今から遥かとは言わないが、まあまあ昔の話。人類の男女比がかなり傾いた時がある。女性がどんどん産まれなくなり、その代わりにぽこじゃかと男ばかりが産まれるようになった時代が。
最高男女比率は何と、驚きの1:9を記録した事もあるとか。これには俺もびっくりした。
で、そうなるとだ。勿論人類はやべーやべーと本気で焦り始めた。何だかんだ今までは世論とかを気にしていたらしいが、もう此処まで来ると形振り構わず人道的にどうなの?という手段を取り巻くったとの事。
その中でも有名なのが残った女性に与えられた特権だ。現存している書類に目は通したが、小難しく回りくどい説明が多かったので要約する。
簡単に言えば、女性なら何をしても見逃されるという狂った特権だ。一応こうなった理由には、残った女性達の自死率が高かった事が挙げられる。1割の女性達は勿論子供を産むことがほぼ義務付けられている。中には結婚なんてせず、子供も産みたくない人もいるが、そんなのは極限状態の中許されはしない。
相性の良いとされる男性を充てがわれ、子供が産まれるまで性行為を重ねる。そして妊娠したら勿論出産。その時の費用は国が賄うが、精神的には辛いのは何となくだが分かる。
しかも出産が終わり、ある程度の期間が開けばまた性行為をさりげなく国に勧められのだ。何処に言っても求められるのは出産。育児は世の男性達がしてくれるが、心を病む人がいても不思議ではない環境だろう。
で。先程の特権に話は戻るが、この案が可決されてから、世の女性達はなるべく身の回りに置く男の見た目を着飾る事にした。拒否する者は勿論クビにする。それが許される特権があるのだから。
恐らくはと先生方に説明されたのは、当時の女性は男らしい男に嫌悪感を持っていたのだろうと言う事。来る日も来る日も健康優良児のマッシブな男に犯され続け、本能的にそういうタイプの男が嫌いになったのだ。
故に特権が行使されてからは、線の細い男や女性らしい顔付きの男性が女性の周りに侍るのが増えた。
これにより男の価値は、昔ながらの男らしさよりも、どれだけ女性に好かれるように、自分を着飾り女らしく振る舞えるかがトレンドになった訳だ。
女性達も前よりかはマシになったのか自殺者も減り始める。これには家庭内の序列が女が一番になった事、子供を産みさえすれば大体の事が許される余裕が結果に出たのだろう。
しかしそうした許容はだんだん女性達の横暴を見逃す材料にもなったのだ。
少しでも気に食わない事があれば手を上げる。それをしても咎められる事はなくなったので、更にエスカレートしていく。ある時より女性達の間で流行り出した。男を奴隷として扱うお遊びも宜しくなかった。
最初は在野の男達を呼び出し、無茶難題を突きつけてその様を見ているだけだったが、やがては拷問紛いの命に係るような悪辣な遊びにまで発展する。そんな事をしていれば男達にも死者は出るが、特権からか罪に問われる事はなかった。
貴重な性別とそうでない性別。秤にかければ何方に傾くかは誰にでも分かる話だが、極限かの社会判断とは恐ろしいものだ。
人を殺しても罪に問われない。この悪い確信は今まで残った理性的なストップを、女性達の脳内から取り去った。
それから世は進み。男達は女に従属するものとして扱われ続けた。例え自分が産んだ子供であろうと、女性達は男であると判明した瞬間に
産まれた子供が女だった場合、育てる権利は先ず女性に行く。大体の女性は自分と同じ女を自身の手で育てる事を選ぶ。とは言っても肝心な所は奴隷任せではあるが。
そうして教育部分だけは母親の下で育った娘は、見事母親と同じように育つのだ。中には例外もいたが、それは数える程だ。
男らしい男は奴隷として生き、残ったのは女性に見初められた女らしい男のみ。男女比は少しづつ戻りはしたが、この環境での時代は長く続く。
そうして男女比がかなり均衡を保つくらいに世が進んだ頃。世の中では女尊男卑を危ぶむ声が増えてくる。
かつては時代柄。女性が心を保つ為に仕方ないと言えたが、今の世にも蔓延る男性は奴隷だと言う考えは宜しくない。そんな運動が起こり始めたのだ。
女性の特権は既に無くなり、表向きは男女平等であると再び世論が戻りはしたが、昔から根付く教えとは中々消えぬもの。今でも女性の半分が、表には出さないが男達を奴隷として認識している。
この時代に生きる男性達も、そんな女性の蔑んだ目に内心気付きつつも、それを見ない様にして生きてきた。
そんな歪ではあるが、表向きは平穏であった世界に再び激震が走る。
それは男性の出生率が年々激減してきた事。1割、2割、どんどん下がる数字ばかりが増えていく。これは恐らくだが、男性達の男性ホルモン値が、激減しているからではないかと言われていた。
男達は女性に気に入られるように、無意識に進化を果たしていた。ガッチリとした筋肉質の体はとうに無くなり、産まれてくるのは女の子のような子ばかり、産まれた時から男性ホルモンより女性ホルモンの方が多いのだ。
それは男性が作る精子の濃度や射精率にも繋がる。男の象徴とも言える男性器はどんどん縮み、一応射精は出来るが日に一度程度。それもごく少量。
そんな有り様では子供が出来づらいし、例え産まれたとしても女の子ばかりが、産まれてくる。
かつての世界とは真逆の世界。しかもそれが今まで歩んで来た女性達の置き土産とも言える結果に、世の女性達の中では物議を多く醸し出した。
受け入れる者。受け入れられない者。この両者は2つに別れ、後に世に大きな変革を与える。
受け入れられなかった者から話をしよう。増大し歪んだ男性観はある日爆発を迎え、多くの男性を巻き込んだテロを引き起こす。唯でさえ少なかった男性を減らした大事件。
これを期に、男性と女性の許可なき接触は禁じられる事になった。男達はADAMと呼ばれる区域にて産まれ、育ちやがてはIVEより嫁取りを行う。
大胆にも思える思い切った政策だが、これは残された男性達に申し訳なさを持つ女性が作った最大の譲歩案。
昔から奴隷として扱われ、このテロを期に男達の女性恐怖は頂点へと達した。普通に喋るだけでも、恐怖を覚えまともに話を出来ない程に彼等との溝は深い。
一度距離を取り、男同士でのセラピーを行う。これが男と女が再び寄り添う前の一歩だと信じ、男性と女性には大きな壁が出来たのだ。
これはそんな出来事から、幾年かの時が経った後のお話。
「すいませーん!荷物受け取りに来ましたー!」
「え!?あれ、男の人!?…で、でも何か知ってるとの違わない…?」
「馬鹿!あんま声出したらバレるって!」
(相変わらずめっちゃ見られてんな〜)
物資の受け取り。こればかりは男性と女性の関わりを断つ事は出来ない。なので基本、当番制で月に一度こうして女性区域まで足を運ぶ事がある。
唯一の男性との公的に会える場所。少ない時間ではあるがその触れ込みはこの機関へと入る女性の倍率を何倍にも上げているとか。まあ、もし、もしも一目惚れなんて事があれば後に男の方から指名が入るかもしれないのだ。絶賛の女余りが続く世の中で、少しでも確率が上がる職業に就きたいと思うのはごく自然な感情だろう。
「ありがとうございましたー!」
「い、いえ!こ、此方きょそ!!」
「…涼ちゃん。めっちゃ噛んでるし」
「仕事前のイキリが嘘みたいだね〜」
男性への免疫は無いし、此方も女性への免疫は無い。大体グダグダになり易いこの運搬作業だが、何回もこうして顔を合わせれば慣れは出来る。どうやら今回は新人さんだったらしい。まだ20前半のような見た目だし、納得だ。
車に乗り込み、ミラー越しに女性達の方を見る。先程どもりまくっていた女性に、周りを囲むような人集り。なるべく女性との接触を最低限にしている中、先程のように軽くではあるが会話を交わすのは珍しい事なのだ。
この後、さっきの職員さんが質問責めにあったのは言うまでもない。
「
「はい、どうもっす!」
男性区域ADAMに入ると、先程までの無言が嘘かのように隣の運ちゃんは話し出す。自分よりも長く生きているが、矢張り女性と触れ合うのは未だ恐ろしいとの事。
「いやー、家内とは何とか話せるんだけどね…どうにも他の女性は…いや!悪い人ではないのは知ってるんだよ?でも、何かね……」
「いやいや!それでも頑張って今日も対応してたじゃないっすか!凄いですよ!」
「そ、そうかな…へへ…」
「はい!」
どうにも自分以外の男性は、根幹にある女性への恐怖を拭い取れない様子。幼馴染のアイツも、根っからの怯えようだったし仕方ないんだろな。
「ほれ、就いたよ!後はやっとくからお疲れさん!」
「お疲れっしたー!」
ブロロ…と音を立てて去ったトラックに手を振り、何時もの学び舎へと足を踏み入れた。
学年は1年生。三階まで登らにゃ行かんがてくてくと足を動かす。1年坊は一番足を動かせってか。授業中だからか静かなものだ。誰も居ない廊下を進み、目的の教室1−Cへと入る。
「──レン!遅かったね!大丈夫だった!?」
「立つな立つな!先生に迷惑だろ」
「ハハハ、気にはしないさ。…直ぐに座ればね」
『あ、はい…』
今は歴史の授業。ガラリと戸を開くと総勢10人の生徒の目が集まる。其中から一際小さな体をした幼馴染が、ぴょんぴょんと跳ね大きな声を上げる。毎度の事ながら、女性への警戒心が強い事。ガチで心配だったのか涙目である。
まあそんな幼馴染も先生のニッコリスマイルに気圧され、直ぐに席に着く。怒らせると怖いんだよな、森先生。
「…で、本当に何もなかったの?」
「何もねーよ。先生に怒られっぞ、
「で、でも心配だったから…」
「へいへい、あんがとな。それはそれとして授業ちゃんと受けろ」
授業受けろって言ったのに、チラチラと隠れて此方を見る様は何処か小動物を思わせる。
「凄い!凄い!いっぱい飛んだよレンの!」
「うーん、何か調子悪いな…」
「あ、あれで!?」
体力測定。ハンドボールを投げるのは昔から変わらないんだな。今日は午後からで助かった。昼間は運搬仕事あったからな。後で1人だけ測定とか悲しすぎるわ。
「えい!」
「…まあ前よりかは?」
千香がポイッと投げたボールは直ぐ下に落ちる。1回目よりかは伸びたが、それでも誤差の範囲。歴史上仕方ないとは言え、今の男性の身体能力は低いなと改めて実感する。
「高梨君と高野さんも終わりましたか。では次、100メートル走です」
「せんきゅー、委員長。ほら行くぞ、何へばってんだ」
「お、置いてかないで〜、レン君ー!」
「…相変わらず仲が良いですね」
委員長、
「よし、帰るか千香」
「うん。さよーならー、先生ー!」
放課後直帰は何時もの事。部活は諸事情により入らず帰路へと着く。男性は産まれた時から男性に育てられ、父親と一緒に暮らすのが普通だ。しかし俺には父が居ない。何でかは知らんがそうらしい。なので血の繋がらない義理の父親に育てられている。普段は其処に帰るのだが、ここ最近は千香の家にお邪魔する事が多い。何故かというと、
「はぁっ♡はあっ♡レン君、レン君私女の人と結婚なんて嫌だよぉ…」
「だから俺が付いてってやるだろ?」
「あっ♡あっ♡で、でもぉ…」
16歳になると、俺達男は結婚に向けて活動を始める。今直ぐにではないが、将来結婚する相手の見極めの時期に入るのだ。しかし千香はそれを拒む。俺が好きだから、女性が怖いから。女性と一緒に暮らす未来に恐れを抱いている。
じゃあ結婚しないで済むのかというと、そうはならない。なので苦肉の策として出されたのが、俺を千香の恋人ととする事だ。
…いや何でだとは思ったよ。でも話を聞くと俺と結ばれないと結婚が嫌だという男が各地に居るとの事。誰かなと目を通して見ればどれも見慣れた名前ばかり。俺が小さい頃。一緒に育ち仲良くしていた友人達。残念ながら男の振り分けにより各地の学校へと転居してしまったが、離れた間も俺の事を忘れず結ばれる事だけを願って生きてきたらしい。
流石にこの数を無視するのはヤバいと判断したお偉いさんは、我が友人達の訴えを聞き入れ、特例を作る事にしたのだ。
昔から何か好かれているなとは思ったが、此処までだとは思わなかった。国からのOKをもらうと千香もその日の内に夜這い仕掛けて来やがったし。
「レン君っ♡レン君っ♡」
でも見た目は可愛い女の子だし、甘えるように抱き着いて来るのも何だか愛おしくなってきた。今日も千香の精神安定のために、家にお邪魔するや直ぐに千香の中へと肉棒を挿入した。
愛しい男の肉棒を受け、小さなオチンチンは硬く硬く張り詰めている。
「ああっ♡そんな、そんなに握られたら出ちゃうっ♡レン君の手でイッちゃうっ♡♡」
「出せ、気持ち良くなれ。千香」
「ん~~〜っ♡♡♡」
ケツ穴の奥をトントンと叩きながら、手のひらに収まる千香のモノを激しく擦る。前からも後ろからも快感を感じ、千香の乳首はビンビンに起っている。俺が射精する前に情けなくもびゅ、びゅと果てると、千香は体をブルリと震わせた。
「ほら、汚れたから舐めろ」
「んむ…ちゅ、ちゅ…はあっ♡はぁっ♡」
精子がべっとりと着いた手を、無理矢理千香の口に入れる。千香は嫌がらず、命令のままにそれを舐め尽くしていく。その間も後ろからは俺の肉棒が耐えず千香のケツマンコを犯していく。
「イクッ♡イクイクイクっ♡♡孕ませてっ♡レン君ので千香のオマンコいっぱい汚してぇぇぇぇっ♡♡♡♡」
「──出るぞ!!」
「〜〜〜〜っ♡♡♡♡♡」
壁に手をついた千香の腰を掴み、激しく激しくピストンを繰り返す。偶に乳首を指でくりくりしてやると、ぎゅうっと締まるケツ穴が気持ち良い。そのまま思う存分千香のケツマンコを堪能した後、千香の大好きな特濃ザーメンを中に放出。千香は激しく身悶えすると、全身の力をストンと抜く。素早く抱き寄せ、繋がったまま千香を持ち上げると、その結合部からは、ぽたりぽたりと出したばかりの精液が垂れ落ちるのだ。
「んちゅ…ちゅるる…やる気になったか?千香」
「うん…んちゅ…れろれろ…今日も頑張る…だから終わったら…」
「気絶するまで犯してやるよ。期待してろよ」
「──う、うん!えへへ…♡大好き…レン君♡♡」
この後行なわれるリモートお見合いにて、ケツマンコに俺の精液を溜めたまま、千香は応対をした。それでもやはり、女性は怖いのか常に俺の腕に抱き着いてはいたが。
その夜は慰安も込めて千香の家に泊まり、夜通し千香を犯した。恐怖を忘れるかのように貪欲に俺のチンポが求めてくる千香はとても可愛らしかった。次の日、起こしに来た親父さんが目のやり場に困るくらいには、千香の体は精液塗れであった。
説明しきれなかった補足
主人公
何か転生したら男女比やべーとこやん。まあ取り敢えず普通に生きよう。尚世界に1人の男らしい男なので、男の娘に好かれやすい体質の模様。それに気づかず、過去に色々とフラグを立てまくったのでした。
千香
主人公好き好き大好き。主人公と結婚出来ないなら死ぬくらいには好き。結婚する為の条件として主人公が一緒に暮らすのを許す人募集中。女の人は嫌いと言うより怖い。
この世界の男
全員男の娘。過去のあれこれにより本能的に女性を怖がるようになっている。例外は主人公だけ。
取り敢えずこんな所。この後は色んな男の娘が来て、セックスしまくるだけの話。偶に男の娘モノを無性に書きたくなるんだよね。ではでは~。