一般男性が宇宙人イアちゃんに興味本位で犯されてからゆかりさんにされてフタナリちんぽで犯される話 作:Sfon
原作:VOICEROID
タグ:R-18 オリ主 性転換 結月ゆかり IA TS ふたなり メス堕ち ♡喘ぎ
ある日。いつも通りに仕事を終えて帰宅し、玄関のドアを開けたとき、ありえない光景が視界に飛び込んできて、その場に立ち尽くした。
「あ、帰ってきた。おかえり〜」
誰もいないはずの自宅、寂しいワンルームマンションの一室に、見知らぬ美少女が立っていたのだ。『鍵はちゃんと掛かっていたのにどうして?』とか、『どこかで見かけた気がする』とか、色々な考えが頭の中を同時に駆け巡った結果、なんとも情けない声が溢れた。
「い……イアちゃん……?」
「うん、そうだよ。初めまして」
独り言のような呟きだったのに、彼女は律儀にも答えてくれた。天使のような笑みを浮かべて、こちらをまっすぐに見つめる彼女は、そこにいるだけでも奇跡に思えた。長い髪、青い瞳、透き通った肌と声、肩がむき出しのトップスに、生足が眩しいミニスカート。何度目を擦ってもその光景は変わらなかったが、それでも信じられなかった。
「えっ……でも、実在するわけ……」
「してるじゃん。キミの目の前で。それとも、幻覚を見てるとか思ってる?」
「だ……だって……」
そんなこと、あり得るわけがない。あくまで『IA』は架空のキャラクターなんだから。きっと、ドッキリ番組の企画かなにかで、精巧なコスプレをしている人が、一般人のオレを驚かせようとしているのだろう。そうやって、自分が想像できる範囲の仮説に、目の前の出来事を押し込んだ。
「まぁ、どう思われても良いんだけどね。やることに変わりはないし」
こちらが戸惑っているのもお構いなしに、彼女はゆっくりと近づきながら、目をまっすぐに見て話しかけてくる。その視線を受けるだけで、そこから一歩も動けなくなった。
「わたし、人間に興味があるんだ。この惑星を支配してるのはどんな生き物なのかなって、気になっちゃって。それで、しばらくこの星で暮らしてたの」
「は、はぁ」
「それでね。知識は大体集め終わったから、最後にこの星の生き物がやってる、『セックス』っていうのを体験してみたくって。付き合ってくれるよね?」
「えぇ……?」
まるで無邪気な子供みたいに、眩しさすら覚える笑顔を浮かべながら、とんでもないことを言う彼女。まるで、自分が宇宙人だとでも言っているようだったし、恥ずかしげもなく卑猥な単語を口にしたから、流石に耳を疑った。なんだか、目の前の彼女が女の子の皮を被った、もっと恐ろしい存在に思えてくる。
(ほ、本当に宇宙人? もしかして、結構ヤバい状況だったりするのか?)
話の内容に理解が追いつかなくて目を丸くしていると、すぐそこまで迫った彼女がこちらの手を握ってきた。女の子らしい、細くしなやかな指が、ゴツゴツした自分の手に巻き付く。心臓がうるさくなっているのは、女の子に触れられたからか、おかしなことを言っている彼女に怯えているからか。きっと、その両方だろう。
「ほら、こっちに来てよ」
グッと手を引っ張られて、ようやく正気に戻った。明らかにおかしな状況。可愛らしい女の子の姿をしていても、その正体は何なのか分かったものじゃない。もしかしたら、自分は生命の危機に瀕しているのかもしれない。そう思うと、一刻も早くここから逃げ出したかった。
「や、やめっ――」
ただ手を握られているだけなのだから、直ぐに抜け出せると思った。家の外に向かって走り出そうとした。でも、それは叶わなかった。
大して強く握られているわけでもないのに、彼女の手から抜け出せない。まるで、接着剤か何かでくっつけられたみたいだった。それでも足は玄関に向かい、バランスを崩して転びそうになったとき、彼女が手をもう一度引っ張った。それだけで、体格で勝っているはずの身体が宙に投げ出された。
「うおっ!?」
一瞬の浮遊感の後に、全身を柔らかい衝撃が襲った。背後には柔らかいベッドの感触がして、視界は天井を見上げている。玄関から部屋の中まで放り投げられたらしい。慌てて起き上がろうとした次の瞬間には、謎の少女がこちらの足を跨いで馬乗りになっていた。
「逃げちゃダメ。それに、わたしとそういうことをするの、嫌じゃないでしょ? 知ってるよ。IAと結月ゆかりがえっちしてる絵とか、男の『マスター』とえっちしてる絵とか、好きだもんね」
相変わらず可愛らしい微笑みを浮かべているが、言っている内容は背筋の凍るようなものだ。こちらは彼女を創作物のキャラクターとしてしか知らないのに、彼女はこちらのことを良く知っているのだから。まるで、どこか気づけないところから、こちらの生活をずっと覗き見していたみたいに。
「ほら、早く。セックスするときは服を脱ぐんでしょ?」
「――わ、わかった、わかりましたから!」
人ならざるものを彼女の中に感じて、その畏怖に突き動かされる。彼女に言われるがまま、ズボンとパンツを下げて股間を露出すると、長年連れ添った相棒はすっかり縮み上がっており、なんとも情けない姿を晒していた。自分の理外の存在を前にして、興奮できる方がおかしいだろう。
「あれ、セックスする時って、もっと大きくて硬くなるんじゃないの? もしかして、短小? EDってやつ?」
興味深そうにそれを眺めながら、おもむろに指先でちんぽをつつきだす少女。ここだけ切り取ったら、こちらが犯罪者にしか見えないだろうが、実際のところは真逆と言って良いと思う。生殺与奪の権を握られているのだから。
「いや、この状況でなんて普通は無理というか、むしろ普段より萎えてるくらいで……」
「えー、これじゃあできないじゃん。おっきくしてよ」
「そう言われても、股間は理性に従ってくれるものじゃないので……」
「うーん……あ、じゃあ、これでどう?」
何とか逃げ出す手立てを考えながら適当なことを言っていると、何か思いついたらしい彼女がパチンと指を弾いた。それ以外の動作は何も見えなかったのに、目の前の光景は一変。確かに服を着ていたはずの彼女は、今や一糸まとわぬ姿となっていた。
「うおっ!? ちょっ、えぇ!?」
反射的に顔をそむけたが、視界にバッチリ映り込んだその光景は、脳裏に強く焼き付いた。真っ白な肌、小ぶりながら確かに膨らんだ胸、その先端を彩る乳首。直視した時間は一瞬だったのに、ついつい思い出してしまい、股間が少しずつ膨らんでいく。
「なんでそっぽ向くの? わたしのこと、好きなんでしょ? 見たくないの?」
「いや、見たくないってわけじゃないんですけど……」
裸を見せるのを恥ずかしいと微塵も思っていないような、彼女の振る舞いに対する戸惑い。そして、目の前に全裸の女の子が居る緊張。胸が苦しくなり、息も浅くなってきた。そんな様子を見せてしまえば、女の子に慣れていないとすぐに分かったのだろう。彼女はクスリと笑ってから、悪戯っぽい声をかけた。
「そうだよね。だってキミ、わたしの見た目好きだもんね。おっきいお胸より小さいお胸、大人っぽいお股より子供っぽいお股が好きな、へんたいさんだもんね」
心臓がドキリと鳴った。追い打ちをかけるように、彼女の手がこちらの頬に伸びた。細くしなやかな指が、耳や頬、顎を撫でる。くすぐったさの奥に生まれた、背筋を駆け上るゾクリとした快感に、肩を震わせた。
「キミ、わたしのこと好きなのに、いざ目の前にしたら緊張してるんだもん。かわいー」
「ぅ……ぁ……」
「そんなガチガチに緊張しないでよ。別に、痛いことをしようとしてるんじゃないんだから。ただ、セックスってどんな感じかなーって試したいだけ。……ほら、ちゃんとこっちを見て?」
彼女の手が頬を優しく包み、顔がゆっくりと彼女の方へ誘導されていく。視界が横に流れていき、やがて彼女の裸体が飛び込んできた。雪原のように白く透き通った肌が、柔らかな曲線を描く肉体を包んでいる。その白さゆえに、青い瞳、潤んだ唇、艶やかな髪、淡く色づいた乳首が良く映えていた。
(な、なんだこの身体……きれいすぎる……)
思わず息を呑んだ。まるで彫刻のように完成された容姿なのに、確かな肉感が共存しているのだから。一度直視してしまえば、もう釘付けだった。世界から音が消え去り、自分という存在も希薄になって、ただ彼女の姿が脳内に流れ込んでくる。呼吸もせずに見惚れていると、彼女の口から漏れた小さな笑い声。
「ふふっ、わたしのこと、やっぱり好きでしょ。……ねぇ、どう思ってるか、言葉にして教えて?」
「……めっちゃ、綺麗です」
「あは、ありがとー。……あ、いつの間にか勃ってる。わたしの裸で興奮しちゃったんだ?」
小悪魔チックに笑われて、サッと視線を逸らした。その反応を面白く受け取ったのか、彼女がすっかり勃起した相棒を指先でツンツンと突いたので、そのたびにピクリと反応を返してしまう。ここ最近で一番の硬さだったが、それ以上膨らまないと分かったのか、彼女の顔はどこか不満げになった。
(ち、小さいとか思われてそう……。もしかして、エロ漫画のちんぽと比べられてるのか?)
創作の表現を真にうけているのだとしたら、困ったことになった。女性の顔の長さもあるようなご立派を求められているのであれば、たしかにオレのちんぽじゃ不満だろう。これ以上大きくはできないが、どうにかこの状況を切り抜けないと、最悪殺されてしまうかもしれない。
「あ、あの! オレのサイズって結構標準的で、これでも十分気持ちよくなれるはずというか、その……」
「――えいっ!」
こちらが必死に弁明しようとしているのに、彼女はまるで聞いてくれない。その代わりに彼女は何やら力を込めて、指先で相棒を突いた。すると、全身から熱という熱が股間に集まり、肉棒が限界を超えてパンパンに膨れ上がっていく。若干余っていた皮もパンパンに張り詰めて、ビキビキと音が鳴りそうなほどのゴン勃ち。カリの高さはネックレスでもかけられそうなほどで、まさにエロ漫画に出てくるようなちんぽに変貌した。
(な、なんだ!? こいつの、指先一つで……!)
明らかに人間業ではなく、彼女が人智を超えた存在なのは確定した。抵抗してはいけない、できるだけ機嫌を取らないといけないと、頭の中は軽くパニックを起こしているのに、身体は目の前に並んでいる女を食いたいと疼きだす。
「んふ♡ いいねいいね♡ それじゃあ入れちゃうね?」
「うおっ!? くぅっ……!」
彼女は膝立ちになると、バキバキになったちんぽに手を据えて、もう一方の手で開いた股間の割れ目にゆっくりとあてがった。先端にマン肉の柔らかい感触が伝わって、視線が結合部分に吸い込まれる。パンパンに張った亀頭が小さな膣口を押し開き、女体の中へと侵入していく。今まで感じたことのない柔らかさと暖かさに、鼓動がどんどん早くなっていった。
「やば……っ!」
「んふふ、気持ちいい? おちんちん、どんどん中に入っていっちゃうね。わたしのおまんこ、ぬるぬるになってるの、分かる?」
「どこでそんな煽り文句覚えたんですか、っ!」
「わたしがマスターって人に犯されてる本とか、たくさん読んだよ。あと、えーぶいってやつもたくさん見たし」
一度キッカケを得れば、そこから先はあっという間。そのままズブズブと奥に飲み込まれていき、やがて彼女の股間が自分の股間と密着した。視界からちんぽが消え去ったのに、股間からは圧倒的な存在感が伝わってくる。経験のない不思議な感覚だった。
「わぁ……中でビクビクしてる。あったかいし、先端だけ柔らかくて、なんか不思議な感じー。ここから、腰を持ち上げて、落として、えい、えいっ♡」
「ちょ、まっ……ふぅっ……!」
こちらの静止に耳を傾ける様子はなく、奥まで入るや否や、彼女はすぐに腰を動かし始めた。全身を股間の上で跳ねさせて、形のいい小ぶりな胸がフルフルと揺れるのも気にしていない様子。それどころかむしろ、こちらに見せつけているようだった。
「ほらほら、ぱんっ、ぱんっ♡ いっぱいしごいてあげるから、キミも腰を動かして、奥までたくさん突いて?」
「くぅっ……ふーっ……ふーっ……」
彼女に『つまらない』とか思われたら、一瞬で消されるかもしれない。その恐怖が体を突き動かし、なんとか彼女の動きに合わせて腰を振ろうとするが、あまりの快感にヘコヘコと情けない動きしかできない。それくらいに、彼女の膣内は具合が良かった。子供っぽい高めの体温。カリ首を弾くヒダ、不規則に締め付けてくる肉壺。今まで使ったことのあるどのオナホールよりも気持ちが良く、あっという間に精液が込み上げてくる。
「く、そ……っ!」
「あれ、もう出るの? わたし、まだ全然気持ちよくなってないのに」
「なら、もうちょっと、ペースを落としてください、っ!」
「え、やだ。このくらいの速さが良い感じなんだもん。我慢して♡」
人を小馬鹿にするような笑みを浮かべ、こちらを見下ろしながら腰を動かす彼女は、サキュバスのように見えた。そして股間に登ってくる熱を止める術もなく、そのまま彼女の中へと放つしかなかった。
「ぐぁっ……ぐぅ――ッ!」
びゅるるるっと音が出そうなくらい、小便かと思うほどに長く勢いの良い射精。腰がガクガクと震えて、下半身から力が抜けていく。酸欠になった時のような、意識がふわふわと浮いていく感覚。出している間も彼女の腰は止まらず、むしろ搾り取るように動き続ける。
「なっ……ま、まだ出る……っ!」
ゼリーのような濃い精液が尿道をかけ上り、先端から飛び出ていくのがわかる。彼女の小さな膣では受け止めきれず、やがて逆流してきて、股間に暖かいものが広がっていった。人のものとは思えない射精は、これまでにない快感を脳内に注ぎ込み、視界が明滅する。
「ふーっ……ふー……っ……な、なんだ、これ……」
ひとしきり出し切った後、自分が放った精液の量と快感の長さに呆然としていると、なおも腰を動かし続ける彼女が不満げに口を開いた。
「もー、もう出しちゃったの? もうちょっと頑張ってよ。セックスって、どっちも気持ちよくなれるんでしょ? わたしも気持ちよくなりたーい♡」
「ま、待って……ちょっとだけ待ってください……。今、出したばっかで、頭が……」
「だーめ。ようやく気持ちよくなり始めてきたの。今止まったら冷めちゃうじゃん。ほら、二回目の準備してあげるから、頑張って?」
射精が終わり、ちんぽが少し柔らかくなったのに気づいた彼女は、片手で金玉をさわさわと撫でた。途端、再び股間に熱が集まってバキバキに勃起しなおし、それと同時に、軽い貧血のような感覚が体を襲う。
「ぐ、ぉっ……!?」
「よし、じゃあ引き続きお願いね」
「まっ、待って――」
それからは、もはや地獄のようだった。彼女は腰の動きを止めることなく、ずっと一定のペースでピストン運動を続けた。こちらが射精すれば、そのたびに彼女が金玉を撫でて、強制的に勃起させられる。何度射精しても終わらない行為に、やがて意識も朦朧とし始めた。
「うーん、このおちんちん、わたしと相性悪いのかなぁ。気持ちいいけど、イけるほどじゃないし」
「ぅ……ぁ……」
「あれっ……大丈夫?」
こちらがまともな返事もできないと分かって、彼女はようやく腰の動きを止めた。おかげで遠のいていた意識も少しずつ回復し、悲惨な現状にも気づいた。股間まわりは大量の精液でぐちゃぐちゃに汚れ、一方で彼女はまだまだ余裕がある様子。圧倒的なまでの敗北だった。またパチンと指が鳴らされ、ちんぽを強制的に復活させられると、どこか今までと違う感覚がした。そのネタバラシは、彼女によってすぐにされた。
「ねぇねぇ、ここまでは睾丸に溜まってた『男の子』を使ってたけど、これで無くなっちゃった。ほら、からっぽなの、分かる?」
彼女はどうやら玉袋を握っているらしい。しかし、不思議なことに、こちらに伝わってくるのは皮を握られた感触だけ。玉を掴まれれば痛みが走るだろうに、その欠片すら無かった。
「あはは、玉無しになっちゃったね。かわいそー。でも、キミにはまだ『男の子』が残ってるし、そっちも使っちゃうから、頑張ってね?」
「な、何を言って……」
「キミの男らしさをね、全部精液に変えちゃうの。わたしがイケたらそこで止めてあげるから、男らしさを無くしたくないなら、わたしが気持ちよくなれるように頑張ってみて♡」
彼女が何を言っているのか理解する間もなく、彼女の腰が再び動き始めた。今までよりもちんぽが大きくなったのか、締め付けもまた強くなっていて、あっという間の射精。ここまでは先ほどまで何度も繰り返してきたことだが、これからどうなってしまうのか、背筋がゾクリと震えた。
「あれ、もう出しちゃったんだ。じゃあまずは〜……喉から行こうかな。えいっ!」
いたずらっぽく笑った彼女が指を鳴らすと、喉元が熱くなり、その熱が股間へと移動して、萎えかけていた肉棒に力が戻った。これまでにないくらいの硬さで、痛みさえ感じるほどだ。
「な、なにが……ッ!?」
不意に呟いたその声は、慣れ親しんだ自分のものとかけ離れていた。疲れの混じった男のものから、可愛らしい女の子のものへと変化していたのだ。しかも、どこかで聞いたことのある声に。喉に手を当ててみると、喉仏がどこかに消え去っていた。
「あはは、変わっちゃったね。でも安心して。『結月ゆかり』の声にしてあげたから。わたしのパートナーとして、絵とか漫画とかに描かれてたから、キミも好きでしょ?」
「好きって……自分がなりたいわけじゃなくて!」
「キミがわたしのことをイカせられないのが悪いんだよ。嫌ならわたしをもっと気持ちよくさせてみて?」
「くそ、っ……!」
「ほらほら、がんばれ、がんばれ♡」
力の入らない腰をなんとか動かし、重たい腕を持ち上げて彼女の胸を弄り回すが、彼女は全く気にも留めていない様子。女の子を気持ちよくさせる方法なんて、エロ漫画で読んだことこそあれど、実践経験は皆無だった。さっきよりもさらに一回り大きくなった自分のちんぽに苦しめられ、また熱が股間から飛び出ていく。
「ぐぅ、っ!」
「あーあ、またイッちゃった。じゃあ次は……手足から『男の子』を貰っちゃうね♡」
ぱちんと彼女の指が鳴らされると、四肢から熱が込み上げ、同時に手足の見た目が見る見るうちに変化していった。節立った指は輪郭が柔らかくなり、筋肉のついた腕は細く曲線的なものへ。肌は白く透き通り、目の前にいる彼女と比べても遜色ないものになった。
「くそ、くそっ……!」
「あれれ、嫌なの? でもキミ、『可愛い女の子になってみたい』って言ってたよね?」
「あれはあくまで妄想の話で、本当になるとか考えてなくてっ!」
「そんなの知らないよー。キミが言ってたの、ちゃんと聞いてたもん。わたしはキミが望んだ通りにしてるだけ。悪くなんかないもーん」
非力になった腕を気合で持ち上げ、彼女の胸に触れた。水風船よりもずっと柔らかく、しかしハリのある乳房。慎ましやかなその膨らみの頂点を彩る、淡いピンク色の突起を指先で弄り、彼女に快感を与えようと必死になる。強く刺激しては痛いだけだろうと、力加減に気を遣って恐る恐る触れるが、いくら弄っても彼女はくすぐったそうに身体をよじるだけだった。
「もー、触り方が下手だよ。そんなんじゃいつまで経ってもイケないなー。あ、もしかしてそろそろ出ちゃう? ほらほら、出しちゃえ出しちゃえー♡」
無情な彼女の腰使いによって、身体から放出されていく男の残滓。思わず漏れた『んぁっ♡』という情けない声には男の面影がなく、自分の体から次々に『男』が抜けていっているのを突きつけられた。そして、こちらの『男』が薄れていくにつれて、彼女の笑みはますます深くなっていく。こちらの身体から男を抜いていくこの行為に、楽しさを見出しているらしい。
「じゃあ次は……上半身、いってみよー!」
ぱちんと指が鳴らされて、胸元とお腹から熱が生まれた。それが股間へ移動していくと、残されたのは服を微かに持ち上げる胸。ぶかぶかになった服の上から肩に手を這わせてみれば、記憶の中のものよりもずっと小柄で曲線的になっていた。胸を撫でてみれば、控えめながらも確かに柔らかい脂肪が付いている。その先端には小さなしこりがあって、指先で引っ掻いてみれば淡い快感が走った。
(う、うわ……本当にオレ、女になっていってる……!)
彼女の胸と似た感触が手に伝わってくる。しかし、触れられている感触も同時に生まれて、頭の整理がすぐにはつかなかった。目の前にある彼女の胸と同じくらいの大きさのそれは、肥満体型の男のものとは全く違う、ハリのある脂肪の膨らみ。お椀のような形の、整った胸。その先端にある乳首はぷっくりと膨れていて、指で簡単に摘むことができた。
「ん、っ……!」
「あれ、もう女の子のオナニーを試してみてるの? さすが女の子になりたかっただけあって、適応が早いね〜♡」
「いや、違っ……確認しただけで……!」
「いいよ、恥ずかしがらなくて。わたしに勝てないって分かっちゃったんでしょ。もう、お顔とおちんちん以外は女の子だもんね〜♡ ほら、自分で乳首いじりながら、気持ちいいお射精しよ?」
「ぐ、く、そっ……!」
女の子にからかわれながら、屈辱的な絶頂。『男の子』でできた精液が彼女の膣内に放出されていく。腰の抜けそうな圧倒的快感に合わせて反射的に乳首を摘むと、全身がビクンと跳ねて、射精とはまた違う快感が頭の中を駆け巡った。
「ん、うあぁっ♡ はぁっ♡」
「あ、もしかしてお射精と一緒にメスイキしちゃったの? へんたいさんだね〜。でもまあ、次で最後だし。思う存分男の子の快感を楽しんで、ちゃんと思い出に残してね」
「さ、さいごぉ……?」
「うん。おちんちん以外、全部の『男の子』を使っちゃうから。これでお射精したら、おちんちんも消えて完全に女の子になっちゃうよ。本当に最後のお射精、大事にしてね?」
ぱちんと指が鳴らされて、顔と頭から熱が生まれ、股間に集まっていった。きっと、結月ゆかりとそっくりな顔になったのだろう。胸をいじっていた手を止めて、顔や頭に触れてみれば、確かに変化していた。頬は髭の痕もなくスベスベで、唇はぷるんと潤んでいる。視界は裸眼でもクリアで、髪は細くしなやかに。一房つまんで目の前に持ってくれば、綺麗な紫色をしていた。
「は、ははは……ほんとに、変わっちゃった……」
「もう見た目はすっかりゆかりちゃんだね。あとは、このおちんちんだけ。じゃあ、いくよー?」
最後の最後まで、手加減のない彼女の騎乗位ピストン。大量に放出された精液が互いの股間にまとわりつき、ぱちゅっ♡ぱちゅっ♡と淫らな水音を立てている。小ぶりな胸を震わせながら、嗜虐的な笑みを浮かべている彼女を視界に収めつつ、自分の手は硬く勃起した女の子乳首を弄りまわす。もう、色々と諦めた。ただひたすらに、この瞬間を一番気持ちのいいものにしようとした。
(や、やば……♡ おっぱい、めっちゃ気持ちいい……♡)
服の上からカリカリ引っ掻いたり、指先で摘んだり。自分の体なら、どのくらいの力加減だと気持ちいいかどうか、すぐに分かった。それは、さっき彼女の乳首をいじっていた時よりもずっと力強く、容赦のない触り方。あんな弱気な触れ方だったら、くすぐったいだけなのもおかしくないと、今なら分かる。
身体の中に快感が溜まっていくにつれ、自分の体に残る最後の『男の子』も硬さを増していく。彼女の膣のヒダを掻き分け、奥までゴリゴリと抉る気持ちよさは、今まででいちばんの物。彼女自身もおまんこの締め付けを強くしているのか、喘ぎ声に興が乗ってきた。
「ん、うぁっ♡ い、いあちゃ、もう、もう……!」
「出ちゃう? 出ちゃうの? いいよ、わたしのおまんこの中で、いっちばん気持ちのいいお射精しよ? あんっ♡ おちんぽ気持ちいいよ♡ がんばれ、がんばれっ♡」
「ぐぅ、っ……で、出ます、っ……ぐぁ、っ!」
彼女の鋭い微笑みを浴びながら、頭の先からつま先まで、全身から熱が込み上げて、股間に集まっていく。そして数秒も間を置かずに、熱が体の外へと放たれた。びゅるるるるっ♡と鈍い音が幻聴として聞こえてくるほどの、今までで一番気持ちいい射精。それに合わせて乳首をつまめば、勢いがさらに増した。長く、深い絶頂に全身を揺さぶられながら、意識がどこかに飛び去りそうになる。
「あは♡ いっぱい出てるね。ほら、びゅーっ♡ びゅぅーっ♡」
彼女の声に合わせて、股間から熱が飛び出していく。それはやがて、長年連れ添った相棒自身も消費しながらのものとなった。出せば出すだけ、彼女の中を押し広げていたものが萎んでいく。腰をガクガクと振るわせるたびに、感覚が遠のいていく。
「すごーい♡ いっぱい出てるね。わたしの中じゃ全然収まりきらないくらい。全部出して気持ちよく終わろうね〜♡」
「ぐぅ……っ! で、でっ……まだ出る……っ!」
「ほらほら、キミの身体にあった『男の子』、全部わたしの中に出しちゃえ〜♡」
「ぅ、ぁ……っ♡」
ちんぽの先端から走っていた快楽を、乳首から広がる快楽が少しずつ上回っていく。男の快楽がメス快楽に塗りつぶされていく。長い射精が終わり、彼女のおまんこに最後の一滴まで絞られ、追い討ちの乳首アクメを決めた時、グリグリと股間に押し付けられていた彼女の股が、何にも引っ掛からなくなった。
(無くなったんだな。残ってた、最後の『男』が……)
彼女が腰を上げてベッドから降りると、そこに残されたのは、男の特徴を全て失った自分の身体。重い身体を起こして自分の身体を見下ろすと、股間には何も残っておらず、強いて言えば自分が放った精液だけ。股の下まで平らになっていた。足の間には割れ目があって、手で撫でてみれば触れられた感触があって、確かに自分の身体だと分かる。
「はは……な、無くなってる……オレのが……ははは……」
割れ目の中に指を突っ込んでみれば、上の方に小さな突起があり、それがきっとクリトリスなのだろう。触れてみれば鋭い快感が走り、まるで亀頭をなでられているよう。それがこの身体に残る、唯一の男の名残と言えるかもしれない。その下には小さな穴があいていて、そっと指先を入れてみると、ぬるりと身体の中に入っていく。
(ほ、本当に……本物のおまんこが、オレの身体に……)
ここまでされては、もう疑う余地もない。目の前の彼女はきっと、神様か何かなのだろう。矮小な存在を弄び、その反応を楽しんでいるに違いない。急に自分がちっぽけな存在に思えてきて、恐怖が薄れていった。諦めがついたとも言える。
「……どうでした?」
「えっと、なにが?」
「その、セックス、してみて」
そもそも彼女がここにいるのは、男と女のセックスをしてみたかったからだ。オレが持っている『男の子』はもう全部吐き出したから、これ以上はできない。つまり、これ以上ここにいる理由もないだろう。
(つまらなかったって言われて、どこかに消えちゃうのかな。オレをこんな身体にして、楽しむだけ楽しんで)
文句を言える相手ではないが、不満がないと言ったら嘘になる。自分の体を確かめていた手を止めて、ベッドの傍に立つ彼女を見上げると、彼女は難しい顔をしてこちらを見下ろしていた。
「うーん……気持ちよかったといえば気持ちよかったけど、おもちゃを使ったほうがもっと気持ちよかったかも。あ、別にキミを責めてるわけじゃないよ。この星の男の子は大体あのくらいだって、一応知ってはいたから」
「そう、ですか」
慰められて、かえって惨めな気分になった。ベッドの上に視線を落とし、お腹の前でぎゅっと手を握る。生えていたはずのものが消え去った、のっぺりとした股間が見える。男としてのプライドがゴリゴリと削られていく、鈍い音が聞こえるようだった。
「そんなに落ち込まないで。キミは悪くないんだから。それに、今のキミだってとっても魅力的だよ。キミの性格だとか、内面にピッタリの見た目だから、違和感もないし」
「ゆかりさんの見た目が、オレにピッタリ?」
あり得ないと、心の中ですぐに切り捨てた。気が弱くて、人から必要とされなくて、いつもオドオドしてしまう自分が、ゆかりさんの皮を被って似合ってるだなんて信じられない。それでも、彼女は優しい言葉を注いでくる。
「うん、ピッタリだよ。心が優しくて、ピュアで、相手を優しく包み込んでくれるようなキミにピッタリ」
「そんな、そんな人間じゃないですよ、オレ」
「ううん、わたし、知ってるよ。キミはとっても優しいの。悪い人から自分を守るために強がってるけど、本当は繊細で、他人の心に敏感で、思いやりに溢れてるいい子だって」
「……なら、なんでオレをこんな見た目にしたんですか」
「キミが望んでたからだよ」
「望んでないです」
「ううん、望んでたよ」
キッパリと断定するような言い方に苛立って彼女を見上げると、聖母のような視線をこちらに向けていた。何か言い返してやろうと思っていたのに、声が出ない。
「男の子として頑張るの、疲れちゃったでしょ。いろんな期待に応えないとって、ずっと辛い思いをして。誰かに甘えたかったのに、他人の目を気にしてできなくて。自分の弱いところを見せられる相手に出会えなくて、ずっと一人で苦しんでた」
まるで、こちらの生き方を全部知っているような口ぶりに、意識が吸い込まれていく。
「恋愛観だって、『〇〇されたい』って気持ちが強かったでしょ。したいじゃなくて、されたい。男の子じゃなかなか難しいもんね。だから、その願いが叶う身体にしてあげたの。わたしがキミの願いを叶えてあげる」
「な、なんで……?」
「キミがこの世界で一番、わたしのことを愛してくれたからだよ。愛してもらったら、それだけ愛を返したいって思うの、普通でしょ?」
まるで、それが当然だと疑っていないような、純真で眩しい視線。そんなものを彼女から向けられたら、ひとたまりもなかった。顔がカッと熱くなって、心臓がドクンドクンと震えて、高揚感が胸の奥深くから湧いてくる。
「ほら、こっちに来て?」
彼女がぱちんと指を鳴らすと、汚れていた体やベッドがまっさらに戻り、さらに、着ていたはずの服もどこかへと消え失せた。その代わりに『結月ゆかり』の衣装としてなじみ深い、極端に丈の短いワンピース風の服が体を包み、辺りを見渡せば見知らぬ女の子っぽい部屋へと様変わりしている。心なしか、良い匂いもした。まるで、他人の家に迷い込んでしまったような気分。ベッドから降り、手招きするイアちゃんの方へふらふらと歩み寄ると、壁際に立てられた姿見の方へ向かされた。
鏡の中には、見覚えのある格好をした、結月ゆかりに酷似した少女が立っている。ぎこちない表情で自分を見つめ返す彼女が、今の自分。そう思うと、胸の鼓動が少しずつ高まっていった。
「可愛い服だよね。今のキミにピッタリ。絵として見慣れてるとは思うけど、自分が着てみてどんな気持ち?」
「どんなって……肩は丸出しだし、丈は股下からちょっとしかないし。人前で着る服じゃないですよ、これ」
「うんうん、とっても露出が多くて、ドキドキしちゃうよね。でも、キミの身体をこれでもかってくらいに見せつけるためには、最高の衣装じゃない?」
後ろに立ったイアちゃんの手が、素肌のむき出しになっている肩をそっと包んだ。素肌と素肌が触れ合って、くすぐったさに肩をすくめると、背後からクスリと小さな笑い声がした。
「ほら、小さな肩、鎖骨、細い腕……とっても華奢で、守ってあげなきゃって、みんなを魅了するの」
鏡の中の少女が、後ろに立っている少女に体を好き勝手触られて、それを恥ずかしがりながらも受け入れていた。可愛い女の子同士が仲良くじゃれついているようにも見えるが、その片割れが自分自身だなんて、なかなか信じ難い。
肩を撫でていた手はそのまま下へと向かい、控えめに膨らんだ胸をそっと包んだ。薄い生地の服に包まれた身体は、彼女の手の感触を繊細に感じ取る。同性の彼女が触るからこその力加減で、自分の胸の柔らかさだけが素直に伝わってきた。
「女の子らしく膨らんでるけど上品で、可愛いお胸だね。下着は着けてないから、ほら、乳首が服の上からでも分かっちゃう」
「んぁっ♡ ちょ、やめ……んっ♡」
彼女の手と腕がこちらの上半身を器用に抑え込みながら、乳首をカリカリとひっかいた。ピリピリとした快感が生まれて、腰が勝手に踊る。ついさっきまで自分で弄っていたそこは、とっくに硬く、大きく膨らんでいて、服の上からでもはっきりと分かった。ぷっくりとしたそれは、男のものとは明らかに違う形をしていた。
「んふふ、気持ちいい? 腰、くねくね動いちゃってる。いっぱい気持ちよくなって、可愛い声聞かせてね♡」
「あっ♡ 摘むの、やっ……んぅっ♡」
「今のキミは女の子だもん。乳首で気持ちよくなっても、恥ずかしくないからね♡」
耳元で甘く囁かれながら身体を弄られると、頭の中がどんどんその気になっていく。彼女から気持ちいいことをされたい。恥ずかしいことをされてみたい。性的に求められたい。それはきっと、元々秘めていた欲望。
「どう? おっぱい気持ちいい?」
「きもち、よく……ない、っ♡」
「嘘つき♡ そんなに甘い声で言われたら、すぐに嘘だってわかっちゃうよ?」
「ふうっ♡ うーっ……♡」
「乳首カリカリされて気持ちいーね♡ たくさん乳首で気持ちよくなって、セックスの準備しよーね♡」
乳輪をなぞられ、乳首を弾かれ、つままれて散々いじめてもらうと、お腹の奥がぎゅぅっと熱くなってくる。
(これが、女の子の発情……っ♡)
ちんぽが大きく膨らむような、外見上の分かりやすい変化はない。しかし、乳首はガチガチに勃起しているし、お腹の奥で赤ちゃんを作るための準備が始まったのが、なんとなく分かった。男に孕ませてもらうための、いやらしい身体。それが今の自分なのだと思うと、顔がどんどん熱くなっていく。そして恥ずかしいほどに、身体の感覚が研ぎ澄まされていき、快楽も敏感に受け取るようになっていった。
(あ、やば……中から、溢れる……垂れる……っ♡)
お腹の奥の熱がじわじわと股間の表面にも溢れてきて、割れ目の奥から温かいものが漏れ出したのがわかる。脚をキュッと閉じてこらえようとすると、その体勢があまりにも女の子っぽくて、視界でも犯されているような気分。
思考まで快楽に犯されてしまったのか、表情もいやらしく、煽情的になってしまう。男の頃にしていたら、ただだらしなく見えただけの表情も、ゆかりさんという美少女の皮を被ってすれば、お互いの気持ちを昂らせる材料になった。
「お股は最後に取っておいて……脚もほら。ふっくら柔らかくて、ちょっとえっちな感じ」
「ふぁ、っ♡ く、くすぐったいって、やめ……っ♡」
発情のせいでしっとりと汗ばんだ太ももを、彼女の指が撫で上げる。無駄な毛の一本も生えていない、白く滑らかな肌で覆われた、柔らかい女の子の太もも。股を閉じようとすれば太もも同士が擦れ合い、むにゅりと形を変えて、それもまたいやらしい。
そのうち、片手がお尻に手が回されて、がっしりと片尻を掴まれた。まるで、おもちゃ扱いされているかのような手つきに、体中をゾクゾクとした快感が包み、肌はさらにじっとりと汗ばんでいく。身体をよじって逃れようとするが、彼女の力は自分よりもずっと強く、彼女の腕の中から抜け出せない。視線を床の上に落としても、視界の端に映る鏡越しの自分が艶っぽくて、恥ずかしくて、身体の熱が増していった。
そうしてしばらく全身を撫でまわされ、戯れに彼女の唇がこちらの耳に落とされた時、不意打ちの快感に腰が抜けて、その場にへたり込んだ。短い丈のワンピースは簡単に翻り、フローリングの床に接地したのは素肌を晒したお尻と股間。そのとき、ぐちゅりと股間から音が鳴った気がした。
(も、もしかして……結構、濡れちゃってる……?)
そっと手を股の間に差し込んでみると、指先にぬるりとした感触。抜き取ってみれば、透明の液体が付いていた。汗とも尿とも違う感触。それが何なのかはすぐに思いついたけれど、まさかこれほど簡単に濡れてしまうなんて、思ってもみなかった。そっと服でぬぐい取ったが、淡い紫の生地は少し湿っただけでも色が濃くなり、イアちゃんはそれを目ざとく見つけた。
「もー、隠さなくてもいいのに♡」
「な、なんのことだか……」
「誤魔化しても無駄だよ。それに、見なくたって匂いでわかるもん。今のゆかりちゃん、とってもいやらしい匂いがするよ」
「うぇっ……く、臭いってことです……?」
体臭に言及される恥ずかしさに、視線を床に落としたまま尋ねると、彼女はこちらの目の前にしゃがんで目線を合わせ、こう続けた。
「ううん、そんなことないよ。その身体は、わたしが『こんな結月ゆかりだと良いな』って気持ちを詰め込んだ特別製なんだ。だから、嫌な匂いなんてしないし、汚くなんてならないよ。わたしとえっちなことをして、幸せに暮らすことだけ考えていればいいの。気楽でしょ?」
「……なんかそれ、その……ラブドールみたいですね」
「ラブドール……女の子の形のお人形だっけ? 男の人がオナニーするための」
こくりと頷くと、彼女は少しだけ考えてから、キッパリとした口調で言った。
「あのね。わたし、キミのことは本当に大事に思ってるんだよ。それこそ、わたしの彼女になってほしいって思うくらいに」
「お、おれが、イアちゃんと……?」
「うん、そうだよ。わたし、キミのこと、前も今も、ずっと大好きだから」
突然の告白に耳の先まで熱くなり、彼女のまっすぐな視線から目を逸らすことができず、ただ呆然と見つめ返すことしかできない。
「キミを選んだのは、偶然でも適当でもないんだよ。この星に『IA』というキャラクターとして私を広めて、それを一番愛してくれた人にお願いしてみようって決めてたんだ。セックスって、お互いに愛し合ってる人がするんでしょ?」
「そ、それって、つまり……」
「本当に、ワタシはキミが大好きだよ。だから、キミもわたしを受け入れてくれるよね?」
少し照れながらも、まっすぐに好意を向けてくれる彼女の視線を受けて、全身がますます火照ってくるのを感じた。親から向けられる愛情とはまた違う、深く情熱的な恋愛感情。それを正面から食らってしまい、思わずうなずいてしまう。彼女の笑みが、更に深くなった。
「ありがとう。それじゃあ早速、さっきの続きね」
イアちゃんに姫抱きにされて、ベッドまで運ばれた。そっと下ろしてもらうと、彼女は足元へ。恥ずかしくてワンピースの裾を掴み、脚を閉じて股間を隠そうとすると、くすりと笑われてしまう。
「もう、これからえっちするのに、そんなふうに隠しちゃダメでしょ。ほら、えっちする時の、女の子の格好をしないと」
「えっと……?」
「ふふっ♡ 女の子はね、自分で膝を抱えて、おまんこを見せつけて、『ここを弄ってください』っておねだりしなきゃ」
「あ、そういう……。う……うぅ……っ♡」
恥ずかしくて、恥ずかしくてしょうがないのに、じっと見つめてくる彼女の言葉には逆らえなかった。スカートから手を離し、膝を掴んで胸元に抱き寄せる。何も着けていない、自分でさえ見たことのない股間が、彼女の目の前に突き出される。自分の身体を相手に差し出すだなんて、自分がやっていることとは思えなかった。
「うんうん、上手に『可愛がってください♡』ってできたね。キミのおまんこ、とっても可愛くてえっちだよ♡」
彼女の指先が股間に伝い、思わずピクンと腰が跳ねる。股の間にある脂肪の膨らみをプニプニと突かれているのが分かる。自分の身体がすっかり変わってしまったことを、改めて見せつけられている気分だった。彼女はそれだけで満足せず、どこかから手鏡を取り出して股間の前に据え、こちらに向けた。
「ほら、鏡越しに自分のおまんこを見て、ちゃんとお勉強もしなきゃ。ここが大陰唇っていう、お股を守ってくれる場所。これを開くと、中に小陰唇っていうヒダがあって――キミのここはお子様だからちっちゃいけど、大人の女性はビラビラって大きくなるの」
豊かな脂肪でできた割れ目の奥にある、粘液で濡れたピンク色の粘膜。シワや黒ずみのない、作り物のような女性器。身体に対しても随分と幼く見えて、それが妙にイヤらしい。小さなヒダに囲まれた粘膜の一番下には、小さな穴が開いていて、生き物のようにヒクヒクと動いていた。身体に開いている見慣れない穴を目の当たりにすると、急にその穴の収縮する感覚が敏感に感じられるようになった。
「割れ目の上の方にあるのが、クリトリス。とっても敏感だから、濡らした指で優しく触ってあげるね。……ほら、わたしの指、舐めて?」
さっきまでおまんこを触っていた彼女の指が、口の前にやってきた。何度か悩んでから、意を決して口を開くと、そっと中に差し込まれる。恐る恐る舌で舐めると、不思議なことに味はしなかった。汗のような塩味とか、酸味とか、そういったものは何もない。ただ、彼女の指の柔らかさと暖かさがあった。
「ちゅぅ、ちゅぅっ……♡」
「ふふ、くすぐったい♡ 指に吸い付いてるの、赤ちゃんみたいで可愛いね」
頭を撫でられながら指を舐めるのが妙に気持ちよくて、夢中で吸い続けた。しばらくして彼女の指が引き抜かれたころには、全身がすっかり火照り、お腹と股間が疼いていた。さっき見た股間の穴から、とろとろと熱い液が垂れているのが分かる。
「うわぁ、キミのおまんこ、もうぐしょぐしょだよ。わたしの指を舐めてこんなに濡らしちゃうんだ。こんなに愛液をダラダラ垂らしちゃうなら、舐めて指を濡らさなくても良かったね♡」
「ぅ、っ……♡」
股間の前に戻った彼女は、割れ目の奥から垂れた愛液を指先で掬い、割れ目の上の方にあるぷっくりしたところへ塗り付けた。包皮越しなのに、まるで亀頭をローションまみれにして撫でられているような快感。思わず声が漏れ、腰が躍る。
(な、なんだこれっ! 敏感すぎるだろ、ガキのころのチンコみたいで、でも痛くなくて……っ♡)
乳首は前の体にもあったが、クリトリスは女の子にしかない性感帯。生殖に使うわけではなく、ただ快感を生み出すためだけにある、女の子の中で一番えっちな場所。そこを彼女に撫でられて、腰がぴくぴくと震え、快楽を感じていると分かりやすく反応してしまう。
「ここ、気持ちいいでしょ。まずはここで一度イってみようね♡」
「くぅっ♡ な、あっ……♡ 刺激、つよくて、っ♡」
「うんうん、気持ちいいね~♡」
最初は控えめだった指の動きも、少しずつ遠慮が無くなり、激しさを増していく。あまりの快感に腰が引けてしまうけれど、ベッドと彼女の手に挟まれて動きを封じられ、逃れられない。おなかの奥からどんどん熱が込み上げ、愛液として割れ目の奥からこぷこぷと溢れ出す。膣口がヒクヒクと動くたびに、雫が穴から溢れてお尻の割れ目を伝い落ちていく。
「あのっ、ぺーす、はやすぎ、ですっ……! こっちは初心者なんだから、もっとゆっくり……っ!」
「だいじょうぶ。そんな簡単にはイかないって。クリちゃんもこのくらいじゃ傷つかないし。もっともっと気持ちよくなっちゃお~♡」
「ふ、ぐぅ……っ♡」
どんなに気持ちよくても、膝を抱えたこの格好では抵抗できない。かと言って、抱えている手を離すのは違うと思った。イアちゃんがこんなにこちらを求めてくれているのに、応えないなんてありえない。彼女の指から注がれる快感をひたすら受け止めるしかなかった。
「い、いあちゃん……お願いっ! ちょっとだけやさしくして、くださいっ♡」
「……それ、誘ってるよね。そんなこと言われて優しくしてあげる人なんていないよ」
「な、なんで激しく……やだ、ぁっ♡」
「ゆかりちゃんの顔が死ぬほどえっちなのが悪いんだよ。そんな顔されたら、我慢できるわけないじゃん」
気持ちよさのあまりに口走った言葉が、かえって彼女に火をつけたらしい。クリトリスへの責めは遠慮が完全に無くなり、痛みを感じないギリギリの強さでシゴき、こすり、時に摘まみ上げる。ぞくぞくと溜まっていく快感は、やがて受け皿をすべて満たしきった。
「あ、やば、これ、イクかも……っ♡」
「いいよ。イって♡ 難しいことなんて考えずに、気持ちよくイっちゃえ♡」
「ふーっ♡ あ、イクっ♡ これ、イクっ、イグ、ぅっ♡」
快感がおなかの底で膨れ上がり、身体がギュッと縮こまって、喉の奥から鈍い声が漏れる。自分がそんな声を出したらみっともないだけのはずなのに、耳に入ってくるのはゆかりさんのエロい喘ぎ声。自分の声でさらに盛り上がってしまい、それが最後の引き金になった。腰が震え、ゾクゾクした快感が背筋を駆け上って脳天を直撃した。
「ふぅっ♡ ん、う゛ぅ〜〜〜っ♡♡♡」
足の指がぎゅぅ~っと握られ、おまんこがきゅうきゅうと締まり、腰がガクガクと跳ねて、体中に力が入る。背中を仰け反らせて、傍から見ても一瞬で分かるくらいの絶頂。お風呂でのぼせたときみたいに思考が鈍くなり、時間が引き延ばされる感覚。体中に幸福感が広がり、何も考えられなくなって、ただひたすらに気持ちいい。
(い、イってる、女の子として、イってるっ♡ 気持ちよすぎて、頭、溶ける……っ♡ バカになるっ♡)
表情を取り繕う余裕もなくて、アヘアヘと無様な顔を晒しながらの絶頂。男としての快楽に慣れていたが故のアクメショックを受けて、脳内をぐちゃぐちゃに掻き回される。そんな、男のままでは経験できなかった種類の快感に翻弄されていると、更なる追い打ちがやってきた。
「わぁ、すっごく気持ちよさそうにイってるね♡ でも、女の子は一回で終わらないよ♡ えい、えいっ♡」
おまんこから溢れた愛液を彼女の指がすくい、それを使って更なるクリシコが始まる。クリを守っていた包皮が剥かれ、直接指先で擦り上げられる。下手にすれば痛いだけの行為も、一度絶頂を経てその気になった身体と、愛液に塗れてぬるぬるになった指にかかればお手のもの。
「やめ゛っ♡ いっ、い゛って゛るっ♡♡♡ 気持ち良すぎて、くるしい、ですっ♡♡♡」
「知ってるよ♡ でも、連続してイクの、とっても気持ちよくてクセになっちゃうくらいだから♡ せっかく女の子になったんだし、楽しんじゃおうよ♡」
お人形遊びをして楽しんでいる子供のような無邪気さながら、やっていることがエグすぎる。今まで男として生きてきたボクを女にした挙句、クリイキにクリイキを重ねようとしているのだから。しかも都合の悪いことに、この身体はそうして与えられる快楽を従順に受け止め、絶頂に昇華し続けた。
「あ゙ぁっ♡ またい゙ぐっ♡ いきます、っ♡♡♡」
「イっちゃえ♡ イっちゃえ♡ 女の子アクメして、おまんこから気持ちいいお汁垂れ流しちゃえ♡ キミのえっちな声、もっと聞かせて♡」
「んあっ♡ イっ、いぐ、ぅっ♡ う゛ぅっ〜〜〜♡」
グチュグチュと恥ずかしい水音を立てながら、クリトリスをこねくり回す彼女の指。その指技に何度も身体を震わせて、絶頂に次ぐ絶頂。全身をガクガクと震わせてクリアクメを表現し、それが落ち着く前に新たなクリアクメ。割れ目の奥からは絶え間なく愛液が流れ出し、透明だったそれはやがて白く粘度の高いものに変わっていった。
しばらくして、彼女が満足したころには、愛液が割れ目の奥からお尻を経由して背中まで垂れ、シーツには恥ずかしい水たまりができていた。
「まぁ、こんなもんかな。どう? 気持ちよかった?」
「あ゛っ♡ あ゛ーっ♡ あ、はぁ、っ……♡」
おまんこから手を離してもらったとき、気が抜けてしまって、膝を抱えていた自分の手が外れ、脚がベッドの上に放り投げられた。イアちゃんを無意識に避けた結果、脚はカエルみたいに下品な広がり方をして、股間を隠すほどの余力など当然ながら残っていない。しばらくの間はおまんこを無様に晒したまま、イった余韻に腰とお腹をガクガクと震わせた。
「うんうん、ちゃんと気持ちよくなれたみたいで良かった。その身体、良くできてるでしょ。私と同じ作りになってるんだよ? いろんなところの敏感さとかも含めて、ね」
「はぁっ、はーっ♡ ふぅっ……な、中も……?」
「うん、そうだよ。中は感じるまでに慣れがいるんだけど、キミの体は今のわたしと同じく、それなりに開発済みだから。きっと気持ちいいよ♡」
「それって、その……」
他の男と経験済みなのかと、聞きたい気持ちは山々だった。話を聞いている限り、セックス自体知らなかったようだから、きっと違うのだろう。けれど、確かめるまでは不安で、でも聞けなくて、悶々とした気持ちが胸の中で渦巻く。しかし、言い淀んだこちらの様子から、彼女は全てを汲み取ったようだった。
「ふふっ、大丈夫。キミがわたしの初めての相手だよ♡ わたしの生まれた星には、この星でいうところの女の子しかいないの。だから、みんな道具を使っておまんこ弄りして、気持ちよくなるんだよ♡ 赤ちゃんも、ちょっとした儀式で作るからセックス自体ないんだ〜」
「そ、そうなんですね」
聞きたかった内容が全部返ってきて、嬉しいような、恥ずかしいような、安心したような気持ち。そして、そんな彼女を自分のモノで満足させられなかったことが、悔しくて胸が痛んだ。オスとしての弱さを突きつけられたみたいだった。おまんこを突き出しながらあれこれ考えている自分が滑稽に思えてきて、少し涙が滲む。
「大丈夫、わたしの体が開発されすぎちゃってるだけだから。キミのおちんちんは悪くないよ。この星の男の子の中では標準サイズだったっぽいし。……でも、キミのおまんこも同じように、おっきなやつじゃないと満足できないと思うから。これからたくさん教えてあげるね♡」
「えっと、それって……おれにそのおもちゃを入れる、ってことです……? そんな、初めてなのに……」
一体どれほど大きなものなのか戦々恐々としていると、彼女はその反応を暖かい目で見ていた。『そんなに怯えなくてもいい、優しくする』と言ってくれそうな雰囲気に安心したのもつかの間、続いた言葉に耳を疑った。
「ううん。キミからもらった『男の子』を使って、わたしにおちんちんを生やすの。わたしも男の子の感覚が気になるし、キミのおまんこ、貸してくれるよね?」
そう言い放ち、再び指をぱちんと鳴らすと、次の瞬間には彼女の股間に雄々しいものが生えていた。自分に合ったものとはもちろん比べものにならず、彼女によって肥大化された後のものと比べても、まだ二回り大きい。エロ漫画の中から出てきたとしか思えないほどの、女を泣かせることに特化した造形で、日常生活に支障をきたすこと確実な大きさだ。
「え……なんで生えて……? てか、デカすぎ……」
「このくらいの大きさが、わたしの星でよく使われてるおもちゃのサイズだよ。おまんこの奥まで押しつぶされて、汚い喘ぎ声を出しちゃうの。見てるだけでゾクゾクしちゃうでしょ♡」
「こ、こんなのを入れてやってたの……? む、むり! 絶対入らないですって!」
咄嗟に、股間を手で隠した。あんなものを体の中に突っ込まれたら、きっと死んでしまう。そうじゃなくても、内臓が押し潰されて死ぬほど苦しいに違いない。なんとかこの場から逃げたかったが、散々クリをイジメられてイかされたせいで、腕を動かす以上の力が入らなかった。
「わたしね、自分のおちんちんでキミを抱き潰して、キミが気持ち良すぎて泣いちゃうところを見たいんだ〜♡ 男の子だったキミが女の子にされて、女の子の気持ち良さを叩きつけられて、喘ぎながら『許してっ♡ 許してぇっ♡』って懇願するところが見たいの♡」
「……イアちゃんって、もしかしてドSだったりします?」
「ふふふ、いい顔してるね♡ びくびくしてて、とっても可愛い♡ キミこそマゾなんでしょ♡」
恍惚とした笑みを浮かべながら、とんでもないことをのたまうイアちゃん。その矛先が自分に向けられていると信じたくなかった。もっと純真なイメージの彼女をこんなふうにしたのは、いったい誰なのか。
「わたし、元々そんな趣味嗜好じゃなかったんだよ。でも、この世界のいろんなコンテンツを見てるうちにね、そういうの、良いなぁって思うようになったの。わたしをこんな風にしたのは、キミたちだよ♡」
これも一種の自業自得だろうか。ジリジリと近づいてくるイアちゃんから逃げようと、ベッドの上で後ずさるが、背後の壁に行く手を阻まれて、直ぐに捕まった。
「わたしを変えちゃった責任、人間を代表して、ちゃんと取ってね♡」
彼女に膝を持ち上げられて、さっきと同じような体勢になった。違うのは、彼女の肉棒がお腹の上に乗せられていることと、自分の身体に力が入らないこと。まさにまな板の上の鯉で、今からこれで犯すぞと威嚇されているのに、逃げようがない。徐々に息を荒げながら、その時が来るのをジッと待つことしかできなかった。
「わたしのおちんちん、ここまで入るんだよ♡ お膣の一番奥はこの辺だけど、ぐいーって押し込んじゃうの♡」
指先でおへその下あたりを撫でられる。彼女のおちんちんの先端はそれよりも数センチ長く、その分だけ突き上げられるのだろう。かつての自分のものはどうだったか。たぶん、彼女の中を埋め尽くすので精いっぱいだった。雄としての格が違う。
「や、やめ……待って……」
「だーめ♡ ほら、入れるよ♡」
腰が引かれて、おちんちんがおまんこの入り口にピッタリとあてがわれる。割れ目が押し開かれて、ほんの少し、彼女が自分の中へ入ってきているのが分かる。自分の体の中に異物が入ってくる、圧倒的な違和感が湧き上がった。
「うわ……ほ、本当に入ってきてる……!」
あれだけ散々外側をいじり回されても、身体の内側には全く触れられてこなかった。せめて、ちんぽを入れる前に指でほぐすとか、おまんこの中に慣れる段階を踏んでくれたら、少しはマシだったかもしれないのに。急に入れられては快感なんて生まれず、あるのは圧倒的な違和感だけ。お尻の穴とも違う感覚に、頭の混乱が止まらない。足の間に穴が開いているなんて、未だに信じられないのだから。
「どんどん入ってくよ。ほら、ほら……♡」
「うぁ……くう、っ……!」
そのまま腰が押し進められ、自分の股に開いた深い穴の中に、彼女の身体が入ってくる。お腹が押し広げられ、肉の筒の中を太い棒に掻き分けられて、壁のヒダが弾かれる。内臓がぐちゃぐちゃにかき混ぜられてしまうのではないかと、恐怖心が湧き上がった。すっかり腰がベッドから浮き上がり、脚を持ち上げられたこの体勢では、全てを彼女に委ねることしかできず、『どうか苦しくありませんように』と願うばかり。
「ずぶずぶ入っていって……ここが、ゆかりちゃんのいちばん奥かな」
「ん、ぉ……っ♡♡♡」
グイっと、お腹の底を持ち上げられるような感覚。男ではありえない雌の感覚に、鈍い声が漏れる。まさか自分がこんなに汚く喘ぐなんて、想像もしていなかった。しかも、その声が色っぽくて、えっちで、自分でもドキッとしてしまうのだからタチが悪い。
(な、なんでこんな声が……? 別に、気持ちいいわけじゃないのに)
お腹の内側から押し上げられて、肺まで届いているんじゃないかと思った。ただただ巨大な圧迫感が身体を貫いて、おまんこがそれをきゅうきゅうと締め付けているだけなのだから。じくじくとした疼きがお腹の中から湧き上がり、むず痒い気もしてくるが、それが快感の一種なのだと気づくのは、もう少し後のこと。
「ほら、自分の手で撫でてみて。ここまで入ってるって分かるでしょ?」
ベッドの上に投げ出していた手を掴まれて、薄いワンピースの上からお腹を撫でさせられた。彼女が軽く腰を動かすと、指と手のひらにその動きが伝わってくる。自分のお腹の中に、硬い何かが差し込まれている感覚。自分の身体が犯されていると実感すると、股間がキュッと締まった。それに気づいたのだろう、イアちゃんがクスリと笑った。それが恥ずかしくて、身体に快感が走る。
「じゃあ、根元までいれるからね」
「ま、待っ――」
「えいっ♡」
ばちゅん、と足元から音がした。それに続くこれまでにない圧迫感。お腹に置いていた手のひらに伝わる、おちんぽの先端の感覚。お尻には彼女の腰がピッタリと密着し、脚はピンと伸びていた。視界がぐるりと天に向き、時間が止まったような感覚。
「お゛っ♡」
短く息が漏れた。
ぶしゅぅっ♡
股間から、水飛沫が上がっていた。
「うわ、入れただけでお潮吹いちゃった♡」
遠くから、驚きと喜びの混じったイアちゃんの声が聞こえる。そこからさらに少しの間をおき、何が起きたのか理解した時、全身が快楽の奔流に叩き込まれた。
「お゛ぉっ♡ お゛っ♡ お゛ぉ~~~っ♡♡♡」
呼吸するたびに、お腹を貫いているおちんぽを意識してしまう。股間から噴き出た潮がイアちゃんの身体に掛かって跳ね、自分の身体にも降りかかる。一度だけでなく、ぴゅっ♡ぴゅぅっ♡と断続的に出ているのも見えた。
「やっぱり、わたしとかキミとかが気持ちよくなるには、このくらい大きくないとダメみたいだね。この星の男の子のおちんちんじゃちっちゃすぎかなぁ。……ごめんね、正直、最初に見た時から分かってたんだけど、キミがちっちゃいおちんちんで頑張るの、可愛くってずっと見てたくなっちゃったの♡ キミを絶対女の子にしてあげるんだって、そのために最後の男の子快楽を楽しませてあげようって思っちゃった♡」
「お゛んっ♡ お、おくっ♡ ぐりぐり、しないでっ♡」
「え〜♡ でも、とっても気持ちよさそうだよ?」
「あ゛っ♡ や、やだっ♡ それ、や、あ゛ぁ〜っ♡♡♡」
股間をお尻へ擦り付けるようにして、おちんぽでおまんこをかき混ぜられるのが、気持ちよすぎてつらい。立派なおちんぽで押し広げられているお膣から、クリをイジメられた時とはまた違う、長く尾を引く快感が続々と生み出される。頭を狂わせるような、ボディーブローのように蓄積されていく快感だった。
「顔をぐしゃぐしゃにして、快感によがってるキミ、とっても可愛いよ。今までは妹におまんこいじってもらってばっかりだったけど、わたし、こっちの方が性に合ってるかも♡」
「んおっ♡ おっ♡ おぉっ♡」
腰を軽く引かれ、ずるっ♡と音が鳴りそうなくらいに大きなおちんぽが引き抜かれる。それには白濁した汁が纏わりついていた。女の子が深い快感に襲われた時におまんこが吐き出す、いわゆる『本気汁』だと気づき、自分の身体がいかに窮地へと追い込まれているか理解した。
(こ、このままだと、狂わされる、っ……♡)
ゆっくりと引き抜かれ、鈍くも重たい動きで突き上げられて、全身が揺さぶられる。胸がフルフルと揺れ、視界もグラグラと揺れて定まらない。相手のペースで快感を注ぎ込まれ、体勢は自分が男だった頃と変わらず、彼女が攻めで自分が守り。攻め手がどこにも無い分、状況としては悪化していた。股間から時折噴き出す潮の飛沫が、まるで白旗を掲げているようにも見えた。
(こ、こんなの、勝てるわけ、ないだろ……くそ、っ♡)
イアちゃんを気持ちよくできなかったのは、女の子が感じづらいからだと思っていた、過去の自分は愚かだった。立派なおちんぽで奥まで突かれたら、女の子なんてすぐに負けてしまうのだから。自分が弱いんじゃない、彼女のおちんぽが強いんだ。負けるのもしょうがない。いつしか、この状況を諦めて受け入れようとしていた。
「慣れてきたみたいだし、そろそろ本気を出すよ♡ まずはギリギリまで引き抜いて――」
「お、お゛〜っ♡♡♡」
ずるるるるっ♡と鈍い音を鳴らし、長く太いおちんぽがおまんこの中から引き抜かれる。すっかり充血したお膣の壁をエラの張ったカリが引っ掻いて、ヒダの一枚一枚を弾く。ゴリゴリになったGスポットを殴られる。その一つ一つが無視できない快感を生み出すのに、まるで機関銃のように絶え間なく撃ち込まれてはたまらない。
ギリギリまで引き抜かれたバキバキ勃起ちんぽには、本気汁がべっとりと纏わりついていた。その長さは、今の今まで体の中に入っていたと信じがたいほど。心なしか、最初に見たときよりも太くなっている気がする。この後に起こる惨状を予感して、頬が痙攣した。
(あ、これ、絶対終わる……♡ ボク、ちんぽに負けるんだ……♡)
時が止まったと錯覚した直後、足元で笑う彼女の目が細められた。いくつかの言葉を、視線を介して交換した。へらへらと、諦観からくる乾いた笑いが漏れた。彼女の口が、弓のように歪んだ。
「へ、へへ……♡」
「奥まで一気に、えいっ♡」
ばちゅんっ!と破裂音がして、全身が強く大きく揺さぶられた。まるで、宙に投げ飛ばされたような感覚。お腹の底から息が全部飛び出して、呼吸もままならない。セックスしてる時に鳴る音じゃない。全身から汗がぶわっと噴き出して、視界が白く染まる。頭の中で火花がバチバチと散り、前後不覚に陥る。全身が飛び跳ね、股間からぶしゅぅぅっ♡と潮が噴きだす感覚。両手でシーツをギュッと握りしめ、荒れ狂う快感の中で何とか理性を保とうとした。
「お゛ぅっ♡ おぉっ……んお゛ぉぉっ♡♡♡」
「うわぁ、ゆかりちゃんのおまんこ、すっごい締め付けてる♡ おまんこの中でイクの、気持ちいいでしょ♡」
どこか遠くで、自分の鈍い喘ぎ声が聞こえる。女の子が出して良い声じゃない、恥も外聞もない獣のような声。腹の中をゴリゴリと削られ、全身を揺さぶられ、強すぎる快感の嵐は止みそうにない。
「イってるおまんこ、おちんちんに絡みついてとっても気持ちいいよ♡ これなら、わたしもすぐにイけそう。そのままずっとイキ続けてね♡」
ぐじゅっ♡ぐじゅっ♡といやらしい汁の弾ける音。ばちゅっ♡ばちゅっ♡と彼女の腰と自分のお尻やおまんこがぶつかり合う音。自分の喘ぎ声と、彼女の粗い息遣い。それらを聞きながら何度も何度もイキ続けていると、徐々に快楽にも慣れてきて、少しずつ思考を回す余裕が返ってきた。気持ちよすぎて泣いていたらしく、視界が霞んでいることに気付いて拭うと、快楽に塗りつぶされていた五感が返ってくる。
「ちょ、おっ♡ つよすぎ、てぇっ♡ よわ、あ゛んっ♡ ちんぽ、とめてくだしゃっ♡ んい゛っ♡」
「ん~♡ なんて言ってるか分かんないや。もう一度言ってみて♡」
全身を揺さぶる腰打ちが強すぎて、許しを乞おうとしても、まともに喋ることすら許してもらえない。そして、快感自体はずっと強いままだから、気を抜くとすぐに思考回路がピンク色に染まってしまう。一切手加減のないピストンは、『良いからちんぽ快楽に負けろ』と言われているようだった。
「ちんぽむりっ♡ これ、おれっ、こわれるっ♡ おとこだったのにぃっ♡♡♡」
「男とか女とか、そんなこと気にしなくていいよ♡ わたしのことが好きなら、わたしを全部受け止めて♡」
麻薬でもキメられたかと思うほどの、あまりに濃密な快感。男の頃は味わえなかった快感に、思考回路が狂わされていく。自分が女なのだと教え込まれ、受け入れざるを得ない。彼女から注ぎ込まれる快感を愛情に置き換えてしまい、愛おしさが全身にぶわっと広がっていく。
(こんなにオレをめちゃくちゃにしてくれるなんて、オレのこと、好きすぎじゃないか? やば、めっちゃ幸せになってきた……♡ いあちゃん、すきかも……すき……だいすきだぁ……♡)
明滅を繰り返す視界の中で、シーツを握りしめていた両手を、彼女に向けて突き出した。抱きしめたい、抱きしめられたい、その想いはすぐに通じて、彼女の体が覆い被さってくる。
「はい、ぎゅぅ〜っ♡」
「――っ♡♡♡♡♡」
いつのまにか、着ていたはずの服がどこかに消えていた。裸で抱き合い、全身でお互いの熱を交換しながら、股間で快楽を共有し合う。
「ずっとイキっぱなしのおまんこ、とっても気持ちいいよ♡ ほら、ぱん、ぱんっ♡」
「ふう゛ぅっ♡ う゛ぅ~っ♡」
耳元で甘く囁かれ、頭の中をかき混ぜられる。戻ってきていた思考の余裕を吹き飛ばされ、本能的な快感しか残っていない。イアちゃんに気持ち良くしてもらえて幸せ。自分を求めてもらえて幸せ。必要としてもらえて、自分に興奮してもらえて、とっても嬉しい。嬉しいから、どんどん気持ちよくなっていく。
(あ、やば……♡ これ、今までで一番ヤバいやつ、くる……♡)
幸せ。気持ちいい。好き。大好き。単純で深い感情だけが身体を満たす。絶頂の直前、この世界で一番幸せなのは自分だと確信して、笑みがこぼれた。
「あっ♡ いくっ♡ い、くぅっ♡♡♡」
「いけっ♡ いっぱいイっちゃえっ♡♡♡」
耳元で囁かれながら、絶頂の海に飛び込む。おまんこからお潮をぷしゅ♡ぷしゅ♡と噴き、おちんぽをおまんこ全体で抱きしめ、両足を彼女の腰に回し引き寄せ、全身で絶頂を表現する。彼女の肩に強く口づけて、絶叫にも似た嬌声を体の中に押し込んだ。
「んぅ~~~~~~~っ♡♡♡」
「ぐっ……♡ おまんこ、締めすぎ、っ♡」
イアちゃんの腰は依然としておまんこを突き上げ続け、絶頂から降りてくることができない。溜まっていたお潮を全部噴き出し、おちんぽを締め付けるおまんこが疲れ果てても、女の子の絶頂は終わらない。快感の満ち引きはあれど、一番引いても射精とタメを張れるくらいには気持ち良く、実質常にイキ続けているようなものだった。
ずっと彼女の肩に口を埋め、声を漏らさないようにしていたが、やがて息が苦しくなって口を離すと、今までせき止めていた声が一気に放出される。
「ぷはぁっ♡ あっ♡ あ゛ぁっ♡ い、いあちゃ、もう、イったからっ♡♡♡」
「イったから……イったから、なぁに?♡」
「もう、とめて、えぇっ♡ は、あ゛ぁっ♡ あ゛ぁ~っ♡♡♡」
一度声が出始めたら、それが呼吸の一部に組み込まれてしまい、止められなくなった。喘いで、息を吸って、喘いで、息を吸って。息を吐くことと喘ぐことの境目が、どんどん無くなっていく。
「さっきまで男の子だったのに、もう立派に喘げるなんて、女の子の才能ありすぎ♡ ――ううん、『メスの才能』の方が合ってるね♡」
「だ、だってぇ♡ いあちゃんのちんぽ、気持ち、良すぎてぇっ♡ ああ゛っ♡」
「それがメスの才能だって言ってるの♡ ほら、もっと締め付けて、もっとおちんちんに抱きついて、メス快楽で気持ちよくなっちゃえ♡」
このままだと、気絶するまでおまんこをイジメられるだろう。文字通り抱き潰されるなんて、まさか生きていて経験すると思っていなかったが、いまやすぐ目の前に迫っている。このままじゃいけない。何とかしないと。何とか終わらせないと、と思った結果、媚びた。
「あ゛ぁっ♡ き、気持ちいいっ♡ きもちいいからっ、はやくイってぇっ♡」
「わたしにイって欲しいの? おまんこの奥で、いっぱいお射精していいの? キミの体、わたしの精液で汚していいの?」
「いいっ♡ いいからっ♡ せーえきそそいでいいからっ♡ はやくだしてよぉっ♡」
あまりに単純なおねだりだったが、シンプルゆえに即効性があり、彼女の琴線に触れたらしい。甘い声で媚びてやれば、明らかに腰の振り方が変わった。こちらを気持ちよくするためのテクニカルなものから、自分が気持ち良くなるための荒々しいものへ。膣壁の弱いところを選んでゴリゴリ擦り付けるのではなく、ただただ自分の気持ちいいピストンへと。
「そんなに欲しいなら、出してあげるっ♡ ぐぅっ♡ おまんこ、気持ちいいっ♡ すき、すきぃっ♡」
「あ゛ぁっ♡ お、おれもっ♡ すきっ♡ すきですっ♡」
射精が近づいていると分かったからか、彼女の腰振りに合わせたおまんこの締め付けが、独りでにどんどん強くなっていく。それはお互いの快感を加速させ、二人揃っての絶頂へグングンと上り詰めていく。やがておちんぽが膨らみ始め、ラストスパートに差し掛かっているのが伝わってきた。
「ね、お顔見せてっ♡ お顔――ッ♡」
「み、みないでぇっ♡」
抱き合っていた腕をほどかれて、肩をベッドに押し付けられながらのピストンに移行。至近距離で彼女に顔を覗かれて、恥ずかしいと気持ちいいがさらに増していく。彼女も彼女で、女の子がしちゃいけないようなだらしない顔になっていた。獲物を貪る、獣の顔。瞳にハートマークが浮かんでいそうなくらい、熱に犯された顔。
「あ〜、出そう、出ちゃうかもっ♡ キミの一番奥に、わたしの精液ぶちまけちゃうからねっ♡」
「あ゛っ♡ だしてっ♡ だしてぇっ♡♡♡」
腰振りがさらに加速し、彼女の顔がぐにゃりと歪んだ。来る、と身構えた瞬間、お腹の底でマグマのような熱が弾ける。
「で、でる、ぅっ♡♡♡ んあぁっ♡♡♡」
「きて、きてっ、きてぇ――ッ♡♡♡」
びゅるっ♡びゅるるるるっ♡と、おまんこの一番奥に叩きつけられる熱いものを感じ、強制的に絶頂させられる。精液をこぼすまいと、おまんこがおちんぽをぎゅうっ♡と抱きしめる。ぷしゅぅっ♡とお潮が噴き出て、絶頂していることを周りに見せつけた。
「あ゛ぁ〜っ♡ すっごく出てる♡ んぅっ♡ ほら、びゅ〜っ♡ びゅぅ〜っ♡」
「う……あ゛ぁ……っ♡♡♡ んお……っ♡♡♡」
長い射精に導かれ、深いメスイキが続く。女の子最高、おちんぽ最高、頭の中が単純な幸福感で埋め尽くされていく。やがて射精が終わり、おちんぽがずるりと抜かれると、雌穴をだらしなくヒクつかせながら快楽に漂い続ける無様な少女が残った。
(女の子側のセックス、やばすぎ……。これと比べたら、男側なんて気楽すぎて遊びみたいなものじゃん)
腰をカクカク震わせながら、メスイキ快楽の余韻に浸る。思考にかかっていた霞がゆっくりと晴れていき、快感に狂っていた自分を俯瞰して見ている自分がいることに気づいた。
(イアちゃんのちんぽと、開発済みの体が悪いよな。そりゃこうなるって。途中、マジでチンポのことしか考えられなかったもん)
男の矜持のひとかけらも感じられないようなセリフを口走った気がするけれど、それもこれも彼女が悪いと言い訳した。あんなご立派でお腹の中をグリグリ押され、大好きな彼女に全身で抱きつかれてパコられたら、誰でもああなるに違いない。
そこまで振り返って、ふと、大切なものを失った喪失感のようなものを覚えた。お腹の中の熱、全身に感じていた彼女の体温が離れ、一人ベッドの上に横たわっているのがなぜだが寂しくて、胸がきゅぅっと締まる。そんなこちらの気持ちを知ってか知らずか、彼女は随分と満足げにこちらを見下ろしていた。
「ふぅっ、気持ちよかった♡ 男の子快楽も悪く無いね。キミを支配してるって感じがして、ハマっちゃったかも♡」
「はぁっ…はぁーっ……そ、そう……なら良かった」
「うん、セックスさせてくれてありがとう! ……うわ、出てきちゃった。なんか、すっごくえっちだね。セックスしたんだなぁって感じ」
お腹の奥から生ぬるいものが流れ出るのを感じ、指ですくって目の前に持ってくれば、白くドロリとした液体がついていた。嗅いだことのある独特の匂いが漂ってきて、背筋にゾクリとしたものが走る。
(これ、イアちゃんのせいえき……)
彼女が自分の体で気持ちよくなってくれた証だと思うと、妙に嬉しかった。前までは、ただの汚れだと思っていたのに。指についたそれをどうするか困り、彼女に隙を与えたのが良くなかった。
「……それ、舐めて♡」
「こ、これを?」
「うん。わたしの精液、舐めて♡」
熱っぽい表情で見下ろされると、抵抗できない。震える指を口の中に差し込み、そっと咥えて、舌で舐めとる。ドロリとした液体が、口の中に広がっていく。美味しいものでは無いのに、お腹がきゅぅっ♡と締まって、冷めかけていた興奮が高まっていく。
「ん……んぐ……っ♡」
「ふふっ、ちゃんと飲めたね、えらいえらい♡ そしたら、今度はこっちも……ね?」
指を口から抜くと、今度は眼前に彼女のおちんぽが突きつけられた。胸の上に跨がられたせいで逃げることはできず、白く濁った粘液まみれのそれを直視することになる。男の頃に散々嗅ぎなれた、むせかえるような匂い。かつてはただ汚いだけに思えたそれは、今や彼女から向けられた愛と情欲の結晶に見えた。
「ほら、わたしの精液とキミの愛液でベトベト♡ 綺麗にして♡」
「う、う〜っ……と、特別ですよ」
彼女の言いなりになって、舌をおちんぽに這わせる。先端から根元まで丁寧に、くびれたところも忘れずに余すことなく。屈辱的なことをさせられているのが気持ちよくて、割れ目の奥からジュワッと熱が漏れた。きれいになった後も、やめてと言われないから、舐め続ける。
「ぺろ、ぺろ、っ♡」
「おちんぽ舐めるの上手だね♡ えらい、えらい♡」
頭を撫でてもらいながらちんぽを舐めるのが気持ちいい。彼女に喜んでもらえて幸せ。全身がポカポカと暖かくなってきて、一度引いた熱が返ってきた。その興奮は自分の体を勝手に動かし、空いていた手が自分の股間に向かう。精液が溢れ出してきているおまんこに指を突っ込んで、ぐちゃぐちゃとかき回す。それら一連の動きは、完全に無意識だった。
「うーん、せっかくだし、もっと深くまで咥えてみて♡」
「んごぉっ♡ じゅる、じゅるっ♡」
無理やり口の中に突っ込まれて、喉の奥までちんぽが占領した。頭は動かせず、舌先をなんとか動かしてご奉仕を続けると、やがておちんぽがぴくぴくと動き出す。
「あ、またイっちゃうかも。全部受け止めてくれるよね♡」
「ふーっ♡ ふーっ……じゅるっ♡ れろ、れろっ♡」
行動で示すと、彼女の目がにんまりと細められた。それから、ゆっくりとちんぽが引き抜かれて、また突き込まれる。まるでオナホのように自分の口を使われて、それがあまりにも無様で、かわいそうで、気持ちいい。おまんこをほじる指も激しくなり、腰も踊り始める。
「あっ、そろそろ出ちゃうっ♡ 出る、でるよ、っ♡」
「じゅるっ♡ じゅぅっ♡ ん、んぅ――ッ♡♡♡」
ちんぽが一際大きく震え、喉の奥に熱いものが叩きつけられる。それが最後の一押しになり、自分の腰も大きく跳ねた。おしっこの穴から大量のお潮がぶしゃぁっ♡と噴き出し、シーツの上に恥ずかしい染みを作っていく。視界が明滅するほどの快感が頭をぐちゃぐちゃにかき混ぜて、意識すら失いかける。
「あー、いっぱい出てるぅ、っ♡ 全部飲んでね♡」
「んむぅっ♡ んぎゅぅっ♡ んぐっ♡」
出されては飲み込み、スペースができたらまた出される。それを何度か繰り返し、おちんぽから精液が全部出た頃には、お腹の中にずっしりとしたものを感じるほどになった。やがて長い射精がおわり、おちんぽが口の中からずるりと引き抜かれていくと、反射的にお口全体が吸い付いた。
ずるるるる……じゅぽっ♡と音を立てながら抜き取られると、おちんぽは汚れひとつない綺麗な姿。しかし、透明な唾液がべっとりとまとわりついていて、いやらしくテカっている。
「ふう……気持ちよかったよ♡ さすが元男の子、おちんぽの気持ちいいところは全部わかってるね♡」
「う、うるさい……」
「あー♡ 口答えしちゃうなんて、悪い子だぁ♡」
「――ッ♡」
叱られるのすら、この身体は快感に変換するようだった。目の前に突き出された、血管の浮いた、バキバキのおちんぽ。下から見上げ、鼻にくっ付きそうなくらいの距離にあるそれが、愛おしくてたまらない。おちんぽが遠ざかっていくと、反射的に口がそれを追いかけた。少しして我に返り、今自分がどんなにイヤらしい顔で、イヤらしいことをしていたのかと、首まで真っ赤に染めた。
体を起こした彼女はオレの隣に移動すると、身体を軽々と抱えて、うつぶせにひっくり返した。胸元に感じる、自分のおっぱいの感触。下半身には飛び出たものがなく、ベッタリと横たわる。シーツで埋め尽くされた視界の外で、彼女に背中を撫でられ、お尻を揉まれて、身体をだんだんその気に戻されていく。
「第二回戦できるけど、どうしたい?」
「……え、えっと」
またさっきみたいな快感の暴力に振り回されるかもと考えると、あまり気は進まない。少なくとも、今日のところは終わりにしても良いと思う。十分気持ち良くなったし、そこそこ疲れた。
(でも、イアちゃんはしたいみたいだし、それに……)
もしも、自分が飽きられたら嫌だな、と思った。セックスを渋って、『なら他の子をゆかりちゃんにするね』とか言われて、目の前から消えてしまったら。一度知ってしまった彼女の温もりと、愛を囁かれる時の甘い声は、どうしても失い難かった。
「……イアちゃんがおれをこの体にしたんだから、好きに使えば良いじゃないですか」
「えー、そういうの、なんかやだ。べつに、体だけ欲しかったら、適当な生き物の魂入れて遊ぶもん。キミが欲しがってくれるのがいいの!」
「難しいことを言いますね……」
ふんす、とでも音が鳴りそうな言い方。背中越しに聞こえる声だけでも、なんとなく、どんな表情をしているのか想像がついた。決してこちらを気遣った結果ではない、心の底から『キミ』が欲しいと思っているんだ、と説得されている気分だった。
「おれが、いいの?」
「そう言ってるでしょ。わたしはキミがいいの。他の魂だといやなの。やっと見つけたんだから。……それで、キミはどうなの? したい? それとも、したくない?」
ずるい言い方だ。こっちは、嘘をつける立場じゃないって分かってるだろうに。
「……イアちゃんがしたいなら、させてあげたい」
「そっかぁ〜♡ なら、とりあえずはさっきのお返しね♡」
不意に彼女の指がおまんこの中に差し込まれた。
「ふう゛っ!?♡」
「わたしのおちんぽをキレイにしてくれたお返しに、キミのおまんこ、キレイにしてあげるね♡」
指の根元まで突っ込まれて、一番奥でグイっと曲げられて、そのまま引き抜かれる。おまんこの中に残った精液を全部掻き出そうとしているのだろうか。その心遣いはありがたいが、その動きはおまんこの弱いところを全部殴りつけていて、ベッドの上で腰がビクンビクンと跳ねた。せっかく絶頂から降りてこれたのに、また上らされている。
「い、いや、だいじょうぶっ♡ だから、あっ♡」
「遠慮しないで♡ あ、ここもキレイにしてあげないとね♡」
中を弄られたまま、ガチガチに勃起したクリトリスにも触れられて、腰の跳ねるペースが倍増する。『やめて』と言ってもどうせ聞いてもらえないと分かっているから、ただ耐えることしかできない。
「こんなに硬くして、嫌なわけないよね♡ ぱんっぱんに膨らんだクリちゃんをこのままにするなんて、可哀そうでしょ♡」
「ふぐぅっ♡ うぅ~~~っ♡♡♡」
あんなに彼女のおちんぽで気持ちよくさせられたのに、身体はもう絶頂するだけの用意が整っていた。ほんの十数分前にこの身体へ変化してから、何度も経験させられた絶頂へのカウントダウン。おなかの奥に熱が溜まり、クリトリスにも熱が溜まり、二つの熱が体全体を温めていく。やがて膣口がひくひくと痙攣を始め、腰の動きもそれに同期して、背中にゾクリとした快感が走り、股間から何かが漏れ出そうになる。こうなると、絶頂はもうすぐそこだ。それなのに、せっかく身構えたのに、その時は来なかった。
「よし、キレイになったね♡ ……どうしたの?♡」
「うぅ……っ♡ い、いじわる、っ♡」
腰がカクカク動き、お腹もひくひく痙攣しているのに、彼女の指は静かに抜き取られて、クリを刺激していた指もどこかへと消えてしまった。自分から求めるのが恥ずかしくて、泣きそうで、そんな自分がかわいそうで、とっても気持ちいい。
「ほら、脚、開いて♡」
「うぅ……っ♡♡♡」
どこを見られているかわからない中、脚をたたんで腰を持ち上げ、股間を彼女に突き出した。おまんこがヒクヒクして、おちんぽを勝手に欲しがっているのもきっと見えているはず。相手へ差し出すための穴なんだから、それは当たり前のことだ。
「えらいえらい♡ 準備バッチリだね♡」
「んぁっ♡ ちょっ、やめ、っ♡」
おまんこを軽くペチペチと叩かれて、心地よい敗北感が全身を包み込む。この体はもはや自分のものではなく、彼女の持ち物なのだと思い込んでしまう。腰がカクカクと踊り、お尻も合わせて可愛く震えた。おまんこをおちんぽで穿る快感を知ったからか、かなり魅力的に見てもらえたらしく、背後で彼女が生唾を呑んだのが聞こえた。
「……せっかくだから、もうちょっとおねだりしてみてくれる?」
「え? えっと……その、セリフとか、も?」
「うん。キミが男の時、自分がされて一番興奮するだろうなって方法で、わたしにアピールしてみて♡」
すぐに、その方法は思いついた。伊達にエロ漫画を読み漁っていたわけじゃない。凄腕エロ漫画作家たちのアイデアが頭の中にこれでもかと叩き込まれている。しかし、それを自分が実行するとなると……。
(でも、ちゃんと応えないと、後から何か言われても嫌だし……手加減したってバレたら、きっとヤバいし)
今まで読んだ中で、一番ちんぽに響いたおねだりを思い出し、腹の底がジクジクと疼く。後ろから見られている自分の姿を頭に思い浮かべる。結月ゆかりが素っ裸になって、ケツを高く突き出している様子。ムチッとした桃尻の間にお尻の穴が見え、その下ではマン肉がぷっくり盛り上がっているはず。そこからさらにエロく見せるなら、これしかない。
「ん……ぅ、っ……♡」
両手をおまんこの左右に当てて、割れ目をぐぱぁっ♡と開く。さっきまでおちんぽで穿られていた膣口がヒクヒクと動き、ガチガチに勃起したクリトリスも丸見えになっているだろう。奥から愛液が溢れ出し、とろとろと零れて、シーツにポタポタと滴り落ちた。背後で、息を呑んだ音がした。
「おれ……わたしは、結月ゆかりはいあちゃんのオマンコ係です♡ おまんこ、いあちゃんの指で弄られて、我慢できなくなっちゃいました……♡ いあちゃんのおっきなおちんぽ奥まで突っ込んで、たくさんイかせてください……っ♡」
なんて恥ずかしいセリフを口にしているのかと、羞恥のあまりに全身から汗が滲む。恥ずかしすぎて泣きそうになり、セリフの後半は声も震えてしまっていただろう。しかし、それもまた弱々しさだったり、無様さだったりを強調して、きっと魅力的に思ってくれるはず。それなのに、なかなか返事が返ってこない。
「は……はやくおちんぽ、ください……っ、いあちゃ、んぁっ♡」
不安になって、最後の一押しになるおねだりをすると、言い終わる前にガシッと腰を掴まれた。もう逃げられない。自分からおまんこを差し出して、死ぬほど気持ちよくさせられる未来へ飛び込んだのだと思うと、そんなことをしてしまった自分が可哀そうで可愛そうで、屈服アクメが背中を駆け上った。
「――入れるね」
「は、はぃ、っ♡ んお゙ぉっ♡♡♡」
短い宣言の後、ぱっくり開いた膣口に、肉棒が当てられる感触。大きな亀頭が口を押し広げ、そのまま中へズブズブ入ってきて、お腹の奥を突き上げられる。ぷしゅっ♡とお潮が漏れたけれど、絶頂にはまだ少しだけ遠い。お尻に彼女の腰が密着すると、少しだけ待ってくれた。最も、それは気遣いでも何でもないのだけれど。
「お゙っ♡ おお゙っ♡♡♡???」
「ちょっとだけこのままにしてあげると……ほら、おまんこが吸い付いてきて、わたしのおちんちんの形にぴったりフィットするの♡」
どう返事すればいいのかわからずにいると、最後の猶予もすぐに消えた。
「じゃあ、いくよ」
そして――。
「んお゛ぉ〜〜っ♡ おちんぽっ♡ おちんぽすごいっ♡」
「くぅっ、キミのおまんこ気持ちいいっ♡ わたしのお嫁さんになって、ずっと使わせてねっ♡」
「お゛っ♡ およめさん、なるっ♡ いあちゃ、の、およめさ、あ゛ぁっ♡」
「あ、また出るっ♡ 出すよっ♡」
「あ゛ぁっ♡ でて、る、っ♡ いぐぅっ♡」
「キミもお潮噴いちゃってる、お揃いだね♡ ほら、びゅぅーっ♡」
「ん゛ぅ〜っ♡♡♡」
「すっかり女の子みたいになっちゃったね♡ 見た目だけじゃなくて、表情も、声のトーンも♡」
「だ、だってわたし、いあちゃんのおよめさん……♡♡♡」
「……まだわたしを焚き付けるつもり?」
「ほお゛ぉっ♡♡♡ はげ、はげしすぎ、い゛っ♡♡♡ おまんこ壊れるっ♡ 壊れちゃうっ♡」
「大丈夫。もし壊れてもすぐに直してあげるから、っ♡」
「おっぱいだめっ♡ ちくびつねらないでぇっ♡」
「く、クリも、やだっ♡」
「どっちも、そんなの、や、あ゛ぁっ♡♡♡」
「い、い゛ぐぅぅぅ〜っ♡♡♡♡♡」
さっきまでの彼女は本気じゃなかったんだ。こっちの反応を見て楽しむために、ずいぶん余裕を残してたんだと、思い知らされた。射精するのを勿体ぶらず、次々にお腹の一番奥へ注ぎ込まれる。その度に絶頂が深くなり、降りて来れなくなった。
(あ、これ、しあわせ……♡ ゆかりちゃんになって犯されるの、だいすきかも……♡♡♡)
ずっとイキっぱなしで、全身が幸福感に包まれて、きっと麻薬をキメたらこういう感じなんだろうなって思ってしまうくらい。ただただ快楽だけが自分の世界に広がって、それ以外は何も考えられなくなる。
彼女に使ってもらっている幸せ。女の子の快楽を感じられている幸せ。彼女の執着心を受け止めている幸せ。全部がごちゃ混ぜになって、頭が狂っていく。
腰はガクガク震えっぱなしで、おまんこからはぶしゅっ♡ぶしゅぅっ♡とお潮を噴いて、お膣はおちんぽに全力で抱きついて、喉の奥からは汚い喘ぎ声が漏れ出して、視線はどこか遠くをさまよっている。
(このからだ、さいこう……っ♡)
薄れゆく意識の中、この世で一番幸福なのは自分だと確信して、ヘラヘラと笑っている自分が見えた。
意識が戻った時、窓から朝日が差し込んでいた。全身が凝り固まっており、昨晩の行為の余波がまだ残っている。身体に掛けられていた布団を捲ってみれば、体もベッドもまるで洗い立てのように綺麗で、きっと彼女が片付けてくれたのだろう。
(……夢であって欲しかったなぁ)
あたりを見渡せば、まだ見慣れない女の子の部屋のまま。そして自分の体は、ビスクドールのように美しい結月ゆかりのもののまま。ムダ毛のない肌がシーツと布団に擦れて気持ちが良く、こっそり股間を覗き込むと、キレイにピッタリ閉じた割れ目があった。気絶するほど激しく求められたけれど、ガバガバにはなっていなくて安心した。
隣を見れば、少しだけ距離を置いて、すやすやと眠っているイアちゃんが居た。布団の中は、きっと自分と同じように裸なのだろう。今すぐにでも蹴飛ばして叩き起こしたい気分だったが、流石に可哀想と思いとどまった。
(あんな、まるで女みたいなこと……全部、こいつが悪いよな)
いくらご立派で責められたとはいえ、我も忘れてイアちゃんのちんぽに媚びた記憶は、正直思い出したくない。自分は男だという意識は、まだ根強く残っているのだ。けれど、心のどこかで、妙に居心地が良くなったとも感じていた。無理に気を張らなくても良い、ありのままの自分を見せても許される、天国に来たのかもしれないと思ってしまう自分もいた。
(こいつ……いあちゃん、なんかすごい力を持ってるし、ここで逃げ出したとしてもすぐに見つけられちゃうんだろうなぁ。むしろ、逃げたお仕置きだって言って、すっごいことをさせられるかも)
見つかった先で青姦されたり、公衆トイレで犯されたり、恥ずかしい恰好で街中を連れ回されたり……。それは恐ろしい想像のはずなのに、背筋に走った寒気は快感を孕んでいた。じんわりと腹の底が熱くなり、股間にじゅわっとした湿り気も感じる。
(や、やめよう。そういう妄想、良くない。やることも無いんだし、二度寝しよ……)
ふとんを深くかぶりなおすと、昨晩の行為とはまた違う、幸せな温もりが全身を包んだ。二人で布団に包まれているせいで微妙に空間が空き、それだけが落ち着かない。かと言って離れすぎると寒く、距離感に悩んでもぞもぞ動いていると、不意に彼女が目を覚ました。
「あれ……おはよう。先に起きてたんだ」
「お、おはよう……」
咄嗟に、彼女に背を向けた。どんな顔で見ればいいか分からなかったから。何をされるかドキドキしながら待っていると、背後でもぞもぞと動く気配。身体を固くして身構えれば、後ろにピッタリとくっつかれ、優しく抱きしめられた。柔らかい彼女の身体が背中に押し付けられる。昨日の夜、散々啼かされた元凶の感触はせず、ホッと安心して力が抜けた。
「昨日の夜、とっても気持ち良かったね♡」
「……も、黙秘します」
「えー♡ あんなに気持ちよさそうに喘いでたのに、今更? 恥ずかしがり屋さんなんだから♡」
頭を撫でてもらうのが心地よく、またまどろみの中に溶けていく。毎日、毎晩、のどがかれるまで叫ぶ生活になるかもしれないけれど、それでも今までの生活よりはよっぽど幸せかもしれない。彼女から、心の底から生まれた愛を向けてもらえるのだから。そこまで考えて、ふと不安になって、彼女の腕の中で、くるりと寝返りを打った。彼女は少しだけ驚いた様子を見せてから、また柔らかく笑った。
「……べつに、良いですよね」
「うん、もちろん。ぎゅーって抱き合うの、私も好きだよ」
目の前には、情欲の色が抜け、スッキリとした表情のイアちゃん。優しく暖かい微笑みを向けてくれている。そんな彼女に、どうしても聞きたくなった。
「……セックス、どうでしたか」
「そうだなぁ……とっても良かったよ。やっぱりわたし、おちんちんでキミを犯すほうが好きみたい。キミは?」
本音を伝えるか、隠すか、たっぷり一分は悩んで、それから答えた。
「されるの、幸せで、気持ちよくて……。この身体の方が、良いなって」
「だよねー。昨日のキミ、とっても幸せそうな顔してたもん。えっちで、とっても可愛かったよ♡」
そんな褒められ方をされたことなんてなくて、顔がすぐに熱くなる。
「それで、その……これから、どうするんです?」
「どうするって?」
「セックス、どんなものか分かったら、ここにいる理由も無くなるのかなって。どこかに、行っちゃうのかなって……」
口に出すと、どんどん不安が大きくなっていって、彼女の身体にぎゅっと抱きついた。温かい彼女の素肌を感じて、もっと感じたくて、できるだけ強く。
「その……行かないで、ください。ずっとおれの……わたしの横にいて、わたしを求めてください。なんでもするので、ずっと……」
こんなに自分のことを求めてくれる人なんて初めてで、どうしても失いたくなくて、一度話し始めると、ポロポロと本音が溢れていく。それが落ち着いた時、頭がそっと撫でられた。
「大丈夫、安心して。わたし、キミのことを離すつもりなんてないよ。それにね、そもそもキミの身体を作り変えるのにたくさん力を使っちゃって、この星から移動しようにもできないんだ。だから……これからずっと、一緒にこの星で過ごそうね♡」
「……いあちゃん……!」
身体中から、幸せが溢れ出す。一番欲しかった言葉を貰って、大好き以外考えられない。笑いかけてくれている彼女の顔を見ているともう我慢できなくて、勢いのままに、彼女と唇を重ねた。
(だいすき、だいすき……っ! わたしのこと、もとめてくれるいあちゃん、だいすきっ!)
目を閉じて、彼女の熱と柔らかさに集中していると、身体がぐるりと回された。ベッドの上、仰向けに押し倒された感覚。必死にしがみついていると、肩を軽く叩かれる。
「あ……う、えっと……」
流石にやりすぎたかとビクビクしながら瞼を開けると、目の前には顔を情欲に染めたイアちゃんがいた。目をギラつかせて、息を荒げながら覆い被さってきている。
「するよ」
べちんと、お腹に何かがぶつかった感触。それが何かなんて、すぐに分かった。散々、昨晩教え込まれたから。
「ひ、ひゃい……♡」
「絶対、何があっても離さないから。嫌って言われても、絶対に」
「嫌だなんて、そんな……」
「分かってるよ。わたしにメロメロだもんね。ううん、わたしのおちんちんにかな?」
「ちがっ……イアちゃんが好きですっ! おちんぽ関係なしに、イアちゃんが……!」
咄嗟に否定して、彼女の笑みが深くなった。分かってると言わんばかりに。
「じゃあ、全部受け止めてくれるよね♡ ゆかりちゃん♡」
「――ッ♡ は、はい、っ♡」
そこから先は、語るまでもない。
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