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「へっ、一人で襲撃してきたっていうからどれ程のモンかと思ったが……大した事はなかったな」
「くっ」
勝ち誇った顔で見下ろしてくる魔族の男に対し、腰まである艶やかな長い髪を持つクールな美貌の女――月宮は、悔しげに唇を噛みしめた。
疲労と痛みで息を荒げている彼女は今、腕を押さえられて地面に組み伏せられていた。既に手の中にあった剣は弾き飛ばされて遠くの床に転がり、体にはいくつか傷がつけられていて、服の破れ目から白い肌が覗いている。
月宮はこの夜、人里離れた場所に存在する、とある屋敷へと侵入していた。ここに神の遺産が隠されているという情報を入手したからだ。
最初は順調だった。首尾よく侵入に成功し、警備についていた魔族達をあらかた排除したまではよかったのだ。
しかしその直後に、この男が現れた。
見上げるほどの身長に屈強な肉体を持つ、魔族の男。どうやらこの屋敷を警備している者の一人らしい彼は、遭遇するや否や、すぐさま襲いかかってきた。
もちろん応戦したものの、男は予想外の強敵だった。こちらの攻撃をものともせずに苛烈に攻め立てて来る魔族に対し、月宮はほとんど何もできず一方的に敗北してしまった。
あちこちに傷を作り、呼吸さえ碌に整っていない月宮に対し、魔族は余裕の表情だ。その顔は嗜虐の色に染まり、目の前の無力な女をどう料理してやろうかと、醜悪に歪んでいる。
「このまま雇い主に突き出してもいいんだが……それじゃ勿体ないよなあ?」
こちらを嬲ろうというのか、粘りつくような口調で言う男。その顔を見れば、これから何をされるかなど明らかだ。
何とかして拘束から逃れようとするが、受けた攻撃によるダメージが深く、体に力が入らない。辛うじて意識こそ保っているものの、全身が痺れてしまっていて動くこともままならないのだ。
今の月宮にできることは、目の前の男を睨みつけることだけだった。
「まあ、時間はあるんだ。せいぜい楽しませてもらうぜ」
欲望に満ちた笑みを浮かべながら、魔族の男はゆっくりと、月宮の体へと手を伸ばした――
*
それからしばらくの時間が経った後。
月宮は地面に組み伏せられ、野太い肉棒で貫かれていた。
「んっ、くっ……ふっ、あぁっ……んんッ……!」
圧し掛かった魔族の巨体が揺れる度に、噛み締めた唇から押し殺した呻き声が漏れる。
既に月宮の服は下着ごと破り捨てられ、豊満な乳房が男の前に晒されてしまっていた。スカートも大きく捲り上げられ、露わになった秘所には男のいきり立った剛直が捻じ込まれている。
「くぅっ、いい締め付けだぜ。おらっ、もっといい声で鳴いてみろよっ」
卑しい嗤いを浮かべた魔族の男が、さらなる反応を引き出そうと腰の動きを速める。反り返った肉棒で膣内を掻き回すようにしながら、愛液に濡れた牝孔を荒っぽく突き抉っていく。
「だ、誰が……あなたのっ、んんぅっ! お、思い……通り、に……あうっ……んあぁっ!」
好き勝手に自分を犯している相手を睨みつけながら、月宮は何とか反応を見せないようにしようとする。しかし彼女の頬は紅潮し、男根が挿入されている秘部は大量の愛液を垂れ流しており、この行為に快感を覚えているのが明らかだった。
もちろん、月宮も最初は抵抗した。こんな男に犯されて快感を覚えるなど絶対にお断りだ。どれだけ凌辱されようと感じた姿など見せまいと、意志を強く持って耐えようとした。
しかし、それは甘すぎる考えであった。男のテクニックは恐ろしいほどに巧みで、月宮の抵抗はいとも容易く崩されてしまう。女の弱い部分を知り尽くした動きに、意思とは無関係に体が昂ぶっていき、快楽に染められていった。
このままではまずい――焦りを覚えたものの、戦闘で受けたダメージも残っている状態では、巨漢の魔族を跳ね退けることなど到底不可能であった。その結果、月宮はなす術もなく男に嬲られることしかできず、こうして襲い来る快楽に耐えることを強いられている。
「へっ、虚勢を張りやがって。ならお望み通り、もっと激しくしてやるぜ!」
「んあぁ……! くひっ、あうっ、ひあっ、んふあぁ……ッ!」
かなりの太さを持つ剛直が、何度も月宮の胎内に打ち付けられる。勢いよく腰が前後する度に彼女の肢体が上下に揺れて、豊満な二つの乳房が大きく弾む。力強い責めに彼女の体は嫌でも反応し、快楽に蝕まれていく。
時が経つにつれて凌辱は激しさを増し、それにつれて全身に生じる疼きも強くなっていき、唇から我慢していた喘ぎが漏れ始める。
「んんっ、くぅっ……んっ、んっ、んんうぅっ……!」
「強情な女だな、おい……。じゃあ、こうしてやるよ!」
それでも何とか声を殺し、少しでも感じる場所を責められないように身動ぎする月宮。だが、目の前の魔族がそれを許す筈もない。嗜虐に満ちた笑みを浮かべた男は、彼女の思考を見透かしたように、ズン、と奥底を深々と抉ってくる。そこが、月宮のもっとも弱い部分のひとつなのだ。
「くはあぁッ!」
子宮を中心に強烈な快感に襲われ、思わず体を弾ませてしまう。天を仰いだ瞳が見開かれ、反った白い喉から我慢できずに甲高い喘ぎ声が漏れた。
「おっ、いい声が出てきたな。おらっ、次はここなんかどうだ?」
「や、やめなさ……いひあぁっ!」
背筋を駆け抜ける恍惚感に耐えながらどうにか紡ぎだした制止の言葉は、途中で裏返った悲鳴に変わった。さきほどとは別の場所を突き上げられて、ハーフヴァンパイアの唇から再び艶めかしい声が飛び出す。
その反応に気を良くしたのか、男は腰の動きを変化させる。それまでの荒々しいものから、緩急をつけたねちっこいものへと。
「あはっ、ひぅっ、くうぅんっ、ああんっ!」
魔族の男は単調に腰を振るのではなく強弱をつけ、タイミングや責める場所を変えながら様々な場所を突き抉ってきた。そのピストンは好き勝手に動いているように見えて、こちらの弱い部分を恐ろしいほど的確に刺激してくる。肉棒が抜き差しされる度に甘く痺れるような愉悦が走り、理性が急速に削り取られていく。
「くぅんっ、んふぅっ、ひぎっ、んんぅぅ……ッ!」
少しでも気を抜けばあられもない嬌声をあげて達してしまう程の快感に襲われながら、月宮は懸命に耐えていた。高いプライドとこんな下衆な男のいい様にされたくないという思いが、彼女をギリギリのところで支えていた。
「ずいぶんと頑張るじゃねえか。だが、これならどうだ?」
だがそんな必死の抵抗も、相手からすれば自らの興奮を高めるスパイスに過ぎない。
男はゆっくりと腰を引くと、膣内の比較的浅い部分に狙いを定め、そこを剛直で乱暴に擦り上げた。
「ひぃあうッ!?」
秘所の比較的入口に近い場所を抉られた途端、これまででもっとも大きな喘ぎが月宮から迸った。男は硬く勃起したペニスで、彼女のGスポットを擦り上げたのだ。もっとも敏感な部分を責められた月宮はたまらず背を仰け反らせ、全身を激しくわななかせた。
「おらおら、どうだよ?」
「ひっ、ひぃっ、くひぃあぁ……ッ! そ、そこは……だ、駄目……ッ! あうっ、いひぃ……ッ! も、もう……や、やめてえぇ……ッ!」
予想以上の反応に愉快そうに嗤った男は、同じ場所を集中的に刺激してくる。一突きごとに下半身が蕩けるような肉悦が突き抜け、とうとう月宮から艶声交じりの哀願が飛び出す。
だがそれは男の獣欲を余計に煽り、ますます腰の動きを加速させる結果にしかならなかった。あくまでも反抗し強気な態度を貫こうとしていた女が、身悶えしながら己に懇願する姿に、魔族のピストンは勢いをどんどん増していく。
「んひぃっ、あうあっ、ひぃんっ、んうあぁぁ……ッ!」
荒々しい腰使いを受けて、零れ出す愛液が掻き回される淫らな音が響く。よりいっそう容赦のなくなった責めに、もはや半開きになった口を閉じることも出来ず、唇からあられもない声を溢れ出させる月宮。ピストンを受ける度に肢体は跳ね上がり、両胸が上下に激しく踊って周囲に汗の飛沫を散らせた。
(カ、カリが……気持ちいいところ、何度も……擦って……ッ!)
心の中で思わず叫びながら、叩きつけられるストロークに合わせて腰を揺らめかせてしまう月宮。
口先で何を言おうが、彼女は既に内心では快楽を得ていることを認めてしまっていた。男の巨根によって与えられる強烈な快感で理性が急速に溶かされ、抵抗の意志が失われていく。
「次はこっちだ」
「な、何を……? ――いひぃあぁッ!」
月宮がさらに一段高い声をあげる。男の両手が彼女の豊かに弾む乳房に伸ばされたのだ。柔らかで張りのある膨らみが思う存分揉みしだかれ、乳首が強烈につねり上げられる。痛みはあるものの、それをはるかに上回る快美感が駆け巡り、たまらず表情を蕩けさせてしまう。
「くぅんっ、ひああんっ、あえぁっ、ひ、うああぁ……ッ!」
「へへっ、気持ちよくてたまらねえって顔しやがって。やっと素直になってきやがったな」
男の言葉にも、今度は反論する余裕すらなかった。胸を揉み潰され乳首を捏ねられるごとに電流のような快楽が走り抜けて、視界に火花が散る。両胸で弾ける刺激に、ハーフヴァンパイアは髪を振り乱して身悶えた。
「んじゃ、もっと素直になれるようにしてやるぜ!」
「ああぅあぁぁッ!」
そこへ、さらに追い打ちがかけられた。男が腰の動きを跳ね上げ、膣奥を執拗に抉り始めたのだ。激しいピストンで子宮口を何度も突き上げられ、亀頭を力任せに叩きつけられる。
「くひぃっ、うああっ、んあぅぅ……ッ! こ、これ……激し、すぎ……あはぁぁッ!」
逞しい巨根による蹂躙に、意識が気持ちよさで埋め尽くされる。荒々しい腰振りに、痛いぐらいの胸責めに、無様な嬌声をあげながら身をくねらせてしまう月宮。
「ひぁんっ、あぅあっ、ひぐぅっ、んあぁぁ……ッ! お、奥ぅ! そんなに、叩かれ、たらぁ……ッ!」
気が狂いそうな快感で完全に抵抗する気力を失った月宮は、もはや男の責めに翻弄されるがままだった。桃色に染まった意識の片隅に悔しいという思いはあるものの、それすらも濁流のように押し寄せる快楽で塗り潰されていく。
「そろそろイきそうだろ。俺もいい加減我慢の限界だからな、たっぷりと出してやるぜ」
「あ、な……そ、それは――」
耳に届いた射精の予告に、月宮がわずかに理性を取り戻す。それと同時に、膣内で暴れ回る肉棒が大きさを急に増し、膨らんでいくのを感じた。
「や、やめてっ! それだけは……絶対に、駄目……ッ!」
射精の前兆を感じ、焦った表情で何とか男を押し退けようとするものの、快楽で力のまったく入らない状態では何の意味もなさない。必死に膣内射精から逃れようとする月宮を見て残忍な笑みを浮かべた男は、恐怖を煽るようにあえてゆっくりと腰を引いていく。
「ひ、あ……あぁ……や、やめて……お願い……ッ」
「嫌だ――ね!」
目の前の女の必死の懇願を無慈悲に斬り捨て、男は剛直が抜ける寸前まで引いた腰を、ひときわ強く叩き付けた。
「か、はぁ……ッ!」
思い切り最奥を撃ち抜かれ、目を見開いて全身を硬直させる。秘部から脳天まで突き抜ける快感と衝撃に肢体が跳ね上がった次の瞬間、
「――あひぃああぁぁぁッッッ!!!」
子宮に熱い白濁液を注ぎ込まれる快楽が、月宮の脳髄を白く焼いた。
「あっ、あひっ、ひぃあっ、んえあぁ……ッ!」
爆発する肉悦に激しい仰け反りを見せながら、だらしなく舌を出して嬌声を迸らせる混血天使。もはやただの牝そのものの痴態を晒すハーフヴァンパイアは、精液が膣奥に勢いよくぶつかる度に身を焦がすような悦楽に襲われ、全身を何度も弾ませた。
(で、出てる……こんな奴の、精液が……こんなに、たくさん……ッ)
理性が飛ぶような絶頂感に焼かれながら、内心で絶望の声を漏らした。魔族の男の射精は長く激しいもので、信じられない量の白濁液が月宮の胎内を汚していく。あまりの屈辱感と嫌悪でどうにかなりそうだが、それがまた、被虐的な快感を呼び起こして体を蕩けさせた。
「ふう……こんだけ出したのは久々だな」
長い射精はその後もしばらく続いた後、ようやく終わりを告げた。己の欲望をたっぷりと注ぎ込んで満足したのか、男が腰の震えを止めて心地よさそうに息を吐く。
「あ、は……あぅ、あぁ……」
肉棒が精液を吐き出すのを止めると、それに合わせるようにして月宮の体からも力が抜け、がっくりと弛緩した。唇から弱々しい喘ぎを漏らしながら、焦点の合わない瞳を宙に彷徨わせる混血天使。
(わ、私が……こんな……で、でも……これで……)
激しい絶頂の余韻で朦朧とした意識の中、こんな男に犯され中だしまでされたという屈辱感と、これでようやく終わった、という安堵が入り混じり、肢体を虚脱させたまま荒い呼吸を繰り返す月宮。
だが、彼女への凌辱は、まだ終わったわけではなかった。
「おい、何を呆けていやがる」
「え、あ……? んひぃぃッ!?」
虚脱していた所にかけられた言葉は、すぐには認識できなかった。しかし突然の浮遊感の後、いきなり腰で新たな快感が生じ、月宮は唇から艶めいた悲鳴を迸らせる。
「あぅあっ、ああ……な、何、を……?」
不意打ちの快楽に襲われて、半ば失神していた意識が強制的に現実に引き戻される。霞む視界でどうにか状況を把握しようとしてみれば、いつの間にか月宮は男に引き起こされ、対面座位で貫かれていた。己の体重のせいで結合が深まり、より奥底に亀頭が食い込む肉悦が下半身を痺れさせている。
「まさか、これで終わりとか思ってないだろうな? てめえみたいな上玉は久しぶりなんだ、まだまだ楽しませてもらうぜ」
「あ、あぁ……そ、そん……な……」
男の無慈悲な宣告に顔色を青くして、月宮は呆然とした声を漏らす。今の凌辱だけでもどうにかなりそうだったのに、このまま続けられたら耐えられないに違いない。
「ま、待って……こ、これ以上されたら……ひぐうぅぅッ!」
言葉の途中で、月宮の体が激しく仰け反った。魔族がいきなり腰を思い切り突き上げたのだ。不意打ちで子宮口を抉られて、美麗な肢体が反ったままビクビクと痙攣する。
「いひっ、あへあぁぁ……ッ!」
達したばかりで敏感になっている体には、この快感は強烈すぎた。たった一突きであっさりと二度目の絶頂に押し上げられて、巨根に貫かれたままの秘部から新たな愛液が勢いよく噴き上がる。
「おいおい、これだけでイったのかよ。さっきまでの強気はどこいったんだか」
「あひっ、ひあっ、いひっ……んあぁ……ッ」
男の嘲りにも答える余裕が無い月宮は、蕩けたアヘ顔を晒しながら、だらしなく開いた口から唾液と掠れた喘ぎを垂れ流している。その無様な姿を見て愉快そうに笑った男は、本格的に腰の動きを再開する。
「きひぃぃんッ! ふ、深……深いぃぃ……ッ!」
先ほどまでこちらを責め立てていたのと同じかそれ以上の勢いで、何度も膣奥にペニスが打ち付けられる。射精した直後だというのにまったく力を失わない巨根の逞しさと精力に驚きと恐怖を覚えながら、激しい腰使いに月宮は肢体を跳ねさせる。
「はぁうっ、ああんっ、いひぃっ、あぅあッ! む、無理ぃ……こ、こん、なのぉ……ああん……ッ!」
どうにかこの状況から逃れようするものの、達した直後では碌に力など入らない。何よりも、今も男のピストンによる心地良さが全身を駆け巡っていて、体がまるで動かなかった。
そんな月宮のなけなしの抵抗を、心地よさそうに腰を振る魔族は嘲笑う。
「へっ、無駄な抵抗してんじゃねえ、よ!」
「あはあぁん……ッ!」
奥底に勢いよく剛直を突き立てられて、再びの絶頂。脳裏に鮮烈な火花が散り、あわや意識が飛びそうになるほどの快感に襲われた月宮から、力が完全に失われる。体を支えることもできなくなり、男の逞しい胸に身を預けてしまう。
「なんだ、とうとう観念しやがったか? んんっ!」
「んむうぅ……ッ!」
胸元に倒れ込んできた混血の唇へ顔を寄せると、男はそこを強引なキスで塞いだ。朦朧とした意識ではろくに反応もできず、月宮は無抵抗で男のキスを受け入れてしまう。
「んぶっ、むふぅんっ、ふんうぅ……っ!」
突然のことに戸惑った月宮は目を見開き、くぐもった声を漏らす。その隙に男は舌を彼女の口内へと滑り込ませる。
「んむぅぅんん……ッ! むあっ、んふぅっ、ふむぅっ、んふぁ……ッ!」
いきなり割入ってきた舌に口内を舐めしゃぶられながら、月宮は嫌悪と屈辱に顔を歪ませる。こんな男に犯されたばかりか唇まで奪われるなど冗談ではない。体がいうことを聞かないまでも、首だけでも動かして顔を離そうとする。だがその月宮の頭を、男が素早く押さえ込んだ。
「むぅっ、んふぅっ……! んふっ、くちゅっ、むうぅん……ッ!」
(こ、こんな奴に……好き勝手されて……何も、出来ない、なんて……ッ)
抵抗を呆気なく封じられ、なす術なく唇を貪られることしかできない月宮は、悔しさに内心で歯噛みする。
本来であれば、これはチャンスの筈だった。ハーフヴァンパイアである月宮は、相手の血を吸うことで貧血や失血死に追い込み、無力化することができる。無論それはキスでも可能で、以前に日向を騙し討ちに近いやり方で出し抜いたこともあった。
しかし、強烈な絶頂に叩き込まれた直後の今は全身が痺れてしまっていて、力が全く入らなかった。血を奪うことも出来ず、キスをされてもなすがままに受け入れることしかできない。
「むんぅっ、ちゅっ、んんっ……! ん、ふぅっ……んちゅるっ……んぅっ、むふあぁ……」
初めは屈辱と嫌悪しか感じなかったが、舌を絡め捕られ、唾液を啜られると、すぐに心地良さがわき上がってきてしまう。反抗の意思を宿していた瞳が徐々に蕩け、塞がれた唇から漏れる吐息が甘いものに変わっていく。
もとより苛烈な責めで何度も絶頂してしまっている今の月宮は、些細な責めでも快感を覚えてしまうのだ。このように口内を舌で蹂躙されれば尚更だった。男の荒っぽくも執拗な口づけが月宮の全身を悦楽に溺れさせ、理性も肉体も蕩けさせられていく。
「んぶっ、むふぅんっ、んちゅっ、ふんうぅ……っ!」
もちろん、その間にも秘部への責めも休めていない。月宮から力が抜けていくのに合わせて、男はより大きく腰をグラインドさせていき、膣内を肉棒で荒っぽく擦り立てながら子宮を何度も突き上げてくる。
「んふ、うぅんん……! うむぅっ、んむぅあぁっ……んぢゅるっ、んんふあぁっ……!」
激しく口腔を蹂躙されながらの荒々しい腰使いに、下半身が溶けそうな愉悦に襲われる。その状態で逞しいペニスを打ち込まれると、その度に軽い絶頂に襲われ、男の腕の中で月宮の肢体が悩ましげにくねった。
「んんむぅッ! んぢゅるっ、ふむぅんっ、んぶっ、むふんんぅぅ……ッ!」
さらには腰を密着させて怒張の先端をぐりぐりと膣奥へ押し付けられてしまえば、もはや反抗の意思を保つことは不可能だった。亀頭で子宮が揺さぶられる快感に、全身から力が失われ、目の前の魔族にすがりつくような格好になってしまう。
「ふ、あ……あはあぁぁ……ッ」
そうしてたっぷりと月宮の唇を堪能した男が、ようやく口を離す。長いキスから解放された月宮の顔はだらしなく緩み、完全に蕩けてしまっていた。口虐の終わりを惜しむように伸ばされた舌から唾液の糸が伸び、男の舌との間に銀色の橋を作る。
「だらしねえ顔しやがって、そんなに気持ちよかったのかよ」
「あ、あは……はあ……はあ……ふあぁ……」
濃厚な口づけの甘い感覚に放心してしまっている月宮は、魔族の馬鹿にしきった声にも反応しない。乱れた呼吸をしながら口端から唾液の筋を垂らし、恍惚とした表情で呆けてしまっている。
その痴態に欲望を大いに刺激されたらしく、男の責めがさらに苛烈なものになった。月宮の細い腰を両手で掴むと、凄まじい勢いで突き上げ始めたのだ。
「んはああぁぁッ!」
放心していた月宮の肢体が、再び反り返って強張った。肉同士のぶつかり合う音が響き、膣奥を深々と何度も抉られる。
「あひぃぃっ! いぎっ、ひぐぅっ、んあぅっ、いひぃああ……ッ!」
がっつくような腰使いに、月宮の体が跳ね上がる。ただでさえキスとピストンの同時責めで蕩けていたところへ、この動きは強烈すぎた。力任せのストロークでペニスが抜き差しされ、亀頭で子宮口がこねくり回されて、すぐにまた頂点へと押し上げられそうになる。
「またイきそうなんだろ? 遠慮せずにイっちまっていいんだぜ?」
「だ、だめ……! そ、そんな、の……んはあぁっ! いひぃぃ……ッ!」
力なく首を振って拒絶するが、乱暴に子宮口を打ち抜かれて、またも意識が飛翔する。甲高い悲鳴をあげて達した月宮は、汗に濡れた乳房を跳ね回らせて喘ぎ鳴いた。
「あうああぁ……ッ! も、もう……やめ、てえ……! あひぃっ、ひぐぅっ、んあっ、うあああ……っ!!」
もう何度目かも分からない絶頂に肢体を波打たせ、艶声を響かせながら懇願する月宮にも、男はまるで容赦しなかった。むしろその凄まじく乱れた姿によりいっそう腰の動きを苛烈なものにしてくる。
ペニスの先端で子宮口を殴りつけられるような動きに、月宮は髪を振り乱して身悶え、これまで以上の深い絶頂へと追い詰められていく。
「そろそろ出すからな、ちゃんと受け止めろよ!」
「や、やらああっ! ら、らめっ、も、もうっ……中にらすのは……らめえ……ッ!」
呂律さえ怪しくなりながら、力なく首を振る月宮。こんな状態で膣内に射精などされたら、あまりの快感に本当におかしくなってしまうに違いない。
しかし、だらしなく開いた唇から出た拒絶は、もはや口だけであった。射精の予兆を感じ取った月宮の体は、言葉とは裏腹に両脚を無意識に男へと絡みつかせ、細腰もピストンに合わせるようにうねらせてしまっている。
「何が嫌だ、やっぱり欲しいんじゃねえか。おらっ、中に出して欲しけりゃもっと締めやがれ!」
「んひぃっ、んあっ、ひぐぅっ、あえあぁっ、いひぃんっ、あおぁっ、んおぉぉ……ッ!」
ピストンがさらに加速し、怒張が硬さを増して膨れ上がっていく。射精の前兆を感じ取った膣肉は、精液をねだるように爆発寸前の肉棒をきつく締めつける。壊れるかと思うような荒々しい腰使いにもはや言葉を紡ぐことも出来ず、月宮はあられもない声を上げて喘ぎ狂った。
「ぐっ……おらあっ! 孕みやがれ!」
「ひあぁんんッ!」
そして、とうとう射精を堪えきれなくなった男が、ひときわ強く腰を打ち付けた。子宮口へ怒張の先端を荒々しく突き立てられて、月宮の肉体が頂点へと強制的に押し上げられる。肢体が硬直し、秘所から愛液が噴き出す。全身を駆け抜ける絶頂感に舌を突き出して喘ぎ、痙攣する肉襞がペニスを食い締める。
「ぐおぉッ! で、出る……!!」
精液を搾り取ろうとうねる膣肉の動きに我慢できず、男もまた限界を迎えた。月宮の体をきつく抱き締めながら、子宮口にペニスの先端を押し込み、膨れ上がった剛直から欲望を解き放つ。
「ああうぅぅあああぁぁぁぁ――ッッッ!!!」
射精された月宮から、甲高い嬌声が飛び出す。恍惚感に飲み込まれていた意識が漂白され、さらに一段高い場所へ飛翔する。
「あっ、あっ、あっ……! あひああぁぁッ!」
男の腕の中で肢体が幾度も痙攣し、だらしなく開かれた唇から断続的な喘ぎが漏れる。さきほど以上の勢いで噴き出す精液が子宮を叩く度に気をやってしまい、意識が何度も飛んでは法悦で引き戻されることを繰り返す。
あまりの快感にこのまま壊れてしまうのではないかという恐怖に襲われるが、抱き締められていては逃げることも不可能だ。月宮はなす術の無いまま、絶え間なく訪れる絶頂感に舌を突き出したままよがり狂った。
「あ、お……んお……ぉぉ……」
そうして、かなりの時間痙攣を繰り返した後。唐突に、男によりかかるようにして月宮は脱力した。強張っていた体が完全に弛緩し、四肢がだらりと垂れ下がる。
「おっ、とうとう限界か?」
声をかけるが、何の反応も返ってこない。男の胸に倒れ込むようにいて身を預けた月宮は、だらしなく半開きにした口から舌と唾液を垂らし、未だ途切れない絶頂の波に、肢体を小刻みに震わせているだけだ。どうやら、強すぎる快楽に気を失ってしまったらしい。
「なかなか強情だったが……まあ、こんなもんか。そこそこは楽しめたな」
完全に脱力してしまったハーフヴァンパイアの唇へキスをして再び味わいながら、男は満足げに笑う。そうしてしばらく余韻に浸った後、さすがに萎えかけているペニスを引き抜き、月宮の艶やかな髪をまるで雑巾のように使って汚れを拭い取る。
そうして後始末を終えると、用は済んだとばかりに彼女の体を無造作に押し退けた。
「あ……うぅ……」
床へ仰向けに投げ出された月宮は、偶然だが男へ見せつけるような大股開きの体勢になる。ぐったりと虚脱しきった体には気絶しているせいもありまったく力が入らないようで、膣口は閉じようともせず、注ぎ込まれたばかりの精液が溢れ出してきた。
「ちっ、せっかくたっぷり注いでやったのに、勿体ねえだろうが」
立ち上がった男は苛立たしそうに言うと、小さく痙攣し続ける体を、靴底で軽く蹴り飛ばす。そんな屈辱的な扱いを受けても、月宮はだらしなく開いたままの秘部から白濁液を逆流させながら、荒い息遣いを繰り返すのみ。
そこには普段の鋭くクールな彼女は欠片も残っておらず、無様すぎる敗北者の姿があるだけだった。