恋する大和撫子は強い。
「おはようございます、先生」
゛おはよう。ミモリ゛
目覚めた先生を迎えるミモリの柔らかな微笑み。彼の日常と化して久しい風景に、疎ましい眠気はあっという間に消えてしまう。
ミモリのおはようで目覚め。
ミモリの料理でお腹を満たし。
ミモリの整えた衣服に身を包み……。
「先生、どうぞ」
゛……はい゛
ミモリの差し出した両手に誘われて、いってらっしゃいのハグをする。
朝から感じる人のぬくもりと、胸板に押し付けられた女性らしい柔らかさに幸せホルモンが分泌され、先生の意識は一気に目覚める。色んな意味で。
「……あ」
゛ごめん、これは……゛
「いいえ! その……でしたら」
下腹へ触れた固い感触に顔を赤らめるミモリは、しかし離れようとした先生をいっそう強く抱きしめる。ヘイローを持たない先生では抗いようもない。
そうして捕らえた上で、耳元に囁いた。
「今夜は、その……そちらの方も、いたしましょうか? いえ、でも、初めてだけは初夜に捧げさせていただきたいので、それ以外なら、その、なんでも、ということなのですが」
なんでも、という言葉。朝から鼓膜に流し込まれる甘い囁き。先生の理性は焼き切れ、゛じゃあ……゛と遠慮なく欲望をぶちまけた。
「お、お尻で……?」
ミモリの顔が羞恥に染まる。お尻でする行為があるとは、彼女も聞いたことがあった。だがあくまで知識として、というだけで、まさか先生からそれを望まれるとは思ってもいなかった。
(でも、お尻なら初めては、捧げられます……)
先生の目は本気だった。なんでもと言ってしまった手前、やはりなし、というのは気が引ける。
それに……どんな形であれ、先生との性行為だ。生徒と先生ではなく、大人の関係になるということに、どうしようもなく胸は高鳴っていた。
「……はい。では、その……今日は早く、帰ってきてくださいね。お待ちしております、から」
いっぱいいっぱいになりながらミモリは頷いた。
恋する大和撫子は強いのだ。いつの間にか新妻のように先生の日常となり、その欲求の全てを自分の形で埋めてしまっていた。先生が気付いた時にはもう腹を括るべきところまで踏み込まれていた程の計算高さ。
それが無自覚で、勢いにしたがった結果だったとしても、先生に全てを捧げても構わないという奉仕の心は本物なのだった。
■
その夜のこと。
「先生、お帰りなさいませ……」
帰ってきた先生をハグで出迎えたミモリからは、ふわりと甘い花のような香りがした。肌もしっとりと瑞々しく、触れているだけで心も癒されるほど温かい。
「その、わたしはもうお風呂を先にいただきましたから……ご飯も用意してありますので、そちらを先に……きゃっ!?」
ご飯にするか、お風呂にするか、それともミモリか。答えなど、考えるまでもなく決まっていた。もとよりミモリと同棲し始めてから、中々性欲を発散できなかった身。仕事中にも今朝の誘いを忘れられず、普段の倍以上の集中力で業務を片付けてきたのだ。
今の先生は、ご飯を前にずっと待てをされていた獣のような存在である。抱きしめたまま、ミモリをベッドへと運んでいく。
「あ、ああ……」
シーツにミモリを横たえると、彼女はどうしていいかわからないようで、ただ熱を湛えた瞳で先生を見上げていた。普段はサイドで団子にまとめた髪が、今は微かな水気を帯びてまっすぐシーツに広がっている。
゛綺麗だね、ミモリ゛
「あ、ありがとう、ございます……」
桜が咲いているようだと思いながら、先生はその髪を頭から先端まで、ゆっくりと梳いていく。そうして髪先をくるくると指に巻き付けて、ミモリの手の平をくすぐってみる。
「ひあ……っ」
それだけで、ミモリはぴくりと身体を跳ねさせた。その姿は先生に、この理想の花嫁を体現したような大和撫子もベッドの中ではこんなに弱々しくなるのかという……いや、だからこそか。清楚な大和撫子だからこそ、こうも初々しいのかと新鮮な感動を覚えていた。
゛大丈夫、力を抜いて゛
「は、はい……」
そうしてミモリの服を一枚、また一枚と剥いでいく。羽織から、巫女服に近い意匠の制服に、タイツ……残るは上下の下着のみ。そこで改めて、彼女の身体を眺めてみる。
「あ、あうう……」
羞恥に染まって桃に色づいた美白の肌。くびれた細いウェストと、良く肉づいた尻と太ももは男を魅惑するバランスを見せつけている。ピンク色のブラジャーとショーツは、花がレースであしらわれた大人びたデザイン……しかも、ところどころ透けている。勝負下着なのだと、見るだけでわかった。
そしてそのクロッチには、既に小さなシミが出来ていた。
゛ショーツ、脱がすね゛
「あ……」
ショーツを脱がせれば、銀の糸が細く伸びる。つう、と真っ直ぐ伸びて、太ももの半ばまで下ろしたところで、ぷつりと切れて内腿に張り付いた。
「あの、これはその、違うんです。先生と……と思うと、今日はもうずっと、お腹が熱くて……決していつもこんなわけでは、なくて……」
触れもしないうちから濡れていたことが恥ずかしくてたまらないのか、ミモリはとうとう顔を手で覆い隠してしまった。
゛私は嬉しいよ。ミモリがそれだけ、喜んでくれているということだから゛
「それは……はい。とても、嬉しくて……ドキドキします……」
゛ならよかった゛
先生はミモリの尻を撫で、マシュマロのようにふわふわの、それでいて豊かな肉感の尻たぶを手のひらで味わい始めた。彼が今まで触れてきた物の中で、もっとも極上に思える感触を五指で咀嚼する。その手つきは紳士的で、次第にミモリの緊張もほぐれて足の力が抜けていく。
そうして落ち着いた頃合いを見計らって——ちょん、と小指をアナルに触れさせた。
「ん、あ……!?」
不意打ちの感触に、ミモリの腰がにわかに反る。そのままちょんちょん、と入り口を小突かれる度に、リズミカルに震える。
゛……こっちもぬめってる。もしかして゛
「……はい。その……僭越ながら、自分で調べて、準備をしていました……先生のお手を掛けさせるわけにはと……」
゛見られたくなかっただけだったりして゛
「~っ! さ、流石にあんなところをお見せするのは、無理ですっ! 恥ずかしすぎて死んでしまいます!」
愛液とはまた違う湿り気を帯びた菊輪の感触に先生が尋ねてみれば、ミモリは自ら浣腸をしたと自白する。ぶんぶんと頭を振り乱すあたり、本当に見せたくないのだろう。無理に頼めば先生手ずから彼女の腸内を洗浄することを受け入れてくれるかもしれないが、今はまだ羞恥が極まっているようだ。
だがそのうち、そう、そのうち……と、先生は内心で悪い笑みを浮かべていた。ミモリを安心させるために、優しく微笑みかけながら。
゛なら、ゆっくり慣れていかないとね。これからいっぱいするつもりだから゛
「……ちなみに、先生はどれくらい……その、し、シたいとお考えなのでしょうか」
゛……どれくらいだと思う?゛
「ん、はあ……っ」
かりかりとアナルのしわを淡く掻きながら、先生は笑みを崩さないでいた。不浄の穴を触れられる感覚に戸惑いながら、茹った頭で必死に考えるミモリの姿を愉しんでいる。
少しでも冷静さを取り戻せば、それがミモリの願望……彼女がどれくらいの頻度でシたいのかを知るための質問にすり替えられたと気付けただろう。
だがもうミモリにそんな余裕はない。そして意地悪な大人だと、彼を止める者はここにはいない。
「ど、どれくらい……? あ、あの、週に、六回くらい、でしょう、んっ、か……あッ……!?」
答えきらぬうちにつぷり、と押し当てられた小指が中に入り込んできて、ミモリはたまらず目を見開いた。
゛ミモリはエッチだね。そんなにいっぱいシたいんだ゛
「ち、ちがいま、すっ、ん……! せんせいが、それくらい、されたいのかな、と、ぉっ……!」
゛つまり私が変態だって言いたいの?゛
「あ、え、そんな、こと、は、ぁっ……!? あ、や、んふぅっ……!」
ぬぷ、ぬぷ。細い小指とは言え、自分の中へ明確な意思を持って入り込んでくる異物の違和感にミモリは悩まし気な吐息を漏らさずにはいられなかった。
腸内に愛しい人の温もりを感じる。優しく触れてくれている。それだけでもう胸がいっぱいになりそうなのに、先生が軽く曲げた小指を緩慢に出入りさせるせいで、反射的にきつく締め付けた肛肉がその存在感をいっそう明確に感じてしまうのだ。
(お尻の穴、触られてこんな声が出るなんて……はしたないと、思われてしまいます……!)
はしたない。なんてはしたないのだろう。
足を大きく開いた中に先生を迎え入れる今のポーズも、言葉の中に混ざる甘い声も。一つ気付いてしまえば、全てがはしたないものに……大和撫子とはほど遠いものに見えてくる。
ミモリが口を
「ん、い、ああー……!?」
゛ねえ、私が変態だってこと?゛
「あ、ん、ちがい、ます……」
゛じゃあ、ミモリが変態ってこと?゛
「え、んうっ、ふっ……? それも、ちがいます……んっ」
゛どっちもエッチじゃないのにほとんど毎日するんだ。お尻の穴で? ふうん? ああ、そう言えば今朝誘ってきたのもミモリからだよね?゛
「あ、や、ああ……!」
(先生、意地悪です……!)
ここまで来れば、ミモリも先生の意図に気付く。ミモリ自身に、自分が変態だと言わせたいのだ。先生を変態扱いすることを躊躇うミモリの優しさにつけこんで、乱暴な論理を組み立てて。
清楚な大和撫子が、羞恥に追い詰められるのを待っている。……先生としては、変態扱いされるのでも構わないのだが。
「うう……んっ!」
(先生を悪者扱いするのも……でも、わたしが変態だって認めるのも……)
そうしてミモリが悩んでいる合間にも、小指から人差し指へと変わった責め手が、アナルの中で蠢いている。次第に主張を強めていくアナルの感覚に浮かされながら、彼女ははっと閃いていた。
(これなら、先生にも喜んでいただけるはず)
後はそれを言の葉に乗せるだけ。先生の頬に手を添えて、微かに首を傾け。桜色の艶やかな唇がそっと音を紡ぎ始める。
「へんたいなのは、せんせいです。いじわるで、ずるいおひとです……」
でも、と間を置いた。
「そんなせんせいのいろに、わたしをそめていただけませんか……? せんせいだけの、はなよめになるしゅぎょうを……どうかすきなだけ、せんせいのてで、つけてください」
ぽうっと蕩けた瞳で見上げられながらの実質的なプロポーズとも言える睦言は、先生の想像を超えた破壊力を持っていた。たまらず先生はミモリのおでこに口づけ、それから彼女の脚を肩に乗せると、股に鼻先が触れそうなほど近くで覗き込んだ。
そこにはシミ一つない楚々とした花が一輪、密やかに咲いていた。愛蜜と腸液の混ざりものを、ひくひくと息づく芯から朝露のように滴らせている。先生の指に開かれたばかりのその穴は、いじらしくまだその形を覚えて震えていた。
「あ、ひああああっ!? せ、先生!? あ、あの、これはいくらなんでも、恥ずかしすぎます!」
゛ミモリ゛
「ン……!」
先生に秘部を余すところなく見られている羞恥に叫べども、先生が名前を呼ぶだけで、その低い振動に、熱い吐息に敏感な所を愛撫される。それだけでもう、腰が震えて何も言えなくなってしまう。
゛好きなだけ、 と言ったね゛
「は、い……」
゛手加減はしないよ゛
「あ……ん、おぉ……っ!?」
ゾクリと尾てい骨のあたりが疼く。それが被虐の目覚めだと気付く前に、ぬるりとした熱感が菊口から入り込んできて、ミモリはあられもない声を上げていた。
「や、あ……! せんせい、そこ、きたない、ですから、あ……!」
゛とても綺麗だよ。それに、美味しい゛
「あじわわないで、ください、ぃっ、おっんむ……!」
先生の舌が蛇のようにミモリの腸内に入り込んでくる。ねちゃり、のちゃりと腸壁の浅瀬をねぶり、とんとんと菊輪の裏側をノックして広げてくる。指とは違う熱と有機的な動きに翻弄され、ミモリは腰を妖しくのたうたせて身悶える。
「ん、ふっ、く……あ、あお……!」
(お尻の穴を舐められて、変な声、出ちゃいます……!)
尻の柔肉に頬を挟まれ、鼻に愛液を塗りつけられながらも先生は執拗に舌での責めを続けていた。
先生との情事と言うだけで、始まる前から濡らすほど期待してしまっていた身体だ。想像していたものとは異なる形であっても、先生に求められていることに変わりはない。
それも排泄の穴を舐めるなどという禁忌もためらわないほどにだ。
(恥ずかしい、ですけど……先生は、わたしの汚い所にも口づけられるのですね)
愛と呼ぶにはずいぶんと倒錯的だ。だが理想の大和撫子、理想の花嫁……愛しい人に尽くし、喜ばせる時間を夢見てきた彼女にとって、先生の行為は紛れもない愛情表現と感じられるものだった。
先生はミモリを気持ちよくさせるためなら、不浄の穴さえも舐められてしまうのだと。
だからアナル性感を得てしまう。他の場所はいじられていないというのに、簡単に心が悦んでしまって、乙女らしからぬ声がお腹の更に奥からせぐりあげてきてしまう。手で口を覆っても、抑えきれるものではなかった。
「あ、んっ! あああー……っ!? せん、せい、わたし、へん、です……! おしりのあな、なのに、きもちいい、です……!」
゛そっか。ミモリはお尻の穴で気持ちよくなれちゃうんだね゛
「あ、ああ……! そんなこと、いわないでください……! はずかしくて、おかしくなりそうなんです……! あ、ああおおっ!?」
先生はミモリの快楽を掻き立てようと更に奥へと舌を進め、指で慣らしたばかりの処女地を開拓していく。ミモリは羞恥のあまり眦に涙さえ浮かべていたけれど、その恥ずかしさこそが心臓を暴れさせ、興奮を煽っているのだからもうどうしようもなかった。
声は次第に獣性を帯びていく。汗を滲ませた腰が先生の動きに合わせて、のっ、と持ち上がり、突き抜ける快感にしなやかな足先が力んで丸められる。時折先生の身体まで動くほど、激しく震える。
それは明らかに、性感帯に劣らぬ快楽を得ているとわかる反応だった。
「あ、あああっ! や、せんせい、だめ、ですっ! それいじょう、は……!」
切羽詰まった声音に先生はにやりと目を細めて舌を尖らせ、鋭く腸の奥……子宮の裏側を突き刺した。
その瞬間、雷に打たれたようにミモリの身体が跳ねた。
「あ、んはああああーっ!? あ、あああっ! せんせい、せん、せい……っ゛!」
初めてのアナルでの絶頂に視界が明滅する。自然と嬌声が溢れだして、果てたことを言葉も無しに伝えていた。
弓なりに反った腰から噴き出した潮が先生の顔を汚す。ミモリにそれを気遣う余裕はなかった。
(わたし、お尻の穴で、イって……!?)
「あ、ん、はー……ぁ、ああ……っ」
アナルで達してしまった。信じがたい事実にミモリが驚愕している間に、小刻みに震えていた身体からふっと力が抜けて、先生の身体に沈み込んでいた。
荒く緩やかに上下する胸。汗を吸った髪がまばらに張り付き、年に似合わぬ色香を匂わせていた。
゛アナルでイケたね。ミモリ゛
「イ、く……?」
゛そう。……もしかして知らなかった?゛
「……その、感覚としては、知っていたのですが……言葉までは……」
゛感覚は知ってたんだ゛
「……あっ」
ミモリはまた顔を覆い隠した。
゛ミモリも一人でするんだね゛
「う、ううう……!」
彼女もまた年頃の少女。先生を想って自らを慰めることもあるというもの。
(よりによって、先生に……! 絶対に、はしたない子だと思われました……!)
それをまさか、よりによって想像していた当人にほぼ自白してしまうだなんて。
先生もそれ以上は何も言わず、生暖かい目を向けながらどさくさに紛れてミモリを四つん這いにさせていた。
「穴があったら入りたいです……」
゛それなら、穴にれてあげるね゛
「お願いします……え? あ、おおはぁぅ……っ!?」
何か会話がおかしかったような。そうミモリが思った時には、先生のペニスがアナルへぬぷぷぷぅ……と侵入を始めていた。
「は、ああうひゅぅ……! せ、んせいっ、せめて、ひとこと、くらい……!」
゛言ったよ? まあ、ちょっとすれ違ってたけど゛
確かに言っていた。言ってはいたが、愉しそうな声音は明らかに確信犯だ。
「あ、おぉ……!」
そのことに羞恥とちょっとした怒りが湧いて来るけれど、それも一瞬で肛悦に押し流されていく。
先生の感触を、弄られる悦びを、絶頂するほどに教え込まれてしまった処女アナルだ。男のたくましさを凝縮した太さと灼けるような熱を噛み締めて、あっさりと蕩けてしまうのも当然と言ってよかった。
そうしているうちに、根元まで肉棒は呑み込まれる。反り返った先端が、ミモリの尾てい骨を内側から押し上げている。ミモリが肛肉に力を込めると、ペニスがぐっと持ち上がって更にそこを圧迫してくるものだから、甘い痺れがびりびりと全身に流れてしまう。
「あ、はあぁぁ……っ! せんせい、すこしだけ、まって、ください……」
゛いいよ゛
心の準備をするのか、それとも感覚に慣れるのか。その少しの時間で何をしようとしているのかは先生にはわからなかった。
だが先生からしても、その時間には価値があった。
快感に震えるミモリの白い背中。寄せられた肩が描く華奢で儚い曲線に、桜色の髪がまばらに散って何とも艶美な景色を生み出していた。彼女が息をするたびに汗の生み出す艶が遷ろう。手つかずだったブラジャーのホックを外せば、重力に引かれた瑞々しい双丘が露わになって更に先生の目を楽しませる。
突き出された尻を手持無沙汰に撫でまわせば、甘い鼻息を漏らしながらもっとと強請るように腰を揺らす。その中に食べられた肉竿は、ふわふわと溶けてしまいそうな温かさで包み込まれている。
後ろから眺めるミモリの姿は、得も知れぬ征服感をもたらす芸術だった。その雰囲気に新妻という言葉を思い浮かべれば、なおさらその感覚は強くなる。
「ふー……。っだいじょうぶです。せんせい、どうぞ……うごいて、ください」
それを見ていたものだから、先生はミモリが許した瞬間ゆっくりと、しかし一息にペニスを引いた。
「あ、おおおお゛ぉ……っ!?」
びぐぅっとミモリの肩が跳ねる。清楚な彼女らしからぬ声が飛び出す。カリ首まで抜けた剛直に、行かないでとアナルは固く食らいついて引き留める。
゛くっ……!゛
その締め付けは極上で、すぐにでも射精してしまいそうになるものだった。だがそれをこらえて、先生は再び肉槍を突き入れる。
ミモリの乱れる姿を、もっと見たくて仕方がないと。
「あっんんんふううう゛ーっ!? あ、おく、つかれ、て……! ひ、ああっ、ぬくの、だめですっ! おなか、ぜんぶひきぬかれてる、みたいで、ん゛っ! へん、へんなんです……!」
゛なら入れるのは?゛
「なかにはいってくる、のも、ぉ゛……! あ、あつ、くて、からだ、とけちゃい、ます……! あ、んはあ゛っ! はっ、おぉっ!? や、あ、こんなこえ、せんせいにきかれちゃ、だめです……!」
゛わたしはもっと聞きたいな!゛
「んあおぉ゛ッ!? せ、せんせい、いじわるです! へんた、いぃっ!? へんたいさん、です! あ、はっ、んああああー……!」
ピストンが加速すると、少女の清楚は媚態に染まっていく。可愛らしい抗議の声は、ただ先生の嗜虐を煽るばかりだ。
普段のミモリを見て、誰がこれほど淫らに乱れるなどと想像するのか。先生もこれほどミモリが余裕を失うとは思ってもみなかった。
だからこそ、そのギャップに興奮は収まらない。
「あっ、はっ、く、んひゅっ!? はっ、はっ、ふーっ、ん~……っ゛!! せんせい、の、わたしのおく、とどい、てぇ……!」
゛気持ちいい?゛
「や、あああ……!」
必死に頭を振るのは、未だに快楽をはしたないものと思う抵抗が抜けないからか。それとも認めたくないからか。
しかし声は、身体の反応は、明白に快楽を訴えている。内股に幾筋も伝う愛液がなによりの証拠だった。
何度も何度も先生は執拗に抽送を繰り返す。その度にミモリは喘ぎ、どんどんと切ない響きを帯びさせていく。二度、三度とイク。
そうして四度を数えた頃、ようやく先生も我慢の限界を迎えた。
゛ミモリ、射精るよ!゛
「は、い……! ください、せんせいを、わたしのなか、にィ!? あ、いいんんんうう゛ぅ……ッ!?」
どくどくと流れ込んでくる白濁に、快楽が爆ぜて全身を駆け巡っていく。もう限界だった。
射精が終わると、くたりとミモリは崩れ落ちた。
(先生の精子が、わたしの、なかに……先生が、愛してくださった証……)
お腹の奥でじんわりと熱を放ち続ける白濁に、余韻を孕んだ息を吐き出しながら思う。
いつかは、と。
(いつかは……本当の意味で初めてを捧げて、隣を歩いて、愛を育んで……そんな時間を過ごせたら)
「せんせい」
゛どうしたの?゛
「ちょっと……いいえ。末永くお時間、くださいね?」
そう言ってミモリは幸福そうに微笑んだ。