都市にも近づくなと言われていたから、誰にも言わずに二人きりで」
重たい溜息は、世間知らずで馬鹿な子供だったと自分を戒めるようです。
「移動都市の周辺には、移住を求めて追従する無法者が現れるなんて、想像もしなかった。車を乗り回す観光客気分の僕等は、奴らにとってはご馳走だった。車は壊され、襲われ……僕は彼女を庇って、活性源石のナイフで足を切り裂かれた」
今もその時の絶望が焼き付いているのでしょう。彼は無意識に自分の、源石に犯されて歩けなくなった足を擦ります。
ふ、と彼は失笑しました。
「それからどうなったと思う? 何もかもめちゃめちゃだよ。鉱石病が発症した途端、家族は僕から距離を置いた。自業自得だと告げて、それっきり口も利かなくなった。命懸けで助けた彼女は、掌を返して僕から離れていった。最初から何もなかったみたいに……別れの手紙すらくれなかったんだぞ? こんな酷い話があるか? いったい、何のためにこんな病気を患ったんだよって」
「……」
「だから……下らない事故だったんだ」
そう、旦那様は繰り返します。
窓の外からは鳥のさえずりが聞こえました。眩しい日差しが差し、部屋の中から見た外は、真っ白に輝いているように見えます。
窓の外の景色は眩しすぎて、まるで手の届かないほど遠く離れた場所であるように感じられました。
そう感じている旦那様の心を、私は静かに感じ入りました。
「……」
ですから私は、タオルを湯に浸して、絞り。
背中から、旦那様の裸を抱き締めました。
「っわ……ウィスパーレイン……!?」
「暴れないでください。このまま、前の方も拭いて差し上げます」
「でも、これ……っう、ぁ」
旦那様の薄い胸に、濡れタオルをぴっとりと押し当てると、上擦った声を上げて身体が跳ねます。
私は旦那様を落ちつけるよう、更に身体を近づけ、耳に唇を寄せました。
「しー、ですよ、旦那様」
「は、ぁぅ……」
「近くにヒトが来ることなどありませんが。窓は開けていますので……ただの看護の一環でしかない行為を、変に勘違いされてしまうかも」
囁き、旦那様の剥き出しの上半身に濡れタオルを這わせる。押し付けた胸は旦那様の背中に沿ってくにゅりと形を変えて、その触れ合わせた柔肌越しに、どきどきと高鳴る心臓の鼓動を感じます。
一気に真っ赤になった耳に唇を近づけ、私は囁きます。
「旦那様は、とてもお優しい方なのですね」
「っウィスパーレイン。それ、囁き……背中が、ぞわぞわして……!」
「ええ、私は分かっておりました。旦那様はずっと……鉱石病で変わってしまった周りの方々の事も、憂いておいででしたから」
私の息を混じらせた話し方が、ヒトによっては興奮をもたらす、大変に嗜好性の高いものであることを、私は経験として知っていました。
不安を和らげ、精神を安定に導くのに、快感は時に最適解となります。私はいっそう身体を押し付けて旦那様を背中から抱き締め、敏感な前身を濡れタオルで拭いていきます。
「鎖骨から、胸へ……でこぼこした所は、汚れが溜まりやすいですから……ふふ、ええ、特に入念に拭いてさしあげませんと」
「っく、ふ……そこ、ダメ……」
「ダメな事ありませんわ。私はただ、旦那様の身体を清潔にしているだけですから。だから……おへそも、指を挿し入れて」
「ひぅっ……く」
「旦那様。あまり身体を跳ねさせないでください……源石が擦れて、危ないですから」
無理な相談であることは承知していました。だって旦那様は、何ヶ月もの間、誰とも関わらない生活をしていたのです。こんな近くで誰かに触れる体験など、もう思い出す事すら難しかった事でしょう。
耳に吐息を当てるたびに、ぞくぞくと背筋を痺れさせ、敏感な乳首やわき腹をタオルでくすぐるたびに、上擦った声を漏らして身体を跳ねさせます。
「……旦那様。私は、貴方の生涯に深く感じ入り、心を痛めています」
天災、鉱石病、大国同士の争い――様々な災いを宿すテラにおいて、悲劇というものはどこにでも転がっています。その悲劇のどれを取っても、慣れるという事はありません。
すばらしい映画が何度でもヒトに涙を流させるように、悲劇に軋む心の痛みは、どれだけ繰り返しても和らぐ事がありません。
まして――旦那様のそれは、『今の私』が始めて受ける悲劇でしたから。
「私は一層、旦那様の苦しみを和らげたいと思うのです……ええ、私にできる事、全てで」
上半身を拭き終え、私は慎重に旦那様をベッドに寝かせます。
そうすれば、旦那様の起きている部分が、まざまざと明らかになります。
ズボンを持ち上げてできた立派なテントを見て、旦那様が羞恥に息を詰まらせました。股部分のそれは、端から見ただけでも苦しげに張り詰めています。
「み、見ないで……あっ」
「では、続いて下半身の方も」
動きを辞めた旦那様の足からお召し物を脱がすのは、蛇の脱皮のように簡単な事でした。一息に下ろすと、支えを失った旦那様の逸物が、ふるりと揺れて露わになります。
曝け出されたペニスを見て、私はほっと安堵しました。固く張り詰めたソレに黒い鉱石が貼り付いていると酷く痛い事になると、私は体験として記憶していたからです。旦那様のおちんちんは傷もなく、固く、立派に、そそりたっておりました。
旦那様は、羞恥かそれとも興奮からか、口をぱくぱくと開閉させて固まっています。私はお湯を含ませたタオルで、旦那様の太股と足を丁寧に拭いていきます。
足指の隙間の垢を取り、ふくらはぎを優しく揉みしだく間にも、旦那様のペニスは上を向いたまま、待ち侘びるようにひくひくと震えておりました。
いよいよそこに手を伸ばそうとした時、旦那様が私の動きを止めました。
「ま、待て。待ってくれ、ウィスパーレイン」
「いかがしましたか、旦那様? ……まだ、拭いていない箇所が残っているようですが」
私がそう尋ねると、彼はごくりを生唾を飲み込みます。
けれど彼は、真っ赤に顔を染めたまま、首を横に振りました。
「ダメだよ……僕も、父も、そんな事のために君を雇った訳じゃない」
「……」
私はまた、旦那様の優しさに、深く感じ入りました。一介の、身分すら曖昧な旅医者に厚意を向けられる人間は――まして、死と絶望の縁にありながら優しくあれる人間は――あまりにも少ないのですから。
しかし、それでも私は、一介の旅医者でしかありませんから。
「あら……そんな事とは、いったいなんの事でしょう?」
そう言って、くすりと微笑んで。
私はタオルの隣に用意していた薄いガーゼを広げて、そっと旦那様のペニスにかけました。一ミリもない薄いガーゼの向こうに、真っ赤に膨らんだ亀頭の赤色が透けて見えます。
私はガーゼの隙間から手を挿し入れて、血管の這った太い竿を、きゅっと握り込みました。
「ふぅ……っ」
「私は、ただ旦那様の身体を拭いているだけです。でも、そうですね……あまり、ループスの殿方の身体に詳しくありませんから……ええ。自分が今、旦那様のどこを触っているか、さっぱり検討がつきません」
「っ医者が、何て言い訳をして……あ、はう」
軽く手を往復させるだけで、旦那様は上擦った声を漏らします。
旦那様のペニスは、驚くほど熱く、興奮に滾っていました。私が指を絡ませ、上下に優しくしごく度に、まるで歓喜に打ち震えるようにびくびくと痙攣します。
「ガーゼでよく見えませんが……こんなに熱くて、固くて、でこぼこと隆起している箇所ですもの。きっと、汚れも沢山溜まっていることでしょう」
「ぁ、はぁ……」
「ですから、入念に洗って差し上げませんと……指を絡ませて、先端から根元の方まで、丹念に、丹念に」
優しく囁き、怒張をきゅっと握り込み、上下にしごきあげる。もちろん『今の私』の始めての手淫でしたが、私は殿方の喜ぶ力加減もまた、しっかりと覚えているようでした。
ガーゼの下に隠れたペニスを、しっとり、ゆっくり、丁寧に。しこ、しこ、しこ、しこ、擦っていきます。
旦那様は、私の手つきにすっかり蕩かされ、歯を食いしばって嬌声を堪えているようです。
その様子が、あまりにいじらしいものですから。
私は旦那様の足の間に移動し、もう片方の手を、旦那様の竿の下の、ふっくらとした睾丸に這わせました。
「ひゃ……は、うぅ」
「こちらも、汚れが溜まっていそうですね……指でなぞって、洗ってさし上げませんと」
私は細い指先を使って、旦那様の睾丸を、こちょこちょとくすぐるように弄びます。それから皮を伸ばすように強めに引っ張ったり、占い師が水晶玉を操るように、掌全体でもみもみと揉みほぐします。もちろんその間も、竿をしごく手つきを止める事はありません。
「ふふ。何かは分かりませんが……ぐらぐらと、煮え立つみたいに震えていますね」
「ひ、あぁ。ウィスパーレイン……それ、ダメだ。よすぎ、る、から……!」
「そんなに心地よいなら、しばらく続けて差し上げましょう」
竿を優しく握りしめて、しこ、しこ、しこ、しこ。睾丸に慈しむように指を這わせて、さすさす、なでなで、もみもみ。
旦那様は、鉱石病の痛みも忘れたように、腰を浮かせて私の手淫に浸っています。全身が弱い電流を流されているみたいにふるふると震えて、まるで少女のような甘い喘ぎ声をひっきりなしに漏らしています。
最後にセックスをしたのは、一体いつの事でしょう。鉱石病に罹患し彼女と離れてから、半年近くは経っているはずです。源石に肉体を冒され満足に動けなくなってからは、きっと自慰すら満足にできなかったでしょう。
そんな、発散できなかった性欲をひたすらに滾らせたおちんちんを、こんな風に両手を使って愛撫されれば、我慢できるはずもありません。
あっというまに、ペニスに被せたガーゼが、ぐっしょりと濡れてきました。ぴゅるぴゅると溢れるカウパーでテントの先端が半透明になり、ぱつぱつに張り詰めた真っ赤な亀頭がはっきりと見えるようになります。
「あら……大変です。先の方が、炎症を起こしているようですね」
「っ……!」
旦那様は、今すぐにも暴発しそうな射精を必死に堪えて、お返事も難しくなっています。
私は柔らかくほぐれた睾丸を揉みしだきながら、竿を握る力を強め、先端に向けてきゅう~っと絞り上げます。旦那様が仰け反って深く枕に頭を埋め、張り詰めた亀頭からは、湧水のようにカウパーが溢れ出してきました。
「どうしましょう。消炎剤を塗っても良いのですが、今は身体を拭いている最中ですし」
「く、はぅぅ……絞ら、ないで……!」
「しょうがありません……民間療法ですが、今は、こちらで治療いたしますね」
そんな言い訳をひとつしたためて。
「はぁーーーー……あぷっ」
私はぐっと身を屈めて、真っ赤に腫れた亀頭を、ガーゼ越しに咥えました。温かな口の中に、ぱっくりと。
敏感な竿を、熱い柔肉で包まれる刺激に、旦那様が目を見開いて固まります。
そんなかわいらしく固まった旦那様に、私はガーゼ越しに亀頭を舐めて、電流のような快感を流し込みました。
「ひぃッ――!?」
「落ちついてください。私の唾液で、腫れを沈めて差し上げますから……はむ、ちゅぅ、じゅるるぅ」
「あ、あああっ……!」
唇をぴったりと閉じて、舌を這わせながら亀頭を啜ります。ガーゼ越しに亀頭を舌でなぞります。目の粗いガーゼが、真っ赤に腫れた敏感極まる亀頭を、ざらざらと強烈に刺激します。
もし旦那様の足が自由に動く状態であれば、彼の腰はブリッジでもするように腰をぴんと浮かして、強すぎる快感に膝をガクガクと震わせていたことでしょう。ベッドに寝たままの身体が苦しげに身悶えます。そんな旦那様を大人しくさせるという建前に従って、私は舌を亀頭に貼り付かせて、れろれろとしゃぶります。目の粗いガーゼ越しに、さりさりとした刺激を亀頭にえんえん与え続けます。
「はひ、ひぃ――う、ウィスパーレインっ! ダメ、それホントにダメ――ぁ、はぁぁぁっ」
「ちぅぅ、じゅ、じゅぷ、ぷく――るぅ、るぅーー」
「ガーゼ越しの舌、やめてッ――腰が、砕ける、砕けるぅ……!」
朝の晴れやかな空気。小鳥の囀る平穏な外の空気に包まれて、ペニスを啜る水音と、旦那様の上擦った嬌声が響きます。
いきなりの強烈な刺激は、旦那様の理性を容易く痺れさせます。ペニスが痙攣するように震えて、睾丸がグラグラと煮え立ち、噴火がもうすぐそこに迫っている事を報せます。
ラストスパートです。私は両手を更に激しく使い、竿をしごいて、睾丸を優しくもみほぐします。
「んぷ、ぷく、ぷ、じゅる、じゅ、ちゅううっ」
口の中には、亀頭から吐き出されたカウパーの、少ししょっぱい味がします。蛇口を捻ったように溢れる先走り汁に、私の唾液も合わさって、ペニス全体がヌルヌルです。それを潤滑剤にして、竿をいっそう激しくしごきます。
麦畑が風にそよぐ音の響く早朝の部屋に、くちゅくちゅといういやらしい音が響き渡らせます。
「っあ、あ、はぁ――ウィスパーレイン、もう……くぅっ」
「ふふ。ええ、何をかは分かりませんが……いいですよ。いつでも、どうぞ」
激しく愛撫を重ねながら、私は優しく、射精を許します。
はぁ、と一際深い呼吸を旦那様がしました。睾丸がきゅうっとすぼみます。
爆発の時が来たのだと、私の身体は覚えていました。
私は竿を上下にしごきながら、一際大きく口を開け、旦那様の亀頭を、口いっぱいに含ませました。
駄目押しに亀頭を口全体で啜り上げ、最後の枷を壊します。
「あぷっ――じゅる、ずじゅ、じゅうぅぅぅぅっ」
「っあ、ダメ――イく、イく、イっ――うぅぅぅぅぅっ」
食いしばった歯の隙間から大きな唸り声を漏らし、腰を突き上げ、旦那様は射精しました。
何ヶ月も溜まり続け、特大の快楽によって噴火した旦那様のザーメンは、薄いガーゼを突き破るような勢いで吹き出して、私の口の中へ飛び込んでいきます。
「ん、ぷ――じゅるる――んく、んく、ん――」
私は口を窄めて一滴も逃さないようにして、溢れる雄汁の全てを受け容れました。
どくん、どくん、どぷ、どぷ、びゅく、びゅく。緊縮は何度も何度も続きます。細い精巣管を押し広げるようにして、ゼリーのように濃いザーメンがとめどなく溢れてきます。そんなペニスをストローにするように、私は口をぴったり吸い付けて、啜り、飲み干していきます。
何度も、何度も、痙攣して。吐き出して。射精して。射精して。
十五回近くも痙攣を繰り返し、やっとペニスは緊縮を終えました。旦那様が、腰が抜けるようにへなへなとベッドに身体を脱力させます。窓の外で、チチという小鳥たちの囀りが聞こえました。
「ちゅるるる……んく……ん……ぷ、はぁ」
尿道に残った精液を吸い出し、私は口に残った精液を咀嚼し、こくりと音を立てて飲み干しました。
口内が、雄の香りに染まっていました。舌に、精液のへばり付くような苦みを感じます。私の心臓が、どく、どくと、感じたことのない高鳴りをしていました。
「ぁ……は、ぁぁ」
初めてだけれど、初めてではない、心の喜ぶ雄の味。
私は、過去に葬られた何十何百という『私』の目覚めを感じました。
しばらく、その目覚めにうっとりと陶酔した私は、それからにこやかに、濡れそぼってすっかり透けたガーゼの下でひくひくと痙攣するペニスと、激しく息を荒げる旦那様に向き直ります。
「お疲れ様でした、旦那様。とても逞しく、よいお味でした……あ、いえ。ふふ。あれが一体何なのかは、さっぱり分からないのですけれど」
「っはぁ……はぁ、はぁ……」
「すっかり汗ばんでしまいましたね……お召し物を着る前に、もう一度身体をお拭きしましょうか」
ガーゼを外して、手にした濡れタオルを、旦那様の胸に当てていく。
その手を、旦那様に押し退けられました。
見上げた彼の目には、未だ冷めやらない興奮と――疑問の感情が渦巻いていました。
「ウィスパーレイン……君は、何者なんだ? こんなの……すごく、嬉しいけど……普通の医者がしていい事じゃないだろう」
「……」
「命の定義が違うと、前に言ったよな。アレはどういう意味なんだ? ……君は、これまで何をして、何を見てきたんだ?」
思いの外固い口調に、私は思わず口ごもります。
旦那様の気持ちは分かりました。ただ孤独に死を待つだけの自分の前に現れた、謎めいた医者。自分に理解を示すばかりか、こうして性欲の処理まで行ってくれる。その度を超えた検診は、不気味と思われてもしょうがありません。
そして彼は――後はもう死ぬしかない、鉱石病末期の彼は――目の前の私に、生きがいに近い強烈な興味を抱いているのでした。
ずぶりと、深き海に、一歩足を沈ませるように。
「……あまり、楽しい話にはなりませんよ」
「それでも、教えてほしいんだ……どうせ、残り僅かな命だ。君がまだここに居てくれるのなら、僕は君を知って、それから……」
死ぬ。という言葉は、彼の口からは出てきませんでした。けれど、彼のひたむきな思いを悟り、そこに私が感じ入るには十分すぎました。
「……それでは、僭越ながら」
私は、ふっと微笑んで、旦那様の股に身体を沈ませます。
未だ半勃ちの、亀頭から溢れた出し残しの精液を、口を吸い付けてちゅうっと啜ります。
私の体内は、雄の香りによって呼びさまされた、肉体に刻まれた経験という過去が、もっともっとと激しい情欲に揺れ動いていました。
「旦那様は、まだ溜まっているようですから……共に蕩けながら、語って差し上げましょう。私の、これまでの旅の道程を」
柔らかくなった亀頭に指を這わせながら、私は静かに、身体が刻んできたこれまでの記憶を辿っていきます。
◇
私は、俗に不老不死と呼ばれる存在です。しかし、永遠に老いず消滅することもない吸血種のような、完全な不老不死ではありません。
私は死にます。ですが、その度に蘇るのです。死の淵に瀕した時、私は幼体となるまで逆行し、過去の傷や記憶を捨て去り、新たな私として誕生します。
それは、ウィスパーレインという一人の命で完結した輪廻転生の円環です。私は生き、死にかける度に幼体に戻り新たな私となり、それを繰り返して、テラの方々を旅しておりました。
誰もがご存じの通り、テラは過酷な世界です。各地を襲う天災。天災によってやせ衰えた荒野と、そこに跋扈する猛獣達。大国は争いを繰り返し、争いによって困窮した小都市には窃盗や殺人がひっきりなしに発生し、ヒトの悪徳を渦巻かせています。
そういう場所を、私は幾つも幾つも巡っておりました。
幼体に戻る度に、私は記憶のほとんどを失った状態で戻りますが、全てが欠落する訳ではありません。
生前に綴った手記と、それから、魂に染み着くほどの強烈な経験。
それらが、過去の私が何を見て、どんな辱めを受けたのかを、詳らかに教えてくれました。
たとえば私は、二年前、遠く離れた西の地方を放浪していました。
その街は、数週間前に天災に遭遇し、猛烈な破壊の渦が大地の全てを舐め取っていった後でした。
視界一面が、廃墟と呼ぶのも烏滸がましいほどの残骸の山でした。未だ沢山の家屋が燃え盛って煤混じりの黒煙を吹き上げ、頭上には晴れることを忘れたような暗雲が蟠っています。
私は大量の隕石によって粉々に打ち砕かれた、亀裂だらけのアスファルトの上を歩いています。かれこれ丸一日歩き通しで、人目を避けて休めるような場所を探していました。
青空も木々の緑も奪われ、モノクロになってしまったような廃墟を胡乱に彷徨い、辛うじて建物としての痕跡が残っているビル街に足を踏み入れます。
ビルのコンクリート柱の影から、不意に人影が飛び出し、私に襲いかかりました。
頭を殴りつけられ、衝撃でよろめいた私を羽交い締めにして、ビル影まで引き摺られます。抵抗を許さない、凄まじい力で、命懸けの凶行であることを感じます。
私は崩れ落ちた廃墟の、傾斜になったコンクリート床に押し付けられました。目眩のする私の両肩を、ものすごい力で掴まれます。
私を襲ってきたのは――ちょうど旦那様と同じくらいの、若いループスの男性でした。
彼は、目を覆いたくなるほどに酷い様相でした。痩せて骨の浮いた頬。落ち窪んで影の貼り付いた目には、ハッキリとした絶望と苦痛の色が覗きます。着ているものも、その下の皮膚も、傷と煤に塗れてボロボロでした。
天災に巻き込まれ、幸運にも生き長らえ――何もかも崩れ落ちたここで、数週間。地獄のような時を過ごしてきたのでしょう。唾を泡立たせ、歯をカチカチと鳴らし、彼は私を睨み付けます。
「女……女だ……!」
「ひ、ぁ、やめ――んっ、んむぅ……!?」
抵抗する間もなく、私は彼に唇を奪われました。煤の苦い味のする舌が、乱暴に私の舌を絡め取り、口の中を蹂躙してきます。
「は、あふ……ん、ぷじゅ、ぷく、ん、んん~~……!」
息継ぎすら許さないほどの、捕食と呼ぶべき獰猛なキス。
彼は私を掻き抱くように抱き締め、まるで肉体を触れ合わせた箇所から生き返っていくとでも言うように、闇雲に身体を擦り付けます。押し付けられた私の下腹部には、ぱつぱつに張り詰めた彼のペニスの感触をまざまざと感じていました。
血と煤に塗れた彼の手が、私のドレスの胸元に手をかけ、破り捨てるような強さで引き下ろします。まろびでた私の乳房が、彼の手に鷲掴みにされます。私の口は彼の唇に食らい付かれ、舌をじゅるじゅると音を立てて啜られっぱなしです。
「っふ、ふぅ……ふぅーッ、ふぅーッ」
興奮にタガが外れた荒い吐息が、彼の口から溢れます。
それはヒトの皮を被った獣でした。天災によってもたらされた極限状態は、たやすくヒトの心を壊し、理性を失わせます。
そんな廃墟に突然現れた私は、まるで神からの贈り物のように見えた事でしょう。残りの人生で、唯一この瞬間にしか訪れない幸福だと感じたのでしょう。胸を鷲掴み、肩を抱き、身体をぴったりと擦り付ける彼からは、絶対に離してはならないという必死さをありありと感じました。
乱暴に唇を吸い、全身を擦りつけながら、彼は苦心してズボンをカチャカチャと鳴らします。
その、大きく張り詰めたズボンの隙間に、私はそっと手を這わせました。案の定、おそろしく熱く大きくなったペニスに指を這わせ、きゅっと握ります。
おちんちんに感じる柔い快感に、彼はようやく正気を取り戻したようでした。
ちゅ、と水音を立てて顔を離した、ようやく意識の光の見えるようになった目を見て、私は囁きます。
「大丈夫です……逃げたり、しませんから」
はぁ、と艶めいた自分の吐息を自覚します。どき、どきと跳ねる心臓の鼓動が、私の興奮を示しています。
私は困惑で立ち竦む男性の胸をそっとなぞり、彼の代わりに、ズボンの前を開け、下着ごとずりおろします。
鼻の粘膜の焦げるような、猛烈な雄の匂いが立ち込めました。煤に汚れたペニスは、まるでこの一瞬に人生の全てを懸けるかのように、固く固くそそり立っていました。
私はその、犯したくてしょうがないと震えるペニスを優しく握り込みます。
私は、はぁ、はぁと荒い呼吸を続ける彼を見上げて、安心させるように微笑みました。
「しっかり濡れさせないと、痛いだけですから……私が、あなたの傷を癒して差し上げます」
そう言って、私は口を開いて、ぱつぱつに張り詰めた亀頭を、深く咥え込みました。
「あ、ふぅ……んぷ、るぅ……ちゅう」
ペニスに舌を這わせると、苦くしょっぱい味がします。それが私の、これまで続けてきた日々の体験を呼びさまします。
私は首を動かして、上下のストロークをします。唇が肉竿の柔らかな皮をずりずりと擦り、舌を裏筋にぴっとりと貼り付けて、熱い柔肉で浮いた血管を撫でます。
一息に喉奥の方までおちんちんを飲み込めば、唾液が溢れ出てきます。それを潤滑剤に、私は更にストロークを激しくさせます。
「ん、じゅるる……じゅぷ、じゅぷ、ん、ぷ、じゅるるっ」
温かなお風呂で、おちんちんをふやかしてしまうように、口ぜんぶを使って啜り上げる。たちまちペニスは、私の唾液でぬらぬらと光沢を放つようになります。
堪えかねた彼が、私の肩を掴み、ペニスから口を引き離しました。そのまま彼は私を立たせ、再び私をコンクリート壁に押し付けます。
先ほどの、獣のような獰猛さはなくなっていました。絶望に落ち窪んだ彼の瞳には、一人の生きる雄としての情欲と、希望に似た光が宿っています。はぁ、はぁと興奮に肩を上下させて、私を見つめます。
だから私は、くすりと瀟洒に微笑んで、自分のスカートをたくし上げました。
彼の目の前で、タイツを下ろし、ショーツを下ろし、その下の恥部を晒します。
すっかり『目覚め』のスイッチを押されて、雌としての準備を終えて涎の垂らしたそこを見せつけて、私は静かに、彼のそそり立つ怒張を受け容れるのでした。
テラは過酷極まります。
一介の旅医者――それも女性――が、無事に各地を放浪する事など、どだい無理な話です。
私はほうぼうの旅先で襲われ、犯されました。
満足に生活を営んでいる町などごく僅かで、大抵は人々は諍い、困窮し、先の見えない未来に倦ねていました。
素性も知れない私の、抵抗など想像できない物静かな態度と、柔らかく豊満な胸は、そんな人々の不満を淫らに刺激してしまうのです。
そうして私は、死んで、幼体となって生き返ってを繰り返す旅の最中に、何度も襲われ、犯され、殿方を受け容れ続けました。何度も、何度も、何度も、何度も。
「……つらくは、ないのか?」
私の話に聞き入っていた旦那様は、出し抜けにそう尋ねられました。
それがあまりに場違いなものに感じられて、私はくすりと微笑みます。
「いいえ、これっぽちも。先も申し上げましたように、一度死んで生まれ変わった私は、ほとんど全ての記憶を忘却します。生前の私が受けた辱めも、淫らな行いも……手記として記した情報以外には残らない。それその時は恐ろしいものかもしれませんが……本質的には、他人事と言ってもいいものなのです……ちゅう」
「だが……そんな危険な旅を、君はどうして……っふ、ぅ」
最後に旦那様が息を詰まらせたのは、私の舌が、旦那様の亀頭の鈴口をちろちろとほじくったから。未だに下半身を剥き出しにしたままの旦那様の怒張は、私の丁寧なマッサージとフェラチオで、次第に硬さを取り戻し、再び立派にそそり立つほどに回復していました。
私はもごもごと口を動かし、口に溜めた唾液を、旦那様のペニスに垂らしました。温かく泡立った、粘度の高い唾液をとろとろに絡ませて、指で満遍なく広げていきます。にちゅり、と淫らな水音が立ち、旦那様の身体が跳ねます。
「ふぁ、は……」
「何故、と問われれば……私の旅は『逃避』と名付けられるのでしょう。あの、地平の先から響く波の音は、忘却という死などとは、比べものにならない程に恐ろしい……私はただ闇雲に、海の及ばないどこかへと逃げ続けているのです」
「海……?」
「……いえ、いいえ。とにかく私は、行く宛てのない旅そのものを目的としているのです……それに」
そこで言葉を区切り、私は自分のドレスのボタンを外し、自分の胸を露わにしました。
ふるりと溢れる、大きな乳房。支えを失って下に少し垂れる、お椀型の柔らかな曲線。真珠のように艶やかな肌の上に咲く桜色の乳首。これまでの何十人という男性と同様に、旦那様は私の胸に目を奪われ、ごくりと生唾を飲み込みます。
射貫かれそうな旦那様の視線に苦笑しながら、私はもったいぶるようにゆっくりとした動きで、四つん這いになりました。重量に従って垂れる重たい乳房が、ぴんと上を向いたおちんちんの上でふるりと揺れます。
「それに……私は案外、嫌いではないのです。殿方とこうして、ねっとりとまぐわう事が」
体を下ろし、両手を使って。
むにゅう、と、旦那様のおちんちんを、私のおっぱいで挟み込みました。
「っふ、ぅ……!」
「ふふ。お口や手とは、また違うでしょう? ふかふかですべすべのおっぱいで、隙間なくみっちりと包み込まれるのは」
旦那様が、快感に深く息を吸い込みます。私の胸の中で、唾液に濡れたおちんちんが、もうひくひくと震え始めているのを感じます。
「いつの私も、これは大変、人気を博していたようですから……パイズリ。旦那様もお好きでしょう?」
そう囁いて、私は両手を使って、ゆっくりと乳房を上に持ち上げます。
乳房からペニスを引き抜き、再びゆっくりとした挙動で、下ろしていく。唾液と乳肉のこすれるにゅるにゅるという音がして、旦那様が快楽の電流に身体を痺れさせます。
「はぁ……はぁぁ……!」
「こうして、ゆっくり、上下に動かしていきます……みっちり閉じたおっぱいの中を、にゅくにゅくとかき分けていく心地よさを、思う存分堪能してくださいね」
エーギルの体温は他の種族よりも低いので、胸の間に沈む旦那様のペニスの熱をハッキリと感じる事ができます。旦那様が身悶える様を愉しみながら、私は胸を動かします。ゆっくり、上に、下に、繰り返し、繰り返し。おちんちんが、おっぱいをにゅぷにゅぷかき分けて、みっちり包まれて、快感にびくびく震えます。にゅぷにゅぷ。たぷたぷ。時々ぎゅぅぅっと抱きしめて。おっぱいをかき分けて、おっぱいに包み込まれて。かき分けて、包まれて、かき分けて。おっぱいに蕩かされていきます。
おっぱいを旦那様の腰に乗せると、亀頭の口が谷間からひょっこりと覗きます。
真っ赤に熱くなって、快感にひくひくと震える亀頭はとてもかわいらしくて。私は胸を小刻みに振るわせて、緩い刺激でおちんちん全部を刺激します。
「ふふ。旦那様のおちんちん、熱くて、おっぱいが火傷してしまいそう」
「はぁ……あ、だ、だめ、それ、小刻みに揺すられるの、ちんぽに来る……!」
「もっと、力を抜いた方が気持ちいいですよ……こうして、両側からぎゅっと挟み込んで……左右交互に、くにくに、と」
「ん、は、はぁぁ……!」
両拳でおっぱいを挟み込んで、互い違いに上下運動。つきたてのお餅のように柔らかなおっぱいが激しく動いて、間に挟んだ旦那様の怒張を揉みくちゃにしてしまいます。
「あ、あ、あ、あぁ……ヤバ、これ、すぐに……!」
「ふふ。胸越しに感じますよ……旦那様の、熱くて濃い、真っ白な雄汁がこみ上げてくるのが」
唾液の泡立つにちゅにちゅという水音が部屋中に木霊します。旦那様の身体がびくびくと震え、精液が一気にぐらぐらと煮え立ってきます。
交互に揉みくちゃに。にちゅにちゅ、にちゅにちゅ、にちゅにちゅ――そうして射精を堪えられなくなる寸前に、私はぱっと動きを止めました。
旦那様が、糸が切れたみたいに、ベッドに倒れ伏します。破裂寸前のおちんちんが、私の胸の谷間ににゅっぷり包まれたままびくびくと震えています。
「っはぁ! はぁー、はぁー……!」
「ふふ。殿方は皆、大きな胸がお好きですよね……何度も何度も行ってきた事なので、私は殿方の射精のタイミングも、すっかり覚えてしまっているようです」
旦那様の亀頭からは、半透明のカウパーが溢れ出て、おっぱいを雄の匂いで汚していました。
私は口を近づけて亀頭を咥え、カウパーをちゅるると啜って、再びパイズリを始めました。
「今度は少し、締め付けを緩めて……優しく上下に、扱いていきます」
「っくふ、ふぅ、ふぅーー……」
「このぐらいの強さがいいでしょう? ふわふわのおっぱいに緩く締め付けられて、とても気持ちいいのに、中々イけない。もどかしいけれど、腰が溶けそうに気持ちいい……どうぞ力を抜いて、ゆっくり浸ってください」
旦那様にそう促して、私は胸を上下に動かします。
たぱ、たぱ。旦那様の腰に乳房が当たり、淫らな水音が奏でられます。
射精欲を堪えてきゅっと歯を食いしばりながら、旦那様が私に尋ねました。
「っ……こうやって、沢山の人に奉仕してきたのかい?」
「ええ。数え切れないほどの殿方が、私を抱き締め、貪り……私の胸の中でも、果てていかれました。沢山のおちんちんが、私のお口や、谷間や、子宮に、ぴゅるぴゅると熱い子種を吐き出していきました」
流れるように、物語を綴るように、私はそう語ります。
旦那様の唇にぐっと力が籠もるのが分かりました。私は余命も僅かな彼の心に、一人の男性としての、嫉妬の炎が宿った事を見て取ります。
その嫉妬の火に薪をくべるように、私はふっと微笑みます。
「私にとっても、嬉しい事なのですよ……若返りを繰り返し、その度に記憶を忘却する私にとって……刹那的で獰猛なセックスの快楽は、時に魂に刻まれるほど強烈で……諦念に満ちた私の心を、激しく呼び起こしてくれますから」
たぱ、たぱ、たぽん、たぽん。淫らな水音を奏でて、おちんちんを優しく刺激する。腰の抜けるようなパイズリで、旦那様を弄ぶ。
「ええ……好きなのです。誰かに求められる事が。私の大きな胸に顔を埋め、ねっとりと舌を絡ませ、愛情を注がれる事が。誰かに……自分が雌なのだと、教え込まれる事が」
「っ――!」
私は微笑みました。旦那さまの、快感に喘ぐ顔が、ぐっと歯を食いしばります。
たぱ、たぽ、にゅく、にゅく。柔くゆるやかなパイズリが、旦那様のおちんちんを、腰を、とろとろに蕩かしていく。それと相反するように、旦那様の心の中に、雄としての嫉妬と欲望の炎がむらむらと滾っていく。
みっちりと包み込まれた胸の中のペニスの震えで、射精がすぐそこに迫っているのを悟ります。
旦那様は、両手を使い、苦心して上体を持ち上げました。
興奮に爛々と輝く瞳が、ペニスを胸にきゅっと沈ませる私を一心に見つめています。
「ウィスパーレイン……」
「はい……いかがしましたか、旦那様」
「キスしたい……キスしたまま、君の胸に射精したい」
初めての、旦那様からの懇願。快楽にパチパチと火花の弾ける頭から溢れ出た、純粋な欲望。
私は静かに頷き、おちんちんを胸に沈ませたまま、身を持ち上げました。旦那様の顔が、これまでで一番近い、息のかかるほどの距離に近づきます。
今すぐにも爆発してしまいそうな、切なげでいじらしい表情を浮かべて、旦那様は尋ねました。
「……これも、初めてじゃないのだろうな」
「ふふ……ええ、もちろん」
旦那様の嫉妬を更に滾らせるように、私は頷きます。
他の男の存在を意識して滾る、煮え立つような嫉妬の炎は、全てを飲み込む射精の瞬間に、極上の快楽へと変貌するのです。
だから私は、口を開けて、熱く濡れそぼった舌をちろりと差し出し、旦那様に言いました。
「初めてな筈がありません……殿方は皆、ふわふわのおっぱいにおちんちんを揉みしだかれながら、いやらしく舌を絡ませ合うのが、大好きなのですから」
「っ……」
ごくりと息を飲んで、旦那様は口を近づけ、舌を差しだします。
求められるままに、私は旦那様の舌を吸いました。
「ふむ、くちゅ……える、えぅ、ぷ……ちゅる、るぅ……」
まるで、それがこの世で最も美味なものであるかのように。
さながら、そこに本物の愛があるかのように。
私は旦那様と、敏感な舌を絡ませ、唾液を交わらせます。
みっちり締め付ける胸の中で、おちんちんがびくびくと痙攣を始めました。私は駄目押しに、両側からぎゅっと押さえつけ、激しく上下に。マシュマロのように柔らかな乳肉全部を使って、射精寸前の敏感極まるペニスを搾り上げます。
「ん、ちゅう……ぷ、く……るぅ、える、えるぅ……」
「っふぅ……ふぅー……ふぅー……!」
限界間際を迎え、旦那様の息が浅く、荒くなります。私はそのけだもののような呼吸も、唇を重ねて吸い取ってしまいます。
ちゅく、ちゅる、という水音。たぱたぱ、にちゅにちゅというパイズリの淫靡な音。それらを思い切り絡ませて、私は旦那様を、射精のその時まで導きます。
「ちゅ、ちゅる、るぅるぅ、ちゅく、ちぅぅぅ……!」
「っぷ、ぁ……ウィスパーレイン……僕、もうっ……!」
「ええ、ちゅるる……いいですよ。腰の砕けて、身体を快楽に痺れさせたまま……私の温かな谷間に、ぴゅるるっと、吐き出してください」
舌を啜り、ペニスを挟み、しごきあげて。
おちんちんのビクビクが止まらなくなります。
かぁっと旦那さまの頭に血が登っていきます。
精巣がぐらぐらと煮え立ち、マグマが登ってきます。
旦那様の視界が真っ白に染まって。「気持ちいい」以外考えられなくなって。
射精欲が昂ぶって。昂ぶって。昂ぶって。昂ぶって。
精液がこみ上げて。こみ上げて。こみ上げて。こみ上げて。こみ上げて。こみ上げて。こみ上げて。
――そうして、吹きこぼれるように。
「っあ、ウィスパーレい……イく、イ……ぁ、はぁぁぁぁぁ――!」
旦那様は射精しました。
私に口を塞がれたまま、柔らかな胸の中に、熱い精液が溢れ出てきます。
ぴゅく、ぴゅく、ぴゅるる……。快感に痺れた、お漏らしのような大量の射精が、私の谷間をじっとりと濡らします。
そうして旦那様は、私と深く舌を絡ませたまま、溶けるような射精の快感に、長い間浸るのでした。
他の殿方と同様に。
これまで辿ってきた私の、淫猥に満ちた日々の一幕と何ら変わらないように。
胸の中にぴゅーぴゅーと吹き出す、旦那様のとろけるような射精も、私の記録した姦淫の中では、ほんの一頁、冒頭の一節に過ぎないのです。
時には私は、自ら男に近づき、取り入る事さえしました。殿方の欲望は止めどなく、女というだけで宝物のように重用されます。
私は時に食い扶持を確保するために、時に移動手段を得るために、数多くの男に股を開いてきました。
たとえば一年と半年前。
私は、荒野を移動する源石車輌に揺られていました。
それは二人の天災トランスポーターと、二十人規模の実働スタッフからなる、男所帯の傭兵集団でした。彼等は天災を避けながら各地を点々とし、必要な場所に労働力を提供して稼ぎを得ていました。
不要な略奪・蹂躙を行わないというルールを課しており、そのルールを尊守するお陰で町の警備としての役目まで得られるような、一定の信頼を持つ傭兵集団です。
彼等に拾われた私は、慰安医師として、彼等の車輌に相乗りをさせて頂いていました。
天災から逃れ、仕事を求め、彼等は荒野を点々とします。火が暮れたらトラックと簡易テントで即席のキャンプを敷き、寄り合って眠ります。
そのトラックの一つ、医療用の簡易なベッドと仕切り戸の付けられた輸送車両の後部スペースが、私との逢瀬の場となっていました。
「っあ、あんっ……っふ、んん、ひぅ」
「ああ、もっと鳴いてくれ先生。ほら、ほらッ!」
夜も更けた薄暗いトラックの中に、腰を打ち付けるぱん、ぱんという音が響きます。頭上にあるささやかな蛍光灯が、振動を感じてゆらゆらと揺れます。
私は一糸纏わぬ姿になって、壁に手を着いて四つん這いになり、傭兵団のトランスポーターを務める彼のペニスを、膣で受け止めていました。
トランスポーターの彼は、必死ながらも慣れた腰つきで私の膣を、貪るように掻き回します。腰を激しく前後に揺するストロークの度に、深く反りのある固いペニスが私の膣壁を引っ掻き、敏感な柔肉をぞりぞりと引っ掻いていきます。
「っは、はぁ……っい、はん……!」
「もっと聞かせてくれ。っく……へへ。ウィスパーレイン先生の声、ちんぽにすっげえキクからさ」
ぞくぞくと背筋を駆け抜ける刺激。狭く、敏感な膣を押し広げながらペニスで蹂躙される快感は、我慢を許さず、私に嬌声を漏れさせます。若いトランスポーターの彼は、それでますます機嫌を良くし、腰の動きを激しくさせます。
衣服はとうの昔に脱ぎ捨てられ、トラックの床に放り投げられています。抑えを無くした私の、大きくだらしない胸は、ペニスの抽送に併せてふるふると激しく暴れています。
背中越しに私の胸を貪るように鷲掴み、トランスポーターの彼は、ぎゅっと私を抱き締めました。奥まで突き込んだペニスが、ぐりぐりと私の膣の奥に押し当てられ、子宮の口とキスすることをねだってきます。
「ああ。本当に最高だよ、先生。先生がこの団に入ってくれてからが、俺の人生で一番幸せだ」
「あ、ぁ……だ、め、だめ、です……奥を、ぐりぐりしては……ぁ、ひぃ」
「ダメな事ないだろ。こうすると……ほら、後から後から愛液が吹き出してくるくせに。っく……こんなデカい胸も、まんこも、好きにしていいなんて。夢でも見てるみたいだよっ」
うっとりと夢見心地に陶酔して、トランスポーターの彼は私の柔肌を掻き抱き、そそり立ったペニスで私の膣奥を貪ります。
張り詰めた亀頭でごりごりと膣壁を押される度に、私のきゅっと閉じた唇からは、我慢しきれなかった甲高い嬌声が溢れる。その嬌声がますます、彼の興奮を昂ぶらせていきます。
遮光布で仕切ったトラックの外から、ガヤガヤと賑やかな声が近づいてきました。
歓楽街の屋台を覗き込むような軽い調子で遮光布が捲られ、男の赤らんだ顔が覗き込むと、既に深くまぐわう私達を見て破顔しました。
「オイオイ、まーたお前が一番乗りかよ。相変わらず節操ねえなぁ」
「っうるさい。っく……せっかく、二人で気持ちよくなっていた所なのに。ねえ、先生ッ」
「あ、ん、んんっ……!」
「恋人プレイをやりたい気持ちは分かるけどよ。一人占めは良くねえや」
ほろ酔いの男性はそう言って、無遠慮にトラックの中に入ってきます。その後からも一人、また一人。いずれも全裸の私を無遠慮に眺め回し、興奮に目を細めて笑みを浮かべています。気が早い人はもうズボンを下ろし、勃起しかかっているペニスを露出させています。
男の人の性欲は凄まじく、また止めどないものです。二十数人の傭兵団に紛れ込んだ私は、誰か一人の者になど収まる筈がありません。
前の夜とも、その前の夜とも同じように。私は殿方に代わる代わる犯され、腰の砕けるまで責め立てられるのです。
想像しただけで、膣がきゅうっと切なくなり、愛液をとろとろと溢れ出させます。
その濡れそぼった膣の中を、トランスポーターの彼の逞しいペニスが、力一杯に貫きました。
「はぁ、あんっ! んんんっ!」
「余所見なんてしないで、先生! いま先生は、俺とセックスしてるんだから――ちゃんと、俺のちんぽだけ、感じてくださいッ」
嫉妬と苛立ちを籠めた、若い雄の情欲を剥き出しにした激しい抽送。私のおまんこは、それを悦びとして享受します。
何度も何度も繰り返してきたセックスによって、私の膣はすっかり、殿方の悦ばせ方を心得ていました。
愛液に濡れそぼった柔肉は、膣肉を押し広げてやってくる彼のペニスに対し、熱くとろとろの肉ヒダをねぶるように押し付けます。ぱちゅんと腰を打ち付けられ、根元までぱっくりと咥え込んだペニスに対し、膣全体が生き物のようにうねって、じゅるじゅると啜り上げます。
膣全体で、おねだりします。精液をください。私の一番奥、とろとろにほぐれてうねる蜜いっぱいの壷に、貴方の雄汁を吐き出してくださいと。
「ぁ、あ、はひ、ひんっ、あ、だめ、イく、イ……クぅぅ……っ」
「先生、先生! っく、ううううっ……!」
一際強く胸を掴みながら、彼は腰を深く押し付け、私の最奥に熱く滾った精液を思い切り吐き出しました。
火傷するように熱いザーメンをおまんこに流し込まれ、その脳まで届くような快感に、私も絶頂を迎えます。
びくん、びくん。びくん。びくん。どく、どぷ。びゅぅぅ――痙攣する膣が射精の脈動を応援するようにうねり、互いの最も敏感な粘膜を溶け合わせるような快楽の波に浸ります。
「ん、ふ、ふぅぅ……え、あっ」
しかし、絶頂の余韻にうっとりと陶酔するのも束の間の事です。
私の肩に手を置かれて、私は身体を引かれます。イって痙攣する膣からあっけなく彼のペニスが引き抜かれます。
中年の傭兵の男性が、私をベッドに座らせました。そのまま彼はズボンを引き下ろし、太く大きなペニスをぬぅっと私の前に突き出します。
思わず短い悲鳴を漏らしてしまう程の、濃縮された雄の匂いが私の鼻腔を貫きました。注ぎ込まれたばかりの精液に感じ入る私の膣が、まだ足りないとばかりにきゅんと疼きます。
「見せつけてくれちゃって。もう辛抱たまらなくなっちまったぜ――そのデカい胸でよろしく頼むよ、先生」
「……はい……喜んで、胸でご奉仕させていただきます……え、るぅー……」
私は望まれるままに、胸に唾液を垂らし、ぬとぬとになった谷間に、彼のペニスを迎え入れます。
ぬち、と音を立てて胸を閉じて、やわやわのお肉でペニスを包み込むと、男性はほぅと歓喜の吐息を漏らします。
「おほ……やっぱり先生のパイズリは極上だ……谷間が深くて、すぐに射精したくなっちます」
「喜んで頂けるなら、嬉しいです……いつでも、好きなように射精して貰っていいのですよ」
「何を言う。まだ他の奴に汚されてない一番目の胸だ。たっぷり堪能させてもらわなきゃ」
そう言って男性は両手を使って私の胸を両側から挟み込み、しっかり抑え込んだ谷間に腰を打ち付けます。
セックスのような腰使いで、おちんちんが谷間に出て、入ってを繰り返します。柔らかな胸に腰を打ち付けられて、たぽ、たぽという、まったりとしたいやらしい音が響きます。
堪えかねた男性が二人、私の両側を挟み込むように近づいて、私の口元にぴんと上を向いたペニスを見せつけました。
「待ってられねえ。先生、こっちも頼む」
「俺も。もう今すぐにも先生に射精してえよ」
「っん……ええ。でしたらお二人には、手と、お口で……」
鼻先に突きつけられたペニスの匂いに酔いしれそうになりながら、私はかんかんに熱くなったペニスを握り、亀頭に口を吸い付けます。
「ん、ちゅ……じゅる、じゅぅぅ……かぷ、ぷく、ぷぢゅっ」
「く、ふぅ……ほんっと、先生って、美味そうにちんぽを啜るよな。っく……こんな綺麗な顔してるのに、下品な音立ててむしゃぶりついてくるの。頭がおかしくなるくらいエロいぜ」
「ちゅず、じゅるぅ……っぷ。私は、皆様に求めてもらえるのが、とても嬉しいですから。殿方にお悦び頂けるなら、この胸も、口も、おまんこも、お好きなように……はぷ、える、るぅるぅ、るぅぅ……」
「っヤバ、それ……先っぽ舐めながらの手コキ、精液こみ上げてくる……っ!」
私は左右から突き出されたペニスを優しくしごき上げながら、代わる代わる裏筋を舐め、亀頭を舌で舐め回して唾液でべとべとにし、咥え込んで口全体で包み込みます。胸を貫くパイズリの動きはますます激しく、たぱたぱという肉の打ち付ける音を奏でます。
胸をペニスで乱暴に弄られる刺激に私の興奮もボルテージを高められ、私はますます、貪るようにペニスに吸いつきます。
「っく、ヤバい。最高すぎて我慢できない……射精る。ウィスパーレイン先生の胸の奥に、全部ぶちまけるぞ……!」
「んっぷ、じゅる――ずず、ずじゅぅ~~……!」
「くぅぅ……そのフェラ顔、下品すぎ。こんなの我慢できるわけ……っあ、あああっ」
「先生ちょ、ストップっ、そんな激しい手つきされるとイっちゃ――はうぅっ」
一人は思う存分に胸を鷲掴み、腰を叩き付け。
一人はペニスにぐっぽりと唇を吸い付けた私の顔に理性を叩き壊されて。
一人は私の激しい手淫に情けない声を上げて。
三本のペニスから一斉に濃厚なザーメンが溢れ出て、私の顔と胸を真っ白に汚しました。
「っん……ふぅ、んん……っ」
びく、びくと痙攣するペニスを応援するように手を上下に動かしながら、私はうっとりと目を閉じて、温かなザーメンの雨を受け容れます。
むわっとして粘っこい、鼻腔に貼り付くような、濃密極まる雄の匂い。それに顔中べっとりと覆われて、私は凍えるような恍惚にぞくぞくと全身を震わせます。
剥き出しのフェロモンを溢れさせるセックスの香りは、トラック全部に充満します。順番待ちをしている他の殿方の性欲も昂ぶらせ、誰もが私に――ザーメンで全身をどろどろにさせた全裸の私に目を向けます。犯したい、汚したい、射精したい、よがり狂わせたい、そんな欲望を少しも隠さずに。
そんな彼等の人混みを、かき分ける人影がありました。
「何だぁ、お前等。ずいぶんダラダラとじゃれついてるじゃないか」
ぬっと人混みに割り込んで入ってきたのは、傭兵団のリーダーを務める男性でした。頭頂部には円錐形をした一本の角。体格に恵まれるオニ属の例に漏れず、隆とした筋肉は鎧のように大きく固く、体格は他の方よりも二回りも巨大です。
普段は人情に厚く、交渉にも長け、傭兵団の皆からも慕われている方です。病弱な私の事も気に懸けてくれる気配りに満ちた方でした。しかし今夜トラックに現れた彼は、漂うフェロモンに当てられたように、けだものと表現するべき興奮を全身に漲らせていました。頬は赤く、珍しく深酒をしている事が見て取れます。
思わず一歩下がる傭兵団の皆様を尻目に、赤ら顔のリーダーは、精液を浴びて陶酔する私の前に立ち、私の両肩を掴んで立たせました。
「っ……!?」
余韻にふわふわと浮ついていた私の意識は、冷や水を浴びたように引き戻されます。
それは目の前のリーダーの、起立しても肩に届かない程に大きな筋骨隆々の肉体に本能的な畏怖を覚えたのもありますが――何よりも彼の、焼けた鉄のように固く巨大な逸物が、私のお腹を押し上げたせいでした。
思わず呼吸が止まります。見下ろしたリーダーの怒張は――まさしく怒張と呼ぶべきペニスは――私の二の腕と比べるほど太く、びきびきと血管を浮き上がらせています。固く固く張り詰め、私を犯したいという獰猛な情欲に滾っていました。
何人ものペニスを受け容れ、それを体験として刻みつけた私が、思わず恐怖を抱くほどの怒張。その火傷しそうな亀頭におへそを押されるだけで、じゅわっと子宮から愛液が溢れ出てきます。
吐き出した声が、わけもなく上擦りました。
「ぁ……待、待って、ください、リーダー。こんなに、大きなものは、私……」
「しょうがねえ。俺がお前等に、セックスのなんたるかって奴を教えてやるよ」
戦慄に固まる私の様子をまるで意にも止めず。リーダーは私の股間、愛液にじゅくじゅくと濡れた陰唇に亀頭をあてがいます。
懇願する暇すらありません。
リーダーは、一息に私のヴァキナを突き刺しました。
「ほ――ぉ!?」
一瞬、私は気絶したのだと思います。何が起きたか分からず、ばちんと火花が散って回線が飛んだように、意識が真っ白になります。
その後から理解する――膣肉を乱暴に押し広げられる感覚。張り詰めた剛竿に敏感な肉ヒダをぞるぞると擦られる感覚。膣壁を押し上げて子宮を直接叩く、強烈極まる感覚。
後から怒濤のように押し寄せた快感の渦に、私は呼吸もできないままにイきました。ばちん、ばちんと視界に火花を散らせて。真っ白な頭のまま、思考の一切を吹き飛ばして。
「っふ、ひ――か、かひっ――」
「いいかぁ? 本当の男のセックスってのは、こうやって、女を完全にトばすもんなんだよっ」
真っ白に染まった私の意識は、リーダーが力強く腰を抽送した、猛烈な快感によって強引に引き戻されました。
受け容れるので精一杯だったペニスが引き抜かれ、高いカリ首が、広げられていた肉ヒダをぞりぞりと削っていきます。
「ひい゛っ――んふ、ふう゛ぅぅっ!?」
全身をぞくぞくぞくぞくっと駆け巡る快感の電流。足がガクガクと震え、愛液がお漏らしのように吹きこぼれて床にぱたたっと水滴を落とします。
リーダーはその丸太のように太い腕で私を抱き締め、刺し貫くように腰を前に突き出しました。ごりゅっと音を立てて膣奥の壁が抉られ、一瞬足が浮き上がります。
「ほお゛っ――は、ああ゛ぁぁ、ん゛っ! っくひ、ひきゅううっ」
「っはは、どうだウィスパーレイン先生。俺のちんぽはたまらないだろう! どんな男より! 強靱で! 奥まで届くからなぁ!」
「だ、あ――はんっ、だ、だめ、だめですっ。止まって、止め――っふう゛ぅぅぅん!?」
私の嘆願は、喉奥からこみ上げる嬌声に塗り潰されます。太い腕にがっしりと拘束され、身動きすら取れない私の膣に、とてつもなく太く固いペニスが叩き付けられます。
鍛え抜かれた筋肉と、持て余した雄の情欲全てを乗せたような、凄まじいストロークでした。興奮に漏らしっぱなしだった愛液と先ほど出された精液を潤滑油にして、狭い蜜壷を無理矢理に押し広げて侵入して、敏感な肉ヒダ全部に強烈な刺激を送り込まれます。固く張り詰めた亀頭でごつ、ごつと子宮を叩かれるのは、脳まで響いて目眩を起こすほどの強烈な快感でした。
マトモな思考は一瞬でできなくなります。内臓を押される圧迫感に、それ以上の猛烈な快感が雪崩のように押し寄せて、意識がぐちゃぐちゃに掻き混ぜられます。
「ま、待ってくださひ、い゛んんっ――おちんちん、おおき、すぎへえ゛っ――おまんこが壊れ゛っ、て、こわれでしまいま゛す――っひゅううっ」
「はは、蛇口を捻ったみたいにまんこから汁が吹き出ているぞ。先生、さっきから潮を吹きっぱなしなんじゃないか? 口ではそう言っても、身体は喜んでいるようだな。俺も嬉しいぞ」
「ちがっ――お゛っ――知らな、い。わたしの、知らない所押されへえ゛――にゃ、な、にも゛、考えられな――」
「ああ、余計な考えなど捨ててしまおう。先生の獣のような喘ぎ声を、皆に聞かせてやろうじゃないか!」
リーダーはそう言って体位を変え、私を壁に手を付けさせました。背後から覆い被さるようにして私を抱きすくめ、その固く張り詰めた巨根が、ずぷずぷと膣をかき分けて侵入し、蜜壷をみっちりと埋めつくします。
それは後背位と呼ぶべき体位なのでしょう。ですが、先ほどのトランスポーターの彼と行った逢瀬とは比べる事もできません。筋肉の塊のような怒張に腹を貫かれ、私は浮かした腰を下げる事ができません。
内蔵を貫かれる途轍もない快感。つま先で辛うじて地面に付いた足が、生まれたての子鹿のように震えています。ぷしっと音がして愛液が吹き出し、トラックの床に小さな水たまりを作っていました。
ペニスをぐっぽりと咥えさせられているだけで、何度でも絶頂できてしまいそうでした。そんな息も絶え絶えの私の腰をがっしりと掴んで、リーダーは思い切りペニスを引き抜き、ばちゅんと音を立てて叩き付けます。
「ひゅぅぅぅぅっ! あ、んあ゛っ、ふう゛ううううん!」
「っはは、先生もそんな大きな声を出せるんだなぁ。いいぞ! もっと、壊れてくれよ!」
喉の奥から振り絞るような私の嬌声に、リーダーはますます情欲を高め、激しく抽送を繰り返します。
抜いて、挿して。繰り返して。ばちゅん、ばちゅんと肉を打ち付ける激しい音を、私のあられもない喘ぎ声と共にトラックに響かせます。
「い゛、いぐ、イきます、またイきまひゅ゛、ひ、イグ、イ、く――ん゛んぅぅ!」
「っん……さすが先生だ。俺のちんぽが根元まで咥え込まれたのは初めてだよ……温かくて、じゅるじゅるとうねって、凄く気持ちがいいぞ……!」
「っや、やら、ふあ゛……とま、へ、とまっへ、くださ……イきっぱなしで。イクの、止められな゛っ――!」
「止めるものか。いいかお前等もよく見てろよ! 男が、女を完膚無きまでに屈服させてこそ、セックスというものなんだ!」
視界にはぱちぱちと星が瞬き、肺が酸素を求めて喘いでいます。私は一つ腰を打ち付けられる度に絶頂し、恥も外聞もない甲高い嬌声を張り上げます。ペニスを突き込まれる度に私の身体は跳ね、だらしのない大きな胸がばるんばるんと激しく踊ります。
「ん゛ひ、あ゛、はぁう゛、ひほ、ふっ、はぁ、ほお゛ぉ――~~~~~っ!」
それは、けだもののようなセックスでした。周りで見守っていた殿方達が、淫らによがり狂う私の姿と、全身から迸る性の匂いに当てられて、自分の順番すら待ちきれずにペニスをしごき始めます。
殿方の視線にも食い物にされながら、私は屈強なペニスに理性を徹底的に叩き壊され、貪られます。
リーダーは私を引き倒し、医療トラックの簡易ベッドに押し倒しました。俯せになった私の上から覆い被さり、巨体で一切の身動きができないように羽交い締めにして、突き出させたお尻にペニスを思い切り突き刺します。
「ふひ、い゛ッ~~~~~~ッ!」
「っく、うぅ……すげえ、締まる――! イキっぱなしだな先生。こっから先は、イッたまま絶対に帰してやらねえからな!」
射精を堪えた歯噛みをして、リーダーはずこずこと、これまでよりも一層激しい、叩き付けるような抽送で私の膣内を貪ります。
まるで駄獣かそれに準ずる、家畜の交尾のよう。
雄の欲望を強引に押し付け、必ず種付けさせてやると心に決めたような猛烈な勢いで、ばちゅばちゅと私のヴァキナに腰を叩き付けます。
「っん゛ふ、ふあ、あ、あ、あ、あ゛ん。あ゛ーー、あ゛ぁぁ~~~~っ!」
巨体に羽交い締めにされ、逃げることも許されず、一方的に快楽を叩き込まれる。呼吸すら許さないほどのハイペースで、子宮を潰されるような強烈なストロークをばちゅばちゅばちゅばちゅと繰り返されます。おまんこを犯されます。ばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅと際限なく犯されます。
「っひ、ひい゛――お゛ん、っほ、おお゛――っは、かひ――っんんんん、ふう゛ううう、う゛ううう~~――!」
頭はショートしたように火花を瞬かせ、酸素不足で焼け付くようです。自分でも信じられない、豚のような声が私の喉から漏れ出てきます。ヴァキナからとめどなく潮が吹きだし、ベッドはもうぐしゃぐしゃです。
このまま死んでしまうのではないかと思いました。身体がバラバラに砕けてしまうのではと恐ろしくなるほどの快楽でした。
けれど――ああ、けれど。
苦しくて死にそうなほどの快楽の渦に飲み込まれて。
私は、確かに興奮していたのです。
「っく――先生ッ! 先生、先生!」
私に覆い被さり羽交い締めにするリーダーからは、獰猛な雄の情愛を感じました。
徹底的に堕としたい。他の男など目に入らなくなるくらい、私を壊してしまいたい。私を独り占めしたい。そういう、ひたむきな情愛が、ペニスと一緒に私に叩き付けられます。
それはまさしく、私が性交に求めるものの一つ。
魂に刻みつけられる程の強烈な感情の奔流です。
その奔流に飲まれ、私は確かにその時、極上の絶頂を感じていたのです。
壊されそうに犯されながら、私のおまんこは止めどなく愛液を吐き出します。一杯に広げられながらも、膣肉は泥鰌の群れのように蠢いてペニスに絡みつき、もっと奥へ来てと誘っています。
何度も強烈なノックを受けて開きっぱなしになった子宮が、亀頭にちゅうちゅうと吸い付いていました。
「ふ、う゛、う゛ん、ん゛ふ――っは、お゛、お゛お、お゛~~~……!」
「ッ先生! 出すぞ! 他の奴の精液全部押し出して――俺のザーメンで! 先生の子宮を全部埋めてやるからな!」
リーダーのストロークが最高潮に達します。オニ属の隆々とした肉体全部を膣を犯す事に捧げます。熱く滾ったペニスがぐっと膨れあがるのは、比喩でもなく噴火の予兆のようでした。
射精を予感した私のお尻は、羽交い締めにされた格好のまま、かくかくと動いておねだりします。
私の雌に染まった肉体は、愛液をぴゅうっと吹き出して滑りを良くし、膣をじゅるじゅると締め上げて絡みつき、子宮口をちゅうっと吸いつかせるキスをします。おまんこ全部でペニスを抱き締め、下品におねだりをします。
もっと突いて。もっと責めて。犯して。犯して。射精して。射精して。射精して。射精してください。ぐらぐらと煮え立つような濃い白濁液をください。私のきゅんきゅん鳴動する子宮の一番奥にぶちまけてください。意識が吹き飛ぶほどの絶頂と共に、私を真っ白に埋めつくしてくださいと。
徹底的に雌として蕩けきった私の愛願に、リーダーは私の望む通り、ありったけの雄汁で応えてれました。
「っく、先生――イく、イくぞ! っぐ、うううううう!」
獣のような唸り声を上げて。リーダーは私を抱き締める腕に万力のように力を籠めます。
どちゅんっ! と、力を振り絞った最後の一突きが、私の子宮を貫きます。
そうして蹂躙した私の、最も秘めたる雌の部分に、火傷するように熱いザーメンが叩き付けられました。
――びゅるる、びゅくっびゅく! どぴゅ、どぷ、どぷ、びゅるるぅぅ――!
「っあひ、い、イ――ほお゛、ほお゛お゛! ほお゛ぉ~~~~~~!」
とてつもなく淫らな声を張り上げて、私はイきました。
最も大事な部分を真っ白に汚され、頭も目の前も真っ白に染めて、私は限界の果てに訪れた、何もかもを快楽で塗り潰すようなとびきりの絶頂に耽溺しました。
二人一緒に絶頂に溺れます。一塊の生き物になったように裸体を密着させて、何度も何度も脈動します。どくん、どくん、どくんというポンプのようなペニスの胎動に身も心も感じ入ります。
トラックに押し寄せていた殿方は皆、その極上の射精を食い入るように見つめていました。
その視線を一身に受けながら、ありったけの精を吐き出したリーダーが、ようやく拘束を解き、ペニスを引き抜きます。
射精の余韻に浸る私の膣は、未だねだるようにペニスに吸いついたままでした。肉ヒダを擦りながらペニスが引き抜かれていき――ぬぽんっと下品な音を立てて引き抜かれた瞬間、支えを失った私の身体はベッドの上に崩れ落ちます。
「っふ、はひ……はぁ、は、ん、ひぃ……」
俯せに身を投げだし、お尻だけを高く突き出したあられもない格好で、私は空イキしていました。ひくひくと震える私のお尻、その奥までのぞけるほど大きく開いた膣穴から、吐き出されたばかりのザーメンと愛液のミックスジュースがどろりと溢れ出てきます。
「……、……………………」
ごくり、と、誰かが息を飲む気配がしました。もしかすると、一人ではなかったかもしれません。
ベッドに裸体を投げだし、全身をじっとりと汗ばませ、大きな胸もお尻も曝け出してとろとろに蕩け、雄汁にドロドロに穢されて湯気立つほどの性の匂いを振りまく私は、男の性を受け止めるために存在する便器のようでしたから。
理性のタガを失い、ゆらゆらと近づいてくる沢山の殿方の視線を浴びながら、私は未だ冷めやらない快楽の海を、ふわふわと漂い続けるのでした。
私はこれまでの情欲に満ちた日々を、包み隠さず旦那様に打ち明けました。
これまでにしなかったプレイはないこと。強烈な性交の快楽は、若返りを繰り返す私の魂に確かな変化を与えた事。男に抱かれ、時に自ら精を搾り取り、そうして旅を続けてきたこと。
私の胸に吸い付き、乳首を味わっていた口を離し、旦那様は呆れるように冷笑しました。
「君の話が全て真実だとしたら――僕は自分の部屋に、猛獣をまんまと呼び込んでしまったという事か。実際のところ、君は最初からそのつもりでいたのか?」
「どうでしょう……期待をしていなかったと言えば嘘になりますが。旦那様の場合は、少し事情がありますから」
「事情……?」
「……いいえ。こちらの話です……っん」
旦那様が私の胸に吸い付き、ぴんと立った乳首を甘噛みされたので、思わず甘い吐息が溢れます。
ベッドの背に凭れさせた旦那様の上に跨がり、私は彼の顔を胸に埋めさせます。他の何十人もがそうしたように、柔肌で顔を撫で、乳首を吸ってもらいながら、ペニスをやさしく撫で回します。旦那様のかちかちに強張って、射精したいという気の早い欲望に竿を熱くさせています。
獣のような情欲ではない、弱い快感で性器をくすぐりあう、恋人が互いを慈しみ合うような愛撫。ふぅ、ふぅというしめやかな吐息が、二人だけの部屋に静かに響きます。
「僕も大概だな。鉱石病に犯され、何もかもを恨んだつもりでいながら……こうして訪れた貴方に縋り付き、まんまと溺れてしまっている」
「……」
「君は僕に憐れみを抱くのだろうか。それとも愚かな生き物だと嘲笑するのだろうか。ウィスパーレインさん……貴方のその深い水底のような目には、僕はどう映っている?」
体表のあちこちに源石を露出させた旦那様は、私の目を見つめてそう言いました。
何もかもを諦めるようでいながら、その奥に子供のような期待を宿す目に見つめられ、私は緩く微笑みを浮かべます。
源石で傷つかないように気を付けながら彼の頬に両手を添え、唇を重ねます。
「ちゅ……私の命は、皆様のそれとは在り様が異なります。幾度となく喪失を繰り返す一方で、決して終わりは訪れない……私には、たったひとつの命が尽きる事への恐怖や、短い生命の中で何かを残したいという情動を、真に理解することはできません」
「ふ……ん……」
「っぷ……ですが私は、感じ入る事ができます。旦那様の、命を終えようとしている自らの運命への嘆き。病に犯され、何も掴めず衰えていく肉体への絶望……それらは、思わず涙が溢れてしまうほどかわいそうで、愛しくて……るぅ、える、ちゅう」
告げた気持ちが嘘でないと教えるように、私は舌を絡ませ、唾液を交わらせます。旦那様はうっとりと目を細め、私からもたらされる快楽に浸っています。
「私は共に嘆き、共に悲嘆し……そうして、幸せに思うのです。私の柔くなめらかな身体が、その絶望の、ほんのわずかの鎮痛剤となることを」
そう言って私は、旦那様の唇から口を離して立ち上がりました。ベッドの上に立った私の腰は、ちょうど旦那様の頭の高さにあります。
「……えい」
それは、少し恥ずかしい行いではありましたが。
私は自分のスカートをたくし上げ、旦那様の頭の上に被せました。
「……っ」
スカートの中で、旦那様が息を飲む気配がします。剥き出しのペニスが、触れてもいないのにぴくんと震えます。
旦那様の目の前には、私のスカートの中の下半身がありありと見えているでしょう――愛液にしっとりと濡れそぼり、ショーツを濡らした私の秘所が。スカートの中には私のヴァキナから溢れた、むせ返るほど濃い雌のフェロモンが充満しているはずです。
目を剥いて凍り付いているだろう旦那様の目の前で、私は静かに、ショーツを下ろしました。つつ、とショーツに透明な糸を引き、涎を垂らした陰唇も、ほんのり浮いた髪と同じ淡い色の陰毛も、期待するようにぷっくりと膨らんだクリトリスも、余すところなく露わにします。
そうして私は、隠すもののなくなった私の女陰に指を添えて――
「……ご覧になってください、旦那様」
旦那様の目の前に、くぱ、と開きました。
膣口に指を挿し入れ、敏感な肉ヒダに自ら指を引っかけて、小さく狭い穴を広げます。旦那様に、ハッキリと見て貰うために。
「見えますか? 私の、っん……温かくねっとりとした膣の、愛液で濡れそぼった、みっちり詰まった肉ヒダの奥が、はぁ……ぴっちりと閉じているのが」
「っ……!」
「ええ、そうです……私の、処女膜です」
くち、という水音が私にも聞こえます。女の最奥を覗かれる興奮に、新たな愛液が伝って私の指を温かく濡らします。
物欲しげにひくつく肉ヒダを余すところなく見せびらかして、私はゆっくりスカートを下ろします。
そうして露わになった旦那様の顔は――ああ、まさしく、生命溢れる獣のよう。
餓えるように息を荒げ、怒張を硬く硬くそそり立たせて。ループスの耳をぴくぴくと跳ねさせて。度を超えた興奮にきゅっと窄んだ肉食獣のような目が、私を見つめています。
「ふぅ、ふっ、ふぅ……」
「何十回目かの私の処女。幾回も若返りを繰り返した私の、貴方だけの初めてを――どうぞ、存分にお楽しみください」
ベッドに擲たれていた旦那様の手が、きゅっとシーツをキツく握り込みます。
私は瀟洒に微笑み、硬くぴんと立ったペニスの、ゆで卵のようにつるつると張り詰めた亀頭に、くちっと陰唇を当てがいます。
待ち侘びたように私の膣が震えて亀頭に吸い付き、その刺激に、旦那様が目を瞑って快感を堪えます。
お互いの興奮はとてつもなく昂ぶって。身体はもうとっくの昔に準備万端で。
先端を咥え込まれただけで、射精してしまいそう。容赦なく搾り取って、射精させてしまいそう。
そんな中、私はとびきり優雅に、慎ましやかに。
ゆるやかに腰を落とし、旦那様のペニスを――此度の私の初めて迎える殿方を――迎え入れます。
にゅぷ、と肉ヒダのかき分けられる感覚。互いの濡れそぼって熱い、敏感な粘膜同士が擦り合わさって、ぞくぞくとした快感が背筋を駆け上ります。
「っふ、ぅぅ……!」
「っは……はぁ、はああぁ……!」
互いの陶酔の吐息を絡ませて。私はゆっくり腰を落とします。
にゅぷにゅぷ、狭い膣をかき分けて。かき分けて。
かたいペニスを、温かくとろとろの柔肉で、ゆっくり、ゆっくり、飲み込んで。
とろとろの蜜壷の奥で、亀頭が堰き止められます。きゅっと唇を閉じるような、柔らかな閉塞。処女の、初めての抵抗感。
その無垢なる神聖さを存分に味わい、味わわせて。
私は一息に腰を沈めます。
「っく、うう……っ」
「あ、は――っく、んんんっ!」
ぷちんっ。という、焼け付くような痛み。
最後の抵抗感と痛みを乗り越えて、私のおまんこは、旦那様のペニスを全部飲み込んでしまいました。
愛液で溢れた、温かな蜜壷の中で、肉棒が歓喜に打ち震えるように震えています。
「っん、ふ……ふぅぅぅぅぅぅぅ……ふぅぅぅぅぅぅ……」
吐息が震えます。ぞくぞくぞくぞくっという刺激が私の脳髄を痺れさせます。
敏感な皮膚を剥がされた鋭い痛みが引いていき、代わりに膣を押し広げられる快感と充足感が満ちていく。
『今の私』が初めて感じる処女喪失の感覚は、魂に刻まれた度重なる『過去の私』を呼びさまし、まるでそれと決められた発情のスイッチを押すように私を昂揚させます。
一方の旦那様も、これ以上ないほどに陶酔していました。硬く勃起したペニス全部が、愛液で満たされたやわくあたたかな膣に飲み込まれているのです。こみ上げてくるものを堪えるように、両手でシーツをぎゅっと握りしめています。
私はくすりと微笑んで、彼の、まだ源石の浮いていないわき腹をそっと撫でます。
「お可愛らしいですね、旦那様」
「っく、はぁ……ウィスパーレイン……っ」
「どうぞ力を抜いて、深く呼吸してください……何もかも全て、私に任せて、浸ってくださっていいのですよ」
そう囁いて、私は旦那様との、初めてのセックスを始めました。
腰を持ち上げて、下ろす。大きなお尻が旦那様の腰に当たり、ぱむ、と音を立てます。
ペニスが私のおまんこから引き抜かれれば、私の膣は物欲しげにひくついて、肉ヒダを蠢かしてじゅるじゅると張り詰めた肉竿を啜ります。狭い陰唇はぴったりとペニスに吸いついて、亀頭のカリ首をきゅっと締め付けます。そうして再び突き入れれば、温かい蜜壷は歓迎し、ありったけの快楽で旦那様の怒張を迎え入れます。
「っふあ、ぁ……ウィスパーレインのおまんこ、もの凄く絡み付いて……くぅぅっ」
「ええ。っん……旦那様のおちんちんも、大変に逞しくて、っは、ひん……私も、気持ちがいいですよ」
腰を上げて、落とす。ぱん。ぱんと柔らかな肉を打つ淫靡な音が部屋中に響きます。
「分かりますか、旦那様? 私のおまんこ……先ほどまで処女だった私の肉ヒダが、誰も受け容れたことのない子宮が……破瓜の痛みなどものともせずに、旦那様のおちんちんにむしゃぶりついているのが」
「っく、は……分かる、よ。抜く時と、挿れる時で、全然動きが違って……絞り、取られそうで……!」
「何度も、何度もまぐわってきましたから。っん、ん、んんん……私の心も、おまんこも、殿方のおちんちんをすっかり愛し、快感を刻み込んでしまっているのです」
ヒリヒリとした痛みはむしろ快感を促進するスパイスでしかありませんでした。奥から止めどなく溢れる愛液でペニスはぐっしょりと濡れて、ぬるぬると滑らかな抽送が互いの粘膜を心地よく刺激し、蕩かせます。
「ペニスを挿入された瞬間に、私の膣はきゅうきゅうと窄まってペニスを抱き締め……あ、あぁ、あんっ……至上の美味を舌に乗せられたように、愛液をとめどなく溢れさせるのです……旦那様のペニスを、味わい尽くすのです」
私は深く沈めた腰を更に押し付けて、竿の根元の方までぱっくりと咥え込んでしまいます。
そのまま私は、緩やかに腰を前後にグラインドさせました。肉ヒダのつぶつぶとした感触が、よりハッキリとペニスに伝わって、旦那様を快感に喘がせます。
「っは……ウィスパーレインっ。それ、ちんぽにおまんこが絡み付いて……!」
「ええ、そうです。私の膣はもう、旦那様の形を覚えてしまいました。此度の私のおまんこは、旦那様専用の搾精器なのですよ」
さながら、柔らかな粘土に指を押し付けて型取りをするように。ぴっちりと閉じていた私の処女膣は、かき分けてきた旦那様のペニスの形を覚えて絡み付きます。
より気持ちいいように、隙間のないようにぎゅっと絡み付いたとろとろの柔肉。その深い深い結合のまま、私は腰を前後に揺すって、ぐちゅぐちゅと愛液の絡まった水音を奏でます。
「ウィスパーレイン、止めて……それ続けられると、我慢できない……はああっ」
「ん。ん……すみません。私も、これが好きなのです。旦那様のおちんちんの形も、私の膣を押し開ける感覚もハッキリ分かって……ふ、ふぅ、ふぅぅぅぅ……!」
快感は互いに強烈に襲いかかり、私の頭もパチパチと痺れさせます。快感を得る度に私の膣は新たな愛液を溢し、旦那様の下腹部をべっとりと濡らします。
ぐちゅぐちゅという水音が部屋にこだまします。粘液塗れの柔肉を触れ合わせてもみくちゃにするいやらしい音を響かせます。ぐちゅぐちゅ、にちゅにちゅ、にちゅにちゅと。
そうして、その快楽を思う存分に堪能して。
「旦那様……顔を上げて」
私はしめやかに囁きます。
快感に子供のように目を瞑って耐えていた旦那様は、恐る恐る目を開き、私を見つめます。
旦那様の、快楽に蕩けた視線を受けながら、私は瀟洒に、自分のスカートをたくし上げました。
カーテンを開けるように布地が持ち上がり、露わになったそれを認めた瞬間、旦那様は何度目か分からない驚愕に凍り付きます。
「見てください。私と旦那様の……はしたない、快楽を貪り合う象徴を」
露わになったのは、私のおまんこ。旦那様のペニスを頬張り、ひくひくと痙攣しています。
旦那様の浅黒いペニスが覗くのは根元だけ。それから先の硬い竿も、真っ赤なペニスも、私の雪のように白くなめらかなお腹の中へと消えています。
破瓜による処女の血と溢れた愛液の混ざった赤く半透明の粘液が、泡になって私と旦那様の陰毛にこびり付き、ぐっしょりと濡らしていました。
認めた瞬間に、旦那様は目を奪われました。愛液を泡立たせてずっぷりとヴァキナに収まった怒張がひく、ひくと震えます。
互いの快楽を貪り合う接合部をまざまざと見せつけたまま、私はとびきりゆっくりと腰を持ち上げました。
「じゅーーーーーー……う」
旦那様の目の前で、ずるずるとペニスが引き抜かれていきます。愛液でてらてらと光沢する肉竿が、つぶつぶの肉ヒダに刺激されながら引き抜かれていきます。
旦那様が深く息を吸い、快感を必死に耐えます。そんな旦那様を弄ぶように、私は同じように緩やかに腰を落とし、旦那様に見せつけるように、ずぶずぶと音が立つほどゆっくりとペニスを飲み込んでいきます。
「きゅーーーーーー……う」
もう一度、ゆっくりと引き抜きます。無数の小さな舌で愛情一杯に舐られるような強烈な刺激が竿全部を覆います。
カリ首が入口に引っかかるまで引き抜いた竿を再び突き入れる時は、私の膣は餌に群がるように嬉しそうに絡み付きます。下がってきた子宮の入口が、熱く張った亀頭にちゅぷぅぅっとキスをするのは耐えがたい刺激でしょう。旦那様がびくんっと身悶えます。
「はぁーーーーーー……ち」
もちろんその快感は私にも伝わり、ぞわぞわと背筋の蕩けるような快感が駆け巡ります。
気を抜けばたちまち絶頂し、頭が真っ白になってしまいそうなとてつもない快感です。数を数える声が情欲に震えます。ぴりぴりと脳が痺れます。今すぐ我を忘れて快感に浸りたい。旦那様のおちんちんを貪ってしまいたい。そんな剥き出しの本能が伝える欲望をぐっと我慢します。旦那様に、とびきりの、記憶に染み着いて決して離れないほどの強烈な射精を体験して欲しいから。
「なーーーーーーー……な」
語るべき事は、既に語り終えていました。私について知るべき情報は、包み隠さず旦那様に教えてあります。
旦那様は悟っているでしょう。私の若返りという体質が、子供を産むという行為を不可能たらしめている事を。だからこそ私は躊躇いなくこの身体を捧げている事を。
だからこそ、これから訪れる快楽に――快楽の果てに待つ、極楽のような精の解放に――あらゆる責任も、理性も、必要ないのだと言うことを。
好きなだけ、欲望のままに、膣内射精していいのだと。
「ろーーーーーーー……く」
私はペースを上げました。
腰使いを早め、旦那様のペニスを小刻みなストロークで刺激します。ぱちゅ、ぱちゅという水音が響き渡ります。旦那様はぎゅっと唇を噛んで、必死に射精を堪えます。その様子が余りにも愛らしくて、愛おしくて。私は何十回という性交で学んだ男を悦ばせる極上の腰つきで旦那様のペニスを啜り上げます。
我慢すれば我慢するほど、最後の射精はとてつもない快楽になるでしょう。がまん汁もザーメンもごちゃ混ぜになった、熱く迸るような雄汁が、尿道を押し広げてこみ上げ、ペニスの先端からびゅー、びゅるるるーと吹き出る。
それを全く我慢する必要がないのです。
膣内射精していいのです。
私のおまんこが、全て受け止め、飲み込んであげるのです。
「ごーーーーーーー……お」
ぱちゅ、ぱちゅ、ぱちゅぱちゅ、ぱちゅぱちゅぱちゅ。次第にペースを早めて、旦那様を更なる快楽へと導きます。同時に私の頭も痺れて、快楽が視界にぱちぱちと星を瞬かせます。あ、あ、あ、あん、と喘ぎ声が漏れ出ます。硬く浅黒い男根が、処女血まじりの愛液の泡を絡ませながら出たり入ったりする様子は、これから先思い出すだけで何度でもオナニーできてしまいそうなほどいやらしいです。
「よーーーーーーー……ん」
これまでの魂に刻まれたどれとも異なる絶頂が訪れる予感がしました。
節操なく腰を振り、はしたなくスカートをたくしあげて淫らな結合部を見せつけながら、私は確かに、目の前の末期患者たる旦那様に、熱い感情を抱いていました。
それは言葉にすれば憐れみかもしれません。慈しみという名の自己満足かもしれません。
けれど、鉱石病も末期に迫り死を目前に控えた彼が、私に夢中になって、幸せと快楽を求める様は、例えようもないほど私の心を揺り動かすのです。誰からも見向きもされない離れの一室で、柔らかな陽光の差し込む中、ただ二人きりで濃密に交わる事は、これ以上なくいやらしく淫猥で、美しい光景であるように思われたのです。
「さーーーーーーー……ん」
だから私は、腰使いを更に早めて、ぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅっと水音を奏でます。貪るように旦那様を犯します。おちんちんはひっきりなしに痙攣しています。先端から先走り汁がぴゅるぴゅると溢れ出ているのが匂いで分かりました。私は容赦なく搾り取る腰使いでペニスを舐り回しながら、快感にとろける脳内で応援します。頑張って、もう少しですよ。全部受け止めてあげますからね。もう少し。おちんちんがんばれ、がんばって。
「にーーーーーーー……ぃ」
ああ、おいたわしい旦那様。
申し訳ありません。私では、あなたの病を直す事はできません。
子供を孕めず、容易く死んで忘却する私では、あなたが一度きりの人生に望む『何かを残したい』という願望を叶えられません。
死に対して、医者は、私は、あまりに無力なのです。
でも――だからこそ。
私は鎮痛を処方します。苦しみを絶望を、一時やわらげる薬を処方します。
今この時は、何も考えなくていいのです。
ただ思うままに気持ちよくなっていいのです。
死の恐怖も、何も残せないという絶望も、快楽で真っ白に染めてしまいましょう。
少なくともその快楽は、『幸せ』と呼べるものに違いはないのですから。
「いーーーーーー……ち」
だから、どうぞ、果ててください。
何も考えずに、思い切り。
射精したいという欲望に身を任せましょう。
女の最奥、きゅんきゅんと切なくひくつく子宮に、濃厚なザーメンをどぴゅどぴゅと吐き出してしまいましょう。
私は、その全てを受け容れます。
私はベッドに横たわる旦那様に覆い被さりました。
体表に浮いた源石で皮膚が薄く切り裂かれるのも厭わずに、全身をぎゅうううううっと抱きつかせます。
同時に私の、とびきり熱く濡れそぼったおまんこで、ペニスを根元までぐっぽりと飲み込んで。
膣全体で、きゅううっと搾り上げて。
耳元に寄せた唇から、吐息混じりの囁き声を溢して。
私は全てを許しました。
「――ぜろ」
「ッ――はッ~~~~~~!!! ッ~~~~~~~~~~~~~~~!!!」
言葉も出せずに、旦那様は射精しました。
腰を跳ね上げ、私の子宮を叩き付けながら、噴火するようにザーメンを吐き出されます。
びゅるるるる、びゅーーー、びゅぅぅぅぅぅっ! びゅく、びゅるるる、ぴゅーーー、ぴゅう、ぴゅる、ぴゅうううう――
壊れた機械のように、何度も何度もペニスが脈打ちます。煮えたぎった熱いザーメンで、子宮の奥にぶちまけられます。
シーツを握りしめていた旦那様の腕が、いてもたってもいられないというように私を抱き締めました。源石で傷つけるのを怖れて触れようとしなかった全身を使って私を抱き締め、腰を突き上げます。
背中を抱き、お尻を鷲掴みにして、射精しながらペニスを更に奥に突き入れます。徹底的に汚してやる。絶対に孕ませてやると宣言するような、雄の射精。
「っふ、はひ、ふひゅ、ふぅぅぅぅぅぅぅぅ……!!!!」
感情の全てを乗せたような熱いザーメンの海に子宮を溺れさせながら、私もまた絶頂に身を投げ入れました。視界をバチバチと瞬かせ、旦那様に抱き締められながら、全身をびくん、びくんと痙攣させます。何十人も受け容れてきた私の子宮が、ペニスに嬉しそうにむしゃぶりつき、ザーメンをごくごくと飲み込んでいきます。
びくん、びくん、身体が跳ねて。びゅるるる、びゅるるーー、と射精して。ぱち、ぱち、視界が瞬いて。
二人きり、溶け合ってひとつの命になろうとでも言うように互いの身を抱き締め合って、繋がりあって、私達は呆れるほど長い間、極上の絶頂の快楽に溺れました。
「っく……っう……うぅ…………!」
「は……ひ…………ん、ちぅ、ちゅ」
どちらからとなく、それが当然であるかのように。私達は顔を寄せ、互いの唇を重ねました。熱く濡れそぼった舌を絡ませ、唾液を啜り、互いの吐息を吸います。
呆れるほど長い射精は次第に勢いを落とし、尿道に残ったがまん汁混じりのザーメンを、ぴゅうぴゅうと甘イキさせています。私は全てを果たし終え萎む前のペニスをいたわるように、腰をくねらせて弱い快感を捧げます。
「ん……ちぅ、ちゅ、える……ちゅく、ちゅく……」
そうして射精が終わっても。私達は互いの性器を繋げたまま、唇を重ね、互いの舌を吸い合いました。
昂ぶった精を全て解き放った開放感に身も心もなげうって、私達は随分長い間、互いの唇をちうちうと吸い合いながら、何もかもを忘れた夢見心地の陶酔に浸るのでした。
処女を捧げて、吐精を受け容れ、これまで辿ってきた道程も語り聞かせ。
けれど私には、どうしても旦那様に打ち明けられなかった事がありました。
それは旅の最中で度々発生した、地獄のような最後の事。天災のように気まぐれに私に襲いかかり、これまでに語った退廃的な日々に匹敵するほどの、猛烈な恐怖と絶望を私に植え付けてきます。
――私にとっての絶望は、『末期感染者』という名前をしていました。
口が裂けても言えませんでしたが、旦那様は、感染者という境遇の中ではこれ以上ないほどに恵まれているのです。住まいを得て、着る物と食べ物を用意され、遠ざけられるだけで排除される事がないのですから。
多くの土地を巡り、多くの町を巡った私ですが、感染者が人間らしい生活など望めない事は共通していました。
鉱石病患者の死体は、即座に活性源石の塊となり、源石粉を振りまきます。それは新たな感染者を増やし、既に感染している患者の病症を早めます。
末期患者となれば、それは爆発寸前の兵器と一緒です。彼等は徹底的に隔離され、排斥され、感染者の住まいからも叩き出される事が常でした。
多くの末期患者は、あらゆる社会から排斥されるのです。未だ生きているにも関わらず。
どこにも居場所はない。食べ物も、飲み水さえも満足に得られない。出会う人全てに恐怖され、排斥される。鉱石は体表を次々に突き破り、ナイフで切り裂かれるような鋭い痛みが全身を余すところなく蹂躙する。
そうなった人間に、理性など求めるべくもありません。
彼等は、獣よりも尚恐ろしい狂気の権化でした。
人里離れた廃墟や荒野を放浪とする私を見つけた末期感染者は、弾かれたように襲いかかり、私を引き倒します。
彼等に対しては、会話など望むべくもありません。孤独と生活苦、全身の源石の痛みが、思考という思考を全て砕き割ってしまっています。
彼等は私を、食い物のように貪ります。それは何ら比喩でもありません。
彼等は、源石の浮いた、釘バッドのように鋭く残忍なペニスを、濡れてすらいない私の膣に突き立てます。激痛に悶絶する私の首を締め、無理矢理に腰を振り回し、血みどろのぐしゃぐしゃになったヴァキナにありったけの雄汁を吐き出します。拷問の如き痛みが女体に何をもたらすかなど、彼等は思い至りもしないのです。
彼等は腕に浮いた源石で私を切り裂きます。時によって末期感染者は、人の生き血すら飲み物にしなければ生きられませんでした。彼等は切り裂いた私の肉に歯を突き立て、吸血鬼のように生き血を啜ります。餓えに狂った彼等は、時に私を犯しながら胸を削ぎ落とし、咀嚼さえしました。
話の通じる末期感染者はむしろ最悪でした。絶望のどん底を味わっている彼等に人の心などありません。彼等は若い雌である私を、ありとあらゆる思索を用いて徹底的に壊しました。痛めつけ、辱め、苦しめ、嬲り、私の心を粉々に粉砕します。この手の者に掴まった時には、死ぬことすら容易くありません。
旅路の中で、私はそれらの――死んでしまいたいと願うほどの苦しみを、幾度も経験してきました。
それらもまた、ほとんどは忘却の彼方へと消え去っていきましたが、痛みと怖れは痣となって私の魂を汚しています。
だから私は、旦那様が本当に奇特な境遇にあるのだという事を知っていました。
けれど、私がそれを告げる事はありません。
これから死にゆく方に、「あなたは他の患者の中ではましな死に方をするのだ」と告げた所で、一体どうなるというのでしょう。それが失われゆく一つきりの命に対して、なんの餞になるというのでしょう。
私は何人もの方の、死の恐怖を目撃してきました。
人生で何も為せない、何も遺せないと突きつけられた人々の絶望を、身を以て経験してきました。
ああ――その、途轍もなく大きいのにありふれた絶望を、どうやったら打ち明けられるでしょう。
旦那様はもうじき死にます。
死の恐怖は、一瞬だけ和らげる事はできても、取り除く事は決してできません。
私がどれほど手を尽くしても、旦那様はいずれ死の恐怖に囚われ、その魂を永遠の闇へと迷わせてしまうのです。
旦那様は、怖れに囚われて死ぬのです。
それを私は――経験として、知っていました。
私が旦那様と初めて繋がってから、数週間が経ちました。
「っげほ、げほ! ……っぐ、う゛ぅぅぅ……!」
「旦那様、暴れてはいけません。源石で、身体を痛めてしまいます。すぐに鎮静剤を処方しますから……」
旦那様は、ひっきりなしに咳をするようになりました。喉に棘が刺さったように大きく咳をし、血の滲む痰を吐き出します。苦しげに身悶えする度に、体表に現れた指先以上の大きさの源石が擦れて、新たな傷と痛みをもたらします。
何をしても痛み、苦しみでじっとする事すら許されない。
喉を動かす事すら痛みを感じるので、スープも満足に嚥下できなくなりました。日を追うごとに痩せ細り、肌は血の気がなくなり土気色になっていきます。
旦那様の命は、いよいよ風前の灯火となっていました。
「はあ゛っ、づうう……げほ、っげほ! が、ぎ、いぃぃ……!」
「旦那様……落ちついてください……旦那様……」
ここまで来てしまっては、例え十分な設備があってさえ苦しみを和らげる事はできません。私は枕元に寄り添い、旦那様に濡らしたタオルを当て、滲み出る汗と涙を拭いて差し上げるばかりです。
その日の旦那様は、一時間ばかり悶え苦しんで、やっと小康状態になりました。力の入らない下半身は元より、上半身もぐったりとベッドに擲ち、全てを諦めたように脱力しています。
外は、悪い冗談のようによく晴れていました。
穏やかな鳥の声がします。若い小麦の香る風が吹き込み、カーテンをそよがせます。
気温はやや高くなっています。
夏が近づいていました。
旦那様は、もう二度と蟬の声を聞くことはないでしょう。
「……ウィスパー、レイン……」
「……はい」
咳で潰れた掠れ声に名前を呼ばれ、私は応えます。
彼は仰向けに寝たまま、痛みに震える手で、部屋の隅の机を指さしました。
「そこの、机の、ひとつめの棚に……貴方への、贈り物があります」
「……私、に?」
誘われるままに机に近づき、棚を開きます。
棚の中にあったのは、一枚の封筒でした。中を検めれば、耐汚染コーティングがされたチケットが入っています。
旦那様の震える腕が動き、窓の外、その地平の彼方を指さします。
「一ヶ月後……ここから、西に百キロほど離れた荒野に……龍門という、移動都市がやってきます……都市のメンテナンスのため……二週間ほど、停泊するそうです」
「移動都市……」
「そのチケットは……龍門への、入国許可証です」
私は思わず目を見開きます。要塞としての側面もある移動都市は、少なくとも一介の村民が支払える額を越えた金銭が必要だと知っていました。
咳き込み、ざらつく喉を鳴らして大きく息を吸い込んで。旦那様は言葉を紡ぎます。
「大きな、移動都市です……豊かな都市だと、聞いています……貴方の、目的地のない放浪の旅にも……きっと、助けになるはず」
「ですが私は、旦那様を置いては――」
「いい。自分の死期くらい分かってる……僕はもう、一月後に貴方を送り出すこともできない。そうでしょう?」
「………………」
私は言葉を告げられませんでした。ここに至っては、嘘は何の慰めにもなりません。私の沈黙は、重い肯定となって、陽光の降り注ぐ部屋に充満します。
僕からのお礼です。と、旦那様は呟きました。
「生きている内に手に入れて、貴方に渡したかった……受け取ってください、ウィスパーレインさん」
「ありがとう、ございます……ではこれは、務めを全て終えた後に……」
「ダメだ。っげほ……貴方の手帳に、挟んで、しまってくれ……今、この場で」
まるでそれが遺言であるかのような語調で、旦那様が言います。
私は旦那様が見えるようにベッド脇に移動し、彼の目の前で、私の手帳に入国許可証を挟み、鞄にしっかりと収めました。
何十回という若返りの中でも、肌身離さず持ち歩き、記録をしていた手帳と鞄です。旦那様がようやく、満足したように唇を緩めます。
「あぁ……これで、僕にできることは、終わった」
ざらついた声でそう溢し、旦那様が枕に頭を沈めさせます。
窓から差し込む陽光が、光の帯を描いています。
まるで、死にゆく人へ手を差し伸べる天国からの導きのよう。
旦那様にとってそれは、死神の鎌のように恐ろしいものでしょう。
走馬燈でも見るような、ここでないどこかに目を向けながら、旦那様は言います。
「こわいよ、ウィスパーレイン」
「旦那様……」
「終わりが、すぐそこに迫っている……だというのに。僕はここで、苦しみにあぐねながら、ただ待っている……何もできず……何も、為せずに」
旦那様は震える両手を天に翳しました。栄養不足で骨と皮ばかりになった土気色の手。命を吸い取るように生えた、夥しい数の源石結晶。
「もっと、色んな事をしたかった……こんな最期は嫌だよ。一人で、何も遺さずに、疎まれながら消えるなんて……」
声が震えます。痛みではなく、痛みよりも遙かに強い、死の恐怖という苦しみによって。
落ちくぼみ暗い影を落とした目から、一粒の涙が伝います。
私は何も言えませんでした。私は度重なる死を経験しましたが、それはどれも、旦那様の直面する『真の終わり』ではありません。
想像する事もできない哀しみを前に、私はただ、医師としての務めを果たす他はできません。
「……口に血が滲んでいます……お拭きします、旦那様」
私は濡らしたタオルを手に、感情の見えない目で頭上を見上げる旦那様の口元、そこに滲んだ真新しい血を拭います。
その最中に、やおら旦那様が身をよじると、私の肩を掴んで引き寄せ、唇を重ねられました。
「ん……ふ、ちゅう……」
驚きはほんの一瞬。すぐに私は瞳を閉じ、旦那様の唇を吸って、舌を絡ませます。旦那様の命が私を求め、そこに慰みを見出すのであれば、私はただそのように尽くすだけです。
旦那様の衣服をめくり、源石を避けて慎重に肌を手でなぞり、ズボンに挿し入れます。
残りの命を集めたように、旦那様のペニスは硬く勃起していました。血管の筋の浮いた竿に指を這わせると、塞いだ唇から甘い吐息が溢れます。
唇を離した旦那様は、泣き出してしまいそうな声で失笑しました。
「惨めだな、僕は。死にかけてるにも関わらず、君を求めて、みっともなく勃起して……」
「そんなことありません……旦那様のおちんちん、逞しくて、素敵ですよ……」
「お願いだ、ウィスパーレイン。何もかも、恐ろしくて……僕はもう、君を抱く事しか考えたくない」
唇を離し、唾液のアーチを描きながら、私は静かに頷きました。
私は旦那様の上に跨がり、ゆっくりと自分の衣服を剥いていきます。ドレスのボタンを外し、胸をまろびだします。そのままスカートのジッパーを下ろし、ベッドの端にふわりと落とします。
「……きれいだ」
窓から差し込む陽光を浴びた、私の白くなめらかな裸体。緩く流れる透けるような色素の薄い髪。産まれたままの姿の私を前にして、旦那様は静かに感嘆しました。硬く張り詰めたペニスが、ひくっと一度震えます。
私は自らヴァキナに指を挿し入れて愛液を掻き出し、充分濡らしてほぐした陰唇を、旦那様のペニスにあてがいました。
この離れの家に訪れてから、幾度となく繰り返した行為。すっかり旦那様の形になった私の膣は、何の抵抗もなくペニスを歓迎します。
「はぁ……ん、ふぅ……っ」
膣肉を押し広げてにゅぷにゅぷと侵入してくる感覚は、いつも背筋が震える心地よさを感じます。旦那様もまた、雌蜜でとろとろの中に侵入する心地よさに浸っているようでした。
しっかりと結合の快感を堪能してから、私は緩やかに腰を動かします。
「ん……どうぞ浸ってください、旦那様……今この時は、何も、考えずに……私のおまんこの事だけ、考えて……あ、はんっ」
緩やかな上下運動。激しく精を搾り取るのではなく、じっくりと愛し合うような腰使い。力を振り絞って勃起した怒張の、敏感で熱を持った竿に、肉ヒダの一つ一つを丁寧に擦りつけて、興奮を増長させていきます。
窓の外は輝いていました。吹き込む空気は命の匂いに溢れています。一年で最も世界が美しく輝く日ではないかとすら思えました。私は陽光を受けて純白に輝くシーツの上で、一糸纏わぬ裸体をくねらせ、旦那様のペニスを、おまんこ全部を使って啜り上げます。
興奮していながら、心には不思議と醒めた部分がありました。
朧気ながらも、お互いに、これが最期のセックスになることを悟っていました。
「は、はあ゛……はあ゛ーー……くぅ……」
痛めつけられざらつく喉で必死に呼吸して、ぎゅっと目を瞑って。旦那様は全身の感覚を総動員して私を感じ入っています。
やがて、旦那様の食いしばった歯がかちかちと震え、その目から涙が溢れ出てきました。
「貴方と離れたくないよ、ウィスパーレイン」
「ん、あん……旦那、様……」
「恋人からも、家族からも見捨てられて……生きる理由も見失って……そんな中現れた君は、本当に、女神のようだった……腐ってとうに死んでいた僕の心を、まだ死んでいないと呼びさましてくれた」
「考えないで、旦那様……今はただ、私の事だけ考えて……っあ、ふぅ……」
「考えているさ。っく。君以外に考える意義のある事はない……僕は、もうじき死んでしまう。貴方はこの屋敷を後にし、遠い場所へ離れて……僕は、今度こそ一人になってしまうんだ」
私は腰のグラインドを大きくし、緩やかな腰使いで性器を擦り合わせて絶頂まで導いていきます。
その快楽は、残念ながら、旦那様の悲痛を取り除く役目を果たしてくれません。旦那様の目から溢れる涙を拭ってはくれません。お尻を腰に打ち付けるぱちゅぱちゅという音は、口から溢れる絶望を打ち消してはくれません。
「貴方が若返りすれば、記憶からも僕は消える。そうして僕は、完全に消え失せる。唯一得られた、貴方という居場所すら失う」
「っん、あ、んん……っふ、くふぅ……!」
「はぁ、ふ……そんなの、嫌だ。あんまりだよ。こんな風に終わりたくない。消えたくない。苦しみ抜いて……何もかも消え行くのを、ただ見ているだけなんて……」
果たして、それは一体どんな感情なのでしょうか。
確かな慈愛を受けながら、それでも拭いきれない絶望を胸に宿すというのは。白と黒、相反する感情が、決して交わらないまま激しく渦巻くというのは。
快感にぎゅっと目を瞑り、痛みにあぐね、苦しげに深く息を吸い……旦那様は、死にかけた子供が助けを求めるように、しっとりと肌を汗ばませて腰を振る私を見上げます。
「ウィスパーレイン……ここにずっと居てくれ。僕の傍に、僕の所にずっと……」
「旦那様……」
「僕には君しかいない。君だけなんだ。例え僕が死んだ後だとしても……君がどこか遠くに行き、やがて僕を忘れるなんて、とても耐えられない」
源石の突き出た頬に哀しみの涙を伝わせて、旦那様はそう懇願します。
彼にとって私は、鉱石病に罹って以降のこの世界で、ただ一人彼を見てくれる存在でした。
私はただ一人、彼をヒトとして愛し、慈しみ、死を嘆き、恋すら許してくれる女性でした。
私はただ唯一、彼の手の届く所に存在する、光かがやく宝物でした。
「ああ、旦那様……っん、ふ、んんっ」
私はそのひたむきさを、一心に感じ入ります。
胸が躍るほど嬉しいと感じます。同時に、引き裂かれるような辛さを覚えます。私に向けられる、餓えとすら形容するべき愛情に、できうる全てで応えたいと切に願います。
けれど――ああ、けれど。
それでも私は、忘却と再生を繰り返す、流浪の旅医者でしかなく。
それでも旦那様は、私の手帳の一頁を埋める、事象の断片の一つにしか為り得なく。
私は腰を沈めてずっぷりと男根を飲み込んで。
蕩けるような快楽にぞわぞわと背筋を震わせながら、残酷な答えを囁きます。
「……それは、無理です。旦那様」
「っ……」
「止められないのです……忘れる事も、死ぬ事も、この世界から消え去る事も」
その答えが来ることを、旦那様も重々承知していて。
彼はただ、心をビリビリに破かれるようなショックに打ち震え、目をぎゅっと瞑って現実から目を背けます。
いざ死を目の当たりにした患者に、できる事は何もない――医者ならいずれ必ず直面する途轍もない無力感が、私の胸を締め付けます。
もうできる事は何もないのです。彼にも、私にも。
だから私は、いっそう激しく腰を動かし、旦那様のペニスにしゃぶりつきます。敏感な粘膜同士を激しく擦り合わせ、愛液を止めどなく溢れ出します。
忘却は止められなくても。いまこの時、確かに私は貴方の愛を受け止め、その愛に報いるべくこの肢体を捧げているのだと教えるために。
「はぁ、あ、あ、あんっ――旦那様、だんな、さまぁ……!」
ぱちゅ、ぱちゅ、肉を打つ激しい水音が部屋に響きます。互いの最も敏感な秘所を触れ合わせ、二人だれよりも深く繋がり合います。
旦那様のペニスが、絶頂の予感にびくびくと震えるのを感じました。熱い吐精を期待して、私の子宮もきゅんきゅんと疼きます。敏感な膣肉をぞりゅぞりゅと刺激されて、さっきから愛液が止めどなく溢れ出し、声を抑えることができません。旦那様もまた、こみ上げてくる激情を堪えるように歯をギリと食いしばっています。
せめて、私に出会えたこの幸運と、陶酔した甘い時間を享受させてあげたい。拭いきれない絶望をほんの僅かでも和らげる快楽を捧げたい。その一心で私は腰を振り、大きな胸を揺すり、裸体を陽光の下にくねらせます。
ペニスがびくびくと震えます。旦那様の身体に、ぎゅっと力が籠もります。マグマがぐらぐらと煮え立ち、溢れ出す時がすぐそこに迫ります。
私は祈りながら腰を打ち付けます。どうか、どうか。どうか幸せを感じてください。どうか苦痛を和らげてください。私の子宮に、熱い子種をめいっぱいに吐き出して、全てを忘却できるほどの快楽に浸ってください――どうか、私の膣内に射精してください。
「旦那様、だんなさまっ――あ、は、ひん、ひゃ、ふう、んんっ……!」
「っく……うう、うううああああぁ!」
旦那様が、喉を振り絞って叫び声を上げました。
がばっと身を起こし、旦那様が私を抱き締めました。
私は強く全身を締め付けられます。体表に浮いた源石が皮膚を切り裂く、鋭い痛みが走ります。
そして、そのどの感触よりも大きく――
焼け付くような激痛が、ずぐ、と私の腹を貫きました。
「……、………………ぇ」
時間が止まったようでした。昂ぶり続けていた興奮が、冷や水を浴びせられたように沈下し、正気に引き戻されます。
恐る恐る私が見下ろした先に見えたのは、ブルブルと震えながら私を抱き締める旦那様。
私のお腹に添えられた手には――恐らく自分の肉体から引き抜いたのでしょう――鋭く尖った源石結晶が握られていました。
体表を離れ活性化した源石結晶の鋭利な刃が、私の腹部に深々とめり込んでいました。
エーギルの雪のように白い肌が裂け、そこから、真新しい鮮血が溢れ出て、太股を伝ってシーツを赤く濡らします。
「……げ、ぷ」
吹きこぼれるように、私の口から血が溢れ出てきました。
旦那様は、自分でも何をしたのか分かっていないようでした。
彼は夢から覚めたように丸くした目で私を見、私の唇から滴る血を認め。
最後に私の腹に埋めた源石を見て、旦那様は狂気に落ちたように悲壮な声を張り上げました。
「……あ、あ、ああああ。あああああああああぁ!!」
ようやく自分が何をしたかを理解したように。旦那様は源石を取り落とし、その鋭利な切っ先で切り裂かれた手で私を抱き締めます。源石を引き抜いた彼の腰からも、だくだくと大量の血が溢れ出て、シーツを真っ赤に汚します。
「すまない! すまないウィスパーレイン! っちが……違うんだ。僕は、こんな事をしたかった訳じゃ……ぁ、うああああ……!」
「――――――――――」
死が身体を蝕むのを感じました。視界が一気に昏くなります。熱く、悍ましいものが、傷口から身体中を駆け巡るのを感じます。
高熱一つですら致命的となる虚弱な私の身体は、活性源石への耐性など持ち得ません。源石はたちまち身体を蝕み増大し、肉体は急性病症を発症し、激しい痙攣と激痛が全身を駆け巡ります。
ごぷり、とまた唇から血が溢れ出てきました。切り裂かれた腹から、とめどなく鮮血がこぼれ落ちていきます。
「――――――――あぁ」
こうなる予感はしていました。鉱石病末期感染者の、死を目前に控えた命の終末が、平穏である筈がなかったのです。
旦那様はもう正気では無かったのでしょう。痛みに魂をずたずたに切り裂かれ、何もかもを失って無に消える恐怖に耐えきれず、自分でも何をしてしまうか分からない狂躁状態に陥っていたのでしょう。
私は分かってしまうのです。多くの人に触れ合い、愛され、奪われて、魂に刻みつけてきたから。
全てから見放された人間は――奪う以外に、生きる意義を遺せないのだと。
「違うんだ! ウィスパーレイン! 僕はただ、ただ君に傍にいて欲しくて。でも君はもう居てくれなくて、僕は死んで、死ぬから、だから……うぐっ」
でも、だからこそ。
その強烈な想いに、私は深く感じ入って。
私は彼を抱き締め、ベッドに押し倒しました。
半狂乱に謝り泣きじゃくる彼の唇を、キスで無理矢理塞ぎます。
「ん、ちゅる……ちゅう、じゅる、ぷ、ちぅぅぅぅ」
「ふんっ……ぷぁ、何で、ウィスパーレイ……ん、む」
恐慌でカチカチと鳴る歯を優しく開かせ、血の味のする舌を絡ませます。
私は間もなく死にます。遺された時間は、旦那様の残り僅かな余命よりも短い。恐らくあと数分でしょう。
その遺された時間を、私は、旦那様を愛する事に捧げようと決めました。
だって、分かってしまうのです。
彼が最後に『何かをしたい』と望んだ事が。
たったひとり愛してくれる、愛しい人を手放したくないと望んだ事が。
死の淵で、無為に消えゆく事を悟った本能が、意味のある行いを求めた事が。
それらが死の淵の絶望によって混ざり、ねじ曲がり、凶刃を握らせた事が。
翻って――いっそ殺してしまいたくなる程に、私を愛し、掛け替えのないほど求めてくださっている事が。
「んぷ、じゅるる……はぷ、るぅ、ん、じゅううぅ」
唇を吸い付け乱暴に舌を貪り、腰を打ち付けて硬いペニスを啜り上げます。源石で身体が痛めつけられる事も厭わずに、旦那様の細く骨張った身体を、柔らかな肢体を使って抱き締めます。互いの胴体から滲む血すら交わらせて、シーツをべっとりとした赤色で濡らします。
私は、旦那様の絶望を推し量る事はできません。
数分後の私に待つのは、忘却と再生。私は何事も無かったように若返り、新たな私として誕生します。
『真の終わり』に沈んでいく旦那様の恐怖に寄り添う事はできません。
だから私はせめて、今ある命を、旦那様と交わらせるのです。
「っう――くぅぅ」
旦那様が、こみ上げてくる快感に堪えかねたように、私を抱き締め返します。腕の源石が私の皮膚を切り裂き、新たな血が流れます。それを意に介す事はもうありません。
「ごめん、ごめんなさい、ウィスパーレイン。僕は馬鹿だ。身勝手に君を巻き込んで。どう詫びる事もできない……ぁ、うぅっ!」
「ちゅる……詫びなら、貰っています。遺してくださったではありませんか……私の鞄に、確かな形として」
鞄に入れた、移動都市の入国許可証。あの場で私に受け取らせたのは、いつ何をするかも分からない自分の狂気を自覚していたからに他なりません。
旦那様の優しさは分かっています。
私の献身に誠意で答えたいという優しさもちゃんと感じています。
たとえ狂気に崩れ、死の恐怖に潰れ、こんな血みどろの形で終わるとしても。
確かに貴方は、私を愛してくださいましたから。
だから私は、彼を抱き締め、口を耳元に寄せて囁きました。
「射精してください、旦那様」
「っ……!」
「射精してください……射精して、射精して。射精して……っ」
鉱石病の急性症状で、身体が激しく痙攣を始めます。まもなく呼吸も難しい程の重篤な麻痺症状が襲いかかるでしょう。
今ここで彼を思い、快楽に浸る私の記憶は、忘却の果てに消え去ります。
ああ、死とはなぜこうも忌まわしく恐ろしいものなのでしょう。次が約束されている私でさえ、思わず狂ってしまいそう。
けれど私は、死と忘却が避けようもない事であることを、何十回という若返りの道程の中で、魂が冷える程理解してしまっていたからこそ。
今ある生を、あらん限りに享受するのです。
身体を強く抱き締めて。敏感な性器を深くにゅっぷりと繋げ合わせて。
命に許された快楽を、心と身体の繋がりを、貪るように求めるのです。
「射精して、射精して。射精して……旦那様……射精して、ください……っん、あ、ふぅぅぅぅぅぅ……!」
「ウィスパーレイン――っく、うう、あぁぁぁ――!」
最後に一際強く抱き締められて。
旦那様の最後の精が、私の子宮に注がれました。
腰を叩き付け、全身を使って女体を掻き抱き。とろとろにほぐれきゅうきゅうと窄む蜜壷の中で、遺された命の残り火を全て盛らせるように射精します。その熱く煮えたぎった最後の命を膣全体で感じ入って、私も絶頂しました。
互いが身体を打ち震わせます。どくんっ、どくんっ、どくんっ、どくんっ――命の鼓動が、脈動が、私のおまんこの中で力強く響きます。
「ふ、んん……ちゅ、ちぅ、ふぅ、ぷ……」
私は旦那様の唇を食み、絶頂の余韻に陶酔します。
たとえひと時でも、疑いようもなく幸せと呼ぶに足る、満ち足りた充足が二人の間に満ちていきます。
活性源石が体中を蝕む悍ましい苦渋が、傷口から脳髄に向けて登ってくるのを感じました。
「……」
旦那様が、腕に浮いた鋭利な源石結晶を、自分の首にあてがうのが見えました。
その間も私は、旦那様と静かに舌を絡ませ続けました。
いつまでも、いつまでも、旦那様と愛し合い続けました。
やがて私の肉体から全ての温度が失われるまでの間。
この先どんな恐怖があったとしても、今この瞬間に、幸せと呼べる心地よさがあったのだと、魂に刻みつけるように――――
私は間もなく肉体と記憶を捨て去り、幼体として生まれ変わります。
生まれ変わり、再びウィスパーレインとして意識を持つ頃には、何もかもの処理が終わった後の事でしょう。小屋は滅菌のために焼き捨てられ、旦那様の遺体は厳重に処理され、どこへともなく消え去るものと思います。ひょっとしたら、息子がいたという事実すらなくなっているかもしれません。
私はお屋敷のご主人である領主様から、これまでの治療費を頂き、お屋敷を後にする事でしょう。
そうして私は、前の私を遡ろうと手帳を開き、そこに挟まっている入国許可証を見つけるのです。
ああ、願わくば彼の記憶が、この甘くほろ苦い快楽の経験が、この魂に刻み込まれていたならいいのですけれど。
少なくとも私は、これを渡してくれる優しい人が居たこと、医師としてその人を『救う』よう尽力した事を、手記から読み取ります。
それから私は誘われるように、手帳が示す目的地に向けて進み始めるでしょう。
ここで確かに生き、交わりあった彼の事を、僅かな手記と、ほんの少しの魂の傷として遺して。
いつもと変わらない調子で。
度重なる忘却の喪失感に溜息を溢しながら。
同時に、魂が覚えてしまった強烈な快楽を期待して、ほんの少し胸を弾ませ、股間をしっとりと熱くしながら。
私は、これまでよりも少しばかり長く滞在する事になる、龍門と呼ばれるまだ見ぬ移動都市を目指して、流浪の旅を始めるのです。
Skeb依頼内容
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はじめまして、こんにちは。
アークナイツのウィスパーレインをお願いしたいです。
シチュエーションとしましては目的のない放浪医師である彼女が旅の最中、チンピラやゴロツキ等の悪漢に性的に襲われ、プロフィールにもある彼女が持つ生まれつき繊細で鋭敏な感覚を有し他者の感情への共感力の高さから快楽、性交の悦びを学び自ら彼等に身を捧げ続ける快楽堕ちをお願いしたいです。(仮にss中に退行による忘却が生じても魂に刻まれた快楽は忘れなかったとかでお願いしたいです。
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上記リクエストに基づき作成したお話になります。
ウィスパーレインの虚弱体質と、依頼に書いてある快楽堕ち……誰かに尽くし続ける風味のニュアンスがあまり繋がらず、色々こねくり回した結果、えっちなウィスパーレインの様々なセックスを綴るオムニバス形式になりました。
同時に感情を乗せるストーリーを用意し、「アークナイツの二次創作」としての読み応えを担保し……その過程で(ウィスパーレインめちゃめちゃえっちじゃね?)とハマってしまい、結果とんでもなく長い作品になってしまいました。
どうにかしてシコってほしいと、描写にもいろいろとチャレンジしています。
小説としての読み応えとシコり応えを感じて頂けたら幸いです。
面白かったら、ないしエロかったならば、感想や評価を頂けると嬉しいです。