ミユキの目が 真剣だった・・・・・・
僕が ミユキの近くに行こうとしたら
ミユキ「大丈夫・・・・・タケシの力になら 一人で勝てるから」
と言われ 歩みを止められてしまった
タケシはテーブルから足を下ろし
またニヤッとして ミユキを見つめ始めた・・・・・
僕は テーブルの反対側で 膝をついて ミユキを見守ることにした
ミユキの『水』の力は 教室でも一番高いし
先生によると 今の同じ建物に居る先輩達よりも高い可能性があるらしい
そんなミユキが タケシに 負けるはずが無い・・・・
そう信じようと思い 二人をしっかり見ようとした
ミユキが先に タケシに手を差し出した
その手をタケシが軽く触った 瞬間だった・・・・・・・・
ミユキ「!・・・・・・・くっ・・・・・」
ミユキが勢いよく手を引っ込めてしまう・・・・・・
タケシ「まずは 1回・・・・・・反応したね」
ミユキ「いきなり『火』を流してくると思わなかったわ・・・・・油断したわ」
え・・・・・・もう・・・・・・・ミユキが一回 負けたの?
タケシ「卑怯とは言わせないぜ 立派な戦略だよ」
ミユキ「そうよね・・・・・・・いいわ・・・・・・・次は・・・・・」
ミユキは 少しだけ慎重にタケシに手を伸ばし
タケシの首筋を指先で触り始めた
タケシは 黙って触らせながら そのタケシの手も ミユキの首筋に触れていく・・・・・
数秒 二人は無言で見つめ合っていた・・・・・・・
が・・・・・・・・・
ミユキ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん!」
タケシ「同時に力を出しても 俺が勝ったね 2回だ」
ミユキは タケシの首筋を触ったまま
なぜか 顔を赤くし始め 身体から力が抜けているように見えた・・・・・・
ミユキ「タケシの『火』が ここまで成長してたなんて・・・・でも 次は対策できるわ」
タケシ「『火』の素質があったみたいでね おかげで苦労しないで力を高められてるぜ」
余裕を見せるタケシの首筋を ミユキが弱々しく撫でると
その首筋の表面が 少し薄く凍り始めた
タケシは少しだけ真顔になったが
すぐに また あの嫌な ニヤッとした顔をした・・・・・・・
ミユキ「・・・・・・・・・・ん・・・・・・・・・・・・・・・・・あっ!」
タケシ「・・・・・・・・・・3回」
ミユキの身体の力が 見ててもわかるくらい 弱まっていた
反対の手で なんとか身体を支えていたが 顔を上げていられないようだった・・・・・
助けたくても 手は届かないし・・・・・
僕の力じゃ どうせ 役にたたない・・・・・・・
ミユキ「ここで・・・・・・そうくるなんて・・・・・」
タケシ「これも戦略だ」
ミユキが触れていたタケシの首筋は もう凍っていなかった・・・・・・
タケシ「来ないなら こちらから いくぞ」
ミユキ「まけない・・・・・・・・・・・・・・・・・んあぁ!」
ミユキの身体が大きくはね・・・・・・脱力してソファーの背もたれに倒れ込んでしまう
弱々しくなった表情は いつの間にか汗をかいていて 火照った顔をしていて・・・・・・
その脱力したミユキの身体を タケシが 嬉しそうに見ている・・・・・・
ミユキが・・・・・・負けてしまう?
ライ「ミ・・・・・ミユキ・・・・」
タケシ「お前の女は 4回 反応したぜ・・・・・そこで おとなしく見ておけ ミユキが5回反応して 負けるところを」
ライ「そ・・・・・・そんな」
見てるしか出来ない・・・・・
勝負に 今更 参加するなんて ダメだろうし
参加したところで・・・・・・・・・・・・・・意味が無いと思うし
僕が 不安な気持ちのまま 奇跡を信じ ミユキを信じようとして 二人を見ていると
タケシは 弱ったミユキの胸元に 指先を当てていく・・・・・・・・・・・・
タケシ「おわりだ・・・・・・・」
ミユキ「ライ・・・・・・・・・わたし・・・・・・・・・・・・・・・・でも・・・・まだ・・・・まけてないから・・・・・・・・・・」
ミユキはそう言って 僕に視線を向けた