格闘家の俺、修行中に熊と格闘の末滝壺に転落。気づけばそこは異世界だった! 〜なんか女になってるぽいけど関係ない。俺はこの世界で最強になる為、修行に励む事にした!〜 作:リデウス
ぴちゃ、ぴちょ、ぺろ、ぺろ。
「んっ……くっ」
ゴブ助に、丹念に足の指を舐められている。
普段から土足だから、足の裏はバイキンがいっぱい。
だと言うのに御構い無しに舐めるのだから、こう……こそばゆかったりする。
ここまで俺をお姫様のように扱ってくれるオスって、今までゴブ助だけだったんだよな。っていうか、俺……お姫様扱いされたかったのかなぁ?
そうじゃないと思うけど、こうされてみてやっぱり嬉しいと思っている時点でそうなのかもしれない。
意外だ。自分にそんな趣味があったなんて。
驚きと同時に、満たされていくそれらでどんどんと高められていく快楽に目が眩んでいく。
「ああ、やはりお前は美しいよシャーレ。一度失って、初めて俺の方がその美しさに心奪われていた事を、こうして味わうことで今一度再確認しているよ」
「あん♡ くっ……恥ずかしい事を言うなぁ♡」
お世辞だとわかっている。わかっているけど褒められれば嬉しい。
他の誰でもなく、好いている相手から言われれば特にそう思う。
こう言うのをキュンキュンすると言うのだろうか?
さっきからやけに顔が熱い。
「褒め言葉は嫌か?」
「言われ慣れてないから、恥ずかしいんだ」
「恥ずかしがることない。これは俺の気持ちだ。お前は美しいよ、シャーレ」
「あ、ありがと……んぅ♡」
まっすぐな言葉は気恥ずかしい。
既に一線を越えている間柄。でも、言葉が通じるからこそ見えてくる羞らいもあるのだと、ここに来て感じていた。
言葉が通じなかった時は、自分の思い込みでいくらでも前向きになれた。
でも言葉が通じたら、その思い込みが通用しなくなる。
予想よりも斜め上に愛の言葉を囁かれていたのだと再認識し、俺の膣内からラブジュースの分泌量がすごいことになっている。
モジモジと腿をこすり合わせたいのだが、片足をしっかりと両手で支えられての愛撫中では、それも出来ない。
内側がトロトロに熟していくのを一望されながらの愛撫に、よもやこんな羞恥が隠されているとは。今の今まで気づかなかった己が恥ずかしい。
「ほんと、シャーレは可愛いね。肉体が大人になっても心はあの時のままでいてくれる」
「それ、俺が成長してないってこと?」
「違うよ。俺の好きだった頃のシャーレのままでいてくれてありがとうと感謝しているんだ」
「バカ……そういうの禁止」
「そいつは残念」
少しも悪びれた様子もなく、肩をすくめるゴブ助。
自分でもさっきよりも顔が赤くなっているのに気づく。
下腹部もジュンジュンと熱がこもっていく。
膣襞はにゅくにゅくと脈動し、眼前に晒された猛り切った肉棒の挿入を促してくる。
ほしい、ほしい。あのチンポを今すぐ内側に収めて一つになりたい。
どんどんと高まる膣内欲求。ヒクつく子宮口。
早く気持ちよくなりたいと収縮を始める膣内をまじまじと見下ろされ、ゴブ助は足の親指を舐めしゃぶりながら俺の悶え苦し眼様を堪能していた。
「辛い?」
「俺の口から言わせるのか?」
「そうだな。聞きたいな、君の口から。俺にどうしてほしい? どうされたい?」
「早く種付けされたいよ。子宮の奥、排卵済みでぎっちり詰まった子宮に、赤ちゃんの種注がれたい。いっぱい、いっぱい注がれたいの……ダメ?」
「ダメじゃない。でももう少し具体的な要望が聞きたいな?」
「具体的?」
「そう、どのスタイルでの種付けをご希望かな?」
「スタイル……ってバカ! そんなの、言えるわけないだろ!」
要はどの姿勢で、どの体位での摂取がご希望かと言われたのだ。
お前の痴態を曝け出せと、言われたのだ。
自分の中ではどれが良いとか判別できない。
一緒になれば全部気持ちよくて、フィニッシュに一緒に果ててくれればそれで良いって気持ちでいっぱいで。
でも……だから、わからないって意味であってる。
あってるんだけど、ゴブ助はそれ以上を聞いてきた。
正常位でって言ったら怒るかな?
気持ちいいかどうかじゃなく、最初はゴブ助に見守られながらイキたいって、そう言う思いがある。
だから幻滅させちゃったら、ショックを受ける自信がある。
「言ってくれないとご要望に応えられないかもしれないからね──そろそろ入れても?」
「お願い……待たされ続けてせつないの」
「お安い御用さ」
ぐぽ、じゅぶぶ。
膣口に亀頭が添えられたかと思うと、一息に膣奥へと侵入してくる。
ヒクついて震えていた膣襞を宥めるように差し込んでから上下に軽く揺らした。
「くっ……あん♡」
未だ片足はゴブ助に持たれたまま。
足の裏をペロペロと舐められたままの挿入は、今まで味わったことのない感情を俺の中から引き出した。
だって、今まで前戯は前戯で、本番は本番で別々だったから。
だから同時にやられて困惑している俺がいた。
激しく動いてほしい反面、このままずっと繋がっていたい相反した感情がせめぎ合う。
ゴブ助は動かない。
意識は未だ足に集中したまま。
まさかとは思うけど、ここから自分で動けというのだろうか?
それは流石に無理……と言うかキツイものがある。
でもさっきの今でスタイルを拒否した手前、うまく言い出せなくてもどかしい。そんな気持ちばかりが募っていく。
どれくらいの時間が経ったか。腰を奥まで突き込んだ状態での上下運動は、俺の敏感ポイントを新たに開発していた。
これが、こんなのが気持ちいなんて、今までのオス達との絡みでは絶対に味わえないものだ。だって相手にとって、俺はオナホで便所穴。
その結果孕めばラッキーぐらいの扱い。
俺が感じるまで待っててくれるのは後にも先にもゴブ助だけだった。
今までのオスとくらべ、ゴブ助のチンポはあまり上質とは言えない。細く、短く、若干柔らかさの残る未熟なチンポだ。
でも、だからこそ思いがけない行動で意外な一面を見せた。
「んあ♡ はぁ……んっ」
短いと言っても、15センチ以上はあり、雁高具合も尖りすぎずに程よい。
硬すぎないから膣内に溶け込むように吸いつくし、そしてまるで一つになってしまったかのような一体感と融合具合を見せるのだ。
デカイだけのチンポでは味わえない匠の技が光る。
ただ焦らされてるだけじゃなく、きちんとした気持ち良さに意識が白く塗りつぶされそうになった。
あ、ダメ。これイク。イケる。イク、イク……
そんな時、さっきまで揺れていたゴブ助の腰がぴたりと止まる。
膣内が痙攣し始め、絶頂を迎えるのがバレたのだろう。
深く沈めていたチンポをやや引き抜き、浅いところで止まる。
寂しい、寂しいよ。
どうして抜いちゃうの?
イキたいのに、やっとイケるとおもったのに。
意地悪しないでイカせてよぉ。
そんな感情ばかりを募らせ、ゴブ助を見上げる。
「不思議だろう。こんなに焦らされているというのに、不思議とこんな微振動でも気持ちよくなってくる」
心を見透かされたような言葉。
全くその通りだが、なんか頷いてしまうのが癪で仕方がない。
「よそ見しちゃダメだぞシャーレ。俺を見て、俺を感じてくれ」
無茶をいうなと、そう言いたい。
イケそうでイケない切なさのジェットコースター。
それを我慢しながらまたも気持ちよくなってしまう俺がいる。
でも、なんとなくゴブ助の言いたいことはわかった。
ゴブ助の言い分は俺の今まで募らせてきた想いと全く一緒だったからだ。
いま俺は一人で盛り上がって、自分だけイクことを考えていた。
それって今まで相手にしてきたオスと全く一緒の行動だ。自分だけイケれば良くて、求め続けていたゴブ助を竿役のように見ていた。
それに気づき、謝る。
「ご、ごめん、ちょっと自分よがりだった」
「いいんだ。俺も少し焦らしすぎた。手を貸して」
「ん」
言葉通りに手を差し出す。手首を掴まれるように引き上げられ、そしてその勢いでチンポが一番奥まで再度侵入してきた。
ズッポリと、孕みたくって仕方ない、降りて来た子宮を押し上げるように。
「ふぁ♡ 」
「びっくりした?」
「うん、急にチンポがグリって、奥、ぐいぐい押し上げてくるの」
「ここから動いたらどうなると思う?」
「わかんない。こんな体位、初めてだから」
「じゃあ一緒に勉強しよっか?」
「うん」
──ぐちゅり、ぬじゅり、ぐちゅ、ぬじゅ。
膣襞を押し上げるようにして、チンポがやや斜め気味にショートカットするように、気持ちいい場所を擦り付けていく。
相変わらず左足を持たれたまま……右手を恋人繋ぎで握って引き上げられ、一切の自由が効かない状態。左手は後ろに置いて自分の態勢を維持するので精一杯。
上体を起こしているからこそ膣襞を押し上げる形での挿入。
引き抜かれる際は緩やかに、突き上げる際は勢いよく。
その緩急で感度が少しづつ高められていく。
「あっ♡ んぉっ♡ ふぁ♡ やぁん♡」
ピストン運動ほど挿入速度は速くない。のにも関わらず、こんなに気持ちがいいのはなんで?
わかんない、ただ癖になる気持ち良さに頭が真っ白になっていく。
「シャーレ、顎を上げて」
「うん」
ちょっと無理のある態勢から、持たれた左足をお腹に押し込まれるようにして体位が変わる。地面に組み敷かれるように、俺は押し倒された。
その状態で顎を上げるという意味は、キス意外何もないわけで、見上げる視線の先にはゴブ助が自ら吐き出した白濁液を舐め取り、それを俺に直接口移しで与えてくれるというものだった。
精液を我慢させられているところにこれは嬉しい。今丁度それが欲しかった。欲しくて欲しくて仕方がないところにこの気遣い。嬉しくないわけがない。
体が密着状態になることにより、ピストン運動が激しくなる。
ようやく欲しかった物が来たのだ。
ぐちゅ、ぬじゅ、じゅっぽ、じゅっぽ。
そんな音が醸し出されながら、口の中では唾液と精液を絡めながらのキス。
俺の頭の中はより靄がかかったように真っ白になった。
もう何も考えられない。
勢いの上がる挿入速度。抉り取られるように膣襞はチンポに吸い付き、高められた感度に俺は連続絶頂に追い込まれた。
口からはただ気持ちいいという言葉を吐き出し、それをキスで押し込まれ、絶頂による脱力で呂律が回らなくなった。それでもゴブ助は止まらない。
ゴブ助の愛の囁きはより苛烈になっていった。
「シャーレ、シャーレ!! ああ愛しいシャーレよ。出る、出すぞ。残さず飲み込め、出る、出る、出────!」
「来て、来て。中にちょうだい。たくさん、たくさんちょうだい」
「ああ、孕め、シャーレ!!」
深いイキと同時に、ゴブ助が熱く滾ったチンポを膣奥に突っ込み、膣内に射精。今までとは比べ物にならない熱量が子宮を熱く焦がした。
「んぁ♡ あぁ♡ あぁぁあああああぁあああぁあああああああ♡♡♡」
──どびゅるるる、びゅるるるるる、どぷ、びゅくっびゅるるるるる、ぶぴ、ぶちゅるるるるるる、ぶびゅ、びゅ────びゅるるっ、びゅぶるるるる、びゅううう、びゅ────
1度や2度では収まらないあたり、ゴブ助もずっと射精を我慢していたんだろう。お腹が大きく膨れ上がるほどの連続射精に思わず俺もびっくりだ。
そして淫紋が光り輝いていく。
これって多分そういう事だよな。
ゴブ助の種を糧に赤ちゃんが出来上がっていくって、そういう事だよな?
それを見届けてから、俺は意識を失った。
◇
二人で一緒に気絶して、二人同時に目を覚ます。
起きたのはゴブ助が先だったけど、チンポの微振動で俺も目が覚めたから多分同じくらいだ。そう言うことにした。
「おはようシャーレ」
「おはようゴブ助」
どちらともなく動き出し、目覚めのキスを交わす。
膣内では元気にチンポが活動中だ。
会話をしながらのセックス。
これがこれからの普通になっていくんだと思えば、割と慣れていける気がした。
「……なんだろうか、その名を聞いただけで途端に最悪な気分になった。それでずっと通すつもりなのか?」
ゴブ助は苛立たしげに、ややピストン速度を早める。
未だ硬さは柔らかいままだけれど、少しづつ硬くなっていき、すっかりと膣襞を擦り付けるように動いていた。
「んぁ♡ だってそれ以外出てこないし。ゴブ助はゴブ助だもん。じゃあ参考までにゴブ助はどんな名前が良いのか教えてよ」
「そうだなぁ、ローグとかどうだ? カッコ良さそうで俺にピッタリだと思うが?」
ピストン運動をやめ、腰同士をくっつけるように止めると、その状態から上下に揺さぶり始める。
射精が近いのかな?
そんなふうに思いながらも、思っていた言葉が口をついて出る。
「自分の事をカッコいいとか自意識過剰かよ……ん、ふぁ♡」
「シャーレには言われたくない。君こそ本当は自分こそが一番可愛いとか思ってるんだろう?」
再度ピストン運動が始まる。
今度は乳房を持ち上げて、そのふわふわ触感を堪能しながら。
どうやらさっきのはチンポの硬さを調整していたようだ。
今度はややゆっくり目で、入口の方をにゅこにゅこと擦り付けている。切なさが再び到来する。また焦らすのかよ〜と思いながらもその思惑にハマっていく。
「あ♡ そこ、んやぁ♡」
パチュン、パチュンと水音が次第に高まり、結合部から泡立った混合液がお尻を通じて地面に精液の池を作り始める。
「誤魔化しても無駄だから。俺はシャーレのことを一番だと思ってる。それは本当だ」
「で、でも。俺のことをかわいいって言ってくれたのはお前っ、だけ、だったし♡」
「冗談だろう? 上位者はシャーレを狙っていた。シャーレが可愛くなければどうして攫う必要があった!? おかしいじゃないか」
「そんなもん、俺が聞きたいよ」
ゴブ助の感情に応じてピストン速度が上がってく。
やばい、これイク、イクイクイク──
「ふぁ♡あ──あー〜〜──ッ♡♡♡」
絶頂。それと同時に膣内に大量の射精音。
びゅくびゅくと腹の奥から聞こえるくぐもった音に、幸せを感じながら俺は寝そべる。
「んぁ♡ ──♡ 出てる、赤ちゃんの種、いっぱい、いっぱいでてるぅ♡」
これ以上ないくらいに幸せな顔でイった。
愛するオスに見守られて、また大きくそそり立つチンポに手を添えて、優しい気持ちになる。
「ああ、まだまだ出せるからな。その前にお前の近況を知りたい。
シャーレ、コボルドの奴に連れていかれて以降、俺はお前が幸せならばそれも仕方ないのない事かと思っていた。この世は弱肉強食だから。俺を生かすためにお前が出て行ったのだと思って、俺はそのことが悔しくて仕方がなかった。我慢していた。殴り込みに行ったら、お前が不幸になるんじゃないかと、そう思っていた。けど違うのか? それは俺のただの思い込みで、シャーレはずっと辛い目にあっていたのか? 教えてくれ」
「俺は……──」
ありのままの状態をゴブ助に語った。もう時効だし、終わったことだから。
だから笑い話のつもりで語らった。
でもそれを聴き終わった後のゴブ助の様子は違っていた。
「……よし、ぶっ殺す」
今まで見たこともない憤怒の顔をしていた。
俺のことで怒ってくれるのは嬉しいよ。
でも、もうそいつらは居ないから。
既に根絶やしにされちゃってるから……
だからやめて。俺だけを見てよ。
俺は平気だから、ここに居て。もう離れたくないから、
「ちょ、待てよ。俺はもう平気だから」
「俺の怒りが収まらないんだ。まさかあいつらに弱みを握られているとかじゃないだろうな? ますます許せん。俺のシャーレを傷つけやがって。半殺しどころか全殺しにしてやる」
「もう終わったんだ。コボルドは罰を受けた。もう居ないから、その拳を納めてくれよ」
「終わった? もう居ない? よく分からん。事情を説明してくれ」
俺はかいつまんでコボルドのやらかしを説明した。
ゴブ助以外のところからもメスを攫ってきてはその規模を拡大させていたこと。
そしてメスは物のように扱われ、子を孕めない俺は便所穴扱いされていたこと。
それらをオブラートに包みまくって話した。
それを聞いた後で信じられないと言う目で見てきた後、天を仰いで苦虫を噛み潰したような顔を俺に見せないようにしていた。
「待て待て待て……お前は俺の知らないところでどんな大冒険をしてきたんだ」
「次に向かった先にはコボルドなんか生易しい環境が待っていた。ゴブ……ローグはオークって種族を知っているか?」
「知ってるも何も、強さの桁が一気に上がって俺自身驚いてる。俺を1としたらコボルドが2、オークは6だ」
「やっぱ結構強かったんだな、あいつら」
「その言い様だと倒したとか言いそうだな」
「ああ、あいつらを絶滅させたのは俺だよ」
「どうしてそんな無茶を……」
「お前のためだよ、ローグ」
「俺の?」
「そうだ。俺はオークのキングと寝た後に新たなクイーンスキルを獲得した。それこそが『創造妊娠』、子を孕む能力だ」
「子を孕む……もしかして今まで何度膣内射精をしても妊娠しなかったのは……」
「そうだ……それが俺の種族特性。俺はサキュバスだったんだよ、ローグ。自分で理解したわけじゃないけど、俺の見てくれを見てみんなが口を揃えてそう言った。お前はサキュバスか、と」
「伝承で伝え聞く特A級の魔物じゃないか。確か数百年前に滅んだと聞くが」
「どういう因果か俺はそれを引き継いで生まれてしまった。だからエッチしまくっても元気いっぱいだったんだって、今にして思えば理解できる。オスから貰った種を変換して生命力に置き換える種族。オスの存在力が強ければ強いほどに俺の身体能力は上がっていった」
「そうか、クイーンであることは知ってたが、よもやサキュバスだったとは……」
「俺はサキュバスについてあまり詳しくない。ローグ、お前の知ってるサキュバスの知識を教えてくれ」
「ああ、でもその前に……もう一回いいか?」
ビンビンに滾らせたチンポを迫り出し、俺に問う。
バーカ、俺にとってはご褒美以外のなにものでもないんだからいちいち聞くなよ。さっき気持ちよくしてもらったお返しもまだしてないんだから。
「ん。これからつがいになるのに何を遠慮してるんだよ」
「そうだが、種族を聞いてビビってる。シャーレは俺と同じくらいのランクだと思っていたから、つい」
「バーカ。惚れた相手が格下でも、この想いは本物だよ。お前は格上である俺を落したんだ。もっと自信を持てよ、ローグ」
言葉と同時、握りしめていた肉棒からカウパーが滴り落ちる。
それを舌先で優しく舐めとり、くちゅくちゅと口内で泡立ててから転がし、その味を堪能する。
「ん、好きな味だ。だからそんな気にするなよ。それとも俺と一緒にこの世界で覇道を極めるのはおこがましいと思っているのか?」
「そんなわけじゃないが、俺の力がどこまで通用するか……」
それこそ余計な心配だ。俺の身体能力はもはや最上級にまで達している。
その証拠が頭から生えた角であり、背中の羽根、尻尾、そして肉つきの良いボディがそれらを証明していた。
今なら絶滅種族の竜とだって張り合えると思ってる。
そんな俺を、一切加減せずに本気で殺しに行った俺と同等のゴブ助が弱いわけがない。
だったら俺が自信をつけさせてやるよ。
これでもかってくらい俺を屈服させたお前を気持ちよくさせる事で。
俺は我慢しきれなくなった膣口を二本の指で開いたり閉じたりさせながら、指を内側へ沈める。すぐに出迎えてくれたのが子宮に吸収されきれなかった大量の精液だ。それを指で絡めとりながら、気持ちよくなる場所を擦り付ける。
チンポを口いっぱいで味わいながら。
ふと見上げれば気持ちよさそうに脱力するゴブ助の姿が見える。
口を開けば憎たらしいが、イってる姿は可愛いとさえ思えた。
ああ、こう言う時間が、ゆったりとした時間へ再び戻ってこれたんだ。
もう二度と手放してなるものか。
そんなことを思いながらその日は一日中繋がりあうのだった。
それから半年後、俺は双子を出産する。
すぐにでも孕むと思っていたあの能力だったが、結構な時間を経て俺の体内に残り続けた。でもその結果たるや、想像の斜め上をいっていた。
生まれてきた子は、俺の種族でもゴブ助の種族でもない。全く別の種族だったのだ。
額から一本のツノを生やし、赤黒い肌をした子。
でも醸し出す雰囲気はどことなく俺たちに似通っていた。
腹を痛めて産んだ子は可愛いものだ。
俺たちは腫れ物を扱うようにして育てた。
それから三ヶ月後。
既に自我を持っていたのか、舌ったらずながらもよく喋る。
ただこの子達、性別が両方ついてる所謂ふたなりというものだった。
「かあちゃんお腹すいた」
「はいはい。今おっぱい出すから待っててな。こら、チンポを擦り付けるな」
「だって、だって。ここ、すごくジンジンするから。こうやってると落ち着くんだもん」
「わかったわかった。一緒にコキコキしてあげるから。ちょっと離してなー」
「やった。母ちゃんのコキコキ優しくてすき」
「こう言う媚びてくるところは父ちゃんそっくりだな」
「へへへぇ」
そう思いながら、一緒に寝そべって子守唄を聞かせながら赤子にふさわしくないバキバキに滾ったチンポを手の中で優しく擦った。
「かーちゃん」
「どうした?」
「きもちいい。出してもいい?」
「もうちょっと我慢したらお口でしてやるぞー」
「だったら我慢する」
「いい子だ」
こんなやり取りが家族の会話。実に俺たちらしいだろう?
生まれたばかりで精力旺盛。既に精通も済ませているし、俺のまんこで筆下ろし済み。
双子だから俺たちの目の届かないところで既に処女も切ってると思うから今から将来が楽しみな奴らだよ。
名前はライとレイ。
オスだったらライで、メスだったらレイと名付ける予定だったが、まさかのふたなりだったのでオスっぽい見た目をしてる元気っ子をライと名ずけ、もう一人をレイとなずけた。
今俺のおっぱいを吸って、手コキで気持ちよくなってるのがライだ。
レイは、今ゴブ助が世話をしてると思う。
アイツは俺の特性を色濃く引き継いでいるからな。精液がご飯なんだ。
「ぺろ、ぺろ、ちゅぱ。とーちゃんのミルク、濃くて美味しい!」
「そうかそうか。レイは母さんに似てるから将来美人になるぞー?」
「ほんろう? うれひい。じゅぽ、ちゅる」
口いっぱいに亀頭を咥え込み、表情を綻ばせる娘を見ながら、どうしてこんな風に育ってしまったのかとローグは嘆いている。
わかるよ。俺も息子がマセガキに育って軽くショック受けてるもん。
まぁ環境が環境だからな。
自然広がる穏やかな風景。
娯楽といえばセックスぐらいしかなく、率先して俺たちがそれを示しているおかげで、子供達はそれを参考にして育った。
マセない方がおかしいってもんだ。
「うぐ、レイ、そろそろ出そうだ。お口を離しなさい」
「やっ」
「また噎せてしまうぞ、父さんのミルクは出がいいから。一度お腹の上に出してからペロペロしなさい」
「や──っ、今度はちゃんとのむからこのままでいいれひょ?」
頭を撫でてあげながらあやすもレイは大変ワガママっ子に育った。
「ライ兄のミルクだってのめたんらから、おとおのだってへいきらもん」
「大丈夫だからやらせてやって父ちゃん」
見ちゃいられなかったので口出しをする。
さっきの今での出来事だが、ライの射精量は結構沢山だった。
それを飲んだと豪語するレイ。だったらさせたいようにさせてやるのが親心だろう。
「シャーレがそう言うなら、あぐ、出すぞレイ。受け止めろ」
「はい、はひ。じゅぶ、じゅぼぼぼぼ、ごく、ごく、ごく」
レイは手慣れた手つきでチンポの根元を掴んで射精量を調整し、吸い付きながら喉を鳴らした。その慣れた手つきに女房のフェラを彷彿とさせる。
「ああぅ、ぐぅ、搾り取られる!」
「こく、こく、こく。ぷはっ。あー〜〜〜美味しかった♡」
「ほら、レイ。内側にも少し残ってる。ちゃんと最後まで吸ってあげて」
「そうだった! おとお、ごめんね?」
俺の指摘で、すっかり萎えしぼんだ旦那のチンポが握り込まれる。
軽く上下に振って、やや大きくさせてから鈴口に舌をねじ込んで吸い取る。
「んっ、ちゅるちゅる、ずずっ。こくん。ふぅ、ごちそうさまでした」
「父ちゃんもお疲れ様。レイはもう寝なさい。あとは父ちゃんと母ちゃんの時間だから」
「はーい」
言葉こそ元気だが、レイは一向に寝る気配は見せない。
どうもこれから俺たちの逢瀬も見学するようだ。端っこで寝かせているライのチンポを弄りながらの観戦。これはライもそのうち起きてくるな。
「どうする?」
「どうするも何もするほかないだろう。あの子達もいずれはつがいを見つけて旅立つ。だからこれはその為の知識だ。これでもかと見せつけてやればいい」
ゴブ助はいい笑顔でそういった。
胡座をかいているすぐその上ではバキバキに張り上がったチンポが鎮座する。
「まぁ仕方ないか。よく見て覚えろよレイ。これが母ちゃんのオスの愛し方だ──はむ、れろぉ、ちゅる、ちゅぱ」
娘を前に濃厚フェラのレッスンを教える母親。
何か間違えてるんじゃないかって思うが、この世界ではこれで良いんだって最近開き直ってきた。俺の時もそうだが、これからは嫌でもこう言う事態に遭遇するだろうから。
ライやレイには子を孕む穴がある。それがある限り、切っても切れない関係なのだから。
そんなこんなで俺たちは子供が大きくなるまでその山で活動を続け、機を見計らって旅立ちの準備をする。
その頃にはレイのお腹は大きくなっていた。聞けばライの子供だとか。
すっかりどっちがオス役かメス役か決まり切っていたようだ。
またその逆も然りでしっかりと二人の関係は進行していた。
出産は交代で順番にするんだとキスをしながら俺たちに逢瀬を見せつけてきた。
もちろん、そのあと俺たちも対抗するように盛り合うのだが。
子供達とは道中で別れた。
丁度俺とローグが出会ったくらいの年齢だ。もう一人でなんでもやらせて良い頃合いだと二人で話し合ってから子供に託すことにした。
それから俺とローグは武者修行と称して色んな集落を渡り歩いた。
最初こそ種族でバカにされたが、実力を見せつければ手を取り合い、技を教えあう。種族でバカにされない良い環境が出来上がってきていた。
ローグは名を上げていく。
各所で子供を作り、その子を忘れ形見として置いていっては俺たちは旅を続けた。今や全国に俺たちの子がいる。
悪さだけはしてくれるなよと願いながら、二人だけの時間を過ごしていく。
「なぁ、ローグ」
「どうした、シャーレ。ミルクならさっきやったろう?」
「そうじゃねーよ、バカ」
俺はそっとローグにしなだれかかり、甘えるように次はどこにいくか尋ねた。
ローグは何かを考えながら頭を揺らす。
「そうだなぁ、肌寒くなってきたし、今度は南にでもいくかぁ」
「そっか」
「ああ」
ローグはにこやかに微笑みながら、俺に唇を落とした。
寂しがっていたのがばれてしまったらしい。
最近三ヶ月に一回のペースで出産している。
その度に俺の体はドンドンと縮んできていた。
ライやレイを生んだ時と今では雲泥の差だ。
もしこのまま消えてしまったら、嫌だな。そんなふうに思うと無性に寂しくなるのだ。
「ローグ」
「なんだ?」
「ぎゅっとしてくれるか?」
「ああ」
特に疑問にも思わず、ローグは俺の願いを叶えてくれた。
寂しがればこうやって温めてくれる。
「どこにもいかないで、ずっとそばに居て」
「バカ、誰が好いたメスを自分から手放すものか」
「ありがとう」
「ああ」
ただこうやって抱き合っているだけで、俺の心は満たされていた。
しあわせって、こんな何気ないところに転がってたんだ。
手にしてみれば、それはすごく曖昧で。でもだからこそ、焦がれた時間だけそれが染み込んでくる。
一人でいた頃はなんだって出来るって、そう思い込んでいた。
人一倍寂しがりやの癖に、その気持ちに蓋をしてずっと我慢してた。
ああ、だからかもしれない。
俺の中にあったお姫様願望は、誰かにふっと甘えたいという気持ちの表れだったのだ。
男であった時はそれは恥ずかしいことだと思い込んでいた。
ずっとずっと我慢してきた。
それが今報われた。
前世では報われることのなかった願望が、性別が変わってようやく報われたのだ。
強くなりたいという願望は、男だった自分が甘えずに生きていくための指標だった。当然それは今世においてもそうで、ずっとそれに準じてきた。
だから……俺は道を間違えたんだ。
メスである事を受け入れずにオスのように生きようとした。
しかし生きていくにはオスの力がいる。
オスに媚びて行かねば生きられぬ体。
きっとそれを教えてくれるために俺はこの体を授かったのだろう。
今になって思う。
俺はなんてバカだったんだと。
なんで素直になれなかったのかと。
でも、だからこそ見つけられた。
甘えたい心が、ライバルを欲した。
そのおかげで本当に心を許せる相手を得た。
偶然の連続だった。
出会いも、繋がりもただの偶然で。
俺が意固地だったらきっとローグは過去の男の一人で終わっていたと思う。
でもローグは、こんな俺に本気で愛を語ってくれた。
こんなメスらしさをかけらも持たぬ俺を美しいと。
バカだな、本当にバカだ。
俺はとっくに幸せだったんだ。
それに気づけず、貪欲に幸せになろうとしてた。
それを失ってから始めて気づく俺こそがバカだった。
だからローグ。もう離さないから。ずっと、ずっと死ぬまで一緒にいろよな?
こんな頭の悪そうな作品に最後までお付き合いいただきありがとうございました。
エロを書くのは色々と久しぶりでしたので色々と拙いところもありましたが、こうして完結まで書くことができました。
あと例の件に関しましては、どうも自分の過去作である事が判明しました。
作品タイトルは『サキュバスさんの異世界サバイバル生活』というもので、出だしとかこれとまんまなんですよね。検索除外中ですが、調べれば出てくると思います。
二年半も前のことでしたので内容をすっかり忘れてしまっていたのが今回お騒がせした原因でした。申し訳ない。
やはり作者名を変えると様々な問題が浮き上がりますね。
今回を機に作者名を固定にしようかと思い至りました。
ノクターンでの作者名は『リデウス』でした。こっちでも統一するべきか、うむむぅ。
ではまた、何か思いついたら投下します。