「ふう……」
溜息を漏らして、少女――アンは構えていた杖を下ろす。
だだっ広い草原は見渡す限りどこまでも続いている。先ほどまではここに無粋な闖入者たちがいたが、今はアンに追い払われて静かなものだ。
(いなくなったようですね)
つま先立ちになってめいっぱい背を伸ばしても、アンの視線はいつもよりずっと低い。
――事の流れはこうだ。
無粋な密猟者たちは、辺りに巣食うウサギたちを狙ってこの辺りに罠を張っていた。統率も取れていない彼らのデタラメな呪縛は複雑に絡み合い、たまたまここを通りかかったアンは呪縛に囚われてしまったのだ。
そこを助けてくれたのが、本来罠にかかるはずだったウサギたち。アンと同じ言葉を使うウサギたちの協力によって呪縛から逃れたアンは、密猟者たちの撃退に成功したのだ。
(その代わり、小さくなってしまいましたが……)
自分の身体を見下ろして、ずれた眼鏡を直しつつ溜息をつくアン。
火竜でもあるアンの、本来の人間態は二次性徴を終えた若い娘の身体だ。背丈は人並みでバストやヒップは平均以上、むっちりと柔らかな肉付きの肢体に、竜の角と翼と尾――というのが本来の姿なのだが、今はまったく違う。
赤いお下げ髪や丸眼鏡、整った顔立ちはそのままに身長は大きく縮み、胸や尻はぺったんこに。女らしいくびれが失せた体つきは、アンが初潮を迎えたばかりの頃にそっくりだ。
幸いと言うべきか、見た目以外の変化はない。
密猟者を追い払う中で竜の力を問題なく振るうことができたし、思考や記憶にもおかしなところはない。おそらく放っておいても、一年ほどで元の身体には戻れるだろう。
「……うん」
周囲のことも、自分のことも確認は済んだ。
となれば、やることは一つだけ――杖を下げたアンが身体から力を抜くと、傍らの草むらがガサッと揺れた。
「……オシマイ?」
ひょこっと姿を見せたのは、密猟者たちから狙われていたウサギだ。
本来は食肉用品種ということもあって愛玩用のウサギと比べれば体長は大きめで、縮んだアンなら屈まなくても話しやすい。
「はい、終わりましたよ」
アンが一羽に応えると、ガサガサと草むらが揺れ、残る十二羽も顔を見せる。
――このウサギたちこそ、密猟者に追われていたウサギたちだ。
彼らは、この草原近くにある研究所から脱走してきたのだという。彼らは自然環境の中で暮らすことを強く希望していて、研究所に戻るつもりはさらさらないらしい。
「じゃあ、オレイ、くれる?」
ウサギのうち一羽の問いかけに、アンは黒の三角帽を揺らして頷く。
「……そうですね。そういう約束ですから」
――密猟者の撃退は、アンとウサギたちにとって共通の目的。
さらにウサギたちは、呪縛にかかったアンを助ける見返りに、アンとの子作りを望んでいた。
研究所ではオスだけのグループで管理して飼育されていたウサギたちは、成体でありながら交尾できない苦しみを抱えている。
この辺りに同種は生息していないが、とにかく交尾だけでも――と語る彼らのつぶらな瞳は切実で、アンは呪縛からの解放と引き換えにその要望を呑んだのだ。
(ウサギさんの交尾はあまり時間もかからないはずだし……この身体なら、妊娠も――)
ウサギたちの交尾はものの数秒で終わるのがほとんど。
その代わり受精率は非常に高く、孕みやすい体質のアンとの相性は良いとも悪いとも言えるが……ともかく、呪縛から助けてくれた彼らの真剣な頼みを無碍には出来なかった。
「では……ええと、場所は……」
「ココでいいよ!」
「もうマてないよ!」
ウサギたちはキイキイわめき立ててはアンの脚にしがみつく。
「あ……っ!」
何羽ものウサギたちにしがみつかれたアンはよろめき、その場に尻もち。
(仕方ない、かな……?)
諦めの感情が湧いたアンは身体から力を抜き、草むらに身体を横たえる。
仰向けになったアンの視界、青空を遮るように何羽ものウサギたちが顔を覗かせる。
「オンナのこ!」
「オンナのこだ!」
あるものはアンの赤髪に鼻面を埋めて匂いを嗅ぎ、あるものは黒衣の中に顔を突っ込む。
「ん……っ」
胸を包む三角布がはだけて、裸の胸があらわになる。
仰向けになれば胸の膨らみはほとんどない。性徴の兆しを示す乳輪の存在感は強く、ウサギたちは四方からアンの胸にたかる。
「おっぱいだ!」
「おっぱい、おっぱいっ!」
幼くすら聞こえる甲高い声のウサギたちだが、体は成熟したオス。
ぱくりと乳首に吸い付くウサギは、前歯で胸の尖りをカリカリ引っかきながら舌先でアンの乳首を転がす。
「……っぁ……!」
ウサギたちの真ん中で、アンの身体がピクリと跳ねる。
研究所育ちでメスを知らない彼らだが、愛撫の方法は本能的に理解しているらしい。やわらかな毛並みをこすりつけながらアンの胸を吸い続ける彼らは、同時にアンの下半身にも意識を向ける。
「こっち、オンナのこのにおい!」
一羽が鼻をヒクつかせながら声を上げると、何羽かのウサギがアンの股間に殺到。
「ん……っぅ、あ……くすぐった――っんん……」
控えめに腰を揺らすアンだが、興奮したウサギたちは黒の前垂れの中に顔を突っ込む。
「ぁ……」
ショーツ越しに迫るウサギの鼻息に反応してしまう。
見た目こそ可愛いウサギだが、荒い呼気は明らかに発情したオスのもの。黒のニーソックスを穿いた脚にはペニスらしいモノも当たっていて、アンは息を呑んでしまう。
「……お、落ち着いて……ください……」
十三羽ものオスに囲まれている事実を思い知ったアンは、オドオドと言う。
丸眼鏡の奥の瞳は不安に揺れていた。素肌にかかるウサギたちの鼻息は荒くなる一方で、ふわふわの毛とは対照的に硬いイチモツが手足のあちこちに当たっている。
「じ、順番に……その、みんなと、しますから……」
竜族らしからぬ大人しい性格のアンは、控えめな言葉を使うのが精一杯。
だというのにウサギたちは女体の熱にすっかり浮かれ、アンの胸と股間の布をはだけさせる。
「つるつる!」
「ぷにぷに!」
「……!!」
快哉を叫ぶウサギたちにアンの顔は真っ赤。
穏やかな昼下がりの風が、露出させられたアンの肢体を撫でる――涼やかな風が吹きつければウサギたちの鼻息の荒さが目立って、アンはもじもじと膝を合わせてしまう。
「ここ、さわる!」
ウサギたちは、アンの秘所に鼻面を押し付ける。
「ん……っ」
短い毛に覆われた鼻先が淫裂に当たっている。
割れ目は毛の一本もなく、スジは緊密に閉じていた。見るからに未成熟な淫裂を前にしたウサギたちの興奮ぶりは尋常ではなく、彼らはスンスンとその場所の香りを嗅ぎながら、舌や前足を使ってアンの脚を開きにかかる。
「あ……そ、そんなに開いたら――」
ためらいがちに口を開くアンだが、ウサギたちを振り払うことは出来ない。
両腕にもウサギたちがのしかかり、ペニスをグリグリ押し付けているのだ。アンはなすすべもなく草原の真ん中で大の字にさせられ、幼膣を彼らの前に晒してしまう。
「オンナのこ!」
「これ、おまんこ!」
顔を寄せ合い、口々に声を上げるウサギたち。
「ピンクだ!」
「ぷにぷに!」
「いいにおい!」
言いながらウサギたちはアンの秘所ににじり寄り――そして、ついに割れ目に口をつける。
「……っん……!」
幼くとも、性感帯はすでに育っていた。
真新しいピンク色の粘膜に、ウサギの舌が触れる。矮躯いっぱいに駆け抜ける刺激にアンがのけぞると、ウサギたちの愛撫はますます激しくなる。
「ぺろぺろ、すき?」
「おっぱいもする!」
「おまんこも!」
アンの柔肌に吸い付き、前歯で甘噛みも。
「っふ……んん、ぁ……っ、ま、待って……ゆっくり……んんっ……」
ヒートアップするウサギたちを何とかなだめようと声を上げるアンだが、悩ましげな声は彼らの情欲を煽るばかり。
平板な女体がくねり、消極的に彼らから逃げようとするアン。しかしウサギたちはアンにのしかかったまま離れようとはせず、熱に浮かされた荒い呼吸をアンの素肌に吹きかける。
「……っ……!」
そして、ウサギたちからもたらされるあらゆる刺激に、アンは敏感に反応してしまう。
(身体、小さくなったのに……こんなに感じるなんて……)
見た目は幼いが感度は一人前。
むしろ、本来の成熟した全身に張り巡らされた性感帯が小さな身体に凝縮されているとすら思えるほど。早くも膣内は疼いて、蜜液がこぼれ出るのが自分でも分かった。
「トロトロ、でてきた!」
秘所を舐めていたウサギたちは、肉食獣もかくやという眼差しでアンの膣口を覗き込む。
「い、言わないで……ください……」
真っ赤になるアンは、しかし脚を閉じることも出来ない。
群がるウサギたちの目の前、アンの蜜口は物欲しげにヒクついている。綻んだ小さな膣穴からは絶えず糖蜜が流れ出て、こぶりなヒップは透明な水気に妖しく輝いている。
「もう、ガマン、できない」
一羽が言うと、周囲のウサギたちもギラリと瞳を輝かせ。
「する」
「する」
「子作り、する!」
言うとともにウサギたちは後ろ足で立ち上がる。
人型を取るアンとの交尾に際し、自分たちも二足歩行に近い姿勢を取った方が良いと判断したのだろう。
「……っ……」
アンは、股間のすぐそばにいるウサギの方を見やる。
明るい茶色――オレンジカラーの毛に囲まれた股間は勃起しても小さい。ウサギの交尾時間は非常に短いはずだから、挿入れられてもアンが何かを感じることはないかもしれない。
(それなら、この数でも大丈夫なはず……ですが……)
しかし、なぜか胸騒ぎを覚えるアン。
「えーとね、ヒトのカタチのとするときはね」
オレンジのウサギは興奮に鼻息を荒くしながら、アンの秘裂に股間を押し付ける。
ちんまりした勃起ペニスは、アンの小粒なクリトリスと大して変わらない大きさ――かと思いきや、サオがピクッと蠢いて。
「――このくらい……ううん、もっともっと!」
無邪気な声とともに、みるみるうちに膨張する。
「え――」
何が起きたのか分からないまま青ざめる。
自分の足の間にいるウサギを見れば、先ほどまでは見えなかったはずのイチモツが見えた。
ウサギらしい小さく可愛らしい勃起ペニスは恐るべき巨根に変容。ウサギの体躯から見るとアンバランスなほど巨大なサオは、今のアンの腕ほどもあるだろう。
「ま……ま、待ってください、どうして……?」
慄くアンは戸惑うばかり。
しかし、ウサギたちはアンの疑問に訳が分からないとばかりに首を傾げて。
「? だって、子作りだから」
「ヒトのカタチのとするときは、おっきくするんだよ?」
「もっとおっきいのがスキ?」
パンパンにサオを張りつめさせるウサギを前に、アンはお下げを揺らしてかぶりを振る。
「そ、そうではなくて、どうして……大きく……?」
「どんなのとでも子作りできるようにって!」
「えーと……そう! ヒンシュカイリョー!」
「――!!」
言われて、アンはこのウサギたちの恐ろしさを思い知る。
(研究所から逃げたって……品種改良って……まさか……)
――本来は食肉用のこのウサギたちは、品種改良を施されている。
種族を超えて子作りする能力を備える彼らは、子作り相手によって陰茎のサイズを変えることすら出来るらしい。
(……きっと、大きさだけじゃなくて――)
精力もまた、人型の生き物に合わせて変えられるとしたら。
今から始まるのは、ウサギらしい数秒の交尾などではなく――。
「いれるね!」
血の気が引いたアンに言い放って、ウサギは巨竿をねじこみ始める。
「……っぁ……ま、待ってください……も、もっと小さくしてから……!」
「おっきいとウレシイ、だよね?」
「いっぱい子作りウレシイ、だもんね!」
「そ、それは――ぁ……っ!」
このウサギたちに何を言えば良いのか戸惑っている間にも、ウサギの侵入は進む。
パンパンに膨れ上がった陰茎が、アンの小さな膣穴に押し当てられる。
「……!!」
幼い入口を押し開く灼熱。
秘所の水気は充分だ。ぐちょぐちょに濡れた膣穴はあっさりと道を空け、ウサギはアンの制止の声を聞かずに腰を進める。
「あ……おまんこ、あったかい……」
「いいなあ」
「いいなあ」
うっとりと声を漏らすオレンジウサギを羨むように目を細めるウサギたち。
周囲のウサギたちもみな、オレンジウサギに倣って巨根化していた。ヒトの子程度の体長のウサギの股間から大人顔負けの剛直が屹立するさまはアンバランスで、彼らが繁殖に特化した品種であることが嫌でも伝わってくる。
「んぅっ……っは……ぁ、あ……っ」
魔羅から発せられる熱気に囲まれるアンは、膣内を押し広げるイチモツに腰を跳ねさせる。
あくまで子作りを求めるウサギたちは、アンの口や他の場所を犯そうとはしなかった。耐えがたい性衝動に幹を押し付けるばかりの彼らはつぶらな瞳を結合部に向け、自分の番を静かに待っている。
「もうちょっとで、ゼンブはいる……!」
興奮の声を上げるウサギの茎胴は、半分がアンの膣内に埋め込まれている。
アンの膣肉は限界まで広げられているが、それでももう限界が近い。アンは裸の胸に玉のような汗を滲ませ、異物感と同時に迫る強烈な快美を味わっている。
「っく――ふ、ぅん……っ……」
制止の言葉を口にすることもかなわず、甘い声を漏らしてしまう。
ウサギたちに散々舐めしゃぶられた両乳首とクリトリスはピンと尖り、彼らの呼気や外気に触れるだけで痺れるような悦びを花開かせる――くびれの乏しい腰を上下に揺らしてしまうアンに、ウサギはひときわ強く腰を押し付け。
「えいっ!」
可愛らしい声とともに、太幹を最深部まで押し込んだ。
「~~っあ……♡!!」
サオの一切を受け入れた瞬間、アンの矮躯をオーガズムが貫く。
「んぁ……あっ……♡! あぁ……っ♡!!」
身体の痙攣は止まらず、無意識のうちにウサギたちの陰茎に顔をこすりつけてしまう。
限界を超えて拡がった膣肉も激しく収縮し、精子をせびるように茎胴に粘膜を絡ませる。
「……っ、こし、うごいちゃう……!」
そんなアンに淫情を駆り立てられ、オレンジウサギは力強いピストンを開始。
「っ♡♡!」
ドチュンッと子宮口をえぐられてのけぞるアン。
肉球のないやわらかい前足に腰を押さえつけられ、抜き挿しから逃げることは叶わない。
「あ……っ♡ あ♡ ま、待って……♡ 待って、くだ――っんん……♡!」
度の超えた快美に声を上げるも、言い終える前に二度目のエクスタシーが迫る。
「――っ……♡♡!」
「おまんこ、キュッてする……! すごい、すごい!」
はしゃいだ声を上げては腰を打ち付けるオレンジウサギ。
可愛らしい見た目からは想像もつかないパワフルなピストンだ。鋼鉄のごとき肉槍が幼い膣内を耕し、精子を受け止める準備をさせる。
「っは……♡ ぁう……っ♡ ぅ、あ……♡!」
止まらない法悦に腰が震える中、ついにウサギも射精に至る。
「でるっ、でちゃう――ああっ♡!!」
快楽を味わい尽くして蕩けた膣壁に、真っ白な精液が降りかかる。
「ぁう――っ♡♡!」
剛直を受け入れてパンパンになった胎が、押し寄せる白濁によって一回り大きく膨らんだ。
(中……こんなにいっぱい――♡)
初めての交尾に繰り返し腰を使うウサギ。
ウサギの受精率は高いのだ、こんなに熱心に精子を塗り込まれたら、間違いなく妊娠してしまう。
胎いっぱいの白濁汁を受け止めるアンが総身をわななかせる中、次のウサギが股間に迫る。
「ぼくもっ、ぼくも子作り!!」
カウパーまみれになった肉棒は、妖しく濡れ光っている。
真っ黒な体色のウサギのサオは黒光りして禍々しい。その長さにアンはハッと目を見開くが、彼女が何か言うより早く雄柱が割れ目を貫いた。
「――っ……♡♡!」
挿入れられるだけで達してしまう。
「なか、あっつい……♡ おまんこキモチイイ……♡♡」
研究所で我慢し続けた淫欲を発散しようとばかりに力強いピストンだ。
膣内を満たす精子は撹拌され、じゅぶじゅぶと淫らな音を高める。胎の奥に打突を加えられるたび子宮まで綻んで、注ぎ込まれた精子が胎内へ送り込まれるのが自分でも分かるほどだ。
(すごい……♡ こんなに、――あ、また――♡♡)
ズレた眼鏡を直す余裕もないほど、アンは逐情に囚われていた。
「ぁ――♡♡」
小さな身体が繰り返し痙攣するうちに、黒ウサギは射精に至る。子宮をこじ開けるかのような力強い吐精にアンは再び気をやって、絶頂の余韻が収まるより早く三羽目がのしかかる。
「だ……だめ……♡ 休ませてください……♡♡」
弱々しく首を振り、四つん這いになってウサギの輪から逃れようとするアン。
しかし、プリッと突き出た美臀はウサギたちの劣情をかき立てるだけ。群がるウサギたちによって女体は押さえつけられ、アンは獣じみたバックスタイルでの交わりを受けることとなる。
「あぁ……っ♡♡!」
「おまんこ、ギューってしてる! すごい、すごい!」
何を言おうとも、淫悦に浸った身体はすぐに達する。
四つん這いになったせいで、アンの胎が精液でぼってり膨らんでいるのがよく分かる。幼く薄い身体なのに精子に膨れた胎はよく目立って、ウサギたちはしきりに胎を撫で回す。
「おなか、おっきい!」
「あかちゃん? あかちゃんデキた?」
興奮した口ぶりで問いかけるウサギたちに、アンは首を振るのがやっと。
「ま……まだ、です……♡」
「じゃあ、もっとだすね!」
「いっぱいいっぱい!」
言いながら、ウサギが再び膣内射精。
「……っ……♡♡!」
胎の重みがまた一段を増す中、次のウサギがアンにのしかかる。
思う存分射精するウサギたちが一巡する頃には、アンはぐったりと見を横たえて動けなくなっていた。
「……♡ っ……♡」
すでに日は傾き、夕陽がアンの裸身を照らしていた。
気温は少しずつ下がっているが、情交に火照った身体は熱いくらい。アンは尻だけを高く上げた四つん這い姿勢のまま臥せ、子宮から膣にかけての悦楽に身体を痙攣させている。
「ぁ……っ♡」
小さな尻の割れ目は真っ白に濡れている。
時おり、塊状になった精液がボタッと垂れ落ちる。それでも子宮の膨満感は失せることなく、アンの胎は臨月と見まごうほどに大きく膨らんだままだった。
「子作り、きもちいい!」
「もっとしたい!」
グッタリしたアンに対し、ウサギたちは元気いっぱい。
アンが危惧した通り、彼らは交尾に特化した品種改良を施されていた。巨根で絶倫のウサギの一羽は身動きが取れないアンにのしかかると、垂れかけた白濁を膣内に押し戻すように男根をねじ込んだ。
「ぁうっ……♡♡!」
それだけで気をやるアンの膣肉に、何度も何度も新鮮な白濁が注がれる。
「もう……♡ や、休ませて……ください……♡」
結合部から白いものを溢れさせながら言うも、ウサギたちは止まらない。
「もっと子作り! まだまだ子作り!」
「もっと! もっともっともっと!」
研究所で、長いこと子作り交尾をお預けにされてきた彼らの欲望は爆発的。
何度射精しても剛直棒が収まる気配はなく、こびりついた精液で鈍く輝くイチモツはアンを取り囲み、一羽が射精を終えればすぐに新たなモノが挿入される。
「っは――ぁ……♡♡ あ……っ♡♡」
性欲旺盛なウサギの輪の中で悶えるアンの足元には、白濁の水たまりが出来ている。
四つ足をついたままの幼い身体は汗まみれ。精液だけで膨れ上がった大きなお腹は精液溜まりをかすめて白く濡れ、煮え滾るような精子で子宮はパンパンだ。
「も……もう、精液、はいらな――っ……♡♡!」
臨月ほどに大きくなったお腹を抱え、苦しげに喘ぐアン。
「でも、まだでるよ!」
「もっと子作りしたいよ!」
しかしウサギたちはアンの幼い身体を離そうとはせず、ひたすらに腰を打ち付ける。
――夜が深まっても、草原にはアンの甘い声が響き続けた。
●
それからほどなくして、アンはウサギたちの仔を孕んだ。
「あ……またお腹の中で動いて……」
呪縛の影響でまだ幼いアンのお腹は膨らみ、仔たちの胎動が感じられる。
品種改良の成果か、胎の中の仔たちはみなウサギの遺伝子が強いらしい。日々膨らみを増すお腹の中にはいくつもの胎動が感じられ、アンはウサギの多胎を抱えている。
「ぼくたちのこども、もうすぐうまれる?」
愛らしく小首を傾げて、一羽が問う。
――アンがウサギたちと子作りセックスをしてから半月が経とうとしていた。
ウサギらしい早さで胎児は育ち、アンは臨月を迎えている。この分なら、明日か明後日には出産を迎えるだろう。
「はい、もうすぐ……ですよ」
愛しそうにお腹を撫でながら微笑むアン。
幼い身体なのにお腹だけを膨らませ、母性ある笑みを浮かべる姿はインモラルな女神のよう――ウサギたちはアンの姿に見惚れたかと思えば、ムクムクと欲望を膨らませて。
「もういっかい」
「もっと子作り、したい!」
口々に言って、アンに飛びかかる。
「ぁ……っ!?」
突然のことに目を見開くアンは、あっという間に押し倒される。
朝露に濡れた草をベッドに、ウサギたちは前と同じようにアンを取り囲む――太い血管を幾条も走らせた肉棒を押し付ける彼らは、前と同じようにアンの脚を開かせる。
「い、いけません……!」
慌ててかぶりを振るアンだが、ウサギたちは止まらない。
「もうまてない!」
「したいしたい! 子作りしたい!」
幼い口調で、逞しいイチモツをアンの秘所にあてがうウサギ。
「ぁ……っ」
ガチガチに硬い陽物が割れ目に当たるだけで、アンの秘所はじんわりと疼きだす。
(あ……もう濡れて――)
早くも膣液の分泌は始まり、胎動にすら快楽を覚えてしまう。
「子作りっ、もっと子作りっ!」
そんなアンを急き立てるようにウサギは言い、淫裂にサオをこすりつける。
アンの蜜液とウサギの先走りで、あっという間に幹は透明な汁まみれに。
「ぁ……っん、……ん……っ!」
こすりつけられる逞しい肉竿に、幼くも勃起したクリトリスが刺激されてしまう。
「子作りっ!」
そんなアンの様子にますます興奮したウサギは、アンの膣口に亀頭を合わせる。
「あ……!」
狙いを定めるウサギに、アンはハッとして。
「ま、まだ子作りはできません……! お腹に子どもがいるから、だから……!」
必死に言い募るも、ウサギは腰を突き立てる。
「子作りするっ!」
「んん……!!」
数日ぶりに押し入る灼熱に、アンはのけぞってしまう。
(すごい……前より、感じて――!)
妊娠したことで膣内の具合が変わったことが自分にも分かる。
もっとも大きな違いは、膣肉がほぐれ、前以上に肉棒との密着度を増したことだろうか。それでいて締まりは前と同じ緊密さでマラを締め上げるのだから、ウサギはたまらず腰を揺すり立てる。
「すごいっ、子作りすごい、もっとしたい……!」
「で、できません……できませんから、っんん……♡!」
すでに妊娠しているのだから子作りはまだ出来ないと訴えかけるアンだが、ウサギのピストンに翻弄されてしまう。
「っは……ぁあっ♡ あ……♡! あっ……♡!」
ウサギの腰使いは力強く、アンは喘ぎ声を上げるのみ。
赤ちゃんを何羽も収めた子宮が疼いて仕方ない。むず痒いような奇妙な快美が胎からこみ上げる中、ウサギは早々に一発目の射精に至る。
「でるっ、でるっ!!」
「んぅ……っ♡!」
膣奥で炸裂する精子に、アンも絶頂を重ねる。
「は……♡ あっ♡ あ……熱い……♡」
射精中も腰の往復運動を続けるウサギは、何度も何度もアンの中に白いものを塗り込める。
「そんなに……したら、――っん……♡!」
再びエクスタシーに至り、腰を突き上げるようにして震えるアン。
そんなアンの周囲には何羽ものウサギがいる。
「きもちいい?」
「きもちよくなって、またニンシンする?」
口々に尋ねるウサギたちは、期待と情欲に目を輝かせてアンの裸身をまさぐる。
「……っ……♡!」
かぶりを振ろうにも、両脇から乳首を舐められて身体がうまく動かない。
「っは……ん……♡!」
出産の準備が進んで、乳首もまた感度を増している。
ツンと尖った乳輪はぷっくり膨らんで、ミルクを出す準備をしているのか胸全体が熱くなっていた。
「おっぱい、あっつい……」
「おっぱいでる?」
熱っぽいバストが心地良いのか、ウサギたちは前足で薄い胸を何度も何度も撫でさする。
「……っ♡ で、でま……出ません、から……♡」
そう言うアンだが、触れられるたびにジンジンする乳房からミルクが出るのも時間の問題だろう。
「つぎ! ぼくも子作り!」
「あ――♡」
次のウサギがのしかかり、アンの膣粘膜が穿たれる。
「~~っ……♡!」
絶頂の余韻に震える媚肉に突き立てられる肉サオに震えが止まらない。
「あ……っ♡ あ……っ……♡」
全身に愛撫を受けながらの性交に、子宮の熱は高まって。
「――あ、あ……っ♡?」
普通ではありえないことなのに。
アンは、自分が排卵していると理解する。
「……っ♡♡!?」
驚愕に目を瞠る。
(そんな……どうして……!?)
妊娠している間は排卵しないはずなのに。
身重になったアンは、ウサギとの情交に排卵してしまったのだ。
(まさか、これも品種改良の――?)
疑問がよぎるも、答えを考えつくより早く絶頂に追い込まれる。
「っ……♡♡!!」
「きもちいいっ! 子作りきもちいい、もっとしたいっ!!」
無我夢中で腰を振るウサギの下、アンは快美にわななくのみ。
排卵したのなら受精もありえる。子作りセックスだと実感が湧くと淫念は強まって、アンは絶頂の高みから降りられない。
「っは……♡ あ、ま、また……っ♡♡!」
「ぼくもでるっ♡ こどもつくるっ♡♡」
リズミカルに腰を打ち付けるウサギは、オーガズムで締まりを良くしたアンの中に精子を放出。
「ああ……っ♡♡」
注ぎ込まれた精子が、卵子めがけて膣奥へ急ぐのが感じられる――クラクラするほどの髄喜の渦の中、アンは次のウサギがのしかかっていることにも気付けないほどだった。
「……っ♡♡! っ♡! また、イきます……っ♡♡!!」
エクスタシーの声を上げては痙攣するアンは、胎児と精液でさらに胎を膨らませる。
何羽分の精液が膣を満たした時か。
「――っあ、……♡!!」
敏感になりすぎた膣は、本来ならありえないはずの受精すら感じ取ってしまう。
「っ~~……♡ 赤ちゃん……♡ また♡ 妊娠……しました……♡」
ペニスが抜かれたタイミングでウサギたちに告げれば、彼らはワッと歓声を上げて。
「子作りできた!」
「できた、できた!」
「あかちゃんうまれる? いつうまれる?」
種付けの成功に大喜びするウサギたちの問いかけに、アンはピクリと腰を跳ねさせ。
「ん、あ――あ、もうすぐ……!」
不意に、切迫感のある声を上げる。
二度目の輪姦子作りの間に、最初の種付けで孕んだ仔たちの出産が迫っていた。
「うまれる!」
「ぼくらのあかちゃん!」
ウサギたちは色めき立ち、新たな命の誕生に立ち会おうとアンの身体をさすり始める。
「ふ……っ♡ ん、んん……っ♡!」
アンは自ら脚を開き、ウサギたちの助けを得ながら懸命にいきむ。
(あ……お腹の奥、赤ちゃんが……)
赤子たちが、ゆっくりとお腹から下りてくるのが感じられる。
「もうすぐうまれる!」
「おっぱい、でるのかな?」
ガヤガヤと騒ぐウサギたちの真ん中、もう膣からは嬰児たちの頭が覗いていて。
「がんばれ!」
「がんばれーっ!」
ウサギたちは盛り上がって大騒乱。
騒ぐウサギたちはアンを囲んだまま揉み合いになって、よろめいた何羽かが慌てて手をつく。
「――っあ――♡」
手をついた先は、アンの平らな乳房で。
体重を乗せた刺激にたまらず、アンは母乳を噴射してしまう。
「あ……っ♡ あぁああっ……♡♡!!」
ぶしゅッ!! と勢いをつけて放出されるミルクが、ウサギとアンの身体をしとどに濡らす。
「はぁ……っ♡♡ あぁっ♡ あぁああっ……♡♡!!」
乳が噴出した拍子に全身の力が抜け、膣口からズルリと赤子が産み落とされる。
「うまれた!」
「おっぱいふむとうまれる!」
「こども、まだいるよ!」
ただの偶然だったのに、そこに関係を見出したウサギたちはアンの乳房に殺到。
やわらかな前足が薄い胸を押すたび、内側に秘めていた母乳が勢いよく溢れ出る。
「~~……っ♡♡!!」
「あ、またうまれた!」
「おっぱいでたらうまれる!」
ウサギたちに訂正する暇もなく、乳を噴き出しながら子どもを産み落とすアン。
(胸、あつい……♡ お腹の中、赤ちゃんが動いて……っ♡♡)
産まれたばかりの仔ウサギたちは、毛も生えていなければまだ目も開いていない。
産み落とされてか弱い動きを見せるだけの仔たちは、放っておけない愛らしさ。
「あかちゃん、おっぱいのんで!」
そんな仔ウサギを前に、雄たちは甲斐甲斐しく世話を焼く。
アンの胸から溢れ出た母乳を飲ませてやりながら、アンの胸を前足で踏む――子どもたちには飲みきれないほどの母乳が天高く舞い上がると、また新たな命が産み落とされる。
「あぁ……っ♡♡!」
子どもを産む感覚は、オーガズムのような歓びに満ちていた。
「まだうまれるよ!」
四羽の赤子を産み落としたアンだが、お腹の中にはまだ胎児がいる。
(それに――受精したばかりなのに、もう……♡)
さらに、先ほどの輪姦子作りによる受精卵も、着々と育っているのが分かる。
一羽ずつ赤ちゃんを産み落としているのに、お腹は臨月状態のまま萎む気配もないのはそのせい。赤子が生まれて空いたスペースで新たな命が育まれて、アンの張りつめたお腹は子どもたちで満ちたままだ。
「もっとうまれる!」
「うんで! あかちゃんうんで!」
まだお腹の中に子どもがいると見るや、ぎゅうぎゅうにアンの乳を押すウサギたち。
「――っ……♡♡!!」
噴水のように勢いよく溢れ出た母乳とともに、またウサギが生まれる。
(これ……っ♡ この感じ――癖になっちゃう……♡)
母乳が出る快感と出産の歓びが、アンの中で結びついてしまう。
(あ……生まれる♡ 止まらない――♡♡)
いきんで赤子を産み落とすと同時に、ミルクを溢れさせてしまうアン。
「あ……あぁ……っ♡♡」
もはや、子を産むことと乳を出すことは同一だった。産み落とすたびに母乳を噴射し、胸と股間の歓びに幼い身体をのけぞらせる。
初潮が始まったばかりの身体は淫蕩にくねり、ミルクの香りとメスの香りを纏う。ウサギたちは出産するアンを見守りながらも股間をいきり勃たせ、次の子作りがしたくてたまらないようだ。
「あかちゃんうんだら、また子作りだよ!」
「いっぱい子作りするよ!」
「あ……う……♡♡」
告げるウサギたちの言葉に、アンはぼうっとしながら頷くばかり。
(また……子作り……♡♡)
想像するだけで、プシッと音を立てて母乳を溢れさせてしまう。
「あ……♡♡ また♡ 産まれます……っ♡♡」
かすれた声でアンが言えば、ウサギたちは前足で乳を踏んで乳搾り。
「~~っ♡♡!!」
声にならない声を上げて、アンの膣から最後の一羽が産み落とされる。
「は――あ♡♡ あ……♡♡ あぁっ……♡♡」
出産を終えたアンの膣口は子どもたちの形に広がり、ネットリと濡れた内奥を曝け出している。
産まれた仔ウサギは十羽。父親でもあるウサギたちによって仔ウサギはアンの胸元に導かれ、小さな口でアンの乳首を吸い合っている。
「あかちゃん、みんなげんき!」
「うれしい!」
「子作りしたら、もっとうれしい!」
嬉しそうに言葉を重ねて、ウサギたちは出産したばかりのアンの膣穴にサオを突っ込む。
「……♡♡!!」
出産直後の、疲弊しきって無防備な胎を貫かれたアンはまたたく間に絶頂。
「――……っ♡♡!」
ブルッと総身を震わせて達すると、子宮の中に息づく胎児たちの存在感が強まる。
「あ……♡ あっ……♡」
「あかちゃん、もっとあげる!」
言うと同時に、ウサギの容赦ないピストンが始まる。
「~~……っ♡♡! っあ――あぁっ♡♡ あ……♡♡!!」
快楽を覚えるたびに乳頭からミルクが噴き上げ、赤子たちの顔をしとどに濡らす。
「おっぱいでてる!」
「ぼくたちものめる?」
噴出する母乳の量はあまりにも多く、産まれた十羽の仔ウサギだけでは飲みきれないほど。
アンの幼い身体の上に溜まるほどのミルクは甘い香りを放ち、ウサギたちを誘っているようでもある。
「みんな、のんだ?」
「のこりはのむね!」
仔ウサギたちにミルクが行き渡ったことを確かめて、ウサギたちはアンの身体に残るミルクをぺろぺろ舐め始める。
「ん……っ♡ あ、っは……♡♡ あぁっ……♡♡!」
ウサギたちのちいさな舌が裸体のあちこちを這い回りだすと、たまらず総身が震える。
快楽ばかりを流し込まれた身体は、ウサギのやわらかな毛並みにすら歓びを覚えてしまうほど。毛の下にある、脂肪の存在が感じられない引き締まった身体が腰に打ち付けられるたびにアンは気をやり、出産直後の膣肉を収縮させる。
「は……ぁうっ♡♡ あぁっ♡♡ はんっ……♡♡」
悩ましげな声を上げるアンの頭の中では、法悦と母性が入り混じる。
(赤ちゃん……おっぱい吸って……あ、胸♡ 気持ち良い……♡♡)
仔ウサギたちが母乳を吸うたび愛しくて、雄ウサギが腰を振るたび気持ち良い。
どちらにせよ、膣と子宮は次の妊娠を待ち望んでいた。出産を経てやわらかくなった膣壁はねっちりとサオに絡みつき、奥へ奥へと導くよう――たまらない膣具合にウサギはううっと呻き、アンの最深部で果ててしまう。
「ああっ……♡ でちゃった……♡♡」
「ん……っ♡♡ 熱い……♡♡」
ドクドクと注がれる子種汁に、アンは歓喜の溜息を吐く。
初めてウサギたちに囲まれて子作り交尾をした時は彼らの性欲にたじろいでしまったアンだが、今は彼らの猛烈な欲望が愛しくすらある。ウサギたちとの行為に慣れたアンの身体は疼きが止まらず、射精を終えたウサギがペニスを抜くたびにヴァギナが物足りなくてたまらないのだ。
「早く……♡ もっと、たくさん注いでください……♡♡」
華奢な脚をめいっぱい開き、自分から淫裂を広げてウサギたちを誘うアン。
「うん! いっぱいだす!」
快楽に浸ったアンの誘いを受けたウサギは張り切った様子でアンにのしかかり、盛んに腰を振り立てる。
「っはぁ……♡♡ 奥、当たって……♡♡ 気持ち良いですっ……♡♡」
小さな身体で巨根を飲み込むアンは、愛しそうにウサギを見つめている。
呪縛が解けない幼い身体で肉竿を受け止めたせいで、アンの下腹部には陰茎の形が浮き出ていた。さらに視線を上げれば膨れ上がった胎があり、アンの下半身は胎児と男根でいっぱいだ。
「もっと……んんっ♡♡ あ♡♡ また母乳が……♡♡」
身体が拡がる快美に目を細めるアンの乳から母乳が噴出。
溢れて止まらないミルクがたちまち草原を白く染める。ウサギたちが放った精液の香りすら覆い隠すほど濃厚な母乳の香気に仔ウサギたちは鼻をヒクヒク動かし、母親の身体にぴったりと寄り添う。
「ぁあっ……♡♡」
仔たちの温かな身体を感じるだけで、アンは出産の多幸感を思い出してしまう。
(もっと……♡♡ もっと赤ちゃん産みたい……♡♡)
小さな膣穴でウサギの巨根をめいっぱい締め上げて、精子をねだるアン。
「あ♡♡ すごいよっ♡♡ でちゃうよおっ♡♡」
ウサギも無我夢中で腰を振って、アンの最奥に精を吐き出す。
「あっ♡♡ あぁん……っ♡♡」
注がれる精子を何度受け止めた時か、また身体の奥から猛烈な熱がこみ上げる。
(あ……♡♡)
その淫熱は、きっと受精の証。
(また♡ 赤ちゃん孕んじゃった……♡♡)
お腹の中にすでに胎児がいるのに、また新たな生命を宿してしまう。
多重妊娠への戸惑いはすでになく、あるのは妊娠の歓びだけ。幼い身体には不似合いなお腹を撫でるアンは愛しさで満ち溢れ、胎で育つ仔らが待ち遠しくてたまらない。
●
――それからしばらくして。
アンは再び、出産の時を迎えていた。
「こども、うまれる?」
ひょこっとアンの膣穴を覗き込むウサギの問いに、アンは先に産まれた仔たちを抱きかかえたまま頷く。
「は、い……♡♡ きっと、もうすぐ……んっ♡♡」
抱いた仔ウサギたちは毛も生え揃い、乳離れの時期が近づいている。
現に何羽かの仔たちはアンの腕を逃れて父親たちと一緒に草原で戯れているが、乳離れの遅い仔は、いまだ未練たらしくアンの乳首を吸い、喉を鳴らして母乳を味わうのだ。
「んっ……♡♡ もう、ネザ……♡ もうすぐお兄さんになるんですから♡♡」
とりわけ強く乳を吸った仔ウサギを撫でるアンは、しかし愛しそうに目を細める。
「あかちゃんがうまれるまでは、ボクのおっぱいだもん」
ネザと名付けられた仔ウサギは拗ねたように言いながら、ちゅうちゅうとアンのミルクを吸う。
「あぁ……っ♡♡」
大人に近づいたネザの吸い付きはこなれていた。
幼かった頃は栄養欲しさに吸っていたが、今は乳頭をくすぐるように舌で弄ぶことも増えた。そんなところは父親ウサギたちにそっくりで、アンは思わず甘い声を上げてしまうのだ。
「んっ……♡♡ そんな風にしたら♡♡ またおっぱい出て……♡♡ 赤ちゃん♡♡ 産まれちゃいます……っ♡♡」
アンの言葉に、近くにいたウサギたちは耳をピンと立てて駆け寄る。
「うまれる?」
「あかちゃん、うまれる?」
代わる代わるアンの膣口を覗き込むウサギたち。
すでにウサギの赤ちゃんを産んだことがあるアンには、自分がまもなく出産を迎えることが分かっていた。
子宮が蠢くような奇妙な感覚は強く、まもなく生まれる胎児と、その後に種付けされた仔の胎動が二重に響く。
「ぁあっ……♡♡」
このウサギたちと交わらなければ絶対に味わうことのなかった多重妊娠は、本来ではありえないほどの深い欲悦をもたらす。
「んっ……♡♡ 胸♡♡ 触って……♡♡ ミルク、たくさん出しながら産みたいです……♡♡」
愛らしいアンの懇願に、ウサギたちはアンの胸元に迫って。
「えいっ」
「えいえいっ!」
やわらかな前足で、アンの幼い乳房を踏みつけにする。
「――っはぁあああ……♡♡!!」
瞬間、美悦に意識が白む。
自分でも驚くほど大量の母乳が溢れ出て、ウサギたちの毛並みを等しく白に染め上げる。
「あ♡♡ 産まれます♡♡ 赤ちゃんっ……♡♡」
同時に子宮が収縮し、赤子が産道を通るのが感じられる。
「あ……♡♡ 来てっ♡♡ 来てください♡♡ 産みたい♡♡ 産みたいです……♡♡」
幼い身体にめいっぱい力を入れていきむ。
力を入れると、ますます母乳の勢いが増した。辺りに撒き散らされるミルクは草原一帯を染め上げる勢いで、小さなバストのどこに秘めていたのかと思うほどだ。
「おっぱい出てっ……♡♡ あ♡♡ 産まれる……っ♡♡」
まずは一羽目が顔を出す。
「あかちゃんだ!」
ウサギたちはまたしても快哉を上げ、産まれた仔たちを慈しむようにアンの胸元へ。
「ちぇっ」
ネザはちょっとだけ寂しそうに――それ以上に嬉しそうにアンの胸からどいて、産まれたての赤ちゃんのためにミルクの特等席を譲り渡す。
「あ……っ♡♡」
産まれたての赤ちゃんの、か弱い動きを胸に感じただけで母乳が止まらない。
滝のようであり、噴水のようでもあった。ミルクが噴射するたびに膣壁は激しくうねり、赤子を世界に送り出そうと律動を強める。
「ぁうう……っ♡♡」
身を縮めたまま産道を通る仔らの刺激にすら快感を覚え、腰を跳ねさせるアン。
「っは……ああ……っ♡♡ あ♡ あぁっ……♡♡」
歓びを強めるほどに母乳の出は激しくなる。
まるで出産を寿ぐ花火のようだった。ミルクが噴射するたびに赤子は産み落とされ、そのたびウサギたちは狂喜する。
「まだうむ? あとどのくらい?」
「ぜんぶうまれたら、また子作りするよ!」
浮かれ調子のウサギたちの言葉に、アンの子宮は疼いて仕方ない。
(また、赤ちゃん……♡♡)
妊娠も出産も授乳も、今のアンにはご褒美だ。
早く仔ウサギをみんな産んで繁殖したい一心で、アンは懸命にいきむ。
「ふ……っ♡♡ ふぅっ♡♡ んんん……♡♡!」
膣に力を入れて赤子を産道に送り出すも、出産に一番効くのはウサギたちの乳揉み。
「おっぱい、ぎゅっ!」
ウサギの一羽が乳に体重をかけただけで、アンは絶頂とともに出産。
「~~っ……♡♡!!」
言葉にならない嬌声を上げた口に、自分の母乳が降り注ぐ。
(甘い……♡♡ 赤ちゃん用のミルク、おいしい……♡♡)
幸福を凝縮したような匂やかな母乳を味わいながら、アンは仔ウサギのためにミルクを出し続ける。
「ん……ぁ♡♡ っぁあ♡♡」
赤ちゃんが産み落とされても、子宮内には次の胎児が控えている。
仔ウサギが産まれて空いたスペースを使って胎児たちは育つから、アンの臨月腹が萎むことはない。膨らみきった子宮は休むことなく仔を育て続け、アンの幼い身体は何度だって母乳を撒き散らすのだ。
「はぁあ……っ♡♡」
そんな幸福に浸って、アンは何度も何度も母乳を吐き出す――。
●
「み……みんな♡ 産まれました……♡♡」
最後の一羽を取り上げて、アンは達成感に満ちた笑みを浮かべる。
アンの顔にも母乳は降りかかり、ほつれたお下げ髪から白い雫が滴る。多幸感に満ちた顔は同時に淫猥でもあり、ウサギたちはさっそくペニスを勃起させてしまう。
「あ……っ♡♡」
ウサギの体躯からは想像もつかない巨根を前にしても、アンは嬉しそうに目を輝かせるのみ。
見ただけで淫欲を刺激されたのか、ぷしゅっと音を立てて母乳が噴き出る。乳首に吸い付いていた仔ウサギがのけぞるほどの勢いで、ウサギたちは辺りに散ったミルクをぺろぺろと舐め続ける。
「子作り、するよ!」
ウサギの堂々たる宣言に、アンは大きく脚を開く。
「はい……♡♡ 来てください♡♡ もっともっと♡♡ 産ませてください……♡♡」
糖蜜を垂らす割れ目を広げ、自らウサギペニスを求めるのだった。
●
――永遠にも思えた妊娠出産の日々は、やがて終わりを迎える。
「ぼくたち、もういくよ」
ウサギの一羽にそう切り出されて、アンは憂いを帯びた微笑を浮かべる。
「……そう、ですね……」
アンがウサギたちと出会ってから一年ほどが経ち、彼女の身体は呪縛から解放されていた。
久しぶりに元に戻り、幼かった身体は女らしい膨らみを取り戻した。
(胸は、もう少し小さかった気もしますが……?)
もっとも、元から大きかったバストは、一年近くにわたる授乳によって一回り以上も大きくなっていた。
谷間の大半がこぼれ出る黒衣はちぎれそうなくらいで、かろうじて乳輪が隠れる程度。しかし、いまだ滲み続ける母乳のせいで黒布はじんわり濡れて、勃起乳首はまるで隠せそうにない。
「……寂しくなりますね」
微笑むアンの前にはウサギの大群がいる。
一度の妊娠で十羽以上も出産し続け、今やアンの仔らは草原を埋め尽くすほどになっていた。
この草原も住み心地は良いのだが、大群となった彼らが生きるには餌も住処も足りない。加えて、また密猟者がこの辺りを狙っているとの噂もあり、ウサギたちはこの場を去ることに決めたのだ。
「でも、ママのことわすれないよ」
「ぼく、あたらしいバショでも子作りがんばる!」
最後に産んだ仔二羽の言葉に、アンは微笑む。
彼らの乳離れも済んだ。異種の母と過ごすより、ウサギらしい暮らしに戻った方が良いとの考えから、アンは自分の仔らと別れることにしたのだ。
「皆さん、元気で過ごしてくださいね」
アンが手を振る中、ウサギたちは草原を抜けてどこかへ消えてゆく。
「……」
残されたアンは、一人寂しく草原に佇む。
夜風が静かにアンを包む――情交の熱が抜けた身体に外の空気はやけに冷たくて、アンはそっと自分の身体を抱く。
「寒い……です」
その場に寝転んでも、アンを組み敷くウサギは一羽もいない。
「……」
身体を抱きしめた手を下腹部に添わせると、そこはすでに平らになっている。
子種はもうない。出産を終えた子宮は元の大きさに縮んでいるが、アンには胎内がやけに広く感じられた。
(それに、胸も……)
まさぐればまだ母乳は出るが、誰一人として乳を飲むウサギはいないのだ。
幸福感に満ちた出産の中では大量に噴出したミルクも、今はチョロチョロと流れ出るばかり。しばらくすれば母乳も完全に止まって、アンがウサギの仔たちを産んだ証は身体から消え去ってしまうだろう。
(……欲しい)
別れを受け入れたはずなのに、うら寂しさは消えない。
手がスカートをたくし上げ、ショーツの内側に潜り込む――ウサギの巨根を何度も受け入れた膣穴はあっさりと綻んで、アンの指をやすやすと受け入れる。
「っん……」
淡い快楽は、しかしウサギたちから与えられた法悦には程遠い。
「もっと……産みたい……」
出産の、授乳の苛烈な歓びが忘れられず、しきりに指を動かすアン。
「もっと――もっと――」
うわ言のように呟きながら指を出し入れし、もう片方の手で乳肉を鷲掴みに。
自分の手すら埋もれそうな爆乳を思いきり押し潰せば、ぴゅるっと母乳が飛び出る。
「……っ♡」
ミルクが噴き出すと子宮が疼いて、身籠っていない事実を突きつけられた気分。
「あ……んん……」
かすかな喘ぎ声を上げながら、アンはしきりに手を動かす。
「はぁっ……ぁ、あ……っ」
呪縛は解け、ウサギたちと離別し、全ては元に戻ったはずなのに。
取り返しがつかない寂寞が、アンの心を占めるのだった――。
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