「……良い天気だ」
空模様は快晴。雲一つ無いその光景に、俺は目を細めた。
「……良い天気、なんだが」
最近どうもおかしい。前々世はそれどころではなく、前世では色々と未発達だった故に考えてこなかったが──
「……はぁ」
最近、彼女たちが可愛く見えて仕方ない。元々可愛らしいなとは思っていたが、最近は、こう……体が反応するようになっていた。
一応俺だって自己発散の術は心得ている。しかしそれは邪なものとして捉えていたため、近頃はやりきれない日々が続いていた。
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ボクたちは憂いでいた。何故なら、お互い大人になったのにロスキンスはちっとも……その……え、エッチな欲求を見せないから。
思えば、旅をしていた時からロスキンスはそういう面を一度たりともボクたちに見せなかった。封印術の代償なのか、エッチな部分は枯れてしまったみたいで。
転生して十歳だった時のロスキンスはまだまだ色々と成長しきってなかったから、それも納得できた。
……だけど、もうお互い二十歳超えてるんだよ?それなのに、ボクやホスパーが抱きついても、マイネが視線を絡ませても、全く反応しなくて……ちょっと自信無くす。
というわけだから、
「ロスキンス、ご飯前に悪いんだけど一緒に畑見に行ってくれない?」
「え?ホスパーの魔法で見られないのか?」
「あー……ちょっと魔力使いすぎたみたいで」
「分かった。行くか」
家を出る直前、ホスパーとマイネに目配せする。それはボクがロスキンスを連れ出す間、精力剤として使われる果物の果汁を食事に混入させる合図だった。
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……おかしい。体が火照る。陰部に血が巡る。足に力を入れて屹立を防いでいるが、焼け石に水。これは発散も視野に入れるべきか……と思惟してると、妙に赤みがかった顔で彼女たちが俺を見つめていることに気づいた。
「……ロスキンス」
「なん、だ」
この窮地をどうやって乗り越えるべきか。恐らく今の俺はここ最近の中で最も脳みそをフル稼働させている。
「キミ、今興奮してるでしょ」
「……何の話だ」
苦し紛れの言葉。きっともうこの三人は俺の状況を理解している。──何故?
思えば、最近妙な様子を見ることが増えた。それとの因果関係は……。……マズい。いよいよ思考が淫乱な方向に舵を切ろうとしている。
「催淫作用のある果物の汁をキミのご飯に混ぜたんだ。だから今、体が熱いでしょ?」
「────は、ぁ?」
何故、何故、何故。俺を興奮させて何の利があると、
「ボクたちね、ずっと待ってたんだ。でもキミは優しいから、ボクたちを穢そうだなんて思わないだろうなーって考えて。だから、こうしたの」
いきり立つ衝動。いつの間にか彼女たちはネグリジェ姿になっていた。
「ほら、来て」
手を引かれ、寝室へ。もう抵抗はできず、そそり立つ俺のブツが赤らんだ顔で見つめられている。
「流石に三人同時には厳しいと思うので、貴方の性欲が尽きたらわたしの魔法で回復させます」
ホスパーの声が脳内を巡る。理性が完全に溶けかかっていた。
「ロスキンス」
喰らえ。本能の荒ぶるままに。俺はそれを許されている。
「ボクたちの初めて……もらって、くれる……?」
上目遣い。俺はもう、自制をやめた。
「ん、む……っ!?」
奪うように、襲うように、シャヴィと唇を合わせた。
「ん、はぁっ、ロスキンっ……」
返答を待たず更に唇を重ねる。その勢いでベッドに押し倒した。
「ちゅ、れ、ちゅる……」
ひたすらに舌を絡ませると、くちゅ、くちゅと、淫靡な音が鳴り響き、目の前の女のことで脳内が埋め尽くされる。
「はぁっ♡はぁっ♡ロスキンス……♡」
瞳が揺れる。舌を舐る。その全てが愛おしい。
「あ……」
服を脱がすと、そこには生まれたままの姿のシャヴィがいた。
「ちゅ、ちゅくっ、ちる……」
俺の怒張は最早制御が利かないレベルにまで到達していた。瞬く間に全裸になり、愛撫を続ける。そして──いよいよ彼女の秘部に手を伸ばした。
「っあ♡あっ♡あ──っ♡」
膣を右手で弄びながら、舌を絡ませ、首に口づけを落とす。暴走した本能が猛り狂う。
濡れていた。その事実が、より俺の獣心を苛立たせる。
「……挿れるぞ」
「あっ♡ちょっ♡ちょっと、ま──あぐっ♡♡!?!?」
ブツを挿入しただけでシャヴィは絶頂を迎えた。彼女が噴いた潮が俺の体にかかり、性欲をそそられる。そして、一突き。
「お゛っ♡!?お゛っ♡ろっ♡、ろすきん……っ♡」
「……お前、あんまりそういう可愛い反応されるとこっちだって興奮するんだが」
「かっ♡かわいいっ♡てえっ♡ひゃんっ♡」
耳を柔らかく食む。魔力を薄く添わせているため、今のシャヴィは全身が弱点、つまり性感帯だ。
破瓜をさせてしまったが、彼女は今、快感によがっている。そう思っただけで仲間に向けていた親愛が、暴力的なまでのエナジーに変わっていく。
「おお゛っ♡♡お゛っ♡だ、めっ♡♡もうっ♡♡」
突く。何度も、何度も。彼女が絶頂を繰り返しても、やめない。
「ちくびっ♡すったらぁ♡だめぇっ♡」
獣に堕ちようと、無責任に孕ませるつもりは無い。限界までピストンしてから、彼女の柔らかな体に射精した。
「……っ、あ」
一瞬正気に戻りかける──が、まだだ。この程度で俺の夜は終わらない。
「あっ♡ぐっ♡あっ♡ぐっ♡」
もはや声を発する気力すら湧かなくなったのか、されるがまま喘ぐシャヴィ。そんな彼女を前にして、自身の砲塔が再び熱を帯びるのを感じ取った。
「まっ♡まってっ♡もうっ♡イってるっ♡イってりゅからぁっ♡」
「うるせぇないつもいつも散々抱きついてきやがって。どれだけ俺の情欲を煽れば気が済むんだ」
この際後のことは考えない。今、目の前の女に全てを費やす。
▫▫▫▫▫
「ひゃっ♡あっ♡あっ♡あぁぁぁぁっ♡」
こんな乱れた声が自分から出るとは思わなかった。
『痛い』のに、『気持ちいい』が混ざって、わけわかんなくなって、
声がとろける。
「ろすきんす……♡ろすきんす……♡」
「……ッ、シャヴィ、シャヴィ……!」
好き。大好き。それ以外考えられない。ロスキンスのお……おちんちんに、狂ってしまう。
何度目かも分からない、のけぞりながらの絶頂。快感に脳が擦り切れそうだった。
▫▫▫▫▫
「……ホスパー、回復頼む」
「ッ、は、はい……」
果物の効果か、長らく貯め込み続けていた影響か、或いは両方か。俺の勃起は収まりそうにない。
ピクピクと痙攣しながら快感によがり狂うシャヴィを撫でてから、次の標的に手を伸ばした。
「次、マイネ」
「……う、うん」
まずは抱きしめ、その髪を撫でる。何度か射精したことで思考は淫乱になりながらも落ち着いてきていた。
そして、またもや魔力を薄く添わせる。
「……ッ♡」
シャヴィとは対称的に静かだった。しかし確実に反応はしている。
「お前とこうやって触れあったことはなかったな」
「……私は、あなたを見ていられるだけで十分だったから」
「やめるか?」
問うとマイネは首を横に振る。
「……あなたにも、私を欲してほしい。あなたは、私の全てだから」
「……手加減はしないぞ」
首筋を舌でなぞる。陰唇に手をやると、もう濡れていた。どんだけサカってるんだ。それは俺も同じだが。
「……っ♡」
静かに、しかし確かに快感を感じるマイネ。ゆっくり唇を重ねてから、ベッドに倒れ込んだ。
「ちゅ、ん……っ♡」
遠慮がちに舌を絡ませるマイネ。今まで見つめられた分、今日はありのままの俺をぶつける。
「くすぐった──あっ♡」
「魔力が効いてきたみたいだな」
騎士団、そして勇者パーティーとして鍛えられてきた肉体を舌で愛でる。もうマイネは俺の術中にハマっていた。
マイネ。彼女はいつも、俺を見ていた。その内に眠る感情は察するに余りある。
「っ♡っ♡ロスキンス……♡」
俺は恋を知らない。だが、彼女たちを愛している。だから今日は限界まで──。
「挿れる、ぞ……っ!」
「~~~ッッ♡!?♡!?」
かつてない好感情にマイネの瞳が蕩けていく。彼女自身、こんな感覚は味わってこなかったのだろう。
俺のために抱え続けていた感情。それごと抱く。マイネが、限界を迎えても抱き尽くす。
「っ、あ、ヤバ……っ」
膣がマラに纏わり付く。シャヴィのソレとはまた違った快感に襲われた。
それでも一突き、一突きごとに感情を込める。俺はお前を愛している、と。
「……ッ♡~~~……♡♡」
「……イったか。起きろマイネ」
「ッ!?♡!?♡!?♡」
愛液を撒き散らし気絶したマイネを無理やり前後運動で起こす。快楽には更なる快楽を。
「……ああクソ、
この感覚を手放したくないとは思えど、叶わないぐらいがちょうどいい。俺はブツを彼女の膣から抜き、またもや腹に射精した。
「……♡……♡」
ああもうダメだ。抑えきれない。
「起きろ、まだ果てるな」
▫▫▫▫▫
「ハァ……ハァ……くっ、マイネ……!」
いつもの彼の優しさからは考えられない程の性の暴力。私は快楽の波に漂う、一匹の虫だった。
「~~~ッ♡……♡♡」
「まだだ。立て」
正常位から無理やり立たされ、背後から突かれる。もう体に力が入らなくて、立ちながら痙攣した。
こんなの、初めてだった。帝国にいた時は色情に耐える訓練なんてしてこなかった。
彼の肉棒が私を突く度、電撃のような火花が脳内に散る。
私の全て。ロスキンスの、本能。
きっとそれは、私たち全員に平等に曝け出されるものなのだろう。
チカチカと明滅する意識の中、そんなことをふと考えた。
▫▫▫▫▫
「悪い、待たせたなホスパー」
「……い、え」
二人の状況を目にし、ホスパーは動揺していた。俺に回復魔法をかけながら唾を飲む音が聞こえる。
『これからわたしは犯される』。そう思っているのが優に分かる。だからこそ心配だった。彼女を襲った盗賊団の下郎共も、俺と同じ男で、襲おうとしていたのだから。
「……怖くないか。俺の、男の部分を見せるが」
「……少し。ですが」
今日初めてホスパーと視線が合った。何かを決意したような、そんな強さが見え隠れする。
「貴方なら、大丈夫です。わたしの愛する貴方なら」
「……」
彼女の両肩に手をかける。しかし次に発された言葉は俺の予想を外れていて。
「いいんです。二人にしたみたいに、愛情で隠さなくても。わたしは、貴方の″性″ならなんだって受け入れます。だから」
それはきっと、彼女の望みでもあり、俺の本懐でもあった。
「モノ、みたいに、扱って、ください」
「……咥えてくれ」
勃起したままのマラを押しつける。ホスパーは緊張したように屈み、俺のソレを咥えた。
「ぐっ、ぷ……」
「ぉお……っ」
モノみたいに扱ってほしい。そう言われたら、俺も我慢しない。
「……!♡……ぅぐっ♡」
「っ、あ……」
彼女の頭を掴み、フェラチオを更に加速される。俗に言うイラマチオだ。
喉を突かれ、涙目になるホスパー。クソ……いつもそうだけど、より増で可愛く見える。
「ああ……
喉奥に精液をぶちまける。それを彼女は一滴すら残さず──飲み込んだ。
「……んっく、か゛いふくまほう、つかいますね」
再び充填される性の情熱。俺はホスパーを抱きかかえるようにして、ヴァギナに挿入した。対面立位、というヤツだ。
「……いいんですか、キスしても」
「お前が望むなら、いくらでも」
「────」
舌を絡ませ、ちゅくちゅくと淫らな音が鳴る。俺は少しずつ腰を振った。
「……!」
「んっ……♡」
マイネが絡みつくとするならば、ホスパーは締めつける膣内だった。
「痛くないか」
「いえ……♡もっと、突いてください……♡」
お望みとあらば、と言わんばかりにピストン運動を強める。射精し、回復してもらい、また射精。
「……ロスキンス、さん……♡♡」
気づけば俺とホスパーは互いの体液塗れに。回復魔法の影響か。
魔力が保つだけ、この夜は熱く姿を変える。俺はベッドに横たわる三人を眺め、再び性の形を表面化させた。
▫▫▫▫▫
わたしの中のトラウマ。わたしを襲い、手篭めにしようとした男たち。それをロスキンスさんは消し去った。永遠に。
……気持ちよかった。彼の欲望が発散される度に、わたしの陰部は歓喜に震えた。
幾度射精しても勢いが止まらない陰茎。わたしの魔法の効果もあれど、あそこまで溜め込んでいるとは思わなかった。
「ロスキンスさん……♡もっと♡もっと♡来て……♡」
「……お前本当に可愛いな」
彼の言葉も、視線すらも、わたしの性欲を満たしていく。今わたしは愛されているのだと思うだけで、絶頂が止まらない。
それからは回復したマイネさんとシャヴィさんも混ざり、わたしたちの性世界は家の中で混沌とした様相を見せていった。
▫▫▫▫▫
「今日はいい天気だな」
「風が気持ちいいねー」
俺はもう死ねない。彼女たちを失いたくなかった。あの時間を経験して、その意思はより強固なものになった。
「シャヴィ、ロスキンス、ご飯できたよ」
「だってよ。行くか」
「ホスパー、今日のご飯何ー?」
「今日はカレーですよ」
激しく乱れ合い、一時期は恥じらう時もあったが今は確かな絆として彼女たちの存在が俺の心に刻まれている。それだけで、あの時間は十分に価値があった。
「……どうしたんだ三人とも」
……そんなことを考えながら食事をしていると、三人はやけに熱い視線を俺に送っていた。これは……
「ね、ねえロスキンス。ボクたちまた
夜が、また始まる。