※この作品はR-18です。

大樹   作:torokerukun

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性教育(ライとミユキとタケシ12)

 

ミユキの目が 真剣だった・・・・・・

僕が ミユキの近くに寄った

 

 

ミユキ「大丈夫・・・・・タケシの力になら 一人で勝てるから」

と言われたけど

 

ライ「二人で 勝ちたい 気持ちなんだ」

と言って ミユキの肩を触ると

ミユキが嬉しそうに笑顔を作った

 

タケシはテーブルから足を下ろし

またニヤッとして ミユキを見つめ始めた・・・・・

 

ミユキの『水』の力は 教室でも一番高いし 

先生によると 今の同じ建物に居る先輩達よりも高い可能性があるらしい

そんなミユキが タケシに 負けるはずが無い・・・・

 

そこに 僕が力を・・・・なんて ほぼ意味が無いのはわかる

『水』も『火』も 僕には 皆無だ

 

出せるか出せないかわからない『電気』の力が

多分 少しあるだけ・・・・・

 

それでも 無いよりマシ

・・・・・・・・・・・と 僕は 思いたかった

 

ミユキが先に タケシに手を差し出した

その手をタケシが軽く触った 瞬間だった・・・・・・・・

 

ミユキ「!・・・・・・・くっ・・・・・」

ライ「!・・・・・・・・・・わ・・・・」

ミユキが勢いよく手を引っ込めて

僕が反動でよろめいてしまう・・・・・・

 

タケシ「まずは 1回・・・・・・反応したね」

ミユキ「いきなり『火』を流してくると思わなかったわ・・・・・油断したわ」

 

え・・・・・・これが 火 の力?

想像より はっきりと 手に熱が入ってきた・・・・・・

 

 

タケシ「卑怯とは言わせないぜ 立派な戦略だよ」

ミユキ「そうよね・・・・・・・いいわ・・・・・・・次は・・・・・」

 

ミユキは 少しだけ慎重にタケシに手を伸ばし

タケシの首筋を指先で触り始めた

タケシは 黙って触らせながら そのタケシの手も ミユキの首筋に触れていく・・・・・

 

僕も 『水』をイメージしながら でないだろう力を出そうと

ミユキの肩に 念みたいなものを込めた

 

数秒 二人は無言で見つめ合っていた・・・・・・・

 

 

が・・・・・・・・・

 

ミユキ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん!」

ライ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うっ・・・」

 

 

タケシ「同時に力を出しても 俺が勝ったね 2回だ」

 

ミユキは タケシの首筋を触ったまま

なぜか 顔を赤くし始め 身体から力が抜けているように見えた・・・・・・

そのミユキの肩が 火照っているのが 手に伝わってくる・・・・

 

ミユキ「タケシの『火』が ここまで成長してたなんて・・・・でも 次は対策できるわ」

タケシ「『火』の素質があったみたいでね おかげで苦労しないで力を高められてるぜ」

 

余裕を見せるタケシの首筋を ミユキが弱々しく撫でると

その首筋の表面が 少し薄く凍り始めた

 

タケシは少しだけ真顔になったが

すぐに また あの嫌な ニヤッとした顔をした・・・・・・・

 

 

ミユキ「・・・・・・・・・・ん・・・・・・・・・・・・・・・・・あっ!」

ライ「・・・・・・・・・・え・・・・・・・・・・・・・・いっ・・・」

ミユキの肩から 僕の手に

何か 生暖かい 粘度のある白湯のようなイメージのモノが

入ってくる気がした・・・・・・

 

タケシ「・・・・・・・・・・3回」

 

ミユキの身体の力が 見ててもわかるくらい 弱まっていた

反対の手で なんとか身体を支えていたが 顔を上げていられないようだった・・・・・

 

ミユキ「ここで・・・・・・そうくるなんて・・・・・」

タケシ「これも戦略だ」

さっきのは 『火』の力じゃなくて・・・・『水』????

 

ミユキが触れていたタケシの首筋は もう凍っていなかった・・・・・・

 

僕たちが 落ち着く間もなく・・・・

 

タケシ「来ないなら こちらから いくぞ」

ミユキ「まけない・・・・・・・・・・・・・・・・・んあぁ!」

ライ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ」

 

ミユキの身体が大きくはね・・・・・・脱力してソファーの背もたれに倒れ込んでしまう

弱々しくなった表情は いつの間にか汗をかいていて 火照った顔をしていて・・・・・・

その脱力したミユキの身体を タケシが 嬉しそうに見ている・・・・・・

 

僕はというと 

今さっきのタケシの力は

ほとんど僕には流れてこなかった・・・・

少しは 手に 何か感じたけど・・・・・

 

もしかして タケシがミユキにだけ攻撃したか・・・・・・

それか

ミユキが 僕にダメージを与えないように 受け止めたのか・・・・・

 

どちらか それ以外かも わからないけど

今 なんとなくわかるのは

このままだと

僕たちが・・・・・・負けてしまう?

 

ライ「ミ・・・・・ミユキ・・・・」

タケシ「お前の女は 4回 反応したぜ・・・・・ ここまでだな」

ライ「そ・・・・・・そんな」

 

僕は ここに居るだけで

全く 役に立っていない

それどころか もしかすると

ただ ミユキの邪魔になってるだけかも知れない・・・・

 

僕が 不安な気持ちのまま ミユキから手を離し

その弱った身体を見ていたら

タケシは 弱ったミユキの胸元に 指先を当てていく・・・・・・・・・・・・

 

タケシ「おわりだ・・・・・・・」

ミユキ「ライ・・・・・・・・・わたし・・・・・・・・・・・・・・・・でも・・・・まだ・・・・まけてないから・・・・・・・・・・」

 

ミユキはそう言って 僕に視線を向けた

 

 

 

ミユキの逆転を信じて 邪魔しないように見守る

ミユキを助けるため ミユキにもう一度触れる

 

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