男の頃から幼馴染に調教されてた奴がTSして完全にメスにされる話 作:梅川あんず
オリジナル:現代/恋愛
タグ:R-18 ボーイズラブ 残酷な描写 性転換 TS 精神的BL TSF メス堕ち 前立腺肉輪
ホモ要素あり。
※ノクターン、pixivとのマルチ投稿です
孕め孕めと言われ続けていたら本当に女の子になってしまった。
「…………」
公園のベンチ。灼熱の陽が照る中、一人の少女が放心状態でベンチに座っていた。
全身から汗が吹き出し、じっとりと少女の着ている服を濡らし、その豊満なバストに布が張り付いて強調され、通りかかる人々の注目を集めているが、それすらも気づかないほど放心していた。
その原因は彼女の手の中にある診断書にあった。
『女体化病』
そう、少女──
女体化病。
男は元は女だったという話を聞いたことはあるだろうか。
つまり、ちんこの元はクリトリスということだ。
そして何の因果か生まれてしまってから女の身体に戻ってしまう者がいた。それが、女体化病患者なのだ。
とはいえ、男として生まれてきた者。女体化病は一時的な先祖返りのような物で、一週間ほどで元に戻る。
ただし、心の奥で自分が雌だと認識して仕舞えばどういう仕組みか、何とかホルモンが大量に出て男に戻れなくなってしまうというのだ。
つまり、メス堕ちだけは絶対に避けなければならない。
(これ絶対悠陽に知られるわけにはいかない……!)
ふわふわとした髪を持つ、小動物のような青年だ。
男から妙にモテて、女からはマスコット的な扱いをされている透明感のある可愛らしい中性的な容姿とは裏腹に、やることはえげつない。容赦がない。
千歳はブルリと身体を震わせる。色々あってセフレみたいになってからも「千歳が女の子だったらよかったのに。なんで男なの?」とか言ってくる幼馴染には申し訳ないが、いや申し訳なくないなんだこいつ、自分は男のままがいい。だって二十年間ずっと男として生きてきたのだ。今更女になんてなりたくない。
しかし幼馴染の男を無理矢理女にしようとしてくる悠陽だ。もう男でもいいからとにかく千歳をぶち犯す、と来た悠陽だ。
この状態がバレたら絶対孕まされる。
いやまだ学生の身分、孕まされるまではないかもしれないけど、少なくともこちらがメスだと認めるまで犯される。
悠陽の幼馴染への執着はちょっと異常だ。異常じゃなかったら男を抱こうとなんてしない。それを受け入れてしまっている千歳が言えることではないが。
とにかくこの一週間、悠陽に会わずに過ごすしかない。
そう決意を固めて千歳はぐ、と拳を握りしめる。一週間。一週間なんてすぐだ。いくら親友といえどそんな四六時中一緒にいるわけがないし、少しくらい誘いを断っても大丈夫だろう。
(とにかく、俺は男なんだから!)
この先もずっと、男のまま生きていくのだ。
彼女は、そう信じてやまなかった。
♦
「やっほ、千歳。おかえり」
家に帰ると悪魔がいた。
ニコニコと人様の家のリビングでお茶を啜ってるそいつはどこからどう見ても紅瀬悠陽その人だった。
何故だ。何故ここにいる。そして何故こちらのことを千歳その人だと認識している。そんな疑問が顔に出てたのだろう、悠陽がこちらに目を向けて答える。
「今日も千歳で遊ぼうかと思ってきたらね、おばさんが色々教えてくれたんだよ。君が女の子になったって」
こと、とコップをテーブルの上に置いて、てくてくと悠陽が近づいてくる。
固まったままの千歳に対し、その様子はとても楽しいです、と言わんばかりにウキウキとしていた。念願叶ったのだから、まぁ、当然だろう。
「女の子になっても千歳は千歳だね、顔がいいや。身長は……同じくらい?前は僕より高かったのにね、ふふ」
至近距離からジロジロと観察される。こいつには遠慮ってものがないのだろうか。
千歳はずり落ちたメガネを掛け直し、もはやキスする直前じゃないのかというガチ恋距離にいる幼馴染を軽く突き飛ばした。
「おっと」
「おい悠陽。俺今こうだろ?」
「そうだね、女の子だね」
「だから、しばらく放っておいてくれ。具体的に言うと一週間ちょい」
それを聞いた悠陽が瞬きをする。
「なんで?」
「なんで、ってそりゃあ……」
「男に、戻れなくなるから?」
「そうそう……えっ」
幼馴染はにこーっと可愛らしい笑みを浮かべていた。そういう場合はたいていろくなことを言わない。千歳は感覚で知っていた。
「僕がその症状のこと知らないと思ってたの?勿論知ってるに決まってるよね?千歳を女の子にするために調べたんだから」
「え、おま、調べたって、お前」
「この間の旅行、楽しかった?」
「え」
「あそこ、女体化病の症状が出る人が他の地域より多いんだってさ。特に名産品とかなかったけど、やたら人多かったでしょ?そういう願望を持ってる人たちの隠れた聖地なんだよ」
「お、おい……それって」
「まさか本当になるとは思ってなかったけど……願掛けしておいてよかった」
千歳は震え上がった。
(なんだこいつこわいこわいこわい!!!俺をどうするつもりで……あ、女にするつもりか!)
女にするつもりだった。
もはや行き着くとこまで行き着いてしまった幼馴染にどうしてこうなるまでほっておいた!と嘆きたくなったが、行き着かせてしまったのは間違いなく自分のせいなので、千歳は嘆くことをせず、説得することにする。
人間は話せば分かり合えるものなのだ。
「あ、のな?悠陽?俺は男だ」
「今は女だけどね」
「これからも、男でいたい」
「だろうね」
「だから、お前とは元に戻るまでセックスしない」
キリッと表情を作ってそう宣言する。
悠陽はそれを聞いて、「戻ったらしていいんだ……」と呟いた。
「僕が言うのもなんだけど、君、僕に甘すぎない?なんでセフレみたいな関係に普通に付き合ってるの?」
「本当にお前が言うのもなんだな……」
なんすぎて何正気に戻ってんだ、と思わなくもないが。
「俺だって、悠陽のこと、昔から見てきたし。悠陽が俺を縛り付けるのも不安の裏返しだろ?その不安が少しでも和らぐなら、付き合うだけだよ」
「……君さぁ」
照れたらしい悠陽がふい、と顔を背ける。
千歳は昔、事故にあって死にかけたことがある。奇跡的に後遺症も何も残らずに生還したが、それを聞いた幼い悠陽は相当にショックを受けたらしい。それ以来だ、彼の束縛が始まったのは。
僕の側からいなくならないで、と頼まれて以来、千歳はずっと彼のそばに居る。どんな形であっても、ずっと。
側から見たら両方おかしいのだろう。しかし、彼らはそれでよかったのだ。
でも、それとこれとは話は別だ。
千歳は男でいたい。
女の子になんてなりたくない!
「と、いうわけで俺は女にならなくても男のままでお前のそばにずっと居るから、諦めてくれ、な?」
「……わかったよ。じゃあさ、今からうちに遊びに来ない?」
「なんでそうなる。今の流れで俺が行くと思うたか」
「千歳がやりたがってたあのゲーム、昨日買ったんだけど、やりたくならない?」
「なんだと」
あのゲーム、と言えばあのゲームだろう。協力プレイもあるから悠陽とやりたいな、と言っていたことを覚えてくれたのか。というかやっぱり話せば分かり合えるんだな。千歳は感動した。
「わかった行こう!ただし、俺が1pで遊ぶから悠陽は2pな!」
「君ゲームヘッタクソだからサポートないと最終面までクリアできないもんね。いいよ」
「一言余計なんだよなぁ」
そういうところが悠陽が悠陽たる所以なんだろう。
とにかく今日は彼の家でゲーム三昧だ。
そうすりゃ、この女体化の不安も多少は吹き飛ぶでしょう。多分おそらくメイビー。
♦︎
悠陽の家について早々。千歳はベッドに投げられた。
「わかってたのにー!」
「千歳って本当バカだよね。ていうか、流されやすい。僕の頼みなら大体聞いちゃうし……ねぇ、他の人に流されたらダメだよ?」
「流されるわけないだろ!」
「流されたら僕は君を刺して死んだのを確認してから自殺するからね」
「なが、流されるわけないだろ!」
悠陽はやると言えば絶対やるタイプだ。貞操だけでなく命が危ない。千歳は震え上がった。
する、と悠陽の手がシャツの下に潜り込んでくる。
「ん、ブラとかまだつけてないんだね……あとで一緒に買いに行く?」
「お前今めちゃくちゃ気持ち悪い事言ってるぞ自覚あるか?」
「それにしてもデカいな……千歳、ちんこデカかったからかな。まぁ僕が使わせなかったんだけど。クリもデカいのかな?もしそうなら優しくシコシコしてあげるからね」
「なぁ、お前今さっきの発言を上回る勢いで気持ち悪い事言ったけど自覚あるか?」
「……あのさ、男のままでいたいならさ、ツッコミよりまず抵抗するべきなんじゃないかなって僕は思うけど」
「あっ!やめっ、やめろー!俺に触るな!変態!バカ!悠陽!」
「……」
「ひぁっ」
きゅ、と乳首を摘まれてびく、と体が跳ねる。男の頃に悠陽に調教されたせいで敏感になったそこは、正直シャツに擦れてさっきまで痛かった。
そのまま先端を指先でカリカリとされ、そのもどかしい快感に、千歳はふるふると首を振る。
「やっ、やめ……」
「……乳首見たくなってきた。シャツ、捲るね」
指が先端から離れ、そのままシャツの端にいく。ぺろ、と捲られ大きな乳がぷるんと飛び出る。
「うわすご……ねぇ、こんなのぶら下げて外歩いてたの?生乳で?なんか腹立ってきたな……乳首立ってんの他の野郎に見られたわけ……?」
チッ、と舌打ちをした悠陽の細い指が乳を掴む。
「あう、痛いって」
「柔らか……、ん、千歳の乳首だ。面影あるよ、かわいい」
「バカなこと言うなぁ……あっ」
つん、と立った乳首を指先で弾かれて、ジンジンとした刺激が、そこに集まる。
もどかしくもあるそれに、だんだんと息が荒くなっていく千歳に、悠陽はほくそ笑んだ。この幼馴染、やはり流されやすい。あんなに女にはなりたくないとか言っておきながら、これだ。もう抵抗することもせず、こちらの愛撫を受け入れてしまっている。
「……ね、下、脱がすよ」
する、と下着ごとズボンを剥ぎ取られる。男物を着ていたせいで脱がせやすいのかもしれない。そんなことを千歳はぼんやりと考え、て、
「いや俺男だって!」
「うわ、急に何」
「何が流されてんだよっ!バカなのか俺は!悠陽!こんな事やめてゲームするぞ、なぁっ!」
「やだよ。するのは君がちゃんと女の子になってからだって……っと」
「わぎゃっ!?」
急に暴れ出した脚を押さえつけて、無理矢理女の子の部分をご開帳させる。
その場所、隠されていた女の子の場所は、ぬち、と粘着質な音がして、愛液が垂れているのがもうわかる有様になっていた。
悠陽の指がその場所に侵入する。
「もう濡れてる。そんなに乳首で興奮したの?」
「ちょっ、やめっ、触んなって!」
「んー、男の頃より力弱いから組み伏せやすいな……あ、これがクリトリスかな?」
「ひゃんっ!?」
一番敏感な場所。神経が集って気持ちよく(頭ぱっぱらぱーに)なるスイッチ。その尖りを軽く押されて、そのあまりの衝撃に千歳の身体が跳ねる。
未知の快感。即席絶頂ボタンは伊達じゃなく、そこを他人に弄られたらまずいと理性がガンガンと警告を鳴らす。
「や、やだっ❤︎そこやだぁっ!こわいっ」
「やだ、って声色してないんだけど」
しかし出た静止の声は砂糖の様に甘く蕩けていて、役割を果たしていなかった。
愛液でぬるぬるした指が、皮の上からクリトリスを這う。その度にその場所から脳に突き抜ける刺激に、千歳はやだやだと半分泣きながら逃げようとシーツを蹴る。
「あっ❤︎だめ、やだっやだぁっ❤︎」
「千歳、かわい……」
「かわいくないっ、俺は男だって、うあっ」
強すぎる快楽は泣きを産む。啜り泣く様な声に悠陽が長いため息をつく。
「あー……だめだ、ムラムラする。でもこのまま突っ込んだら流石に可哀想だよね……こっち使うのは初めて、なんだから」
くち、と蜜壺に指が触れる。
もう準備できてますよとばかりに雌の香りを振り撒いているが、それでも処女なので、いきなり突っ込んだら痛い思いをするだろう。
ならどうすべきか?
慣らせばいいのだ。
「もう少し我慢しなきゃ……。千歳、指、いれるよ」
「……ふぇ、ゆび……」
クリトリスの刺激でぼんやりしていた千歳の意識が戻る。と、同時にゆっくりと秘部に侵入してくる細いもの。
(あ……俺今、指入れられてる……)
「……ん、あれ。なんだこれ」
「っ!?」
やがて、その指が「第二の入り口」に触れ、千歳は体を震わせた。
……突然だが、前立腺、と言うものがある。開発すれば男も女のように深い絶頂を迎えることができるという性感帯だ。
その場所がどれほどの快楽をもたらすのか。千歳は自身の身体でよく知っている。幼馴染に調教された故。
さて、その前立腺だが、今現在も彼女の身体の中に残っている。
膣口と子宮の間、膣を取り巻くようにドーナツ型になったそれが残されているのだ。
医者から「珍しいパターンですねぇ」と言われて伝えられたその特徴。
(まずい……!このまま悠陽のを受け入れてしまったら、間違いなく俺は……!)
ゾッとした。ただでさえ腹側にあるそれを好き勝手にされるだけであんな快楽が襲ってくるのに、内側から、360°ゴリゴリと擦られたらどうなってしまうのか。
間違いなく、雌になる。
悠陽の目論見通り、彼専用メス穴が出来上がってしまう。
元は男だと主張しているものが足を引っ張るだなんて、なんという。
「あ、あのな……悠陽、そこ触ったら……」
「あぁなるほど、千歳の弱点なんだね、ここ」
「〜〜っ!?❤︎」
ぎゅう、とそのまま指を突っ込まれて千歳の身体が跳ね上がる。腹側から押し上げられていた時とは違う感覚。そのあまりにも強い感覚に無意識に腰が逃げる。
「あ、こら。逃げちゃだめだってば」
「だって、ぇ❤︎そこ、ダメっ❤︎そこっ……前立腺、だからぁ❤︎」
「……なるほど」
男だった時期に散々ねぶられ弄ばれたその弱点。女の子になってもなくならなかった最も男らしい部位。
素直に己の弱点ですごめんなさい触らないでくださいをした千歳に、わかりました触りますねとばかりに悠陽の指が動き出す。
「っきゃ!?❤︎なんれ、俺、ダメっていって、う!❤︎」
「千歳さぁ、それでなんで止められると思うわけ?本当に僕と同じ男だったの?そんな言い方されてはいやめますねなんて人間、この世に存在するわけないでしょ」
当たり前だ。この世の真理であった。
バタバタと指から逃げようとする千歳だが、メス堕ち肉輪を何度も何度も擦られてガクガクと脳がスパークする様な感覚に襲われる。
「あ゛っ……❤︎だ、め、これっ……❤︎やばっ……❤︎」
「めちゃくちゃ締め付けてくるねここ。千歳、そんなに気持ちいい?まだ、指だけど」
「あっゔ……ぬい、て❤︎ぬけ、って!❤︎きちゃっ……!❤︎」
いつの間にか増えた指に全体を押されて、擦られて、千歳のキャパがオーバーする。
(あっこれ、ダメだ)
そう悟った瞬間、脳みそが真っ白になる。
「イッちゃっ……!❤︎」
びくん、と一際大きく身体が震え、ベッドに沈む。はぁーっはぁーっと酸素を取り込むかの様に胸が大きく上下する。
「イッちゃったんだ?千歳、男の子の弱点残しちゃったもんね。これから開発したらこれに加えてgスポットやポルチオの快感もあるんだよ。楽しみだね?」
「ぜんぜん楽しみじゃないし、俺は男だっての……」
心底楽しそうな幼馴染を千歳がじとりと睨む。
しかし、どこに膣に指突っ込まれて絶頂する男がいるのだろうか。それは完全にメスではなかろうか。
だけど千歳は男に戻りたいのだ。それ故、認めるわけにはいかない。
その発言を受けて、悠陽が呆れた様に息を吐く。
「まぁいいけどね、それより僕、もうそろそろ限界なんだけど」
「げんかい」
「そ。千歳があまりにもエロすぎるからさぁ」
する、と悠陽の下履きが取っ払われる。
「ひぇっ」
別に初めて見たわけじゃない。なんなら何度も突っ込まれてる。
なのに、今千歳は完全に恐怖していた。
悠陽のちんこに、負けそうになっていた。
「はっ、はっ……」
息が、荒くなる。わかってしまった。自分は、目の前の雄に勝てない。今までの経験から、理解ってしまった。
力の問題じゃない。もう心から千歳は悠陽に屈してしまっていた。
初めて抱かれたあの日から、もうずっと。
だけど認めるわけにはいかない。認めてしまったが最後、男の身体は失われ、女として生きていくことになる。
それは、それだけは絶対に嫌だ。
例えさっき指だけで絶頂してしまっても、男だった時期に「千歳のここ、もう完全に雌だよね。孕めばいいのに」とか悠陽に言われてても、とにかく千歳は男なのだ。
幼馴染の親友ちんこに負けるわけにはいかない。
男の時でも敵わなかったけど、なんなら今それを見ただけで下半部がきゅんきゅん疼いてるけど、負けるわけにはいかないのだ。
絶対負けるわけには、
「……挿れるよ」
「あっまって、まってっ……」
静止の声は届かず、目の前の雄を今か今かと待ち望む入り口は、待ちかねたとばかりにしゃぶりつく。
「あっ……はい、って……!」
「ナカ、あっつ……」
にちにちと無理矢理狭い肉壁を掻き分け、肉棒が蹂躙する。
その場所を踏み荒らされるのは初めてのはずなのに、当たり前のように雄を迎え入れる己の身体に舌打ちをしたくなる。拒めない。流されてばかりだとか、幼馴染に甘いとはよく言われてきたが、こんな場面になっても拒めないなんて。
「ふ、ふーっ、ふーっ……」
必死にシーツを握りしめ、息を吐き、確かに感じる痛みと快楽から目を逸らす。痛みがあるなら、まだ、まだ耐えられる。これくらい、なんてことない。
やがて、こつん、と第二の入り口に肉棒が辿り着いた。
「ひっ」
「は、辿り着いた」
先ほどの感覚を思い出して思わず顔を引き攣らせる千歳に悠陽は心底愉快そうにニヤリと笑い、コンコン、とその場所を突く。
「あ、う」
「ねぇ、千歳。ここ……さっき指だけでもあんなに取り乱してたのに、ちんこでゴリゴリされたらどうなっちゃうんだろうね?なんせ腹側にあったところを押されただけで絶頂してた千歳だもん、突っ込まれて全体を刺激されたらヤバいんじゃないの、ねぇ。そろそろ認めた方がいいんじゃない?自分が雌だってこと」
「お、俺は男、だぞ?そんな……そんなので堕ちるわけ……」
「そんな涙目で言われても説得力ないし、堕ちてたのは男の頃からだけどね?千歳は優しいね、男の頃の調教の成果も失わせないでおこうとこうやって残しておいてくれるんだから」
「ちがっ違うってぇ……!あの、悠陽、ほんとにほんとに、やめてくれってっ、それ絶対まずいからっ!」
「何言ってるの?千歳」
──まずいから、やるんだよ?
「……お゛っ!?❤︎」
ばちゅん。
そんな言葉と同時に、悠陽の性器が、前立腺を「貫通」した。
と、同時に脳みそが真っ白になり、びくん、と千歳の身体が跳ねる。
つまり、絶頂したのだ。
「うわ、締め付けすご……入り口が二つあるみたいでっ……」
「あ、ゔ、悠陽、今、イったからっ……それ以上、進まないでぇっ」
泣き言を漏らす目の前の雌に、悠陽は一つ瞬きをして、それからニッコリと可愛らしい笑顔──といっても明らかに悪どい顔だったが──を向けた。
「だーめ」
「〜〜っ!?❤︎」
前立腺が、膣内が、ズルズルと擦られる。初めての感覚に、覚えのある強烈な快楽に、千歳は声を出すこともできずに再び絶頂した。
「かはっ、はっ、はっ…… まだ、イッ……!」
バタバタと暴れていた足がピンと伸びて、ビクビクと身体が何度も跳ねる。何度も、何度も、何度も。終わらない地獄に端正な顔立ちは歪んで、涙と涎でベトベトになっていた。
「そっ、こ❤︎ゴリゴリしないでっ!❤︎やめれ、やめろよぉっ……!❤︎」
「……は、はは。やめるわけないじゃん」
一方で、悠陽の方も限界だった。何度も絶頂しているせいで休むこともなくギュウギュウと締め付けてくるそこに耐えれるほど、彼は遅漏ではなかったし、鈍感なわけでもない。
むしろ普通の男にしてはよく耐えてる、といえるほど彼は理性を保っていた。なんせ、一応は千歳の身体のことを考えて、もみくちゃには「まだ」していないのだ。
とちゅっ。
「あ゛っ?❤︎」
一番奥の奥、子宮が降りてきて、ナカに全て収まった性器の先端とキスをする。
まだ開発されてもないまっさらなそれ。それでも千歳は身体を震わせ、目の前の雄にこの奥も全て征服されると認識してしまった。
(悠陽に、ここまで、塗りつぶされ……)
女の身体を全て暴かれたかのような感覚に、ブルリと身震いをする。口ではやめてくれと泣き叫んでるのに、身体は、はやく目の前の雄の種が欲しいと我慢できずに降りてきたのだ。
そんな風に悟ったことを目の前の彼も悟ったらしい。ふぅー、と長い息を吐き、それから目を細めて笑う。
「あれ、千歳?自分からここまでやってきたの?男のままがよかったんじゃなかったっけ?これどう考えても僕のこと求めてる反応だと思うんだけど」
「しらな、そんなの、ちがうって、ぇ……❤︎」
「そっか。まぁいいけどね……」
ちんちんがイライラする、という表現をご存知だろうか。まさに今、悠陽のちんちんはイライラしていた。というか理性がぶっ飛ぶ瀬戸際だ。口では拒絶しているのに、身体や態度はどう考えても悠陽を受け入れている。このギャップに、お前はメスだと理解らせてやると余計煽られるのだ。サドの部分をこれでもか、と煽られている。
それに気づかない千歳はひたすらやだやだと首を振り、やめてくれと懇願し続けていた。
もう彼女の理性はとっくのとうに飛んでいて、それでも「男だということ」だけは忘れないように口がそう紡いでいる。
もう、精神もあと少しでメス堕ちしようとしていた。
もとより流されやすい千歳だ、こうなるのも仕方ないといえよう。彼女が冒頭で危惧していた通り、悠陽に捕まった時点で終わっていたのだ。
「……っは、千歳、動くよ」
「やっ❤︎まって!まってってば!❤︎」
「ごめん無理っ……!我慢、できないっ」
「ひゃぁあああっ!!?❤︎」
女の子のような、いや、女の子の悲鳴があがる。
ピストン運動でゴリゴリ弱いところを何度も何度も潰されて、逃げようとした腰はガッチリと掴まれ奥の奥まで再び打ち付けられる。
逃げ場のない快楽がひたすら溜まり、耐えきれなかった身体が無意識のまま目の前の雄に縋り付き、背中に爪を立てる。
「あ゛、む、むりっ!❤︎むりぃぃっ❤︎だめっ、だ、っああああっ!❤︎たすけっ、ゆうひ、やめっ、もうゆるし、ひぎっ❤︎」
「千歳。聞いてる?聞こえてる?いいじゃん、男になんて戻れなくてもさ。ほら、こうやって膣の中ゴリゴリされるだけで気持ちいいんでしょ?頭バカになっちゃうんでしょ?こんな身体なのにまだ自分のこと雄だと思ってるの?万が一戻れたとしても、もう女の子なんて抱けないと思うんだけど。だってこんな開発されきった前立腺が疼くのに、今更ちんこだけで射精出来るわけ?認めなよ、もう君は雌。メス穴。僕の女だ。ほら、君の身体もそう言ってるよ。僕のちんこ締め付けながら離したくないってさ。認めちゃいなよ、ねぇっ」
「あ゛っ❤︎りゃめっ❤︎りゃめなんだって!❤︎おれ、おとこで……!❤︎」
「強情だね。でも、いつまでその強がりが続けられるのかな」
悠陽の方も興奮でもう何が何だかわからなくなってきていた。ただとにかく目の前の雌を征服したい。その想いだけで言葉を紡ぎ、背中に走る痛みにすら興奮し、ぐちゅぐちゅと千歳の身体を貪る。
ここにはもはや理性のある生き物はいない。
互いの身体を貪り尽くすだけの獣が二匹、いるだけだ。
「……っは、もっ、出そっ」
「やっ!?❤︎ナカはぁっ!❤︎らめっ……!❤︎」
ゴムをつけてるので中も何もないわけだけれど、恐れを抱いた千歳は拒絶し、ぐいぐいと力のはいらない手を必死に動かして悠陽の身体を押す。
この身体で中に出されたら終わる。それだけがほんの一欠片の理性として残っていたのだ。
しかし、そんなことをされたら煽られるのが雄というもので、悠陽もまた例外ではなく、ゾクゾクと背中に征服欲が駆けていく。
「っ、千歳!」
「んっ」
悠陽が衝動のまま唇を奪い、上も下も雄で満たす。満たされてしまった。
「……んぅ❤︎」
千歳の頭はそれがトドメとなり、目の前の雄の種を受け入れるため、全身が動き出す。
きゅ、と背中に手を回し、足も腰の辺りに巻きつく。
逃さない、とでも言うかのようなそんな体制に、お望み通りぶちまけてやると、口内を荒らしながら、悠陽は腰の動きを早める。
「で、るっ……!」
「っ……❤︎」
ドクン、と雄が脈打つのを満たされたような心地で感じながら、千歳は長い長い吐息を吐いた。
やがて射精を終えた肉棒がずるりとゆっくり抜けていき、それに寂しさを感じながらも、ぐったりと手足がベッドに沈む。
「…………きゅ……❤︎」
もはや言葉としてなしてない鳴き声が口から溢れ、快楽地獄からやっと解放された千歳は虚な目ではーっはーっと呼吸を繰り返す。
「……千歳、千歳、おーい?」
「う……」
ぺちぺちと頬を優しく叩かれ、意識が戻る。
「ほら、水。飲める?」
「……う、ん」
蓋が開かれたペットボトルを受け取り、こきゅこきゅと飲む。泣き叫びすぎて乾いた喉に沁みていく。
いまだに頭がぼんやりする。身体全体を先ほどまでの快楽が蝕んでいる。
でもこれでやっと終わった。耐えたのだ。メス堕ちなんてしなかった。
本当はもうとっくに手遅れで最後は完全に雄に媚びるただの雌になっていたのだが、千歳はそれを棚上げして一安心した。
外していたメガネを手探りで探して装着して、悠陽の方に向き直ると、彼は腕組みをしてこちらをじーっと見つめていた。
「で?」
「え?」
「え、じゃない。何勝手に終わった感じの雰囲気出してるの?まだ僕、君の口から女の子になりました宣言聞いてないんだけど?夜もまだ始まったばっかなんだし、時間はまだまだあるんだよね」
「え、ちょっ……」
ばたむ。再びベッドに押し倒され、千歳は恐る恐る目の前の幼馴染に視線をやる。
「あ、あの……」
「もうちょっと頑張ろっか、千歳❤︎」
メガネを再び外され、いつの間にかゴムを新しく付け替えたらしいちんちんが、雄を受け入れる準備万端のそこに触れる。
「やっ、無理……もう無理だからっ!悠陽、悠陽ってばっ!あ゛っ❤︎」
一週間後、彼女は元には戻れなかったと言う。
評価、抜けた報告よろしくおねがします。